JPH0250744B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生殖器、特にはその神経−筋肉的な急
性衰弱現象または類似の心理的および肉体的不調
の治療処置のためのマツサージ器に関するもので
ある。

ドイツ特許第825137号明細書に記載のマツサー
ジ器は一端の開いた円筒状スリーブの形をしてお
り、処置される男性器にかぶせてから減圧排気す
るものである。円筒状スリーブの内部に発生した
低度の真空によつて勃起部の血行が促されるもの
とされている。ドイツ特許第835637号明細書には
神経−筋肉的衰弱現象を軽減するためのマツサー
ジ器が開示されているが、これは弾性材料ででき
たスリーブ状のものであつてその内部の空所を空
気ポンプを用いて排気すれば開口部を含む空所が
押しつぶされてなくなり開口部が狭くなるように
なつている。

ドイツ特許公開公報第2528093号明細書に開示
されたマツサージ器はこれらとは異つていて、こ
れは一端の閉じたラテツクス製の細長いスリーブ
状のものであるが、弾性はあるがその形状を保持
することができるものである。スリーブの閉じた
端部は振動発生装置に連結され、これは２個の電
動モーターによつて回転振動および長手方向の振
動を発生してその振動がスリーブと一体化された
差し込み式接続部によつて伝達される。この公知
のマツサージ器では振動発生器からスリーブへの
振動の伝達の行われる場所が適当ではなくまたス
リーブに弾性があるために振動の伝達があるとこ
ろで止つてしまい、それより先には伝わらないと
いう不利がある。

この発明の目的は構造が頑丈できわめて自然な
マツサージ作用を与えることができ、マツサージ
接触部本体と振動発生部との結合が特に効果的に
行われるマツサージ器を提供することである。

このような課題は本発明によつて解決されるも
のであつて、本発明のマツサージ器はある程度の
形状保持性特性のある支持チユーブと柔軟な弾性
成形体とを包含するものであるが、その弾性成形
体はそれ自体が閉じられ、かつ、その両端におい
て低摩擦反転ゾーンを備えた支持チユーブを入れ
込むようになつた環状のゴムホースからなるもの
である。該ホースはその内側と外側の両方で支持
チユーブを包み込んでおり、その長手方向におい
てチユーブのまわりに回転運動を行うようになつ
ている。ゴムホースには潤滑性のある充填物質が
封入されていて、その回転運動を助けるとともに
ゴムホースと支持チユーブをいつも引離しておく
作用をする。駆動部には共通の保持部に保持され
た少くとも２組の駆動ローラーが支持チユーブを
取り囲むように配置され、ゴムホースの支持チユ
ーブの外側にかぶさつている部分に作用する。駆
動部にはさらにそれぞれの駆動ローラーに対向し
て配置された１対の支持ローラーが配置されて協
調作動する。この１対の支持ローラーは支持チユ
ーブとホースの外側部分との間のスペースに位置
してそれぞれに支持された支持ローラーから構成
される。

本発明が特に有利とされるのは駆動部が支持チ
ユーブのかなりの長さ部分と後者によつて案内さ
れるゴムホース上に拡がりをもつて作用する点で
ある。１つの実施態様においては少くとも４個の
支持ローラーが支持チユーブの両側の断面内で対
向する位置に配置されている。支持ローラーは駆
動ローラーと接触していて、駆動点が少くとも８
箇所に別々に形成されてゴムホースに沿つて分布
することによつてホースに弾性があるにもかかわ
らずこのホースを能率よく回転運動させるように
なつている。さらに有利であるのはこの駆動力が
同じく多少とも弾性のある材料でできた支持チユ
ーブの外側に働くようになつている点であるが、
その理由は外側の方が周囲長さが大きいので駆動
力がより効果的に伝達されるからである。直径を
はさんで対向する位置に配置される代りに各対の
支持ローラーは中心角120゜または90゜の円弧の両
端に配置されていてもよく、その場合はそれぞれ
３個または４個の駆動ローラー群と協調作動する
ことになる。

支持ローラーの外形は凹形になつた駆動ローラ
ーの外周にぴつたりと適合するような凸状になつ
ていてもよい。また、支持ローラーは支持チユー
ブの範囲内で適当な横方向のすきまができるよう
に浮かして保持されていてもよく、長手方向には
位置が動かないように固定されていてもよい。た
とえば、各支持ローラーおよび支持チユーブの直
径をはさんでほぼ反対側にある支持ローラーを、
支持チユーブ上にしつかりと固着されている部分
と支持チユーブの曲つた部分、またはその他の支
持部においては取り外しができるように保持され
た部分とからなる１個の半月形つる状のバネに共
通に取り付けることによつて、支持ローラーを支
持チユーブに対して（場合によつては交換可能
に）固定することも可能である。いわゆる曲つた
部分の代りに、それらが取り外し可能に取り付け
られている半月形つる状のバネを取り囲むように
一体化された、または固着されたひもを設けるこ
ともできる。

半月形つる状バネのそれぞれには支持ローラー
を支持し、かつ、つる状部分を支持チユーブに引
き寄せるための直線状心棒部分が含まれており、
支持チユーブの長手方向断面をみると、一対の駆
動ローラーの軸を含む共通の平面にその凹側が面
するような曲り工合になつている。このような手
段の結果として、駆動ローラーによつて与えられ
る駆動力の方向が交互に逆転することを考慮に入
れると、支持ローラーの保持力および支持力が拡
大されることになる。

駆動ローラーとそれによつて動かされるゴムホ
ースの間の係合をよくするために駆動ローラーに
は長手方向に延びるリブまたはふくれを設けてお
いてもよい。凹形のローラーの場合であれば、輪
郭を一致させた表面の平滑な案内部分を支持ロー
ラーとの接触範囲からはづれたところに設け、そ
の案内部分がホースの支持チユーブの周辺に直接
に載る部分に係合するようにしてもよい。

この実施態様による本発明のマツサージ器は女
性の生殖部にも適用することができるが、その場
合は支持チユーブを長くするとともにその直径を
小さくし、かつ、ゴムホースが支持チユーブの外
側に載るとともに、回転方向は逆になるが、その
まわりが長手方向に回転し内側の場合と同じよう
に作動するようにすればよい。

１つの実施態様として、このマツサージ器は分
割型の、特には球型のケースに収容して支持チユ
ーブの少くとも一端がケースの開口部を通して取
扱えるようになつていてもよい。ケースの分割さ
れる各半部は清掃または修理のために取外し可能
になつており、上記した各部分および電池や潤滑
性物質のタンクを含む一式を収容するようになつ
ている。

支持チユーブ上のゴムホースの回転運動はいろ
いろな方法で駆動することができる。１つの実施
態様として、何組かの駆動ローラーを支持チユー
ブに沿つて２ケ所またはそれ以上に、互いに長手
方向には離れた位置に設け、支持チユーブを正三
角形状に取り囲むようにする。それぞれの駆動ロ
ーラー支持チユーブの周囲に取り付けられた支持
ローラーの対応する対にゴムホースを押し付ける
ことになる。支持チユーブの周囲の数ケ所でゴム
ホースに駆動力が与えられる場合は、駆動ローラ
ーの外形が凹形であることと、それに対応して支
持ローラーの外形が凸形であることは必要でな
い。

２個、３個または場合によつては４個ずつ組に
なつて配列される駆動ローラーは全体としてモー
ターとギアからなる１つの駆動手段によつて共通
の支持枠内に支持されており、その駆動手段はま
た、マツサージ器のケースの中に交換可能なよう
に、かつ、要すれば長手方向に位置を調節できる
ように保持されている。

本発明マツサージ器の上記以外の特徴あるいは
利点は、以下の記載と添付図面および前記特許請
求の範囲を併せてみれば明らかになるであろう。
発明の実施態様においては個々の特徴が単独に含
まれていてもよく、いくつかの特徴が組み合わさ
れていてもよい。

以下、本発明のマツサージ器を添付図面にもと
づいて説明する。第１図は本発明のマツサージ器
の長手方向断面の軸を含む概略立面図、第２図は
第１図の−線に沿つての断面図、第３図は別
の実施態様における支持チユーブとホース駆動機
構の第２図と同様な断面図である。

説明のために半球状に分割したケース１０，１
２の内部に１枚の組立て基板１４が、好ましくは
取外し可能に取り付けられており、２対の駆動ロ
ーラー１６，１８，２０，２２を回転可能に支持
している。これらの駆動ローラーは、以下に述べ
る支持チユーブ２４の断面が円形または長円形で
あるのにほぼ対応して凹形の表面になつている。
この駆動ローラーの凹形表面はふくれ、または軸
方向に延びるリブを設けた部分２６と平滑な表面
の部分２８とに区分される。

第２図に示したように、心棒３０が組立て基板
に固定されていて駆動ローラーを軸支するのであ
るが、これは片持ち式に突き出ていて１本の心棒
が１個の駆動ローラーを支えるようになつてい
る。駆動ローラー１６−２２の反対側には中央突
起３２が設けられていて、ケースの別の半分に固
定された整合保持ベース３４のくぼみ（第２図で
は省略されている）に嵌合するようになつていて
もよい。それぞれの駆動ローラーは組立て基板１
４に向いた面に周囲に刃をつけた円板または平歯
車３６を備えていて駆動ローラー１６および２０
は所定速度で逆転可能なモーター４０の駆動ピニ
オン３８と係合して駆動作用を受ける。同時に、
互いに対向するローラー１６，１８，２０，２２
の平歯車３６は同じく互いに係合している。

第１図に図示したように、支持チユーブ２４は
２対の駆動ローラー１６，１８および２０，２２
のそれぞれによつて囲まれるベースを貫通してお
り、球状ケース１０，１２の少くとも一方の側で
開口部４２から突出している。支持チユーブの長
さはケースとの割合では第１図に示したのより長
くてもよい。支持チユーブ２４は第２図に図示し
たような長円形の形状をとれるように形状保持性
のある、ある程度弾性的に変形可能なプラスチツ
クでできていてもよい。支持チユーブはその内側
も外側も開口部のない１個のゴムホース４４で取
り囲まれている。わかりやすいようにたとえてみ
れば、このホースは開口部のない環状空間をもつ
自動車のチユーブのようなものである。支持チユ
ーブ２４はそのような環状空間に位置することに
なるが、支持チユーブとゴムホースの間に空間が
保たれるようにたとえばグリセリンのような潤滑
性のある充填物質がその中に封入されている。支
持チユーブには表面の平滑な反転ゾーンまたは小
さい反転ローラーがその端部に設けられているの
で、第１図のゴムホース４４をその長手方向に実
際上何の困難もなく前後に動かすことができる。
ホースの支持チユーブの内側にある部分と外側に
ある部分とではその運動方向が逆になることは明
らかであい。このようにして支持チユーブのまわ
りに回転運動が起ることになる。取外し可能な支
持ローラー４８，５０が対をなしてゴムホース４
４の内側でつる状のバネ４６によつて支持チユー
ブ２４に当接している。第２図に図示したよう
に、駆動ローラー１６−２２の凹部に適合するよ
うに支持ローラーの外形はたる型になつている。
これらは、好ましくは、支持チユーブに設けられ
たスペース５２内においてそれに対して横方向に
遊動状態に保持され、長手方向には動かないよう
になつているのがよい。

第１図に図示したように、特定の下側支持ロー
ラー４８と特定の上側支持ローラー５０とは通常
は支持チユーブ２４の直径をはさんで反対側にあ
つて共通のつる状バネ４６に当接している。この
つる状バネには上下に直線状の心棒部分５６があ
つてその部分で支持ローラーに当接している。心
棒部分５６は曲線部分５４によつて連結されてい
て支持チユーブ２４にしつかりと当接している。
第１図に図示したように、つる状部はその凹側が
対応する１対の駆動ローラー２０，２２の両心棒
３０に面するように構成されている。

曲線つる状部分５４は、図面では省略されてい
るが、支持チユーブの曲つた部分もしくは付属部
にはまり込むような位置に維持されている。１つ
の実施態様においては、ゴムホース４４内におけ
る支持チユーブの支持ローラー４８，５０取り付
け側において図示のつる状バネがつるの両半部と
同じくらいにひらひらしていてもよい。支持ロー
ラー４８，５０はスペース５２の中に遊動状態に
保持され、ゴムホース内にある粘性潤滑材料、た
とえばグリセリンに囲まれている。このようにな
つていても、駆動ローラー１６−２２はゴムホー
スの外壁に作用し、かつ、ゴムホース内に弾性的
に当接する支持ローラーは支持力を与えるだけの
役割のものであるから力の伝達を妨げることには
ならない。２個の支持ローラーの中間に常時位置
する駆動ローラーを用いて選択される駆動方式に
よつて確実強力な係合状態が達成されるが、それ
には駆動ローラーの表面を粗面化しておくことも
有効である。

第３図の概略構成図はマツサージ器の別の実施
態様を図示するものであつて、第１図に対応する
ものである。対をなす支持ローラー６０，６２，
６４がゴムホース４４内で支持チユーブ２４に当
接しているが、第３図には対をなす支持ローラー
のうちの１つだけが示されている。支持ローラー
はたとえば一体化されたベアリングピンによつて
支持チユーブの高くなつた付属品または上向きに
曲がつた部分内に固定されており、第１，２図の
場合と同様に、支持チユーブの周囲の遊隙を通つ
て弦の方向に延びている。

駆動ローラー６６，６８，７０はそれぞれ支持
ローラー６０，６２，６４の対の１つと組になつ
ていて、支持ローラー２４のまわりの等間隔の３
点で同じように当接しているゴムホース４４を駆
動する。駆動ローラーの心棒７２には駆動ローラ
ーの両側で傘歯車７４が取り付けてあるので、こ
れらの駆動ローラーは60゜の角度で対を作つて取
り付けられ、支持チユーブの互いに係合する傘歯
車によつてどの駆動ローラーも同じ方向に回転す
ることになる。

隣り合う駆動ローラーの心棒ピンは長手方向に
延びる枠部分７６，７８，８０内の互いにかみ合
う傘歯車７４のすぐ近くに当接しており、これら
の枠部分は図面の平面内にはない緊締手段によつ
て結合されて強化された支持枠を形成している。

駆動ローラーの心棒７２の両端に駆動ギアを取
り付けて水平軸の下方に設置したモーターの駆動
ピニオンによつて駆動できるようにすることもで
きる。１つの実施態様においては、第３図に図示
したように、全く同じ２組の駆動ローラーを支持
チユーブに沿つて順次、かつ、ある間隔を置いて
取り付けることもできるが、その場合は駆動ピニ
オンを有するモーターは下部駆動ローラーの心棒
２本の中間に設置することになる。

図示されていない強化支持枠の長手方向枠部分
７６，７８，８０は支持チユーブ２４のかなりの
長さにわたつて延びていることとしてもよく、こ
れは、図面には示さないが、マツサージ器のケー
ス内に弾性的に取り付けた案内ローラーのための
案内手段として設計され、その場合、案内ローラ
ーはそれぞれ支持チユーブの中心軸の方向に向い
ているものとする。長手方向に案内される支持枠
はこのマツサージ器のケースの内部で末端緩衝部
材、たとえばバネによつて特定の長手方向の変位
の範囲内で案内される。ケースの内部に配置され
た調節可能な逆転スイツチが支持枠に取り付けら
てた逆転スイツチレバーに結合され、さらにモー
ターに接続されてゴムホースの回転方向を支持枠
の末端位置において逆転させることができ、それ
以外のモーターの制御手段を用いることなしにそ
れをそれ自身の駆動を行わないでケース内で案内
し前後に動かせるようになつていてもよい。

支持枠に対するこのような型式の長手方向の変
位は、いうまでもなく、組立て基板１４とそれに
対してずれがないようにケース内に保持固定され
る整合板３４とが長手方向の適当な案内手段内で
枠単位として変位可能である場合には第１，２図
の実施態様にも適用できる。

このマツサージ器は女性生殖部にも使用できる
が、そのような目的には支持チユーブ２４の直径
を小さくするとともにゴムホースを含む支持チユ
ーブを第１図の左方へ延長するかまたはケースの
右側にもう１つの開口部を設けておく。ホースの
部分が支持チユーブの外側に当接し、長手方向に
前後に動かされることによつてこの点においても
効果的になつている。

本発明の基本的概念の範囲内で変更を加えたり
何かを付加することによつてこのマツサージ器が
さらに改善できることはいうまでもないことであ
る。この点に関してとり得る手段は、たとえば、
清掃または修理の目的でケースを手軽に開いたり
閉じたりできるようにしたり、組になつている駆
動ローラーを分解できるようにして、それによつ
て支持チユーブをそれを包んでいるゴムホースと
ともに１つの単位として維持することなどがあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のマツサージ器の長手方向断面
の軸を含む概略立面図、第２図は第１図の−
線に沿つての断面図、第３図は別の実施態様にお
ける支持チユーブとホース駆動機構の第２図と同
様な断面図である。 １０，１２……器具ケース、１４……組み立て
基板、１６，１８，２０，２２……駆動ローラ
ー、２４……支持チユーブ、２６……リブまたは
ふくれを設けた部分、２８……表面平滑部、３０
……心棒、３２……中央突起部、３４……整合保
持基板、３６……平歯車、３８……駆動ピニオ
ン、４０……電動モーター、４２……開口部、４
４……環状ゴムホース、４５……潤滑性物質、４
６……つる状バネ、４８，５０……支持ローラ
ー、５２……スペース、５４……湾曲部、５６…
…心棒部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 実質的に形状保持性のある支持チユーブと、
   これが内側に配置され、駆動手段により該支持チ
   ユーブに関してその長手方向に前後往復運動可能
   な軟質弾性成形体とを有する人体生殖器官の心理
   的および身体的不調の治療処置のためのマツサー
   ジ器であつて、該軟質弾性成形体が開口部のない
   ゴムホース４４であり、その内部に支持チユーブ
   ２４を包含するとともにその両端部には低摩擦反
   転ゾーンが設けられており、該ゴムホース４４は
   支持チユーブ２４をその内外両側から包み込んだ
   状態で支持チユーブのまわりを長手方向に回転す
   ることができ、そのゴムホース４４の内部には潤
   滑性物質４５が封入されていて、ゴムホースの回
   転運動を助けるとともにゴムホース４４と支持チ
   ユーブ２４の間に常時スペースを保持し、前記駆
   動手段は支持チユーブを取り囲むように配置さ
   れ、共通の保持手段によつて支承された少なくと
   も２組の駆動ローラーによつて構成され、該駆動
   ローラーは、その支持チユーブ２４の外側をカバ
   ーしているゴムホース部分ならびに、それぞれの
   対応する駆動ローラーに対向配置された一対の支
   持ローラー４８，５０に作用してそれと共調作動
   し、該支持ローラー対が、上記支持チユーブとゴ
   ムホースの外側部分との間のスペースに個別に支
   持される支持ローラーから構成されるものである
   ことを特徴とするマツサージ器。 ２ 前記支持ローラー４８，５０が、駆動ローラ
   ー１６〜２２の凹状外形に適合する凸状外表面を
   有するとともに支持チユーブ２４に形成された横
   方向に延びるスペース５２の中にそれぞれ遊動状
   態に保持され、かつ、長手方向には変位しないよ
   うにされた特許請求の範囲第１項記載のマツサー
   ジ器。 ３ 支持ローラーの一方４８と対向する他方の支
   持ローラー５０とは支持チユーブ２４に関して直
   径をはさんで反対側に位置して共通のつる状バネ
   ４６に当接し、該つる状バネ４６が支持チユーブ
   ２４の付属部もしくは曲り部に固定された取外し
   可能な部分５４とチユーブに圧接する部分とから
   構成されてなる特許請求の範囲第１項または第２
   項に記載のマツサージ器。 ４ 前記つる状バネ４６は支持ローラー４８，５
   ０を軸支する心棒部分５６を有し、該心棒部分
   は、支持チユーブに圧接する部分によつて結合さ
   れるとともに、支持チユーブの長手方向からみれ
   ば、駆動ローラー対の２つの軸を含む平面側が凹
   状であるつる状湾曲を示す特許請求の範囲第３項
   に記載のマツサージ器。 ５ 前記駆動ローラーは、その一端面にギア状の
   歯を施すか、または平歯車３６を備えていて対向
   配置された駆動ローラーまたは駆動ピニオンとと
   もに所定速度で逆回転可能な電動モーターに係合
   して作動する特許請求の範囲第１項〜第４項のい
   ずれか一つに記載のマツサージ器。 ６ 前記駆動ローラーが、その一側においては支
   持壁１４の軸受け座面に当接し、他側においては
   心軸形成突起３２によつて支持壁に固着された基
   板３４のくぼみに結合される特許請求の範囲第１
   項〜第５項のいずれか一つに記載のマツサージ
   器。 ７ 支持チユーブ２４が、その一端において駆動
   部から離れた延長部を有し、その外側では長手方
   向に運動するゴムホース４４が、方向が逆である
   点を除いて内側と同様な作用を及ぼす特許請求の
   範囲第１項〜第６項のいずれか一つに記載のマツ
   サージ器。 ８ 支持ローラー６０，６２，６４が、支持チユ
   ーブ２４の周囲の少なくとも３ケ所において均等
   な配置で対をなし、かつ、一体化された付属状態
   で当接し、各支持ローラーが平行な駆動ローラー
   と組を作るとともにゴムホースの外側に当接し、
   該駆動ローラー６６，６８，７０が傘歯車７４を
   介して駆動結合されるとともに少なくとも駆動ロ
   ーラーの範囲内では支持チユーブを取り囲む支持
   枠に当接し、かつそれによつて緊締され、該支持
   枠は、支持チユーブをその上を運動し得るゴムホ
   ースのための通路を形成する開口部を少なくとも
   一側に設けた器具ケース内に収容される特許請求
   の範囲第１項に記載のマツサージ器。 ９ 支持チユーブ２４上のゴムホース４４を囲ん
   でいる少なくとも２組の駆動ローラーが、支持フ
   レームに沿つて一体に結合され、支持チユーブの
   外面に取付けられた支持ローラー対の各組が上記
   駆動ローラーの各組と共調作動する特許請求の範
   囲第８項に記載のマツサージ器。 １０ 器具ケース内に配置された回転方向が逆転
   可能な電動モーターによつて駆動ローラーが駆動
   され、該モーターは支持枠に取り付けられてい
   て、２組の駆動ローラーの各ギアと少なくとも１
   個の駆動ピニオンを介して係合し、該ギアが駆動
   ローラー軸の端部に配置される特許請求の範囲第
   ９項に記載のマツサージ器。 １１ 駆動ローラーを互いに結合する前記支持枠
   に支持チユーブに平行で、かつ、器具ケースに当
   接するローラーによつて案内されるレールを設け
   るとともに、案内される支持枠の長手方向の変位
   がその両側においてケース内の弾性緩衝部材のバ
   ネ作用によつて吸収される特許請求の範囲第１０
   項に記載のマツサージ器。 １２ 前記変位の両端部の区域において、器具ケ
   ース内に張設可能な反転スイツチを備え、該スイ
   ツチがバネ接点を介して電動モーターに接続され
   て支持枠の変位の両端の区域内でゴムホースの運
   動方向を逆転させる特許請求の範囲第１１項に記
   載のマツサージ器。 １３ 支持チユーブが、環状の反転ローラーもし
   くは低摩擦表面を備え、ゴムホースの回転運動中
   の反転を容易にするためにその両端部が多少とも
   補強されてなる特許請求の範囲第１項に記載のマ
   ツサージ器。