JPH02502905A - 粘膜による吸収を高める、ソルビン及び誘導ペプチド - Google Patents

粘膜による吸収を高める、ソルビン及び誘導ペプチド

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JPH02502905A JP88501302A JP50130288A JPH02502905A JP H02502905 A JPH02502905 A JP H02502905A JP 88501302 A JP88501302 A JP 88501302A JP 50130288 A JP50130288 A JP 50130288A JP H02502905 A JPH02502905 A JP H02502905A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 粘膜による吸収を高める、ソルビン及び誘導ぺ本発明は、粘膜による吸収、特に 水、電解質及び栄養素の吸収の増大をひきおこすことのできるポリペプチド及び これらのポリペプチドと共通のアミノ酸配列をもつペプチドをその目的としてい る。
とくに上述の物性を備えた豚の腸粘膜から得た生物ここて問題となっていたのは 、望ましくない副作用を誘発する可能性のある数多くの他の構成成分に単数又は 複数の有効成分が混合され、これらがその治療への応用を不適当にしているよう な化合物であった。豚の腸から抽出されたポリペプチドが報告されたが、このよ うな生成物の完全な獲得方法についても又その配列についてもいかなる指示も与 えられていない。
豚の腸から抽出されたポリペプチドの純化方法の完成により、発明者はHPLC での唯一のピークに相応し上述の活性を備えたポリペプチドを分離することがで きた。このポリペプチドを、本記述中及びクレーム中でソルビンという語で呼ぶ 、こうして、利点の太きい生物学的活性を備えた特にソルビンの活性を呈する、 このポリペプチドの誘導体及びペプチドフラグメントを開発することができた。
従って、本発明の目的は、試薬及び薬剤の有効成分として使用可能な高純度の前 述のポリペプチドならびにその抗体を提供することにある9本発明は同様に、一 定の生物学的活性を有する誘導ペプチドすなわち、これらのポリペプチドの単数 又は複数のアミノ酸配列に特に相当するペプチドを提供することをもその目的と している。
同様に、本発明は、さまざまな方法、特に抽出、遺伝子工学又は特にペプチドに ついては化学的方法に従ってこtらのポリペプチド及びその誘導体を獲得するこ ともその目的とする。
本発明のもう1つの目的は、これらのペプチド及びポリペプチドの生物学的特性 を薬剤組成物の中で活用することにある。
本発明に基づくポリペプチドは、これらを表現するヌクレオチド配列の少なくと も1部分が、アミノ酸についての以下の配列(I)のソルビンの遺伝子の少なく とも1部分と交雑できるということを特徴とする: >)JRAATPLQTVDRPXDTYKTmFKQI)IMVHKPDDD TKMYNTPYTYNAGLYNSPYSAQS)IPAAKTQTYRPL SKSHSDNGTDAFKDASSPVPPPHVPPPVPPLRPRDR 3STEKHDRDPPDRKVDTRKFR5EPRSIFEYEPGKSS ILQHERPVTKPQA−NH2このようなポリペプチドは有利なことに、 粘膜特に消化粘膜による水、電解質及び栄養素の吸収の増大をひきおこすことが できる。
この配列及び以下に示されている配列を説明する上で、アミノ酸を1つの文字で 表わした以下のリストを利用する: アラニン=aβa=A/、アルギニン=arg=R/、アスパラギン=asn= N/、アスパラギン酸=asp=D/、グルタミン酸=g 1 u=E/、グル タミン=gln=Q/、グリシン=gly=G/、ヒスチジン=his=H/、 インロイシン=ile=工/、ロイシン=leu=L/、リジン=lys=に/ 、メチオニン=met=M/、フェニルアラニン=phe=F/、プロリン=p ro=P/、セリン=ser=S/、スレオニン(トレオニン)=thr=T/ 、トリプトファン=trp=W/、チロシン=tyr=Y/、バリン=val= V/。
好ましくは、本発明は、次の配列(II)のヘプタペプチドを少な(とも一部分 含むポリペプチド及び誘導ペプチドを目的としている: P、V、T、に、P、Q、A、−NH*本発明に基づくポリペプチド及びペプチ ドはさらに、それが以下のアミノ酸配列(m)を満たすデカペプチドの少なくと も一部分を含み込んでいることを特徴とする: H,E、R,P、V、T、に、P、Q、A−NH。
もう一つの特徴に従うと、本発明に従ったポリペプチド及びペプチドは、40の アミノ酸の次の配列(■)のすくなくとも一部分を含んでいる:P、 P、D、  R,に、V、D、T、 R,に、F、 R,S、E、 P、 R,S、 1. F、 E、Y、 E、 P。
G、に、S、S、1.L、Q、H,E、R,P、V、T、に、P、Q、A−NH !本発明は特に、前述の特性に加えて高い純度を呈するポリペプチド又はソルビ ンを目的とする。従って、このソルビンは、40%のメタノールとトリフルオロ 酢酸(TFA)0.1%から成る溶剤A及び80%のメタノールとTFAo、1 %から成る溶媒Bを用いて(なお溶剤Bの勾配は30分で0〜75%である)、 1分あたり1.5−の流量でBondapak  C18(waters)マイ クロカラム(3,9X300mm)上で20〜22分の保持時間で唯一のHPL Cビークにより特徴づけられている。
上述のクロマトグラフィーカラムにおいて、同じ溶剤系を用いて(ただし勾配は 20分で0〜100%)、本発明に基づくソルビンは、15〜16分の保持時間 で得られたピークに相当する。
上述のようにHPLC(高圧液体クロマトグラフィ)により得られるもののよう な純化されたソルビンは、さらに特別に153のアミノ酸を有し、アミノ酸配列 (I)を満たす、このペプチド鎖の分子量は17483である。
上述のポリペプチド特にツルビシがらはさまざまなペプチドフラグメントを得る ことができ、これらのフラグメントは、腸粘膜による吸収又は異なる生物学的活 性の面で、これらのポリペプチドと同じタイプの活性を有する。
好ましいペプチドは、配列(IV)の少なくとも一部分を含んでいる。
好ましいその他のペプチドは、上述のアミノ酸配列(II)及び(m)を満たす ヘプタペプチド及びデカペプチドを含むかもしくはこれに相当する。
当然のことながら、活性を変えることな(配列(I)乃至(TV)のいくつかの アミノ酸を置換することもできるし、又逆にこれらの変更のおかげで以下の例の 1つが示しているように反対の効果をこれらに与えることにより置換することも できる。
特に、これらの配列の塩基性アミノ酸は、アルギニン、リジン及びヒスチジンの ような他の塩基性アミノ酸により置換されつる。
同様に、その代謝を遅延させその作用時間を改善するため、ペプチド鎖のアミノ 酸上に置換基を導入することも可能である。
本発明は同様に、上述のポリペプチド及びペプチドを特定的に認識することので きる抗体にも関するものである。
さらに、本発明は、上述のポリペプチド及びペプチドに相当するRNA−m(伝 令RNA)配列を目的とする0本発明は特にアミノ酸の配列(I)に相当するR NA−m配列を目的とする。
上述のポリペプチド及びその誘導体の少なくとも一部分について暗号づけできる DNAのフラグメントも同様に、特に粘膜による吸収能力に対する活性をもつポ リペプチド及びペプチドといった暗号づけされた生成物と同じく、本発明の範囲 内に入る。
これらのヌクレオチド配列はまた、配列(I)のソルビンの少なくとも一部分を 表現することのできる遺伝子と交雑するその能力によっても特徴づけられる。
本発明は同様に、本発明に従ったソルビン及びその誘導体の獲得手段にも関する 。
一つの獲得方法は、哨乳動物の器官から抽出されたペプチドの液体クロマトグラ フィ及びHPLCによる純化を含んでいる。
従来の技術に従って、これらのペプチドは、酢酸により抽出され、塩化ナトリウ ムにより塩析され、次にアルコール沈殿により純化される。得られたペプチド沈 殿物は、本発明に基づく方法に従い次の段階に付されるニ ー0.04Mの重炭酸アンモニウムによる溶出を伴ロマトグラフィによる純化。
−0,03Mの重炭酸アンモニウムによる溶出を伴う、活性分画の回収と新たな CMCクロマトグラフィ。
−0,1%のトリフルオロ酢酸0.1%を含む水から成る溶剤Aと0.1%のT FAを含むアセトニトリルから成る溶剤BでのHPLC(高圧液体クロマトグラ フィ)による純化を少なくとも受けた活性分画の回収。
好ましい一実施態様において、HPLCによる連続的純化は以下のように行なわ れるニ ー  Bondapak  Cl 8 (Waters)マイクロカラム(7, 8X300mm)と、10分で0〜20%その後40分で20〜40%の溶剤B の勾配を用い、保持時間37〜39分で活性生成物を溶出させる、 −流量1.5m1l/分のBondapak  CN (Waters)マイク ロカラム(3,9X 300mm)及び、水と0.1%のTFAから成る溶剤A 及びアセトニトリルト0.1%のTFAから成る溶剤Bを用い、10分で0〜2 0%、次に40分で20〜40%の割合の勾配で溶剤Bを加え、37〜41分の 保持時間で活性分画を溶出させる、 −流量1.51n!/分のBondapak  C18(Waters)マイク ロカラム(3,9X300mm)と、40%のメタノール及び0.1%のTFA から成る溶剤A、80%のメタノール及びO,1%のTFAから成る溶剤B(な おりの勾配は30分で0〜75%であり、ソルビンの保持時間は20〜22分で ある)を用いる。
もう1つの方法によると、ポリペプチド及びその誘導体は、本発明に従うと組み 換え型DNA技法により得られる。
こうして、ソルビンに対して暗号づけするヌクレオチド配列(ソルビンのゲノム から直接又は相応するRNA−mから又は合成により得られた配列)から出発し て、遺伝子工学の分野において今や古典的になった技法を用いてこのタンパク質 の製造に着手する。
本発明は同様に、ポリペプチドの獲得に利用できる細菌株及びベクターといった 中間的手段をもその目的としている。
さらにもう1つの方法に従うと、ポリペプチドとその誘導体、さらに限定的に言 うとこれらのポリペプチドのペプチドフラグメントは、合成により調製される。
このためには古典的な技術、特に同相法を用いる。
特に適したこのタイプの方法は、J、0.C,37,3404〜3409 (1 972年)においてCarpino他によりそしてInt。
J、 Pept、 Pro、 Res、(1978年11:246〜249)に おいてMeinhoferにより開発されたアミノ酸FMOCの技法から成る。
アミノ酸FMOC(フルオレニルメトキシカルボニル)は、無水物の形(従って 、不安定なもの、ジクロロメタン内でのジシクロへキシルカルボジイミドによる 活性化により応急に調製される)又はDMF (ジメチルホルムアミド)内でD MAP (4−ジメチルアミノピリジン)とのエステル結合の形成を通しての活 性エステル[ペンタフルオロフェニル(PPP)のエステル]の形で、用いられ る。
カップリングは、約25分から60分間樹脂カラム内で連続的に循環させること により行なわれる。ペプシンKA樹脂(95%のTFAでの処理により遊離酸官 能基をもつアミノ酸で終結するペプチドを遊離するもの)、ペプシンB樹脂(ア ンモニアメタノールによる開裂の後、アミド化されたC末端をもつペプチドに開 裂の後、保護されたアミノ酸末端に導くもの)といった、Kieselguhr のマクロ孔質マトリクスの気孔内で重合されたポリアミドゲルとKieselg uhrの複合物で構成されている市販の樹脂を用いると有利である。N末端の保 護解除は、DMF内でピペリジン20%を用いて行なわれる6次に続くアミノ酸 がDMF内で触媒が存在する中で又は存在しない状態で(HOB T、1−ヒド ロキシベンゾトリアゾル)1つずつ付加され、次に、その次のものが付加されな いうちに保護解除される。カップリングと保護解除の各段階の間で、余剰の試薬 はDMFによる洗浄によって除去される。
合成の終了時点で、ペプチドは、上述のような樹脂タイプに応じて適当な溶剤に より、樹脂から離脱させられる。側面方向の基の保護は、TFAにより除去され る0次に不完全なペプチド又は不完全に保護解除されたペプチドを除去するため そしてその保持時間、そのアミノ酸組成及びその配列により完全に特徴づけされ たペプチドを得るため、高圧液体クロマトグラフィによる純化が行なわれる。
この技法は絶対的なものではなく、以下に記すような均質溶液又は固相での技法 といったその他の技法を利用することも可能である。
例えばE、 Wenschにより監修されたr Methode derorg anischen Chen+ie (有機化学方法)」という題の書物におい てHOUBENWEYLが記した均質溶液合成法(第15−工及び■巻、THI EME%1974年、Stuttgart)を利用することができる。
この合成方法は、必要な順序で連続するアミノアシルを2つずつ続けて縮合させ ること或いは又、アミノアシルと、予め形成されすでに適当な順序で複数のアミ ノアシル残基な含むフラグメント又はこうしてすでに予め調製された複数のフラ グメントを縮合させることから成る。ただし、この場合、ペプチド結合において 周知の方法に従い特にカルボキシル官能基の活性化の後、ペプチド結合の形成に 通常介入しなくてはならない、一方のアミン官能基ともう一方のカルボキシル官 能基又はその逆といった官能基を除くこれらのアミノアシル又はフラグメントが 有する全ての反応性官能基を予め保護する注意を払わなくてはならない、変形態 様としては、1−エチル−3−(3−ジメチル−アミノプロピル)−カルボジイ ミドといったカルボジイミドタイプの古典的なカップリング試薬を用いたカップ リング反応に助けを求めることもできる。利用されるアミノアシルが補足的アミ ノ官能基(例えばリジンの場合)又は他の酸官能基(例えばグルタミン酸の場合 )を有する場合、これらの官能基は例えば、アミン官能基に関してはカルボベン ゾオキシ基又はt−ブチルオキシカルボニル基により、又カルボキシル官能基に 関してはt−ブチルエステル基により保護されることになる。その他の全ての反 応官能基の保護についても同様である0例えば、考慮中のアミノアシルの1つが SH官能基(例えばシスティン)を含んでいる場合、アセトアミドメチル又はパ ラメトキシルベンジルを利用することができる。
アミノ酸1つずつの漸進的合成の場合1合成は好ましくは、望ましい配列内での 隣接するアミノアシルに相当するアミノ酸とのアミノ酸C末端の縮合から始まり 同様に次々と近(のアミノ酸へと続き最終的にアミノ酸N末端に至る0本発明に 基づ(もう1つの技法によると、「固相ペプチド合成」と題された論文(J、  Am、 Chem、 Soc、、 45.2149−2154)中でR,D。
MERRIFIELDが記したものを利用することができる。
MERRIFIELDの方法によりペプチド鎖を製造するためには、きわめて多 孔質の重合体樹脂を用い、その上に鎖の最初のアミノ酸C末端を固定する。この アミノ酸はそのカルボキシル基を介して樹脂上に固定され、そのアミン官能基は 、例えばt−ブチルオキシカルボニルによって保護されている。
最初のアミノ酸C末端がこうして樹脂上に固定された時点で、1つの酸で樹脂を 洗うことによりアミン官能基の保護基をとり除く。
アミノ官能基の保護基がt−ブチルオキシカルボニル基である場合、これは、ト リフルオロ酢酸を用いて樹脂を処理することにより除去することができる。
次に、鎖上に固定された最初のアミノ酸C末端の保護解除されたアミン官能基上 のアミノアシル残基C末端から、求められる配列の第2のアミノアシルを提供す る第2のアミノ酸をカップリングする。好ましくは、この第2のアミノ酸のカル ボキシル官能基は例えばジシクロへキシルカルボジイミドなどによって活性化さ れ、アミン官能基は、例えばt−ブチルオキシカルボニルにより保護される。
こうして、2つのアミノ酸をもちその末端アミノ官能基が保護されているような 、求められるペプチド鎖の第1の部分が得られる。前述の場合と同様、アミン官 能基を保護解除し、次に、第2のアミノ酸C末端の付加の場合と同じような条件 の下で第3のアミノアシルの固定に着手することができる。
このようにして1つずつ次々とアミノ酸を固定し、これらは、すでに形成され樹 脂に再び結びつけられたペプチド鎖の部分のその度毎に予め保護解除されたアミ ン基上でペプチド鎖を構成することになる。
望ましいペプチド鎖全てが形成されると、ペプチド鎖を構成する異なるアミノ酸 の保護基を除去し、例えばフッ化水素酸などを用いて樹脂からペプチドを離脱ポ リペプチド及びその誘導体の薬学的特性の研究により、粘膜と(に消化粘膜によ る吸収特に水、電解質及び栄養素の吸収に対するその有利な効果が立証された。
実施された研究作業により、このソルビンは少ない量でかなり広く分布している が、脳下垂体、副腎、気管支及び十二指腸のレベルに著しい優越性がみられるこ とが示された。
さまざまな組織内にソルビンが存在するため、このペプチド及びそのフラグメン トには、電解質特に塩素のあらゆるレベルへ特に消化管、気管支分泌及び中枢神 経系レベルへの細胞輸送におけるユビキチン的役割が与えられている。中枢神経 系レベルでは、これは、特にイオン不均衡に結びつけられる行動障害に介入する 。
これらの有利な特性には、さらに高度の安全性が伴っている。
従って、本発明は、賦形剤と合わせて上述のような中に含む薬剤化合物をその目 的としている。
これらの薬剤化合物は、静脈内注射でも経口でも投与可能である。
静脈内注射による投与のためには、注射用アンプル剤を利用する。これらの製剤 には、有利には、−服用単位あたり10〜50ピコモル、好ましくは2o〜40 ピコモルが含まれている。
その他の投与形態は、遅延腸内遊離(腸溶性)の圧縮錠、錠剤、ゼラチン襄から 成り、50〜500ピコモル好ましくは150〜250ピコモルの有効成分な含 んでいる。
吸収に対するその特性を考慮すると、これらの化合物は、特に次の目的に使用す ることができるニー 水及び電解質の吸収の増大という有利な効果により、感染 性下痢及び急性乳児期中毒症の治療に、−特に消化器系の外科手術、感染性疾患 の減退期における腸内栄養補給の再導入に際しての非経口蘇生術の補助薬治療に 、 −水分及び電解質の吸収の増大と結びつく、グルシド及びアミノ酸の吸収の増大 による、慢性的な成る種の吸収不良の治療。
−汗腺、だ液腺、気管支、腸及びすい臓のレベルの電解質の再吸取の障害を特徴 とする、成る種の電解質障害特にムコピント−シス(襄胞性線維症)の治療。
−水分、電解質及び栄養素の吸収を抑制する本発明のポリペプチド及びペプチド の置換誘導体による肥満症及び水分過多症の治療に。
の有効成分が構成されている生物学的試薬にも関するものである。これらの生物 学的試薬は、水及び電解質の吸収に対する化合物の作用の研究における基準又は 尺度として用いることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、純粋ソルビン及びペプチドフラグンメントの 調製及びその生物学的活性に関する以下の例において明らかになるものと思わ一 這の作業l)の間に、まず従来の技術に従って、豚の腸からの抽出により塩の形 でペプチド沈殿物を分離する。
得られた塩のケークを次に、ソルビンを分離するために純化プロセス2)に付す 。
1 )  : V、 MUTTにより記述された技法(C11n。
Endocri、  1976年5.5upp 1755−183S)に従った 豚の腸からのペプチドの抽出 上部3分の1に当たる豚の腸を屠殺場で抜きとり、水中で煮沸して、冷凍保存す る6次にこれを細片に切り、12時間0.5Mの酢酸中で浸軟処理する。浸軟物 をろ過し、アルギン酸上で吸着させ、0.2Mの塩酸(HCI2)で溶離する。
飽和塩化ナトリウムにより溶出液からペプチドを沈殿させる。(1トンの腸で1 kgの沈殿物が得られる)。
沈殿物を100m1につき20gの割合で水中に溶かす、95%のエタノール2 体積を加える。溶液のpHは、ガラス製電極とpH計を介して水酸化ナトリウム (NaOH)で7.2に調整する。形筬した沈殿物をろ過し、取り分ける。−2 0”Cの温度で95%のエタノール1体積を次に清澄されたろ液に加える。混合 物を48時間−20℃で保存する。沈殿物を一20℃でろ過により収集する。沈 殿物を、pH6,4での濃度で塩化ナトリウムを含む同じ緩衝液で溶離させる。
この溶液から飽和塩化ナトリウムにより、生成物を沈殿させる。この段階の収量 は、先の抽出物1kgについて22.5gである。
次に生成物を0.2Mの酢酸緩衝液内で5ephadexG25上のクロマトグ ラフィにより、複数の分画に分離する。生成物を、飽和塩化ナトリウムにより沈 殿させる。活性分画中の回収量は約9gである。
2):純化段階:前段階で得た塩のケークを、100Nlに対して10gの濃度 で水中に溶かす、95%のエタノール2体積を加え、pHを、IMのNaOH1 体積及び95%のエタノール2体積を含む溶液を用いて7.2にする。−20℃ の温度にされた、得られた新たな合計体積に等しい95%のエタノール1体積を 、−20℃で48時間置かれる混合物に加える。沈殿物はろ過により収集され、 無水エタノール次にエーテルにより洗浄され、最後に数時間真空下で乾燥させら れる。その重量は約5gである。この段階により、生成物を乾燥させ、塩の一部 を除去することができる。
次に生成物を、0.02Mの重炭酸アンモニウム中に溶解の後、カルボキシメチ ルセルロース(CMC)上クロマトグラフィに付す、生成物を吸収させ、次−に 、0.04Mの重炭酸アンモニウムにより溶離する。こうして溶離された活性分 画は335mgである。
得られた分画な新たに0.03Mの重炭酸アンモニウム中に溶解させ、新たなC MC上クロマトグラフィに付し、カラムの合計体積の25倍から35倍のところ に溶離された分画中で活性度を突きとめる。活性分画の重量は、約19.2mg Lかない。
次の段階は、0.1%のトリフルオロ酢酸(TFA)を含む水から成る溶剤Aと 0.1%のTFAを含むアセトニトリルから成る溶剤Bを用いて高圧液体クロマ トグラフィ(HPLC)により行なわれる* BondapakC18(Wat ers)マイクロカラム(7,8x300+n+++)(溶剤Bの勾配は10分 で0〜20%次に40分で20〜40%、流量は3−7分)上で、活性生成物を 、保持時間37〜39分で溶離させる。
次の段階は、水と0.1%のTFAから成る溶剤Aとアセトニトリル及び0.1 %のTFAを含む溶剤Bを用いた、1.5M!/分の流量でBondapak   CN(waters)マイクロカラム(3,9x300+nm)上でのHPL Cから成る。溶剤Bは、10分で0〜20%、40分で20〜40%の割合での 勾配で加えられる。活性分画は37〜41分の保持時間で溶離される。
最後の段階は、溶剤A(40%のメタノール+0.1%のTFA)及び溶剤B( 80%のメタノール+0.1%のTFA)を用いた、1.5mF/分の流量での Bondapack  C18(Waters)マイクロカラム(3,9X30 0mff)上のHPLCから成る。Bの勾配は、30分で0〜75%である。こ のときソルビンの保持時間は20〜22分である。
同じ溶剤システムで20分で0〜100%の勾配で同じカラム上で行なわれた純 度検査は、その保持時間が15〜16分である唯一のピークが得られることを示 している。
1トンの腸に対する純化の終了時点で、0.462ソルビンの純度は、HPLC で唯一のピークがそしてアクリルアミドゲル上の電気泳動で唯一のバンドが得ら れたことにより立証された。
アミノ酸の組成は、24時間106℃での0.5%のフェノールと6Nの塩酸に よる分子の加水分解とBeckman分析計での秤量の後、決定された。2つの ロッ、トを分析し、結果を、合計配列により得られるものと比較した。
決定は、工及び■と呼ばれる異なる2つのロットについて行なった。2つのロッ トの平均Mを得た。このと比較した。
Lot     I      II     M     Seq従来のグン シル化方法によるN末端の決定によって末端基を立証することはできず、このこ とは、末端基がN−アセチル基又はN−フォルミル基又は従来さほど遭遇しなか った基により遮断されることを表わしている。一方、イプシロン−リジンモチー フと0−チロシンモチーフが分子中に存在することは1反応が適切に経過したこ とを表わしている。というのもこれら2つのアミノ酸は、末端位置ではなくその 遊i!i!NH,又はOH基でグンシル化をとるからである。
C0ソルビンの 告の゛ ソルビンの構造の決定は、1つの基によるN末端の遮断のために直接配列が不可 能であることから、異なる3つの方法により予め分裂させられた分子についてA pplied & Beckmanシーケンサを用いて行なわれた。
臭化シアンの作用は、メチオニン残基(M又はMET)のレベルで分子を切断し た。5つのフラグメントが配列づけされた。
GLLI−PROTEASEにより、リジン又はアルギニン残基の後、分子を切 断することができた=30のフラグメントが配列づけされた。
各々のフラグメントについて得られた異なる配列の重なり合いにより、ソルビン の分子全体を復元することができた。
匹l:本発明に従った40のアミノ酸のペプチドフラグメントの獲得方法。
40の最後のアミノ酸を含み水分及び電解質を吸収した時点で分子全体の活性を 含み込んでいるペプチドフラグメントは、実験室の温度で72時間の滞留の後7 0%の蟻酸による非特異的開裂により得ることができ、臭化シアンによる開裂に より非特異的な形で生成させることができた。臭化シアンによる切断は、以下の ように行なわれる二ロータベーパ(rotavapor) (真空が加わる冷却 装置の備わった球形フラスコ)に合ったすり合わせを備えたLoom/入りのナ シ形フラスコを用いる。隔離全体に標本を分布させ次に完全に乾燥させると、シ ステムを開いて、700iLlの蟻酸、300pの水及び0.2gの臭化シアン を加える。撹拌の後、24時間常温で接触状態に放置する。翌日。
ロータベーパを用いて前のように標本を乾燥させる。標本が乾燥した時点で、0 .51n1の蟻酸、0.5−の水でくり返し、新たに乾燥させる。臭化シアンに より切断された生成物を次に、上述の溶剤A及びBを含む一定の勾配をもつBa ndapk  C18(Waters) マイクロカラム上のHPLCにより分 離させる。
40分で0〜40%の溶剤Bの勾配で、38〜40分の保持時点で活性ペプチド が分離された。このペプチドは指示された含有量に応じて以下のアミノ酸を含ん でいるニ ーリジン 0.61ナノモル 一ヒスチジン 0.18 一アルギニン 0.72 一アスパラギン酸 0.36 一セリン 0072 一グルタミン酸 0.92 一プロリン 0.95 一バリン 0.32 一イソロイシン 0.18 一ロイシン 0.20 一チロシン 0.25 −フェニルアラニン 0.29 匠旦:遺伝子工学によるソルビンの獲得方法。
ソルビンに対し暗号づけするヌクレオチド配列は、そのプロモータでクローニン グされた遺伝子(又は上流で異質プロモータが付加されているもの)のヌクレオ チド配列の中央で(そしていずれにせよ開始ATGの後ろ)段階的に挿入される 。アタック(「リンカ−」)の使用により、例えば以下に挙げるもののような、 考慮中のプロモータによって異なる複数のタイプの表現ベクタの使用を考えるこ とができるようになる。
a)細菌性プロモータ これは特に大腸菌(E、 Co11)のラクトースオペロン(operon 1 ac)のプロモーターオペレーク領域とその後に続くβ−ガラクトシダーゼの遺 伝子の5′部分を含むプラスミドの場合である。これらのpPCクィブのベクタ ー(CMARMAY他、核酸研究(Nucleic Ac1dResearch ) 1978年、第V巻、  p4479〜4494)は、β−ガラクトシダー ゼの開始ATGの後ろの21のヌクレオチドにあるEcoRI部位におけるソル ビンに対して暗号づけするフラグメントの挿入を可能にする。このとき表現され たタンパク質はN末端に対して、ソルビンのアミノ酸が後に続(細菌性β−ガラ クトシダーゼの最初の7つ(又は8つ)のアミノ酸を有している。
b)ファージ・プロモータ ここで問題になっているのは、特に、ファージ先の左オペロン(PL)又は右オ ペロン(pH)のプロモーターオペレータ領域を含むプラスミドである。これら のベクターは、それぞれp K C30(ROSENBERG。
r Nature誌J 1981.292巻、p128)又はpRL447(Z ABEAU : p RC5及びpLG400(7)誘導体、コノpLG400 はCe1l、1980、第20巻、p543〜553に記されている)タイプの ものであり、それぞれ遺伝子Nの生成物のN末端又は遺伝子croの生成物のN 末端に対して暗号づけするヌクレオチド配列の中に、ソルビンに対して暗号づけ するフラグメントを挿入することを可能にする。
これらのベクターシステムは、感温性リプレッサーファージλ(cI857)に より溶原化された細菌中で、或いは又感温性リプレッサに対し暗号づけする同じ 遺伝子(cI857)をもつプラスミドが存在する中で、30℃で増殖する。こ れらは、媒養が30℃に保たれているかぎり、リプレッサーのために、不活性状 態にとどまる。媒養を42℃に移行させると、遺伝子cI857のリプレッサの 不活性化により組換え型プラスミドがもっていたえプロモータ(PL又はp*) の活性化がそれに続いて起こる。
C)ウィルス性ブロモーク 例えば、ベクターとしてウィルスSV40を用いる。この場合晩発性ウィルスプ ロモータを用い、ツル晩発性タンパク質に対して暗号づけする領域の全て又は一 部分の代りに挿入される。こうしてこのウィルスのカプシド−タンパク質に対し て暗号づけする配列が、この配列を上記プロモータの制御の下に置く条件の下で ソルビンに対して暗号づけする配列により置換されているような、置換されたS V40のDNAを構の細胞例えばSV40のプロモータを認識するポリメラーゼ をもつCHO細胞などを、ソルビンに対して暗号づけする配列の表現を可能にす る条件の下で形質転換させるために用いることができる。ソルビンは次に、形質 転換された細胞の抽出物から、例えば不溶性支持体の上に不動化された抗ソルビ ン抗体とこれらの抽出物の溶液を接触させることにより及び支持体上に保持され たソルビン−抗ソルビン複合体からソルビンを回収することにより、分離される 。
d)細菌プラスミドがもつ動物性ウィルスプロモータ 使用可能なプラスミドは、ヘルペスウィルスのチミジンキナーゼの遺伝子(pA Go) 、B型肝炎ウィルスのHBS抗原の遺伝子(pAC−2又はpAC−1 4)或いは又、アデノウィルス2の早発性又は晩発性遺伝子などのプロモータを 有する。そのプロモータとクローニングされたウィルス遺伝子のATGの後ろの ソルビンに対して暗号づけするフラグメントの挿入は、動物細胞内でのその表現 [トランスフェクション、マイクロインジェクション(微量注入)又は細菌−原 形置体融合の後]又は試験管内での動物細胞抽出物によるその転写(He L  a細胞)を可能にし、こうして相応する伝令RNAの合成が導かれる。
I4:生物学的活性の研究 a)十二指腸の電解質及び水分の動きに対するC末端合成ペプチドとソルビンの 作用 45時間絶食させ、飲物は好きなだけ飲ませてきたラットにおいて、ベントパル ビタールナトリウムにより麻酔を行ない、頬にカテーテルをつけ、十二指腸、空 腸、回腸の3つのワナを2つの結紮間で構成する。 N a CI270 EI IM、 K CI25 、2 mM、 Ca CI2 tl、2mM%NaC0 l 10mM及びマンニトール136mMを含むテスト溶液IMlを各ワナの中 に点滴注入し、吸収不可能な標識として1Hで標識づけされたPEG4000を 用い、ナトリウム又は塩素の2方向性流東の標識として”N a又はss(ρを 用いる。ソルビン又は合成ペプチドを、静脈注射により、0.9%のNaCl2 .中で1時間31n1の流量で投与する。一時間の接触の後、ワナの空隙中に残 っている液体を収集し、Na、Ca、に、CJ2及びHCO、の濃度及び体積な らびに、三重水素、塩素又はナトリウムに結合した放射能を測定する。
得られた結果は、次の表に報告されている:吸収は(−)符号で、分泌は(+) 符号で示され、これらの結果は8匹以上の動物のグループに関するものである。
MtSEM′P<C1,05°−P<0.01表中に与えられている結果を検討 すると、ソルビン及び合成ペプチドが、ラットの十二指腸及び空腸内での電解質 及び水分の吸収を増大させることがわかる。また、十二指腸レベルでの得られた 異なるペプチドの効率が、基準ペプチドであるアンジオテンシンHの4倍の投与 量、メチンケファリンアミドの500倍有利なことに、ソルビン及びその末端ペ プチドは、アジオテンシン■と異なり、カロチドのカテーテル法により測定され る動脈張力の増大をひき起こさない、また、ソルビン及びそのC末端ペプチドは 、メチンケファリンアミドと異なり、電気的に増進された腸の収縮の抑制をひき おこさない、さらに、C末端位置に補足的アミノ酸すなわち特にそのアミド基が グリココールにより置換されたグリココル化されたモチーフを有するデカペプチ ドは、吸収の代わりに分泌を誘発することによりソルビン及びC末端ペプチドの 拮抗効果を有することがわかる。
B、 !!された胆の に・する モルモットを頚部切断により屠殺した後、直ちにその胆のうを採取した。胆のう に、 KREBS溶液を満たし、KREBS溶液ベースの洛中に置き、95%の 酸素と炭酸ガス5%の混合物の気泡を補給した。  KREBS溶液にソルビン が加えられる5分毎に秤量された胆のうの重量曲線により吸収を見極めた。対照 期間との関係における重量損失の加速は、処理中の時間あたりの重量損失に対す る対照の時間あたりの重量損失の比の減少の形で現われる吸収の増大を表わして いる。
ヒト び にオレる 然ソルビンの ソルビンと、ヘプタペプチドからイコサペブチドに至る合成フラグメントを、特 異的抗体が得られるまで何度もウサギに注射した。放射免疫測定法を完成させる ことができ、これにより、組織内でソルビンの量を測定することができた。ソル ビンは、少量でかなり広域にわたり分布しているが、脳下垂体、副腎、気管支及 び十二指腸のレベルで著しい優越性を示している。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)特に粘膜による吸収の増大をひきおこすことのできるポリペプチド及び誘 導ペプチドにおいて、これらを表現するヌクレオチド配列の少なくとも一部分が 、アミノ酸についての以下の配列(I)のソルビンの遺伝子の少なくとも一部分 と交雑することができることを特徴とするポリペプチド及び誘導ペプチド:【配 列があります】 (2)特に粘膜による吸収の増大をひきおこすことのできるポリペプチド及び誘 導ペプチドにおいて、以下の配列IIのヘプタペプチドの少なくとも一部分を含 み込んでいることを特徴とするポリペプチド及び誘導ペプチド:P.V.T.K .P.Q.A.−NH2(3)特に粘膜による吸収の増大をひきおこすことので きるポリペプチド及び誘導ペプチドにおいて、アミノ酸について以下の配列(I II)を満たすデカペプチドの少なくとも一部分を含み込んでいることを特徴と するポリペプチド及び誘導ペプチド:H.E.R.P.V.T.K.P.Q.A −NH2 (4)特に粘膜による吸収の増大をひきおこすことのできるポリペプチド及び誘 導ペプチドにおいて、40のアミノ酸の次の配列(IV)の少なくとも一部分を 含み込んでいることを特徴とするポリペプチド及び誘導ペプチド: 【配列があります】 (5)TFA0.1%で40%のメタノールで構成された溶剤AとTFA0.1 %で80%のメタノールから成る溶媒Bを用いて(なお溶剤Bの勾配は30分で 0〜75%である)、1分あたり1.5mlの流量でBondapakC18( Waters)マイクロカラム(3.9×300mm)上で20〜22分の保持 時間で唯一のHPLCピークを呈することを特徴とする、請求項(1)乃至(4 )のいずれか1項に記載の特徴を満たす、特に粘膜による吸収の増大をひきおこ すことのできる高純度のソルビン。 (6)TFA0.1%で40%のメタノールで構成された溶剤Aと、TFA0. 1%で80%のメタノールから成る溶媒Bを用いて(なお溶剤Bの勾配は20分 で0〜100%である)、1分あたり1.5mlの流量でBondapakC1 8(Waters)マイクロカラム(3.9×300mm)上で15〜16分の 保持時間で唯一のHPLCピークを呈することを特徴とする、請求項(1)乃至 (4)のいずれか1項に記載の特徴を満たす、特に粘膜による吸収の増大をひき 起こすことのできる高純度のソルビン。 (7)請求項(1)の配列(I)を満たすことを特徴とする請求項(5)又は( 6)に記載のソルビン。 (8)請求項(2)に記載の配列(II)を満たすデカペプチド。 (9)請求項(1)乃至(8)のいずれか1項に記載のポリペプチド又はペプチ ドを特異的に認識することのできる抗体。 (10)請求項(1)乃至(8)のいずれか1項に記載のポリペプチド及び誘導 ペプチドに相応するRNA−m配列。 (11)配列(I)のソルビンの少なくとも1部分を表現することのできる遺伝 子との交雑能力をもつことを特徴とする、請求項(1)乃至(8)のいずれか1 項に記載のポリペプチド及びその誘導体の少なくとも一部分について、暗号づけ できるDNAフラグメント。 (12)酢酸のような酸を用いて哺乳動物の器官からペプチドを抽出し、塩化ナ トリウムといった塩により塩析し、次にアルコール沈殿により純化させることに よって請求項(1)乃至(8)のいずれか1項に記載のポリペプチドを得る方法 において、沈殿物が−0.04Mの重炭酸アンモニウムによる溶出を伴う、カル ボキシエチルセルロース(CMC)上のクロマトグラフィによる純化、 −0.03Mの重炭酸アンモニウムによる溶出を伴う、活性分画の回収と新たな CMC上クロマトグラフィ、 −トリフルオロ酢酸0.1%を伴う水から成る溶剤AとTFA0.1%を含むア セトニトリルから成る溶剤BでのHPLCによる純化を少なくとも受けた活性分 画の回収、 といった段階に付されることを特徴とする方法。 (13)HPLCによる連続的純化が以下のように行なわれることを特徴とする 、請求項(12)に記載の方法: −BondapakC18(Waters)マイクロカラム(7.8×300m m)と、10分で0〜20%その後40分で20〜40%の溶剤Bの勾配を用い 、保持時間37〜39分で活性生成物を溶離させる、 −流量1.5ml/分のBondapakCN(Waters)マイクロカラム (3.9×300mm)及び、水と0.1%のTFAから成る溶剤A及びアセト ニトリルト0.1%のTFAから成る溶剤Bを用い、10分で0〜20%、次に 40分で20〜40%の割合の勾配で溶剤Bを加え、37〜41分の保持時間で 活性分画を溶離させる、 −流量1.5ml/分のBondapakC18(Waters)マイクロカラ ム(3.9×300mm)と、40%のメタノール及び0.1%のTFAから成 る溶剤A、80%のメタノール及び0.1%のTFAから成る溶剤B(なおBの 勾配は30分で0〜75%であり、ソルビンの保持時間は20〜22分である) を用いる。 (14)請求項(1)乃至(8)のいずれか1項に記載の少なくとも1つのポリ ペプチド又は誘導ペプチドを有効量含み込んでいることを特徴とする、薬剤組成 物。
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