JPH02502634A - 有機酸変性重合体膜を使用するアルコールの回収法 - Google Patents

有機酸変性重合体膜を使用するアルコールの回収法

Info

Publication number
JPH02502634A
JPH02502634A JP63501593A JP50159388A JPH02502634A JP H02502634 A JPH02502634 A JP H02502634A JP 63501593 A JP63501593 A JP 63501593A JP 50159388 A JP50159388 A JP 50159388A JP H02502634 A JPH02502634 A JP H02502634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
alcohol
membrane
organic acid
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63501593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07116077B2 (ja
Inventor
コウエン,エイブラハム デイビッド
ダイアナ,ウィリアム ダニエル
ベイエル,ジェイムズ ジョゼフ
Original Assignee
エクソン ケミカル パテンツ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エクソン ケミカル パテンツ,インコーポレイテッド filed Critical エクソン ケミカル パテンツ,インコーポレイテッド
Publication of JPH02502634A publication Critical patent/JPH02502634A/ja
Publication of JPH07116077B2 publication Critical patent/JPH07116077B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0088Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/24Dialysis ; Membrane extraction
    • B01D61/246Membrane extraction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/36Pervaporation; Membrane distillation; Liquid permeation
    • B01D61/362Pervaporation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/74Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C29/76Separation; Purification; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 有機酸変性重合体膜を使用する アルコールの回収法 l    の    参照 本出願は、“過フッ素化アイオノマー膜を使用するアルコールの回収法”と題す る本件出願人の出願(Docket嵐C5−406)と関係がある。
に二11 1豆立豆1 本出願は、水性強酸流れからアルコールを回収するための新規な方法に関する。
特に、本出願は、アルコールを有接酸変性重合体からなる選択透過性膜に透過さ せることによって酸水溶液からアルコールを分離するための方法を言己述するも のである。
111工至上上 オレフィンからのアルコールの大規模な製造は、製造されるアルコールの点でま た他のプロセスにおける経路としてかなり重要なものである。例えば、プロピレ ンから製造されるイソプロピルアルコール(I PA)は、エタノール変性剤及 び溶剤として、また接触脱水素によるアセトンの製造において使用される。ブチ レンから得られる第ニブチルアルコール(SBA)は、主として脱水素によるメ チルエチルケトン(MEK)の製造において使用されている。
対応するオレフィンからアルコールを得る通常の方法は、強酸典型的には硫酸の 水溶液中へのガス状オレフィンの吸収(又は液状オレフィンの“抽出”)による ものである(用語“吸収”は、以下において両方のプロセスを意味するものと理 解されたい)、この方法は、2つの工程、即ち、使用したオレフィンに相当する 硫酸のモノ−及びジアルキルエステル、い≦らかのアルコール、硫酸、炭化水素 副生物及び未反応オレフィンからなる硫酸エキストラクト(SAE)と記載され る流れを生成するオレフィンの硫酸触媒エステル化と、アルコール及び硫酸を生 成する硫酸化エステルの加水分解とを含む。
例えば、ブテンを硫酸中に吸収させて第二ブクノール及び硫酸の第ニブチルエス テルを生成する反応は、次の式によって例示することができる。
Hs SO。
CH−CH= CHCHs しかる後、エステルを加水分解し且つスチームストリッピングによるアルコール 回収を促進するために吸収塔からSAEを抜き出すときにそれに水が混合される 。これによって希釈硫酸流れが生成されるが、この流れは経済上の理由のために その硫酸含量に関して濃縮処理されなければならず、しかる後それはオレフィン 吸収工程に再循環される。
直接接触水和によってアルコールを製造することも知□ られているけれども、 この方法は、平衡が強制されかくして高純度のオレフィン供給原料が必要とされ るという不利益を有する。
もちろん、酸へのオレフィンの吸収によりて他のアルコール一般には1分子当り 2〜8個の炭素原子好ましくは1分子当り3又は4個の炭素原子を有する飽和モ ノアルコールを含むものを製造することができる。かかるアルコールの例は、エ タノール、イソプロパツール、インブクノール、第二ブタノール、ペンタノール 異性体等好ましくはプロパツール及びブタノール異性体量とも好ましくはイソプ ロピルアルコール及び第ニブチルアルコールである。
SBAをスチームストリッピングしそして使用済み硫酸を蒸留によって再濃縮す ることは、両方ともエネルギー集中処理工程である。例えば、硫酸エキストラク トのスチームストリッピングでは得られるアルコール生成物1  lb当り約1 〜2  lbのスチーム、酸の再濃縮では得られるアルコール1  lb当り約 1〜2  lbのスチームそして例えばSBA蒸留では得られるアルコール生成 物11b当り約2〜3  lbの総エネルギー量が必要である。それ故に、減少 したエネルギーコストで硫酸流れからアルコール生成物を回収するための手段は 、酸へのオレフィンの吸収によるアルコールの製造において通常の方法に優る有 意義な改良をもたらすことが明らかであろう。
更に、多くの低分子量アルコールは、水と完全に混和性であり且つそれと共沸混 合物を形成する。共沸混合物は、その共沸点に8いて共沸性液体と同じ組成の蒸 気を生成し、かくして使用する精留塔がいかに効率的であろうとも通常の蒸留に よって更に濃縮させることができない、かくして、かかる混合物を分離するため の別の手段が極めて望ましい。
かかる方法の効率を向上させるための種々の手段がこれまで提案されている0例 えば、米国特許第4.538.010号は、オレフィンの酸吸収によるアルコー ルの合成間に同時に生成する濃強酸水溶液からアルコールを回収するための改良 法を開示しており、その改良点はカルボン酸抽出溶剤を使用して強酸エキストラ クトからアルコールを回収することにあり、しかも得られるカルボン酸エキスト ラクト相は実質上水又は強酸を含まない、これによってアルキル部分を含有する 実質上再濃縮された強酸溶液からなる重質相も形成されるが、これは吸収塔に直 接再循環させるのに好適である。これによって酸の再濃縮に付随するエネルギー コストは通常の方法に比較して減少されるけれども、このプロセスで必要とされ る多容量のカルボン酸エキストラクトは、取り扱い上の困難並びに抽出溶剤それ 自体のコスト増加を招く。
ある種の膜は水や脂肪族アルコールの如きヒドロキシル基含有分子を通すこと及 びこれらの膜のうちのあるものは水とアルコールとを含有する溶液からアルコー ルよりも水を選択的に透過することが知られている0例えば、米国特許第3.9 50.247号及び同第4.199.445号(後者は、前者を基にした分割8 願として発行された)は、可溶性有機又は無機化合物を含有する水溶液を脱水す るに際し、その混合物をポリ塩化ビニルの有機重合体膜又は強酸から誘導される 活性陰イオン基を有するものの片側に対して接触させそして第二の側において供 給物と比較して増大した水濃度を有する蒸気相の混合物を抜き取ることによる脱 水法を開示している。特に、例1では、ギ酸と一緒に水を選択的に透過させるこ とによって約37%のホルムアルデヒド、53%の水、0.05%のギ!!2( pKa=3.75)及び10%のメタノールを含有するホルマリン溶液を濃縮さ せるのにスチレンとアクリル酸との共重合体が使用されている。かくして、アル コール及びホルムアルデヒドも含有する溶液から酸及び水を除去するために有機 重合体膜を使用することが教示されている。例7では、水、メタノール及びホル ムアルデヒドを含有するがしかし酸を含まない三成分系を脱水するためにスルホ ン化エチレン膜を使用する場合には、その選択性の順序は、水〉メタノール〉ホ ルムアルデヒドであると決定された。最後に、例18は、水をある種の有機重合 体膜に優先的に透過させることによって共沸混合物を含めたアルコール溶液を脱 水することを教示している。
更に、水素又は陽イオン形態のペンダントスルホン酸基を持つある種の過フッ素 化アイオノマー膜は、水や脂肪族アルコールの如きヒドロキシル基含有分子を通 すことが知られている。米国特許第4.199.445号の例14〜16では、 硝酸溶液は、スルホン酸基を含有する重合体膜例えばデュポン社のXR膜(これ はスルホン化過フッ素化重合体である)に水を透過させることによって濃縮され ている。ケアズ氏の米国特許第4.065.512号は、膜の他の側で乾燥流体 を通しながらベルフルオルスルホン酸樹脂と接触させこれによって脱水の水を膜 によって除去することによってt−ブタノールを脱水することを教示している。
カバッソ氏外は、“Nafion811”中空繊維膜(水はこの膜を優先的に透 過する)によってアルコール/水蒸気混合物を透気化条件に分離することについ て記載している(1.カバッソ氏外の+The Permselectivit y of Ion −Exchange Membranesfor Non  −Electrolyte Liquid Mixtures、 1.5epa ra−tion of Alcohol / Water Mixtures  With NafionHollow Fibers ” 、J、 Membr ane Sci、 24.101−119.1985)、また、炭化水素から水 蒸気を分離するのに(エム、エル、ラングホースト氏の”A HollowFi ber Device for Separating Water Vapo r from Orga−nic Vapors−、Am、Ind、H、As5 oc、J、 、旦、592゜1983年3月)、また炭化水素からアルコールを 分離するのに(1,カバツソ氏の”Organic Liquid Mixtu reSeparation  by  Permselective  Pol ymer Me+nbrances、LSelective  and  Ch aracteristics  of  Dense  IsotropicM embranes  Enployer  in  the  Pervapo ration  Process  −、Tnd、En  、Chem、Pro d、Res、Dev、、 22.  # 2 、313(1983)) 、過フ ッ素化アイオノマー膜の透過性が有益下に使用されている。ボーグハン氏の米国 特許第4、532.347号では、過フッ素化膜によって流体混合物からアルコ ールの如き含酸素炭化水素が除去されているが、これは、該炭化水素と反応する ことによって膜を横切って炭化水素の高濃度勾配を維持する反応体を含有する抽 出溶剤と共にかかる混合物を膜に透過させることによって行われている。
1豆立且I ここに、水性酸供給物流れを有機酸変性重合体からなる選択透過性膜の片側に対 して接触させそして膜の第二側で供給混合物と比較して増加した濃度でアルコー ルを含む透過物を抜き取ることによって該供給物流れからアルコールを回収する ことができることが分かった。本明細書における“有機酸変性”重合体は、重合 体による酸の吸収な生ぜしめるのに有効な接触条件下に有機酸と接触された重合 体と定義される。
それ故に、本発明の目的は、水性酸供給物流れを有機酸変性重合体からなる選択 性透過性膜に対して接触させそして膜の第二側において該供給物流れと比較して 増加した濃度でアルコールを含む透過物を抜き取ることによって該供給物流れか らアルコールを分離する方法を開示することである。
本発明の他の目的は、オレフィンの酸吸収によってアルコールを合成する際に同 時に生成する水性強酸溶液からアルコールを回収するための改良法を開示するこ とである。
本発明の他の目的は、かかる膜の使用によって通常の方法と比較して減少したエ ネルギーコストでオレフィンの酸吸収によってアルコールを得ることである。
本発明の更に他の目的は、オレフィンの酸吸収によってアルコールを製造するに 際しかかる膜の使用によって蒸留せずに酸の再濃縮が達成されるようなアルコー ルの製造法を開示することである。
なお更に他の目的は、水性強酸溶液中の成分に関してアルコール及び十分な水が 透過するような選択性値によって特徴づけられる膜を使用し、これによって膜の 供給物側において酸含量に関してプロセスでの直接再循環に好適な濃度に再濃縮 された酸溶液も回収することである。
なお更に他の目的は、かかる膜の使用によってアルコールを製造回収するに際し アルコールの膜透過がアルコール生成物の連続生成のための推進力を提供するよ うなアルコールの製造回収のための連続法を開示することである。
区1JとI朋 第1図は、オレフィンの硫酸触媒水和、硫酸エキストラクトの希釈、及びアルコ ール蒸気を回収するための希釈酸エキストラクトのスチームストリッピングによ ってオレフィンからアルコールを回収する従来技術の方法の概略図である。
第2図は、本発明の方法を使用する改良アルコール回収法の1つの具体例の概略 図である。
第3図は、本発明の方法の第二具体例の概略図である。
第4図は、本発明の方法の好ましい具体例の概略図である。
日 の・    なe ′ホ 彷if支−圃二11去 酸へのオレフィンの吸収によるアルコールの工業的製造は、典型的には、第1図 に例示される如く行われる。
オレフィン供給原料は管路2を経てガス(又は液体)として吸収塔10に送られ 、そこでそれは管路6を経て導入される水性濃強酸流れと接触され且つそれによ って吸収されて対応するアルコールと強酸のアルキルエステルとを生成する。
水和すべきオレフィンは、炭素質物質の分解蒸留の如き任意の有効な源からしか し特に鉱油の石油精製で実施されるような石油炭化水素の分解から得ることがで きる。また、オレフィンは、分解された石油ガスの注意深い分別によって通常得 られ、そして好ましくは高級不飽和物特にブタジェン等の如きジオレフィンを実 質上台まない、用い°るオレフィンの例は、低級分枝鎖及び直鎖アルケン(即ち 、2〜6個の炭素原子のアルケン)例えばエチレン、プロピレン、ブタジェン等 である。
オレフィンを吸収するのに用いる強酸(“オレフィン水和酸“とも称される)は 、一般には、水と混和性であり且つ水溶液中での約3.5未満の解離定数(“p K”値)によって特徴づけられる強有機又は無機酸からなる。好適な無機オレフ ィン水和酸の例は、フッ化水素酸、沃化水素酸、塩酸、オルト燐酸、亜燐酸、過 塩素酸、硫酸等である。硫酸が特に好ましい、好適な有機オレフィン水和酸の例 は、クロル酢酸、ベンゼンスルホン酸等である。
便宜上下記の説明は硫酸の使用に向けられているけれども、上記の強酸のどれで も使用することができることが理解されよう。
選択したオレフィン供給原料を吸収するのに使用される水性濃厚酸流れ6は濃酸 流れであるが、その正確な酸濃度は、用いるオレフィン、選択した強酸、反応温 度及び他の条件に依存して変動する0例えば、強酸として硫酸を用いるときには 、流れ6は、一般には、プロピレンの水和に対しては約45〜85%酸強度の硫 酸、そしてブチレン又は高級オレフィン供給原料との反応に対しては約45〜7 5%酸強度の硫酸を含有する。
また、吸収塔1oに用いる温度及び圧力は、一般には、オレフィン、M濃度及び 他の因子に依存して変動する。一般には、約20〜150℃の温度が使用されそ して圧力は吸収塔に所望の相を維持するのに十分なものである。典型的には、例 えば、約90〜150℃の温度及び約100〜500’psigの圧力において 気相からプロピレンが吸収される。
例示されるように、オレフィン及び硫酸流れは向流式で接触されるが、硫酸流れ は吸収塔10の上方部に導入される。未吸収ガスは吸収塔lOの上方部から導管 7を経て抜き出され、そして濃縮して所望ならば導管2に再循環させることがで き、又は苛性溶液の場合のように通常のスクラッピング/洗浄処理を受けてから 、プロセスから排出させることができる。得られた硫酸エキストラクトは吸収塔 lOの下方部から管路4を経て液状生成物として抜き出されるが、これは、水、 硫酸(一般には約35〜65重量%の濃度で)及び好ましくは約45〜55重量 %の吸収オレフィン有価物を含有する。用語「吸収オレフィン有価物」は、使用 したオレフィンに相当するアルキル部分を含有するような液体中のすべての分子 例えば硫酸のアルキルエステル、遊離アルコール及び遊離ジアルキルエーテルを 意味する。流れ4中のアルキルエステルの濃度は、広範囲に変動してよ(そして 低級アルケン(例えばプロピレン及びブチレン)吸収の場合には一般には全アル キルエステル(モノ−及びジアルキルエステル)の15〜30重量%である0例 えば、プロピレンの場合には、遊離イソプロピルアルコールは一般には約1.0 〜45重量%の量でエキストラクト中に存在する。また、エキストラクトは遊離 ジイソプロピルエーテルを含有する可能性があるが、これはもし存在するならば 一般には約1.5重量%未満好ましくは約3〜6重量%の濃度である(本明細書 ではC5H一部分を基にしてプロピレン有価物重量%が計算されそして報告され ている)。
オレフィン又はそれを含有する混合物と吸収用酸との間の良好な接触が重要であ る。これは、例えば効率的な撹拌によって又は吸収塔の使用(好ましくは向流流 れにおいて)によって達成することができる。吸収は、所望ならば、吸収帯域か らのガス状流出物中のオレフィンの濃度が約5重量%以下に減少されるまで続け ることができ、それ故に供給原料中における5%よりも高い濃度のオレフィンを 処理することができることが理解されよう。
一連の撹拌容器及び中間段階分離器の如き向流系における吸収の程度は、用いる 酸の相対量のみならず、系の長さく段階の数)及び容量並びに処理量に左右され る。
比較的低いオレフィン含量の混合物では、所定の吸収度を得るのに同様の条件に おいて多数の段階が必要とされる。
水和プロセスの第二段階では、アルキルエステルを加水分解して追加量の対応ア ルコールを製造するために例えば硫酸子ノー又はジ(イソプロピル)からインプ ロパツールを製造するために慣例的には水が管路12を経て吸収塔生成物流れ4 に添加される。水及び吸収塔生成物流れを接触させる際の態様は、(1)適切な 混合及び反応時間を提供するのに好適な長さの導管を使用しての水のインライン 添加(例示される如く)、及び(2)別個の反応容器における吸収塔生成物流れ と水との撹拌下での接触(図示せず)を含めて様々に変動し、そして斯界では様 々なかかる方法が用いられている。
また、吸収塔生成物流れに添加される水の量も広範囲にわたって変動する。一般 には、通常の方法では酸強度を45〜55重量%酸強度の硫酸に低下させるため に十分な水が添加される。これらの低下した酸強度は、アルコール含有水性酸エ キネトラクトのスチームストリッピングによって後でアルコールを回収するのを 可能にするのに望まれる。
かくして形成された希釈硫酸流れは一般には45〜55重量%酸強度であるが、 これは次いで管路4を経て蒸留塔20(本明細書では“アルコール発生器”と称 されている)に送られ、ここで粗アルコールがスチームストリッピングによって 管路18を経てオーバーヘッド生成物として回収される0次いで、オーバーヘッ ドアルコール生成物は、所要純度のアルコールを製造するために更に通常の処理 プロセスに送ることができる。
アルコール発生器20から管路28を経て塔底生成物が抜き出されるが、これは 、一般には約40〜60重量%好ましくは約45〜55重量%酸強度の硫酸を含 有する。
通常の方法では、アルコール発生器残液28は他の蒸留塔30(以後、”酸濃縮 器”と称する)に直接送られ、そこで酸流れは水をオーバーヘッド32として除 去するために且つ再濃縮酸流れからなる第二の塔底生成物38を生成するために 蒸留される(例えば、スチーム熱交換器34及び再沸流れ37の使用によって) 、これらの濃縮された塔底残液は一般には冷却器40で冷却されそして吸収工程 10への最終的な再循環のために貯蔵タンク50に送られ、この場合に必要に応 じて補給酸5が加えられる。
杢」L朋 ここに本発明において、水性酸供給物流れを有機酸変性重合体からなる選択透過 性膜の片側に対して接触させそして膜の第二側において供給物流れと比較して増 加した濃度でアルコールを含む透過物を抜き取ることによって該供給物流れから アルコールを回収することができることが分かった。
この方法は、オレフィンの酸吸収によるアルコールの合成時に同時に生成する水 性強酸エキストラクトからアルコールを回収するのに有益下に使用することがで きる。
この方法は、更に、通常の方法と比較して実質的なエネルギー節約を可能にする アルコール回収及び酸再濃縮系を提供するためにアルコール製造及び回収プロセ スにおいて斯界に知られた1個以上の膜と組み合わせて有益下に使用することが できる。
本発明の“有機酸変性”重合体膜は1重合体による駿の吸収を回収な生ぜしめる のに有効な接触条件下に有機酸と接触された有機重合体、共重合体又はそれらの 混合物からなる。
本発明の方法において有効な膜は、1分子当り6〜20個の炭素原子を有するア ルキルカルボン酸よりなる群から選択される有機酸と接触させることによって変 性された有機重合体からなる。それ故に、これらの酸は、式 [式中、Rは5〜19個の炭素原子を有する脂環式又は非環式アルキル基である ]のカルボン酸よりなる群から選択される少な(とも1種の物質からなる。“R ”が非環式アルキルであるときには、そのアルキル基は直鎖又は分枝鎖であって よい、“R”基は、フルオル及びクロルの如き非反応性基で置換されてもよい、 かかる“R”基の例は、ペンチル、ヘキシル、デシル、ドデシル、テトラデシル 、ウンデシル、2−エチルヘキシル、シクロヘキシル、シクロオクチル並びに前 述のもののフルオル−及びクロル置換誘導体である。
好ましいカルボン酸は、14〜20個の炭素原子のカルボン酸(ここで、Rは直 鎖酸でない)からなる、かかるカルボン酸の例は、イソステアリン酸及びネオデ カン酸である。
重合体、共重合体又はそれらの混合物のどちらかとしての膜として使用すること ができる好適な支持体は、強酸環境中における安定性によって、また適当な接触 条件下に酸と接触したときに上記のカルボン酸を吸収することができる能力によ って特徴づけられる。更に、これらの膜は、本発明の方法において使用したとき に密着膜としてそれらの構造を形成し又は保持しなければならない。
本発明の方法は、供給原料へのいくらかの有機酸の添加、及び(又は)膜中の有 機酸が欠乏した状態にならないことを確実にするための膜と有機酸との定期的接 触を包含することが理解されよう、この添加される有機酸は、遊離有機酸の形態 及び(又は)分離しようとするアルコールのエステルの形態にあってよい。
本発明の方法には様々な範囲の重合体を用いることができる。好適な特性を持つ 重合体の例は、デュポン社によって製造される過フッ素化アイオノマーである−  Nafion−又は米国特許第4.417.969号に記載されるダウ社のベ ルフルオルスルホネートアイオノマーである* Nafion■はベルフルオル エチレンとベルフルオルビニルエーテルとの共重合体であり、そして後者の成分 はペンダントスルホン酸又はカルボン酸基を有する。
NAF I ON■の構造は、スルホン化NAFION■の場合に次の如く表わ される。
CF。
ここで、m=5〜13,5、n=1.ooo、及び2=1.2.3.、、、、、 。
当量(EW)範囲 950〜1.800陽イオン交換能 1.05〜0,55誼 eQ/IfNAF I ON■膜は、文献に記載されている( Hsu及びGi erkeのJ、Membrane 5cience、  13  (1983)   、307〜326 ; S、C,5tensonのElectrolyti c CellMembrane Development Surges ”  、  Chernical  and En 1−neerin  News、 1982年3月15日;  Y、 Yamadeのる補遺) 、John Wi ley & 5ons %New York%New York(1984)   ; T、D、Gierke G、E、Munn及びF、 C,Wilsonの ”Morphology of Perfluorosulfonated M embranceProduct″、  Perfluorinated Io nomer Membranesの第195〜216頁、A、Esenberg  and H,L、Yaeger NIA。
ACS  Symposium  5eriesl  80  (ACS  %  Washington、D、C。
[1982]  ; S、J、Sondheimer外のRev、 Macro mol、 ChelII。
Phys、、C26(3) 、 353−413 (1986)を参照されたい )。
NAF I ON■膜は、対称又は非対称であってよい。
非対称NAFION■膜は、例えばカルボン酸含有樹脂の層とスルホン酸含有樹 脂の層との組み合わせの如き異なる特性を有する2つの膜面な生成するように加 工処理された物質より構成される。
更に他の例は、Zn−EPDMと称されそしてダブリュー・ジェイ・マツフナイ ト灰地の−1he 5tructureand Properties of  Ionomers−[J、Pol m、sc: Macromo−1ecula r Rev、Vol、 l 6、(1981)、第41〜122頁]に記載され るスルホン化エチレン−プロピレン−ジエン三元重合体の亜鉛塩である。
スルホン化EPDMの構造は、次の如く表わすことができる。
本発明において有用な他の群の重合体は、カルボキシル極性基と相互作用するこ とができる極性基を含有する重合体である。1つの例は、デュポン社によって商 品名“Hypalon■”の下に製造販売されているクロルスルホン化ポリエチ レンである。
1ypalon■は、約20.000の数平均分子量を有するポリエチレンから 誘導される。この生成物は、約1.5%の硫黄及び27.5%の塩素即ち7個の 炭素原子当り約1個の塩素及び90個の炭素原子当り1個のスルホニルクロリド 基を含有する。硫黄はすべて、主として鎖中の第二炭素原子に結合したスルホニ ルクロリド基に現われる。硫黄に結合していない塩素原子は、多かれ少なかれポ リエチレン鎖に沿ってランダムに分布されていると考えられる。かくして、それ らは、第一、第二及び第三位置に存在する可能性がある。
Hypalon■の構造は、次の如く表わすことができる。
(ビー・ゴールディング氏のPol mers and Re5ins にュー ジャージー州のディー・パン・ノストランド・カンパニー・インコーホレーテッ ド、1959)、第388頁)。
上記のものは本発明の方法に用いることができる重合体の例であるが、しかし本 発明はこれらのものに限定されるものではない。
有機カルボン酸を重合体膜中に導入する1つの方法は、膜を好ましくは純カルボ ン酸の溶融洛中に90〜160℃で入れることである。
処理時間は、カルボン酸を膜中に溶解させるのに十分な時間であり、そして温度 に依存して約1〜約12時間の間を変動する。好ましくは、膜の約1〜30重量 を占めるのに十分な酸が吸収される。
絞度性重合体膜を製造するもう1つの方法は、膜を形成する前に有機カルボン酸 を重合体中に導入することである。これは、有機カルボン酸を溶融重合体中に溶 解させることによって、又は有機カルボン酸及び重合体の両方を適当な溶剤中に 溶解させることによって行なうことができる。
拘束されることを望まないけれども、本発明の有機酸は、重合体に対する可塑剤 として作用しかくしてアルコールの選択透過性を向上させるために重合体の構造 に対して作用すると考えられる。一般的には、 Kir)(−0thmerEn c clo edfa of Chemical Technolo  (19 82年版) Vol、18、第111〜183頁におけるジェイ・ケイ・シアー ズ灰地の“Plasticizers″を参照されたい。
本発明の方法において用いる膜は、中空繊維、管状体、フィルム、シート等の形 態で用いることができる。
本法は、単数又は複数の膜によって区画室に分割された拡散セルで実施されるの が好都合である。各区画室は、それから内容物を取り出すための手段を有する。
また、本法は、連続式又はバッチ式で実施されるがしかし好ましくは連続式で実 施される。
酸エキストラクトからのアルコールの分離を実施するに当って、膜面な横切る供 給物の流量は、濃縮極性化による不当な選択性損失を防止するのに十分であるべ きである。臨界的な流量は、膜の特定の寸法形状及び用いる支持又は収納容器並 びに温度に左右される。高い流速は、操作条件下に物理的一体性を維持する最と も薄い膜を用いて操作することによって達成することができる。
高い温度を用いる程、一般には低い流量を許容することができる。所定の膜形状 及び操作条件に対して最適な流量を設定することは個々の実施者に任せられる。
本発明の方法では、水性酸供給物流れを有様酸変性重合体からなる膜の片側に対 して接触させそして膜の第二側において供給物流れと比較して増加した濃度でア ルコールを含む透過物を抜き取ることによって該流れからアルコールが回収され る。
1つの具体例では、供給物は、アルコールの実質上全部が液相状態になるような 圧力の条件下に維持される。
透過物は、一般には2〜150 mmHgの範囲内に維持される真空下に抜き取 られる。透過した相は、一般には蒸気として抜き取られその後に凝縮される。こ の方法は、“透気化(pervaporation ) ”として知られている 。
膜の透過物側における真空は選択性及び流束の両方に影響を及ぼすことができ、 そして選択性及び流速の両方とも一般には透過物側における真空圧が増大するに つれ、 て向上する。しかしながら、真空を増大させる利益は。
十分なだけ低い圧力例えば2 mm)Igよりも低い圧力では無意味になる。高 い温度における程又は低沸点のアルコールの場合程、低い真空を許容することが できる(即ち。
ブタノールの場合よりもプロパツールの場合に低い真空を許容することができる )。
もう1つの具体例では、アルコールの透過のための推進力を提供するのに十分な 速度で膜を横切って掃気ガスが送給される。好適な掃気ガスの例は、二酸化炭素 、窒素、水素、空気又は低沸点炭化水素例えばメタン、エタン又はプロパンであ る。
別法として、膜の透過物側は、透過物が可溶性であり且つ膜に対して非腐食性の 液状パーストラクション(perstraction)溶剤によって、アルコー ルの膜透過のための推進力を提供するのに十分な速度で掃気することができる0 本発明において使用するのに好適なパーストラクション溶剤の例としては、芳香 族炭化水素例えばベンゼン、トルエン、キシレン、高分子量パラフィン、高分子 量アルコール、有機酸及び圧縮ガス例えばエタン、プロパン、ブタン等が挙げら れる。特に好ましいパーストラクション溶剤は、アルコールと共沸混合物を形成 しないもの、例えばペンタン、エチルベンゼン及び長鎖高分子量アルコールであ る。
液状供給物流れは、単−又は複数の段階において連続、半連続又はバッチ式操作 を包含する任意の都合よい態様で膜の片側に対して接触させることができる。
本発明の利益は、オレフィンの酸吸収によってアルコールを製造するに当りアル コールの合成時に同時に生成するその水性強酸溶液からアルコールを選択的に透 過させるために本発明の膜を使用することを特徴とする改良法を参照することに よって評価することができよう。
本伝の1つの具体例では、第2図に例示されるように、管路102を経て吸収塔 110に送られるブチレン供給原料は、吸収塔内において55〜85重量%好ま しくは65〜80重量%硫酸流れ106によって接触される。得られた硫酸エキ ストラクトを液相に維持するのに十分な温度及び圧力の条件例えば20〜150 ℃の範囲内好ましくは60℃の温度及び6o〜500 psigの範囲内好まし くは約100 psigの圧力が提供される。このエキストラクト液体は、一般 には約45〜85重量%好ましくは約60〜70重量%の酸強度及び約10〜4 0重量%の吸収エチレン有価物を含みその残部が水である。
エキストラクト液体は、吸収塔110の下方部から導管104を経て抜き出され る。ブチレンを含む未吸収ガスは、吸収塔110の上方部から導管107を経て 抜き取られそして所望ならば導管102に再循環させることができ、又は苛性溶 液の場合のように通常のスクラッピング/洗浄処理を受けることができる。
しかる後、吸収オレフィン有価物を加水分解するために水が添加される。エキス トラクト液は、管路104を経て混合帯域に送られる。この混合帯域は、別個の 容器(図示せず)又は導管104の一部分からなることができる。後者の場合に は、導管112を経て水が導管10.4に直接導入されそして水とブチル硫酸エ キストラクトとの所望の完全混合及び反応を可能にするのに好適な長さの導管を 備えるべきである。
別法として、容器160の混合帯域(図示せず)に水を加えることができるが、 この混合帯域には、得られる希釈酸供給物流れを膜に対して接触させる前に水と エキストラクトとの適切な混合を得るのに好適な手段を備えることができる。
水を加える条件は、広範囲にわたって変動させることができる。一般には、エキ ストラクトの温度は、約30〜100℃の範囲内に維持される。水を加える圧力 条件は厳密なものではな(,50〜500 psigの範囲内の圧力が一般に受 は入れ可能である。
かくして得られた希釈酸流れは、一般には、A、S。
約40〜75重量%好ましくは50〜60重量%及びE、S、0.2〜1.4重 量%好ましくは0.8〜1.2重量%の範囲内の組成を有する。“A、S、”は 、“酸強度”即ち酸/アルコール供給物流れ中の強酸の濃度を意味し、そして“ E、S、”は強酸溶液の“エキストラクト飽和度”を意味する。
本明細書で使用する酸/アルコール供給物流れの“酸強度”は、HaSO4の場 合に有機を含めない基準で本明細書では次の如く蜆定されろ。
M+ XW4 [上記式において、WIは強酸の重量であり、W、はH2Oの重量であり、W、 はアルコールの重量であり、W4は強酸のモノアルキルエステルの重量であり、 M。
はアルコールの分子量であり、M、は強酸の分子量であり、そしてMsはオレフ ィンの分子量である]、また、流れ104におけるアルコール及びアルキルエス テルの濃度も広範囲にわたって変動することができ、しかして飽和モノアルコー ル濃度は一般には約5〜50重量%好ましくは約10〜40重量%の範囲内であ り、そして強酸の飽和アルコールアルキルエステルは一般には全アルキルエステ ル(モノ−及びジアルキルエステル)の約1〜15重量%好ましくは約1〜5重 量%の範囲内である。
アルコール及び(又は)強酸のアルキルエステルを含有する強酸溶液について本 明細書で使用する用語“エキストラクト飽和度” (即ち、“E、S、”値)は 、式(III) c式中、Xlは液体中に吸収されるアルコール(及びアルキルエステルによって 表わされるアルコール等個物)のモル分率であり、そしてXAは液体中における 強酸及び強酸エステルの強酸部分のモル分率であるコによって規定される。
第ニブチルエーテル(SBE)、硫酸水素ブチル(BuH5O,) 、第ニブチ ルアルコール(SBA)、硫酸及び水を含有する次の供給物は、高い酸濃度にお いて水を用いて生成されそして平衡にされたものの例である。
供給物の組成、wt、% SBE   BuHS04SBA   Hg5O4HJA  O,100,05 ’6.04  40.48  53.33B   2.8g   0.27   31.36  31.14  34.34CO,132,12B、73  50 .37  40.66D  3.46  10.77  32.65  30. 76  22.36E  O,143,196,8754,0935,72F    3.67  15.85  32.49  29.80  18.18G    O,166,316,9262,4624,15H4,1329,7830 ,7925,919,39次いで、希釈硫酸流れは、本発明のI!1125を収 納する膜収納容器160に送られる。
膜収納容器の特定の設計及び寸法形状は、容量、流量等の個々の要件に従って変 動する。容器は、膜を支持し且つ原流れと膜の第−側との接触を促進するように 適応されるべきである。また、容器内には透過物の回収及び未透過流れ°の収集 のための手段も備えるべきである。また、収納容器には、その中に収容される流 体に対して温度、圧力、流量等の所望条件を維持するのに好適な制御体を備える べきである。更に、容器は、約50〜500psigの内圧、約40〜100℃ の温度及び少なくとも約50=l 0Otl/ (m”日)の流速並びに酸供給 流れの腐食作用に対して耐えるように適応されるのが好ましい。
膜は偏平シートとして形成することができるが、その第−側は酸供給流れによっ て接触されそして膜の第二側においてアルコール富化透過物が回収されるように される。別法として、膜は供給物流れが内外を通される中空管状体からなること ができ、しかして透過物は膜の内面又は外面においてそれぞれ集められる。
液体供給物流れは、単−又は複数の段階において連続式、半連続式又はバッチ式 操作を包含する任意の都合のよい態様で膜の片側に対して接触させることができ る。
本性の1つの具体例では、膜の第二側に約0.2 psiaの真空が維持される 。アルコールを含有する希釈酸供給物流れが膜の片側に対して接触され、そして 膜の第二側において供給物流れと比較して増加した濃度でアルコールを含む気相 透過物が抜き取られる。
有益には、膜による透気化によって透過物を集める場合には、オレフィンの水和 及び吸収オレフィン有価物の加水分解間の反応熱は、透過物の温度をそれが膜を 透気化するように維持するのに要する熱の少なくとも一部分を供給する。
透過物(好ましくは少なくとも約60重量%のアルコールを含有する)は、次い で、更に通常の処理のために例えば過剰水を除去するために、また残留炭化水素 からの分離を行なうために管路118を経て送ることができる。
第2図に例示されるように、膜の供給物側で回収されるアルコール除去希釈酸流 れは、管路128を経て膜収納容器160を出て、そして水をオーバーヘッド1 32として抜き取り且つプロセスでの再循環に好適な再濃縮原流れからなる第二 の塔底生成物138を形成するために蒸留による再濃縮(例えば、スチーム熱交 換器134及び再沸流れ137を使用して)に備えて酸濃縮器130に送られる 。濃縮された塔底残液は冷却器140で冷却されそして吸収工程110への最終 的な再循環に備えて貯蔵タンク150に送られ、しかして必要時に補結酸105 が加久られる。
第2図に例示される方法は、オーバーヘッドアルコール含有画分及び希釈硫酸塔 底生成物を得るために希釈酸供給物流れをスチームストリッピングするエネルギ ーコスト高のプロセス工程によって特徴づけられる通常の方法と比較してエネル ギーの節約を達成する。
本発明の方法のもう1つの具体例では、使用する膜は、供給物と比較して増加し た濃度でアルコールを含む水性透過物を形成するのに十分な水とアルコールが膜 を透過し、これによって、膜の供給物側においてアルコールが実質上除去され且 つ酸含量に関してプロセスでの直接再循環に好適な濃度まで再濃縮された酸溶液 も回収されるような希釈酸溶液中の成分に対する選択性値によって特徴づけられ る。
第3図に例示されるように、ブチレン供給原料は管路202を経て吸収塔210 に送られ、しかして吸収塔内において管路206からの55〜85重量%好まし くは65〜80重量%硫酸流れによって接触される。先の具体例におけると同様 の温度及び圧力の条件即ち20〜150℃の範囲内の温度及び60〜’500  psigの範囲内の圧力の使用が企図される。エキストラクト液体は、吸収塔2 10の下方部から導管204を経て抜き出される。
未吸収ガスは、吸収塔210の上方部から導管207を経て抜き出され、そして 導管202に再循環させることができ又は通常の如くスクラッピング若しくは洗 浄によって処理することができる。
吸収帯域からの液体流れは、管路204を経て混合帯域に送られる(図示の如( 、導管204の一部分)。水は導管212を経て導管204に導入される。
得られた希釈酸流れは、次いで、誤収納容器260に導入されそして膜235の 第−側に対して接触される。
この具体例に従えば、アルコールを含有する水性透過物が膜235を透過しそし て管路248を経て誤収納容器を出る。
これによって、約55〜85重量%好ましくは55〜65重量%酸強度の水性濃 強酸溶液が生成される。この溶液は管路268を経て供給タンク250に送られ 、ここでそれは管路206を経て吸収塔210へのプロセスでの再循環のために 貯蔵することができ、そして必要に一側において回収される。
応じて補給酸205が加えらnる。
次いで、アルコール含を透過物は管路248を経て蒸留塔及び他の慣用分離装置 に送られ、又は別法として、アルコール生成物の回収を可能にするようにデュポ ン社の五afion膜の如き水又は残留炭化水素からアルコールを分離するのに 有効であることが斯界において知られた1つ以上の膜に対して接触される。
第3図に例示される本発明の方法は、スチームストリフピング及び蒸留による酸 再濃縮の両方を必要とする通常の方法と比較してエネルギーの節約をもたらす。
本発明の好ましい具体例では、本発明の膜を構成する“膜反応装置”を使用した アルコール製造回収のための連続式低エネルギー法が提供される。
この方法に従えば、アルコールを膜反応装置の膜を透過させることによる吸収塔 からの液状エキストラクト流れからのアルコールの除去は、上記の反応Iで表わ される反応を、吸収オレフィン冑個物を形成すべく酸へのオレフィンの更にの吸 収に同けて促進させる。かくして、吸収塔からの液体エキストラクト流れを膜の 第−側に対して接触させそして膜の透過によってエキストラクト流れからアルコ ールを除去するときに、エキストラクト流れ中のオレフィンを水性強酸中に吸収 させる反応は、吸収塔からの液体エキストラクト流れを実質上平衡状態に維持す るのに十分な速度で進行するように操作され、しかしてアルコールの透過によっ て未透過酸溶液が膜の第件とする従来技術の方法を改良するものである。不法で オレフィンの酸触媒吸収はアルコールの除去によって連続的に促進されるので、 吸収に対して従来技術の方法での使用に関して本明細書に記載したよりも低濃度 の水性強酸を使用することができる。不法において用いる水は、膜を透過するよ うなアルコールを生成するために且つ膜の同時透過によって失われた水を補うた めに水が化学量論的量で加えられる。かくして、反応Iの平衡が過剰水の存在下 に生じるオレフィン及び21M酸の形成の方解によってアルコールが形成される につれてアルコールが農を透過し、これによって膜の第−側において吸収帯域か らの液体流れと実質上平衡状態の未透過水溶液の回収を容易にするように行われ る。
第4図に例示されるように、例えばブチレンの如きオレフィンを含有する炭化水 素供給原料は、管路306からの硫酸の如き水性濃硫酸と接触させるために管路 302を経て吸収塔310に導入される。強酸として硫酸を用いるときには、流 れ306は、ブチレンの水和では一般には約36〜701!童%好ましくは40 〜65重童%酸重量の硫酸を含有する。供給原料中には、オレフィンの他に、石 油炭化水素の分解によるオレフィンの生成から誘導される不活性パラフィンが存 在してもよい。
オレフィンは、供給原料の少な(とも約30重量%を占めるのが好ましい。吸収 塔において酸及び炭化水素が子分に混合され好ましくは少なくとも一部分乳化さ れるのを確実にするために混合機(図示せず)を随意に用いることができる。
吸収塔310において用いられる温度及び圧力は、それぞれ一般には約20〜1 50℃及び約100〜500psigの範囲内である。好ましくは、吸収塔内の 圧力は、炭化水素供給原料を液相に維持するのに十分なものである。
吸収塔310から管路317を経て液体生成物として抜き出される生成した液体 流れは、水(好ましくは約20〜30重里%)、硫酸(好ましくは約60重1% 酸強度の濃度で)及び約20〜30重里%の吸収オレフィン有価物並びにパラフ ィン及びタールの如き未反応炭化水素を含有する。かくして、生成された酸部れ は、A、S。
約60重量%及びE S Q、 8の組成を有する。次いで、液体流れは、管路 317を経て本発明の膜345を含む膜反応装置360に送られる。
膜との接触に先立って、硫酸エキストラクト及び未反応炭化水素を含む吸収塔か らの液体流れは、吸収オレフィン有価物の少なくとも一部分を加水分解するため に水と混合される。水は、膜反応器への液体流れの導入に先立って管路312に よる流れへのインライン添加によって(図示される如<)、又は別法として膜反 応装置内若しくは別個の容器(図示せず)内の帯域への導入によって加えること ができる。
水は、吸収帯域からの液体流れ及び膜の第−側でアルコールの透過によって回収 される未透過酸水溶液の組成を実質上平衡に維持するために、(1)所定の流束 条件下に膜を透過するようなアルコールを形成し、且つ(2)アルコールと共に 膜を同時透過することによって失われる水を補うのに十分な量を実質上越えない 量で必要に応じて加えられるのが好ましい。
別法として、アルコール透過物を膜の透気化によって集める場合には、オレフィ ン水和間の反応熱は、透過物の温度をそれが膜を透気化するように維持するのに 必要とされる熱の少なくとも一部分を供給する。液体が膜と接触する前にそれに 熱を加えるか又はそれから熱を除去するために熱交換器320が設けられる。随 意として又は別法として、液体流れへの水の添加後に管路317に熱交換器を設 けることができる。
温度、流束、圧力等の所望条件に応じて膜及び膜反応器の種々の寸法形状が可能 である。中空繊維膜の使用が好ましい。と云うのは、液体流れが中空繊維を通過 する際の乳化破壊は、プレートフレーム又はスパイラル巻キモジュールのどちら を通る場合よりも困難であるからである。
第4図では、アルコールは、膜345の気相透気化によって管路348を経てオ ーバーヘッド生成物として回収される。次いで、オーバーヘッドアルコール生成 物は、熱交換器370で凝縮させるためにそして更に通常の処理のために例えば アルコールと同時に透過した水を除去するために管路398を経て送ることがで きる。
未透過の酸水溶液は、膜反応装置360から管路347を経て抜き出される。
第4図において、未反応炭化水素と共に吸収ブチレン有価物を含む管路347の 酸水溶液は、本発明の膜355を収納する第二膜反応装置380に送られる。随 意に、溶液が乳化したままであるのを確実にするために混合機(図示せず)を用 いることができる。液体が膜355と接触する前にそれに熱を加えるか又はそれ から熱を除去するために熱交換器330が設けられる。先に記載したように、ア ルコールを膜に透気化させようとする場合には、オレフィンの連続水和の反応熱 は、透過物の温度をそれが膜を透気化するように維持するのに必要とされる熱の 少なくとも一部分供給する。
吸収オレフィン有価物を加水分解するために管路362を経て水が加えられる。
アルコール透過物は、膜反応装置380から管路388を経てオーバーヘッド生 成物として回収される。
次いで、アルコールは、熱交換器370を使用して冷却するために、また通常の 処理のために管路398に送られる。
膜反応装置380から管路377を経て抜き出される流出物は、主として2つの 相、即ち、例えばブタン、ブタジェン並びに重合反応によって形成されるタール 及び油を含む使用済み炭化水素相と、硫酸及び残留吸収オレフィン有価物(アル コールを含む)を含む硫酸エキストラクト相とを含有する。流出物は、2つの相 の通常の分離及び管路387による使用済み炭化水素相の除去のために相分離器 390に送られる。硫酸相からなる塔底残液部分は、プロセスでの再循環のため に管路397を経て通られる。一般には、この相は、約7〜17重量%のアルコ ール及び約40〜65重量%の硫酸を含む。酸エキストラクトをプロセスでの再 循環のために供給タンク350に送る前にそれに熱を加えるか又はそれから熱を 除去するために熱交換器340が設けられる。
プロセスで実質上希釈されなかった酸エキストラクトは、吸収塔で直接再使用す るのに好適である。吸収塔には電路305を経て補給硫酸を加えることができる 。
本発明から逸脱せずに幾多の変更修正をなし得ることが明らかであり、それ故に 上記の説明に含まれるすべての事項は本発明を単に例示するものと解釈すべきで あって本発明を限定するものとすべきでない。
上記の例において、実験室的透気化装置の試験セルに取り付けるために直径約5 .5cxの膜試料を調製した。
1 a5重11%17)S BA、50.2重量%ノH!So、及び33.3重 皿%の日、0を含む(特に記していなければ)液体供給物を膜の表面に大気圧下 に約3C/分の割合でポンプ送りした。透過物を約150kPaの真空下に抜き 取った。
次いで、液体窒素によって冷却されたガラスコールドラップで気相透過物を凝縮 させた。凝縮物を室温に温め、そして凝縮物中の水の量をカールフィッシャー濾 過器によって測定した。膜の試験間に、透過物を1時間間隔で試料採取しそして ガスクロマトグラフィーによって含水量について分析した。
pH測定によって、透過物試料中にも又は膜表面の透過物側にも測定し得る量の 硫酸が存在しないことが確認さnた。
例     1 インステアリン酸で処理したNAFIOIi■−11584−1012”(12 5μm  、 1,100503B当量1    50、0      2.  OB5.52    70、 D       4.3       87.3 (試験を再出発) 1    70.0     、  6.0       86.42             10.3       80.33             10.8       80.3TI調製: NAFI01i@膜を純インステ アリン酸中において150℃に1時間加熱した。膜及び酸の両方とも約85℃で 黒色に変わった。膜を4日後に使用するまで室温で酸中に放置した。僅かな量の 膨潤が現われた。次いで、膜を透気化装置に取り付けた。アルコールに対する良 好な選択性は、16.5重量%のアルコールを含む供給物からの透過物中のアル コール重量%についてのデータによって立証される。
−例」L二」エ メタノール:トルエンの5/95重量%混合物に15重量%のZn−EPDM重 合体を加えることによって、亜鉛スルホン化エチレン−プロピレン−ジエン(Z n−EPDM)の3種の重合体溶液を調製した。完全混合後、イソステアリン酸 を加えそして混合した。製造した膜の1つの試料(例2)は、重合体の重量を基 にして10.3重量%のインステアリン酸を含有していた。もう1つの試料(例 3)は重合体の重量を基にして15重量%のインステアリン酸を含有し、そして 第三の試料(例4)は重合体の重量を基にして25重量%のインステアリン酸を 含有していた。膜はすべてセルガード(CeJegard)24(t。
フィルムの別個のシート上に流延され、そして−夜風乾された。
次いで、各膜を透気化装置に取り付けた。
例    2 1Qwt、%のISAを含有するZn−EPDM2 80.0  B、8  B 2.2 6   5.5 42.2 一画一一一一本− 15wt、%のイソステアリン酸を含有するZn−EPDM(試験を再出発) 選択性は、恐らく硫酸環境中における膜の変化によって第二流束04時間目に著 しく低下した。
例    4 25 vt、%のイソステアリン酸を含有するZn−EPDMl    50、 0      4.5g3.52   70、0      11.5         g3.23            11.0        g2. 94            10、3       82.65(再出発)         9.0      82−46            10、 0       80.97            8、8       8 0.28(再出発)        7.5       80.29             7、0       79.710             6.8        ?3.011            6.3        76.412            6.5       38.01 3            6.5       38.014             6.0       69.8供給物に209のISAを添加(全供 給物の2.5★t9%)15            6、 ;J         75.816            6.8       80.617             6.0        gl、8供給物へのインステ アリン酸の添加は、アルコールに対スる膜の選択性を向上させるようであった。
−例−5− 170、05,O75,2 7重量%のSBA、50重量%のn、so、及び43重量%のH,Oの供給溶液 を使用して試験した。透過物の試料は液状窒素中に集められた。
1    70、0      4.3       20.42              5.3       46.43    80.0       5.5       72.37             3.0        17.3−調製:デュポン社のl1lypalon’、24%塩素及び1% 硫黄の組成を有する塩素化ポリエチレンから膜を製造した。5重量%のメタ/− ル及び95重量、%のトルエンを含む溶液に15重量%の重合体を加えた。得ら れた溶液に重合体の重量を基にして16%のISAを与える量でインステアリン 酸を加えた。混合後、膜をCe1gard2400フィルム上に流延させついで 次いで一夜乾燥させた。
b 国際調査報告

Claims (61)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.アルコール、水及び酸を含む供給混合物を有機酸変性重合体からなる膜の第 一側に対して接触させ、そして膜の第二側において供給物流れと比較して増加し た濃度でアルコールを含む透過物を抜き取ることからなる供給混合物からのアル コールの分離法。
  2. 2.膜の第一側においてアルコールを実質上除去した酸水溶液が回収される請求 の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.酸水溶液が約45〜85重量%酸強度の酸を含有する請求の範囲第2項記載 の方法。
  4. 4.アルコールが1分子当り2〜8個の炭素原子を有する飽和モノアルコールか らなる請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 5.回収されたアルコールが第二ブチルアルコールであり、そしてアルコールを 回収した供給物が第二ブチルアルコール、硫酸及び水を含む請求の範囲第1項記 載の方法。
  6. 6.アルコールがイソプロピルアルコールであり、そしてアルコールを回収した 供給物がイソプロピルアルコール、硫酸及び水を含む請求の範囲第1項記載の方 法。
  7. 7.有機酸が1分子当り6〜20個の炭素原子を有するカルボン酸よりなる群か ら選択される請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.有機酸がイソステアリン酸である請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 9.有機酸が膜の約1〜30重量%を占める請求の範囲第7項記載の方法。
  10. 10.供給混合物が約10重量%までの有機酸を追加的に含有する請求の範囲第 1項記載の方法。
  11. 11.膜が、膜に有機酸を膜による酸の少なくとも一部分の吸収に十分な温度に おいて十分な時間接触させることによって製造されているものである請求の範囲 第1項記載の方法。
  12. 12.膜が、重合体に有機酸を接触させて混合物を作り次いで該混合物を該重合 体及び該有機酸の少なくとも一部分からなる膜の形成に十分な温度において十分 な時間加熱することによって製造されたものである請求の範囲第1項記載の方法 。
  13. 13.膜がペルフルオルエチレンとペルフルオルビニルエーテルとの共重合体で あってそのペルフルオルビニルエーテル部分にペンダントスルホン酸基を有する ものであり、そして酸がイソステアリン酸である請求の範囲第1項記載の方法。
  14. 14.回収されたアルコールが第二ブチルアルコールであり、そしてアルコール を回収した供給物が第二ブチルアルコール、硫酸及び水を含む請求の範囲第13 項記載の方法。
  15. 15.回収されたアルコールがイソプロピルアルコールであり、そしてアルコー ルを回収した供給物がイソプロピルアルコール、硫酸及び水を含む請求の範囲第 13項記載の方法。
  16. 16.膜がクロルスルホン化ポリエチレンからなる請求の範囲第1項記載の方法 。
  17. 17.膜が亜鉛スルホン化エチレン−プロピレン−ジエンからなる請求の範囲第 1項記載の方法。
  18. 18.膜が次の共重合体 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、m=5〜13.5、n=1,000、Z=1、2、3・・・・・・]か らなる請求の範囲第1項記載の方法。
  19. 19.透過物が、供給物上に維持された圧力よりも低い圧力で抜き取られる請求 の範囲第1項記載の方法。
  20. 20.透過物が、大気圧よりも低い分圧で抜き取られる請求の範囲第19項記載 の方法。
  21. 21.透過物が蒸気として抜き取られる請求の範囲第20項記載の方法。
  22. 22.膜の第二側に対してガスが吹き流され、これによって透過物がガス中で気 化する請求の範囲第1項記載の方法。
  23. 23.膜の第二側に対して液状溶剤が流され、そしてこの液状溶剤中に透過物が 可溶性である請求の範囲第1項記載の方法。
  24. 24.(a)吸収帯域において水性濃強酸流れでオレフィンを吸収して該オレフ ィンに相当する酸のアルキルエステルを形成し、 (b)前記吸収帯域から該アルキルエステルを含有する液状流れを回収し、 (c)回収された液体に水を接触させて相当するアルコールを遊離し、 (d)得られたアルコール含有希釈酸供給物流れを有機酸変性重合体からなる膜 の第一側に対して接触させ、そして (e)膜の第二側において供給物流れと比較して増加した濃度でアルコールを含 む透過物を抜き取り、これによって膜の第一側においてアルコールが実質上除去 された希釈酸溶液も回収する、 ことからなるアルコールの改良製造法。
  25. 25.希釈酸溶液が酸濃縮器に送られ、そこで酸溶液が水蒸気の除去のため蒸留 され、これによって約45〜85重量%酸強度の酸を含有する水性濃縮強酸流れ を形成する請求の範囲第24項記載の方法。
  26. 26.アルコールが1分子当り2〜8個の炭素原子を有する飽和モノアルコール からなる請求の範囲第24項記載の方法。
  27. 27.アルコールが第二ブチルアルコールである請求の範囲第26項記載の方法 。
  28. 28.アルコールがイソプロピルアルコールである請求の範囲第26項記載の方 法。
  29. 29.有機酸が1分子当り6〜20個の炭素原子を有するカルボン酸よりなる群 から選択される請求の範囲第24項記載の方法。
  30. 30.有機酸がイソステアリン酸である請求の範囲第24項記載の方法。
  31. 31.有機酸が膜の約1〜30重量%を占める請求の範囲第24項記載の方法。
  32. 32.供給混合物が約10重量%までの有機酸を追加的に含有する請求の範囲第 24項記載の方法。
  33. 33.膜が、膜に有機酸を膜による酸の少なくとも一部分の吸収に十分な温度に おいて十分な時間接触させることによって製造されているものである請求の範囲 第24項記載の方法。
  34. 34.膜が、重合体に有機酸を接触させて混合物を作り次いで該混合物を該重合 体及び該有機酸の少なくとも一部分からなる膜の形成に十分な温度において十分 な時間加熱することによって製造されたものである請求の範囲第24項記載の方 法。
  35. 35.透過物が、供給物上に維持された圧力よりも低い圧力で抜き取られる請求 の範囲第24項記載の方法。
  36. 36.透過物が、大気圧よりも低い分圧で抜き取られる請求の範囲第35項記載 の方法。
  37. 37.透過物が蒸気として抜き取られる請求の範囲第36項記載の方法。
  38. 38.膜がペルフルオルエチレンとペルフルオルビニルエーテルとの共重合体で あってそのペルフルオルビニルエーテル部分にペンダントスルホン酸基を有する ものであり、そして酸がイソステアリン酸である請求の範囲第24項記載の方法 。
  39. 39.(a)吸収帯域において水性濃強酸流れでオレフィンを吸収して該オレフ ィンに相当する酸のアルキルエステルを形成し、 (b)前記吸収帯域から該酸アルキルエステルを含有する液状流れを回収し、 (c)回収された液体に水を接触させて相当するアルコールを遊離し、 (d)得られたアルコール含有希釈酸供給物流れを有機酸変性重合体からなる膜 の第一側に対して接触させ、そして (e)膜の第二側において供給物流れと比較して増加した濃度でアルコールを含 む水性透過物を抜き取り、これによって膜の第一側において約45〜85重重% 酸強度の酸を含有し且つアルコールが実質上除去された水性濃強酸溶液も回収す る、 ことからなるアルコールの改良製造法。
  40. 40.水性濃強酸溶液が吸収帯域に再循環される請求の範囲第39項記載の方法 。
  41. 41.アルコールが1分子当り2〜8個の炭素原子を有する飽和モノアルコール からなる請求の範囲第1項記載の方法。
  42. 42.アルコールが第二ブチルアルコール又はイソプロピルアルコールである請 求の範囲第41項記載の方法。
  43. 43.有機酸が1分子当り6〜20個の炭素原子を有するカルボン酸よりなる群 から選択される請求の範囲第39項記載の方法。
  44. 44.有機酸がイソステアリン酸である請求の範囲第43項記載の方法。
  45. 45.有機酸が膜の約1〜30重量%を占める請求の範囲第39項記載の方法。
  46. 46.供給混合物が約10重量%までの有機酸を追加的に含有する請求の範囲第 39項記載の方法。
  47. 47.膜が、膜に有機酸を膜による酸の少なくとも一部分の吸収に十分な温度に おいて十分な時間接触させることによって製造されているものである請求の範囲 第39項記載の方法。
  48. 48.膜が、重合体に有機酸を接触させて混合物を作り次いで該混合物を該重合 体及び該有機酸の少なくとも一部分からなる膜の形成に十分な温度において十分 な時間加熱することによって製造されたものである請求の範囲第39項記載の方 法。
  49. 49.膜がペルフルオルエチレンとペルフルオルビニルエーテルとの共重合体で あってそのペルフルオルビニルエーテル部分にペンダントスルホン酸基を有する ものであり、そして酸がイソステアリン酸である請求の範囲第35項記載の方法 。
  50. 50.膜が次の共重合体 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、m=5〜13.5、n=1.000、Z=1、2、3・・・・・・]か らなる請求の範囲第39項記載の方法。
  51. 51.(a)吸収帯域において水性濃強酸流れでオレフィンを吸収して該オレフ ィンに相当する酸のアルキルエステルを形成し、 (b)前記吸収帯域から該酸アルキルエステルを含有する液状流れを回収し、 (c)回収された液体に水を接触させて相当するアルコールの少なくとも一部分 を游離し、 (d)得られたアルコール含有酸供給物流れを有機酸変性重合体からなろ膜の第 一側に対して接触させ、そして(e)膜の第二側において供給物流れと比較して 増加した濃度でアルコールを含む透過物を抜き取り、これによって膜の第一側に おいて前記吸収帯域からの液状供給物流れと実質上平衡状態にある酸水溶液も回 収する、ことからなるアルコールの改良製造法。
  52. 52.酸水溶液が吸収帯域に再循環される請求の範囲第51項記載の方法。
  53. 53.アルコールが1分子当り2〜8個の炭素原子を有する飽和モノアルコール からなる請求の範囲第51項記載の方法。
  54. 54.有機酸が1分子当り6〜20個の炭素原子を有するカルボン酸よりなる群 から選択される請求の範囲第51項記載の方法。
  55. 55.有機酸がイソステアリン酸である請求の範囲第54項記載の方法。
  56. 56.有機酸が膜の約1〜30重量%を占める請求の範囲第51項記載の方法。
  57. 57.供給混合物が約10重量%までの有機酸を追加的に含有する請求の範囲第 51項記載の方法。
  58. 58.膜が、膜に有機酸を膜による酸の少なくとも一部分の吸収に十分な温度に おいて十分な時間接触させることによって製造されているものである請求の範囲 第51項記載の方法。
  59. 59.膜が、重合体に有機酸を接触させて混合物を作り次いで該混合物を該重合 体及び該有機酸の少なくとも一部分からなる膜の形成に十分な温度において十分 な時間加熱することによって製造されたものである請求の範囲第51項記載の方 法。
  60. 60.膜がペルフルオルエチレンとペルフルオルビニルエーテルとの共重合体で あってそのペルフルオルビニルエーテル部分にペンダントスルホン酸基を有する ものであり、そして酸がイソステアリン酸である請求の範囲第51項記載の方法 。
  61. 61.工程(e)の酸水溶液が約40〜65重量%酸強度の酸を含有する請求の 範囲第51項記載の方法。
JP63501593A 1987-02-02 1988-02-01 有機酸変性重合体膜を使用するアルコールの回収法 Expired - Fee Related JPH07116077B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US979587A 1987-02-02 1987-02-02
US9,795 1987-02-02
PCT/US1988/000286 WO1988005768A1 (en) 1987-02-02 1988-02-01 Process for the recovery of alcohols using an organic acid-modified polymer membrane

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02502634A true JPH02502634A (ja) 1990-08-23
JPH07116077B2 JPH07116077B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=21739748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63501593A Expired - Fee Related JPH07116077B2 (ja) 1987-02-02 1988-02-01 有機酸変性重合体膜を使用するアルコールの回収法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5146009A (ja)
EP (1) EP0344188B1 (ja)
JP (1) JPH07116077B2 (ja)
KR (1) KR950008275B1 (ja)
BR (1) BR8807347A (ja)
CA (1) CA1312096C (ja)
DE (1) DE3886387T2 (ja)
ES (1) ES2006296A6 (ja)
MX (1) MX172784B (ja)
WO (1) WO1988005768A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016153392A (ja) * 2011-08-10 2016-08-25 サウジ アラビアン オイル カンパニー 一体型膜反応器を用いたオレフィン水和プロセス

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5034134A (en) * 1989-12-27 1991-07-23 Union Carbide Chemicals And Plastics Technology Corporation Treatment of impurity-containing liquid streams in ethylene oxide/glycol processes with semi-permeable membranes
US5938928A (en) * 1991-08-01 1999-08-17 Nonap Pty. Ltd. Osmotic distillation process using a membrane laminate
DZ1687A1 (fr) * 1992-04-30 2002-02-17 Tygola Pty Ltd Procédé d'extraction par membrane.
US5817359A (en) * 1992-04-30 1998-10-06 Palassa Pty. Ltd. Methods for dealcoholization employing perstration
DE4319570A1 (de) * 1993-06-14 1994-12-15 Bayer Ag Verfahren und Abtrennung von Alkanolen von weiteren organischen Verbindungen mit höherer Kohlenstoffzahl
FR2717798B1 (fr) * 1994-03-28 1996-05-10 Inst Francais Du Petrole Procédé de purification de l'éthyl tertio butyl éther combinant un procédé à membrane et une distillation.
US5824223A (en) * 1995-11-08 1998-10-20 Rentiers Machinery Proprietary Ltd. Methods and apparatus for osmotic distillation
WO2007133595A2 (en) * 2006-05-08 2007-11-22 The Board Of Trustees Of The University Of Illinois Integrated vacuum absorption steam cycle gas separation
BRPI0716009A2 (pt) * 2006-10-16 2014-11-18 Nat Inst Of Advanced Ind Scien Aparelho e processo para produção de etanol
WO2008055051A2 (en) * 2006-10-27 2008-05-08 Cms Technologies Holdings Inc. Removal of water and methanol from fluids
WO2013085964A2 (en) 2011-12-05 2013-06-13 Saudi Arabian Oil Company Hydrophilic membrane integrated olefin hydration process
US10570071B1 (en) 2018-12-12 2020-02-25 Saudi Arabian Oil Company Membrane-based process for butanols production from mixed butenes

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3035060A (en) * 1957-06-18 1962-05-15 Standard Oil Co Process for removing water from organic chemicals
US2945891A (en) * 1957-07-12 1960-07-19 Shell Oil Co Process for the recovery of secondary alcohols
US3062905A (en) * 1958-05-22 1962-11-06 Standard Oil Co Separation process
US3193582A (en) * 1960-07-29 1965-07-06 Exxon Research Engineering Co Liquid diffusion separation process
US3479390A (en) * 1965-03-12 1969-11-18 Mobil Oil Corp Catalysis of an esterification with a permeable membrane of sulfonated poly(2,6-dialkylphenol)
US3950247A (en) * 1970-06-16 1976-04-13 Monsanto Company Separation procedure
US4065512A (en) * 1976-07-06 1977-12-27 Petro-Tex Chemical Corporation Iso-C4 compound reactions with perfluorosulfonic acid resin catalysts
JPS5949041B2 (ja) * 1977-08-19 1984-11-30 昭和電工株式会社 液体混合物の分離法
JPS5940048B2 (ja) * 1977-08-19 1984-09-27 昭和電工株式会社 液体混合物の分離方法
US4532347A (en) * 1978-07-28 1985-07-30 Varen Technology Membrane solvent extraction process
SU827474A1 (ru) * 1979-07-11 1981-05-07 Ордена Трудового Красного Знамениинститут Нефтехимических Процессовим. Академика Ю.Г.Мамедалиеваан Азербайджанской Ccp Способ разделени смеси вода-триметилкарбинол
JPS58183907A (ja) * 1982-04-20 1983-10-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 有機溶媒の膜分離濃縮方法
JPS58183904A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 有機溶媒の新規な分離濃縮方法
US4520213A (en) * 1982-05-03 1985-05-28 Institute Of Gas Technology Method for solvent recovery in solvent separation of ethanol from water
JPS5948427A (ja) * 1982-09-14 1984-03-19 Showa Denko Kk 無水エタノ−ルの製造方法
GB8419174D0 (en) * 1984-07-27 1984-08-30 British Petroleum Co Plc Separation of water from organic liquids
US4538010A (en) * 1984-09-17 1985-08-27 Exxon Research & Engineering Co. Alcohol recovery process
WO1987004592A1 (en) * 1986-02-10 1987-08-13 Liposome Technology, Inc. Controlled-release liposome delivery system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016153392A (ja) * 2011-08-10 2016-08-25 サウジ アラビアン オイル カンパニー 一体型膜反応器を用いたオレフィン水和プロセス

Also Published As

Publication number Publication date
DE3886387D1 (de) 1994-01-27
DE3886387T2 (de) 1994-04-07
US5146009A (en) 1992-09-08
ES2006296A6 (es) 1989-04-16
KR890700557A (ko) 1989-04-25
EP0344188B1 (en) 1993-12-15
EP0344188A1 (en) 1989-12-06
BR8807347A (pt) 1990-03-13
JPH07116077B2 (ja) 1995-12-13
CA1312096C (en) 1992-12-29
WO1988005768A1 (en) 1988-08-11
MX10277A (es) 1993-06-01
MX172784B (es) 1994-01-13
KR950008275B1 (ko) 1995-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4876403A (en) Process for the recovery of alcohols using a perfluorinated ionomer membrane
JPH02502634A (ja) 有機酸変性重合体膜を使用するアルコールの回収法
US4393250A (en) Process for producing alcohols and ethers
FI78675B (fi) Foerfarande foer framstaellning av en blandning av tert-butylalkohol och sek-butyl-tert-butyleter.
KR101499846B1 (ko) 에틸 t-부틸 에테르를 커플링, 분리 및 순화하는 방법 및 장치
US20070272613A1 (en) Acid tolerant polymeric membrane and process for the recovery of acid using polymeric membranes
US20070272614A1 (en) Acid tolerant polymeric membrane and process for the recovery of acid using polymeric membranes
US20040173529A1 (en) Liquid-phase separation of low molecular weight organic compounds
US4894163A (en) Separation of liquid mixtures
WO2005077502A1 (en) Acid tolerant polymeric membrane and process for the recovery of acid using polymeric membranes
US5585527A (en) Continuous distillation and membrane process
US20040222157A1 (en) Process for the recovery of sulfuric acid using polymeric membranes
JP2961052B2 (ja) 炭化水素のアルキル化方法
US5614065A (en) Distillation with membrane apparatus
AU676893B2 (en) Di-isopropyl ether production
US20080237129A1 (en) Regeneration of Sulfuric Acid
JPH04221333A (ja) エチルターシャリーアルキルエーテルの製造方法
US5292963A (en) Process for producing ether compound
JPH06343873A (ja) アルキル化法において使用済弗化スルホン酸触媒を回収する方法
US1844209A (en) Setts
RU2042611C1 (ru) Способ концентрирования серной кислоты
FI78676C (fi) Foerfarande foer framstaellning av blandningar innehaollande isopropyl-tert-butyleter och sek-butyl-tert-butyleter.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees