JPH0250066A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、庫内を仕切る仕切壁の前面部を仕切前板で覆
い、この仕切前板にドアスイッチを装設してなる冷蔵庫
に関する。

（従来の技術） この種の冷蔵庫においては、仕切前板に装設されたドア
スイッチに対し、リード線を庫内から仕切壁中を通して
配線するようにしている。このため、庫内でリード線が
冷やされ、その冷熱がリード線を通ってドアスイッチに
伝わり、該ドアスイッチが冷却されてこれに結露が生じ
、接点の機能障害等が発生するおそれがあった。

これに対処するものとして、従来より、第８図に示すも
のが供されている。この第８図において、１は冷蔵庫本
体で、これの内部は仕切壁２により冷凍室３と冷蔵室４
とに仕切られている。仕切壁２の前面部には、それを覆
うように仕切前板５が取付けられていると共に、この仕
切前板５の裏面に沿うように防露バイブロが配設されて
いる。また、仕切壁２の前面部には、伝熱シートである
アルミニウム箔７が貼着されており、これにより防露バ
イブロの発する熱を仕切前板５のほゞ全体に伝導するよ
うにしている。８はドアスイッチで、これは仕切前板５
に形成された収容孔５ａ及び仕切壁２に形成された凹状
の収容部２ａ内に収納されて、該仕切前板５に装設され
ている。９は庫内から仕切壁２中を通して配線されたリ
ード線で、これはコネクタ９ａを介してドアスイッチ８
に接続されている。ここで、リード線９の途中部位にタ
ーン部９ｂを形成し、このターン部９ｂを仕切壁２の四
部・２ａ内に配置させ、これと防露バイブロとに対して
これらを熱的に接触させるように伝熱シートであるアル
ミニウム箔１０を貼り着けている。これによって、防露
バイブロの発する熱をアルミニウム箔１０を介してリー
ド線９に伝導し、ドアスイッチ８を暖めてこれに結露が
生じることを防止するようにしている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来構成では、アルミニウム箔１０
を別途必要とすると共に、このアルミニウム箔１０をリ
ード線９のターン部９ｂ及び防露バイブロに貼り着けて
止める構成であるので、部品点数及び作業工数が増える
という問題点があった。

そこで、本発明の目的は、ドアスイッチに結露が生じる
ことを防止できるものでありながら、更に部品点数及び
作業工数を減らし得る冷蔵庫を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の冷蔵庫は、庫内を仕切る仕切壁の前面部に、そ
れを覆う仕切前板と、この仕切前板の裏面に沿う防露パ
イプと、この防露パイプの発する熱を仕切前板のぼり全
体に伝導する伝熱シートとを配設したものにあって、前
記仕切前板に装設するドアスイッチに対し、庫内から前
記仕切壁中を通したリード線を前記伝熱シートに接触さ
せて配線したところに特徴を付する。

（作用） 上記手段によれば、防露パイプの発する熱が伝熱シート
を通してリード線へ伝導するから、ドアスイッチが冷却
されることがなくなり、該ドアスイッチの結露を防止で
きる。この場合、上記伝熱シートは、防露パイプの発す
る熱を仕切前板のはＶ全体に伝導するためのもので、そ
れを兼用するのであるから、伝熱シートを別途必要とし
た従来とは異なり部品点数及び作業工数を減らすことが
できる。

（実施例） 以下、本発明の第１の実施例につき第１図乃至第４図を
参照して説明する。

まず第３図において、１１は前面部が開放した冷蔵庫本
体であり、これの内部を仕切壁１２によって上部の冷凍
室１３と下部の冷蔵室１４とに仕切っている。１５は冷
凍室１３の前面開口部を開閉する冷凍室用ドア、１６は
冷蔵室１４の前面開口部を開閉する冷蔵室用ドアである
。ここで、仕切壁１２は、第１図及び第４図にも示すよ
うに、その上面部を冷凍室１３の底板１７により構成し
、下面部を冷蔵室１４の天井板１８により構成したもの
で、それらの間に断熱材１９を装填して成る。

また、仕切壁１２の前面部２０には、第４図の右方部に
前面が開放した有底凹状の収容部２１を形成し、左方部
にリード線通し孔２２を形成している。２３は発泡スチ
ロール等の弾性材よりなりはり矩形板状をなす仕切絶縁
部材で、これの前面には伝熱シートである例えばアルミ
ニウム箔２４が貼着されており、このアルミニウム箔２
４が該仕切絶縁部材２３と共に仕切壁１２の前面部２ｏ
に配置されている。

さて、２５は断面コ字状をなす仕切前板で、これは上述
の仕切絶縁部材２３及びアルミニウム箔２４が配置され
た仕切壁１２の前面部２ｏにそれらを覆うように嵌合装
着されている。２６はこの仕切前板２５の裏面に沿う防
露パイプで、これは第１図に示すように仕切絶縁部材２
３の弾性力によって該仕切前板２５の裏面に押圧されて
いる。

この場合、仕切絶縁部材２３に貼着されたアルミニウム
箔２４が防露パイプ２６に接触しており、これによって
、防露パイプ２６の発する熱が仕切前板２５のほゞ全体
に伝導するようになっている。

また、仕切絶縁部材２３には、第４図に示すように、仕
切壁１２の収容部２１及びリード線通し孔２２にそれぞ
れ対応して収容孔２３ａ及びリード線通し孔２３ｂが形
成されている。更に、仕切前板２５には、上記収容部２
１及び収容孔２３ａに対応して収容孔２５ａが形成され
ている。

ここで、２７はドアスイッチで、これは仕切前板２５の
収容孔２５ａ及び仕切壁１２の収容部２１内に収納され
て該仕切前板２５に装設されている。２８はこのドアス
イッチ２７に対し配線されたリード線で、これは詳細に
は第４図に示すように、庫内から仕切壁１２中を通りリ
ード線通し孔２２及び２３ｂを通った後、第１図及び第
２図に示すように、アルミニウム箔２４に接触するよう
にして配線されており、その一端部に設けられたコネク
タ２９を介して上記ドアスイッチ２７に接続されている
。尚、ドアスイッチ２７は、前部に２本の操作子２７ａ
及び２７ｂを６しており、第３図に示すように、冷凍室
用ドア１５に設けられた抑圧部１５ａによって左側の操
作子２７ａが抑圧及び押圧解除され、また、冷蔵室用ド
ア１６に設けられた抑圧部１６ａによって右側の操作子
２７ｂが押圧及び押圧解除されるようになっている。

しかして、上記構成によれば、第１図及び第２図に示す
ように、ドアスイッチ２７に対し、リード線２８を防露
バイブ２６に接触したアルミニウム箔２４に接触させて
配線したから、防露バイブ２６の発する熱がアルミニウ
ム箔２４を通してリード線２８へ伝導するようになり、
該熱がドアスイッチ２７に伝わってこれを暖めるため、
ドアスイッチ２７が冷却されることがなくなり、該ドア
スイッチ２７の結露を防止できる。この場合、リード線
２８を接触させた上記アルミニウム箔２４は、防露バイ
ブ２６の発する熱を仕切前板２５のほゞ全体に伝導する
ために設けられたもので、それを兼用するのであるから
、従来（第８図参照）のアルミニウム箔１０を別途必要
とすると共にそれによるリード線９等の止め作業を必要
とするものに比べて、部品点数及び作業工数を減らすこ
とができる。

第５図は本発明の第２の実施例を示すもので、第１の実
施例と異なるところは、リード線３０を仕切絶縁部材２
３とアルミニウム箔２４との間に配線して該アルミニウ
ム箔２４に接触させるように構成したところである。従
って、この第２の実施例においても、第１の実施例とは
ｙ同様な作用効果を得ることができる。

第６図は本発明の第３の実施例を示すもので、第１の実
施例と異なるところは、仕切絶縁部材２３にアルミニウ
ム箔３１を巻回してその前後及び上下面を覆うと共に、
リード線３２を仕切絶縁部材２３の後面側のアルミニウ
ム箔３１と仕切壁１２の前面部２０との間に配線して該
アルミニウム箔３１に接触させるように構成したところ
である。

従って、この第３の実施例においても、第１の実施例と
はＶ同様な作用効果を得ることができる。

第７図は本発明の第４の実施例を示すもので、第３の実
施例と異なるところは、リード線３３を仕切絶縁部材２
３とその後面側のアルミニウム箔３１との間に配線して
該アルミニウム箔３１に接触させるように構成したとこ
ろである。従って、この第４の実施例においても、第３
の実施例とはｙ同様な作用効果を得ることができる。

尚、上記各実施例では、仕切絶縁部材２３の前面或は前
後及び上下面にアルミニウム箔２４或は３１を貼着した
が、これに限られるものではなく、例えばアルミニウム
箔を仕切前板の裏面に沿って貼着し、これに防露バイブ
及びリード線を接触させるようにしても良い。また、伝
熱シートとしてアルミニウム箔２４．３１を用いたが、
代りに他の良熱伝導性を有するシートを用いても良い。

［発明の効果コ 本発明は以上の説明から明らかなように、庫内を仕切る
仕切壁の前面部に、それを覆う仕切前板と、この仕切前
板の裏面に沿う防露バイブと、この防露バイブの発する
熱を仕切前板のはＶ全体に伝導する伝熱シートとを配設
したものにあって、前記仕切前板に装設するドアスイッ
チに対し、庫内から前記仕切壁中を通したリード線を前
記伝熱シートに接触させて配線する構成としたので−、
ドアスイッチに結露が生じることを防止できるのみなら
ず、特にはそれを部品点数及び作業工数を減らして達成
し得るという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例を示すもので
、第１図は第３図中１−１線に沿う断面図、第２図は仕
切前板を外した状態における仕切壁の破断斜視図、第３
図は冷蔵庫本体の部分斜視図、第４図は主要部分全体の
分解破断斜視図である。また、第５図乃至第７図はそれ
ぞれ本発明の第２乃至第４の実施例を示す第１図相当図
である。そして、第８図は従来構成を示す第２図相当図
である。 図面中、１１は冷蔵庫本体、１２は仕切壁、２０は仕切
壁の前面部、２４．３１はアルミニウム箔（伝熱シート
）、２５は仕切前板、２６は防露パイプ、２７はドアス
イッチ、２８，３０．３２゜３３はリード線を示す。 出願人　　株式会社　　東　　芝 珀 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、庫内を仕切る仕切壁の前面部に、それを覆う仕切前
   板と、この仕切前板の裏面に沿う防露パイプと、この防
   露パイプの発する熱を仕切前板のほゞ全体に伝導する伝
   熱シートとを配設したものであって、前記仕切前板に装
   設するドアスイッチに対し、庫内から前記仕切壁中を通
   したリード線を前記伝熱シートに接触させて配線したこ
   とを特徴とする冷蔵庫。