JPH0249705B2 - - Google Patents

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JPH0249705B2
JPH0249705B2 JP57500802A JP50080282A JPH0249705B2 JP H0249705 B2 JPH0249705 B2 JP H0249705B2 JP 57500802 A JP57500802 A JP 57500802A JP 50080282 A JP50080282 A JP 50080282A JP H0249705 B2 JPH0249705 B2 JP H0249705B2
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JP
Japan
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adhesive
cover sheet
powder
substrate
coated
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Hooru Ii Hansen
Robaato Eru Neruson
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3M Co
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication of JPH0249705B2 publication Critical patent/JPH0249705B2/ja
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M25/00Means for supporting, enclosing or fixing the microorganisms, e.g. immunocoatings
    • C12M25/06Plates; Walls; Drawers; Multilayer plates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
    • C12Q1/04Determining presence or kind of microorganism; Use of selective media for testing antibiotics or bacteriocides; Compositions containing a chemical indicator therefor

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  • Molecular Biology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

請求の範囲 1 自己保持性で、防水性の、上側表面および下
側表面を有する基体および該基体の上側表面上に
被覆された接着剤の層からなる本体部分からな
り、該接着剤は微生物の発育を阻害しないもので
ある、微生物を発育させるための装置であつて、
上記接着剤に均一に接着されている冷水可溶粉末
を含有し、該粉末はゲル化剤と、微生物の発育の
ための1種以上の栄養成分と、ゲル化剤と栄養成
分との混合物とより成立つ群より選択した少なく
とも1種類の成分を含有することを特徴とする上
記微生物を発育させるための装置。 2 該装置が上記本体部分の少なくとも1部分に
はがすことができるように接着しているカバーシ
ートを有することを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の装置。 3 上記粉末があらかじめ定められた量の水で水
和される場合、少なくとも1500cpsのBrookfield
粘度を有するゲルを提供するに十分のゲル化剤を
含有することを特徴とする、特許請求の範囲第1
項記載の装置。 4 該装置が上記基体と接触しているあらかじめ
定められた量の液体を保持するための壁を形成す
る疎水性スペーサー要素を該基体の上側表面に接
着して有することを特徴とする、特許請求の範囲
第1項記載の装置。 5 上記粉末が微生物を発育させるための1種以
上の栄養成分を含有することを特徴とする、特許
請求の範囲第1項記載の装置。 6 上記粉末がゲル化剤および微生物を発育させ
るための1種以上の多くの栄養成分を含有するこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の装
置。 7 上記ゲル化剤がグアール(guar)ガム、キ
サンタム(xanthum)ガムまたはそれらの混合
物であることを特徴とする、特許請求の範囲第1
項記載の装置。 8 上記接着剤が感圧性接着剤であることを特徴
とする、特許請求の範囲第1項記載の装置。 9 上記接着剤が水で湿した時に実質的に透明で
あることを特徴とする、特許請求の範囲第8項記
載の装置。 10 自己保持性で、上側表面および下側表面を
有する防水性基体からなり、そして上記上側表面
の少なくとも一部に接着された被覆を有する底部
部分からなる微生物を発育させるための装置であ
つて、 上記被覆が、実質的に水不含であり、そしてゲ
ル化剤、微生物を発育させるための1種以上の栄
養成分、およびゲル化剤と微生物を発育させるた
めの栄養成分の混合物より成立つ群より選択した
少なくとも1種の成分を含有する、冷水で再構成
しうる材料より基本的に成立つものであり、か
つ、該装置が、細菌および水蒸気を実質的に透過
しないカバーシートを、その底部部分の少なくと
も一部にはがすことができるように接着させて含
有することを特徴とする、上記微生物を発育させ
るための装置。 11 上記カバーシートが、該カバーシートの本
体部分に面する側の表面の少なくとも一部に接着
している被覆を有し、該被覆が実質的に水不含で
ありそしてゲル化剤、微生物を発育させるための
栄養成分の1種以上、および、ゲル化剤と栄養成
分との混合物より選択した少なくとも1種の成分
からなる水で再構成しうる材料より本質的に成立
つていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
0項記載の装置。 12 上記基体上に被覆が、接着剤を用いて該基
体上に接着させた冷水可溶の粉末より本質的に成
立つており、該接着剤は該基体上に被覆されてお
りそして微生物の発育を阻害しないものであるこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第11項記載の
装置。 13 上記カバーシート上の被覆が、接着剤によ
り該カバーシートに接着させた冷水可溶の粉末よ
り本質的に成立つており、該接着剤は該基体上に
被覆されており、そして微生物の発育を阻害しな
いものであることを特徴とする、特許請求の範囲
第11項記載の装置。 発明の分野 本発明は微生物を培養するための装置に関す
る。詳細には、本発明は、冷水で再構成しうる形
状の培地を含有する装置に関する。水と接触さす
と、かきまぜないでも、培地は実質的に均質な培
地を形成する。 背景となる技術 細菌を培養するための培地は、一般的に、特定
の微生物を発育させるための必要な栄養成分およ
び他の成分を含有する水溶液に、固型化するため
の材料を分散させて製造する。不幸にも、従来か
らの固型化剤は、しばしば、最終的使用者に不便
である。たとえば、水やミルクのような液体試料
中の微生物の数を測定する標準“平板計数法”ま
たは“平板注入法”を実施する時に、従来からの
寒天培地の使用は特に不便で時間がかかる。大量
に製造しあらかじめ滅菌してある寒天培地は、沸
騰水中かまたは水蒸気流にさらして融解せねばな
らない。加熱寒天は約45℃に注意して冷却してか
らペトリ皿に注入せねばならない。ついで被験試
料の一連の希釈物を用意し、各希釈物の1部をペ
トリ皿に入れる。冷却してあるがまだ液体状の寒
天培地をそれぞれのペトリ皿に加え、試料と混
ぜ、廻転させて混合し、放置固化させる。インキ
ユベーシヨンのあと、各ペトリ皿中に発育するコ
ロニー数を、肉眼で計数する。このようにして、
試験試料中の微生物またはコロニー形成単位の数
を測定しうる。 以上の記載より、標準プレート数をうるより簡
単な方法、特に、寒天培地を融解しそして冷却し
それをペトリ皿に注入する必要がない方法が望ま
しい。 従来法は、室温で再加水しうる、微生物発育培
地に対するいくつかのゲル化剤を提供した。たと
えば、U.S.特許No.3046201は、ゲル化剤としてあ
る種のポリアクリルアミドの使用を示唆してい
る。U.S.特許No.3360440は、ゲル化剤が冷水可溶
の変型セルローズである微生物培地を記載してい
る。上記のゲル化剤は、それをより水和しやすく
するために、乾燥粉末の表面積を増加さすのに、
費用のかかる凍結乾燥法を包含する特別の方法で
調製している。再水和した時に、均質なゲルをう
るのに、混合が一般的に必要である。 U.S.特許No.3881993は、微生物のための液体試
料を分析するための装置を記載している。この装
置のひとつの具体例として、紙にゲル化剤およ
び微生物の発育培地を浸し、それを、接着層によ
りフイルムに接着させている。この具体的例は、
おそらく紙の存在により、一般的に半定量的に
すぎないという欠点がある。紙は適当な透明度
がなく、それで細菌コロニーの計数は困難とな
る。さらに、紙が存在すると、個々のコロニー
の分離がむづかしくなる。 本発明の要約 本発明は、微生物を発育さすための有利な装置
を提供する。これは、上側および下側の表面を有
する自己保持性の防水性の基体を含有する底部部
分;この基体の上側表面上に被覆された、微生物
の発育を阻害しない接着剤の層;および、この接
着剤の層に均一に接着された、ゲル化剤、微生物
の発育のための1種または1種より多くの栄養成
分および、ゲル化剤と栄養成分との混合物より成
立つ群より選択した少なくともひとつの成分を含
有する、冷水可溶性の粉末の被覆を包含する。な
るべくは、この装置は、貯蔵しそして保存するあ
いだは装置の汚染を防ぐための、構成要素の少な
くとも1部に剥離されうるように接着されてい
る、カバーシートを包含する。 本発明は、また、実質的に水不含で、ゲル化
剤、微生物を発育さすための1種または1種より
多くの栄養成分およびそれらの混合物より成立つ
群より選択した少なくとも1種類の成分より成立
つ冷水で再構成しうる材料より本質的に成立つ被
覆が上側表面の少なくとも1部分に接着してい
る、上側表面および下側表面を有する、自己保持
性で、防水性の基体を含有する底部部分と;そし
て、細菌および水蒸気に対して実質的に不透過性
の上記の底部部分の少なくとも1部に剥離しうる
ように接着しているカバーシートとを含有する、
微生物の発育のための装置を提供する。 ゲル化剤が冷水で再構成されうる材料(有利な
場合として冷水可溶性粉末)の被覆中に存在する
ならば、なるべくは、少なくとも1500cpsの
Brookfield粘度を有する実質的に透明なゲルを
形成さすに十分量存在さすのが有利である。有利
な具体例として、冷水で再構成しうる材料中に染
料をも存在させうる。染料は水溶性とし、発育す
る微生物と反応でき細菌コロニーがよりよく見う
るようにする。 インキユベーシヨン中での汚染を防止するため
に基体をおおう手段は、なるべくは、本体部分の
一端にちようつがい様に付着するシートとするの
が有利である。カバーシートを単にはがすだけ
で、液体試料を基体上におく。ついでカバーシー
トをもとの位置に戻すと、ゲル化媒体はシールさ
れる。カバーシートはなるべくは透明で細菌コロ
ニーを見うるようにする。場合により、基体に接
触するカバーシートの面が、それに接着して、ゲ
ル化剤および(または)微生物を発育さすための
栄養成分を含有する、冷水で再構成しうる材料の
被覆を有しうる。カバーシートを形成するに用い
る材料は、酸素のようなガスに対して望む透過性
を有するように選択するのが便利でありうる。 冷水で再構成しうる材料と接触するように、基
体上にあらかじめ定めた量の水または他の被験試
料をおく時に、なるべくはその被覆中に含有され
るゲル化剤が、基体に接着された他の乾燥成分と
あわせて試料中ですぐに水和し、ゲル化媒体を形
成するのが有利である。使用者は、均質なゲルを
うるために、培地を加熱したりまたは別様に処理
する必要はない。 本発明の装置は、標準プレート注入法および他
の微生物試験のための従来法による装置および技
術に比して著しい改良を示す。本発明の装置の培
地の被覆は、細菌コロニーを可視化しそして分離
する能力に悪影響するマトリツクスを含有しな
い。本発明の装置により提供される培地により、
培地中に発育するコロニーの計数を可能とするの
みならず、ペトリ皿中の従来法による寒天培地上
に発育する細菌コロニーと同様に、さらに試験す
るためのコロニーを容易に分離しうる。これらの
装置はペトリ皿よりずつとコンパクトで軽量で、
実験室中で面積をとらない。さらに、この装置
は、完全に処分可能で、使用後のより安全でより
速い後かたづけを可能とする。本発明の有利な装
置(つまり、ゲル化剤を含有する冷水可溶粉末)
は、プレート法によるのと類似の結果を与える。 図面の説明 本発明を図面によりさらに説明する。 第1図は、本発明による有利な微生物発育装置
の、部分的に断面とした、上方からの透視図であ
る。 第2図は、本発明の別の具体例の上方透視図で
ある。 第3図は、第1図の装置の断面図である。 第4図は、基体上に印刷されたごばん目模様を
示している、第2図の装置の上面図である。 第1図から第4図までは、本発明に準ずる有利
な装置を説明する。微生物発育装置10は、上側
および下側の表面を有する、自己保持性の防水基
体12を含有する本体部分を含有する。基体12
は、水を吸収したりまたは別様に水の影響を受け
ない、ポリエステル、ポリプロピレンまたはポリ
スチレンのような材料の、比較的に強いフイルム
とするのが有利である。約0.010から0.018センチ
メートルの厚さのポリエステルフイルム、約
0.010から0.020センチメートルの厚さのポリプロ
ピレンのフイルムおよび0.038センチメートルの
厚さのポリスチレンのフイルムが具合よいと分つ
た。他の適当な基体には、ポリエチレンまたは防
水性被覆のある紙がある。適当なポリエチレン―
被覆紙基体の例は、“Schoeller Type MIL”フ
オトプリント紙(Schoeller Pulaski,New
Yorkより市販)である。基体12は、透明かま
たは不透明で、これは、基体を通して細菌コロニ
ーを見たいかどうかで決まる。細菌コロニーの計
数を容易にするために、基体12は、なるべく第
4図に示すように、印刷されたごばん模様を有す
る。 基体12の上部表面は、接着剤14の層で被覆
され、これは、水和が容易のように、乾燥ゲル化
剤および(または)栄養成分を保持する役割をす
る。接着剤14は水不溶であらねばならず、微生
物の発育を阻害してはいけない。なるべくは、接
着剤は、接着剤で被覆されたフイルムを通して細
菌コロニーを見うるように、湿つた時に十分に透
明であるようにする。接着剤14は感圧性とする
のが有利である。低融点の物質を高融点物質に被
覆する熱活性化接着剤も使用しうる。ムシラージ
(mucilage)のような水活性化接着剤も用いう
る。 接着剤14は、粉末化ゲル化剤および(また
は)栄養成分の直径よりなるべくは小さい厚さ
に、基体12上に被覆すべきである。そうするの
は、粒子を基体に接着さすには十分であるが粒子
が接着剤中にうもれてしまうことのないようにす
るためである。水和に十分な表面積がさらされて
いる粉末16の均一な単一層が望ましい。一般的
に、0.00051から0.0013センチメートルの厚さの
接着剤層が適当である。 さしあたり有利な接着剤は、イソオクチルアク
リレート/アクリルアミド(モル比94/6)の共
重合体である。用いうる他の感圧性接着剤には、
イソオクチルアクリレート/アクリル酸(モル比
95/5または94/6)およびシリコンゴムがあ
る。水にふれるとミルク状になるのはあまり有利
でない。しかし、不透明基体とあわせて用いうる
し、またはコロニーを可視化する必要のない時に
は用いうる。 冷水可溶の粉末16の単層は、接着剤層14に
均一に接着させる。粉末16は、ゲル化剤、微生
物発育のための1種または1種より多くの栄養成
分、およびゲル化剤と1種または1種より多くの
栄養成分との混合物より成立つ群より選択した少
なくとも1種類の成分を含有する。明細書およよ
び特許請求の範囲に記載の“粉末”の用語は、平
均直径が400ミクロンより小さい微細化粒子材料
を意味する。明細書および特許請求の範囲に記載
の“冷水可溶”の用語は、室温の水中で溶液を形
成する材料を意味する。 本発明の装置に使用する粉末の“冷水可溶性”
は、たとえば、粉末中に適当なゲル化剤を添加す
ることで生じうる。粉末16に添加しうる適当な
ゲル化剤には、室温で水溶液を形成しうる天然お
よび合成のゲル化剤がある。ヒドロキシエチルセ
ルローズ、カルボキシメチルセローズ、ポリアク
リルアミド、ロカストビーンガムおよびアルギン
のようなゲル化剤は、室温の水中で溶液を形成
し、冷水可溶の粉末を与えるゲル化剤として適当
である。粉末16のための適当なゲル化剤は、グ
アールガムおよびキサンタムガムで、これらは、
個々に、または、相互に組合わせて用いうる。微
生物を発育さすための栄養成分は、室温で水溶液
を形成する。 上記のように、粉末16はゲル化剤のみを含有
してよい。製造した装置がゲル化剤のみを含有す
る粉末を含有する場合には、使用者は、発育させ
ようとする微生物の型にあわせて、特別に栄養分
を添加する。たとえば、乾燥粉末状栄養分を、エ
タノールまたは“Freon”のようなすみやかに蒸
発する液体中に懸濁させうる。別の例として、乾
燥粉末栄養成分を水性溶液中に懸濁または溶解さ
せうる。液体の一定量を接着剤およびゲル化剤で
あらかじめ被覆した基体12の表面に添加する。
液体を放置し蒸発さすと、ゲル化剤にあわせて栄
養成分が残る。 本発明の別の具体例として、粉末16が栄養成
分を含有するがゲル化剤を含有しない場合もあ
る。個々の細菌コロニーを可視化しそして(また
は)分離しようとする時にのみゲル化剤は必要で
ある。微生物試験の多くで、たとえば細菌の同定
または抗生物質感受性の試験で、ブロス培地を用
いる。そして、粘稠なゲルは不要である。そのよ
うな試験の実施では、ゲル化剤は省略しうる。 ゲル化剤の粉末16に含める場合、あらかじめ
定めた量の水または水性試料、つまり1から3ml
の量を基体上におくと、25℃でBrookfield
Model LVF粘度計で60rpmで測定して約1500cps
またはそれ以上の粘度を有するゲルを形成するに
十分量のゲル化剤を基体に接着させておく。この
粘度のゲルで操作および積層は便宜に行なえる
し、コロニーの同定の明確に実施しうる。大部分
の例で、20.26平方センチメートルの表面積上
0.025から0.050グラムのグアールガムで、1から
3mlの水性試料で水和した時に十分に粘稠なゲル
ルを与える。粉末粒子の大きさによつて、単位面
積についての被覆重量を調節しうる。たとえば、
約100メツシユのグアールガムは、5.1センチメー
トル直径デイスクに約0.05グラムの重量まで被覆
される。そして400メツシユのグアールガムは、
5.1センチメートル直径のデイスクに約0.025グラ
ムまで被覆される。さらに追加量のゲル化剤およ
び(または)栄養成分を必要とするならば、この
具体例に存在させうるカバーシートにもまた被覆
しうる。 粉末16に用いる有利な被覆混合物はつぎのよ
うである。 15グラムのグアールガムまたはキサンタンガ
ム 5グラムのペプトン 2.5グラムの酵母エキス 1グラムのデキストロース 0.06グラムの炭酸ナトリウム 0.12グラムの“Cab―O―Sil M―5”(カ
焼) 炭酸ナトリウムは中性PHを与えるのに用いる。
“Cab―O―Sil M―5”は処理助剤として用い
る。もちろん、粉末16に用いる特定の被覆混合
物は、発育さすべき微生物の型で変動する。 上記成分を含有する被覆混合物を調製する際に
は、ペプトン、酵母エキス、デキストロースおよ
び炭酸ナトリウムを水に溶解し、生ずる溶液を従
来法で噴霧乾燥し、成分の均一な混合物とする。
残りの成分はついで上記混合物と合併して最終的
被覆混合物とする。 培地混合物中に染料を添加することの望ましい
ことがありうる。別様には、染料を接着剤14に
添加しうる。適当な染料は、発育する微生物に代
謝され、そしてコロニーを着色して見やすくする
ものである。このような染料の例には、トリフエ
ニルテトラゾリウムクロライド、p―トリルテト
ラゾリウムレツド、テトラゾリウムバイオレツ
ト、ベテトリルテトラゾリウムブルーおよび類似
の染料がある。他の適当な染料はニユートラルレ
ツドのようなPH変化に感受性のものである。 用途によつては、画線により微生物の接種を可
能とするに十分の固さの培地とするのが望まし
い。画線しうる培地とするには、粉末16がゲル
化剤を含有する場合に、少量の架橋剤粉末16を
添加するのが望ましい。たとえば、グアールガム
では、粉末16の重量の1.0パーセントより少な
い量の架橋剤たとえばカリウムテトラボレート、
アルミニウムまたはカルシウム塩を添加しうる。
目的とする微生物の発育に影響することのない架
橋剤を選ぶよう注意すべきである。 粉末16が場合により、ある種の微生物試験を
実施するのに必要な薬剤を含有することも本発明
内のこととして考慮しうる。たとえば、抗生成物
感受性試験を実施するのに抗生物質を添加しう
る。微生物の同定のために、特定の型の微生物の
存在で色の変化する試剤も添加しうる。 第1図の装置で、本体部分は、基体12の上部
表面に施したスペーサー要素を含有する。スペー
サー要素は、基体12の上の粒子16を露出さす
ために、中心を通して切り取つた円状の孔20を
有するスペーサー片18を含んである。孔20の
壁はあらかじめ定められた大きさのおよび形状の
くぼみを与え、水和後の培地を閉じこめる。スペ
ーサー18は望む容量のウエルを形成するに十分
の厚さとする。容量は1、2または3ミリリツト
ルとなる。閉口性のセル状ポリエチレンフオーム
がスペーサー18に有利な材料である。しかし、
疎水性(非湿潤性)、微生物不活性、そして滅菌
に耐えうる材料ならいずれも使用しうる。 本体部分のスペーサー18の辺縁にカバーシー
ト22が接着する。カバーシート22は細菌コロ
ニーを数えるのを容易にするのになるべくは透明
とし、細菌および水蒸気に実質的に不透過性とす
る。明細書および特許請求の範囲に記載の“細菌
および水蒸気に実質的に不透過性”とは、輸送、
貯蔵および装置の使用中に望ましからぬ脱水、培
地の汚染を防ぎそしてインキユベーシヨン期間中
に微生物の発育を維持するカバーシートを意味す
る。一般的に、それは基体12と同じ性質を有す
るが、固い必要はない。カバーシート22は、発
育させようとする微生物の型に応じて必要な量の
酸素透過を与えるように選択する。たとえば、ポ
リエステルフイルムは低い酸素透過量(0.0025セ
ンチメートルの厚さについて、7.75g/1000平方
センチメートル/24時間以下)を有し、嫌気性細
菌を発育さすに適当な程度である。他方、ポリエ
チレンは非常に高い酸素透過性(0.0025センチメ
ートルの厚さについて775g/1000センチメート
ル/24時間)を有し、好気性微生物に適当であ
る。さしあたり、カバーシート22に有利な材料
は、0.0041センチメートルの2軸性配向のポリエ
チレンフイルムとする。カバーシート22は、図
に示すように、場合により、接着剤14′および
粉末16′の層でおおう。理解されうると思うが、
別様には、カバーシート22を本体の基体12に
接着させうる。そして、被覆はなくてもよいし、
または、感圧性の接着剤の層のみでおおわれてい
てよい。 第2図の具体例は第1図のそれと同じである
が、スペーサー18は存在しない。重みのある環
状の輪のようなテンプレートを1時的に、閉じた
あとこのカバーシート22の上ににおき、ゲルを
特定の領域に限定しうる。 図中に示した具体例は共に、装置に付着したカ
バーシート22を有するけれども、粉末含有体を
カバーなしで、貯蔵およびインキユベーシヨン中
に無菌環境中におくだけにすることも本発明範囲
内にあると考えうる。 図に示してないが、本発明に準ずる他の装置
は、上側および下側の表面を有する、自己保持性
の防水性の基体を含有する底部部分を含有する。
基体の上部表面の少なくとも1部は、実質的に水
不含で、ゲル化剤、微生物を発育さすための1種
または1種より多くの栄養成分、およびゲル化剤
および微生物を発育さすための1種または1種よ
り多くの栄養成分よりなり立つ群より選択した少
なくとも1種の成分を含有する被覆でおおわれて
いる。明細書および特許請求の範囲に記載の、
“実質的に水不含”の用語は、常温環境中で平衡
させたあとの脱水被覆の含水量よりは実質的に大
でない水含量を有する被覆とする。 この具体例で本体部分として用いるための適当
な基体には、上記に図示した具体例と組合わせて
論議したものがある。 この具体例は、また、底部本体の少なくとも1
部に剥離しうるように接着させたカバーシートを
包含する。このカバーシートは細菌および水蒸気
に対し実質的に不透過性である。このカバーシー
トは、ゲル化剤および(または)栄養成分混合物
で被覆しうるが、それはたとえば冷水可溶の粉末
とし、接着剤層でカバーシートに接着さすか、ま
たは、本具体例中の本体部分の基体上に被覆した
ような被覆とする。別様には、カバーシートは、
感圧性の接着剤のみで被覆できるし、または、い
ずれの型の被覆も有しなくてよい。カバーシート
に適当な材料には、上記具体例に関連して論議し
た材料がある。 本具体例の被覆に用いる材料は、冷水で再構成
しうるものとする。本明細書中および特許請求の
範囲で使用する“冷水で再構成しうる”とは、室
温で溶液、ゾル、またはゲルを生成する材料を意
味する。本発明の具体例の被覆中にゲル化剤を含
ませる場合に、適当なゲル化剤は、室温で水中で
溶液を形成する上記のゲル化剤が含まれる。さら
に、沸騰水に溶解し被覆として沈着させたあとの
寒天も、“冷水で再構成しうる”材料であること
が分つた。 本発明の具体例として示した被覆を提供する有
利な被覆混合物は、つぎの成分を混合して調製す
る。 15グラムの寒天 32.7グラムのペプトン 16.3グラムの酵母エキス 6.5グラムのデキストロース 2.0グラムの“Guar M150”(Celanese社よ
り販売の多糖類) 0.1グラムの炭酸ナトリウム 0.2グラムの“Triton X―100”(Rohm and
Haasより販売の湿展剤)1000グラムの水 被覆は場合により染料、抗生物質および架橋剤
を含有しうる。それらの例は、前記したようであ
る。 この具体例は、場合により基体に施すスペーサ
ー要素を含有しうる。適当なスペーサー要素の例
には、上記の図示した具体例に関連して示したも
のである。スペーサー要素の存在する時には、カ
バーシートは、たとえば、スペーサー要素に剥が
れるように接着させうる。 本発明の装置の使用を、第1図から第3図まで
の装置を参照して論ずる。第1図から第3図の装
置を注入用のプレートに用いる時には、カバーシ
ート22を引き戻し、本体部分の基体12上に、
あらかじめ定めた量の水または試験試料水溶液を
おく。接着剤14により基体12に接着している
ゲル化剤および(または)栄養成分は、すみやか
に水和されるかまたは溶解して、栄養成分のゲル
を生成する。カバーシート22を基体上にふたた
びかぶせ、上部に秤量されたプレートを置いて試
料を完全に拡げる。この装置はあらかじめ定めた
時間インキユベートする。培地中に発育するコロ
ニーがあれば透明なカバーフイルムを通して数え
うる。 この装置は、種々の物体の表面上を調べ細菌汚
染の程度を測定する“Rodac”試験に用いて便利
である。感圧性接着剤だけで被覆されたカバーシ
ートを引き戻し、被検表面に接触させる。接着剤
は、表面に微生物があれば釣菌する。装置はつい
で水和し、カバーシート22をおき、装置をイン
キユベートする。 本発明をさらにつぎの非限定的実施例で説明す
る。すべての部は断わらぬ限り重量による。本明
細書中に用いる“標準方法栄養成分”Standard
Methods Nutrients、は、Washington,D.C.,
American Public Health Association,
Standard Nethods for the Examination of
Dairy Products、14版記載の栄養成分混合物を
意味する。それは、5部のペプトンと、2.5部の
酵母エキスと1部のデキストロースとから成立
つ。 例 1 透明のポリエステルフイルム(0.046センチメ
ートル厚さ、“Scotchpar”、3M社販売)に、100
平方センチメートルに0.084グラム(乾量)の割
合で、IOA/アクリルアミド(94/6モル比)感
圧接着剤を被覆する。7.6および8.9センチメート
ルの大きさで、中央部から5.1センチメートルの
孔をくり抜いた“Volara”Type Eポリエチレ
ンフオームシート(密度:0.079グラム/cm3
Voltek社、Lawrence,MA販売)(厚さ0.15cm)
を、上記フイルムの乾燥接着剤面に接着させる。
1部の標準方法栄養成分と2部のCelanese社販
売グアールガム粉末HP―11との混合物を、切り
出して露出させた接着剤被覆フイルムに振りか
け、過剰の分は振つて除く。透明の2軸配向コロ
ナ処理ポリプロピレンフイルム(0.0041センチメ
ートル)より成立つカバーシートを同じ接着剤で
上記と同じ被覆重量で被覆し、乾燥し、全体に、
1部のトリフエニルテトラゾリウームクロライド
と1500重量部のキサンタムガス(“Keltrol”、イ
リノイ州シカゴKelco社販売)の混合物を振りか
ける。過剰の粉末は振つて除く。シートは7.6×
8.9センチメートルに切り、あらかじめ用意して
ある積層物上に、粉末側が相対するようにおく。
カバーシートと本体部分とは、一方のふちで熱溶
融する。3層より成立つこの装置は酸化エチレン
中で滅菌する。適当な通気のあと装置は用いう
る。注意して貯蔵すれば数ケ月使える。 使用に際しては、装置を平らな面の上におき、
上部のシートを持ち上げるかまたは除く。水(3
ml)を含有する水性試料を、切り出した中央に注
意しておき、カバーシートを粉末側を下方にむけ
ておく。全体で5.1センチメートルの切り出した
部分をおおつて液体が拡がるように弱い重みをか
けうる。装置は常法によりインキユベーター中に
おく。インキユベーシヨンのあと、ふつうの注入
プレートと同様に、コロニーの発育を読む。数え
やすくするには細菌を赤く染める。 例 2 ポリエチレン被覆紙(漂白クラフト紙の上面お
よび下面を、0.0025センチメートルの低密度ポリ
エチレンで被覆、密度0.12キログラム/立方メー
トル、H.P.Smithより入手)上に、1cm×1cmの
黒色格子模様を印刷し、上面はワニスで封入被覆
し、例1の接着剤を被覆する。ポリエチレンほう
まつシート(Valcour EPS,0.038センチメート
ル厚さ、0.16グラム/cm3密度)を、7.6×8.9セン
チメートルに切り中央に5.1センチメートルの孔
をあける。例1のポリエチレンほうまつに代えて
接着させる。この装置に粉末を被覆し、組立て、
滅菌することは、例1のようである。この装置
は、使用時に、水和するのに1mlのみの水です
み、5.1センチメートル直径の孔をみたす。イン
キユベーシヨン後のコロニー数は、透過光でなく
反射光で数える。格子模様は正確な計数に役立
つ。 例 3―8 上記のように、本発明の乾燥培地の有利な処方
としてグアールガム、キサンタムガムおよび標準
方法栄養成分を用いる。他の冷水ゲル化剤も用い
うる。つぎの例で、1500グラムの各材料と1グラ
ムのトリフエニルテトラゾリウムクロライドとを
混合し、いくつかのゲル化剤の試験試料とする。
混合物は、一面がIOA/アクリルルアミド(96/
4モル比)の感圧性接着剤で被覆されているポリ
プロピレンテープ(大きさ:7.6×8.9センチメー
トル、0.0041センチメートル厚さ)上に被覆す
る。手で混合する。被覆するには、テープ上に過
剰の粉末を振りかけ、四角の廻転ビーターバーで
ビーテイングして過剰の分を除く。これらの被覆
テープはカバーシートとして用いる。底側のシー
トには、例2に示すように、接着剤、グアールガ
ムおよび栄養成分を被覆する。 この装置に生の牛乳からの細菌分離物を接種す
る。35℃でインキユベートしてから、プレートを
標準方法で調べ、コロニーを数える。表1に結果
を示す。
【表】
【表】 例 9 本発明前の確立された方法は、ペトリ皿中寒天
ゲルを用いる。標準方法操作(Washington,D.
C.American Public Health Association刊(14
版87―93頁)、Standard Methods for the
Examination of Dairy Products酪農製品検査
の標準法)として知られるペトリ皿プレート注入
法を、本発明方法と比較する。 この実験で、生ミルク(Dairy Quality
Control Institute,2353Rice Street,St Paul,
MN)の24試料を、本発明方法および標準方法操
作で試験した。本発明の装置は、グアールガム/
標準方法栄養成分の15/8重量比を基体上に、そ
してキサンタムガム/トリフエニルテトラゾリウ
ムクロライドを1500/1の比で、カバーシート上
に含有した。 本発明方法で得られた結果と従来法により得ら
れた結果との相関係数は0.97であつた。この結
果、本発明方法が、精度を損なはないで、効率お
よび便宜さの増したものであることが分る。 例 10 この実験は上記9と同様に実施した。しかし、
標準ミルク試料に代えて種々の細菌の懸濁液を用
いた。細菌の接種物の濃度は約1×102CFU/ml
(c.c.当たりのコロニー形成単位)である。標準方
法操作(Standard Methods for the
Examination of Dairy Products,American
Public Health Association,87―93頁)によ
り、標準プレート注入試験を行なう。結果を次表
2に示す。
【表】
【表】 例 11 透明な、コロナ処理、2軸配向ポリエチレンフ
イルム(0.0041センチメートルの厚さ)を、
0.084グラム(乾量)/100cm2に、IOA/アクリル
アミド(94/6モル比)感圧接着剤で被覆する。
接着剤層を乾燥する。感圧接着剤はまた、乾燥接
着剤1グラムについて0.0006グラムの2,3,5
―トリフエニルテトラゾリウムクロライドを含有
する。“Guar Meyprogat150”(Celaneseより販
売の多糖類)を、100cm2について0.25グラムの割
合で接着剤被覆フイルムにふりかける。粉末層
に、乾燥後、0.084グラム/100cm2の被覆重量にな
るように標準方法栄養成分の20%固型物溶液を被
覆する。 底部部分およびカバーシートの両方にこの材料
のシートを用いて装置を製造する。適当な細菌希
釈物の1mlを装置に接種し、32℃で48時間インキ
ユベートする。結果は標準方法操作を用いたもの
と比較し、表3に示す。
【表】 例 12 “Schoeller Type MIL”フオトプリント紙
(Schoeller Pulaskiより市販)を0.13グラム/
100cm2(乾量)になるようつぎの溶液を被覆し乾
燥した。
【表】 被覆フオトプリント紙は装置の底部部分とす
る。 カバーシートには、上記例11記載の型の粉末被
覆ポリプロピレンフイルムとする。ただし、ここ
で、感圧接着剤は、乾燥接着剤1グラムについて
0.0012グラムの2,3,5―トリフエニルテトラ
ゾリウムクロライドを含有する。 この装置には、次表4に記載の細菌培養物の適
当な希釈物の1mlを接種する。32℃で48時間イン
キユベーシヨンした結果を次表4に示す。標準方
法操作による結果もあわせて示す。
【表】 この例の装置に、生ミルクを接種してみると、
同様に接種した標準寒天平板に対して0.934の相
関係数が得られた。 例 13 “Schoeller Type MIL”フオトプリント紙
を、つぎの溶液を0.13グラム(乾量)/100cm2
被覆した。
【表】
【表】 この被覆フオトプリント紙を装置の底部部分と
する。 カバーシートは、例12のカバーシートと同じで
ある。 装置には、次表5に示した細菌培養物の適当な
希釈液を接種する。32℃48時間インキユベーシヨ
ンの結果を表5に示す。標準方法操作の結果もあ
わせて示す。
【表】
【表】 例 14 底部部分に例12の被覆フオトプリント紙を用い
て本発明に準ずる装置を構成した。カバーシート
は、0.084グラム(乾量)/100cm2に、IOA/アク
リルアミド(94/6モル比)感圧性接着性で被覆
した、透明、コロナ処理、2軸配向ポリプロピレ
ンフイルム(0.0041センチメートル厚さ)より成
立つ。この感圧性接着剤は、さらに、乾燥接着剤
グラムについて0.0012グラムの2,3,5―トリ
フエニルテトラゾリウムクロライドを含有する。 この装置に0.1mlのE.coli希釈物を接種し、24時
間インキユベートして、それぞれのコロニーを数
えた。
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