JPH0249613A - 加熱装置付容器 - Google Patents

加熱装置付容器

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Publication number
JPH0249613A
JPH0249613A JP63200042A JP20004288A JPH0249613A JP H0249613 A JPH0249613 A JP H0249613A JP 63200042 A JP63200042 A JP 63200042A JP 20004288 A JP20004288 A JP 20004288A JP H0249613 A JPH0249613 A JP H0249613A
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JP
Japan
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container
agent
ignition
igniter
heating element
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Pending
Application number
JP63200042A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Suzuki
良一 鈴木
Mitsuo Yonetani
米谷 光雄
Hiroo Kuwabara
桑原 丕雄
Kunio Yamauchi
邦夫 山内
Choji Kawabata
川端 長次
Akira Takeuchi
章 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiki Co Ltd
Nippon Steel Corp
Nissin Food Products Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiki Co Ltd
Nippon Steel Corp
Nissin Food Products Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to ES198989308209T priority patent/ES2039868T3/es
Priority to CA000608172A priority patent/CA1322501C/en
Priority to US07/392,422 priority patent/US4949702A/en
Priority to EP89308209A priority patent/EP0356093B1/en
Publication of JPH0249613A publication Critical patent/JPH0249613A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、加熱装置付容器に関するものである。
[従来の技術] ガスや電気等の熱源を用いずに内容物を加熱する加熱装
置付容器に関しては、酸化カルシウム、塩化カルシウム
あるいはアルミニウム等の水和反応による発熱を利用し
たものがある(実開昭60−702:15号公報、実開
昭6l−8L132号公報、実開昭62−93654号
公報等)。酸素供給剤と加熱剤との混合物から成る発熱
剤の自己燃焼反応による発熱を利用したものとしては、
特開昭52−19358号公報、また最近では実開昭6
2−146427号公報および実開昭63−42089
号公報等があり、当該公報に開示されている技術による
と発熱剤の性質から点火に電気ヒーター、ライターある
いは導火線などで着火するものであった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、酸化カルシウム、塩化カルシウムあるい
はアルミニウム等の水和反応による発熱を利用したもの
では、加熱速度が遅く、また発熱剤の体積に対して得ら
れる熱量が非常に少ないという欠点がある。
また、前記特開昭52−19358号公報、実開昭62
−146427号公報および実開昭63−42089号
公報の考案による加熱容器では、発熱剤への着火を、発
熱剤の性質から該発熱剤に接続した電気ヒーター導火線
あるいはライターでしばらく加熱する必要があり、着火
に際しては電池、マツチ、ライター等の着火具を必要と
し、使用上非常に不便であった。
さらに、自己燃焼反応による発熱剤はエネルギー密度か
高いという利点がある反面、正常な使用方法を行わなか
った場合、例えば水を入れて加熱する容器の場合に水を
入れずに加熱した時など火災、やけどなどの事故が生ず
る可能性がある。
そこで、本発明は、着火が容易であり、さらに誤操作を
防止しながら、しかも迅速に加熱することかできる、小
型で携帯性に優れた、また、被加熱物の種類により、例
えば即席麺のように水を入れて加熱する場合、あるいは
カレー シチューなどのようにそのまま加熱する場合等
、用途・安全性に適する着火方法が採用でき、さらに、
調理対象により調理機能、喫食性を向上させることを目
的にした。
また、発熱体を収納する容器に関しては、着火性能、発
熱性能、発生ガス、煙の除去性能、加熱機能を向上させ
ることを目的とした。
[課題を解決するための手段] 本発明は、加熱剤の発生熱量が多く、しかも迅速、簡便
で低コストな加熱器について種々検討を行った結果、金
属酸化物粉末の1種以上と金属、半金属単体あるいはこ
れらの合金粉末の1種以上を混合した主発熱剤と、前記
の主発熱剤に接して主発熱剤よりも着火の容易な金属酸
化物粉末の1種以上と金属、半金属単体あるいはこれら
の合金粉末の1種以上を混合した着火剤を設けることに
よって少ない熱容量で容易に着火できるようにし、主発
熱剤と着火剤とからなる発熱体の下部には断熱材を設け
て熱のロスを減少させ、さらに着火剤を着火するための
点火具あるいは点火具を構成する部品の一部を、用途に
応じて分離設置することが可能な構造とした。即席麺、
即席ライス、スープのような乾燥食品などの場合には、
水を入れないと着火できないように、点火具あるいは点
火具を構成する部品の一部が容器上蓋を解放してから取
り出し後点火具を挿入孔へセットでき、カレー、シチュ
ーなどのように水を入れる必要かない場合には、発熱体
、断熱材等を組込んだ後商品出荷萌に点火具を点火具挿
入孔へあらかじめセットしておくことができる構造とし
た。また、容器外壁を断熱材で被覆することにより、缶
外部への熱放散を減少させ効率良く加熱でき、また、取
扱いが容易にできるようにした。
即席麺、ライス、スープ、カレー、シチューなどは調理
温度が高い程、食感は向上するが、方、調理時のふきこ
ぼれや喫食時に容器から直接食する事かできにくくなる
欠点がある。これを解決するための手段として、調理時
の熱ロスとぶきこぼれを押える容器のかぶせ蓋として機
能し、喫食時には食器として機能するプラスチック製容
器を被加熱物収納容器の端部に嵌め込み付設した。
調理対象がシューマイ、蒸しパンなどの場合には、水は
被調理物と分離され、蒸気によって蒸す調理方法が望ま
しい。この様な場合には、被加熱物よりも径の小さい小
孔を有する金属、セラミックあるいはプラスチック製の
板を発熱体収納容器上部に下部支持具と容器外壁に設け
たビードとで固定し、被加熱物は該金属あるいはセラミ
ック製の板上に設置され、調理時に注入された水は該板
の下に入ることにより、被加熱物は蒸気によって調理さ
れる。
本発明の発熱体は金属と酸化物との酸素の移動にもとづ
く反応によって発熱するもので、煙、有害ガスはほとん
ど発生するものではないが、点火具かられずかにこれら
が発生する場合がある。これらを除去するための方策と
して、発熱体下部に設けた断熱材自体にこれらガス、煙
のフィルター機能をもたせることによる解決をはかった
。すなわち、断熱材にアルミナ、シリカ、カーボン等の
粒子あるいは繊維を用いることにより、断熱機能とフィ
ルター機能を同時にもたせることにより、製造の容易さ
とコスト低減を計った。
発熱体及び該フィルター機能を有する断熱材、あるいは
点火具を内部に組込んである場合には、点火具を含めて
湿分はそれらの機能低下の一因となる。外気の影響を受
けないように点火具挿入口はアルミニウム箔、プラスチ
ックフィルムなどによって気密を保つようにし、点火操
作の際これら箔、フィルムを取り除くようにはしている
が、保存方法あるいは長期保存の場合にはやはり湿分の
影響を受けることがある。
このためシリカゲル、酸化カルシウムなどの乾燥剤を発
熱体収納容器内に充填することにより、これら湿分の問
題の解決を図った。
発熱体から発生する熱は発熱体収納容器壁を通して被加
熱物に伝わる。したがって、該収納容器壁の表面積が大
きい程伝熱は良く、より短時間に調理を行うことが望ま
しい場合には表面積を大きくする必要がある。
このために発熱体容器上部に円筒型あるいは十字型の凹
凸を設ける構造とした。
以下本発明について図面で説明する。
第1図は本発明による加熱装置付食品容器の基本的な構
造の一例を示す。
第1図の円筒形の金属製容器1の底部に主発熱剤3、該
主発熱剤に接して主発熱剤よりも着火の容易な着火剤4
、主発熱剤と着火剤から成る発熱体の下部に点火具が挿
入できる小孔6を有し゛、かつフィルター機能を有する
アルミナ、シリカ、カーボンの単体あるいはこれらの複
合体の収納容器2が、点火具が挿入できる小孔10−2
、ガス抜き用小孔l0−3を有する底部金属板lOとと
もに巻締め、固定されている。点火具あるいは点火具を
構成する部品の一部7はフルオーブン缶の上蓋8にテー
プ、接着剤等で固定され、被加熱物9を加熱、調理する
際には上蓋を開け、点火具を取り出し、上部より注水し
た後、点火具あるいは点火具を構成する部品の一部7を
小孔10−2、小孔6に挿入し着火剤に着火する。該食
品容器の外壁は紙、プラスチック、布、セラミックス等
の断熱材11で被覆されている。
第2図は加熱時に被加熱物を収納した容器のかぶせ蓋、
又喫食時には食器として機能するプラスチック製容器を
被加熱物収納容器の上部に付設した場合の実施例態様を
示した。該プラスチック製容器12は通常上蓋8の上に
設けられている。第2図では点火具あるいは点火具を構
成する部品の部7はプラスチック製容器14に収められ
、入水口14−2を底部に設けた有底細管状の収納器1
3の内部に収納された場合を示しており、この場合には
プラスチック製容器12をはずし、上蓋を開けた後所定
の量の水を注ぐことによりプラスチック製容器14に収
められた点火具あるいは点火具を構成する部品の一部7
が水の浮力によって上昇し、収納器13上部より取り出
すことができる。
なお、プラスチック製容器14を紐で浮きと接続してお
き、水によって浮きを浮上させ、この浮きを引くことに
よって容器14を取り出す構造でも良い。
この点火具あるいはその一部を収納する容器14を取り
出した後、プラスチック製容器12は調理時の熱ロス、
ふきこぼれを押えるために缶上部に再びはめ込む。
第3図は、小孔を有する金属、プラスチックあるいはセ
ラミック製の円盤を発熱体収納容器上部に設けた場合の
実施例態様を示した。又第4図は、該円盤の上面図の1
例を示した。
アルミニウム、ブリキなどの金属、プラスチック、ある
いはアルミナ、マグネシア、シリカなどのセラミック製
の円盤15は発熱体収納容器の士に下部支持具16と容
器外壁に設けたビード17で固定されている。該円盤の
取付は、まずビード17を缶外壁に設け、次に下部支持
具を付けた該円盤I5を入れ、次に発熱体等の入った発
熱体収納容器を缶内に入れ、缶底lOとともに巻締めに
より行う。
第5図は発熱体収納容器内に乾燥剤を充填した場合の一
例を示した。シリカゲル、酸化カルシウムなとの公知の
乾燥剤18が断熱材の−F部に設けられている。なお、
乾燥剤の設置場所は断熱材の上部、下部、あるいは中間
部いずれでも良く、特に点火具があらかじめ設置しであ
る場合、湿気をきらう場合には第5図のように上部、そ
うでない場合には断熱材の中間部あるいは第6図のよう
に下部に設ける方法が望ましい。充填量は発熱体の容積
、あるいは底部シール材のシール性、保存条件などによ
って1〜5g程度で良い。
なお、第5図は断熱材としてガス、煙のフィルター機能
を有する材質であるアルミア、シリカ、カーホンなどの
粒、繊維及び同プレス成形品などを用いた場合を例示し
たものであり、該断熱材5が発熱体収納容器内に設けら
れている。この場合、発熱体近傍にはアルミナ、シリカ
など断熱性の良いもの、底部にカーボンなどを用いても
良い。これによって、特に点火具から発生するガス、煙
等を吸着、除去することができる。
第6図は断熱材5が、点火具を挿入する際のカイトとな
り、またガス抜きのできる小孔2oを2個以上有する熱
伝導性の良い金属円盤19によって上、下2層に分割さ
れた場合を示しており、上層にはアルミア、シリカが、
また下層にはカーボン繊維か充填されている。なお、缶
底1oには点火具挿入孔21、ガス抜き孔22が設けら
れている。
第5、第6図はまた、発熱体容器上部に円筒型の窪みを
設けることによって被加熱物への伝熱面積を大きくした
場合を例示したものでもあるが、第7図は円筒型の凹凸
23を設けた場合の上面図、第8図は十字型の凹凸24
を設けた場合の上面図である。これら凹凸によって表面
積は増加し、はぼ増加分に比例して伝熱41.6増え、
迅速な加熱が可能になる。
本発明の主発熱剤としては、酸化鉄、酸化銅、酸化鉛な
どの金属酸化物の1種以上と珪素、チタン、鉄などのn
rf記酸化物を形成している金属よりも酸化物の生成熱
の大きい金属、半金属の単体あるいはこれらの合金の1
種以上を混合したものがらなり、金属、半金属が酸化物
から酸素を体って酸化する際に大きな生成熱を発生する
。着火剤としてはホウ素、アルミニウム、カルシウム、
マグネシウムの単体あるいはこれらの合金の1種以上に
、酸化鋼、酸化鉄、過酸化バリウム、過酸化ストロンチ
・クムなどの酸化剤の1種以1−を混合したちのからな
り、ホウ素、アルミニウム等か酸化銅、酸化鉄等によっ
て酸化される時に大きな生成熱を発生する。主発熱剤は
着火のための必要熱Elか多く着火が困難であるのに対
して、着火剤は着火のための必要熱量か少なくて良く、
点火具から発生する微量の火花等によって容易に着火す
る。
この着火剤を主発熱剤に接して設置することにより、着
火剤の発熱によって主発熱剤が着火する。すなわち、着
火剤の併用によって主発熱剤の着火が容易となる。
点火具は赤りん、硫黄、硫化砒素、硫化りんなどの可燃
物の1種以上と、塩素酸カリウム、過塩素酸カリウム、
硝酸カリウムなどの酸化剤との混合物を摩擦熱で発火さ
せる方式、あるいは発火石(希」二類金属の混合物的8
5%、残り鉄と微量、のマダネン・クムなどから成る。
)を用い、硬質金属と強く摩擦して火花を出す方式など
が用いられ得る。点火具とは火花等を発生する器具全体
を言い、点火具を構成する部品とは発火石、硬質金属な
どを言う。
主発熱剤として、例えば酸化鉄79.2重量%、珪素(
Si)20.8重量%の混合物1gで約600calの
熱が発生し、500m1の水を10℃から100℃に加
熱する場合には、約75gで良く、 100℃に上昇す
るまでに要する時間は約1分間と非常に迅速であった。
なお、この際着火剤としてはホウ素(12重量%)に酸
化剤として酸化鉄と少量の過酸化バリウム(88重量%
)を混合した粉末を0.5g使用した。
なお、着火剤としてはこの他アルミニウムに少量のホウ
素、これに酸化剤として酸化銅を主成分とし、これに少
量の過酸化バリウムを配合してもほぼ同様の結果が得ら
れた。
主発熱剤としては前記の組合せの他、反応温度が比較的
低く本発明に適するものとして、酸化鉄−フェロシリコ
ン(鉄−珪素の合金)の場合に発熱量は1gあたり約5
00cal、酸化銅と珪素の場合には同約500cal
、酸化鉛に珪素の場合には同約300calであった。
主発熱剤、着火剤を構成する各粉末は細かい程反応性が
良く、200メツシユより細かいものが望ましい。
また、主発熱剤、着火剤は粉末状で金属容器内に充填す
るか、または200〜500kg/cn+2程度のプレ
ス圧でプレス成型してベレット状にして容器内に充填し
ても良い。粉末に比べてベレット状のものが伝熱が良く
、温度上昇は速い。
点火具として赤りん、硫黄、硫化砒素、硫化りんなどの
可燃物の1種以上と、塩素酸カリウム、過塩素カリウム
、硝酸カリウムなどの酸化剤との混合物を用いた場合の
構造としては、第9図のように紙、プラスチック等の筒
25の内部に金属、木、紙、布などの細11!i!26
を入れ、筒25と細線26の隙間に上記可燃物と酸化剤
の混合物29を充填し、これをアルミニウムあるいは鉄
等の細管27の先端部に設置し、筒25を固定したもの
、さらには必要に応じて発生する火花が一方向に強く出
るための窪み28をつけたものなどが用いられる。点火
に際しては点火具の細線26を引くか、又は押すことに
よって筒25、細線26と混合物29との間で摩擦熱が
生じ、該混合物(点火剤)29が発火し、火花が細管2
7の先端より外部へ放出される。なお細管27内部には
必要に応じて熱の外部への漏れを防ぐために断熱材30
を入れることも出来る。
発火具として発火石を用いる場合の発熱体収納金属容器
2の構造及び発火具の構造を第1O図、第11図(a)
 (b)および第12図に示す。
第1O図に示すように主発熱剤3は中央部に小孔を有し
ており、小孔の円周上に着火剤4が設けられている。こ
れらはプレス成型にて一体化されている。該小孔の中央
部にH型の小孔を有する硬質の鋼板31が鉄製固定用具
32で容器2と主発熱剤3の間に挟まれることによって
固定され設置されている。該H型の小孔内に容器lの内
部から取り出した発火石の丸棒33(約2mmφ)を挿
入して摩擦させることによって火花が発生し、着火剤4
が着火し、続いて主発熱剤が燃焼する。発火石には必要
に応じて取手34を取り付けても良い。発火石による発
火方法としては、この他に発火石を固定しておき、ヤス
リ状の棒を挿入することにより火花を発生させることで
も良い。
[実施例] 以下に実施例を述べる。
実施例1 ■容器及び被加熱物 容器:第1図に示す構造の容器(84mmφX  15
Qmm高さ)。容器外壁は厚み約0.5mmの不織布で
断熱した。缶上蓋の裏に第9図に示した点火具を粘着テ
ープで固定。
被加熱物:即席麺65g、スープ・具材lOg、水31
0m1  。
■発熱体 主発熱剤二酸化鉄(Fe203)粉末56g、フェロシ
リコン(80重量%珪素、20重量%鉄)粉末24gの
混合物。
着火剤ニホウ素12重量%、酸化鉄と少量の過酸化バリ
ウム88重量%の粉末0.5gの混合物。
点火具:赤りんと塩素酸カリウムの混合物を用いた第9
図の点火具。
■断熱材二発熱体直近は約5mm厚のシリカ・アルミナ
繊維、その下はグラスウール約] 9mmさらにその下
部にカーボン繊維約1mm。
■結果:缶上蓋を開け、点火具を取り出し、点火具を缶
底から挿入して後缶内に注水し、点火具の細線I7を押
すことにより、着火剤及び主発熱剤を燃焼させたが、そ
の結果被加熱物を約2.5分後に100℃に温度上昇さ
せることができた。この即席麺の復元は通常の100℃
の湯を注いで調理した即席麺に比べ勝っており、食味も
格別のものであった。
実施例2 ■容器及び被加熱物 容器:第2図の容器で容器外壁には0.5mm厚のプラ
スチック製断熱材で被覆した。第5図のように乾燥剤を
入れ、第10図に示す発熱体容器構造の容器。
被加熱物:即席麺65g、スープ・具材10g、水31
0m1 0 ■発熱体 主発熱剤:酸化鉄(Fe2O* )粉末56g、フェロ
シリコン(75重量%珪素、20重量%鉄)粉末24g
の混合物。
着火剤ニホウ素12重量%、酸化鉄と少量の過酸化バリ
ウム88重量%の粉末0.5 gの混合物。
点火具:第8図、第9図の硬質の鋼板と発火石を用いた
点火具。
■断熱材;発熱体の直近約10mmはアルミナ系断熱材
、その下部はロックウール約15mm。
■結果:かぶせ蓋用プラスチック製容器をはずし缶−ヒ
蓋を開け、注水して浮上したプラスチック製容器に入っ
た発火石を取り出した後世びかぶせ蓋用プラスチック製
容器をかぶせ、缶底より発火石を挿入して着火剤及び主
発熱剤を燃焼させたが、その結果即席麺を約2分後に 
100℃に温度上昇させることができた。上記かぶせ蓋
機能を有するプラスチック製容器をはずし、これを食器
として用いることにより、麺、スープを熱い状態で容易
に食する事か出来た。
実施例3 ■容器及び被加熱物 容器:第3図に示した構造の容器で、容器外壁は紙製断
熱材で被覆し、第4図のブリキ製板を設置。
被加熱物:あらかじめ約1時間水に浸しておいた米10
0g、水100m1゜ ■発熱体 主発熱剤二酸化鉄(Fe2O,、)粉末80g、珪素粉
末21gの混合物。
着火剤:実施例1と同じ。
点火具゛実施例1と同じ。
■断熱材:実施例1と同じ。
■結果:缶上蓋を開け、点火具を取り出し、被加熱物を
缶内に入れてかぶせ蓋をした後、点火具を缶底から挿入
し、点火具の細線を引くことにより、着火剤及び主発熱
剤を燃焼させたが、その結果15分後に飯が炊き上り、
おいしい飯を食べることができた。
実施例4 ■容器及び被加熱物 容器:第2図に示す構造の容器で容器外壁は不織布で被
覆し、第5図、第7図に示す構造の発熱体収納容器。
被加熱物:即席@65g、スープ・具材10g、水:l
l]Oml  。
■発熱体 主発熱剤:実施例2に同じ。
着火剤ニアルミニウムに少量のホウ素、これに酸化銅を
主成分とし、これに少量の過酸化バリウムを混合した粉
末0.5gの混合物。
点火具・実施例1に同じ。
■断熱材:実施例1に同じ。
■結果;かぶせ蓋機能を有するプラスチック製容器をは
ずし缶上蓋を開け、注水して浮上したプラスチック製容
器に入った点火具を取り出した後、再びかぶせ蓋機能を
有するプラスチック製容器をかぶせ、缶底より点火具を
挿入して後点火具の細線を引くことにより、着火剤及び
主発熱剤を燃焼させたが、その結果即席麺を約1.5分
後に 100℃に温度上昇させることができた。上記か
ぶせ蓋機能を有するプラスチック製容器をはずし、これ
を食器として用い即席麺を熱い状態で容易に食すること
が出来た。
[発明の効果] 以上説明した本発明による加熱装置付容器によれば、高
エネルギー密度である発熱体によって高温度で被加熱物
を加熱でき、高温で加熱するために発生する種々の問題
に対しては、缶外壁からの熱ロスを防ぎ取扱いを容易に
するために外壁断熱材を設け、加熱時の熱ロス、ふきこ
ぼれを抑えて喫食時には食器として機能するプラスチッ
ク製容器を被加熱物収納容器上部に嵌め込み付設してお
くことなどで解決することか出来た。調理対象が蒸気に
よって蒸すことが望ましい場合には、被加熱物の下部に
被加熱物よりも径の小さい小孔を有する円盤を発熱体収
納容器上部に容器外壁に設けたビードで固定することに
より、低コストで確実に実施できるようになった。さら
に点火具等から発生するガス、煙を除くためのフィルタ
ー機能を断熱材自体にもたせることにより製造の容易さ
と低コスト化が可能となった。またシリカゲル、酸化カ
ルシウムなどの乾燥剤を発熱体収納容器内に充填するこ
とによって、発熱体、点火具などを湿気による機能低下
から防ぎ、長期安定してそれら機能を得られ、さらに発
熱体容器上部に円筒型あるいは十字型凹凸を設けること
により伝熱面積を増大させ、より迅速な調理が可能とな
った。
以上のように本発明により、高エネルギー密度である発
熱体を安全に、効果的に使用することにより、非常に迅
速に加熱対象に最適な状態で加熱することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本発明に係る加熱装置付容器
の基本的な構造を示す断面図、第4図は小孔を存する金
属あるいはセラミック製円盤の一例を示す上面図、第5
図、第6図、第10図は発熱体収納容器の断面図、第7
図、第8図は発熱体収納容器上部に円筒型、十字型の凹
凸を設けた場合の上面図、$9図、第11図、第12図
は点火具を例示した図である。 1・・・容器、2・・・金属容器、3・・・主発熱材、
4・・・着火剤、5・・・断熱材、6・・・小孔、7・
・・点火具、8・・・]二蓋、9・・・被加熱物、10
・・・金属板、lo−2・・・点火具挿入孔、10−3
−・・カス抜き孔、II・・・断熱材、12・・・容器
、l 3−・・収納器、14−・・プラスチック製容器
、14−2・・・入水口、15−・・円盤、16・・・
支持具、17−・・ビード、18・・・乾燥剤、19・
・・金属円盤、 2Q−・・小孔、21・・・小孔、2
2−・・小孔、23・・・凹凸、24・・・凹凸、25
・・・筒、26・・・細線、27−・・細管、28−・
・窪み、29・・・点火剤、30・・・断熱材、31・
・・鋼板、32−・・固定用具、33−・・発火石、3
4−・・取手

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属酸化物粉末の1種以上と金属、半金属の単体あ
    るいはこれらの合金粉末の1種以上を混合した主発熱剤
    と、該主発熱剤に接して主発熱剤よりも着火の容易な金
    属酸化物粉末の1種以上と金属、半金属の単体あるいは
    これらの合金粉末の1種以上を混合した着火剤からなる
    発熱体及び該発熱体下部に着火剤を着火させるための点
    火具あるいは点火具を構成する部品の一部が挿入できる
    小孔を有する断熱材が収納された金属容器を、被加熱物
    を収納する金属容器底部に設け、該容器外壁を断熱材で
    被覆したことを特徴とする加熱装置付容器。 2、加熱時に被加熱物を収納した容器のかぶせ蓋、又喫
    食時には食器として機能するプラスチック製容器を被加
    熱物収納容器の上部に嵌め込み付設したことを特徴とす
    る請求項1記載の加熱装置付容器。 3、被加熱物収納容器内の発熱体収納容器上部と被加熱
    物下部の間に、小孔を有する金属、セラミックあるいは
    プラスチック製の板を容器外壁に設けたビードで固定し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱装置付容
    器。 4、発熱体が収納された金属容器内に乾燥剤を充填した
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の加熱装置付
    容器。 5、発熱体下部に設けた断熱材がガス、煙のフィルター
    機能を有する材質であることを特徴とする請求項1、2
    、3又は4記載の加熱装置付容器。 6、発熱体容器上部に円筒型あるいは十字型の凹凸を設
    けることにより伝熱面積を大きくしたことを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の加熱装置付容器。
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