JPS63152572A - 発熱機能付容器 - Google Patents

発熱機能付容器

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JPS63152572A
JPS63152572A JP62142204A JP14220487A JPS63152572A JP S63152572 A JPS63152572 A JP S63152572A JP 62142204 A JP62142204 A JP 62142204A JP 14220487 A JP14220487 A JP 14220487A JP S63152572 A JPS63152572 A JP S63152572A
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heat generating
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heat
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俊一 佐藤
砂川 智司
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、酒、コーヒー、ミルク、スープなどの液体飲
食物や、水、油などの液体を自己加熱する発熱機能付容
器に関するものである。
〈従来の技術〉 容器に収容された液体などを、発熱剤によって加熱する
方法は従来よりよく知られている。一般(;は、生石灰
の水和反応や金属粉の酸化反応や燃焼反応を利用して飲
食物などを加熱するものである。
例えば、1′実開昭60−70.23j号公報や実開昭
60−タ4t/30号公報には容器の内容に発熱剤収納
室を設けて、この発熱剤収納室に生る灰と氷袋を入れ、
氷袋を破ること(二より発熱反応を開始させ加熱させる
方法が紹介されている。しかしながら、この方法では被
加熱体収容容器の体積(二たいして発熱剤収納室の体積
が大きいため、熱効率が悪い。十分な加熱を期待すれば
容器全体が大きくなるし、又空炊きの危険性も増加して
くる。
なぜならば、液体飲食物などを容器ζ:封入する場合に
は、容器内部に空間が生じるのが普通であり。
容器がおかれた条件によっては、発熱剤がこの空間部を
加熱し容器内部の圧力を上昇せしめ、容器の破裂にまで
及ぶことがある。
これは、欧州特許第θ/♂032夕号明細書に紹介され
た装置についても同様である。このものは根揃熱体収容
容器の外周(−生石灰と氷袋を入れた発熱剤収納室を設
けたもので熱効率は更1;悪く。
発熱剤収納室の外周の断熱が不十分だと火傷を負う恐れ
がある。
以上の発明(:使用されている発熱剤は生石灰であるが
、生石灰を使用すると加熱が終了するのC:やや時間が
かかるという不便さと生石灰が加熱後(−膨張して容器
全体が変形するという間組もかかえている。
次(二、米国特許第4t5066タダ号明細書には被加
熱物収容容器の底に自己m現性発熱剤を平面的に装置し
て加熱する方法が紹介されている。しかしながら、この
ような装置では容器が倒立または横転した状態で加熱す
ると空炊きの恐れがある。
又、高温に達した発熱剤の一部が被加熱物とは反対の方
向に拡散されるため熱効率はやや低下する。
他の方法として、特開昭t、4−4g?7/号公報には
過硫酸アンモニクムとマンガン粉末から成る発熱剤に水
を加えること(−より発熱させる容器が紹介されている
が、本°装置も発熱剤収納室の体積が大きくなり生石灰
の場合と同様な部類がある。
父、特公昭、27−、fr2号公報、実公昭!♂−λグ
//り号公報には、金属筒に四三酸化鉛、ケイ素鉄を主
成分とした加熱剤を内蔵した加熱装置が紹介されている
。しかし、かかる加熱剤は単位重量当たりの発熱量が比
較的小さく、父、燃焼反応後(ニー酸化鉛などの有害物
を生成することがあるので、安全性の点からも飲食物の
加熱組成物として十分とはいえない。
以上のように、発熱剤を用いた加熱装置は、発熱剤の選
択と容器の設計の間に密接な関係があり、従来の装置で
は、何らかの欠点を有するものが殆どであった。
く解決しようとする問題点〉 本発明は、上記のごとき問題に鑑み、発熱剤が発生した
熱を効率よく容器内の被加熱体に伝達することができ、
しかも容器の外側の温度上昇を防止して、容器をいかな
る状態で加熱しても空炊き(二よる容器の破裂などのお
それのない安全な発熱機能付容器を提供することを目的
とするものである。
又、被加熱体を収容する容器の体積に比べ発熱剤収納室
の体積を小さくして収容体積効率を向上させ、結果的シ
ーコンパクト(二形成できるととも(:。
加熱に要する時間が短く、シかも燃焼後(二有害物を生
成することがなく衛生面に優れ、かつ経時変化すること
のない飲食品の加熱用としてふされしい発熱機能付容器
を提供することも目的とするものである。
く問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の発熱機能付容器は、
被加熱体を収容する容器と、この容器の内部に向かって
突出して設けられた発熱剤収納室と、この発熱剤収納室
の奥部に収納された発熱剤と、この発熱剤に隣接して設
けられた断熱層と、この発熱剤に先端部が達し、断熱層
を貫通させて設けた着火手段を備えている。
さらに、本発明の発熱機能付容器について重要なことは
、発熱剤の単位体積当たりの発熱量が大きく、被加熱物
収納容器に対する発熱剤の占める体積が小さいことであ
る。
本発明の発熱組成物は自己燃焼性発熱剤であって、空気
中の酸素を必要とせず、密閉された状態であっても、適
当な骨太装置を用いれば燃焼して発熱反応を起こす。す
なわち、本発明の自己燃焼性発熱剤は酸素供給剤と可燃
剤との混合物からなるものである。
本発明の発熱剤収納室の外面は、被加熱体を収納する容
器がいかなる状態におかれても被加熱体と接している。
いかなる状態とは、通常容器が正立または倒立、又ある
場合(二は横転した状態をさしている。しかしながら、
さら(二好ましい条件としては、仮に容器が傾斜された
状態(:おかれたとしても被加熱体と接していることで
ある。
従って、発熱剤が収納されている部位外面は、被加熱体
く=包み込まれた状態を確保できるので、熱伝達効率が
よく、シかも空炊きになることはありえない。
次(二図面に従って本発明の詳細な説明する。
′@/、コ、3図に示される本発明の実施例は被加熱体
として酒、コーヒー、スープなどを収容する被加熱体収
容容器1と、この収容容器1の底部中央から内側(二突
出して一体C;形成した円筒状の発熱剤収納室2を有す
る。
この発熱剤収納室2の高さは、発熱剤収納室2の発熱部
が被加熱体収容容器lのほぼ中心部に位置するよう被加
熱体収容容器1の高さの半分よりやや高めに設定される
ことが望ましい。また、発熱剤収納室2の直径は被加熱
体収容容器1の直径のに〜%程度である。
被加熱体収容容器1の上端は被加熱体3を収容したあと
蓋4で覆われる。この蓋4には開口を形成するための引
つ侭り金具5が設けられている。
発熱剤収納室2の最奥部(二は自己燃焼性発熱剤6が収
容され、これに隣接して断熱層7が設けられる。この断
熱層7外側シーはスポンジ8を介して金属蓋9が圧入さ
れている。
発熱剤収容室2の壁面には断熱層7、スポンジ8、金属
蓋9を貫通し、一端部が自己燃焼性発熱剤6に接し他端
部が金属蓋9から露出した燃焼線10が設けられている
尚、発熱剤収納室2の開口部;:)より−ト11が貼ら
れ、発熱剤6が空気中の水分を吸収するのを防止してい
る。このシートIIH替え、樹脂性のキャップを開口部
(;かん装してもよい。
上記構成において、被加熱体3の上面と裔4との間(二
は空間12が存在する。また、’$3図に示すように被
加熱体収容容器1を横転させた状態では、被加熱体3の
上面と被加熱体収容容器lの側壁との間(:空間12が
存在することになる。しかしながら、この被加熱体収容
容器1の正立、横転または倒立状態で、マツチやライタ
ーによって燃焼線1011i火し、自己燃焼性発熱剤6
の発熱反応を起こさせても、自己燃焼性発熱剤6が収容
されている部位外面すなわち伝熱面は、断熱層7の、存
在により被加熱体3に包み込まれた状態を確保できるの
で空炊きになることはありえない。
より好ましい条件としては、被加熱体3と接している発
熱剤収納室部位の伝熱面の上端が、被加熱体収容容器1
がいかなる状態にあろうとも、被加熱体の液面より15
!I以上隔てられた状態にあることである。
次に第り図に示す本発明の実施例は第1図の実施例と略
略同じであり、同一部位には同一符合を付して異なる点
を主(二説明する。
すなわち、自己燃焼性発熱剤6屯−隣接する断熱層7人
の外側(;アルミニクム製金属蓋9人とリングワッシャ
9Bを圧入し、かつ蓋4Aも圧入したことである。
また、導火線10Aを断熱層7人の中央を貫通して設け
、発熱剤収納室2の開口部(二導火線10人を保持する
ととも(二発熱剤6が空気中の水分を吸収するのを防止
するキャップ11人が設けられている。
次に、第!図に示す本発明の実施例について説明する。
この実施例は第7図の実施例と同じく鉄製の被加熱体収
容容器lを用いた例である。該被加熱体収容容器1とこ
の被加熱体収容容器1の底部中央から内側に突出して別
体に形成した円筒状の発熱剤収納室2を有する。蓋4は
プルトップ式であり引っ張り金具5を有し、手で容易に
開封できる。
自己燃焼性発熱剤6と発熱剤収納室2の底部との間C:
は無機不活性層14が装填され、発熱剤部位と被加熱体
3との隣接面積を少なくして、煮沸前を低下させる措置
がとられている。また、発熱剤6と断熱層7との間には
、両者が混合するのを防止するために貫通孔を有する仕
切板13が装着されている。
尚、燃焼線10は断熱層7の中央部を貫通して一端部は
発熱剤6(二挿入され、他端はスポンジ8、金属蓋9を
貫通して露出している。
この実施例においても、マツチやライターで燃焼線10
に着火し発熱剤6の発熱反応を生じさせるが、発熱部が
被加熱体3の中心部シ=存在することから空炊きの危険
がない。
以上の構造を有する本発明の発熱機能付容器に用いる自
己燃焼性発熱剤6は、空気中の酸素を必要としない物で
密閉された状態であっても着火により燃焼して発熱反応
を起こす。すなわち、酸素供給剤と可燃剤との混合物か
らなる。本発明に用いる自己燃焼性発熱剤が1本発明の
条件を満足するためζ:は、発熱剤の占める容積が小さ
いことが重要であり、単位体積当たりの発熱量が少なく
とも3θQ cal々以上であることが好ましい。また
、発熱剤が溶融して外部::流出したり、有害なガスを
発生したりするもめは好ましくない。
自己燃焼性発熱剤として選ばれるものは、酸素供給剤と
しては、過マンガン酸カリウム、二酸化マンガン、白玉
酸化鉛、過酸化バリウム、臭素酸塩、塩素酸塩等であり
、可燃剤としては鉄、ケイ素、ケイ素鉄、アルミニタム
、マグネシクム、銅等の金属粉末である。酸素供給剤は
、一般:二市販されている工業用グレードでもよく、粒
度は20メツシユより小さいものがよく、/θθ〜3j
θメツシュのものが取扱い性及び反応性の点からより好
ましい、可燃剤の粒度は6θメツシユより小さいものが
よく、10θ〜360メツシユのものが取扱性及び反応
性の点でより好ましい。
尚、自己燃焼性発熱剤の燃焼反応なコン)o−ルするた
めに、アルミナ、フェライト、ケイ砂、グイツク土等の
高温で水分やガスを放出しない無機不活性物を加えるこ
ともできる。
被加熱体が飲食物である場合に最も好ましい自己燃焼性
発熱剤は過マンガン酸カリウムと金属粉末を組み合わせ
たもの、もしくはそれに無機不活性物を加えたものであ
る。これらのものは、発熱反応を起こす前と反応後にお
いて毒性がきわめて小さく、単位体積当たりの発熱機も
他と比べて大さく有毒なガスも発生しない。
特に鉄粉末は、反応が比較的緩慢であり、発熱量のコン
トcy−ルが容易であるばかりでなく、他の金属シ:比
べて熱伝導がやや悪いため、自己燃焼性発熱剤が燃焼後
も蓄熱して徐々に被加熱体を加熱するので、飲食品の加
熱に適している。
配合比率は過マンガン酸カリウムが鉄粉末に対し10〜
りθ重量パーセントの範囲で混合されうるが、好ましく
は過マンガン酸カリウムと鉄粉末との2成分で組成する
場合は、過マンガン酸カリウムが30〜jθ重量パーセ
ントである。但し、後述する無機不活性物を添加した3
成分の場合には、過マンガン酸カリウムは50〜70重
量パーセントが好ましい。
また、酸素供給剤として過マンガン酸カリウム、金属粉
末として鉄粉末及びケイ素鉄またはケイ素粉末で発熱剤
を組成することもできる。この場合。
° 過マンガン酸カリウム、25〜/!東量パーセント
、鉄粉末/!〜75重量パーセント(二外側で0.0.
夕〜!重量パーセント:;なるようζ;ケイ素またはケ
イ素鉄粉末を加えたものは発熱量が向上するので被加熱
体を高温に加熱する場合に好都合である。
但し、この場合::おいても過マンガン酸カリウム(が
鉄粉末に対し、コ!〜4toN量パーセントが燃焼時(
;溶融しないので容器から溶融物が流出する心配がなく
好ましい配合である。
本発明(:用いるケイ素またはケイ素鉄粉末の粒度は1
00メツシユよりも小さいものであればよく好ましくは
コθO〜350メツシュをパスした程度のものが反応性
に優れているので好ましい。
本発明(−用いる自己燃焼性発熱剤の製造方法は、酸素
供給剤と可燃剤を均一に混合するだけでよい。
尚、混合機は強い衝撃や摩擦を伴なわなければ特C二限
定するものではない。
本発明に用いる自己燃焼性発熱剤のうち、過マンガン酸
カリウムと鉄粉末の混合物に少量のケイ素またはケイ素
鉄粉末を加・えたものは非常に大きな発熱量を有するの
で、発熱剤収納室の大きさを変えることなく、種々の温
度まで加熱することができる。
本発明(二用いる自己燃焼性発熱剤はさら(二無機不活
性物を加えることができる。無機不活性物は、自己燃焼
性発熱剤の燃焼速度や燃焼温度をコントロールするのに
便利がよい。無機不活性物は、若松、ガラス粉、アルミ
ナ、フェライト、ケイ砂等高温で水分やガスを放出しな
いものが望ましい。
無機不活性物は、自己燃焼性発熱剤(二対して外側で!
O重量パーセントまで加えることができる。
発熱剤収納室2の開ロ部ζ二向けて、自己燃焼性発熱剤
6の次(二収納される断熱層7は不燃性で断熱性の優れ
た材料C二よって構成される。さらに好ましい条件とし
ては、自己燃焼性発熱剤の栓としての役割を果たし自己
燃焼性発熱剤が燃焼時C;発するガス類のフィルターと
なる材料である。
自己燃焼性発熱剤6の燃焼時の温度はioo。
℃以上(二も達するので、断熱効果を期待するC;は無
機多孔体が適している、無機の多孔体が用いられたとし
ても、1000℃以上ζ:達した自己燃焼性発熱剤から
断熱するためには、少なくとも7〜/、j cm以上の
層厚が必要である。また、無機の多孔体は通気性もよく
フィルターとしての機能を持ち合わせており、例えば発
熱剤に吸着されている水分が発生する水蒸気や、金属類
の蒸気をろ過することができる。
断熱層7を形成する無機の多孔体の例としては、岩石粉
末、火山灰、ガラス粉、またはこれらの発泡体などが用
いられる。特(二好ましいものとしては、岩石を発泡さ
せたバーミキュライト、パーライトである。これらは断
熱性、通気性(:優れているばかりでなく、圧填したと
き(二適度の反発力と成型性を有し、作業性が優れてい
る。
自己燃焼性発熱剤6を着火する燃焼線10としては火薬
類として使われる導火線10人を用いることもできる。
しかしながら、より好ましい燃焼線10としては、繊維
の束に自然性燃焼剤を含浸させたものがよい。これは燃
焼時の発煙を少なくしたものである。繊維として炭素繊
維やステンレス、銅、アルミニクムなどの金mm維が用
いられ、繊維の束を構成する一本一本の碌の断面積が7
×/ 0−”j/本以下であり、少なくともjθ本本玉
上10θOθ 好ましい例としては、10ミクロン径のステンレスファ
イバーが/θ00θ束(;なったものか♂ミクロン径の
カーボンファイバーが6θθθ本束(;なったものであ
る。また、撚り数としては、200回転/m以下であり
、特C;無撚〜数十回転/mのものが好ましい。
自燃性燃焼剤としては、金属粉と金属酸化物、金属過酸
化物、金属酸化物塩類または無機ハロゲン酸塩類から選
ばれた少なくとも1種類との組合わせを用いたものであ
る。金属粉としては、ケイ素、ケイ素鉄、アルミニウム
等が用いられ、金属酸化物としては白玉酸化鉛等が、金
属過酸化物としては過酸化バリウム等が、金属酸化物塩
類としてはりaム酸鉛等が、無機ハロゲン酸塩類として
は、過塩素酸カリ9ム等が用いられる。特に白玉酸化鉛
とケイ素鉄の組合わせが燃焼性の点で好ましい。
また、繊維の束に含浸させる自燃性燃焼剤は、繊維の一
束の内側にまで含浸するよう(:200メツシユパスの
粒度のものが好ましい。バインダーとして硝化綿を用い
ると薬こばれがなく燃焼伝播性からも好ましい。
尚、燃焼線10によって自己燃焼性発熱剤6を着火する
かわり(二電気的な点火法(二よってもよい。
これは、電線の先端に小さな抵抗線をつけたヒーターを
自己燃焼性発熱剤6の中書;埋め込み電線を露出させて
おき乾電池のような電気エネルギー(−よって着火させ
るものである。
しかしながら、本発明では自己燃焼性発熱剤6の中に金
属粉が用いられ°ており、ヒーターの間で金属粉が通電
して発熱しなくなる恐れがあるので、好ましくはヒータ
一部を絶縁被覆しておくか、またはヒータ一部をマツチ
のような着火剤で被覆すれば着火は確実1:なる。
本発明の自己燃焼性発熱剤収納室を除く被加熱体収容容
器は、実質的に被加熱体3を収容しつるもので、被加熱
体の温度が♂O〜り0℃に達しても、軟化して変形した
り、破損したりしない材質のものであれば、金属、紙、
プラスチック、またはそれらの複合材料などであってよ
く特(;限定されるものではない。
また、発熱剤収納室2は熱伝導性が優れ、加工し昌い金
属が用いられる。風体的な例としては、アルミニウム、
ステンレス、銅、鉄などが好ましい。
く効果〉 本発明の発熱機能付容器は、 l 熱効率が優れている。
2 加熱終了時間が短い。
3 容器がコンパクトである。
弘 経時変化がない。
よ 安全(二加熱できる。
等の効果を有する。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を詳述する。
実施例/ ′@/図に示す構造の外径6タ■e、長さ/!1のアル
ミニウム製容器1の内部に向かって突出した内径33m
mB、長さjOymのアルミニクム製発熱剤収納室2の
奥部に、コ00メツシュパスの過マンガン酸カリウム1
09と200メツシユパスの鉄粉/jftの混合物から
なる自己燃焼性発熱剤6を収納し、その手前に断熱材7
としてバーミキュライト2tを圧填し、その手前にウレ
タンスポンジ8を収納し、外周部を一部切欠いた金属蓋
9が収納され、径7μの繊維を6θθθ本集合させた炭
素繊維6二平均粒径30μのケイ素鉄と平均粒径3μの
白玉酸化鉛が重量比で3ニアの割合で混合された混合物
を硝化綿で付着せしめてなる燃焼線lOを発熱剤収納室
2の開口部から金属蓋9の切欠部を通して自己燃焼性発
熱剤6の層(ユ達するまで設けてなる発熱剤収納室2に
、日本酒−00仁を詰めた。発熱剤収納室2C:おける
各部位の層厚は、発熱剤6が約/θ■、断熱層7が30
■である。また1日本歯2o oct、を詰めたときの
空間部12は第7図の状態で層厚約10mである。発熱
剤収納室2の開口部を上(ニして、すなわち容器・をさ
かさまにしてマツチで燃焼線10の一端を着火したとこ
ろ、70℃の日本酒が着火3分後:二グθ℃に達した。
この自己燃焼性発熱剤6の燃焼熱は、320 cal/
fで、熱効率は7タ係であった。
実施例2 実施例1と同じ条件の発熱機能付容器1を第3図の如く
横にして、マツチを用いて燃焼線10の一端を着火した
ところ、70℃の日本酒が着火3分後に4tO℃に達し
、容器が高温(二なり変形、破損することもなかった。
実施例3 実施例/シ:おける容器と同一構造の容器1を用いて、
200メツシユパスの過マンガン酸カリウム/jfと一
〇〇メツシュパスの鉄粉22.jfの混合物を発熱剤収
納室2の奥部に圧填収納した。
発熱剤収納室(:おける各部位の層厚は発熱剤6がit
■で、その他の条件は実施例/と同じである。
被加熱体3としては、コーヒー200Cr、を収容した
。ついで発熱剤収納室2の開口部を下C二して、すなわ
ち容器の正立状態で燃焼線ioの一端にマツチで着火し
たところ、70℃のコーヒーは3分後(;56℃に達し
た。
実施例グ 実施例/における容器と同一構造の容器を用い、自己燃
焼性発熱剤6を一〇〇メツシュパス過マンガン酸カリウ
ム/!tと2θθメツシユパス鉄粉22、jfと200
メツシュパスケイ素鉄粉0.7 !tからなる混合物と
し、被加熱体3として、コンソメスープコθOccを詰
めた。発熱剤収納室2における各部位の層厚は1、発熱
剤6が/!曙であり、他の条件は実施例1と同じである
。発熱剤収納室2の開口部を上にして、マツチで燃焼線
10の一端を着火したところ、10℃のコンソメスープ
は3分後に65℃(二連した。この自己燃焼性発熱剤の
燃焼熱は3 j Ocal/fであり、これより熱効率
は♂コ、j係であった。
実施例! スチール製円筒状収容容器(乙!1111Δ×♂jm)
:二発熱剤収納室(33m砕XJ″Owm )を備えた
第7図に示す如き構造の容器(二日本酒200m1を詰
め、発熱剤としてコθθメツシュパスの過マンガン酸カ
リウムi0f、200メツシュパスの鉄粉/!?、20
0メツシュパスのケイ砂3fの混合物を用いた。燃焼線
は、延時導火線として用いられるもので、平均粒径3μ
の白玉酸化鉛と平均粒径’30μのケイ素鉄からなる混
合物を6薬とし、ガラスファイバーなどで巻いたもので
ある。また、断熱層(二はパーライトを用い、断熱層の
蓋はアルミニクムのキャップである。他の条件は実施例
/と同じである。
燃焼線の一端をマツチで着火したところ、10℃の日本
酒は3分後に4t3℃に達し、容器類に特に異常は認め
られなかった。
実施例≦ スチール製円筒状収容容器Cj3vme×りJ−w)(
二発熱剤収納室(20wm(lX70−)を備えた第9
図に示す如き構造の収容容器に、コンソメスープな/に
QCt、詰めておき、発熱剤として過マンガン酸カリウ
ム(2!Oメツシユ)2θ?、鉄粉<33−θメツシュ
)/コ2、ケイ素鉄(コθθメツシュ)/f、若松(J
jθメツシュ)!tの混合物を入れる。断熱層には無機
スポンジを用い、ブリキ板とスプリングワッシャーで蓋
をした。燃焼線は、ステンレスファイバー(7,2ミク
ロン径の細線な/!00本束:二したもの)に平均粒径
3μの白玉酸化鉛と平均粒径30μのケイ素鉄からなる
混合物を硝化綿をバインダーとして含浸させたものであ
る。燃焼線の一端にマツチで着火したところ、コンソメ
スープはコθ℃のものが3分後に♂!℃にまで上昇した
実施例7 容量を大きくした第5図に示す如き容器を用いて評価し
た。容器の径を63mmB、高さを/10−とし、発熱
剤収納室の径を23mf3、高さを7J″鵡とする。容
器の側壁はスチールとし、上蓋及び発熱剤収納室を備え
た底蓋はアルミニクムである。発熱剤収納室の奥部礪;
不活性物層としてパーライトを0.3″?を収納圧填し
、次いでコθθメツシュパスの過マンガン酸カリウム/
 j f 上200メツシユパスの鉄粉231からなる
混合物を収納し、中央に孔のあるブリキ板を入れ、燃焼
線を挿入する。次いでパーミキュライ)tfを圧填し。
無機スポンジと金属蓋で蓋をする。金属蓋には、中央部
に孔が設けてあり燃焼線の端面が露出している。
被加熱体としては、日本酒300−をつめた。
発熱剤収納室(二おける各部位の層厚は、最奥部のパー
ライト層が2 m 、発熱剤が291、断熱層が31w
mである。また、日本酒300頭を収容したときの空間
部は第5図の状態で約♂■である。
発熱剤収納室の開口部を下にして、すなわち容器の正立
状態でマツチ1:より燃焼線の端面に着火したところ、
10℃の日本酒は3分後Cニグコ℃に達した。
この自己燃焼性発熱剤の燃焼熱は320 cal/fで
あり、これより熱効率は50tSであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正立状態の容器の断面
図、第2図は平面図、第3図は横転状態の容器の曲面図
、第9図、第5図は本発明の他の実施例を示す断面図で
ある。 1・・・被加熱体収容容器、2・・・発熱剤収納室、3
・・・被加熱体、4.4人・・・蓋、5・・・引っ張り
金具、6・・・自己燃焼性発熱剤、°7.7人・・・断
熱層、8・・・スポンジ、9,9人・・・金属蓋、9B
・・・スプリングワッシャー、lO・・・燃焼線、IO
A・・・導火線、11・・・シート、IIA・・・キャ
ップ、12・・・空間部、13・・・仕切板、14・・
・無機不活性層特許出願人 旭化成工業株式会社 第1図 第3図 第4図

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被加熱体を収容する容器と、該容器の内部に向か
    って突出して設けられた金属性発熱剤収納室と、この発
    熱剤収納室の奥部に収納された自己燃焼性発熱剤と、こ
    の自己燃焼性発熱剤に隣接して設けられた断熱層と、前
    記発熱剤の着火手段とを有する発熱機能付容器
  2. (2)自己燃焼性発熱剤が、過マンガン酸カリウムと金
    属粉末との混合物が主成分であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の発熱機能付容器
  3. (3)自己燃焼性発熱剤が、過マンガン酸カリウムと鉄
    粉末との混合物を主成分とすることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の発熱機能付容器
  4. (4)自己燃焼性発熱剤が、過マンガン酸カリウム30
    〜50重量%、鉄粉末50〜70重量%の混合物からな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の発熱機
    能付容器
  5. (5)自己燃焼性発熱剤が、被加熱体収容容器の中央近
    傍に位置することを特徴とするとする特許請求の範囲第
    1項記載の発熱機能付容器
  6. (6)被加熱体収容容器が、円筒状缶をなし、発熱剤収
    納室が底蓋と一体構造であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の発熱機能付容器
  7. (7)発熱剤の着火手段が、燃焼線によることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の発熱機能付容器
  8. (8)燃焼線が、繊維の束に自燃性燃焼剤を含浸させた
    ものであることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載
    の発熱機能付容器
  9. (9)繊維の束が、金属線または炭素繊維からなること
    を特徴とする特許請求の範囲第8項記載の発熱機能付容
  10. (10)自燃性燃焼剤が、金属粉と、金属酸化物、金属
    過酸化物、金属酸化物塩類または無機ハロゲン酸塩類か
    ら選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項記載の発熱機能付容器
  11. (11)発熱剤の着火手段が、電気的点火法でヒーター
    による直接点火であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の発熱機能付容器
  12. (12)ヒーターのまわりに点火剤を被覆したことを特
    徴とする特許請求の範囲第11項記載の発熱機能付容器
  13. (13)断熱層は、発熱剤の露出面の全面を覆うように
    載置され、かつ通気性を有する断熱剤からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の発熱機能付容器
  14. (14)通気性を有する断熱剤は、無機多孔性物質から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の発
    熱機能付容器
  15. (15)自己燃焼性発熱剤収納室を除く被加熱体収容容
    器は、金属、プラスチックまたは紙から選ばれた一つの
    材質からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の発熱機能付容器
JP62142204A 1986-07-31 1987-06-09 発熱機能付容器 Expired - Lifetime JPH0786028B2 (ja)

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