JPH0249552Y2 - - Google Patents

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JPH0249552Y2
JPH0249552Y2 JP1985092441U JP9244185U JPH0249552Y2 JP H0249552 Y2 JPH0249552 Y2 JP H0249552Y2 JP 1985092441 U JP1985092441 U JP 1985092441U JP 9244185 U JP9244185 U JP 9244185U JP H0249552 Y2 JPH0249552 Y2 JP H0249552Y2
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JP
Japan
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detection sensor
leakage detection
liquid leakage
sensor
liquid
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JP1985092441U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は液体の漏洩を検知するためのセンサ
に係り、特に湿度の高い場所において使用された
ときや、気温の変化などによつて生じる結露に対
して誤動作することのない漏液検知センサに関す
る。
〔従来の技術〕
近年、例えば貯液槽、あるいは配管系のフラン
ジ部などから漏液を検知するためのセンサ又は電
算機室の漏水検知に対する需要の増大に伴い、
種々のセンサが開発されている。
この種の用途に用いられるセンサとしては、例
えば実開昭59−117954号「漏水検知ケーブル」、
実開昭59−82846号「漏液検知シート」、実開昭58
−167436号「漏液検知線」、あるいは本出願人に
よる実開昭58−96248号「導電性液検知センサ」
などが提案されている。
これらの漏液センサは、基本構造としてはいず
れも一対の導体を互いに離間せしめて保持する絶
縁性支持体とからなるケーブル状のセンサであつ
て、導体間のインピーダンスの変化に基づいて漏
液の検知を行うようにしたもので、近年の安全性
に対する認識の深まりにより、上記した場所以外
での使用についても検討されつつある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながらこのようなセンサにおいては、例
えば貯液槽、金属管外周、あるいは金属フランジ
部外周などに敷設された際に、気温の変化、あい
は配管系や貯液槽内の液温変化などにより金属部
表面等に生じる結露水によつて誤動作を生じる問
題点があつた。
そこで、例えば金属管などに用いる場合には、
ケーブル状のセンサをその他の外周巻き付けた後
に断熱材で周囲を覆うことにより、センサ周囲の
温度変化を少なくして結露を防止するか、あるい
はビニルテープ等を巻くなどして湿気を遮断する
ことも考えられるが、いずれの場合においてもセ
ンサと金属管等との間に若干の空気を残して密閉
されているため、配管系の液温変化に対しては全
く効果がなく、むしろ密閉することにより結露が
生じやすくなる場合もあり、完全な方法とは言い
がたい。さらに、断熱材等を巻き付けなければな
らないから、センサの取付費用が嵩むという問題
点がある。また、設置場所によつてはこのような
処理を施すことができないので、取付が簡単で且
つ誤動作することのない漏液センサの開発が望ま
れていた。
この考案は、かかる従来技術の問題点を解消
し、断熱材等でその周囲を覆わなくとも、結露し
やすい雰囲気内の使用において誤動作を生じるこ
とのない漏液センサの提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、そのためこの考案に
よれば、少なくとも一対の導体が、該導体にのぞ
む複数の貫通穴を有するプラスチツクフイルムと
貫通穴のないプラスチツクフイルムとの間に挟持
して保持され、全体として平形ケーブル状に形成
された漏液検知センサ本体と、この漏液検知セン
サ本体の貫通穴のないプラスチツクフイルム面側
にその長手方向に沿つて配置され該漏液検知セン
サ本体の検知面を周囲の温度より高く保持するた
めの面状のヒータを備えてなる漏液検知センサを
構成する。なお、別のプラスチツクフイルムでこ
のヒータを被覆して漏液検知センサ本体と一体化
せしめた構造とする場合には、ラミネート法を用
いて一度に製造することができるばかりか、長尺
物も得られるので経済的な漏液検知センサとな
る。また、ヒータが柔軟性を備えたものであるか
ら、漏液検知センサ本体の可撓性を低下させるこ
とがなく、取付部によく密着するので、作業性向
上あるいは熱効率向上にもつながる。
〔作用〕
この考案によれば、漏液を受ける貫通穴が一面
側に設けられた平形ケーブル状の漏液検知センサ
本体の裏面側にその長手方向に沿つて面状のヒー
タを設けたものであるから、ヒータに通電するこ
とにより0.005〜0.1W/cm2程度の発熱を得て漏液
検知センサ本体を設置場所の雰囲気温度よりも高
く保持することが可能になると共に、漏液検知セ
ンサ本体が接しているセンサ取付部の表面も加温
することができる結果、湿度の高い場所、雨季、
気温の変化、あるいは配管系や貯液槽内の液温変
化等のように結露を生じやすい状況下にあつて
も、漏液検知センサ本体の表面あるいはセンサ取
付部の表面には結露を生じることがなくなる。そ
のため、取付時にセンサの外側に断熱材等を特に
設けなくとも、誤動作することがない。
〔実施例〕
図はこの考案による漏液検知センサの一実施例
を示す断面図である。
この漏液検知センサ1は、2本の導体2を、貫
通穴3を設けたプラスチツクフイルム4と、貫通
穴を設けてないプラスチツクフイルム5との間に
熱融着や接着等によつて挾持してなる平形ケーブ
ル状の漏液検知センサ本体6の貫通穴のないプラ
スチツクフイルム5面側に、例えばカーボンブラ
ツク、金属微粉末等の導電性充填材をプラスチツ
ク、ゴム等の高分子材料に混入させた発熱用組成
物からなる帯状抵抗発熱体7と、この抵抗発熱体
7の片面に並列配置された複数本の通電用導体8
とからなる面状のヒータ9を配し、さらに別のプ
ラスチツクフイルム10でヒータ9を被覆して漏
液検知センサ本体6と一体化せしめた構造となつ
ている。
この場合、漏液検知センサ1はラミネート法を
用いて一度に製造することができるので、ヒータ
9を備えていない従来のセンサに比べて製造コス
トの上昇はわずかであり、さらに、長尺の漏液検
知センサを作ることも可能であるから、長い配管
系などに用いる場合に接続個所が少なくてすみ、
また必要に応じて適当な長さに切断して使用する
ことのできるものであるから、極めて経済的な改
良された漏液検知センサとなる。
また、この実施例において、ヒータ9の通電用
導体8は4本設けられた構成となつているが、通
電用導体8を3本以上並行配置した場合には、中
間に設けられた導体の存在により電圧を印加する
ヒータ9の両側導体間の電界強度が均一化(等電
位面の均一分布)すると共に、その中間導体の高
い熱伝導性によりヒータ9の長手方向・幅方向へ
の熱伝導が良好に行なわれる。したがつて、ヒー
タ9は全面的に均一に発熱し、漏液検知センサ本
体6も均一に加熱されることになるので、局部的
に結露を生じることがなくなり、信頼性の高い漏
液検知センサとなる。
なお、ヒータ9は上記したような帯状抵抗発熱
体7に代えて、例えばニクロム線等の発熱線を用
いることも可能であつて、種々の構造、材質のヒ
ータを使用することができる。
さらに、上記実施例において、少なくともプラ
スチツクフイルム4,5の代わりに、例えば特公
昭51−18991号公報に記載の方法によつて製造さ
れる連続気孔性多孔質四弗化エチレン樹脂フイル
ムを用いた場合には、ヒータ9の加温に加えてそ
のフイルムが撥水性に富むものであることから、
結露水の付着を阻止する上で極めて有効となるば
かりか、飛散水による誤検知の防止にも効果を発
揮する。また、連続気孔性多孔質四弗化エチレン
樹脂が柔軟性に富むものであるから、漏液検知セ
ンサは柔軟性に優れたものとなり、センサ取付部
の形状が複雑な場合にもセンサは良好に密着し、
さらに導体2を挾持する多孔質四弗化エチレン樹
脂フイルムの連続気孔を介して帯状抵抗発熱体7
からの熱の放散も行なわれるので、結露防止に大
きく寄与する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、漏液
を受ける貫通穴が一面側に設けられた平形ケーブ
ル状の漏液検知センサ本体の他面側に、その長手
方向に沿つて前記検知面を周囲の温度より高く保
持するための面状のヒータを設けてなるものであ
るから、湿度の高い場所、周囲の気温の変化、あ
るいは配管系や貯液槽内の液温変化等のように結
露を生じやすい状況の中での使用の際に、漏液検
知センサ本体に一体に設けられているヒータを発
熱させることにより、漏液検知センサ本体を周囲
の温度よりも高く保持することができると共に、
センサ取付部のセンサとの接触面も加温されるの
で、漏液検知センサ表面及びセンサ取付部の表面
に結露を生じることがなくなる。そのため、セン
サ取付時に断熱材等を用いてセンサを密封しなく
とも誤検知することがないので、取付費用の低減
につながる。
なお、この考案は上記実施例に限定されたもの
ではなく、例えばヒータの形状、構造、及びその
配置方法を変更するなど、この考案の技術思想内
での種々の変更はもちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案による漏液検知センサの一実施例
を示す断面図である。 2:導体、3:貫通穴、4,5,10:プラス
チツクフイルム、6:漏液検知センサ本体、7:
帯状抵抗発熱体、9:ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも一対の導体が、該導体にのぞむ複数
    の貫通穴を有するプラスチツクフイルムと貫通穴
    のないプラスチツクフイルムとの間に挟持して保
    持され、全体として平形ケーブル状に形成された
    漏液検知センサ本体と、この漏液検知センサ本体
    の貫通穴のないプラスチツクフイルム面側にその
    長手方向に沿つて配置され該漏液検知センサ本体
    の検知面を周囲の温度より高く保持するための面
    状のヒータを備える漏液検知センサ。
JP1985092441U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0249552Y2 (ja)

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JP1985092441U JPH0249552Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JP1985092441U JPH0249552Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JPS621145U JPS621145U (ja) 1987-01-07
JPH0249552Y2 true JPH0249552Y2 (ja) 1990-12-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60338A (ja) * 1983-06-16 1985-01-05 Junkosha Co Ltd 漏液検知装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6233221Y2 (ja) * 1980-11-29 1987-08-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60338A (ja) * 1983-06-16 1985-01-05 Junkosha Co Ltd 漏液検知装置

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JPS621145U (ja) 1987-01-07

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