JPH0249551Y2 - - Google Patents

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JPH0249551Y2
JPH0249551Y2 JP1983134068U JP13406883U JPH0249551Y2 JP H0249551 Y2 JPH0249551 Y2 JP H0249551Y2 JP 1983134068 U JP1983134068 U JP 1983134068U JP 13406883 U JP13406883 U JP 13406883U JP H0249551 Y2 JPH0249551 Y2 JP H0249551Y2
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JP
Japan
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thermocouple
protection tube
cement
sealing material
tube
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JP1983134068U
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JPS6041065U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は熱電対即ち溶融金属の溶融状態温度の測
定或いは凝固温度の測定に用いられる消耗型熱電
対の改良に関し、その目的とするところは熱電対
をプローブ先端に突出状態で埋設固定する為のセ
メント内に発生するガス熱電対保護管内に侵入す
ることを原因として発生する熱電対による測温精
度の誤差を確実に防止しようとするものである。
従来この種の消耗型熱電対においては内部に熱
電対素線を挿通しU字管状又は一端閉管状となし
た石英等からなる熱電対保護管をプローブP先端
に設けたセラミツク材等からなるハウジング7内
にセメント8にて基部を埋設固定することによつ
てプローブ先端から突出させて設置されるもので
ある。しかし乍らが熱電対保護管1の基部端2は
第6図に示すように開口状態でセメント中に埋設
されており、しかもセメント8は多孔質構造であ
ることから、測温時においてプローブPを溶融金
属中に浸漬すれば熱電対保護管内部の温度上昇に
よつて保護管内部のガスがセメントを通して外部
へ流通し、セメント中に発生するガスは保護管内
部へも流入することとなつて、この為に熱電対保
護管内の温度分布が不均一となり、熱電対素線の
温接点が保護管内部の温度変化を測定することと
なつて、これが測定誤差の原因となつていた。
このような従来欠点を解決すべく考案した本案
は熱電対保護管の基部端の開口を封止材にて密閉
することによつて当該保護管内へのガスの出入を
完全に遮断して保護管内部の温度を均一化するこ
とによつて測温精度を高めるようになしたもので
あり、以下添附の実施図例にて説明すれば第1図
は一端閉管状、第2図はU字形管状の熱電対保護
管1の実施例を示し、何れの場合も保護管1の基
部端2の開口3を第3,4図に示すように熱電対
素線4のみを延出した状態で封止材5にて密閉し
ており、封止材5としては熱電対保護管1内への
ガスの出入を防止する気密性を有しかつ耐熱性の
高い材料を選択するものであり、密閉時において
はある程度以上の粘性を有していなければ保護管
1内に流入して開口3を閉止することができない
というおそれがある。従つて本案では封止材5と
して樹脂例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂又
はシリコン系充填材を用いるものとし、低粘度即
ち流動性の高い場合には封止材5による密閉工程
に先立つて高点度の耐熱無機性接着剤例えばジル
コニア係接着剤を用いて保護管1の開口3内に予
じめ栓体6を形成しておき、その後封止材5で密
閉するものとする。又密閉作業時においては両熱
電対素線4を互いに接触しないように区分した状
態に保持しつつ封止材5を開口3に充填固化させ
て密閉するとともに両熱電対素線4を区分状態で
固定するのである。図中Pはプローブ本体を示
し、7は該プローブ先端に取付けられるハウジン
グ8は耐熱セメントを示し、9は熱電対素線の接
触を防止する内部保護管である。
次いで本案に係る熱電対の効果を確認すべく従
来の熱電対(封止材なし)との比較実験を行つ
た。実験条件としては、50Kg大気炉において1640
〜1690℃の溶鋼をプローブPの所定位置に設けた
サンプラーにて採取するに際してサンプラー内に
本案の熱電対A又は従来の封止材なしの熱電対B
を設けて凝固点測定波形を比較した。その結果第
5図のA1,A2に示すように本案の熱電対によれ
ば波形グラフの1520℃に凝固点を示す熱平衡部が
明確に表示されて波形の乱れは全くないのに対し
て同条件下の実験にもかかわらずB1,B2に示す
従来の熱電対の場合B1の波形は平衡部を生じな
いばかりか平衡部に続くピークも表示しておらず
凝固点を判読することは不可能であり、一方B2
の場合はB1に比べて波形が整つているものの凝
固点を表わす熱平衡部が明確でなくしかも本案の
A1又はA2と比較すれば波形が緩やかで不明とな
つており、正確な凝固点を判断することが困難で
ある。
以上のように本案ではU字管状又は一端閉管状
の熱電対保護管1の基部端開口3を封止材5にて
シールすることによつて測温時に熱電対保持用の
セメント8が高温となつて該セメント内にガスを
生じても保護管1内への流入を阻止し、又保護管
1内に存在し若しくは発生したガスが保護管外へ
流出することを防止して保護管1内を密閉状態と
なして温度分布を均一に保持するものであること
から従来の熱電対のようにガスの出入に伴う保護
管内における温度変化を熱電対の温接点が検知し
て測定誤差の原因となるおそれがなく、保護管1
外の溶融金属等の雰囲気の温度変化を敏感に検知
して誤差のない正確で安定な測定波形を表わすの
である。又保護管1の開口3を密閉する封止材5
としては高粘度でかつ耐熱性の高い樹脂若しくは
シリコーン充填材を用いることによつて簡単でし
かも確実に気密を保つて密閉することができ、一
方低粘度の封止材5を用いる場合でも予じめジル
コニア係等の無機接着剤による栓体6を開口3内
に形成することによつて密閉度の高い封止材5を
用いることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本案の熱電対実施例を示す断
面図、第3図、第4図は同じく要部を示す拡大断
面図、第5図は本案熱電対と従来の熱電対の比較
実験結果を示す凝固点測定波形を示すグラフ、第
6図は従来の熱電対を示す断面図である。 P:プローブ。1:熱電対保護管、2:基部
端、3:開口、4:熱電対素線、5:封止材、
6:栓体、7:ハウジング、8:セメント、9:
内部保護管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に熱電対素線を挿通しU字管状又は一端閉
    管状となした熱電対保護管をプローブ先端のハウ
    ジング内にセメントにて埋設固定してなる熱電対
    において、熱電対保護管のセメント中に位置する
    基部端の開口を樹脂材等からなる封止材で密閉す
    ることを特徴とする熱電対。
JP1983134068U 1983-08-29 1983-08-29 熱電対 Granted JPS6041065U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983134068U JPS6041065U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 熱電対

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JP1983134068U JPS6041065U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 熱電対

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Publication Number Publication Date
JPS6041065U JPS6041065U (ja) 1985-03-23
JPH0249551Y2 true JPH0249551Y2 (ja) 1990-12-27

Family

ID=30302202

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JP1983134068U Granted JPS6041065U (ja) 1983-08-29 1983-08-29 熱電対

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JPS6041065U (ja) 1985-03-23

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