JPH0241580Y2 - - Google Patents
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- JPH0241580Y2 JPH0241580Y2 JP1982202009U JP20200982U JPH0241580Y2 JP H0241580 Y2 JPH0241580 Y2 JP H0241580Y2 JP 1982202009 U JP1982202009 U JP 1982202009U JP 20200982 U JP20200982 U JP 20200982U JP H0241580 Y2 JPH0241580 Y2 JP H0241580Y2
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は酸素量測定装置に関し、更に詳しく
は、その外装部材又は電極更にリード線等にセラ
ミツクス製部材を用いて耐熱性を向上せしめ、も
つて長時間にわたる酸素量測定を可能とした装置
に関する。
は、その外装部材又は電極更にリード線等にセラ
ミツクス製部材を用いて耐熱性を向上せしめ、も
つて長時間にわたる酸素量測定を可能とした装置
に関する。
従来、固体電解質管とその内壁に接触して充填
される固体標準極で構成される酸素濃淡電池の原
理を用いた酸素プローブによる溶銑あるいは溶鋼
中の酸素量測定は、プローブを構成する部分例え
ば外装材・電極・標準極等が高温且つ化学反応が
起きやすい測定条件下では焼損又は溶損あるいは
劣化しやすい為に短時間でしかも一回の測定しか
できなかつた。
される固体標準極で構成される酸素濃淡電池の原
理を用いた酸素プローブによる溶銑あるいは溶鋼
中の酸素量測定は、プローブを構成する部分例え
ば外装材・電極・標準極等が高温且つ化学反応が
起きやすい測定条件下では焼損又は溶損あるいは
劣化しやすい為に短時間でしかも一回の測定しか
できなかつた。
本考案は、このような消耗型の酸素量測定装置
に対し長時間の測定にも耐え得る酸素量測定装置
を提供せんとするものであつて、この要旨とする
ところは、一端閉管状態の固体電解質内部に標準
極を内装し、この標準極にランタンクロマイド又
はルチルを素材としたリード線を連結した酸素濃
淡電池と、ランタンクロマイド又はルチルを素材
とした電極棒を、耐熱性エレメント固定部材でセ
ラミツクス製外装部材先端に又は耐熱性エレメン
ト固定部材で一体に取付けてなることを特徴とす
る。
に対し長時間の測定にも耐え得る酸素量測定装置
を提供せんとするものであつて、この要旨とする
ところは、一端閉管状態の固体電解質内部に標準
極を内装し、この標準極にランタンクロマイド又
はルチルを素材としたリード線を連結した酸素濃
淡電池と、ランタンクロマイド又はルチルを素材
とした電極棒を、耐熱性エレメント固定部材でセ
ラミツクス製外装部材先端に又は耐熱性エレメン
ト固定部材で一体に取付けてなることを特徴とす
る。
図示した実施例に基づき本考案の詳細を更に説
明すると、第１図のものは本考案に係る酸素量測
定装置の実施例を示し、図中１は内部保護用のセ
ラミツクス製外装部材、２はこのセラミツクス製
外装材の内部に位置するAl2O3系耐火物による外
装部材であつて、これらの外装部材は一層又は二
層又は適宜選択されたセラミツクス製外装部材だ
けで構成される一層状のものからなり、この内部
にはハウジングに相当する部分に各部材の熱膨脹
を吸収する変形能の大きいフアインセラミツクス
からなるセメント等が耐熱性固体部材３として用
いられ、この耐熱性エレメント固定部材３で酸素
濃淡電池や電極棒並びに温度測定手段等を固定し
ている。即ち図中４が比較的長時間の使用が可能
な耐熱性の熱電対よりなる温度測定手段、５が酸
素濃淡電池、６が電極棒であつて、夫々は長時間
の使用が可能な形態をとつている。即ち電極棒６
としては高温で化学的に安定であり、導電性を有
するセラミツクスであるランタンクロマイド
（LaCrO3）又はルチル（TiO2）が利用され、酸
素濃淡電池５は標準極７として測定温度で酸素分
圧が既知の金属／金属酸化物例えばCr／Cr2O3や
Mo／MoO2などの焼結体若しくは前記同材質か
らなるサーメットなどが用いられる。この標準極
７は一端閉管状態の固体電解質８内部に内装さ
れ、この標準極７に前記した電極棒６と同様な材
質、即ちランタンクロマイド又はルチルがリード
線９の素材として用いられる。更に外装部材１と
しては耐スポーリング性に優れ且つ高温で化学的
に安定なセラミツクス例えばボロンナイトライド
（BN）やアルミナイトライド（AlN）などが用
いられ又これらの部材を固定する為の耐熱性エレ
メント固定部材３としては耐スポーリング性に優
れ各部材の熱膨脹を吸収する変形能の大きいセメ
ント例えばアルミナイトライド（AlN）やサイ
アロン（Si3N4＋Al2O3）などからなるセメント
等が用いられる。
明すると、第１図のものは本考案に係る酸素量測
定装置の実施例を示し、図中１は内部保護用のセ
ラミツクス製外装部材、２はこのセラミツクス製
外装材の内部に位置するAl2O3系耐火物による外
装部材であつて、これらの外装部材は一層又は二
層又は適宜選択されたセラミツクス製外装部材だ
けで構成される一層状のものからなり、この内部
にはハウジングに相当する部分に各部材の熱膨脹
を吸収する変形能の大きいフアインセラミツクス
からなるセメント等が耐熱性固体部材３として用
いられ、この耐熱性エレメント固定部材３で酸素
濃淡電池や電極棒並びに温度測定手段等を固定し
ている。即ち図中４が比較的長時間の使用が可能
な耐熱性の熱電対よりなる温度測定手段、５が酸
素濃淡電池、６が電極棒であつて、夫々は長時間
の使用が可能な形態をとつている。即ち電極棒６
としては高温で化学的に安定であり、導電性を有
するセラミツクスであるランタンクロマイド
（LaCrO3）又はルチル（TiO2）が利用され、酸
素濃淡電池５は標準極７として測定温度で酸素分
圧が既知の金属／金属酸化物例えばCr／Cr2O3や
Mo／MoO2などの焼結体若しくは前記同材質か
らなるサーメットなどが用いられる。この標準極
７は一端閉管状態の固体電解質８内部に内装さ
れ、この標準極７に前記した電極棒６と同様な材
質、即ちランタンクロマイド又はルチルがリード
線９の素材として用いられる。更に外装部材１と
しては耐スポーリング性に優れ且つ高温で化学的
に安定なセラミツクス例えばボロンナイトライド
（BN）やアルミナイトライド（AlN）などが用
いられ又これらの部材を固定する為の耐熱性エレ
メント固定部材３としては耐スポーリング性に優
れ各部材の熱膨脹を吸収する変形能の大きいセメ
ント例えばアルミナイトライド（AlN）やサイ
アロン（Si3N4＋Al2O3）などからなるセメント
等が用いられる。
耐して、第１図で示した実施例では、外装部材
１の先端に温度測定手段４である熱電対が必要に
応じて設けられるとともに酸素濃淡電池５として
一端閉管状態の固体電解質８内部に金属／金属酸
化物の焼結体若しくは同材質からなるサーメツト
などが固定され、そしてリード線９にランタンク
ロマイド製ワイヤー又はルチル製ワイヤーが用い
られるとともに、電極棒６にもこの導電性セラミ
ツクス、即ちランタンクロマイド製又はルチル製
のものが用いられ、これらを各部材の熱膨脹を吸
収する変形能の大きいセメントで固定されている
ことから、装置全体は溶銑又は溶鋼中において長
時間の酸素量測定並びに場合により温度測定に耐
え得る構成を有するものである。第２図の実施例
は第１図のものと比べて外装部材１としてのセラ
ミツクス被覆を用いられておらず耐熱性エレメン
ト固定部材３であるセメントを一体的に用い、こ
のエレメント固定部材３中に各部材の基部を埋設
して互いに一体的に固定し、エレメント固定部材
３外表面を露出した形態のものを示している。尚
第１図で示した実施例においてAl2O3系耐火物２
をセラミツクス外装部材１の内面側に二層で形成
せずに単にセラミツクス外装材１のみで設定する
ことは何らさしつかえがない。次に本考案に係る
酸素量測定装置を用いた例を第３図〜第６図のグ
ラフによつてその性能を示す。第３図のグラフは
従来の消耗型酸素プローブの波形例で侵漬後１分
迄に外装が焼損し断線したものであり、第４図は
外装を補強したものだがプローブ自体は15分程度
の耐久性のものであり被測定側電極（Mo）の溶
損により図に示すような接触不良の波形となつ
た。第５図は第４図と同じく外装を補強したもの
だが、標準極の劣化により起電力が徐々に減少し
た。第６図は本考案に係る酸素プローブによる波
形例で溶鋼中で連続100分以上安定した波形が得
られたものである。このように、本願考案は、酸
素濃淡電池の標準極に連結するリード線の素材と
して導電性セラミツクスであるランタンクロマイ
ド又はルチルを用い、且つ電極棒にもランタンク
ロマイド又はルチルを用いるとともに、酸素濃淡
電池並びに電極棒を耐熱性エレメント固定部材を
用いて一体に取りつける構成を採用してなり、高
温に晒される部分の全て若しくは主要部分にはセ
ラミツクス製部材を採用することを基本としたか
ら、長時間の測定に際しても、リード線や電極棒
の溶損が発生することもない。したがつて、従
来、リード線や電極棒が短時間で焼損又は溶損す
る為に、正確な酸素量測定を長時間にわたり行う
ことが困難であつたものが、本考案によりかかる
問題は解消し、溶銑中又は溶鋼中の酸素量の長時
間或いは多数回の測定が正確に行えるようにな
る。
１の先端に温度測定手段４である熱電対が必要に
応じて設けられるとともに酸素濃淡電池５として
一端閉管状態の固体電解質８内部に金属／金属酸
化物の焼結体若しくは同材質からなるサーメツト
などが固定され、そしてリード線９にランタンク
ロマイド製ワイヤー又はルチル製ワイヤーが用い
られるとともに、電極棒６にもこの導電性セラミ
ツクス、即ちランタンクロマイド製又はルチル製
のものが用いられ、これらを各部材の熱膨脹を吸
収する変形能の大きいセメントで固定されている
ことから、装置全体は溶銑又は溶鋼中において長
時間の酸素量測定並びに場合により温度測定に耐
え得る構成を有するものである。第２図の実施例
は第１図のものと比べて外装部材１としてのセラ
ミツクス被覆を用いられておらず耐熱性エレメン
ト固定部材３であるセメントを一体的に用い、こ
のエレメント固定部材３中に各部材の基部を埋設
して互いに一体的に固定し、エレメント固定部材
３外表面を露出した形態のものを示している。尚
第１図で示した実施例においてAl2O3系耐火物２
をセラミツクス外装部材１の内面側に二層で形成
せずに単にセラミツクス外装材１のみで設定する
ことは何らさしつかえがない。次に本考案に係る
酸素量測定装置を用いた例を第３図〜第６図のグ
ラフによつてその性能を示す。第３図のグラフは
従来の消耗型酸素プローブの波形例で侵漬後１分
迄に外装が焼損し断線したものであり、第４図は
外装を補強したものだがプローブ自体は15分程度
の耐久性のものであり被測定側電極（Mo）の溶
損により図に示すような接触不良の波形となつ
た。第５図は第４図と同じく外装を補強したもの
だが、標準極の劣化により起電力が徐々に減少し
た。第６図は本考案に係る酸素プローブによる波
形例で溶鋼中で連続100分以上安定した波形が得
られたものである。このように、本願考案は、酸
素濃淡電池の標準極に連結するリード線の素材と
して導電性セラミツクスであるランタンクロマイ
ド又はルチルを用い、且つ電極棒にもランタンク
ロマイド又はルチルを用いるとともに、酸素濃淡
電池並びに電極棒を耐熱性エレメント固定部材を
用いて一体に取りつける構成を採用してなり、高
温に晒される部分の全て若しくは主要部分にはセ
ラミツクス製部材を採用することを基本としたか
ら、長時間の測定に際しても、リード線や電極棒
の溶損が発生することもない。したがつて、従
来、リード線や電極棒が短時間で焼損又は溶損す
る為に、正確な酸素量測定を長時間にわたり行う
ことが困難であつたものが、本考案によりかかる
問題は解消し、溶銑中又は溶鋼中の酸素量の長時
間或いは多数回の測定が正確に行えるようにな
る。
第１図は本考案の実施例断面図、第２図は他の
実施例断面図、第３図〜第５図は従来の消耗型酸
素プローブの波形例、第６図は本考案に係る酸素
量測定の波形を示すグラフである。 １：外装部材、２：外装部材、３：耐熱性エレ
メント固定部材、４：温度測定手段、５：酸素濃
淡電池、６：電極棒、７：標準極、８：固体電解
質、９：リード線。
実施例断面図、第３図〜第５図は従来の消耗型酸
素プローブの波形例、第６図は本考案に係る酸素
量測定の波形を示すグラフである。 １：外装部材、２：外装部材、３：耐熱性エレ
メント固定部材、４：温度測定手段、５：酸素濃
淡電池、６：電極棒、７：標準極、８：固体電解
質、９：リード線。
Claims (1)
- 一端閉管状態の固体電解質内部に標準極を内装
し、この標準極にランタンクロマイド又はルチル
を素材としたリード線を連結した酸素濃淡電池
と、ランタンクロマイド又はルチルを素材とした
電極棒を、耐熱性エレメント固定部材でセラミツ
クス製外装部材先端に又は耐熱性エレメント固定
部材で一体に取付けてなる酸素量測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20200982U JPS59103266U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 酸素量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20200982U JPS59103266U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 酸素量測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59103266U JPS59103266U (ja) | 1984-07-11 |
| JPH0241580Y2 true JPH0241580Y2 (ja) | 1990-11-06 |
Family
ID=30427490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20200982U Granted JPS59103266U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 酸素量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59103266U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0715449B2 (ja) * | 1989-10-17 | 1995-02-22 | 山里エレクトロナイト株式会社 | スラグ中の酸素活量測定方法及びその装置並びに該装置に用いる消耗型ルツボ |
| DE102005060492B3 (de) * | 2005-12-15 | 2007-05-24 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Messsonde zur Messung in Metall- oder Schlackeschmelzen |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521299A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Omark Industries Inc | Tear tool |
-
1982
- 1982-12-27 JP JP20200982U patent/JPS59103266U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5521299A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Omark Industries Inc | Tear tool |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59103266U (ja) | 1984-07-11 |
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