JPH0249335Y2 - - Google Patents

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JPH0249335Y2
JPH0249335Y2 JP1982052832U JP5283282U JPH0249335Y2 JP H0249335 Y2 JPH0249335 Y2 JP H0249335Y2 JP 1982052832 U JP1982052832 U JP 1982052832U JP 5283282 U JP5283282 U JP 5283282U JP H0249335 Y2 JPH0249335 Y2 JP H0249335Y2
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の技術分野 本考案は、家具などの本体側板と扉とに取付け
られるそれぞれの取付部材を対のリンクプレート
で連結してなる家具用蝶番に係り、詳しくは、本
体側板に取付けられる取付部材の一方に関するも
のである。
(2) 従来技術とその問題点 従来からこの種の家具用蝶番は、本体側板に取
付けられる一方の取付部材が断面略形のフレー
ムから構成され、フレームを台座などの調整手段
のうえに取付けするか、あるいはフレームを直付
けする構造が採られていた。いずれの場合でも、
フレームの上面には、1または複数設けられてい
る穴部が露出しているばかりか、台座などとの調
整用あるいは固定用のねじ頭部が突出している。
上記実施例によれば、一方の取付部材のフレー
ム上面から突出するねじの頭部に衣類などが引掛
つたり、穴部にボタンなどが挟み込まれるなどの
事故があり、その危険性が指摘されていた。この
ような実情に鑑みて、実開昭56−57357号及び同
8号に示すように、一方の取付部材の上面に第1
の収納体と第2の収納体とから成るカバー部材を
被覆する構造のものが提供されている。しかしな
がら、第1、第2の収納体から成る複雑な構造で
あり、弧状に突出した部分が扉を開いたときにも
突出するので、外観上好ましくなく、本体内部の
収納スペースを制約する欠点があつた。
また、フレームには、断面形の上面からねじ
の頭部が突出しているので、突出量だけ嵩高とな
るばかりか、台座などの介在によりさらに突出す
ることとなる。従つて、カバー部材は、一方の取
付部材が嵩高とならないように取付けされなけれ
ばならなかつた。
(3) 考案の目的 しかして、本考案は、上記実情に鑑みて提供さ
れたものであつて、カバー部材を簡単に取付けし
てねじの頭部やねじ穴を隠すことができ、一方の
取付部材のスペースを低く押さえるようにしたこ
とを、その目的とするものである。
(4) 考案の特徴 本考案は、取付部材の一方を構成するフレーム
が、平板状の座着面部と座着面部の両側から立上
げた一対の側板とからなる断面略形を呈してお
り、上記座着面部には穴部が穿けられるとともに
側板間の開口部には側板の稜線部に当接して開口
部を閉塞する平板状の天板部とこの天板部から垂
下される側板への対の差込片とを備えるカバー部
材が被嵌される構成であることを特徴とするもの
である。
(5) 考案の一実施例 図面第1図は、本考案に係る家具用蝶番の一実
施例を示す同分解斜視図、第2図は、一方の取付
部材の固設状態を示す断面図、第3図はカバー部
材を裏からみた斜視図である。
しかして、一方の取付部材Aは、家具などの本
体側板Bに固設され、他方の取付部材Cが回動可
に軸着されたリンクプレートD,Eを介して扉F
に固設されている。上記一方の取付部材Aは、フ
レーム1と、フレーム1に被嵌されるカバー部材
2と、台座3とから成る。上記フレーム1は、全
体として前後方向への細長矩形体状で、平板状の
座着面部11と、座着面部11の両側から立上げ
た側板12,12とから成る断面略形を呈して
いる。上記座着面部11には、穴部として、長さ
方向の略中央に時計穴13が、後部に割溝14が
それぞれ設けられている。時計穴13は、下記す
る調整ねじ33の鍔部33bを係入する楕円大穴
部13aと楕円大穴部13aの前方向に連設され
ている長穴部13bとから成る。
上記割溝14は、同一ストロークの案内を行な
わせるために上記長穴部13bと同寸法の長穴部
14aを有し、後端には溝幅を拡開した拡開部1
4bが設けられている。割溝14と時計穴13と
は所望距離lだけ離間されている。また、座着面
部11の取付面後部には、割溝14と直交する幅
方向に突条15が刻設されている。
また、上記側板12,12は、その対向面に凸
部16,16を有し、稜線部12a,12aが前
方から後方に向けて下がり傾斜に形成されてお
り、後端には急激に下降する切落部12b,12
bが形成されている。前方に延設された支持片1
2c,12cには、対のリンクプレートD,Eの
それぞれ一端が可動可に枢着されている。支持片
12cは、座着面部11の平面側から突出せずに
延設されている。
他方、前記カバー部材2は、側板12,12間
の開口部に被嵌されるキヤツプで、合成樹脂を素
材として成型され、天板21と、天板21の後端
を折曲した係止片22と、天板21から垂下した
対の差込片23,23とから成る。差込片23,
23は、側板12,12の内側間隔に対向してお
り、側板12,12の凸部16,16と係合する
凹部24,24が設けられている。
さらに、前記台座3は、細長平板状を呈してお
り、その略中央と後部とにそれぞれねじ穴31,
32が設けられ、各ねじ穴31,32に調整用ね
じ33,34が螺合されている。調整用ねじ3
3,34は、所望距離Lだけ離間されており、上
記時計穴13と割溝14との所望距離lとはL=
lの関係に設定される。上記調整ねじ33は、径
大のねじ部33aと鍔部33bとの間に径少の首
部33cを有しており、首部33cが前記座着面
部11の長穴部13bに係入されるものである。
図中、35,36は木ねじ37,38の取付用
穴、39は後部幅方向に刻設された突条である。
次に、上記構成によると、本体側板Bに台座3
を木ねじ37,38で固設した後に、台座3の表
面にフレーム1の座着面部11を近接させて楕円
大穴部13aから調整用ねじ33を係入する。こ
の状態において、調整用ねじ34は、割溝14の
拡開部14bに近接しており、フレーム1の完全
な係止はなされていない。その後に、フレーム1
を後方に押すと、調整用ねじ33の首部33cが
時計穴13の長穴部13bに案内されると同時
に、調整用ねじ34が拡開部14bから長穴部1
4aに案内されるので、フレーム1は、台座3に
係止されるに至る。係止状態でスライドさせて扉
の前後位置調整を行なつた後に、調整用ねじ34
を仮締して突条15,39を咬合させるととも
に、調整用ねじ33を回動させて扉の左右位置調
整を行なう。
上記固設状態において、調整用ねじ33,34
は、フレーム1の側板12,12間に収納されて
いるので、側板12,12間の開口部にカバー部
材2を被嵌すると、差込片23,23が側板1
2,12の対向面側に当接して差込まれるので、
天板21の下面が稜線部12aに当接して係止片
22が切落部12bに係止されると同時に、凸部
16が凹部24に係合される。
この実施例によれば、側板12,12間に差込
片23,23が案内されるので、カバー部材2の
装着が差込みだけで簡単に行なえ、面倒なねじ止
作業などを不要とした。しかも、切落部12bに
係止片22が係止すると同時に、凹部24と凸部
16とが係合するので、脱落なくカバー部材2が
被嵌される。この実施例において、側板12,1
2に凹部を設けて差込片23,23に凸部を設け
ても、脱落なく被嵌することができる。
(6) 考案の他の実施例 図面第4図は、一方の取付部材の他の一実施例
を示す断面図、第5図は同分解斜視図、第6図は
直付タイプを示す断面図である。図中、同一符号
は同等部分を示すので、重複説明を省略する。
しかして、図中、4は台座、5は調整板であ
る。台座4は、細長矩形板の取付部41の幅方向
に羽板部42,42が張り出され、取付部41の
中央から後部には台形状の突起43が設けられ、
その表面には長さ方向への突条44が刻設されて
いるとともに、中央にはねじ穴45が穿けられて
いる。また、突起43の前後面側には幅方向への
長穴46,47が設けられているとともに、取付
部41の前端部には木ねじ37の取付用穴48が
設けられており、さらに、羽板部42,42には
木ねじの取付用穴49,49が設けられている。
また、上記調整板5は、細長矩形板状を呈する
下面に、上記突起43と嵌合して上下調整を行な
う受溝51を有し、受溝51には長さ方向の突条
52が設けられており、後端からは舌片53が垂
設されている。上面は、略平面状に成型され、両
端にはねじ穴54,55が、受溝51に位置して
幅方向への長穴56がそれぞれ設けられている。
ねじ穴54,55には調整用ねじ33,34が螺
合される。図中、57は長穴56に係入される皿
ビスである。
上記構成によると、台座4を固設した後に、台
座4の上面に調整板5を重ね合せて突起43と受
溝51とを係合させ、長穴56から皿ビス57を
ねじ穴45に螺合させて仮止めする。その後に、
調整板5に前記実施例と同様にフレーム1を係止
めすると、楕円大穴部13aに皿ビス57が位置
するので、扉Fの上下取付位置調整を行なえる。
従つて、前後、左右、上下の取付位置調整が可能
となり、その後にカバー部材2がフレーム1に被
嵌される。
上記実施例によれば、台座4と調整板5とを介
してフレーム1が取付けられても、座着面部11
から調整用ねじ33,34が突出しているだけで
嵩高となることがなく、カバー部材2を被嵌して
も薄形化が図れる。また、前記一実施例とフレー
ム1を同一にして兼用することができる。
この場合、第6図に示すように、本体側板Bに
所望間隔で2本のねじ61,62を仮止しておけ
ば、フレーム1を所謂直付けタイプの取付部材と
して利用することができる。従つて、直付タイ
プ、台座付タイプおよび台座と調整板付タイプの
それぞれに共通化することができた。尚、図中6
3は、長穴部13b,14aの両側に突出させて
ストツパである。
(7) 考案の別の一実施例 図面第7図は、カバー部材の別の実施例を示す
断面図、第8図はさらに別の実施例を示す断面図
である。
第7図に示すように、カバー部材7は、差込片
23,23の先端下方に延設した差込舌片71,
71を有し、差込舌片71,71には切欠孔7
2,72が設けられている。また、図中、73
は、座着面部11の前端をその幅方向へ切欠いた
細孔、74は側板12,12に設けられたピン、
75は基端を細孔73に係入して立上がり基部を
ピン74で押圧係止された板ばねである。
この実施例によれば、ピン74の下面以外が開
放されているので、差込舌片71,71の切欠孔
72,72をピン74の上面と側面に係合させる
ことができ、一本のピンを効果的に利用して確実
な被嵌を図ることができた。この場合、前記凹凸
部を併用することも可能である。この実施例にお
いて、従来のごとく板ばね75の基端を巻回せず
に取付けできるので、板ばねの取付作業が簡略化
されるうえ、3枚以上の積層板ばねをキヤツチと
して取付け可能とした。
また、第8図に示すように、カバー部材8は、
天板21と、差込舌片71と、天板21の後端か
ら垂設した端片81,81と、端片81,81の
外側へ突出した軸部82,82とから成型され
る。このカバー部材8に対応して、フレーム1の
側板11,11の後端上部には軸部82,82を
嵌入する軸孔83,83が穿けられるとともに、
後端上部が切欠きされて弧状部84,84が形成
される。
この実施例によれば、後部の軸部82,82を
支点としてカバー部材8を被嵌位置と開放位置と
に回動させることができるうえ、被嵌位置におい
てピン74と差込舌片71,71の切欠孔72,
72との確実な係合が可能となる。しかも、カバ
ー部材8が軸着されているので作業中に紛失する
ことがなく、開放位置として取付作業を行なえる
ものであり、平面状態でフレーム表面を被覆する
ことができ、最も簡素化した外形とすることがで
きた。
上記各実施例において、カバー部材が合成樹脂
であるものについて説明したが、合成樹脂以外の
素材で形成することを妨げない。
また、各実施例におけるカバー部材とフレーム
は、任意に組合せ変更して実施できるものであ
る。
(8) 考案の効果 本考案によれば、断面略U字形の開口部にカバ
ー部材を被せて、平板状の天板部を側板の稜線部
に当接して開口部を閉塞しているので、平板部の
肉厚分だけ突出するに過ぎず、嵩高となつて家具
内部に無駄なスペースを取ることが無く、むしろ
薄型化できた。殊に、従来のカバー部材の如く突
出して被服等の出入れの障害となる事故を一掃で
きた。
また、断面略U字形フレームの平板状座着面部
には穴部が穿けられているので、本体側板に直接
乃至間接に取付してフレームの共通化を図ること
ができるうえに、このフレーム専用構造のカバー
部材を平板状の天板部をこの天板部から垂下され
る対の差込片とから構成することができ、極めて
簡単な構造で実用化できた。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は本考案に係る家具用蝶番の一実施
例を示す同分解斜視図、第2図は一方の取付部材
の固設状態を示す断面図、第3図はカバー部材を
裏からみた斜視図、第4図は一方の取付部材の他
の一実施例を示す断面図、第5図は同分解斜視
図、第6図は直付タイプを示す断面図、第7図は
カバー部材の別の実施例を示す断面図、第8図は
さらに別の実施例を示す断面図である。 A……一方の取付部材、B……本体側板、C…
…他方の取付部材、D,E……リンクプレート、
F……扉、1……フレーム、2,7,8……カバ
ー部材、3,4……台座、5……調整板、11…
…座着面部、12……側板、13……時計穴、1
4……割溝、21……天板、22……係止片、2
3……差込片、24……凹部、71……差込舌
片、72……切欠孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 家具などの本体側板と扉とに取付けられるそれ
    ぞれの取付部材を対のリンクプレートで連結して
    なる蝶番において、 取付部材の一方を構成するフレームが平板状の
    座着面部と座着面部の両側から立上げた一対の側
    板とからなる断面略U字形を呈しており、上記座
    着面部には穴部が穿けられるとともに、側板間の
    開口部には側板の稜線部に当接して開口部を閉塞
    する平板状の天板部とこの天板部から垂下される
    側板への対の差込片とを備えるカバー部材が被嵌
    される構成であることを特徴とする家具用蝶番。
JP5283282U 1982-04-12 1982-04-12 家具用蝶番 Granted JPS58156858U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283282U JPS58156858U (ja) 1982-04-12 1982-04-12 家具用蝶番

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JP5283282U JPS58156858U (ja) 1982-04-12 1982-04-12 家具用蝶番

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Publication Number Publication Date
JPS58156858U JPS58156858U (ja) 1983-10-19
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JP5283282U Granted JPS58156858U (ja) 1982-04-12 1982-04-12 家具用蝶番

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU590925B2 (en) * 1986-06-14 1989-11-23 Paul Hettich Gmbh & Co. Hinge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592289U (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 松下電工株式会社 浴槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS592289Y2 (ja) * 1979-05-15 1984-01-21 政雄 村越 ヒンジ用カバ−

Patent Citations (1)

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JPS592289U (ja) * 1982-06-30 1984-01-09 松下電工株式会社 浴槽

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JPS58156858U (ja) 1983-10-19

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