JPH0249274B2 - - Google Patents
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- JPH0249274B2 JPH0249274B2 JP61037970A JP3797086A JPH0249274B2 JP H0249274 B2 JPH0249274 B2 JP H0249274B2 JP 61037970 A JP61037970 A JP 61037970A JP 3797086 A JP3797086 A JP 3797086A JP H0249274 B2 JPH0249274 B2 JP H0249274B2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、し尿処理方法、特に、し尿を活性
汚泥処理すると共に、活性汚泥処理によつて発生
する余剰汚泥の有機物を好気性発酵させてコンポ
スト化するし尿処理システムに関するものであ
る。 〔従来の技術及びその問題点〕 し尿を活性汚泥処理した際に発生するし尿汚泥
等の有機物を好気性発酵させてコンポスト化する
処理方法は、有機肥料の不足している今日、資源
の有効利用として重要である。 ところで、し尿汚泥脱水ケーキ等の原料を好気
性発酵させた場合、原料中の有機物は微生物の働
きにより、炭素分はCO2にまで、窒素分は主に
NH3(アンモニア)に分解され、分解熱によつて
発酵槽内の温度が上昇する。CO2とNH3は有機物
の分解に伴なつて同様に発生するが、好気性発酵
の代表的なパターンをグラフで示した第2図のと
おり、CO2とNH3の発生ピークにはずれが生じ
る。これは、NH3ガスは水に対する溶解度が高
いので、発酵当初はNH3が原料中の水分に溶け
込んでいくが、発酵が進み溶解量が多くなるとPH
が高くなり、発酵槽内の温度が上昇してアンモニ
アを中和すべきCO2の発生量が減少すると、アン
モニアストリツピング(NH4 +→NH3+H+)が
起こり、空気中にNH3ガスが放散するからであ
る。 このように、好気性発酵を行なうと、発酵槽か
ら放出される排ガス中に高濃度のNH3ガスを含
むため、脱臭処理が十分でないと付近住民への二
次公害を引き起す等の問題があり、このため、好
気性発酵方法は、いまだ汚泥処理の主流技術にな
つていないというのが現状である。 そこで、この発明は、好気性発酵処理の際に、
NH3ガスが放散し難いし尿処理方法を提供しよ
うとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、し尿等を活性汚泥処理すると共
に、活性汚泥処理によつて発生する余剰汚泥等の
有機物を好気性発酵槽に投入して好気性発酵を行
なうし尿処理方法において、上記活性汚泥処理を
酸素の吸収効率が30〜70%の高性能曝気槽によつ
て行なうと共に、この高性能曝気槽から排出され
る高濃度のCO2ガスを含む排ガスを除湿した後、
上記好気性発酵槽へ吹込むようにしたのである。 〔作用〕 活性汚泥処理を酸素の吸収効率が30〜70%の高
性能曝気槽において行なつた場合、この高性能曝
気槽から排出される排ガス中のCO2濃度は5〜15
%にもなるので、この高濃度のCO2ガスを好気性
発酵槽に吹込むことによつて、発酵槽内が中和さ
れ、発酵槽内のアンモニアの溶解度が高くなつて
もPHの上昇が抑制される。 これにより、発酵槽内のアンモニアは、NH4 +
の形で発酵槽内にとどまり、NH3ガスとして発
酵槽から放散されなくなる。 また、発酵槽内の吹込まれる排ガスは除湿され
ているため、発酵槽内の水分上昇もない。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 まず、し尿等の被処理液1をスクリーン2によ
つて夾雑物や繊維分等のし渣3を除去し、このし
渣3を焼却処理する。 この後、被処理液1を、1次曝気装置4、2次
曝気装置5に順次供給して活性汚泥処理する。 上記1次曝気装置4は、酸素の吸収効率が30〜
75%の高性能曝気槽、例えば密閉型の循環式深層
曝気槽を使用する。このような1次曝気装置4か
ら排出される排ガス中のCO2濃度は5〜15%にも
なる。 また、2次曝気装置5は、硝化層6、脱窒層
7、再曝気層8から成る。 次に、上記2次曝気装置5から混合液9を引出
し、この混合液9を沈澱槽10において固液分離
する。この沈澱槽10から引出した処理液11
は、高度処理装置に供給される。 上記沈澱槽10から余剰汚泥12を引出し、そ
の一部を1次曝気装置4に返送し、その残分をフ
イルタープレス等の脱水機13で脱水し、脱水ケ
ーキ14を好気性発酵槽15に投入する。 上記好気性発酵槽15には、原料として上記脱
水ケーキ14と共に、被処理液1のし渣3を投入
するようにしてもよく、そのために、スクリーン
処理の後、遠心脱水機等によつて渣を徹底的に除
去するようにしてもよい。 上記好気性発酵槽15に、1次曝気装置4から
排出される排ガス16をブロア17によつて吹込
む。この排ガス16には、5〜15%のCO2ガスが
含まれているので、好気性発酵槽15内のPH上昇
が抑制され、これにより、好気性発酵によつて発
生するアンモニアNH4 +の形で好気性発酵槽15
内にとどまり、NH3ガスの放散が防止される。 上記1次曝気装置4から排出される排ガス16
は、ほぼ湿度100%の飽和ガスであるから、好気
性発酵槽15へ吹込む前に、除湿機18によつて
除湿しておく。これにより、好気性発酵槽15内
の水分増加が防止され、製品コンポスト19の含
水率を小さくすることができる。なお、除湿機1
8から排出される凝縮水20は高度処理装置によ
つて処理される。 次に、上記好気性発酵槽15から排出される排
ガス21中におけるNH3ガスの含有量は少ない
が、好気性発酵によつて発生するアンモニアの10
〜25%程度は排ガス21中に存在するので、好気
性発酵槽15の排ガス21を次のようにして処理
する。 まず、好気性発酵槽15の排ガス21は、80℃
〜90℃のほぼ湿度100%の飽和ガスであるから、
これを除湿機22で冷却除湿する。排ガス21は
冷却によつてガス中の水分が凝縮し、この凝縮水
23に排ガス21中の酸性ガスであるCO2、アル
カリ性ガスであるNH3ガスが溶解し、次式のよ
うに反応して中和塩をつくる。 CO2+H2O→HCO3 -+H+ ………(1)式 H++NH3→NH4 + ………(2)式 (1)+(2)式より、 CO2+H2O+NH3→NH4TCO3(重炭酸アンモ
ニウム)このように1次曝気装置から発生する高
濃度のCO2ガスを利用して排ガス21中のNH3ガ
スの大部分が捕集される。この凝縮水23は、1
次曝気装置4に返送され、再び活性汚泥処理され
る。 上記のように除湿機22によつて冷却した後の
排ガス21を酸洗浄塔24に供給して酸洗浄し脱
臭する。この酸洗浄は、排ガス21の冷却によつ
て排ガス21中には多くとも数ppmのNH3ガス
が残留するだけであるから、H2SO4、HCl等の希
薄な液の洗浄で十分である。次に、塩基性悪臭物
質以外の悪臭がある場合には、さらに、排ガス処
理装置25によつて活性炭吸着処理等を行なう。 〔発明の効果〕 この発明によれば、好気性発酵処理工程におけ
るNH3ガスの放散を極力防止することができる
ので、排ガスの脱臭処理が簡単である。 したがつて、この発明によつて得られるコンポ
ストは、NH3の飛散が少ないので、コンポスト
中の窒素含有量が高く、肥料価値が高い。 この発明の方法と、好気性発酵槽に空気のみを
供給すると従来法とを、好気性発酵処理工程以降
におけるアンモニアの収支について比較すれば、
大概次のとおりである。 【表】
汚泥処理すると共に、活性汚泥処理によつて発生
する余剰汚泥の有機物を好気性発酵させてコンポ
スト化するし尿処理システムに関するものであ
る。 〔従来の技術及びその問題点〕 し尿を活性汚泥処理した際に発生するし尿汚泥
等の有機物を好気性発酵させてコンポスト化する
処理方法は、有機肥料の不足している今日、資源
の有効利用として重要である。 ところで、し尿汚泥脱水ケーキ等の原料を好気
性発酵させた場合、原料中の有機物は微生物の働
きにより、炭素分はCO2にまで、窒素分は主に
NH3(アンモニア)に分解され、分解熱によつて
発酵槽内の温度が上昇する。CO2とNH3は有機物
の分解に伴なつて同様に発生するが、好気性発酵
の代表的なパターンをグラフで示した第2図のと
おり、CO2とNH3の発生ピークにはずれが生じ
る。これは、NH3ガスは水に対する溶解度が高
いので、発酵当初はNH3が原料中の水分に溶け
込んでいくが、発酵が進み溶解量が多くなるとPH
が高くなり、発酵槽内の温度が上昇してアンモニ
アを中和すべきCO2の発生量が減少すると、アン
モニアストリツピング(NH4 +→NH3+H+)が
起こり、空気中にNH3ガスが放散するからであ
る。 このように、好気性発酵を行なうと、発酵槽か
ら放出される排ガス中に高濃度のNH3ガスを含
むため、脱臭処理が十分でないと付近住民への二
次公害を引き起す等の問題があり、このため、好
気性発酵方法は、いまだ汚泥処理の主流技術にな
つていないというのが現状である。 そこで、この発明は、好気性発酵処理の際に、
NH3ガスが放散し難いし尿処理方法を提供しよ
うとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、し尿等を活性汚泥処理すると共
に、活性汚泥処理によつて発生する余剰汚泥等の
有機物を好気性発酵槽に投入して好気性発酵を行
なうし尿処理方法において、上記活性汚泥処理を
酸素の吸収効率が30〜70%の高性能曝気槽によつ
て行なうと共に、この高性能曝気槽から排出され
る高濃度のCO2ガスを含む排ガスを除湿した後、
上記好気性発酵槽へ吹込むようにしたのである。 〔作用〕 活性汚泥処理を酸素の吸収効率が30〜70%の高
性能曝気槽において行なつた場合、この高性能曝
気槽から排出される排ガス中のCO2濃度は5〜15
%にもなるので、この高濃度のCO2ガスを好気性
発酵槽に吹込むことによつて、発酵槽内が中和さ
れ、発酵槽内のアンモニアの溶解度が高くなつて
もPHの上昇が抑制される。 これにより、発酵槽内のアンモニアは、NH4 +
の形で発酵槽内にとどまり、NH3ガスとして発
酵槽から放散されなくなる。 また、発酵槽内の吹込まれる排ガスは除湿され
ているため、発酵槽内の水分上昇もない。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。 まず、し尿等の被処理液1をスクリーン2によ
つて夾雑物や繊維分等のし渣3を除去し、このし
渣3を焼却処理する。 この後、被処理液1を、1次曝気装置4、2次
曝気装置5に順次供給して活性汚泥処理する。 上記1次曝気装置4は、酸素の吸収効率が30〜
75%の高性能曝気槽、例えば密閉型の循環式深層
曝気槽を使用する。このような1次曝気装置4か
ら排出される排ガス中のCO2濃度は5〜15%にも
なる。 また、2次曝気装置5は、硝化層6、脱窒層
7、再曝気層8から成る。 次に、上記2次曝気装置5から混合液9を引出
し、この混合液9を沈澱槽10において固液分離
する。この沈澱槽10から引出した処理液11
は、高度処理装置に供給される。 上記沈澱槽10から余剰汚泥12を引出し、そ
の一部を1次曝気装置4に返送し、その残分をフ
イルタープレス等の脱水機13で脱水し、脱水ケ
ーキ14を好気性発酵槽15に投入する。 上記好気性発酵槽15には、原料として上記脱
水ケーキ14と共に、被処理液1のし渣3を投入
するようにしてもよく、そのために、スクリーン
処理の後、遠心脱水機等によつて渣を徹底的に除
去するようにしてもよい。 上記好気性発酵槽15に、1次曝気装置4から
排出される排ガス16をブロア17によつて吹込
む。この排ガス16には、5〜15%のCO2ガスが
含まれているので、好気性発酵槽15内のPH上昇
が抑制され、これにより、好気性発酵によつて発
生するアンモニアNH4 +の形で好気性発酵槽15
内にとどまり、NH3ガスの放散が防止される。 上記1次曝気装置4から排出される排ガス16
は、ほぼ湿度100%の飽和ガスであるから、好気
性発酵槽15へ吹込む前に、除湿機18によつて
除湿しておく。これにより、好気性発酵槽15内
の水分増加が防止され、製品コンポスト19の含
水率を小さくすることができる。なお、除湿機1
8から排出される凝縮水20は高度処理装置によ
つて処理される。 次に、上記好気性発酵槽15から排出される排
ガス21中におけるNH3ガスの含有量は少ない
が、好気性発酵によつて発生するアンモニアの10
〜25%程度は排ガス21中に存在するので、好気
性発酵槽15の排ガス21を次のようにして処理
する。 まず、好気性発酵槽15の排ガス21は、80℃
〜90℃のほぼ湿度100%の飽和ガスであるから、
これを除湿機22で冷却除湿する。排ガス21は
冷却によつてガス中の水分が凝縮し、この凝縮水
23に排ガス21中の酸性ガスであるCO2、アル
カリ性ガスであるNH3ガスが溶解し、次式のよ
うに反応して中和塩をつくる。 CO2+H2O→HCO3 -+H+ ………(1)式 H++NH3→NH4 + ………(2)式 (1)+(2)式より、 CO2+H2O+NH3→NH4TCO3(重炭酸アンモ
ニウム)このように1次曝気装置から発生する高
濃度のCO2ガスを利用して排ガス21中のNH3ガ
スの大部分が捕集される。この凝縮水23は、1
次曝気装置4に返送され、再び活性汚泥処理され
る。 上記のように除湿機22によつて冷却した後の
排ガス21を酸洗浄塔24に供給して酸洗浄し脱
臭する。この酸洗浄は、排ガス21の冷却によつ
て排ガス21中には多くとも数ppmのNH3ガス
が残留するだけであるから、H2SO4、HCl等の希
薄な液の洗浄で十分である。次に、塩基性悪臭物
質以外の悪臭がある場合には、さらに、排ガス処
理装置25によつて活性炭吸着処理等を行なう。 〔発明の効果〕 この発明によれば、好気性発酵処理工程におけ
るNH3ガスの放散を極力防止することができる
ので、排ガスの脱臭処理が簡単である。 したがつて、この発明によつて得られるコンポ
ストは、NH3の飛散が少ないので、コンポスト
中の窒素含有量が高く、肥料価値が高い。 この発明の方法と、好気性発酵槽に空気のみを
供給すると従来法とを、好気性発酵処理工程以降
におけるアンモニアの収支について比較すれば、
大概次のとおりである。 【表】
第1図はこの発明の処理方法の工程概略図、第
2図は好気性発酵の代表的な発酵パターンを示す
グラフである。 4……1次曝気装置、15……好気性発酵槽、
16……排ガス。
2図は好気性発酵の代表的な発酵パターンを示す
グラフである。 4……1次曝気装置、15……好気性発酵槽、
16……排ガス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 し尿等を活性汚泥処理すると共に、活性汚泥
処理によつて発生する余剰汚泥等の有機物を好気
性発酵槽に投入して好気性発酵を行なうし尿処理
方法において、上記活性汚泥処理を酸素の吸収効
率が30〜70%の高性能曝気槽によつて行うと共
に、この高性能曝気槽から排出される高濃度の
CO2ガスを含む排ガスを除湿した後、上記好気性
発酵槽へ吹込むことを特徴とするし尿処理方法。 2 上記高性能曝気槽が、循環式深層曝気槽であ
る特許請求の範囲第1項に記載のし尿処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61037970A JPS62197383A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | し尿処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61037970A JPS62197383A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | し尿処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62197383A JPS62197383A (ja) | 1987-09-01 |
JPH0249274B2 true JPH0249274B2 (ja) | 1990-10-29 |
Family
ID=12512421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61037970A Granted JPS62197383A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | し尿処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62197383A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5425048B2 (ja) * | 2010-12-17 | 2014-02-26 | 株式会社竹中土木 | 超深層曝気槽を用いたデカンター汁液の液肥化処理方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5676297A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-23 | Ngk Insulators Ltd | Fermentation apparatus for sewage sludge |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP61037970A patent/JPS62197383A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5676297A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-23 | Ngk Insulators Ltd | Fermentation apparatus for sewage sludge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62197383A (ja) | 1987-09-01 |
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