JPH0249166B2 - - Google Patents

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JPH0249166B2
JPH0249166B2 JP59279261A JP27926184A JPH0249166B2 JP H0249166 B2 JPH0249166 B2 JP H0249166B2 JP 59279261 A JP59279261 A JP 59279261A JP 27926184 A JP27926184 A JP 27926184A JP H0249166 B2 JPH0249166 B2 JP H0249166B2
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JP
Japan
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rolling
plate thickness
load cell
load
thickness accuracy
Prior art date
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JP59279261A
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JPS61150710A (ja
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Katsuhiko Doi
Makoto Suzuki
Yasuhiko Masuno
Hiromitsu Akagi
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPS61150710A publication Critical patent/JPS61150710A/ja
Publication of JPH0249166B2 publication Critical patent/JPH0249166B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B38/00Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
    • B21B38/08Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring roll-force

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、タンデム圧延機に使用する圧延荷
重検出用のロードセル劣化を検出するタンデム圧
延機におけるロードセル劣化検出方法に関する。 〔従来の技術〕 一般に、冷間タンデム圧延機における重要な管
理項目に板厚精度がある。このタンデム圧延機特
にその入側スタンドにおける板厚制御としては、
BISRA AGC(Automatic Gauge Control)、ゲ
ージメータAGCなどのロードセルによる圧下力
実測値を入力値として用いるものがある。したが
つて、板厚管理上、ロードセルの測定精度の維持
が非常に重要となる。 特に、最近では、ユーザからの板厚精度に対す
る要求レベルが厳しくなる傾向にあり、益々、ロ
ードセルの測定精度の維持が重要な問題となつて
きている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来、ロードセルの劣化検出
は、殆ど実施されておらず、また、劣化検出を行
う場合も、年一回精度のミル定数測定を行う程度
であり、その場合もロードセル劣化とみなせる定
量的基準はなかつた。 そこで、この発明は、ロードセルの劣化を定量
的に検出することが可能なタンデム圧延機におけ
るロードセル劣化検出方法を提供することを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するために、この発明は、ロ
ードセルを使用して圧延荷重を検出するタンデム
圧延機において、更新された前記ロードセルを使
用して少なくとも大小2種類の圧延荷重における
圧延時の板厚精度を測定して、これらを基準板厚
精度とした後、通常圧延状態の前記大小2種類の
圧延荷重における板厚精度を測定し、これらと前
記基準板厚精度とを比較することにより前記ロー
ドセルの劣化を検出することを特徴とする。 〔実施例〕 まず、この発明の基本原理を説明すると、冷間
タンデム圧延機の概略構成は、第1図に示すよう
になる。ここで、1は被圧延材としてのストリツ
プであつて、このストリツプ1がタンデム圧延機
2によつて所定板厚に圧延される。 タンデム圧延機2は、左右一対のハウジング3
内に、ワークロール4,5と、これらに転接する
バツクアツプロール6,7と、下側バツクアツプ
ロール7を上下動させて圧下力を調整する圧下シ
リンダ8と、この圧下シリンダ8の圧下力即ち圧
延荷重を検出するロードセル9とを有し、ワーク
ロール4,5間にストリツプ1が挿通される。1
0は圧下シリンダ8の圧下位置を検出するマグネ
スケール等の圧下位置検出器である。 そして、圧下シリンダ8が板厚制御回路11に
よつて制御される。この板厚制御回路11は、ロ
ードセル9a,9bの和の検出信号Pが供給され
る圧下力AGC(Automatic Guage Control)装
置12を有し、これによりロードセル9a,9b
の検出信号Pに基づいて圧下量の変動量ΔPを算
出し、この変動量ΔPとミル定数Mとの商ΔP/M
に所定のAGCゲインKを乗算して、板厚精度を
維持するための基準となる圧下位置基準信号S0
(=K・ΔP/M)を算出し、これを出力する。 この圧下位置基準信号S0は、一方の入力側に圧
下位置検出器10の圧下位置検出信号hが供給さ
れる差動アンプ13の他方の入力側に供給されて
いる。したがつて、差動アンプ13から圧下位置
基準信号S0と圧下位置検出信号Sとの差値で表さ
れる位置制御信号CSが出力され、この位置制御
信号CSが必要に応じて所定のゲイン補正を行つ
てサーボバルブ14に供給され、油圧源15から
の油圧を制御することにより、圧下シリンダ8の
圧下力を制御し、ストリツプ1の板厚を制御す
る。 ところで、左右一対のハウジング3内に配設さ
れて圧下力を検出するロードセル9a,9bは、
夫々通常ある一定(例えば1Ton)の定格荷重を
有するエレメントの集合体で構成するのが一般的
である。ここで、その単位エレメント当たりの出
力特性は、第2図に示すようになり、これら単位
エレメントを積層した集合体の出力特性は、第3
図に示すようになる。これらの図から明らかなよ
うに、ロードセルの精度が正常状態を維持されて
いれば、単位セル当たりの実荷重と出力値との関
係は、第2図の曲線l1で示すように、定格荷重範
囲W内では、直線関係を有しているが、劣化が進
むに従つて、曲線l2,l3のように出力値が低下す
る。これに応じて、集合体の実荷重と出力値との
関係も、正常状態における曲線l4から曲線l5へと
変化し、実荷重と出力値との関係が非線型化す
る。 このように、ロードセルは、劣化が進むと、圧
延荷重の増加に従い出力特性が低下するという特
徴がある。 そこで、この特性を利用してロードセルの精度
劣化の検出を行うことができる。すなわち、ま
ず、新しいロードセル9a,9bをタンデム圧延
機2の左右一対のハウジング3内に装着した時点
で、ストリツプ1を挿通しない状態で圧下して、
少なくとも大小2種類の圧延荷重PL、PS時にお
けるミル定数Mを次式により算出し、これらを基
準ミル定数ML、MSとして記憶装置の所定記憶領
域に記憶する。 M=ΔP/ΔS ……(1) ここで、ΔPは荷重変化量、ΔSは圧下量の変化
量である。 次に、タンデム圧延機2にストリツプ1を挿通
させて実際に圧延を行い、そのときのストリツプ
1の種類(鋼種)ごとに、少なくとも小圧延荷重
PS及び大圧延荷重PLの2種類の圧延荷重につい
て、夫々例えば板厚計によつて板厚精度を測定
し、これらを夫々基準板厚精度ΔhS、ΔhLとして
記憶装置の所定記憶領域に記憶しておく。 次に、実際の圧延操業時において、上記記憶装
置に記憶した鋼種と同一鋼種を圧延荷重PS及び
PLで圧延する際に、夫々の板厚精度を前記と同
様に例えば板厚計によつて測定し、これらを夫々
実板厚精度ΔhS′及びΔhL′として記憶装置の所定
の記憶領域に記憶する。 その後、記憶領域及びに記憶した板厚精度
を比較し、小圧延荷重PSでは板厚精度の劣化はな
いが、大圧延荷重PLでは板厚精度の劣化がある
場合、又は小圧延荷重PS及び大圧延荷重PLにお
ける基準板厚精度ΔhS及びΔhLと実板厚精度ΔhS
及びΔhL′との夫々の比CS=ΔhS′/ΔhS及びCL
ΔhL′/ΔhLが、CL>CSである場合、ロードセルの
特性劣化と判断し、ロードセル診断を行うために
ミル定数の測定をオペレータに促す。 そして、ミル定数測定を前記と同様に実施し、
その結果が、圧延荷重増加に伴い記憶領域内の
基準ミル定数データに対して記憶装置内の実測
ミル定数が所定範囲以上低下しているときには、
ロードセルの劣化が再確認されたことになり、ロ
ードセルの交換を行う。 以上の方法により、ロードセル劣化の定量的な
把握を迅速に行うことが可能となり、ロードセル
劣化による板厚精度の低下を最小に留めることが
できる。 次に、上記基本原理に基づくこの発明の具体的
実施例について説明する。 第4図はこの発明の一実施例を示すブロツク図
である。 図中、16はロードセル劣化検出装置であつ
て、例えばインタフエース回路17、演算処理装
置18及び記憶装置19を少なくとも有するマイ
クロコンピユータで構成されている。 インタフエース回路17には、その入力側に前
記ロードセル9a及び9bの検出信号、圧下位置
検出器10の検出信号、タンデム圧延機2の出側
にストリツプ1に対向して配設された板厚計20
からの検出信号h、ラインコンピユータ21から
の鋼種、日付、時刻等のデータ及びロードセル9
a,9bの更新状態を表す更新スイツチ22から
の更新信号が夫々供給されると共に、出力側から
ミル定数設定データとロードセル診断信号RA
びロードセル異常信号RBとが出力される。 演算処理装置18は、記憶装置19に予め記憶
された処理プログラムに従つて、各検出信号に基
づき所定の演算処理を実行し、ロードセル更新時
のミル定数M、ロードセル劣化時のミル定数
M′を演算すると共に、ロードセル更新時及び通
常圧延時における板厚計20からの板厚検出信号
に基づき板厚精度Δh及びΔh′を算出し、これらを
比較してロードセル9a,9bの劣化を判定し、
その劣化状態に応じたロードセル診断信号RA
びロードセル異常信号RBをインタフエース回路
17から出力する。 記憶装置19は、演算処理装置18の演算処理
に必要な処理プログラムを記憶していると共に、
演算処理結果を逐次記憶するように構成され、少
なくともロードセル更新時の基準ミル定数Mを記
憶する基準ミル定数記憶領域、ロードセル劣化
時の補正ミル定数M′を記憶する補正ミル定数記
憶領域、ロードセル更新時の基準板厚精度Δh
を記憶する基準板厚精度記憶領域及び圧延時の
板厚精度Δh′を記憶する実板厚精度記憶領域を
有する。 また、ロードセル劣化検出装置15から出力さ
れるミル定数設定データは、圧下力AGC装置1
2に供給され、且つロードセル診断信号RA及び
ロードセル異常信号RBは、夫々警報装置を構成
するロードセル診断警報用ランプ回路23及びロ
ードセル交換警報用ランプ回路24a,24bに
供給される。 次に、この発明によるロードセル劣化検出方法
を第5図に示す流れ図を伴つて説明する。 今、冷間タンデム圧延機2に新たなロードセル
9a及び9bを装着したものとすると、この状態
で、更新スイツチ22をオン状態とすると、ロー
ドセル劣化検出装置16の演算処理装置18で、
各ロードセル9a,9bごとに、第5図に示す処
理の実行が開始される。 すなわち、ステツプで冷間タンデム圧延機2
にストリツプ1を挿通しない状態における小圧延
荷重PS(=600Ton)、中圧延荷重PM(=900Ton)
及び大圧延荷重PL(=1200Ton)のときのミル定
数を、ロードセル9a又は9bの出力信号及び圧
下位置検出器10の検出信号を読込み、これらに
基づき前記(1)式の演算を行つて算出し、これらを
基準ミル定数MS、MM及びMLとして記憶装置1
9の基準ミル定数記憶領域に記憶する。 次いで、ステツプに移行して、記憶領域に
記憶したミル定数MS、MM及びMLをインタフエ
ース回路17を介して圧下力AGC装置12に出
力し、その内部記憶装置(図示せず)に記憶させ
る。 次いで、ステツプに移行して、タンデム圧延
機2にストリツプ1を挿通して圧延を開始したか
否かを判定し、圧延を開始していない状態では、
圧延を開始するまで待機し、圧延開始状態となる
と、ステツプに移行して、予め設定した所定の
鋼種(例えば圧延頻度の多い鋼種が望ましい)で
且つ圧延荷重が小圧延荷重PSであるか否かを判定
する。このとき、ラインコンピユータ21からの
鋼種データが所定の鋼種であり、且つそのときの
圧延荷重が小圧延荷重PSであるときには、ステツ
プに移行して、そのときの板厚計20の板厚検
出信号を読込み、これに基づいて板厚精度Δhを
算出し、これを基準板厚精度ΔhSとして記憶装置
19の基準板厚精度記憶領域に記憶してからス
テツプに移行し、鋼種或いは圧延荷重が異なる
ときには、ステツプから直接ステツプに移行
する。 ステツプでは、所定の鋼種で大圧延荷重PL
の基準板厚精度ΔhLが記憶装置19の基準板厚精
度記憶領域に格納されているか否かを判定す
る。このとき、基準板厚精度ΔhLが記憶されてい
るときには、直接後述するステツプに移行し、
基準板厚精度ΔhLが記憶されていないときには、
ステツプに移行して、所定の鋼種で且つ圧延荷
重が大圧延荷重PLであるか否かを判定する。こ
のとき、ラインコンピユータ21からの鋼種デー
タが所定の鋼種と異なるか或いは圧延荷重が大圧
延荷重とは異なるときには、前記ステツプに戻
り、所定の鋼種であり、且つそのときの圧延荷重
が大圧延荷重PLであるときには、ステツプに
移行して、そのときの板厚計20の板厚検出信号
を読込み、これに基づいて板厚精度Δhを算出し、
これを基準板厚精度ΔhLとして記憶装置19の基
準板厚精度記憶領域に記憶してからステツプ
に移行し、鋼種或いは圧延荷重が異なるときに
は、ステツプから直接ステツプに移行する。 ステツプでは、所定の鋼種で小圧延荷重PS
基準板厚精度ΔhSが記憶装置19の基準板厚精度
記憶領域に格納されているか否かを判定する。
ここで、記憶領域に基準板厚精度ΔhSが格納さ
れていないときには、ステツプに戻り、格納さ
れているときには、以上の初期条件設定処理を終
了して、ステツプ以下のロードセル劣化検出処
理に移行する。 すなわち、ステツプで、記憶装置19の実板
厚精度記憶領域の記憶内容をクリアし、次いで
ステツプに移行して、前記ステツプと同様の
判定処理を行い、所定鋼種で且つ圧延荷重が小圧
延荷重PSであるときには、ステツプに移行し
て、そのときの板厚計20の板厚検出信号を読込
み、これに基づき板厚精度Δhを算出し、その値
を実板厚精度ΔhS′として記憶装置19の実板厚
精度記憶領域に記憶してからステツプに移行
し、鋼種が異なるか或いは圧延荷重が小圧延荷重
PSとは異なるときには、ステツプから直接ステ
ツプに移行する。 ステツプでは、前記ステツプと同様の判定
処理を行い、記憶装置19の実板厚精度記憶領域
に実板厚精度ΔhL′が格納されていないときに
は、ステツプに移行して、前記ステツプと同
様の判定処理を行い、鋼種が異なるか圧延荷重が
大圧延荷重PLとは異なるときには、前記ステツ
プに戻り、所定の鋼種で且つ圧延荷重が大圧延
荷重PLであるときには、ステツプに移行して、
そのときの板厚計20の板厚検出信号を読込み、
これに基づき板厚精度Δhを算出し、これを実板
厚精度ΔhL′として記憶装置19の実板厚精度記
憶領域に格納してからステツプに移行する。
また、前記ステツプで実板厚精度記憶領域に
実板厚精度ΔhL′が格納されているときには、直
接ステツプに移行する。 ステツプでは、前記ステツプと同様の判定
処理を行い、実板厚精度記憶領域に実板厚精度
ΔhS′が格納されていないときには、前記ステツ
プに戻り、格納されているときには、ステツプ
に移行する。 そして、以上の処理において、圧延状態におけ
る所定鋼種で且つ小圧延荷重PS及び大圧延荷重
PLにおける実板厚精度ΔhS′及びΔhL′が共に記憶
装置19の実板厚精度記憶領域に記憶される
と、ステツプに移行して、基準板厚精度記憶領
域に記憶されている基準板厚精度ΔhS、ΔhL
び実板厚精度記憶領域に記憶されている実板厚
精度置ΔhS′、ΔhL′を読出し、これらに基づき対
応する両者の比即ちΔhS′/ΔhS及びΔhL′/ΔhL
算出し、これらを夫々CS及びCLとして記憶装置
19の所定記憶領域に記憶する。 次いで、ステツプに移行して、ΔhS′≧ΔhS
あつてΔhL′>ΔhLであるか、又はCL>CSで表され
る各比較条件の何れか一つを満足するか否かを判
定する。ここで、前記比較条件を満足しないとき
には、ロードセル9a又は9bに劣化が生じてい
ないものと判定して、前記ステツプに戻り、前
記比較条件を満足するときには、ロードセル9a
又は9bに劣化が生じたものと判定してステツプ
に移行する。 このステツプでは、ロードセル9a,9bに
劣化が生じたことを表すロードセル診断信号RA
をインタフエース回路19からロードセル診断警
報用ランプ回路23に出力し、これを例えば点滅
制御し、オペレータによるミル定数の測定を促
す。 次いで、ステツプに移行してステツプと同
様にタンデム圧延機2にストリツプ1を噛み込ま
ない状態での小圧延荷重PS、中圧延荷重PM及び
大圧延荷重PLにおけるミル定数を算出し、これ
らを夫々補正ミル定数MS′、MM′及びML′として
記憶装置19の補正ミル定数記憶領域に記憶す
る。 次いで、ステツプ〓〓に移行して、補正ミル定数
MS′が基準ミル定数MSの90%未満であるか否か
を判定する。この場合の判定は、ロードセル9
a,9bの劣化が許容範囲内であるか否かを判定
するものであり、MS′≧0.9MSであるときには、
許容範囲内であるものと判定して、ステツプ〓〓に
移行して圧下力AGC装置12内の内部記憶装置
に補正ミル定数MS′、MM′及びML′を記憶してか
らステツプに戻る。また、ステツプ〓〓の判定結
果がMS′<0.9MSであるときには、ロードセル9
a又は9bを交換する必要があるものと判定し
て、ステツプ〓〓に移行してロードセル異常信号
RBをロードセル交換警報用ランプ回路24a又
は24bに出力してから処理を終了する。 そして、以上のこの発明によるロードセル劣化
検出方法によつて、実際にタンデム圧延機2の第
1スタンドにおけるロードセル劣化を検出したと
ころ、下記第1表に示す結果が得られ、この状態
でロードセルを交換したところ板厚精度Δhは、
ロードセル劣化直前に±10.5μmであつたものが
ロードセル交換後には、±6.7μmmとなり、約40%
改善することができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、タン
デム圧延機に新しいロードセルを装着した状態
で、少なくとも大小2つの圧延荷重を印加したと
きの板厚精度を測定してこれらを記憶し、次い
で、通常圧延状態での前記両圧延荷重における板
厚精度を測定して記憶し、これら対応する板厚精
度を比較することにより、ロードセルの劣化状態
を検出するようにしているので、ロードセルの劣
化を定量的に検出することが可能となり、しかも
その検出を自動的に行うことができるので、ロー
ドセル劣化による板厚精度の低下を防止して、板
厚精度を向上させることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本原理の説明に供する説
明図、第2図は単位ロードセルの出力特性を示す
特性曲線図、第3図はロードセル集合体の出力特
性を示す特性曲線図、第4図はこの発明の位置実
施例を示すブロツク図、第5図はロードセル劣化
検出装置の処理手順を示す流れ図である。 図中、1はストリツプ、2はタンデム圧延機、
8は圧下シリンダ、9a,9bはロードセル、1
0は圧下位置検出器、11は制御回路、12は圧
下力AGC装置、13は差動アンプ、14はサー
ボバルブ、15はロードセル劣化検出装置、17
はインタフエース回路、18は演算処理装置、1
9は記憶装置、20は板厚計、21はラインコン
ピユータ、22は更新スイツチ、23はロードセ
ル診断警告用ランプ回路、24a,24bはロー
ドセル交換警告用ランプ回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロードセルを使用して圧延荷重を検出するタ
    ンデム圧延機において、更新された前記ロードセ
    ルを使用して少なくとも大小2種類の圧延荷重に
    おける圧延時の板厚精度を測定し、これらを夫々
    基準板厚精度とした後、通常圧延状態の前記大小
    2種類の圧延荷重における板厚精度を測定し、こ
    れらと前記基準板厚精度とを比較することにより
    前記ロードセルの劣化を検出することを特徴とす
    るタンデム圧延機におけるロードセル劣化検出方
    法。
JP59279261A 1984-12-25 1984-12-25 タンデム圧延機におけるロ−ドセル劣化検出方法 Granted JPS61150710A (ja)

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JP2006198661A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Nippon Steel Corp 冷間タンデム圧延機および冷間タンデム圧延方法
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CN104525577A (zh) * 2014-12-28 2015-04-22 鞍钢冷轧钢板(莆田)有限公司 一种消除轧制升降速厚度超差的方法
JP6432554B2 (ja) * 2016-03-31 2018-12-05 Jfeスチール株式会社 圧延荷重測定装置の異常検出方法

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