JPH0249080Y2 - - Google Patents

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JPH0249080Y2
JPH0249080Y2 JP2453586U JP2453586U JPH0249080Y2 JP H0249080 Y2 JPH0249080 Y2 JP H0249080Y2 JP 2453586 U JP2453586 U JP 2453586U JP 2453586 U JP2453586 U JP 2453586U JP H0249080 Y2 JPH0249080 Y2 JP H0249080Y2
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pivot
support
mirror
spherical surface
holding mechanism
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用のルームミラーの保持機構に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のルームミラーの保持機構としては、例え
ば、実公昭54−43465号公報記載のものがある。
この従来の保持機構は、ステー先端に球状のピ
ボツトが一体に設けられ、ブラケツトにはピボツ
トが挿通できる孔が開設され、前記ピボツトが切
欠を有するワツシヤに受承され、ピボツトを抱持
したワツシヤをブラケツトの前記孔の壁に嵌装さ
せ、ピボツト先端側に板バネを当接し、板バネを
ブラケツトにネジで止めるものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来のルームミラーの保持機構で
は、ステー先端に球状のピボツトを一体に設け、
板バネによりピボツトをブラケツトに押圧してい
るが、ピボツトがブラケツトから半分程度突き出
してしまうため、保持機構が厚くなるという問題
点があつた。また、ピボツトを球状としているた
めピボツト自身がかなり重く、ピボツトを取付け
る板バネもより丈夫なもので、しつかり締付ける
必要があつた。
そこで、本考案は以上の問題点を解決し、軽量
で、厚みの少ないルームミラー保持機構を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案はステー先
端をハウジング内部に設けたサポートに嵌装し、
該サポートに鏡の反射角度を切換える手段を付設
したルームミラーにおいて、ステー先端に凸球面
と凹球面とによる中空半球状のピボツトを設け、
凸球面をサポート側の孔壁に嵌装し、凹球面をサ
ポート前部に取付けた板バネの凸部に嵌合させて
いる。
また、ピボツトの凸球面は球面リング形のスペ
ーサを介置して孔壁に嵌装されていることが望ま
しい。
〔作用〕 本考案のルームミラー保持機構は、ステー先端
に凸球面と凹球面とによる中空半球状のピボツト
を設け、ピボツトをサポート側の孔壁に嵌装し、
サポート前部に取付けた板バネにて、ピボツトを
サポートに押圧することにより、ピボツトとサポ
ートとの間に適度な嵌合トルクが生じ、鏡面の反
射角度を三次元的に調整し、保持することができ
る。
また、ステー先端に中空半球状のピボツトを設
けたことにより、従来の球状のピボツトに比べ、
サポートから突き出る部分を大きく削減し、保持
機構を薄くし、軽量化することができる。さら
に、ステー先端には中空半球状のピボツトの方が
球状ピボツトより成形しやすいため形状精度が上
り、嵌合トルクが安定するので、保持機構の性能
が向上する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
図示例は、レバーを操作して手動にて鏡反射角を
切換えるルームミラーに適用した場合を示す。第
1図は本考案のルームミラー保持機構の一例を示
す縦断面図、第2図は分解斜視図で、これらの図
に示されるように、保持機構は、鏡1を保持する
ハウジング2内に取付けられたサポート6と、車
体に取付けられたステー11の先端に一体に形成
された中空半球状のピボツト12と、ピボツト1
2とサポート6の間に介置されたスペーサ13
と、前記サポート6前部に取付けた板バネ14と
により構成されている。
鏡1は、ハウジング2の前面に形成された開口
部3に嵌込まれ保持されている。また、ハウジン
グ2の背面中央にはステー挿入孔4が、底壁5中
央にレバー挿入孔5aが開設され、ハウジング2
の内壁天井部にはサポート6を取付けるための凹
部が形成されている。
サポート6は、上端に形成された軸部により、
ハウジング2の内壁天井部に形成された凹部に取
付けられている。サポート6の中央部には、係止
部7aを有する孔壁7が形成され、孔壁7の両脇
に板バネ14を設置するためのネジ穴8が形成さ
れている。サポート6前面下半部にはクリツプバ
ネ9が設置され、クリツプバネ9の下端には鏡1
の反射角度切換用のレバー10が嵌合している。
車体に設置されたステー11の先端には、第3
図に示すように、凸球面12aおよび凹球面12
bを有する中空半球状のピボツト12が一体に形
成されている。
サポート6と中空半球状のピボツト12の間に
介置されるスペーサ13は、ステー11先端のピ
ボツト12の凸球面12aを受承し得る球面リン
グ形に成形され、切欠を有し、切欠に隣接してサ
ポート6に形成された係止部7aと嵌合する係合
爪13aが形成されている。
板バネ14は中央付近にステー11先端のピボ
ツト12の凹球面12bと係合する凸部15が形
成され、凸部15の中心に穴が開設されている。
凸部15の両側には、ネジ17により板バネ14
をサポート6に取付けるためにネジ穴16が開設
されている。
次に、保持機構の組立てについて、説明する。
まず、ハウジング2の内壁の天井部に形成され
た凹部に、サポート6上端に形成された軸部を取
付ける。
ステー11先端に形成されたピボツト12を、
ハウジング2に形成されたステー挿入孔4および
サポート6に形成された孔に貫通させ、ハウジン
グ2内に挿入する。それから、スペーサ13の切
欠を押し広げることによりスペーサ13の内径を
一時的に拡大させ、ハウジング2内に挿入された
ピボツト12に被せ、力を解除することによりス
ペーサ13の内径を元に戻し、スペーサ13をピ
ボツト12の凸球面12aに密着させる。ピボツ
ト12を抱持したスペーサ13の係合爪13a
が、サポート6に形成された係止部7aに嵌合す
るように、スペーサ13をサポート6の孔壁7に
嵌装させる。スペーサ13を介置させることによ
りピボツト12は、孔壁7から滑り抜けることな
く、しつかりと孔壁7に支えられる。その後、ピ
ボツト12の凹球面12bと係合する凸部15を
有する板バネ14によりピボツト12の凹球面1
2b側を覆い、ネジ17を板バネ14およびサポ
ート6のネジ穴16,8に挿入し、締付け、板バ
ネ14をサポート6に取付ける。ネジ17の締付
けにより、ピボツト12とスペーサ13、および
スペーサ13とサポート6との間の嵌合トルクを
調整し、適度な嵌合トルクを与えることができ、
ピボツト12がサポート6に回動可能に押圧され
る。
サポート6の前面下半部にクリツプバネ9を設
置し、クリツプバネ9の下端に鏡面の反射角度切
換用のレバー10を嵌合させる。
保持機構を組立てた後、鏡1をハウジング2の
前面に開設された開口部3に嵌込む。
このようにして組立てられたルームミラーは、
走行時に後方の様子がよく見えるように鏡1の反
射角度が調整される。ハウジング2を持ちハウジ
ング2を回動させると、車体に取付けられたステ
ー11と一体に形成されたピボツト12がハウジ
ング2に取付けられたサポート6に対して回動
し、鏡1の反射角度が変化する。このとき、サポ
ート6の係止部7aにスペーサ13の係合爪13
aが嵌合しているためサポート6とスペーサ13
と間に滑りを生じることなく、ピボツト12はサ
ポート6の孔壁7に嵌合したスペーサ13との間
で摺動し、鏡1の位置が設定される。適当な反射
角度に調整された鏡1は、適度な嵌合トルクによ
り保持され、走行中に容易に鏡1の反射角度がず
れることはない。
以上のように、本考案のルームミラー保持機構
は、ステー11先端に形成された中空半球状のピ
ボツト12を板バネ14によりサポート6の孔壁
7に押圧し、適度な嵌合トルクを与えることによ
りハウジング2に嵌込まれた鏡1の位置を三次元
的に調整し、設定された位置を保持できる。ま
た、本考案の保持機構はピボツトを中空半球状と
したことにより従来の球状のピボツトを用いてい
たものに比べ、保持機構を薄くし、軽量化するこ
とができる。さらに、ステー先端に形成された中
空半球のピボツトは球状のものに比べ成形しやす
いため、球面の形状精度が上り、嵌合トルクを安
定させることができる。
また、夜間の走行で、後続車のライトがルーム
ミラーに反射し眩しいときには、ルームミラーの
鏡1の反射角度を変える必要がある。この場合に
は、鏡1の反射角度切換用のレバー10を動かす
ことによりレバー10が回転するのと同時に、ピ
ボツト12に対し、サポート6が回動すると共に
ハウジング2が回動し、瞬時にして鏡1の反射角
度を変え、防眩できる。また、レバー10により
一方向のみに鏡1の反射角度を変えているため、
後続車がなくなつたときに鏡1の反射角度を再調
整する必要がなく、レバー10を元に戻せば、再
び瞬時にして元の反射角度に戻すことができる。
以上、本考案の実施例を図面により説明してき
たが、本考案はこの実施例に限定されるものでは
ない。例えば、実施例では、板バネの凸部中央に
穴を開設しているが穴は開設しなくてもよい。ま
た、本実施例では手動切換式のルームミラーにつ
いて説明しているが、ホトセンサからの出力によ
りソレノイドを駆動して反射角を切換える自動切
換式のミラー等他のタイプのミラーにも適用する
ことができる。
〔考案の効果〕
本考案のルームミラー保持機構は、ステー先端
に凸球面と凹球面とを有する中空半球状のピボツ
トを設け、ピボツトを板バネによりサポートに押
圧することにより、鏡の反射角度を自由に設定
し、保持できる。また、ピボツトを中空半球状と
したことにより、保持機構の厚さを薄くし、軽量
化することができる。さらに、ピボツトが中空半
球状であるために成形が容易になり、球面の形状
精度が上り、ピボツトとサポートとの間に与えら
れる嵌合トルクが安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のルームミラー保持機構を示す
縦断面図、第2図は同じく分解斜視図、第3図は
ピボツトの拡大平面図である。 1……鏡、2……ハウジング、3……開口部、
4……ステー挿入孔、5……底壁、5a……レバ
ー挿入孔、6……サポート、7……孔壁、7a…
…係止部、8,16……ネジ穴、9……クリツプ
バネ、10……切換用レバー、11……ステー、
12……ピボツト、12a……凸球面、12b…
…凹球面、13……スペーサ、13a……係合
爪、14……板バネ、15……凸部、17……ネ
ジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ステー先端をハウジング2内部に設けたサポ
    ート6に嵌装し、該サポートに鏡の反射角度を
    切換える手段を付設したルームミラーにおい
    て;ステー先端に凸球面12aと凹球面12b
    とによる中空半球状のピボツト12を設け、凸
    球面12aをサポート側の孔壁7に嵌装し、凹
    球面12bをサポート前部に取付けた板バネ1
    4の凸部15に嵌合させたことをことを特徴と
    するルームミラー保持機構。 2 ピボツト12の凸球面12aは球面リング形
    のスペーサ13を介置して孔壁7に嵌装されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載のルー
    ムミラー保持機構。
JP2453586U 1986-02-24 1986-02-24 Expired JPH0249080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2453586U JPH0249080Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2453586U JPH0249080Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62137148U JPS62137148U (ja) 1987-08-29
JPH0249080Y2 true JPH0249080Y2 (ja) 1990-12-25

Family

ID=30823854

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JP2453586U Expired JPH0249080Y2 (ja) 1986-02-24 1986-02-24

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JP (1) JPH0249080Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012101594A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Alpine Marketing Kk 車両用カメラ取付けブラケット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012101594A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Alpine Marketing Kk 車両用カメラ取付けブラケット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62137148U (ja) 1987-08-29

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