JPH0249072A - カーボンブラックの製造方法 - Google Patents

カーボンブラックの製造方法

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JPH0249072A
JPH0249072A JP1129945A JP12994589A JPH0249072A JP H0249072 A JPH0249072 A JP H0249072A JP 1129945 A JP1129945 A JP 1129945A JP 12994589 A JP12994589 A JP 12994589A JP H0249072 A JPH0249072 A JP H0249072A
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burner
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慎一 金丸
Hideyuki Hisa
英之 久
Akinori Sakagami
坂上 昭則
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    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/44Carbon
    • C09C1/48Carbon black
    • C09C1/50Furnace black ; Preparation thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/61Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
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    • C01P2006/19Oil-absorption capacity, e.g. DBP values

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  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カーボンブラックの製造炉内に(A)アルカ
リ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物を燃料
と酸素含有ガスとの混合物と共に噴射するアルカリバー
ナーを使用するか、又は(B)イオン化炉(製造炉とは
別に設けた専用の加熱炉)でイオン化したアルカリ金属
化合物及V/又はアルカリ土類金属化合物を導入するカ
ーボンブラックの製造方法に関する。詳しくは、高温雰
囲気の炉壁を損傷することなく低ストックチャー及び/
又は表面積の大きいカーボンブラックを低灰分の状態で
得る製造方法に関する。
(従来の技術) 一般にカーボンブラックは、チャンネル法、サーマル法
、7アーネス法(ガス並びにオイル)、ア七チレンブラ
ック法、重質油の部分酸化反応法(シェル法、テキサコ
法、7Tウザー法等)等種々の方法によって生産されて
いるが、最も経済的かつ最も広く実用化されているのは
、7T−ネス法である。
7T−ネス法は空気等の酸素含有がスで燃料を燃焼させ
て得られた高温燃焼ガス流に原料炭化水素を導入し、部
分燃焼お上り/または熱分解させることによってカーボ
ンブラックを生r!Lさせる。
生成反応終了後の高温燃焼が人中に浮遊懸濁したカーボ
ンブラックは、水スプレー等通常の方法で冷却された後
、サイクロンやバッグフィルター等により分離捕集され
る。
得られたカーボンブラックは、自動車のタイヤ等のゴム
補強材、樹脂や塗料ならびにインキ等の顔料、樹脂なら
びにゴム等の導電性付与材等々広く利用されている。
7T−ネス法は、カーボンブラック製造炉内での原料炭
化水素の反応条件、例えば原料炭化水素の導入位置及び
流量、燃料用酸素含有ガスの導入方法及び流量及び製造
炉の形状を変更することにより、生成カーボンブラック
の特性である表面積、粒子径、ストラフチャー等を15
19できる優れた方法である。
しかしながら、前記の反応条件や製造炉の形状を変更す
るのみではカーボンブラックの収率が低下したり、特性
の調整範囲が狭いという欠点があり、その解決法として
添加剤を導入する方法が提案されている。
例えば、特公昭3G−3168号公報には、アルカリ金
属の溶液を高温雰囲気中へ高温燃焼ガス発生バーナー用
の燃料、酸素含有がス又は原料炭化水素と共にあるいは
単独に導入することにより生成するカーボンブラックの
ストラフチャー、ゴム特性のモジユラスが調整できるこ
とが提案されている。
また、特公昭39−28104号公報及び特公昭44−
3365号公報には、バリウム、カルシウム、マグネシ
ウム、ストロンチクム等のアルカリ土類金属を前記と同
様の方法で導入することによりカーボンブラックの表面
積、モジユラスが調整できることが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、添加量の量を増加すればストラフチャー
は抑制され(小さくなり)表面積は増加するが、添加剤
の一部は生成したカーボンブラック中に残存するので、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属を主体とした灰分が
多くなり、応用物性面に悪影響を及ぼす問題、αがあっ
た。また、アルカリ金属又はアルカリ土類金属は高温雰
囲気の炉壁に堆積し、炉壁のレンがを損傷する問題点が
あった。
すなわち、アルカリ金属やアルカリ土類金属の添加量に
は限度があったので、ストラフチャー表面積等のml!
!範囲は限界があった。
(!1題を解決するための手段) そこで本発明者らは、より低ストラクチャー又は大表面
積でしかも低灰分のカーボンブラックを高温雰囲気のレ
ン〃を損傷することなく容易にかつ経済的に!!造する
方法について鋭意検討を重ねた結果、一般に用いられて
いる7アーネス法等のカーボンブラックの製造法におい
て、(A)gl造炉内において、専用のアルカリバーナ
ーよりアルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属
化合物を燃料又は酸素含有ガスと共に導入することによ
り、又は(B)製造炉とは別に設けたイオン化炉でイオ
ン化したアルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金
属化合物を製造炉内に導入することにより、生成カーボ
ンブラックのストラフチャーを格段に低く及び/又は表
面積を格段に大きくすることができること、また、アル
カリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物の添
加量を同一とした場合又は生成カーボンブラックのスト
ラフチャー又は表面積を同程度とした場合、格段に天分
が少ないカーボンブラックが得られることを見出した。
更に、高温雰囲気の炉壁にアルカリ金属化合物及V/又
はアルカリ土類金属化合物の堆積もなく、またレンガの
損傷らないことを見出し、本発明に到達した。
本発明の目的は、−h述のように低ストラクチャ−また
は大表面積でしかも低い灰分量のカーボンブラックを高
温雰囲気の炉壁を損傷もなく製造する方法を提供するこ
とにある。
すなわち、本発明の要旨は、高温燃焼が人中に原料炭化
水素を導入して、これを熱分解する方式のカーボンブラ
ックの製造方法において、アルカリ金属化合物及1/又
はアルカリ土類金属を、(A)アルカリバーナーより燃
料及び/又は酸素含有ガスと共に導入するか、(B)製
造炉とは、別に設けたイオン化炉においてイオン化させ
た後、製造炉に導入することにある。
次に本発明を詳細に説明する。
カーボンブラックを製造するために用いられる原料炭化
水素としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナ7タ
レン、アントラセンなどの芳香族炭化水素やクレオソー
ト油、7ントラセン油、ナ7タレン油、ピッチ油、エチ
レンボトム油などタール系ならびに石油系の分解重油等
通常用いられているものは何れも使用可能である。
一方、原料炭化水素を分解するのに必要な熱量を得るた
めの燃料としては、天然ガス、プロパン、ブタン、コー
クス炉ガス等の気体燃料、灯油、軽油、重油等の液体燃
料の内、完全燃焼が容易で原料炭化水素の分解に必要な
熱量を供給できるものであれば何れを使用してもよい。
また、燃料を燃焼させるための酸素含有ガスとしては、
一般に空気を用いるが空気又は空気以外のがスに酸素を
任意の割合で混合したものを用いてもよい。
燃料は、高温燃焼ガス発生バーナーで酸素含有ガスの一
部と共に又は単独で反応炉内に導入され、同様に導入さ
れる酸素含有が又と混合して燃焼し高温燃焼がスを形成
する.燃料と酸素含有ガスとの比は、高温燃焼ガス流の
温度が1400℃〜2000℃、好まL < 1! 1
 6 0 0℃〜1900”Cとなるように選択される
。温度がこれより低いと原料炭化水素の分解が容易でな
く、高くなると炉壁のレンガが熱により損傷するので好
ましくない。
また、燃料と酸素含有がスとの比は、アルカリバーナー
を用いる場合には、その熱容量も考慮することが肝要で
ある。
原料炭化水素は、前記高温燃焼γ人中に導入され、部分
燃焼および/または熱分解によりカーボンブラックを生
成する。
本発明のアルカリ金属化合物としては、元素周期律表I
族a亜族に属するリチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウム、7ランシウム等のアルカリ金属の
水酸化物、塩化物、硫酸塩、炭酸塩等の無機塩、脂肪酸
も含めた有8!酸塩類、金属7ルキルのような有PIi
金属化合物が挙げられる.また、アルカリ土類金属とし
ては、元素周期律表■族a亜族に属するマグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウム等のアルカリ土
類金属の水酸化物、塩化物、硫酸塩、炭酸塩等の黒磯塩
類、脂肪酸も含めた有機酸塩類、金属アルキルのような
有機金属化合物が挙げられる。
添加量は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属として、
原料油に対し500へ,50,000ppm,好適には
SOOへ,20,000ppm程度である。
本発明で重要なことは、アルカリ金属化合物およ(//
またはアルカリ土類−&属化合物を、(A)原料炭化水
素や高温雰囲気を形成するための燃料または空気に混合
あるいは単独に炉内に導入するのではなく、専用のアル
カリバーナーを用いて燃料及び/又は酸素含有ガスとと
もに導入しイオン化させるか、又は(B)アルカリ金属
化合物お上り/又はアルカリ土類金属化合物を、原料炭
化水素や高温雰囲気を形成するための燃料または空気に
混合あるいは単独に炉内に導入するのではなく、専用の
イオン化炉を設け、イオン化した後製造炉内に導入させ
ることにある。
(A)  アルカリバーナーを用いる場合:アルカリバ
ーナーの燃焼帯は、アルカリ金属化合物及(//又はア
ルカリ土j!i金属化合物を効率よくイオン化させるた
め、通常高温燃焼ガス発生バーナーの温度より高温とさ
れる.アルカリバーナーの燃焼帯の好適な温度は、添加
するアルカリ金属化合物及V/又はアルカリ土類金属化
合物によ9!4なるが、通常1500℃以上、好ましく
は1900℃以上とされる。アルカリバーナーはアルカ
リ金属化合物及V/又はアルカリ土類金属化合物をイオ
ン化することを主目的とするので、高温燃焼ガス発生バ
ーナーより高温であるが、発生する熱容量は小さいもの
とされる。アルカリバーナーに導入される燃料および酸
素含有ガスは、前記の高温燃焼〃大発生バーナーに導入
可能な燃料および酸素含有がスが使用できる。
アルカリ金属化合物及び/又はフル々り土類金属化合物
はpH索含有がスと燃料のどちらか一方、又は両方に同
伴あるいは、アルカリバーナーに設けられる単独の導入
路から導入される。この導入路は、アルカリバーナーの
最外層であると先端で噴霧した際、アルカリ金属化合物
及び/又はアルカリ土類金属化合物の一部が周辺に分散
するので、好ましくない2通常は最外層のl’!!素含
有ガス及び/又は燃料の導入路より内側とされ、中心部
が好ましい。例えばtj%3図に示すアルカリバーナー
は、アルカリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化
合物を酸素含有ガスと共に導入したものである。
アルカリバーナーの炉内への導入方法は、原料炭化水素
の導入方向に対して横方向、同軸方向のいずれでもよく
、特に限定されるものではない。
アルカリバーナーは、1本でも複数本でもよくアルカリ
金属化合物とアルカリ土類金属化合物とを同一反応炉に
導入するときは、各々別個のアルカリバーナーから導入
するのが望ましい。
アルカリバーナーからアルカリ金属化合物及び/又はア
ルカリ土類金属化合物を噴射する位置は、原料炭化水素
の噴射位置と同じか、上流側とするのが好ましい。アル
カリ金属化合物及び/又はアルカリ土類金属化合物の噴
射位置より下流側であると、原料炭化水素の液滴が同化
炭化した後にアルカリ金属イオン及び/又はアルカリ土
類金属イオンと接触するので、ストラフチャー、表面積
等のM!!効果が減少し望ましくない。イオン化したア
ルカリ金属瓦V/又はアルカリ土類金属は、固化炭化す
る前の原料炭化水素と接触することが重量である。噴出
位置が前記高温燃焼ガス発生バーナーで形成された高温
燃焼がス流内であると更に好ましい。
(B)*造炉外のイオン他炉を用いる場合:イオン他炉
の好適な温度は、添加するアルカリ金属化合物及び/又
はアルカリ土類金属化合物により異なるが、通常130
0℃以と1好ましくは1500℃以上とされる。
イオン他炉の加熱方法は、燃料と酸素含有γスとを燃焼
させる方式、或は、電気炉方式、更には赤外線方式等公
知の方式が使用可能である。
イオン化したアルカリ物質は、イオン他炉の燃焼ガス或
は、アルカリ物質をイオン他炉に噴霧するために用いた
、水や蒸気、空気等のキャリヤー物質と共にカーボンブ
ラック91造炉内に導入される。
ここで、注意すべきことは、イオン化したアルカリ物質
が導入の過程で冷却されないよう保温材等で保温するこ
とである。
イオン化したアルカリ物質の炉内への導入方法は、原料
炭化水素の導入方向に対して横方向、同軸方向のいずれ
でもよく、特に限定されるものではない。
イオン化したアルカリ物質の導入口は、111所でも複
数箇所でもよくアルカリ金属化合物とアルカリ土類金属
化合物とを同一反応炉に導入す・るときは、各々別個の
導入口から導入するのが望まし!l)、1 アルカリ金属化合物及ゾ/又はアルカリ土類金属化合物
を噴射する位置は、原料炭化水素の噴射位置と同じか、
上流側とするのが好ましい。アルカリ金属化合物及び/
又はアルカリ土類金属化合物の噴射位置より下流側であ
ると、原料炭化水素の液滴が固化炭化した後にアルカリ
金属イオン及び/又はアルカリ土類金属イオンと接触す
るので、ストラフチャー、表面積等の!lI整効果が減
少し望ましくない。イオン化したアルカリ金属及び/又
はアルカリ土類金属は、固化炭化する前の原料炭化水素
と接触することが重量である。噴出位置が前記高温燃焼
〃大発生バーナーで形成された高温燃焼がス流内である
と更に好ましい。
上記(A)又は(B)の方法により生成したカーボンブ
ラックは、反応帯域の下流において水等で冷却された後
、サイクロン、バッグフィルター等により分離捕集され
る。
本発明のカーボンブラックの91造方法でアルカリ金属
化合物を添加する際は、ストラフチャーの指標であるD
BP吸収量が90cc/ 100g以下のカーボンブラ
ック製造に特に効果を発揮する。
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
第1図から第4図は、本発明を実施するための7ア一ネ
スブラツクgI遺炉の一例を示したものである。
tpJi図は、該炉の縦断面模式図であり、第2図は、
第1図のA−A’線で直交的に縦断した縦断面模式図で
ある。
これらの図において、1は炉本体、2は燃焼室、3は絞
り部、4は反応室、5は原料油供給管6を内管とし冷却
管7を外管とする原料油供給ノズル、8は酸素含有〃導
入口9から供給された空気と燃料供給管10から供給さ
れた燃料がら成る燃焼ガス導入口、11と12は、流通
物を冷却するための冷却水導入管、13は煙道をそれぞ
れ示す。
第3図は、アルカリバーナーの一例を示したものであり
、第4図は、アルカリバーナーを燃焼室に装入した状態
図を示したものである。
14は、燃焼用空気の入口、15はアルカリ金属塩の導
入口、16は燃焼ガスの導入口、17はアルカリバーナ
ーの冷水管、18はアルカリバーナーの装入状態を示す
第6と7図は、アルカリ金属化合物及び/又はアルカリ
土類金属化合物をイオン化するイオン他炉の一例を示し
たものである。
実施例1.2 実施例1、実施例2はアルカリ金属化合物として、K 
OHSN a OHを用いて、アルカリバーナーにより
炉内に導入し低DBP吸油量カーボンブラックの製造を
行った例であるが後述する比較例1、比較例3と対比す
ることで容易に判断される様にアルカリバーナーを用い
て炉内に導入した場合、同一添加量において格段に低い
ストラフチャーのカーボンブランクを低灰分で得ること
ができた。
実施例3.4 実施例3、実施例4はアルカリ土類金属化合物として、
Ca Cl □、(CH−COz)zcaH20を用い
て、アルカリバーナーにより炉内に導入し、高表面積カ
ーボンブラ・7りの製造を実施した。アルカリバーナー
を用いることにより、同一添加量で高い表面積のカーボ
ンブラックを低灰分で得ることが出来、しかも実施例3
は比較例4に比べて同レベルの表面積を少ない添加量で
得ることが出来た結果、炉の損傷が起きていない。
この構造のカーボンブラック反応炉において、第1表に
示す製造条件にて反応させて得られたカーボンブラック
懸濁がスを、サイクロン又はバッグフィルター等の公知
の伸婁装置を用いてカーボンブラックを回収した。
該カーボンブラックの物性を第1表に示した。
なお、表中の粒子径は、電子顕微鏡n寮による算術平均
値であり、DBP吸収量、灰分およびよう素吸着量は、
JIS  K6221−1982に従って測定した値で
ある。
実施例5.6 実施例5、実施例6はアルカリ金属化合物としてK O
Hを、アルカリ土類金属化合物としてCa CI□を用
いてストラフチャーと表面積を調整した例である。2N
1類の添加物を第4図−2に示した2本のアルカリバー
ナーにて導入することによりストラフチャーと表面積を
低灰分でコントロールすることが出来だ。
比較例1〜3 比較例1はアルカリ金属化合物の導入方法を、原料炭化
水素供給管6より原料炭化水素と共に導入したこと以外
全て、実施例1と同じ条件でカーボンブラックを製造し
た。
また、比較例2は、アルカリ金属塩を第2図に示した9
より燃焼用空気と共に導入した以外全て実施例1と同じ
条件でカーボンブラックを製造した。
比較例3は、アルカリ金属化合物として、NaOHを用
い、対原料炭化水素添加量が異なること以外は全て比較
例1と同一の条件でカーボンブラックを!!遺した。
比較例4 比較例4はアルカリ土類金属化合物の導入方法を、原料
炭化水素供給管6より原料炭化水素と共に導入したこと
と、対原料炭化水素当りアルカリ土類金属添加量が異な
ること以外は、全て実施例3と同一の条件でカーボンブ
ラックを製造した。
比較例5 比較例5はアルカリ金属化合物の導入方法を原料炭化水
素供給管6より、原料炭化水素と共に導入したこと以外
は全て実施例4と同一の条件でカーボンブラックを製造
した。
木l) 木2) 第5図−1に示すように、Aにおいてアルカリ金属化合
物が一面に5〜101 の厚さで堆積していた。また、Bにおいて、幅約150
饋11深さ約1001のレンガ損傷が発生した。
第5図−2に示すように、Cにおいてアルカリ土類金属
塩が5〜10輸論の厚さで堆積していた。またDにおい
て、正常時の内壁面から10〜30nmの深さのレンガ
損傷が発生した。
実施例7 実施例7は、アルカリ金属化合物としてKOHを用い、
tjS6図に示す燃焼方式イオン他炉でイオン化した後
炉内に導入し、低DBP吸収量カーボンブラックの製造
を行った例であるが、比較例6と対比することで容易に
判断される様に、同一添加量において格段に低いストラ
フチャーのカーボンブラックを低灰分で得ることが出来
た。
また、アルカリ物質の炉内への堆積や炉損傷も全く無い
実施例8.9 実施例8と9は、アルカリ土類金属化合物としてCaC
1,、(CH,Co2)zcaHzoを用いてイオン他
炉でイオン化した後炉内に導入し、高表面積のカーボン
ブラックを91″iLシたものである。
後述の第2表からも判る通り、従来技術に比較して、同
一添加量で高い表面積のカーボンブラックを低灰分で得
ることが出来、しかも高表面積のカーボンブラックを少
ない添加量で得ることが出来た。
更に炉内への堆積や炉の損傷も起きていない。
実施例10 実施例10は、アルカリ金属化合物としてKOHを、ま
たアルカリ土類金属化合物としてCa Cl□を用いて
ストラフチャーと表面積を同時にiW整した例である。
比較例6 比較例6はアルカリ金属化合物の導入方法を原料炭化水
素供給W6より、原料炭化水素と共に導入したこと以外
全て実施例7と同じ条件でカーボンブラックを製造した
比較例7 比較例7は、アルカリ金属塩を第2図に示した9より燃
焼用空気と共に導入した以外全て実施例”7と同じ条件
でカーボンブラックを製造した。
比較例8 比較例8は、アルカリ土類金属化合物の導入方法を原料
炭化水素供給W6より原料炭化水素と共に導入したこと
と、対原料炭化水素当りのアルカリ土類金属の添加量を
変更したこと以外は、全て実施例8と同一の条件でカー
ボンブラックを製造した。
比較例9 比較例9は、アルカリ金属化合物の導入方法を原料炭化
水素供給管6より原料炭化水素と共に導入したこと以外
は全て実施例10と同一の条件でカーボンブラックを製
造した。
以上述べてきた実施例7〜10や比較例6〜9の条件で
得られたカーボンブラック懸濁ガスは、サイクロンやバ
ッグフィルター等公知の捕集装置を用いてカーボンブラ
ックを回収した。該カーボンブラックの物性は第1表に
示した。
なお、表中の粒子径は、電子顕微tIt観察による算術
平均値であり、DBP吸収量と灰分、よう素板M量は、
JIS  K6221−1982に従って測定した値で
ある。
(発明の効果) 本発明方法によれば、アルカリ金属化合物及び/又はア
ルカリ土類金属化合物の添加効率を格段に向上させるこ
とが出来るので、前記化合物によってストラフチャーや
表面積をコントロールしたカーボンブラックを極めて低
天分の状態で得ることが出来、しかも添加時の炉損傷や
炉内への堆積も防止可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で使用する7T−ネス法カーボンブラ
ック製造炉の縦断面模式図、第2図は、第1図のA−A
’断面模式図である。第3図は、本発明で使用するアル
カリバーナーの一例を示すものであり、第4図−1及び
PIS4図−2は該アルカリバーナーを7フーネス法カ
ーボンブラツク製造炉の燃焼室に装着した例を示す状態
図である。 (Q5図・−1は、アルカリ金属化合物を燃料燃焼用空
気に同伴させた場合の炉内の損傷状態並びにアルカリ金
属化合物のjlli積状態全状態横断図面である。 PIIJ5図−2は、アルカリ金属化合物を原料炭化水
素供給ノズルに、原料炭化水素に同伴させて、炉内に導
入した場合の炉内の損傷状態並びにアルカリ土類金属化
合物の堆積状態を示す断面図である。 tpJ6.7図は、本発明で使用するイオン他炉の一例
を示す、(fjS6図: 燃焼方式、fjS7図: 電
気炉方式(19:電極棒))。 第8図はアルカリ金属化合物を原料炭化水素供給/′X
ニルに、原料炭化水素に同伴させて、炉内に導入した場
合の炉内の損傷状態並びにアルカリ土類金属化合物の堆
積状態を示r断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料と酸素含有ガスとを高温燃焼ガス発生バーナ
    ーにより燃焼させて得られる高温度の燃焼ガスで加熱さ
    れた高温雰囲気ゾーンに原料炭化水素を導入してこれを
    熱分解する方式の製造炉によりカーボンブラックを製造
    する方法において、アルカリ金属化合物及び/又はアル
    カリ土類金属化合物を、(A)アルカリ金属化合物及び
    /又はアルカリ土類金属化合物をイオン化するために前
    記の高温燃焼ガス発生バーナーとは別個に設けられた、
    燃料と酸素含有ガスとの混合物を燃焼させるアルカリバ
    ーナーより導入するか、又は(B)イオン化炉でイオン
    化させた後製造炉内に導入する、ことを特徴とするカー
    ボンブラックの製造方法。
  2. (2)アルカリバーナーの噴射位置が原料炭化水素の噴
    射位置と同じか、もしくは上流側である請求項1に記載
    のカーボンブラックの製造方法。
  3. (3)イオン化したアルカリ金属化合物/又はアルカリ
    土類金属化合物の噴射位置が原料炭化水素の噴射位置と
    同じか、もしくは上流側である請求項2に記載のカーボ
    ンブラックの製造方法。
JP1129945A 1988-05-24 1989-05-23 カーボンブラックの製造方法 Expired - Fee Related JP2888487B2 (ja)

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JP12682588 1988-05-24

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