JPH02489B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH02489B2 JPH02489B2 JP7622685A JP7622685A JPH02489B2 JP H02489 B2 JPH02489 B2 JP H02489B2 JP 7622685 A JP7622685 A JP 7622685A JP 7622685 A JP7622685 A JP 7622685A JP H02489 B2 JPH02489 B2 JP H02489B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- cavity
- seawall
- side surfaces
- substantially rectangular
- Prior art date
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- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 6
- 241001465754 Metazoa Species 0.000 description 5
- 238000009395 breeding Methods 0.000 description 2
- 230000001488 breeding effect Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Revetment (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この発明は護岸用ブロツクに関するものであ
る。
る。
(ロ) 従来の技術
従来、各種の護岸ブロツクが発明・考案されて
いるが、いずれも水流又は波浪等から岸を保護す
ることのみを目的としており、魚類等水性動物に
対する配慮がなされていなかつた。
いるが、いずれも水流又は波浪等から岸を保護す
ることのみを目的としており、魚類等水性動物に
対する配慮がなされていなかつた。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
そのため、かかる護岸ブロツクで施工された河
川では、水流が極端に単純化して、水生動物の棲
息に適しなくなり、特に、魚類の産卵場所がなく
なるという欠点があつた。
川では、水流が極端に単純化して、水生動物の棲
息に適しなくなり、特に、魚類の産卵場所がなく
なるという欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この発明では、略直方体形状の護岸用ブロツク
に上下方向に開放状態に空洞を設けると共に、同
ブロツクの正面に、空洞と連通する連通孔を穿設
し、さらに、同ブロツクの左右側面にそれぞれ左
右薄肉部を設けて、同薄肉部の破砕穿孔により空
洞と同ブロツクの左右側外部空間とを連通可能に
構成してなる護岸用ブロツクを提供するものであ
る。
に上下方向に開放状態に空洞を設けると共に、同
ブロツクの正面に、空洞と連通する連通孔を穿設
し、さらに、同ブロツクの左右側面にそれぞれ左
右薄肉部を設けて、同薄肉部の破砕穿孔により空
洞と同ブロツクの左右側外部空間とを連通可能に
構成してなる護岸用ブロツクを提供するものであ
る。
(ホ) 作 用
この発明では、低水護岸ブロツク内部に空洞を
形成し、この空洞を正面及び左右側面の外部空間
と連通せしめ、同ブロツクで護岸壁を築造した場
合、護岸ブロツクとしての機能を果しながら、同
空洞内を流通する河川水によどみができて、同空
洞内が魚類の産卵場所となり、また、よどみに堆
積する泥土に水草等が繁茂して更に水生動物の棲
息に適したものとする。
形成し、この空洞を正面及び左右側面の外部空間
と連通せしめ、同ブロツクで護岸壁を築造した場
合、護岸ブロツクとしての機能を果しながら、同
空洞内を流通する河川水によどみができて、同空
洞内が魚類の産卵場所となり、また、よどみに堆
積する泥土に水草等が繁茂して更に水生動物の棲
息に適したものとする。
(ヘ) 効 果
この発明によれば、護岸用ブロツクを上記のよ
うに構成することによつて、護岸壁に魚類の散乱
場所をつくり、また水草の繁茂を促して、魚類等
水生動物の棲息に適した環境をつくるという効果
がある。
うに構成することによつて、護岸壁に魚類の散乱
場所をつくり、また水草の繁茂を促して、魚類等
水生動物の棲息に適した環境をつくるという効果
がある。
(ト) 実施例
本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
Aは、護岸用ブロツクを示しており、同ブロツク
Aは略直方体形状であり、同ブロツクAの内部に
は、上下側面1,2にかけて上下方向に開放した
平面形が略方形状の空洞3を形成しており、さら
に同ブロツクAの正面4に略方形状の連通孔5を
穿設して同空洞3と正面4外部空間とを連通させ
ると共に、同ブロツクAの左右側面6,6′にそ
れぞれ略円錐形状の凹設部7,7′を形成して、
同凹設部7と空洞3との間に、容易に破砕穿孔可
能の左右薄肉部8,8′を形成して、護岸工事施
工現場にて、同薄肉部8,8′の穿孔により、同
ブロツクAの左右側外部空間と空洞3とを連通可
能としている。
Aは、護岸用ブロツクを示しており、同ブロツク
Aは略直方体形状であり、同ブロツクAの内部に
は、上下側面1,2にかけて上下方向に開放した
平面形が略方形状の空洞3を形成しており、さら
に同ブロツクAの正面4に略方形状の連通孔5を
穿設して同空洞3と正面4外部空間とを連通させ
ると共に、同ブロツクAの左右側面6,6′にそ
れぞれ略円錐形状の凹設部7,7′を形成して、
同凹設部7と空洞3との間に、容易に破砕穿孔可
能の左右薄肉部8,8′を形成して、護岸工事施
工現場にて、同薄肉部8,8′の穿孔により、同
ブロツクAの左右側外部空間と空洞3とを連通可
能としている。
又、左右側面6,6′は、正面4よりの端縁に
それぞれ正面4と直交状態所定幅の当り面9を形
成し、同当り面9の後端縁から同ブロツクA後端
にかけて左右側面6,6′を内側方に傾斜せしめ
て同ブロツクA後部の横幅を狭めている。同ブロ
ツクAの後面には略鳩尾状の突設部10が形成さ
れており、同突設部10の中央には略三角形状の
切欠部11が形成されている。
それぞれ正面4と直交状態所定幅の当り面9を形
成し、同当り面9の後端縁から同ブロツクA後端
にかけて左右側面6,6′を内側方に傾斜せしめ
て同ブロツクA後部の横幅を狭めている。同ブロ
ツクAの後面には略鳩尾状の突設部10が形成さ
れており、同突設部10の中央には略三角形状の
切欠部11が形成されている。
また、同ブロツクAの上下面1,2にはそれれ
ぞれ同ブロツクAを積み上げる際の位置決め用の
突起部12及び嵌入部13が形成されており、同
突起部及び嵌入部は左右及び中央の3ケ所に設け
られている。
ぞれ同ブロツクAを積み上げる際の位置決め用の
突起部12及び嵌入部13が形成されており、同
突起部及び嵌入部は左右及び中央の3ケ所に設け
られている。
第3図、第4図は、同ブロツクAにより護岸工
事の施工状態を出す断面図であり、14は床盤コ
ンクリートであり、同コンクリート14の上面を
外側下りに傾斜させて、積み上げた同ブロツクA
による護岸壁15を外側方に傾斜させており、同
ブロツクAの背後に充填した後込めコンクリート
16及び同コンクリート16との結合を高めるた
めの鳩尾状の突設部10及び略三角形状の切欠部
11により一体の強固な護岸壁15を構成してい
る。そして、護岸壁15内部の空洞3は、左右凹
設部7、穿孔した左右薄肉部8,8′により上下
及び左右方向に連通しており、更に正面4の連通
孔5を介して護岸壁15正面の水流と連通してい
る。
事の施工状態を出す断面図であり、14は床盤コ
ンクリートであり、同コンクリート14の上面を
外側下りに傾斜させて、積み上げた同ブロツクA
による護岸壁15を外側方に傾斜させており、同
ブロツクAの背後に充填した後込めコンクリート
16及び同コンクリート16との結合を高めるた
めの鳩尾状の突設部10及び略三角形状の切欠部
11により一体の強固な護岸壁15を構成してい
る。そして、護岸壁15内部の空洞3は、左右凹
設部7、穿孔した左右薄肉部8,8′により上下
及び左右方向に連通しており、更に正面4の連通
孔5を介して護岸壁15正面の水流と連通してい
る。
従つて、河川水17は、護岸壁15内部の空洞
3と流通自在であり、空洞3に流入する河川水1
7は、略方形状の空洞3の隅部18に、魚類の産
卵に適したよどみを発生させることになる。
3と流通自在であり、空洞3に流入する河川水1
7は、略方形状の空洞3の隅部18に、魚類の産
卵に適したよどみを発生させることになる。
また、このよどみにより泥土が堆積して水草等
が繁茂して水生昆虫等の繁殖を促し、水生動物の
棲息に適した環境を作り上げる。
が繁茂して水生昆虫等の繁殖を促し、水生動物の
棲息に適した環境を作り上げる。
なお、同ブロツクAは河川の護岸のみならず、
海岸の護岸に用いて、海中生物の繁殖を促すこと
もできる。
海岸の護岸に用いて、海中生物の繁殖を促すこと
もできる。
第1図は、本発明による護岸用ブロツクの全体
正面図、第2図は、第1図−断面図、第3図
は、同ブロツクによる護岸工事の施工状態を示す
断面図、第4図は、第3図−断面図 A:護岸用ブロツク、3:空洞、4:正面、
5:連通孔、6,6′:左右側面、8,8′:左右
薄肉部。
正面図、第2図は、第1図−断面図、第3図
は、同ブロツクによる護岸工事の施工状態を示す
断面図、第4図は、第3図−断面図 A:護岸用ブロツク、3:空洞、4:正面、
5:連通孔、6,6′:左右側面、8,8′:左右
薄肉部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 略直方体形状の護岸用ブロツクAに上下方向
に開放状態に空洞3を設けると共に、同ブロツク
Aの正面4に、空洞3と連通する連通孔5を穿設
し、 さらに、同ブロツクAの左右側面6,6′にそ
れぞれ左右薄肉部8,8′を設けて、 同薄肉部8,8′の破砕穿孔により空洞3と同
ブロツクAの左右側外部空間とを連通可能に構成
してなる護岸用ブロツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7622685A JPS61233112A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 護岸用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7622685A JPS61233112A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 護岸用ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61233112A JPS61233112A (ja) | 1986-10-17 |
JPH02489B2 true JPH02489B2 (ja) | 1990-01-08 |
Family
ID=13599258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7622685A Granted JPS61233112A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 護岸用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61233112A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058173U (ja) * | 1991-07-10 | 1993-02-05 | 株式会社協立商会 | 継手用パツキン |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63100525U (ja) * | 1986-12-20 | 1988-06-30 | ||
KR100415453B1 (ko) * | 2000-12-18 | 2004-01-24 | 주식회사 대성프라스틱 | 조립식 블럭 |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP7622685A patent/JPS61233112A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058173U (ja) * | 1991-07-10 | 1993-02-05 | 株式会社協立商会 | 継手用パツキン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61233112A (ja) | 1986-10-17 |
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