JPH0248896Y2 - - Google Patents

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JPH0248896Y2
JPH0248896Y2 JP8689582U JP8689582U JPH0248896Y2 JP H0248896 Y2 JPH0248896 Y2 JP H0248896Y2 JP 8689582 U JP8689582 U JP 8689582U JP 8689582 U JP8689582 U JP 8689582U JP H0248896 Y2 JPH0248896 Y2 JP H0248896Y2
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JP
Japan
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load
transistor
load transistor
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JP8689582U
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JPS58190724U (ja
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  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタを電子的な負荷として用
いる電子負荷装置に係り、特にトランジスタの発
熱による熱暴走の防止に関する。
従来、トランジスタのベース電流を制御するこ
とにより、コレクタ・エミツタ間に接続した電源
からみたインピーダンスを可変するようにした電
子的な負荷装置が知られている。このようなもの
では負荷で消費される電力はほとんど負荷トラン
ジスタで熱に変換されるので、この放熱量を制御
することが重要である。ところでこのような負荷
装置で一対の負荷トランジスタをそれぞれエミツ
タ抵抗Reを介して並列に接続したものがある。
このようなものでは負荷トランジスタのコレクタ
許容損失値の上限付近でコレクタ電流Icが大き
く、入力電圧Ein、すなわち負荷トランジスタの
コレクタ・エミツタ間の電圧の低い領域では、エ
ミツタ抵抗Reにより一対の負荷トランジスタの
コレクタ電流を平衡させることができる。しかし
ながらコレクタ電流Icが小さく、入力電圧Einの
大きい領域では、エミツタ抵抗Reにおける電圧
降下が小さくなる。このために並列に接続した一
対の負荷トランジスタのコレクタ電流Icは各負荷
トランジスタのVBE電圧および直流電流増幅率
hfeに応じて差異を生じ、平衡を保てなくなり、
一方の負荷トランジスタのコレクタ電流Icが著る
しく増大する。一方、トランジスタのVBE電圧の
温度係数は負であり、コレクタ電流Icの増大した
負荷トランジスタはより多くの電流が流れて熱暴
走を生じ、短時間で破壊されてしまう。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので一
対の負荷トランジスタで消費される電力を平衡さ
せることができ負荷トランジスタを熱暴走による
破壊から保護することができる電子負荷装置を提
供することを目的とするものである。
以下本考案の一実施例を図面に示すブロツク図
を参照して詳細に説明する。図中DFは差動増幅
器で非反転入力には電子負荷に設定すべきインピ
ーダンスに対応する制御電圧Vcが与えられ反転
入力には後述する電流検出抵抗Rsの端子間電圧
Viが与えられる。そしてこの差動増幅器DFの差
動出力を第1、第2のダイオードD1,D2をそれ
ぞれ順方向に介してNPN型の第1、第2の負荷
トランジスタTr1,Tr2のベースへ与えるように
している。そしてこの負荷トランジスタTr1
Tr2のコレクタを共通に電源PSの正極端子に接続
している。またこの負荷トランジスタTr1,Tr2
のエミツタはそれぞれエミツタ抵抗Re1,Re2
介して並列に電流検出抵抗Rsの一端に接続して
いる。さらにこの電流検出抵抗Rsの他端を基準
電位および上記電源PSの負極端子に接続してい
る。そして上記電流検出抵抗Rsの一端に電源PS
の出力電流Icに応じて生じる電圧Viを差動増幅
器DFの反転入力へ与えるようにしている。
さらに第1のダイオードD1は第2の負荷トラ
ンジスタTr2に熱的に結合し、第2のダイオード
D2は第1の負荷トランジスタTr1に熱的に結合さ
せるようにしている。すなわち一対の負荷トラン
ジスタTr1,Tr2のベースにそれぞれダイオード
D1,D2を介して差動増幅器DFの出力を与えると
ともに上記ダイオードD1,D2をそれぞれ相互に
他方のトランジスタTr1,Tr2に熱結合させるよ
うにしている。
このような構成であれば制御電圧Vcを制御す
ることによつて各負荷トランジスタTr1,Tr2
ベース電流を可変し、電源PSからみた負荷トラ
ンジスタのインピーダンスを可変して所望の電力
を消費させることができる。
ここで何らかの理由で負荷トランジスタTr1
Tr2の各コレクタ電流Ic1,Ic2の平衡が保てなく
なり、一方の負荷トランジスタ、たとえばTr1
コレクタ電流Ic1が増加したとする。このように
一方のコレクタ電流Ic1が増加し、この増加分だ
け、他方のコレクタ電流Ic2が減少するとそれに
よつて第1の負荷トランジスタTr1の発熱量は第
2の負荷トランジスタの発熱量よりも多くなる。
しかしながらこの第1の負荷トランジスタTr1
熱結合した第2のダイオードD2はトランジスタ
と同様に負の温度係数を有するために上記発熱量
の増加によつて加熱されると順方向電圧VFは減
少し第2の負荷トランジスタTr2のベース電流を
増加し、それによつてコレクタ電流Ic2を増加さ
せる。同様に第2の負荷トランジスタTr2のコレ
クタ電流Ic2が増加すると第1のダイオードD1
順方向電圧VFが減少して第1の負荷トランジス
タTr1のコレクタ電流Ic1を増加させる。すなわち
一方のトランジスタのコレクタ電流が増加する
と、その発熱によつて他方のトランジスタのコレ
クタ電流を増加させるように制御を行なうので一
対の負荷トランジスタTr1,Tr2のコレクタ電流
を平衡させることができる。したがつて一方のト
ランジスタのコレクタ電流が何らかの原因で増加
すると、それによつてこのトランジスタのコレク
タ電流が増々増加して遂には破壊される、所謂熱
暴走から負荷トランジスタを保護することができ
る。
以上詳述したように本考案は一対の負荷トラン
ジスタのコレクタおよびエミツタをそれぞれ共通
に電源の端子間に接続するとともに一方の負荷ト
ランジスタに熱結合するダイオードを順方向に介
して他方の負荷トランジスタへベース電流を与
え、他方の負荷トランジスタに熱結合するダイオ
ードを順方向に介して一方の負荷トランジスタへ
ベース電流を与えるようにしたものである。した
がつて一対の負荷トランジスタのコレクタ電流を
平衡させるように制御することができ負荷トラン
ジスタを熱暴走による破壊から確実に保護するこ
とができる電子負荷装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すブロツク図であ
る。 PS……電源、Tr1,Tr2……負荷トランジス
タ、Re1,Re2……エミツタ抵抗、Rs……電流検
出抵抗、DF……差動増幅器、D1,D2……ダイオ
ード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. それぞれ共通に接続したコレクタおよびエミツ
    タを電源端子間に接続した一対の負荷トランジス
    タと、この一対の負荷トランジスタの一方に熱結
    合し他方へベース電流を与える負の温度特性を有
    する順方向に介挿したダイオードと、上記一対の
    負荷トランジスタの他方に熱結合し一方へベース
    電流を与える負の温度特性を有する順方向に介挿
    したダイオードとを具備する電子負荷装置。
JP8689582U 1982-06-11 1982-06-11 電子負荷装置 Granted JPS58190724U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8689582U JPS58190724U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 電子負荷装置

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JP8689582U JPS58190724U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 電子負荷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58190724U JPS58190724U (ja) 1983-12-19
JPH0248896Y2 true JPH0248896Y2 (ja) 1990-12-21

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ID=30095658

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JP8689582U Granted JPS58190724U (ja) 1982-06-11 1982-06-11 電子負荷装置

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JPS58190724U (ja) 1983-12-19

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