JPH0248768Y2 - - Google Patents

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JPH0248768Y2
JPH0248768Y2 JP1984077388U JP7738884U JPH0248768Y2 JP H0248768 Y2 JPH0248768 Y2 JP H0248768Y2 JP 1984077388 U JP1984077388 U JP 1984077388U JP 7738884 U JP7738884 U JP 7738884U JP H0248768 Y2 JPH0248768 Y2 JP H0248768Y2
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roof
ventilation
sunroom
ceiling
lid
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JP1984077388U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、サンルーム用張出体における換気の
構造に関する。
〔背景技術〕
従来から建物本体よりサンルーム用張出体を突
出させたものが知られている。このサンルーム用
張出体は内部をサンルームとして使うため一般に
屋根(天井)部分が透光材にて形成してある。と
ころで夏などにおいてはサンルーム用張出体は内
部が高温となりすぎるという欠点がある。このた
め換気口をサンルーム用張出体の壁に取付けて換
気することが考えられるが、透光性の屋根のすぐ
下方にとどまつている熱気を十分換気できなかつ
た。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みて考案したものであつ
て、その目的とするところはサンルーム用張出体
内の空気の換気、特に透光性の屋根のすぐ下方の
ところの熱気も効率よく換気できる換気口を有す
るサンルーム用張出体を提供するにある。
〔考案の開示〕
本考案の換気口を有するサンルーム用張出体
は、建物本体7から屋外に向けて張出しているサ
ンルーム用張出体8の屋根11を透光材にて形成
し、この屋根11にサンルーム用張出体8内の空
気を外部に換気するための換気口1を設け、屋根
11の下方に透光性の天井Aを配置すると共に天
井Aに通気孔Cを設けて成るものであつて、この
ような構成を採用することにより上記した本考案
の目的を達成したものである。
以下本考案を実施例により詳述する。建物本体
7の外壁からサンルーム用張出体8が張出して設
けてある。このサンルーム用張出体8は骨組体9
に床26、透光性の壁10、透光性の屋根11を
取付けて構成してある。壁10としてはその一部
又は全部を開閉自在な戸としてもよい(第1図に
おいては折畳み戸が壁10を構成している例を示
している)。屋根11には換気口1が設けてある。
換気口1には屋根11の外面側に筒体12が取付
けてある。筒体12は屋根11にパツキン13を
介してねじ14にて取付けてあり、パツキン13
により筒体12の取付部分から換気口1側に雨水
が浸入しないようになつている。筒体12の上端
には外側方に向けて外鍔15が設けてあつて、こ
の外鍔15が水返しの役目をしていて筒体12内
に雨水がはいらないようにしてある。筒体12に
はアーム16が一体に架設してあり、アーム16
の中央部に蓋3の中央下面に垂下した脚体17が
上下動自在に貫挿してあり、脚体17の下端に脚
体17が上方に抜けるのを防止するためのストツ
パとなる係止部18が設けてある。また換気口1
には屋根11の内面側に内面側筒体19が設けて
あつて、この内面側筒体19に換気扇4が内装し
てある。アーム16にはこの換気扇4を回転させ
たり、停止したりするためのスイツチ5が取付け
てある。蓋3は筒体12よりも大径であつて、外
周部に下方に向けて垂下したスカート部20が設
けてある。更に蓋3の下面には蓋3が上下動する
際のガイドとるガイド脚21が複数個設けてあ
り、ガイド脚21の1つがスイツチ5をオン・オ
フするためのスイツチ操作手段6となつている。
蓋3の下面中央に垂設した脚体17には形状記憶
合金製のコイルスプリングよりなる変位体2が被
嵌してあり、変位体2の一端は蓋3の下面に支持
され、他端はアーム16に支持してある。変位体
2は温度変化で大きく可逆的変位するものであ
り、この変位体2としては、例えば30℃のような
特定(変態)温度を越えるとマルテンサイト変態
が生じて特定形状に大きく変形し、又、例えば特
定温度以下になると元の形に可逆的に変形する形
状記憶合金(通称;ニチノール)がある。形状記
憶合金はニツケル、チタンなどの合金であり、ニ
ツケルとチタンの量比を変えること、およびわず
かの量の他の元素を添加することによつて、−273
℃から100℃程度の広範囲にその変態温度を制御
することができる。しかも変態により特定形状に
なるとき、発揮する力は、同じ大きさのパイメタ
ル素子の膨張、収納による力に比べて約200倍以
上である。屋根11の外面側には支持金具22が
ねじ23で取付けてあり、蓋3の外方をおおう雨
除けカバー24をこの支持金具22にねじなどで
取付けてある。雨除けカバー24には換気出口部
34が設けてある。雨除けカバー24の外面には
太陽電池25が設けてあつて、この太陽電池25
を換気扇4の電源としてある。もちろん太陽電池
25以外の電源であつてもよい。サンルーム用張
出体8の床26には換気入口27が設けてある。
ここで床26の下面側に配置されるボツクス28
の上開口部に取付けられた孔付蓋体29に設けた
孔が換気入口27となつている。ボツクス28の
下部には吸入口30が設けてあり、ボツクス28
の中央部が孔付仕切り31にて仕切つてあり、孔
付蓋体29を開けてこの中に冷却用蓄熱材32を
入れるようになつている。冷却用蓄熱材32とし
ては例えば、商品名アイスノンと称される潜熱蓄
熱材のようなものを外皮に入れたものを用い、こ
れを冷した状態でボツクス28内に収納しておく
とよい。もちろん冷却用蓄熱材32として水であ
つてもよい。ここで孔付蓋体29及び孔付仕切り
31はすのこのようなものでもよく、あるいは板
に多数の孔をあけたものでもよい。しかして気温
が一定温度を越えると形状記憶合金製の変位体2
が一定長さの特定形状に変形し、蓋3を押し上げ
て換気口1を大きく開口し、同時に蓋3の上昇に
よつてスイツチ操作手段6が上昇してスイツチ5
を操作して換気扇4を回転させてサンルーム用張
出体8内の空気を換気扇4によつて換気口1から
雨除けカバー24内をへて換気出口部34から外
部に強制的に換気されるものである。この場合ボ
ツクス28の吸入口30からボツクス28内に空
気が吸入され、冷却用蓄熱材32によつて冷され
て換気入口27よりサンルーム用張出体8内に冷
い空気が供給されることとなる。一方温度が一定
以下となると変位体2が元の状態に変形し、蓋3
を下降させて換気口1を閉じると共に蓋3の下降
に連動してスイツチ操作手段6がスイツチ5を上
記と逆に操作して換気扇4の回転を停止させるの
である。なお冬季のように外気を吸入しない場合
には孔付蓋体29を取りはずして遮閉板33をボ
ツクス28の上開口部に取付けて遮閉するのであ
る。ところで屋根11を換気口1を有する透光パ
ネル11aと換気口1を有さない透光パネル11
bとで構成しておき、透光パネル11a,11b
の大きさを同じにしておくと、透光パネル11
a,11bの施工位置を入れ替えることで換気口
1の位置を変更できることとなる。また透光性の
屋根11の下方に第4図のようにすき間を介して
透光性の材料(例えば透明合成樹脂製)にて形成
した別体の天井Aを配置してあり、透光性の天井
Aと透光性の屋根11との間に空間Bを形成して
ある。すると天井Aと屋根11との間の空間B内
の空気加熱され、この空間B内の加熱された空気
が換気口1から外部に換気されることで、室内の
空気が天井Aの通気孔Cから空間Bに流れ込むも
のであつて、室内の温度が上がらないものであ
る。また天井Aを合成樹脂製としておくと、屋根
11をガラス製として万一ガラスが破損したとし
ても天井Aの存在により室内にガラスが落下した
りしないものである。第5図には換気口1の他の
実施例が示してあり、この実施例にあつては屋根
11に換気口1を設け、この換気口1を開閉自在
とする回動蓋Dを設けたものであり、換気を必要
とする時は回動蓋Dを開けてステーEなどで開状
態を保持して換気するものであり、換気しない場
合は回動蓋Dを閉じるものであつて、回動蓋Dは
屋根11の一部をなすこととなる。
〔考案の効果〕
本考案にあつては、叙述のように建物本体から
屋外に向けて張出しているサンルーム用張出体の
屋根を透光材にて形成し、この屋根にサンルーム
用張出体内の空気を外部に換気するための換気口
を設けてあるので、サンルーム用張出体内の空気
を外部に換気するに当つて最も加熱空気が滞留す
る屋根のすぐ下方の部分の空気もスムーズに屋根
に設けた換気口から排出できるものであつて、夏
などにおいてサンルーム用張出体内の温度が上が
らないものであり、しかも屋根の下方に透光性の
天井を配置すると共に天井に通気孔を設けたの
で、サンルーム用張出体の上部が屋根と天井との
二重構造となつて屋根と天井との間の空間が形成
され、天井と屋根との間の空間の空気が加熱さ
れ、この空間の加熱された空気が効率よく換気さ
れ、室内の空気が天井の通気孔から上記空間に流
れ込むものであつて、室内の温度が上がらないよ
うにできるものであり、さらに天井を合成樹脂の
ような割れない材料で形成すると、屋根をガラス
のようなもので形成して屋根が万一割れても室内
に落下したりするという危険性を無くすことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いる換気装置の拡大断面
図、第2図は同上の換気装置をサンルーム用張出
体の屋根に設けた状態を示す全体斜視図、第3図
は同上の床の換気入口部分の拡大断面図、第4図
は同上の屋根の下方に天井を設けている状態を説
明する概略断面図、第5図は本考案の更に他の実
施例の斜視図であつて、1は換気口、7は建物本
体、8はサンルーム用張出体、11は屋根、Aは
天井、Cは通気孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物本体から屋外に向けて張出しているサンル
    ーム用張出体の屋根を透光材にて形成し、この屋
    根にサンルーム用張出体内の空気を外部に換気す
    るための換気口を設け、屋根の下方に透光性の天
    井を配置すると共に天井に通気孔を設けて成る換
    気口を有するサンルーム用張出体。
JP7738884U 1984-05-25 1984-05-25 換気口を有するサンル−ム用張出体 Granted JPS60188937U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7738884U JPS60188937U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 換気口を有するサンル−ム用張出体

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JP7738884U JPS60188937U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 換気口を有するサンル−ム用張出体

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JPS60188937U JPS60188937U (ja) 1985-12-14
JPH0248768Y2 true JPH0248768Y2 (ja) 1990-12-20

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JP7738884U Granted JPS60188937U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 換気口を有するサンル−ム用張出体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5339394B1 (ja) * 2013-05-24 2013-11-13 ヒノックス商事株式会社 太陽熱利用の苗カバー

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CN104170689A (zh) * 2013-05-24 2014-12-03 喜诺克斯株式会社 利用太阳热的苗罩

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JPS60188937U (ja) 1985-12-14

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