JPH0248163Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0248163Y2 JPH0248163Y2 JP1985063583U JP6358385U JPH0248163Y2 JP H0248163 Y2 JPH0248163 Y2 JP H0248163Y2 JP 1985063583 U JP1985063583 U JP 1985063583U JP 6358385 U JP6358385 U JP 6358385U JP H0248163 Y2 JPH0248163 Y2 JP H0248163Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- tip
- throw
- center
- grinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、側面の研削性、研削精度を高めるた
めの工夫を凝らしたスローアウエイチツプに関す
る。
めの工夫を凝らしたスローアウエイチツプに関す
る。
スローアウエイ式切削工具の切刃として使用す
るスローアウエイチツプの中に、成形焼成後、カ
ム制御或いは数値制御方式の研削機を使つて焼結
肌の側面を研削し、切刃の寸法精度を高めるもの
がある。
るスローアウエイチツプの中に、成形焼成後、カ
ム制御或いは数値制御方式の研削機を使つて焼結
肌の側面を研削し、切刃の寸法精度を高めるもの
がある。
このチツプは、従来、プリズムと呼ばれる第6
図に示す如き治具1にセツトして芯出しを行つた
後、上面及び底面の中心部を第7図に示すような
チヤツキング装置2の対向したクランプロツド2
a,2bでクランプし、第8図の状態下でスロー
アウエイチツプ3の側面4に研削砥石5を当てゝ
側面の研削代を除去している。クランプロツド2
a,2bは、一側面の研削後に所定角度矢印方向
に回転し、次に研削する側面を定位置にセツトす
る。
図に示す如き治具1にセツトして芯出しを行つた
後、上面及び底面の中心部を第7図に示すような
チヤツキング装置2の対向したクランプロツド2
a,2bでクランプし、第8図の状態下でスロー
アウエイチツプ3の側面4に研削砥石5を当てゝ
側面の研削代を除去している。クランプロツド2
a,2bは、一側面の研削後に所定角度矢印方向
に回転し、次に研削する側面を定位置にセツトす
る。
ところが、上記の方法によると、チツプは側面
を基準にして芯出しされるので、屈削前のチツプ
に寸法精度のバラツキや変形等がある場合にチヤ
ツキング装置2によるチツプの中心クランプに狂
いがでる。つまり、チツプのセンタを確実にチヤ
ツキングできない。このように、クランプ点が不
正確になると、チツプの側面研削はチヤツキング
点を基準にして行われるので各辺の側面研削量が
バラツキ、その結果、第9図及び第10図に示す
ようにすくい面(上面6又は上面と底面7の双
方)に切刃8に沿つたチツプブレーカ9を備える
スローアウエイチツプでは、鎖線で示すように各
辺(切刃)に沿つたブレーカ9の巾lが変わり、
切屑処理能力が各辺によつて異なつてくると云う
不具合を生じる。
を基準にして芯出しされるので、屈削前のチツプ
に寸法精度のバラツキや変形等がある場合にチヤ
ツキング装置2によるチツプの中心クランプに狂
いがでる。つまり、チツプのセンタを確実にチヤ
ツキングできない。このように、クランプ点が不
正確になると、チツプの側面研削はチヤツキング
点を基準にして行われるので各辺の側面研削量が
バラツキ、その結果、第9図及び第10図に示す
ようにすくい面(上面6又は上面と底面7の双
方)に切刃8に沿つたチツプブレーカ9を備える
スローアウエイチツプでは、鎖線で示すように各
辺(切刃)に沿つたブレーカ9の巾lが変わり、
切屑処理能力が各辺によつて異なつてくると云う
不具合を生じる。
また、治具1へのチツプセツト時に第6図の鎖
線で示すようにチツプが若干傾むくことがある
が、このときには、第11図に示すようにブレー
カ9の終端壁と切刃8とが平行にならず、切屑処
理の面で上記同様不具合を生じる。
線で示すようにチツプが若干傾むくことがある
が、このときには、第11図に示すようにブレー
カ9の終端壁と切刃8とが平行にならず、切屑処
理の面で上記同様不具合を生じる。
本考案は、上述の不具合を無くすため、チツプ
の底面又は上面中心部に、縁辺の形状がチツプの
平面視輪郭と相似形で縁辺部から中心部に向かつ
て深さが次第に大となるセンタリング及び姿勢矯
正用凹部を設け、チヤツキング装置によるクラン
プ時に、上記凹部を利用してチツプの位置決めと
姿勢調整を行うようにしている。
の底面又は上面中心部に、縁辺の形状がチツプの
平面視輪郭と相似形で縁辺部から中心部に向かつ
て深さが次第に大となるセンタリング及び姿勢矯
正用凹部を設け、チヤツキング装置によるクラン
プ時に、上記凹部を利用してチツプの位置決めと
姿勢調整を行うようにしている。
即ち、チヤツキング装置のクランプ部材にチツ
プ中心の凹部に適合して嵌まり合う凸部を設け、
その凸部をクランプ時にチツプの凹部に進入させ
れば、凹凸部の傾斜面の係合作用によつてセンタ
を基準としたチツプの自動的な芯出しと姿勢修正
が行われ、確実な側面研削が可能になる。
プ中心の凹部に適合して嵌まり合う凸部を設け、
その凸部をクランプ時にチツプの凹部に進入させ
れば、凹凸部の傾斜面の係合作用によつてセンタ
を基準としたチツプの自動的な芯出しと姿勢修正
が行われ、確実な側面研削が可能になる。
第1図及び第2図に本考案の三角形スローアウ
エイトツプへの適用例を示す。
エイトツプへの適用例を示す。
このスローアウエイチツプ3は、切削時の逃げ
面となる側面4をすくい面として使用する上面6
に鋭角に斜交させたポジテイブ型のものであつ
て、上面の周縁部に切刃8に沿うチツプブレーカ
9を備えている。
面となる側面4をすくい面として使用する上面6
に鋭角に斜交させたポジテイブ型のものであつ
て、上面の周縁部に切刃8に沿うチツプブレーカ
9を備えている。
また、上面6と平行な底面7の中心部には、切
刃8と平行な縁辺10を有し、各縁辺部から中心
部に向かつて深さが次第に増加するよう溝面11
を同一角度で傾斜させた三角錐状のセンタリング
及び姿勢矯正用凹部12を設けてある。
刃8と平行な縁辺10を有し、各縁辺部から中心
部に向かつて深さが次第に増加するよう溝面11
を同一角度で傾斜させた三角錐状のセンタリング
及び姿勢矯正用凹部12を設けてある。
このスローアウエイチツプは、好ましくは従来
同様、隣接2側面を拘束する治具1により側面を
基準とした芯出しを行い、その後、第3図に示す
チヤツキング装置2′の対向したクランプロツド
2a,2b間に移動させてクランプする。この際
に用いるチヤツキング装置2′は、クランプロツ
ド2aの先端又はそのロツドの軸心部にスライド
自在に挿入した芯出しロツド2c先端に凹部12
に適合させ嵌まり合う凸部13を設けたものであ
り、図のように芯出しロツド2cを備える装置で
は、そのロツドをクランプ圧よりも低い予備圧力
で前進させて凸部13を凹部12内に進入させ、
その後ロツド2aを前進させてチツプの両面を正
式にクランプする。
同様、隣接2側面を拘束する治具1により側面を
基準とした芯出しを行い、その後、第3図に示す
チヤツキング装置2′の対向したクランプロツド
2a,2b間に移動させてクランプする。この際
に用いるチヤツキング装置2′は、クランプロツ
ド2aの先端又はそのロツドの軸心部にスライド
自在に挿入した芯出しロツド2c先端に凹部12
に適合させ嵌まり合う凸部13を設けたものであ
り、図のように芯出しロツド2cを備える装置で
は、そのロツドをクランプ圧よりも低い予備圧力
で前進させて凸部13を凹部12内に進入させ、
その後ロツド2aを前進させてチツプの両面を正
式にクランプする。
この方法を採ると、凹部の傾斜した溝面11と
それに対応した凸部の傾斜面との係合作用により
チツプセンタがクランプロツドの軸心上に自動的
に位置決めされ、かつ、第6図に示すようなチツ
プの傾きも同時に修正される。
それに対応した凸部の傾斜面との係合作用により
チツプセンタがクランプロツドの軸心上に自動的
に位置決めされ、かつ、第6図に示すようなチツ
プの傾きも同時に修正される。
なお、本考案に適用するスローアウエイチツプ
は、図示の三角形チツプに限定されない。例えば
第4図に示す四角形チツプ、第5図に示す円形チ
ツプ、或いは図示しない菱形チツプ等にも有効で
ある。
は、図示の三角形チツプに限定されない。例えば
第4図に示す四角形チツプ、第5図に示す円形チ
ツプ、或いは図示しない菱形チツプ等にも有効で
ある。
また、円形チツプに設ける凹部12は、円錐状
のほか球状凹部としても同じ効果が得られる。
のほか球状凹部としても同じ効果が得られる。
さらに、本考案は、例示のチツプブレーカ付き
ポジテイブチツプに特に有効であるが、チツプブ
レーカの無いもの、或いは側面がすくい面に直交
したネガテイブチツプに採用した場合にも、少な
くとも各辺の側面研削量を均一化すると云う効果
が得られ、研削作業の効率化が計れる。但し、そ
の適用範囲は凹扮を設ける関係で、中心部にクラ
ンプ用の貫通孔を持たないチツプに限定される。
ポジテイブチツプに特に有効であるが、チツプブ
レーカの無いもの、或いは側面がすくい面に直交
したネガテイブチツプに採用した場合にも、少な
くとも各辺の側面研削量を均一化すると云う効果
が得られ、研削作業の効率化が計れる。但し、そ
の適用範囲は凹扮を設ける関係で、中心部にクラ
ンプ用の貫通孔を持たないチツプに限定される。
以上の通り、本考案によれば、底面又は上面中
心部に設けた凹部を利用して側面研削時の芯出し
と姿勢矯正を行うので、各辺のチツプブレーカ巾
を一定に保ち、かつそのブレーカの切刃に対する
平行度も維持することができる。また、各辺の側
面研削時の作業能率も向上する。
心部に設けた凹部を利用して側面研削時の芯出し
と姿勢矯正を行うので、各辺のチツプブレーカ巾
を一定に保ち、かつそのブレーカの切刃に対する
平行度も維持することができる。また、各辺の側
面研削時の作業能率も向上する。
第1図は、本考案に係るスローアウエイチツプ
の一例を示す底面側斜視図、第2図はその上面側
斜視図、第3図は研削機のチヤツキング装置によ
るクランプ状態の側面図、第4図及び第5図は他
の実施例の底面側斜視図、第6図乃至第8図は従
来チツプの側面研削手順を示す側面線図、第9図
及び第10図はチツプブレーカ付きチツプの一部
の平面図と側面視断面図、第11図は、チツプブ
レーカ巾の変化したチツプの一部を示す平面図で
ある。 3……スローアウエイチツプ、4……側面、6
……上面、7……底面、8……切刃、9……チツ
プブレーカ、10……縁辺、11……溝面、12
……センタリング及び姿勢矯正用凹部。
の一例を示す底面側斜視図、第2図はその上面側
斜視図、第3図は研削機のチヤツキング装置によ
るクランプ状態の側面図、第4図及び第5図は他
の実施例の底面側斜視図、第6図乃至第8図は従
来チツプの側面研削手順を示す側面線図、第9図
及び第10図はチツプブレーカ付きチツプの一部
の平面図と側面視断面図、第11図は、チツプブ
レーカ巾の変化したチツプの一部を示す平面図で
ある。 3……スローアウエイチツプ、4……側面、6
……上面、7……底面、8……切刃、9……チツ
プブレーカ、10……縁辺、11……溝面、12
……センタリング及び姿勢矯正用凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底面と上面をチヤツキング装置で挾みつけて
側面研削を行うスローアウエイチツプであつ
て、底面又は上面の中心部に、縁辺の形状がチ
ツプの平面視輪郭と相似形で縁辺部から中心部
に向かつて深さが次第に大となる錐状の凹部を
有し、その凹部にチヤツキング装置に含まれる
芯出しロツドの対応した形状をもつ先端凸部を
テーパ嵌合させて側面研削時の芯出しと姿勢矯
正を行うようにしたことを特徴とするスローア
ウエイチツプ。 (2) 上記チツプが、すくい面上に切刃に沿つたチ
ツプブレーカを備えていることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項記載のスローアウ
エイチツプ。 (3) 上記チツプが、逃げ面となる側面をすくい面
に鋭角に斜交させたポジテイブ型のものである
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2
項記載のスローアウエイチツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985063583U JPH0248163Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985063583U JPH0248163Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178602U JPS61178602U (ja) | 1986-11-07 |
JPH0248163Y2 true JPH0248163Y2 (ja) | 1990-12-18 |
Family
ID=30593866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985063583U Expired JPH0248163Y2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0248163Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS505381U (ja) * | 1973-05-16 | 1975-01-21 |
-
1985
- 1985-04-27 JP JP1985063583U patent/JPH0248163Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61178602U (ja) | 1986-11-07 |
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