JPH0248085B2 - - Google Patents
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- JPH0248085B2 JPH0248085B2 JP58119466A JP11946683A JPH0248085B2 JP H0248085 B2 JPH0248085 B2 JP H0248085B2 JP 58119466 A JP58119466 A JP 58119466A JP 11946683 A JP11946683 A JP 11946683A JP H0248085 B2 JPH0248085 B2 JP H0248085B2
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- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 claims description 21
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 12
- 241000124033 Salix Species 0.000 claims description 4
- 238000012634 optical imaging Methods 0.000 claims description 4
- 241000646858 Salix arbusculoides Species 0.000 claims description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000011514 reflex Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
- G02B7/36—Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals
- G02B7/365—Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals by analysis of the spatial frequency components of the image
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/42—Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
- G02B27/46—Systems using spatial filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Focusing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は被写体成分の周波数より低い周波数で
被写体をサンプルする光学装置あるいは光学系用
のアンチ・エイリアシング・フイルタ
(antialiasing filters)に関し、特に一眼レフカ
メラに用いられる結像装置用自動焦点装置に関す
る。
被写体をサンプルする光学装置あるいは光学系用
のアンチ・エイリアシング・フイルタ
(antialiasing filters)に関し、特に一眼レフカ
メラに用いられる結像装置用自動焦点装置に関す
る。
一眼レフカメラに於て、手動による焦点合せの
誤差を減少或いは除去する自動焦点合せ装置の出
現が望まれてきた。この装置の一例は、TTL
(through−the−lens)式自動焦点装置である。
この装置に於て、反射鏡の中心部は光を部分的に
通過させ、このため接眼レンズに通常は結像され
る光の一部は該反射鏡を透過して第2の反射鏡で
反射され、カメラの底部に設けられた焦点感知装
置に入射する。この焦点感知装置は影像面を二等
分するマイクロレンズ列、その下に配された検出
素子対列、検出素子の信号をサンプルする電荷結
合素子、及び最適の焦点位置を決定する電子回路
網とから構成されている。
誤差を減少或いは除去する自動焦点合せ装置の出
現が望まれてきた。この装置の一例は、TTL
(through−the−lens)式自動焦点装置である。
この装置に於て、反射鏡の中心部は光を部分的に
通過させ、このため接眼レンズに通常は結像され
る光の一部は該反射鏡を透過して第2の反射鏡で
反射され、カメラの底部に設けられた焦点感知装
置に入射する。この焦点感知装置は影像面を二等
分するマイクロレンズ列、その下に配された検出
素子対列、検出素子の信号をサンプルする電荷結
合素子、及び最適の焦点位置を決定する電子回路
網とから構成されている。
各マイクロ・レンズはカメラ・レンズの射出瞳
の影像を一対の半円形感知素子上に投影するが、
各感知素子は、射出瞳と被写体の異なる所からの
光を検出する。感知素子対の列は電気的にサンプ
ルされ、右側の検出素子からの信号は対応する左
側の感知素子からの信号と比較される。カメラが
合焦点状態のとき、対応する感知素子対で集めら
れた信号は等しい。非合焦点時には両信号は一致
せず、偏差を生じる。焦点誤差の程度と方向は焦
点感知装置の底部にあるマイクロコンピユータに
よつて、影像信号の偏差に基いて決定される。
の影像を一対の半円形感知素子上に投影するが、
各感知素子は、射出瞳と被写体の異なる所からの
光を検出する。感知素子対の列は電気的にサンプ
ルされ、右側の検出素子からの信号は対応する左
側の感知素子からの信号と比較される。カメラが
合焦点状態のとき、対応する感知素子対で集めら
れた信号は等しい。非合焦点時には両信号は一致
せず、偏差を生じる。焦点誤差の程度と方向は焦
点感知装置の底部にあるマイクロコンピユータに
よつて、影像信号の偏差に基いて決定される。
このTTL式自動焦点感知装置は、感知素子対
上に結像する被写体の空間周波数が感知素子自身
の空間周波数より高くなければ、適切に機能す
る。高い場合は、対応する感知素子対から得られ
た信号は最適合焦点時にも一致せず、従つてエイ
リアシングの原因となり、光学系が最良の合焦点
に達することを不能にする。
上に結像する被写体の空間周波数が感知素子自身
の空間周波数より高くなければ、適切に機能す
る。高い場合は、対応する感知素子対から得られ
た信号は最適合焦点時にも一致せず、従つてエイ
リアシングの原因となり、光学系が最良の合焦点
に達することを不能にする。
理想的には、エイリアシングの問題はカメラの
射出瞳にフイルタを置き、レンズ分解能を感知素
子の空間周波数以下に減少させ、従つてあいまい
さを引き起す高周波被写体成分を取り除くことに
よつて解決できるであろう。しかしながら、射出
瞳の位置あるいはレンズと反射鏡との間にフイル
タを置くことは実用的でない。なぜなら、それは
影像を歪ませ、かつフイルムや接眼レンズへの光
量を減少させることになるからである。
射出瞳にフイルタを置き、レンズ分解能を感知素
子の空間周波数以下に減少させ、従つてあいまい
さを引き起す高周波被写体成分を取り除くことに
よつて解決できるであろう。しかしながら、射出
瞳の位置あるいはレンズと反射鏡との間にフイル
タを置くことは実用的でない。なぜなら、それは
影像を歪ませ、かつフイルムや接眼レンズへの光
量を減少させることになるからである。
従つて本発明の目的は焦点感知装置におけるエ
イリアシングの問題を取り除き、かつレンズの射
出瞳以外の位置に配置することができる改良され
たフイルムを具備する焦点感知装置を提供するこ
とにある。
イリアシングの問題を取り除き、かつレンズの射
出瞳以外の位置に配置することができる改良され
たフイルムを具備する焦点感知装置を提供するこ
とにある。
上述ならびにその他の本発明の目的は撮影レン
ズと焦点感知装置との間にスケールド・ランダ
ム・フエイズ・フイルタ(scaled random
phase filter)を配置することによつて達成され
る。一実施例においては、このフイルタは反射鏡
とマイクロ・レンズ・アレイとの間に配置された
サヤナギ・フイルタ(Sayanagi filter)のスケ
ールド・ホログラムを包含する。サヤナギ・フイ
ルタは米国特許第2959105号に開示されている。
通常のサヤナギ・フイルタは半波長の光路長差を
導く小さな円形環状ランダム透明素子でカバーさ
れた透明板から成る。ランダム素子の寸法と分布
は、所望のカツト・オフ周波数、すなわち感知素
子の空間周波数に関係する。このスケールド・ラ
ンダム・フエーズ・フイルタを射出瞳における理
論的に正確な位置から反射鏡の後方に移すため
に、適切なサイゾに縮小拡大された即ちスケール
ドされたフイルタのホログラムが創り出される。
ズと焦点感知装置との間にスケールド・ランダ
ム・フエイズ・フイルタ(scaled random
phase filter)を配置することによつて達成され
る。一実施例においては、このフイルタは反射鏡
とマイクロ・レンズ・アレイとの間に配置された
サヤナギ・フイルタ(Sayanagi filter)のスケ
ールド・ホログラムを包含する。サヤナギ・フイ
ルタは米国特許第2959105号に開示されている。
通常のサヤナギ・フイルタは半波長の光路長差を
導く小さな円形環状ランダム透明素子でカバーさ
れた透明板から成る。ランダム素子の寸法と分布
は、所望のカツト・オフ周波数、すなわち感知素
子の空間周波数に関係する。このスケールド・ラ
ンダム・フエーズ・フイルタを射出瞳における理
論的に正確な位置から反射鏡の後方に移すため
に、適切なサイゾに縮小拡大された即ちスケール
ドされたフイルタのホログラムが創り出される。
スケールド・ホログラフイツク・サヤナギ・フ
イルタは、エイリアシング問題に対する良好な解
決を与える。しかしながら、マイクロ・レンズと
感知素子アレイは直線的に配置されるから、環状
素子よりもストライプを用いたフイルタ、すなわ
ち感知素子アレイと同じメリデイア(meridian)
に等価なランダム化効果を提供するフイルタが用
いられる。これは価格も安い。ストライプの空間
周波数と深さは、付加的なエイリアシング問題を
起すかもしれない明確に輪郭をつけられた回折の
高次項を阻止するために、フイルタ穴を横切つて
変化、すなわちチープド(chirped)させられる。
イルタは、エイリアシング問題に対する良好な解
決を与える。しかしながら、マイクロ・レンズと
感知素子アレイは直線的に配置されるから、環状
素子よりもストライプを用いたフイルタ、すなわ
ち感知素子アレイと同じメリデイア(meridian)
に等価なランダム化効果を提供するフイルタが用
いられる。これは価格も安い。ストライプの空間
周波数と深さは、付加的なエイリアシング問題を
起すかもしれない明確に輪郭をつけられた回折の
高次項を阻止するために、フイルタ穴を横切つて
変化、すなわちチープド(chirped)させられる。
以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の概要図で、第1A図は焦点外
れ状態を、第1B図は合焦点状態を夫々示す。第
1図に示す本発明装置は光学的イメージ素子即ち
レンズ20、スケールド・ランダム・フエイズ・
フイルタ(scaled random phase filter)21、
位置付け用フイードバツク信号24を発生する電
子式信号処理装置28を有する焦点感知装置2
2、及びモータ式焦点調整装置23を具備する。
れ状態を、第1B図は合焦点状態を夫々示す。第
1図に示す本発明装置は光学的イメージ素子即ち
レンズ20、スケールド・ランダム・フエイズ・
フイルタ(scaled random phase filter)21、
位置付け用フイードバツク信号24を発生する電
子式信号処理装置28を有する焦点感知装置2
2、及びモータ式焦点調整装置23を具備する。
図示の光学系は被写体25を焦点面即ちフイル
ム面26上に結像させる。被写体25からの光線
は、光学系の光学素子20によつて点27に焦点
を結ぶ。第1B図の如く合焦点状態に於ては、焦
点27は所望の焦点面26上にある。焦点感知装
置22の面と映像記録媒体、例えば写真フイルム
や感知素子アレイは面26上に配置される。焦点
感知装置22は、例えばマイクロ・レンズと感知
素子のアレイから成るセンサあるいは映像面サン
プリング装置を含む。電子式焦点感知装置の一例
は1982年3月発行のサイエンテイフイツク ハネ
ウエラー(Scientific Honeyweller)に記載され
た「カメラ用電子式焦点感知方式」に開示されて
いる。
ム面26上に結像させる。被写体25からの光線
は、光学系の光学素子20によつて点27に焦点
を結ぶ。第1B図の如く合焦点状態に於ては、焦
点27は所望の焦点面26上にある。焦点感知装
置22の面と映像記録媒体、例えば写真フイルム
や感知素子アレイは面26上に配置される。焦点
感知装置22は、例えばマイクロ・レンズと感知
素子のアレイから成るセンサあるいは映像面サン
プリング装置を含む。電子式焦点感知装置の一例
は1982年3月発行のサイエンテイフイツク ハネ
ウエラー(Scientific Honeyweller)に記載され
た「カメラ用電子式焦点感知方式」に開示されて
いる。
電子式信号処理装置28は焦点感知装置22と
協働してフイードバツク信号24を発生し、これ
をモータ式焦点調整装置23に提供する。すると
該焦点調整装置23は焦点27が焦点面26上に
位置するように光学的集束素子20を移動させ
る。
協働してフイードバツク信号24を発生し、これ
をモータ式焦点調整装置23に提供する。すると
該焦点調整装置23は焦点27が焦点面26上に
位置するように光学的集束素子20を移動させ
る。
例えばサヤナギ・フイルタの如きランダム・フ
エイズ・フイルタを射出瞳面17上に置けば、レ
ンズのカツト・オフ周波数を焦点感知装置の感知
素子の空間周波数以下に減少させることによつ
て、焦点感知装置22によるエイリアシングを取
り除くことができる。しかしながら射出瞳面にフ
イルタを置くことは一般にできないし、実用的で
ないので、スケールド・ランダム・フエイズ・フ
イルタ21は光学素子20と焦点面26の間の光
路中の適切な位置、即ち機械的に便宜な位置に配
置される。
エイズ・フイルタを射出瞳面17上に置けば、レ
ンズのカツト・オフ周波数を焦点感知装置の感知
素子の空間周波数以下に減少させることによつ
て、焦点感知装置22によるエイリアシングを取
り除くことができる。しかしながら射出瞳面にフ
イルタを置くことは一般にできないし、実用的で
ないので、スケールド・ランダム・フエイズ・フ
イルタ21は光学素子20と焦点面26の間の光
路中の適切な位置、即ち機械的に便宜な位置に配
置される。
第2図はTTL方式の自動焦点感知装置22を
具備した一眼レフカメラの中にスケールド・ラン
ダム・フエイズ・フイルタ21を配置した本発明
の一実施例装置を示す。無限遠の被写体25から
の光線18は、レンズ20を通過してカメラの光
路に入り、反射鏡11上に像を結ぶ。
具備した一眼レフカメラの中にスケールド・ラン
ダム・フエイズ・フイルタ21を配置した本発明
の一実施例装置を示す。無限遠の被写体25から
の光線18は、レンズ20を通過してカメラの光
路に入り、反射鏡11上に像を結ぶ。
反射鏡11の中心部は光線分割部である。反射
鏡が図示の位置にあるとき、入射光線の一部は反
射されて、撮影者29の観察用ペンタ・プリズム
12の底面ガラス19上に焦点の合つた像を結
ぶ。残りの光線は第2反射鏡13によつて中断さ
れ、焦点感知装置22の感知素子アレイ15に伝
えられる。反射鏡が枢軸上を回動し、あるいは本
来の位置から外されると、フイルム29が露光さ
れる。底面ガラス19、感知素子アレイ15及び
フイルム面29は、光学素子20からの光路長が
実質的に同じ位置に配置される。
鏡が図示の位置にあるとき、入射光線の一部は反
射されて、撮影者29の観察用ペンタ・プリズム
12の底面ガラス19上に焦点の合つた像を結
ぶ。残りの光線は第2反射鏡13によつて中断さ
れ、焦点感知装置22の感知素子アレイ15に伝
えられる。反射鏡が枢軸上を回動し、あるいは本
来の位置から外されると、フイルム29が露光さ
れる。底面ガラス19、感知素子アレイ15及び
フイルム面29は、光学素子20からの光路長が
実質的に同じ位置に配置される。
焦点感知装置22はマイクロ・レンズ・アレイ
14、結像面を二等分する感知素子対アレイ1
5、及び感知素子サンプリング電子回路16とか
ら成る。各マイクロ・レンズは、射出瞳面17の
映像をアレイ15の対応する感知素子対上に結
ぶ。電子式サンプリング装置16は感知素子アレ
イ15からの信号を集める。信号処理装置28は
焦点外れがあればその程度と方向を決定し、フイ
ードバツク信号24を焦点調整装置23に供給
し、該調整装置23は該信号24に応じてレンズ
20を移動させる。
14、結像面を二等分する感知素子対アレイ1
5、及び感知素子サンプリング電子回路16とか
ら成る。各マイクロ・レンズは、射出瞳面17の
映像をアレイ15の対応する感知素子対上に結
ぶ。電子式サンプリング装置16は感知素子アレ
イ15からの信号を集める。信号処理装置28は
焦点外れがあればその程度と方向を決定し、フイ
ードバツク信号24を焦点調整装置23に供給
し、該調整装置23は該信号24に応じてレンズ
20を移動させる。
射出瞳面17にランダム・フエイズ・フイルタ
が配置された場合と同じフイルタ効果が、第2図
に示す如く焦点面26と射出瞳17との間の特定
の位置に、適切に縮小又は拡大されたランダム・
フエイズ・フイルタ21を配置することによつて
も得られる。
が配置された場合と同じフイルタ効果が、第2図
に示す如く焦点面26と射出瞳17との間の特定
の位置に、適切に縮小又は拡大されたランダム・
フエイズ・フイルタ21を配置することによつて
も得られる。
本発明の一実施例に於ては、このフイルタ21
は射出瞳に配置した適切なサヤナギ・フイルタの
フレネル・ホログラムを記録することによつて製
作されてもよい。伝統的なサヤナギ・フイルタ
は、これが射出瞳面に配置されたときは、半波長
の厚さの円環状領域がランダムに置かれる伝達板
を構成する。浮き上げられた領域の直径Dは下式
によつて算出される。
は射出瞳に配置した適切なサヤナギ・フイルタの
フレネル・ホログラムを記録することによつて製
作されてもよい。伝統的なサヤナギ・フイルタ
は、これが射出瞳面に配置されたときは、半波長
の厚さの円環状領域がランダムに置かれる伝達板
を構成する。浮き上げられた領域の直径Dは下式
によつて算出される。
D=2.44wfp
但しwは焦点感知装置で検出される光の波長、
fはレンズ20の焦点距離、及びpはフイルタの
所望のカツトオフ周波数で、これは焦点感知装置
の感知素子の空間周波数よりは小さい。フイルタ
のホログラムは、それが射出瞳からの所定の距離
に置かれて、焦点感知器から読み出された時に、
サヤナギ・フイルタの仮想影像がカメラレンズの
射出瞳にあるように現われるように記録される。
このホログラムはスケールド・フイルタを構成す
る。
fはレンズ20の焦点距離、及びpはフイルタの
所望のカツトオフ周波数で、これは焦点感知装置
の感知素子の空間周波数よりは小さい。フイルタ
のホログラムは、それが射出瞳からの所定の距離
に置かれて、焦点感知器から読み出された時に、
サヤナギ・フイルタの仮想影像がカメラレンズの
射出瞳にあるように現われるように記録される。
このホログラムはスケールド・フイルタを構成す
る。
スケールド・フイルタ21の正確な表現は射出
瞳面フイルタ・フエイズ分布と座標のフレネル変
換を行うことによつて得られる。これは射出瞳面
17からの所定位置に配置されるべき新たなフイ
ルタのフエイズ値と座標の数学的記述をもたら
す。
瞳面フイルタ・フエイズ分布と座標のフレネル変
換を行うことによつて得られる。これは射出瞳面
17からの所定位置に配置されるべき新たなフイ
ルタのフエイズ値と座標の数学的記述をもたら
す。
スケールド・サヤナギ・フイルタは最適の放射
状に対称的なアンチ・エイリアシング・フイルタ
である。しかしながら、殆んどの焦点感知装置は
リニアーな感知素子アレイを用いているので、焦
点感知素子アレイ15に平行な高周波被写体成分
を打ち消すフイルタが同様に用いられる。第2の
本発明実施例に於ては、被写体の周波数成分をラ
ンダム化するために、フイルタ21の位置にチヤ
ープド回折格子(chirped diffraction grating)
が挿入される。一定空間周波数の回折格子に於て
は、高次回折項(high order diffraction term)
はエイリアシングをもたらすビート周波数を生じ
させる高周波被写体成分を強める。チヤープド回
折格子は格子周波数を増すことによつて、良く限
界を定められた高次項を取り除き、検出器素子ア
レイ15の視野の外に高次回折項を拡散させる。
カメラのアイリス絞り30は被写体の明るさに応
じて広く開かれたり閉じられたりされるから、チ
ヤープド・フイルタは、アイリス絞り30が開か
れているときは最低格子周波数が同軸に最高格子
周波数が同軸外れにあるように設計されなければ
ならない。この結果、格子周波数は中心(同軸)
のいずれか一方の側で左右対称的に増加し、対称
二重チヤープド回折格子を形成する。
状に対称的なアンチ・エイリアシング・フイルタ
である。しかしながら、殆んどの焦点感知装置は
リニアーな感知素子アレイを用いているので、焦
点感知素子アレイ15に平行な高周波被写体成分
を打ち消すフイルタが同様に用いられる。第2の
本発明実施例に於ては、被写体の周波数成分をラ
ンダム化するために、フイルタ21の位置にチヤ
ープド回折格子(chirped diffraction grating)
が挿入される。一定空間周波数の回折格子に於て
は、高次回折項(high order diffraction term)
はエイリアシングをもたらすビート周波数を生じ
させる高周波被写体成分を強める。チヤープド回
折格子は格子周波数を増すことによつて、良く限
界を定められた高次項を取り除き、検出器素子ア
レイ15の視野の外に高次回折項を拡散させる。
カメラのアイリス絞り30は被写体の明るさに応
じて広く開かれたり閉じられたりされるから、チ
ヤープド・フイルタは、アイリス絞り30が開か
れているときは最低格子周波数が同軸に最高格子
周波数が同軸外れにあるように設計されなければ
ならない。この結果、格子周波数は中心(同軸)
のいずれか一方の側で左右対称的に増加し、対称
二重チヤープド回折格子を形成する。
チヤープド格子が射出瞳17にあるとき、フイ
ルタ中心の格子周波数Fは下式で与えられる。
ルタ中心の格子周波数Fは下式で与えられる。
F=(2.44wfp)-1
但しwは系の作動周波数(例えば0.6×10mm)、
pは所望のカツトオフ周波数(焦点検出素子アレ
イ15の間隔は例えば0.2mm)、及びfはレンズ2
0の焦点距離(例えば50.0mm)である。フイルタ
端への周波数掃引率は経験的に決定される。フイ
ルタ効率を最大にするために、溝の深さは格子の
局部空間周波数に調整される。最高の格子周波数
は光路差(Optical Path Diffrence)で表わされ
る溝の深さhが下記の値のときに得られる。
pは所望のカツトオフ周波数(焦点検出素子アレ
イ15の間隔は例えば0.2mm)、及びfはレンズ2
0の焦点距離(例えば50.0mm)である。フイルタ
端への周波数掃引率は経験的に決定される。フイ
ルタ効率を最大にするために、溝の深さは格子の
局部空間周波数に調整される。最高の格子周波数
は光路差(Optical Path Diffrence)で表わされ
る溝の深さhが下記の値のときに得られる。
h=0.36q
ここにqは格子の局部空間周波数である。
チヤープド・フイルタを射出瞳面17から反射
鏡11の後の便宜な位置、例えばフイルタ位置2
1に移すため、フイルタは幾何学的に或いは上記
した如くに縮小拡大させられうる。スケールド・
サヤナギ・フイルタと異なり、スケールド・チヤ
ープド・フイルタは、格子が焦点感知素子アレイ
15に実質的に垂直になるように光学系の中に整
列させられなければならない。
鏡11の後の便宜な位置、例えばフイルタ位置2
1に移すため、フイルタは幾何学的に或いは上記
した如くに縮小拡大させられうる。スケールド・
サヤナギ・フイルタと異なり、スケールド・チヤ
ープド・フイルタは、格子が焦点感知素子アレイ
15に実質的に垂直になるように光学系の中に整
列させられなければならない。
本発明の数々の目的と利点が、本発明の機能と
構造の詳細と共に前述の通り開示された。しかし
ながら上述の開示は一例にすぎず、本発明の目的
の範囲内でいくつもの変形が可能である。例えば
上述した式中の定数0.36は0.1から0.5の範囲内に
あればよいが、これは格子の回折効率を決めれば
それに応じて選ばれるものである。他の上記した
式中の定数2.44も広い範囲の値から選ぶことが可
能である。特に、この値は集束レンズの固有の光
板の振幅分布に依存する値である。さらに、本発
明は赤外線光学装置は勿論のこと、写真、顕微
鏡、望遠鏡などのどのようなタイプのものにも応
用できる。
構造の詳細と共に前述の通り開示された。しかし
ながら上述の開示は一例にすぎず、本発明の目的
の範囲内でいくつもの変形が可能である。例えば
上述した式中の定数0.36は0.1から0.5の範囲内に
あればよいが、これは格子の回折効率を決めれば
それに応じて選ばれるものである。他の上記した
式中の定数2.44も広い範囲の値から選ぶことが可
能である。特に、この値は集束レンズの固有の光
板の振幅分布に依存する値である。さらに、本発
明は赤外線光学装置は勿論のこと、写真、顕微
鏡、望遠鏡などのどのようなタイプのものにも応
用できる。
第1図は本発明の概要図で、第1A図は焦点外
れ状態を、第1B図は合焦点状態を夫々示す。第
2図は本発明の一実施例装置を示す図である。 11:第1反射鏡、13:第2反射鏡、14:
マイクロ・レンズ・アレイ、15:検出素子アレ
イ、16:検出素子サンプリング回路、17:射
出瞳、19:第1焦点面、20:集束レンズ、2
1:スケールド・ランダム・フエイズ・フイル
タ、22:焦点感知装置、26:第3焦点面、2
9:第2焦点面ないしフイルム面。
れ状態を、第1B図は合焦点状態を夫々示す。第
2図は本発明の一実施例装置を示す図である。 11:第1反射鏡、13:第2反射鏡、14:
マイクロ・レンズ・アレイ、15:検出素子アレ
イ、16:検出素子サンプリング回路、17:射
出瞳、19:第1焦点面、20:集束レンズ、2
1:スケールド・ランダム・フエイズ・フイル
タ、22:焦点感知装置、26:第3焦点面、2
9:第2焦点面ないしフイルム面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1つの焦点面と、該焦点面に影像
を投影する集束レンズと、上記少なくとも1つの
焦点面の1つの焦点面に配置されて該被写体影像
を所定の周波数でサンプリングする影像サンプリ
ング装置、および、上記影像サンプリング装置の
サンプリング周波数を越える被写体影像の高周波
成分を実質的に除去するように、上記集束レンズ
と影像サンプリング装置間に配されるスケール
ド・ランダム・フエーズ・フイルタとからなる光
学的結像装置であつて、 上記スケールド・ランダム・フエーズ・フイル
タは、サヤナギ・フイルタのスケールド・ホログ
ラムからなることを特徴とする光学的結像装置。 2 クレーム1において、サヤナギ・フイルタの
スケールド・ホログラムは、射出瞳に配されたサ
ヤナギ・フイルタのフレネル・ホログラムの記録
により得られるものであることを特徴とする光学
的結像装置。 3 少なくとも1つの焦点面と、該焦点面に影像
を投影する集束レンズと、上記少なくとも1つの
焦点面の1つの焦点面に配置され、該被写体影像
を所定の周波数でサンプリングする影像サンプリ
ング装置、および、上記影像サンプリング装置の
サンプリング周波数を越える被写体影像の高周波
成分を実質的に除去するように、上記集束レンズ
と影像サンプリング装置との間に配されるスケー
ルド・ランダム・フエーズ・フイルタとからなる
光学的結像装置であつて、 上記スケールド・ランダム・フエーズ・フイル
タは、対称二重チヤープト回折格子からなること
を特徴とする光学的結像装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/393,565 US4474446A (en) | 1982-06-30 | 1982-06-30 | Focal sensor having optical low pass filter |
US393565 | 1982-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5922027A JPS5922027A (ja) | 1984-02-04 |
JPH0248085B2 true JPH0248085B2 (ja) | 1990-10-24 |
Family
ID=23555255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58119466A Granted JPS5922027A (ja) | 1982-06-30 | 1983-06-30 | 光学的結像装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4474446A (ja) |
JP (1) | JPS5922027A (ja) |
DE (1) | DE3323388A1 (ja) |
FR (1) | FR2529688B1 (ja) |
GB (1) | GB2123238B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2554255B2 (ja) * | 1987-03-23 | 1996-11-13 | 旭光学工業株式会社 | フイルタリング装置 |
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-
1982
- 1982-06-30 US US06/393,565 patent/US4474446A/en not_active Expired - Fee Related
-
1983
- 1983-06-02 FR FR838309160A patent/FR2529688B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1983-06-17 GB GB08316586A patent/GB2123238B/en not_active Expired
- 1983-06-29 DE DE19833323388 patent/DE3323388A1/de active Granted
- 1983-06-30 JP JP58119466A patent/JPS5922027A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2123238B (en) | 1986-05-08 |
FR2529688B1 (fr) | 1990-04-13 |
GB2123238A (en) | 1984-01-25 |
DE3323388C2 (ja) | 1987-12-03 |
FR2529688A1 (fr) | 1984-01-06 |
DE3323388A1 (de) | 1984-01-05 |
JPS5922027A (ja) | 1984-02-04 |
GB8316586D0 (en) | 1983-07-20 |
US4474446A (en) | 1984-10-02 |
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