JPH0247784Y2 - - Google Patents

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JPH0247784Y2
JPH0247784Y2 JP847287U JP847287U JPH0247784Y2 JP H0247784 Y2 JPH0247784 Y2 JP H0247784Y2 JP 847287 U JP847287 U JP 847287U JP 847287 U JP847287 U JP 847287U JP H0247784 Y2 JPH0247784 Y2 JP H0247784Y2
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friction
brake
cover
clutch
assembly
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はクラツチブレーキ、特に非同期強力伝
動装置に利用されるクラツチブレーキの改良に関
する。
(従来の技術) 本件出願人はこの種のクラツチブレーキに関
し、特願昭61−46786号(出願日:昭和61年3月
4日)を提案中である。
その構造では、第4図に示すようにカバーアツ
センブリーBとブレーキアツセンブリーCとの間
に介装されるばね部材としてコーンスプリングを
採用し、上記コーンスプリングの弾性力により摩
擦部材2を押することにより、制動トルクのトル
ク特性の改善を図つている。
(本考案が解決しようとする問題点) このような従来のクラツチブレーキにおいて、
摩擦部材2は、耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性及び
高い摩擦係数という4種類の条件を備えた材料を
選定することが要求される。そのため従来摩擦材
として例えば焼結材を用いていた。ところが上記
4種類の条件を完全に備えた部品を1種類の材料
で形成することは極めて困難である。しかも焼結
材は上記4種類の条件のうち高い摩擦係数を得る
という問題ががあり、一定のトルクを出すには、、
ばね部材1のばね荷重を強く設定する必要が生じ
る。他方ばね部材1のばね荷重を強くするとリテ
イニングカバー3、ドリブンカバー7に歪みが生
じるという不具合が生じる。又焼結材は高価な材
料なので、焼結材を用いるとクラツチブレーキの
コスト高を招来する。本考案は上記問題点を解決
せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、回転自
在な軸に駆動作用を伴つて連関するブレーキアツ
センブリーと、外側摩擦フエーシングを有し、前
記ブレーキアツセンブリーに対し相対回転可能に
枢支されたカバーアツセンブリーとを備え、上記
カバーアツセンブリーにばね部材を介装し、上記
ブレーキアツセンブリーを構成する摩擦部材への
上記カバーアツセンブリーを構成するフリクシヨ
ンプレートの押圧が上記ばね部材によつてなされ
るクラツチブレーキにおいて、上記摩擦部材とし
てドリブンカバーの内側面と摩擦する第1摩擦材
と、フリクシヨンプレートのドリブンカバー側と
摩擦する第2摩擦材とを配置し、第1、第2摩擦
材の間に環状の芯材を配置してフリクシヨンフラ
ンジを形成したことを特徴とするクラツチブレー
キである。
(作 用) 芯材には耐摩耗性、耐衝撃性に優れたものを選
択し、他方第1、第2摩擦材には耐摩耗性、及び
高い摩擦係数のものを選択することにより、上記
4種類の条件が各部材に分担せしめられる。
(実施例) リテイニングカバー3の外周側にはフランジ5
が形成される。フランジ5はリテイニングカバー
3とドリブンカバー4とを接合するためのもので
ある。
ドリブンカバー4の外周側にはフランジ6が形
成される。さらにフランジ6の所定間隔へだてた
ところには、フツク7(折曲げ部)が複数個(例
えば8個)形成される。フツク7をリテイニング
カバー3側に折曲げてかしめることにより、リテ
イニングカバー3とドリブンカバー4は一体構造
となる。
リテイニングカバー3、及びドリブンカバー4
の軸芯側には、挿通孔8,9がそれぞれ形成され
る。挿通孔8,9はインプツトシヤフト10(中
心線のみ示す)を挿通するためのものである。
又リテイニングカバー3、ドリブンカバー4の
各外周面には、それぞれ環状の摩擦フエーシング
11,12が貼着されている。従つて後述するよ
うにクラツチ遮断時においてレリーズベアリング
28、キヤツプ30がクラツチブレーキAに当接
することにより、摩擦フエーシング11,12を
介して摩擦トルクがクラツチブレーキAに伝達さ
れる。
フランジ5内周部の複数個所には、孔13が形
成されている。孔13にはフリクシヨンプレート
14の突起15が係合する構造になつており、突
起15が孔13に係合することにより、フリクシ
ヨンプレート14はリテイニングカバー3と一体
的に回転する。
フリクシヨンプレート14とリテイニングカバ
ー3の間には、ばね部材1が介装される。本実施
例においては、ばね部材1としてコーンスプリン
グが採用されている。ばね部材1はある程度芯方
向に圧縮された状態で介装される。従つてフリク
シヨンプレート14を適切にフリクシヨンフラン
ジ16側に押圧する構造になつている。
フリクシヨンフランジ16を構成する第1、第
2摩擦材17,18はいずれも環状に形成され
る。
又その材質は摩擦係数の高いもの(例えば硬質
オルガニツク材)が選択される。第1、第2摩擦
材17,18と後述する芯材19とは、必要に応
じて接着剤等で接着される。又一体成型品とする
ことも可能である。第1図の実施例では、接着剤
で第1、第2摩擦材17,18を芯材19と接着
する場合を示しており、この場合には第1摩擦材
17はドリブンカバー4の内側面とし、第2摩擦
材18はフリクシヨンプレート14のドリブンカ
バー4側と摩擦する。なお1、第2摩擦材17,
18を芯材19と接着しない場合でも、ばね部材
1のばね荷重及び第1、第2摩擦材17,18の
摩擦係数により、両摩擦材17,18の両面に充
分な摩擦トルクが作用して芯材19に伝達される
ので、構造上問題はない。
芯材19は環状の鋼板製品である。その直径は
第1、第2摩擦材17,18と概ね同一寸法で、
両摩擦材17,18に挟まれた状態で配置され、
フリクシヨンフランジ16を形成する。
第1図のフリクシヨンフランジ16の第2摩擦
材18側正面略図である第2図に示すように、芯
材19は中心に大径孔20を備えている。大径孔
20には半径方向内方に延びる突起21が例えば
4個所に一体的に設けられる。突起21の先端部
は屈曲して爪部22が形成される。
略環状のハブ23はインプツトシヤフト10
(中心点のみ示す)に嵌合している。ハブ23の
内周部には、インプツトシヤフト10挿通用の挿
通孔24が形成されている。挿通孔24の所定個
所には、例えば対向する2個の突起25が形成さ
れ、インプツトシヤフト10と係合する。従つて
ハブ23とインプツトシヤフト10とは常時一体
的に回転する。又ハブ23の外周部分には、凹部
26が形成される。凹部26が形成される位置
は、突起21に対向する位置である。突起21と
爪部22とは凹部26に遊びを有して係合する。
従つてハブ23とフリクシヨンフランジ16とは
一体的に回転する。
以上のクラツチブレーキAは第3図に示すよう
に、レリーズレバー27でインプツトシヤフト1
0の軸方向に摺動するレリーズベアリング28と
キヤツプ30との間に配置される。クラツチ31
はレリーズレバー27でレリーズベアリング28
をトランスミツシヨン32側へ引張る時に、レリ
ーズ動作する所謂プルタイプクラツチである。
キヤツプ30はトランスミツシヨン32に固定
され、クラツチブレーキAで所謂シンクロ機構の
設けられていないトランスミツシヨン32のイン
プツトシヤフト10に、変速時にイナーシヤブレ
ーキを働かさせるようになつている。即ちクラツ
チ31がレリーズ動作すると、インプツトシヤフ
ト10は慣性により回り続けようとするので、ク
ラツチブレーキAでインプツトシヤフト10にブ
レーキをかける構造である。
次に動作を説明する。第3図に示すようにクラ
ツチが接続状態にあるときは、クラツチブレーキ
Aはインプツトシヤフト10と一体的にフリーの
状態で回転する。
レリーズベアリング28が第3図中右側へ作動
され、クラツチ31が遮断状態になると、クラツ
チブレーキAはこのレリーズベアリング28によ
りキヤツプ30側に押圧され、非回転部材である
レリーズベアリング28及びキヤツプ30と当接
する。従つて第1図に示すレリーズベアリング2
8と摩擦フエーシング12との間、及びキヤツプ
30と摩擦フエーシング11との間に摩擦トルク
が作用する。そしてレリーズベアリング28と摩
擦フエーシング12との間に生じた摩擦トルクは
ドリブンカバー4の内側面から第1摩擦材17に
伝達される。他方キヤツプ30と摩擦フエーシン
グ11との間に生じた摩擦トルクは、リテイニン
グカバー3からばね部材1、フリクシヨンプレー
ト14を介して第2摩擦材18に伝達される このように伝達された摩擦トルクは、芯材19
を介して第1、第2摩擦材17からブレーキアツ
センブリーCのハブ23に伝達され、ブレーキア
ツセンブリーCに制動トルクが作用する。
さらにこの制動トルクはハブ23からインプツ
トシヤフト10に作用する。従つて慣性で回り続
けようとするインプツトシヤフト10にブレーキ
がかかりギヤシフトが容易になる。
(考案の効果) 本考案によると、摩擦部材としてはドリブンカ
バー4の内側面と摩擦する第1摩擦材17と、フ
リクシヨンプレート14のドリブンカバー4側と
摩擦する第2摩擦材18とを配置し、第1、第2
摩擦材17,18の間に環状の芯材19を配置し
てフリクシヨンフランジ16を形成したので、材
料の選択範囲が広くなり、コストの低減を図るこ
とができる。
又第1、第2摩擦材17,18をより高い摩擦
係数のものとすることにより、ばね部材1のばね
荷重を低く設定することができる。従つてリテイ
ニングカバー3、ドリブンカバー4の歪みを防止
することができるのでハブ23の噛み合いを向上
させることができ、更にはフリクシヨンプレート
14に対する面圧が低くなり、フリクシヨンプレ
ート14の寿命も延びるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すクラツチブレー
キの縦断面図、第2図は第1図のフリクシヨンフ
ランジの第2摩擦材側正面略図、第3図は本考案
のクラツチブレーキを採用した所謂プルタイプク
ラツチの縦断面図、第4図は従来のクラツチブレ
ーキを示す縦断面図である。A…クラツチブレー
キ、4…ドリブンカバー、16…フリクシヨンフ
ランジ、17…第1摩擦材、18…第2摩擦材、
19…芯材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転自在な軸に駆動作用を伴つて連関するブ
    レーキアツセンブリーと、外側摩擦フエーシン
    グを有し、前記ブレーキアツセンブリーに対し
    相対回転可能に枢支されたカバーアツセンブリ
    ーとを備え、上記カバーアツセンブリーにばね
    部材を介装し、上記ブレーキアツセンブリーを
    構成する摩擦部材への上記カバーアツセンブリ
    ーを構成するフリクシヨンプレートの押圧が上
    記ばね部材によつてなされるクラツチブレーキ
    において、上記摩擦部材としてドリブンカバー
    の内側面と摩擦する第1摩擦材と、フリクシヨ
    ンプレートのドリブンカバー側と摩擦する第2
    摩擦材とを配置し、第1,第2摩擦材の間に環
    状の芯材を配置してフリクシヨンフランジを形
    成したことを特徴とするクラツチブレーキ。 (2) 上記第1,第2摩擦材が芯材と接着されて一
    対的にフリクシヨンフランジが形成される実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のクラツチブレ
    ーキ。
JP847287U 1987-01-23 1987-01-23 Expired JPH0247784Y2 (ja)

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JPS63115640U JPS63115640U (ja) 1988-07-26
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