JPH0247448B2 - - Google Patents

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JPH0247448B2
JPH0247448B2 JP56204502A JP20450281A JPH0247448B2 JP H0247448 B2 JPH0247448 B2 JP H0247448B2 JP 56204502 A JP56204502 A JP 56204502A JP 20450281 A JP20450281 A JP 20450281A JP H0247448 B2 JPH0247448 B2 JP H0247448B2
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JP
Japan
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toluene
zeolite
catalyst
xylene
reaction
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JP56204502A
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Jon Hoogan Fuiritsupu
Suchiwaato Aran
Binsento Howaitamu Toomasu
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS57128637A publication Critical patent/JPS57128637A/ja
Publication of JPH0247448B2 publication Critical patent/JPH0247448B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C6/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a different number of carbon atoms by redistribution reactions
    • C07C6/08Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a different number of carbon atoms by redistribution reactions by conversion at a saturated carbon-to-carbon bond
    • C07C6/12Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a different number of carbon atoms by redistribution reactions by conversion at a saturated carbon-to-carbon bond of exclusively hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring
    • C07C6/123Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a different number of carbon atoms by redistribution reactions by conversion at a saturated carbon-to-carbon bond of exclusively hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring of only one hydrocarbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C1/00Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
    • C07C1/20Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from organic compounds containing only oxygen atoms as heteroatoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/86Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by condensation between a hydrocarbon and a non-hydrocarbon
    • C07C2/862Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by condensation between a hydrocarbon and a non-hydrocarbon the non-hydrocarbon contains only oxygen as hetero-atoms
    • C07C2/864Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by condensation between a hydrocarbon and a non-hydrocarbon the non-hydrocarbon contains only oxygen as hetero-atoms the non-hydrocarbon is an alcohol
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2529/00Catalysts comprising molecular sieves
    • C07C2529/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
    • C07C2529/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • C07C2529/70Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of types characterised by their specific structure not provided for in groups C07C2529/08 - C07C2529/65

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なゼオライト物質からなる触媒
を用いる炭化水素転化反応方法、例えばアルキル
ベンゼンの不均化、アルキルベンのアルキル化、
ならびにアルカノールおよび/またはエーテルお
よび/またはその他の酸素化炭化水素を転化して
オレフインおよび芳香族炭化水素とする方法、に
関する。かかる新規なゼオライト物質は、以下
「ゼオライトNu−5」と称するが、このものは我
我の出願中の英国特許出願8040395号明細書に記
載されている。 ゼオライトNu−5は下記の式で表わされるモ
ル組成を有し、 0.5〜1.5R2O:Y2O3:≧10XO2:0〜2000H2O (上記式において、Rは一価カチオンであるか、
n価カチオンの1/nであり、Xはケイ素または
ゲルマニウムであり、Yはアルミニウム、鉄、ク
ロム、バナジウム、モリブデン、砒素、マンガ
ン、ガリウムまたは硼素の1種または2種以上で
あり、そしてH2Oは、RがHであるとき理論的
に存在する水以外の水和水である)、かつ表1に
示したX線回折パターンを実質上有する(X線回
折パターンは、銅Kα線を用いる標準的な方法で
測定)。表1はゼオライトNu−5についてのX線
データを示す。このX線回折パターンは存在する
カチオンのタイプにより、または燬焼もしくは水
和によりほとんど影響を受けない。
【表】
【表】 上記の化学組成の定義の中でXO2のモル数は典
型的には10〜5000の範囲であり、XO2のモル数が
45〜100であるときにゼオライトNu−5は、最も
容易に高純度状態で生成されるようである。 この定義の中には、新たに製造された状態のゼ
オライトNu−5(すなわち、以下説明するような
合成反応および洗浄、場合により乾燥して得られ
る生成物を意味する)、ならびに、脱水、およ
び/または燬焼、および/またはイオン交換の処
理を受けた型のものも包含する。新たに製造され
たままの状態のゼオライトNu−5において、R
はアルカリ金属カチオン(殊にナトリウムカチオ
ン)、および/またはアンモニウムおよび水素を
包含しうるものであり、普通は以下述べるような
有機化合物を包含する。これらの有機成分を以下
「A」で表示する。 Nu−5はゼオライトであるので、有機成分は
結晶格子内に物理的に捕捉されるべきである。そ
れは熱分解または酸化分解により、あるいは適当
な小さな分子による置換により除去されうる。か
かる物理的に捕捉された物質は、定義の目的のた
めの組成の部分をなさないものである。従つて製
造されたままの状態のゼオライトNu−5は、典
型的には下記のモル組成を有する: 0.7〜1.5M2O:1.0〜200A:Y2O3:10〜
5000XO2:0〜2000H2O (ここにMはアルカリ金属、アンモニウムまたは
水素である)。 新たに製造された状態のNu−5のH2Oの含量
は、合成反応後にそれが乾燥された条件に依存す
る。 燬焼された型のゼオライトNu−5において、
Rは水素を包含するカチオンのいずれであつても
よい、なぜならば有機成分は空気の存在下に焼失
して、別異のバランス化カチオンとして水素を残
こし、さもなければ燬焼前に置換されるからであ
る。 イオン交換された型のゼオライトNu−5のう
ちで、アンモニウム(NH4 +)型のものが重要で
ある。なんとなければその型のものは燬焼により
容易に水素型に転化しうるからである。水素型
は、酸で交換することによつて直接に調製するこ
ともできる。水素型および、イオン交換により導
入された金属を含む型のものを以下さらに説明す
る。 製造されたままの状態のNu−5および水素型
Nu−5についてのX線データは、ZSM5につい
てのX線データと非常な類似性を示すものの、ラ
インの強度ならびにNu−5にはZSM5で見られ
ないいくつかのラインが見られることにおいて非
常に顕著な差異がある。ラインの強度についての
差異は非常に大きく、d−間隔のスペクトルの走
査において、強度の変化の状態は非常に不規則で
あり、このことは、Nu−5とZSM5の格子構造
の間の相異が複雑であることを示唆している。 我々の出願中の英国特許出願8040395号明細書
には上記のX線データの差異について詳述されて
おり、また吸着特性の著しい差異についても記載
されている。 上記英国特許出願8040395号明細書には、少な
くとも1種の酸化物XO2と、少なくとも1種の酸
化物Y2O3と、ペンタエリトリツト、ジペンタエ
リトリツトおよびトリペンタエリトリツトから選
択される少なくとも1種の化合物と、からなる水
性混合物を反応させることからなるゼオライト
Nu−5の製造方法も記載されている。反応混合
物は好ましくは下記のモル組成を有する: XO2/Y2O310〜5000、好ましくは50〜200 MOH/XO20.01〜0.5、好ましくは0.10〜0.25 Z-/Y2O30〜5000、好ましくは10〜100 A/Y2O31〜200、好ましくは1〜50 H2O/XO210〜500、好ましくは15〜300 ここに、Xはケイ素および/またはゲルマニウ
ムであり、Yはアルミニウム、ガリウム、鉄、ク
ロム、バナジウム、モリブデン、砒素、マンガン
または硼素の1種または2種以上であり、Mはア
ルカリ金属またはアンモニウムであり、Aは前述
のペンタエリトリツト化合物である。Z-はMの
塩として存在する強酸ラジカルであり、遊離
OH-濃度を所望の水準にまで低減するために遊
離酸として添加されてもよい。MはMOH/XO2
の要件が満たされることを条件として無酸または
有機酸の塩として、または水酸化物として存在し
てよい。 好ましいペンタエリトリツト化合物はペンタエ
リトリツト自体であり、好ましい酸ラジカルは硫
酸ラジカルである。好ましいアルカリ金属(M)
はナトリウムである。好ましい酸化物XO2はシリ
カ(SiO2)であり、好ましい酸化物Y2O3はアル
ミナ(Al2O3)である。 本発明の一態様によれば、アルキルベンゼンを
不均化条件下に気相または液相で、ゼオライト
Nu−5からなる触媒と接触させることからなる
炭化水素転化方法が提供される。 適当なアルキルベンゼン出発原料としては、ト
ルエン、オルト−、メタ−およびパラ−キシレン
類、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン、テト
ラメチルベンゼンおよび類似物ならびにそれらの
混合物がある。 本発明による不均化方法は、メチルベンゼン類
の不均化に特に応用することができ、殊にトルエ
ンを不均化して、オルトキシレン、メタキシレン
およびパラキシレンならびにベンゼンからなる生
成物を得る方法に応用しうる。かかる不均化方法
はトルエンからのパラキシレンの選択的製造に特
に応用でき、その際にパラキシレンはキシレン異
性体類中におけるパラキシレンの通常平衡濃度
(約23〜24%)を超えた濃度で得られる。 かかる方法は約400℃〜750℃の温度、1絶対気
圧〜60絶対気圧の圧力において約1〜約20の重量
毎時空間速度(WHSV)を用いて効果的に実施
される。WHSVは毎時触媒1Kg当りの供給原料
のKg数を示す。 反応からの流出流は分離および蒸留して目的生
成物、例えばパラキシレンを取り出し、未反応生
成物は再循環させてさらに反応に用いることがで
きる。 本発明の別の態様によれば、アルキルベンゼ
ン、またはアルキルベンゼンとアルキル化剤との
混合物を、アルキル化条件下に、気相または液相
で、ゼオライトNu−5からなる触媒と接触させ
ることからなる炭化水素転化方法も提供される。 アルキルベンゼン出発原料としては、トルエ
ン、オルトキシレン、メタキシレン、パラキシレ
ン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼン、テト
ラメチルベンゼンおよび類似物、またはこれらの
混合物がある。本発明のアルキル化法は出発原料
としてトルエンを使用する場合に特に応用でき
る。 適当なアルキル化剤としては、アルカノール、
アルキルハライド、アルキルエーテル、アルキル
サルフアイドおよびオレフインがある。好ましい
メチル化剤としては、メタノール、メチルクロリ
ド、メチルブロミド、メチルカーボネート、ジメ
チルエーテルおよびジメチルサルフアイドがあ
る。メタノールをメチル化剤として使用するのが
特に好ましい。 アルキル化剤としてアルキルベンゼンとのモル
比は一般的には約0.05〜約5、例えば約0.1〜約
3である。 本発明による特に好ましいアルキル化法は、メ
タノールをメチル化剤として用いてトルエンをメ
チル化し、キシレン異性体類からなる生成物を得
る方法、殊にトルエンおよびメタノールからパラ
キシレンを選択的に生成する方法(パラキシレン
はキシレン異性体類中におけるパラキシレンの通
常の平衡濃度約23〜24%よりも多く得られる)で
ある。 このメチル化法は約250℃〜約750℃、好ましく
は約400℃〜約600℃の温度、約1絶対気圧〜約60
絶対気圧の圧力、および1〜約600のWHSVで実
施するのが適当である。 別の特に好ましいアルキル化法は、トルエンを
オレフイン(例えばエチレン)でアルキル化して
アルキルトルエンを製造する方法である。この反
応方法は、約200℃〜約750℃の温度、約1絶対気
圧〜60絶対気圧の圧力、および0.08〜約20の
WHSVで実施するのが適当である。 本発明のさらに別の態様によれば、アルコール
および/またはエーテル、および/またはその他
の酸素化炭化水素を、転化条件下に、ゼオライト
Nu−5からなる触媒と接触させることからなる
炭化水素製造方法も提供される。 出発原料は、好ましくは、4個以下の炭素原子
を有する一価アルコール、それらのエーテル誘導
体またはそれらの混合物である。適当なアルコー
ル出発原料としては、メタノール、エタノール、
n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、sec−ブタノールおよびイソブタノール
がある。適当なエーテル出発原料としては、前記
アルコール類から誘導されたエーテル類があり、
対称エーテル(例:ジメチルエーテル)および非
対称エーテル(例メチル−エチルエーテル)の両
者を包含する。メタノールおよび/またはジメチ
ルエーテルを出発原料として用いるのが特に好ま
しい。 この方法は250〜700℃の温度、好ましくは350
〜500℃の温度で実施するのが適当である。 この方法を実施する圧力は、適当には0.2〜50
絶対気圧、好ましくは0.5〜20絶対気圧である。 また重量毎時空間速度(WHSV)は、典型的
には約0.5〜50、好ましくは約1.0〜10.0である。 この反応の生成物は、低級オレフイン(例:
C2〜C7オレフイン類、特にエチレンおよびプロ
ピレン)、および芳香族炭化水素(例えばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレンのような単環炭化水
素類)を包含する。 前記の本発明による諸方法における触媒は、下
記の元素から選択されるカチオンまたは酸化物で
イオン交換または含浸処理することによりゼオラ
イト物質Nu−5から調製できる。Cu、Ag、
Mg、Ca、Sr、Zn、Cd、B、Al、Sn、Pb、V、
P、Sb、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、
貴金属およびランタニド。 触媒は固定床、固定流動床の形態で使用されて
よく、あるいは移送床タイプであつてもよい。 触媒は使用時にその活性は可成りの期間維持す
るが、加熱によつて再生することもできる。例え
ば触媒が流動床の形態で用いられるときには、触
媒を連続的に取り出し、再生帯域を通過させ、そ
して反応へ戻すことができる。 本発明を以下の実施例で説明する。 実施例 1 この実施例はトルエン不均化反応において
HNu−5を触媒として使用する場合を例示する。 下記のようにして、ナトリウム・ペンタエリト
ツト・Nu−5を作つた。 合成反応混合物は下記のモル組成を有した。 23.9Na2O:20A:Al2O3:89SiO2: 3600H2O:15.9SO4 -- 30gのペンタエリトリツトを、189gのQ79水
ガラス(Na2O、0.01Al2O3、3.77SiO2、24H2O)
および300gの水の中に溶解した。次いで304gの
水中の5.3gの硫酸アルミニウム(Al2O3、3SO3
16H2O)および14.8gの98%硫酸の溶液を激しい
撹拌下に添加した。得られたスラリーを、撹拌式
ステンレス鋼製オートクレーブ(1容)中で
180℃において自己発生圧に48時間反応させた。
60℃に冷却後、スラリーを過し、2の蒸留水
で洗浄し、120℃で一晩乾燥した。生成物は表1
に示したX線回折結果を示すナトリウム・ペンタ
エリトリツト・Nu−5であり、下記の組成を有
した。 0.31Na2O:4.7A:Al2O3:68SiO2:24.6H2O 上記Nu−5生成物を空気中で450℃において16
時間燬焼し、N/10塩酸溶液でイオン交換し、そ
してさらに空気中で450℃において16時間燬焼し
た。 上記の処理で得られたHNu−5ゼオライトの
約2gを圧縮し、粉砕し、篩別した。このように
して得られた250〜500ミクロンの粒度のHNu−
5の0.4855gを、トルエン不均化反応における触
媒性試験に用いた。この触媒試料をマイクロリア
クターに充填し、このリアクターを窒素で16時間
フラツシユしてから温度を530℃に上昇した。次
いでトルエン原料を、ぜん動ポンプを用いて気化
器に供給し、トルエン蒸気を触媒に通した。反応
器からの生成物流をオンラインガスサンプリング
弁に通し、反応時間中の種々の時点でサンプルを
ガスクロマト分析装置へ送つた。この分析装置は
トルエン転化率および生成物流中のキシレン分中
に存在するパラキシレンの比率を測定できるもの
であつた。この反応の結果を、530℃の反応温度
およびトルエンの8.9のWHSVについて下記の表
2に示す。反応器はほぼ大気圧で操作した。
【表】 * 窒素フラツシユに次いでトルエン流
の再開後
このキシレン類中のp−キシレンの量は、通常
のキシレン類中のp−キシレンの平衡濃度約23〜
24%を超えていることが明かである。 実施例 2 この実施例はトルエンのメチル化反応において
HNu−5を触媒として使用することを例示する。 ゼオライトHNu−5は実施例1のようにして
調製した。約 約2gのHNu−5を圧縮し、粉砕し、篩別し
た。250〜500ミクロンのHNu−5触媒粒子の
0.537gをマイクロリアクターに充填し、その中
でメチル化剤としてメタノールを用いてのトルエ
ンメチル化反応における触媒として試験した。反
応剤と接触させる前に、触媒床を500℃において
約1時間窒素でフラツシユした。モル比が1:1
のトルエンおよびメタノールからなる原料を518
℃およびWHSV6.2において触媒に通した。反応
の結果を下記の表3に示す。下表に示した時間に
わたつて生成物流を凝縮することによつて捕集し
たサンプルについての結果である。 この結果からキシレン類中のp−キシレンの量
は、通常のキシレン類留分中のp−キシレン平衡
濃度約24%を越えていることが明かである。
【表】 実施例 3 この実施例はトルエン不均化反応において
HNu−5を触媒として使用することを例示する。 ナトリウム−ペンタエリトリツトNu−5は下
記のようにして調製した。 下記の二つの溶液を作つた。 溶液A 189g Q79ケイ酸ナトリウム溶液 300g 脱イオン水 30g ペンタエリトリツト 溶液B 5.3g 硫酸アルミニウム(Al2O3:3SO3
16H2O) 148g 濃硫酸 304g 脱イオン水 溶液Aを1容の316ステンレス鋼オートクレ
ーブに入れた。このオートクレーブはオートクレ
ーブ・エンジニヤーズ社製で、空気駆動マグネド
ライブタービン撹拌機を備えていた。このオート
クレーブは使用前に1Mの水酸化ナトリウム溶液
を用いて160℃で自己発生圧下に一晩撹拌するこ
とによつて清浄にしてあつた。溶液Bを室温にお
いて撹拌下に、均質ゲル状物が生成するまで添加
した。オートクレーブを密閉後、反応混合物を
180℃で24時間撹拌(約1000rpm)しながら自己
発生圧下に維持した。この時間の終了時に、反応
混合物を室温に冷却し、生成物を過し、脱イオ
ン水3で洗浄し、150℃で数時間乾燥して、ナ
トリウム・ペンタエリトリツトNu−5を得た。 このゼオライトの水素型のものは、上記の生成
物を空気中で500℃において16時間燬焼すること
によつて得た。燬焼後、室温にまで放冷し、ゼオ
ライト1g当り5cm3の1モル塩酸溶液で16時間ス
ラリー化した。このイオン交換した材料を過
し、脱イオン水で良く洗浄し、最後に空気中で
550℃において16時間燬焼した。このようにして
得られたHNu−5ゼオライト粉末を、圧縮し、
粉砕し、篩別した。250〜500ミクロンの粒度の材
料をトルエン不均化能について試験した。この触
媒の0.5976gを反応器に充填し、温度を450℃に
上昇させながら窒素で約1時間フラツシユし、さ
らに温度を528℃に上昇させながら窒素で約1時
間フラツシユした。 窒素流を停止したとき、ぜん動ポンプを用いて
トルエンを気化器に供給し、実施例1のようにし
て反応を実施し、その反応を追跡した。トルエン
転化率および各生成物に対する選択性(率)を測
定した。
【表】 528℃におけるトルエン不均化反応についての
結果を表4に示す。 これらの結果から、これらのキシレン類中のp
−キシレンの量は、通常のキシレン類中のp−キ
シレンの平衡濃度約23〜24%よりも高いことが明
かである。 実施例 4 この実施例は酢酸マグネシウムで含浸し、トル
エン不均化用触媒となるように処理したHNu−
5の使用を例示する。 実施例3のようにして作つたゼオライトHNu
−5を、下記のようにして酢酸マグネシウムで含
浸した。0.32gの酢酸マグネシウムを最少限量の
脱イオン水に溶解し、懸濁液を形成するに足る充
分な脱イオン水で湿潤してあつたHNu−5のサ
ンプル2gに上記溶液を添加した。良く混合して
から、混合物を、100℃にセツトした真空炉に入
れ、ポンプ吸引により乾固させた。この乾燥物を
次いで空気中で450℃において16時間燬焼して、
充分な量の200〜250ミクロンの粒度のトルエン不
均化反応用触媒を得た。 上記のようにして作つた含浸ゼオライトの0.5
gを反応器に充填し、次いで温度を450℃に上昇
させながら1時間そして温度を528℃に上昇させ
ながらさらに1時間窒素でフラツシユした。 窒素流を停止したときに、ぜん動ポンプを用い
てトルエン反応剤を気化器に供給し、そして実施
例1のようにして反応を実施し、また追跡した。
トルエン転化率と種々の生成物に対する選択率と
を測定した。528℃におけるトルエン不均化につ
いての結果を下記の表5に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルキルベンゼンを不均化条件下に、又はア
    ルキル化剤とともにアルキル化条件下に、気相又
    は液相で、式 0.5〜1.5R2O:Y2O3:少なくとも 10XO2:0〜2000H2O (式中Rは一価カチオン又はn価のカチオンの
    1/n、Xはケイ素及び/又はゲルマニウム、Y
    はアルミニウム、鉄、クロム、バナジウム、モリ
    ブデン、ヒ素、マンガン、ガリウム又はホウ素の
    1又はそれ以上であり、H2Oは、RがHのとき
    概念的に存在する水に追加的な水和水である。)
    で表わされるモル組成を有し、実質的に次の、す
    なわち、 【表】 【表】 のX線回析パターンを有するゼオライトNu−5
    から成る触媒と接触させることを特徴とする炭化
    水素の製造方法。 2 トルエンを不均化してキシレン類及びベンゼ
    ンからなる生成物を得る特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 トルエンをアルキル化剤とともにアルキル化
    条件下でアルキル化させる特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 4 アルキル化剤がメタノールである特許請求の
    範囲第3項記載の方法。
JP56204502A 1980-12-17 1981-12-17 Conversion of hydrocarbon Granted JPS57128637A (en)

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