JPH02471B2 - - Google Patents

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JPH02471B2
JPH02471B2 JP58119667A JP11966783A JPH02471B2 JP H02471 B2 JPH02471 B2 JP H02471B2 JP 58119667 A JP58119667 A JP 58119667A JP 11966783 A JP11966783 A JP 11966783A JP H02471 B2 JPH02471 B2 JP H02471B2
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JP
Japan
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fabric
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obi
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correcting
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JP58119667A
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JPS609964A (ja
Inventor
Kisaburo Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIMURA SOGEI JUGEN
Original Assignee
KIMURA SOGEI JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として本願出願人と同一人の出願に
係る昭和57年特許願第181545号(発明の名称「袋
帯地」)の界切線矯正方法に関し、袋帯地の整理
加工工程において、従来ネツクとされていた湾曲
した界切線の矯正を、ほゞ安全な直線状に矯正処
理し、従来に見られない良好な風合に仕上げ得る
ようにした袋帯地の界切線矯正方法に関するもの
である。
袋帯の製織において、従来の製織技術によつて
袋帯地の界切線を直線に織上げるために種々に研
究努力はなされているが、未だ製織技術面におい
ては開示されていないのが現状であつただけでな
く、製織技術上では不可能視されている。従つ
て、製織された袋帯地において、前記界切線が彎
曲等して不正状態となつて織上げられることは止
むを得ないこととされている。
ところで、製織された袋帯を消費者或いは関係
者が、本仕立てするに当り、大抵、界切線に沿つ
て裏側に折込んで仕立てるものであるが、その界
切線が彎曲しているために、当然ではあるが、そ
の折込んだラインが彎曲して、その状態のたれ先
や手先が形成されてしまう欠点がある。又、彎曲
した界切線に沿わないで折込んだラインを直線に
した場合は、界切線の一部が裏側に入つてしま
い、界切生地の一部が出たまゝになる欠点があ
る。更に又、関西仕立ての場合のように、界切線
が全部外に出るように、界切線より外側の界切生
地の中程を折込んだ場合、その折込んだラインが
直線であるために、これと平行とはならない界切
線の彎曲状態が非常に目立つものであり、これ又
大きな欠点である。
そもそも、帯は、審美感あふれる見栄えの良さ
が高いウエイトを占めるものであり、中でも袋帯
にあつては、更にそれに格調と気品等が強く要求
されるものである。そのためには、袋帯の界切線
が正整状態即ち、直線状(帯幅に平行)で良好な
見栄えのものに形成されていることが望まれるこ
とは当然のことである。
そういう事情下において、袋帯地の整理加工工
程において研究、努力はなされているが、袋帯地
が特有の分厚い生地であることと、硬さがあるた
めなどから、未だ満足な仕上がりのものが得られ
る矯正方法については開示されていないものであ
る。
従来の界切線矯正方法としては、界切線側端方
の両耳をクリツプ等で挾んでその幅方向において
両側(両耳部)から引つ張ることによつて彎曲し
た界切線を直線にしようとするものであるが、こ
れは熟練を要するだけでなく、手間がかゝり、耳
つり或いは耳たるみ等の不都合な現象が発生し、
又経時によつて、元の彎曲状に近い界切線となる
ことが多いものである。
又、他に、彎曲した界切線が直線となるまで手
操作で縦、横、斜めにと引つ張りの作業を繰返え
して、ほぼ直線となつた状態でプレスをかける方
法もあるが、これとても、熟練を要するだけでな
く、手間がかゝり、風合を悪くする割に、満足す
べき直線状に矯正することは望めないものであ
る。
なお、自動布目検知装置なるもの、或いは、ピ
ンホイルを用いた布目矯正装置等があるが、これ
らの殆んどは、光電透過方式で布目を検知し、矯
正ロール等を連動させて矯正するものであり、主
として薄地の製織品等を対象としたもので、袋帯
地のような縫取りが多い厚地には光が透過しない
等から、対象にならず、又、ピンホイル式のもの
も、分厚くて幅方向においても硬い袋帯地に対し
ての矯正は不可能である。
袋帯地の場合、前記したことでもあるが、界切
線はほぼ完ぺきに直線状が要求されるものである
が、上記せる従来仕法のものは、熟練を要し、非
常に手間がかゝり、非能率的で不経済でかついろ
いろな不都合が発生するばかりでなく、なお満足
できないものであるために、殆んど実用化されて
いないのが現状である。
上記種々に記述したように、袋帯の界切線は満
足すべき状態のものではなく、非常に見苦しく
て、見劣りするものであることは止むを得ないこ
とが実情である。
そこで、本発明者は、永年の帯織物地の整理加
工に専従する間に、研鑽を重ね、製織された袋帯
地において、前述せる界切線の矯正が極めて簡単
な技術的原理によつて、ほぼ完ぺきにできるよう
に界切線の矯正ができて、しかも、非常に風合良
好で、格調、気品をもたせられる袋帯に仕上げら
れるように、袋帯地整理加工上、画期的な矯正方
法を開発したものである。
しかも、本発明は袋帯地を、その製織工程にお
いて、帯幅にわたる紐状体を織込むことにより、
自動的かつ必然的に界切線と同線条状に織上げら
れることにより、従来の製織処理と何等変ること
なく作れるので、経済的にも何等問題のない袋帯
地整理加工上の界切線矯正方法である。
本発明の要旨とするところは、次のとおりであ
る。
たれ先部と手先部の一方又は両方の端方に弓な
り状等の緩曲線状に界切線3を設けて製織して得
た帯地の前記界切線3よりも端方寄り部に該界切
線と同線条状に生地厚より太目の柔軟材等による
紐状体を織込む等して付装せしめ、この帯地にお
ける前記両端方部の紐状体よりも内側寄り部を、
少なくとも一面部に帯幅方向の、極く緩やかな曲
線、或いは直線等の切条孔を設けた中空の細長い
界切線矯正用角管4のその切条孔5に挾入せし
め、該切条孔が極く緩やかな曲線の場合、該曲線
の条孔の曲線とは対称に、袋帯地における彎曲し
た界切線を対置せしめて挾入し、挾入した状態で
保持しつつ、蒸気等で加熱しながら帯地の長手中
央方向に張力を加えることにより、端方部も長手
中央方向に、殊に切条孔が極く緩やかな曲線の場
合、切条孔に抗して滑り出し、そして分厚い紐状
体が前記界切線矯正用角管4に支え受け止められ
る間に次第に曲線状の界切線が直線状に矯正され
ることを特徴とする袋帯地の界切線矯正方法に係
るものである。
次に、本発明の実施例を説明する。
図面に示すように、袋帯地イのたれ先部1と手
先部2のそれぞれの端1′,2′から約1cm程度以
上内側(紋がある側)の生地部に生地厚よりも太
目にしてなる膨出横条状の矯正用紐状体1イ,2
イが付装されている。この紐状体は、繊維、合成
樹脂、こより状紙等でもよく、合成樹脂製の例え
ばビニールの場合、材質的に柔軟ななかにも適度
の硬さを有しているのと、又、糸等と絡み合つて
よれることもないために製織上扱い易く又、整理
加工における樹脂加工或いは浸み落し用溶剤等を
吸収することがないため、乾燥斑が生じない等か
ら最も適している。
上記せる袋帯地イに対し、本発明の目標たる袋
帯地の整理技術段階において矯正を実施するもの
である。
組織や柄、模様等の影響で、帯地全体の両耳が
彎曲したり、帯地全体が菱形状になつたり、或い
はしわ様の凹凸等が発生することが往々にしてあ
り、これらの難欠点の除去、矯正、更には風合の
良化のために、従来からなされる整理加工工程に
おいて同時にほぼ完ぺきな界切線の矯正処理加工
を自動的に実施することを実現したものが本発明
である。
さて、袋帯地イのたれ先部1、或いは手先部2
の一方又は両方の端方部の膨出横条状の矯正用紐
状体1イ,2イを中空の細長い界切線矯正用角管
4を用いて、その切条孔5に挾入したる上、外方
向にテンシヨンをかけると、生地の紋方向(袋帯
地の長手方向における中央方向)に滑り出されて
前記紐状体1イ,2イが前記界切線矯正用角管4
の、袋帯地の内方部側端壁に当止するかたちで保
持されて、弓なりになつていたのが、袋帯地長手
方向と直角状の直線状に矯正されるようになる。
そして、更に、同様のテンシヨンをかける(引
つ張る)と、前記矯正用紐状体1イ,2イが前記
界切線矯正用角管4内において引つ張られた方向
に抗してその逆の部分に当止するかたちで密接
し、袋帯地は更に同方向にテンシヨンをかけられ
る(引つ張られる)と、その近辺がずれ込むよう
になつて、弓なりになつていた界切線3が矯正用
紐状体と同じように又は弓なり状の切条孔により
元の逆の弓なり状となつた紐状体の影響を受け
て、直線状に矯正されるようになる。
上記のとおりの上記仕法で施すことによつて合
理的、必然的に界切線の矯正を施し得られること
が特色である。
即ち、上記のように、袋帯地における彎曲界切
線と同線条に紐状体を形成したものを本発明仕法
により実施する場合、前記界切線の彎曲の大小に
拘らず、界切線矯正用角管の切条孔は常にほぼ一
定の緩曲線又は直線でよく、例えば、紐状体が大
きく彎曲していれば、その分だけ大きく、切条孔
により矯正され、界切線もその紐状体の影響を大
きく受けることになつて、直線に矯正されるもの
であり、従つて、他の布目矯正方法とは全く異な
る顕著な点である。又、従来は、複数の帯地を、
その界切生地の端をミシンで縫着連結して整理加
工機にかけていたが、ミシンに代えて本発明仕法
により、たれ先と他の布地の手先とを連結して整
理加工機にかけることにより、従来とは全く同様
の工程で、非常に能率的かつ自動的に界切線の矯
正を実施できるものである。
しかして、本発明において、その界切線矯正用
角管4としては、添付図面に例示するとおり、
ほゞ帯地幅或いはそれよりも稍々長いスリムな中
空の角管の一面部の長手方向全長にわたる弓なり
状等の、緩曲線状の紐状体1イ,2イの厚みより
も狭い間隙で、生地厚よりも広い切条孔5を設け
てなるもの、或いは同様に長くてスリムな中空角
管の相対向する面部の一方或いは両方を長手方向
全長にわたり同じ弓なり状等の緩曲線状に形成し
その緩曲線状面部に長手方向全長にわたる、紐状
体の厚みよりも狭い間隙で生地厚よりも広い切条
孔を設けてなるもの等が考えられ、これらの切条
孔部に本発明における紐状体を設けた袋帯地の端
方部を該紐状体を角管内に挾入して界切線と相対
向させて保持しつつ、前記したるような、袋帯地
の外側方向にテンシヨンをかける(引つ張る)作
動を施すことにより、既述せるように、合理的、
必然的な「矯正」がほぼ完ぺきに実施し得られる
ものである。
上記のとおりであるから、本発明によると、従
来、ネツクとされていた袋帯地における界切線の
見苦しいことから、格調と気品の良さの点で今一
つとされていた点を、簡易な作業により解消でき
ることであり、しかも、みごとな見栄えの袋帯地
に整理仕上げができるものであり、そのことはま
さに画期的なことであつて、実効性に富む矯正方
法で、工業的価値は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は袋帯地(処理前)の展延外観説明図で
あり、第2図は同S−S矢視部断面略示拡大説明
図である。第3図、及び第4図は界切線矯正用角
管の実施例説明図である。 図において、イ……袋帯地(1……たれ先部、
1′……たれ先部の端、2……手先部、2′……手
先部の端)、1イ,2イ……矯正用紐状体、3…
…界切線、4……界切線矯正用角管、5……切条
孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 たれ先部と手先部の一方又は両方の端方に弓
    なり状等の緩曲線状に界切線を設けて製織して得
    た帯地の前記界切線よりも端方寄り部に該界切線
    と同線条状に生地厚よりも太目の紐状体を織込む
    等して付装せしめ、この帯地における前記前端方
    の紐状体よりも内側寄り部を、少なくとも一面部
    に帯幅方向の切条孔を設けた中空の細長い界切線
    矯正用角管のその切条孔に挾入せしめて保持しつ
    つ適宜仕法により、適宜蒸気等で加熱等しなが
    ら、帯地の長手中央方向に張力を加えることによ
    り、端方部も長手中央方向に切条孔に抗して滑り
    出し、そして太目の紐状体が前記界切線矯正用角
    管に支え受け止められる間に次第に界切線が直線
    状に矯正されることを特徴とする袋帯地の界切線
    矯正方法。 2 界切線矯正用角管に設ける切条孔が極く緩や
    かな曲線によるものである、特許請求の範囲第1
    項記載の袋帯地の界切線矯正方法。 3 特許請求の範囲第2項の場合における切条孔
    を袋帯地における彎曲した界切線とは対称状にさ
    せて挾入せしめて保持する、特許請求の範囲第1
    項記載の袋帯地の界切線矯正方法。
JP11966783A 1983-06-30 1983-06-30 袋帯地の界切線矯正方法 Granted JPS609964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462966U (ja) * 1990-10-05 1992-05-28

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047921A (ja) * 1983-08-26 1985-03-15 Tokyo Tatsuno Co Ltd 温度補正付流量測定装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0462966U (ja) * 1990-10-05 1992-05-28

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JPS609964A (ja) 1985-01-19

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