JPH0246872Y2 - - Google Patents

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JPH0246872Y2
JPH0246872Y2 JP20244186U JP20244186U JPH0246872Y2 JP H0246872 Y2 JPH0246872 Y2 JP H0246872Y2 JP 20244186 U JP20244186 U JP 20244186U JP 20244186 U JP20244186 U JP 20244186U JP H0246872 Y2 JPH0246872 Y2 JP H0246872Y2
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preheating
distiller
heating
temperature
solvent
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、ドライクリーナにて用いるトリクロ
ルエタン等の溶剤を再生する蒸溜装置に関する。
(ロ) 従来の技術 この種装置は実開昭58−174201号公報で示すよ
うに、スチーム供給弁等の加熱手段を運転プログ
ラムに基づいて作動させたり、使用者による手動
操作によつて作動させている。斯る加熱手段は主
加熱手段であり、プログラム中或いは手動操作時
に蒸溜する場合、加熱の立上りに時間を要し、一
定時間内での溶剤再生量が少くなる。
そこで、従来は蒸溜器内にスラツジや少しの溶
剤が在る状態でスチーム供給弁を手動で開放し、
手動による予熱を実行していたが、加熱度合が強
いので、溶剤が熱分解して塩素を発生し、蒸溜器
等を腐蝕させることがあつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、蒸溜器での予熱(保温)状態を溶剤
の熱分解を抑えつつ確保せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、蒸溜器に設けられた
小熱量の予熱手段と、蒸溜器内の温度を測定する
感温手段と、感温手段が測定した高、低の各所定
温度を判別する高、低の各温度判別手段と、低温
度判別手段からの判別信号によつて作動前時間を
カウントするタイマーと、高温度判別手段からの
判別信号によつて予熱手段を非作動にすると共
に、タイマーからの時間信号によつて予熱手段を
作動する作動制御手段とを備えた構成である。
(ホ) 作用 蒸溜器の予熱手段を高温にてOFFするが、次
に溶剤沸点近傍の低温到達後更に一定時間経過し
てからONする。すると、溶剤沸点からあまり差
の無い温度範囲内で予熱(保温)ができ、しかも
予熱手段のON−OFF回数を減少させている。
(ヘ) 実施例 第6図に基づいてクリーニング機械の配管構成
から説明すると、1は洗浄用の溶剤を収容した第
1タンク、2はすすぎ(第2浴)用の溶剤(或い
は新溶剤)を収容した第2タンクであり、夫々元
弁3,4を介してポンプ5の吸込側に接続してあ
る。ポンプ5の吐出側は手動弁6及び逆止弁7を
介してフイルター弁8、蒸溜弁9及びバイパス弁
10に接続してある。フイルター弁8はフイルタ
ー11を経てサイドグラス12に、蒸溜弁9は蒸
溜器13に、バイパス弁10は上記サイドグラス
12に夫々連る。サイドグラス12からは給液弁
14を介して洗濯槽15と、循環弁16を介して
上記第1タンク1とに配管してある。
上記洗濯槽15は、洗濯時及び乾燥時に低速回
転し脱液時に高速回転する回転ドラム(図示せ
ず)を内装しており、乾燥室を兼ねるために溶剤
回収回路17を接続している。そして、この洗濯
槽15は底部を排液弁18及びボタントラツプ1
9を介して第1タンク1に接続すると共に、所定
の高部を溢水路20及びボタントラツプ19を介
して第1タンク1に接続している。
蒸溜器13によつて蒸溜された気化溶剤は、ク
ーラー21で冷却されて凝縮、液化し、水分離器
22で水分離してから第2タンク2に戻る。
ここで、上記蒸溜器13は第1図で示すように
使用済み溶剤を収容する蒸発室23と、下部の加
熱室24とを有し、加熱室24には加熱手段とし
ての主加熱用のスチーム供給弁25と予熱用の小
口径のスチーム供給弁26とによつてスチーム供
給源を接続している。そして、この蒸溜器13は
加熱室内の温度を測定するセンサー(感温手段)
27を設けている。クーラー21内には冷却水を
上方→下方→上方と移動させる冷却コイル28が
設けてあり、蒸溜時に内部の温度が蒸溜溶剤の導
入によつて上り、蒸溜溶剤の導入が無くなつて下
つたことを、センサー29によつて検出した時に
上記弁25,26を閉成させる。
而して、クリーニング作業に要する各弁の開閉
等の運転制御にはマイクロコンピユータ(以下マ
イコン)30が用いられており、斯かる制御ブロ
ツク図は第2図に示してあり、その動作を説明す
るフローチヤートは第3図乃至第5図に示してあ
る。
前記マイコン30は、ROM30a,RAM3
0b、演算部30c、比較部30d、入出力制御
部30e、システムバス30f等から構成されて
いる。
前記入出力制御部30eは、命令の取り出し及
び実行を行い、前記演算部30c及び比較部30
dは、命令の実行段階において、入出力制御部3
0eからの制御信号によつて入力機器やメモリか
ら与えられるデータに対し、二進加算、論理演
算、増減、比較等の演算処理を行う。前記RAM
30bは、機器に関するデータを記憶するための
ものであり、前記ROM30aは、予め機器を動
かすための手段や判断のための条件の設定、各種
情報の処理をするためのルール等を読み込ませて
おくものである。
前記演算部30c及び比較部30dは、前記セ
ンサー27,29からの入力を前記ROM30a
に記憶されている温度の基準値と比較し、それ
が、高温であるか低温を判別する。
即ち、前記入出力制御部30eが、本願考案に
おける作動制御手段を構成し、前記演算部30c
及び比較部30dが、本願考案における低温度判
別手段及び高温度判別手段を構成する。
尚、前記マイコン30は、バツクアツプ電源
(図示しない)により電源非投入時にもバツクア
ツプされている。
かくして、電源が投入されると、Busyフラグ、
蒸溜器加熱フラグ、蒸溜器予熱フラグ、加熱
CNT及び予熱CNTが自動的にクリアされ、蒸溜
器加熱フラグと蒸溜器予熱フラグが判別される。
斯る加熱フラグは蒸溜器加熱キーを操作した時と
運転プログラム中で蒸溜器への排液が指示されて
いる時に立つ。予熱フラグは蒸溜器予熱キーを使
用者が操作した時に立ち、且つ予熱解除操作しな
ければその後に電源がしや断された時にも維持さ
れる。
使用者の操作キーは、ドライクリーナーとして
の種々の行程の時間、手法、温度等を変更できる
もの、予め記憶されている複数個の運転プログラ
ムの中から1つを選択するものから主に構成され
ている。そして、これらのキー操作によつて運転
内容を定めた後にスタートキーが操作されると、
運転が開始する。
洗浄時間が零に設定してある場合は脱液時間の
存在を判別するが、通常は洗浄、脱液の各時間の
存在を判別した後に選択した運転プログラム中で
蒸溜器13への排液を指示しているかを判別し、
その場合にキー操作とは無関係に蒸溜器加熱フラ
グを立て、加熱CNTを「0\」とすると共に加熱
タイマーをクリアし、Busyフラグを立て、モー
ドCNT及び行程CNTをクリアする。モード
CNTは「0\」では洗浄、「1」では脱液を各々示
している。また、洗浄モードに於ける行程CNT
は「0\」では給液を、「1」ではドラムの低速反
転を各々示し、脱液モードに於ける行程CNTは
「0\」では排液を、「1」ではドラム高速回転(遠
心脱液)を各々示している。
行程CNTが「0\」であることから、給液が開
始し、次いでキー操作或いは運転プログラムの選
択によつて蒸溜器加熱フラグや蒸溜器予熱フラグ
が立つているかを判別し、適宜実行するが、斯る
動作は第4図と第5図のサブルーチンに基づいて
後述する。
Busyフラグが立ち、洗浄モードの指定により、
給液し、行程CNTが「1」と成ると、ドラムが
反転して洗浄作業が設定時間だけ実行される。こ
の後に脱液モードに代り、排液から開始するが、
この排液手法として蒸溜器13への排液が運転プ
ログラムで指示してあれば、加熱CNTを「1」
とする。
そして、脱液モードでは所定位まで排液した後
に回転ドラムを所定時間高速回転し、遠心脱液を
実行するものである。
尚、ドライクリーナは斯る洗浄、脱液を数回繰
返し、この後に乾燥、脱臭の各モードに移行する
のが一般的であるが、本実施例では説明を省いて
いる。
こうして一連のモードが終了すると、報知、表
示し、Busyフラグをクリアして次回運転に備え
ている。
次に、蒸溜器加熱の動作を第4図に基づいて説
明する。
蒸溜器加熱は、加熱キーの設定操作等によつ
て、蒸溜器加熱フラグが立つている場合(1に設
定されている場合)に実行される。
加熱CNTは、電源投入直後にクリアされてい
る(「0」に設定されている)から、弁25,2
6を開放して、全能力(約130℃)で加熱する
(S−1)。
そして、脱液に入る直前に、加熱CNTが「1」
に設定されるから、加熱CNTが「1」になつた
時点から5分計時し(S−2)〜(S−4)、加
熱CNTを「2」に設定する(S−5)。
加熱CNTが「2」になると、クーラー21が
40℃以下に低下するのをセンサー29が検出する
まで待機し(S−6)(S−7)、検出されると、
弁25,26を閉成して(S−8)、加熱フラグ
をクリアし(S−9)、予熱フラグが立つていれ
ば加熱CNTをクリアしておく(S−10)。
更に、蒸溜器予熱の動作を第5図に基づいて説
明する。
蒸溜器予熱は、予熱キーの設定操作によつて、
蒸溜器予熱フラグが立つている場合(1に設定さ
れている場合)に実行される。
予熱CNTは、電源投入直後にクリアされてい
る(「0」に設定されている)から、まず弁26
だけを開放する(S−11)。これにより器内の温
度が上昇するから、センサー27が100℃以上を
検出した時点で、弁26を閉じ(S−12)〜(S
−14)、予熱CNTを「1」にシフトさせる(S−
15)。この状態で、器内の温度が80℃以下になる
まで待機し(S−16)、予熱CNTを「2」にシフ
トさせる(S−17)。次に、予熱タイマーが120秒
間をカウントし(S−18)〜(S−20)、タイム
アツプすると予熱CNT及びタイマーをクリアし
(S−21)(S−22)、以下これまでの動作を繰り
返す。
要するに、この蒸溜器予熱の動作は、まず器内
を100℃以上に加熱した後、80℃以下まで低下さ
せ、更に120秒経過後に再び加熱を始めるもので
ある。
検出温度の100℃と80℃は、トリクロルエタン
(沸点74℃)の例であり、溶剤によつて変えるこ
とができる。また、センサー27に代えて圧力ス
イツチを用いることができ、この場合は100℃に
は0.5Kg/cm2、80℃には0.1Kg/cm2が対応してお
り、これに合せて第5図のフローチヤートが書き
換えられる。
このように本実施例にあつては、キー操作によ
つて蒸溜器予熱を指示した時には洗浄、脱液等の
モードの実行とは無関係に蒸溜器の予熱を開始し
て、次に溶剤の蒸溜再生作業を立上り良く実行す
ることができる。そして、予熱(保温)状態を確
保するに際し、予熱手段(弁26)の作動−非作
動の回数を予熱タイマーの併用によつて減少でき
るものである。
また、本実施例にあつては、キー操作によつて
蒸溜器加熱を指示した時は洗浄、脱液等のモード
の実行とは無関係に単独で溶剤の蒸溜再生作業を
行なうことができると共に、運転プログラム中に
蒸溜器排液を指示している時はモードの実行と同
時に加熱を開始し、次の再生作業を一早く実行し
て作業時間を短縮することができる。
尚、本実施例にあつては、洗濯槽15内のドラ
ムを各種のキー操作によつて洗浄、脱液、乾燥の
各モードにて所望どおり回転させることができ、
例えば給液後の一定時間だけドラムを停止してソ
ープ投入状態の溶剤中に浸す所謂浸し洗い、ドラ
ムを2秒ON−1秒OFFと云うように1回転しな
い程度に駆動する洗い、(或いは乾燥)が可能で
ある。また、ドラムの反転周期は1秒から99分99
秒までの範囲で変更できる。
そして、本実施例にあつては、水分離器22と
第2タンク2との間に水分除去装置を介在させ、
水分離された溶剤中から微量の水を除去すること
ができる。これは、第7図で示すように筒状の容
器31内に筒状のフイルター32をパツキン33
…を介して蓋34で押えて収容している。このフ
イルター32は例えばポリエチレンフタレート、
ポリエステル不織布等の極細繊維素材から成る油
水分離フイルターである。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、溶剤の熱分解を抑えた予熱時
は、溶剤沸点近傍での保温時間を、予熱手段を頻
繁に作動すること無く確保することができてお
り、溶剤の蒸溜再生作業を短時間に且つ経済的に
実行する蒸溜装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部を断面せる機構図、
第2図は制御ブロツク図、第3図,第4図及び第
5図は動作説明のためのフローチヤート、第6図
は配管機構図、第7図は他の実施例の要部断面図
である。 13……蒸溜器、21……クーラー、22……
水分離器、25……主加熱用のスチーム供給弁、
26……予熱用のスチーム供給弁(予熱手段)、
27……センサー(感温手段)、30……マイコ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸溜器に設けられた小熱量の予熱手段と、蒸溜
    器内の温度を測定する感温手段と、感温手段が測
    定した高、低の各所定温度を判別する高、低の各
    温度判別手段と、低温度判別手段からの判別信号
    によつて作動前時間をカウントするタイマーと、
    高温度判別手段からの判別信号によつて予熱手段
    を非作動にすると共に、タイマーからの時間信号
    によつて予熱手段を作動する作動制御手段とを備
    えたドライクリーナの蒸溜装置。
JP20244186U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0246872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20244186U JPH0246872Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS63103892U JPS63103892U (ja) 1988-07-06
JPH0246872Y2 true JPH0246872Y2 (ja) 1990-12-10

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