JPH0246701A - 超伝導バリスタ - Google Patents

超伝導バリスタ

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JPH0246701A
JPH0246701A JP63198541A JP19854188A JPH0246701A JP H0246701 A JPH0246701 A JP H0246701A JP 63198541 A JP63198541 A JP 63198541A JP 19854188 A JP19854188 A JP 19854188A JP H0246701 A JPH0246701 A JP H0246701A
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JP
Japan
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superconductor
varistor
layer
superconducting
electrode
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Application number
JP63198541A
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English (en)
Inventor
Noboru Ebara
江原 襄
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は超電導膜と、その超電導膜とほぼ同じ構造の物
質からなる障壁層を積層した超電導ノ<リスクに関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来バリスタは、はとんどセラミックスで、−般的には
酸化亜鉛(ZnO)が用いられ、その導電性の粒子の粒
界に、焼成のときの原料の添加物を析出させ、電気的障
壁層を形成させていた。
以上の障壁層を通過する電流を流したとき、その電流−
電圧特性が非直線になることを利用してバリスタを作製
していた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ZnOによりバリスタを作るときは粉末ZnOと添加物
を混合し、加圧成型した上焼成すると、成長するZnO
の結晶粒子と、その粒子の周囲に析出され、電気的な障
壁層を形成する前記の添加物の膜になっていた。
以上のように、バリスタのZnOセラミックは製造は比
較的簡単であるが、その内部のZnO粒子の粒径、及び
9粒界の厚さなどを一定に制御するのは不可能であった
従って、製造した製品の特性にバラツキが多く、安全を
見込んで作るため製品の外形が大きくなるなどという欠
点があった0 これは、バリスタの作用をする粒界の障壁層が均一でな
いため、小さい粒子からなるセラミックの粒界面積は大
きいが障壁層としての作用をする粒界は少なく一定の仕
様にすると、バリスタの外形が大型になった。
第2の問題点としては、上記の説明からも分るようにセ
ラミックスの粒子の特性や粒径及び粒界が一様にならな
いことから、バリスタとしての電圧−電流特性の均一な
製品を作ることが難しく、特に、最近のように比較的低
電圧の数ボルト(v)で正確な動作電圧の作動をするバ
リスタへの要求を満たすのは困難であった。
更に、第3の問題点としては、このセラミックスが半導
体化されているが比較的抵抗値が高い結晶粒と、その粒
界の障壁層となる高抵抗からなり、この粒界がコンデン
サの構成になるから、等測的には個々の抵抗Ri  及
びコンデンサCi が直・並列に多数接続された回路と
みることができる。このコンデンサは、粒子が微小であ
るから1個当りでは容量が小さいが、粒子が多数であり
、トータルとしての容量は犬きくなり、従って、このセ
ラミックの抵抗−コンデンサ回路のトータルのRC値が
大きくなる。
従って入力に対する遅れ、又は、歪みを生じていた。
本発明は、従来のバリスタがもつ以上のような問題点を
解消し、均一な構成にすることによる小型化とし、RC
による遅れの極めて小さくしたバリスタを提供すること
を目的としている。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、主体になる導電層の構成に超伝導体を用いて
、その電気抵抗を全く零にすること、また、障壁層を構
成する材料もバリスタとして最も電気的特性のよい組成
で、かつ、均一な構成にするものであり、このような超
伝導体と、障壁層の構成体を、成膜技術によって所定の
厚さずつ交互に積層することにより、バリスタに安定し
た非直線電圧−電流特性をもたせるものである。
く作 用〉 本発明により、導電層の抵抗を全く零にすることができ
、障壁層も必要最小限になるので、そこの構成から生じ
る電気的容量も最小になりRCに上る時定数は極めて小
さくすることができ信号処理の遅れの問題はなくなる。
又、電気的な耐圧(バリスタ電圧)も、前記の積層数を
調整することにより、任意の特性のバリスタを設計し、
かつ、製造することが可能になる。
〈実施例〉 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明に於ては臨界温度Tc を高くできることが期待
できるBia Srz CaCuz 07+δの組成を
もつセラミック超伝導体を用いた。又、この組成による
膜作製は、その組成の超伝導層を作るとき、結晶成長の
方向性などで膜の表面が平担にならないのを防ぐため、
−度合成した超伝導体を粉砕で微粉末し、有機溶媒と均
一に混合してスラリー状にしたものを塗布し、焼成する
方法を用いた0なお、上記の超伝導体の特性を改良する
ため少量のpb  を添加した。
本実施例で作製したバリスタの構造は、第 図の通りで
ある。
これは、基板1である、イツトリウムで安定化したジル
コニア(YSZ )の板上に、銀(Ag)を約1μmの
厚さ蒸着して基板側のAg電極2を形成した。電極2の
上に前記のスラリー状にした超伝導体を塗布し焼成する
方法でセラミック超伝導体層3′  を形成した。この
層31の厚さは約5μmであり、続いて層3Mの上にA
r  02ガスによるスパッタリング法でBizO3の
セラミック障壁層41を約10OAの厚さに形成した。
以上の工程を繰シ返すことにより超伝導体層−障壁層を
くり返し所定の積層数を形成し、最終の超伝導体層3の
上面にインジウム−ガリウム(In−Ca)の合金を塗
布し一方の電極5とした0大きさは小型のチップバリス
タ程度にした0作製したバリスタ6は、液体窒素温度に
冷却して、小さい磁石を近ずけると反撥していた。これ
はマイスナー効果と認められた0又、実施例のビスマス
系セラミック超伝導体はTc が78K[hであること
は明らかである。
以上のバリスタを78Kに保ち、その電流−電圧CI 
−V )特性を測定した結果を示したのが第2図である
。この図で現れているI −V特性の非直線性から、障
壁層のBi2O3膜が超電導電子のトンネル障壁として
は厚すぎて有名なジョセフソン接合を形成していないこ
とを示しており、その非直線が現れる電圧の大きさから
、前記のBig03膜を電圧によって通過するバリスタ
の動作を行っていることを示している。
本発明の超電導バリスタ6を第1図で見ると分るように
バリスタ電流が流れる殆んどの部分は抵抗Rのない超電
導体で構成されているので、障壁層をはさんで容量(C
)の作用をしても全体でRC効果は小なく、信号の遅延
は極めて小さくなる〇又、障壁層の厚さと数は任意に設
定できるので、小型化と高性能化・低バリスタ電圧化を
可能にし、高速な動作をするマイクロエレクトロニクス
回路に適したバリスタにすることができる。
以上で説明した実施例は、本発明のl実施例の説明であ
り、本発明の範囲は実施例の範囲に限定されない〇 実施例では基板1にYSZを使用したがこの他5rTi
Os、MgOなどの安定した材料の基板を用いることが
できる0 超伝導体も実施例のB1−8r−Ca−Cu−0系に限
られることなく、Tl−Ca−Ba−Cu−0゜又は、
Y−Ba−Cu−0系などのセラミック超伝導体、又は
Nb−Ge、Nb  klなどの合金系超伝導体を用い
ることもできる、これは真空蒸着又はスパッタリングで
膜を形成し、その表面を酸化することで絶縁膜にするこ
とができる0更に極低温で使用するときはNb、Pbな
どの元素超伝導体を用いることもでき、BEDT−TT
F系、TMTSF系などの有機超伝導体とそれらとほぼ
同じ構造の絶縁膜を用いて超伝導バリスタを構成しても
、本発明の作用と効果を得ることができる0以上の超伝
導体は、実施例のセラミック超伝導体を合成してスラリ
ー化し塗布する方法に限定されることなく条件によって
はCVD法やスノくツタリング法などを用いることが出
来る○又、元素超伝導体は真空蒸着法を用いることもで
きる0有機超伝導体は塗布、又は、スクリーン印刷法な
どを用いることができる。
更に、電極材料としてもAg蒸着膜、In−Gaの合金
だけでなく、Au の蒸着膜や、AuやAgのペースト
、又は、Ti  膜などから、使用する超伝導体に応じ
て適宜選択して使用することができる0 〈発明の効果〉 本発明により、全く抵抗をもたない超伝導層を用いるこ
とと、超伝導層と絶縁層を交互に積層することでコンデ
ンサ作用の面積が小さくなることで、高速な動作のバリ
スタにすること、及び、前記の超電導層と絶縁層の積層
化でバリスタとし電圧を低電圧から正確に決めることが
可能で、精密なバリスタ動作を要求されるマイクロエレ
クトロニクス、特に、ジョセフソン素子からなる回路に
も利用できるバリスタの作製が可能になった0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の超伝導バリスタの実施例の構成を示す
断面図、第2図は本発明の超伝導バリスタの実施例のI
 −V特性図である。 1はYSz基板、2と5は電極、3は超電導体層、4は
障壁層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.超伝導膜層と電気的障壁になる膜層を交互に積層し
    、その積層構成の対向す超伝導膜層に電極を形成したこ
    とを特徴とする超伝導バリスタ。
  2. 2.前記超伝導バリスタに於て超伝導膜が酸化物超伝導
    体からなり、障壁層が酸化物絶縁体からなることを特徴
    とする請求項1記載の超伝導バリスタ。
  3. 3.前記超伝導バリスタに於て、超伝導体が単元素又は
    化合物超伝導体からなり、障壁層を前記超電導体の酸化
    物であることを特徴とする請求項1記載の超電導バリス
    タ。
JP63198541A 1988-08-08 1988-08-08 超伝導バリスタ Pending JPH0246701A (ja)

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