JPH0245860Y2 - - Google Patents
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- JPH0245860Y2 JPH0245860Y2 JP8140283U JP8140283U JPH0245860Y2 JP H0245860 Y2 JPH0245860 Y2 JP H0245860Y2 JP 8140283 U JP8140283 U JP 8140283U JP 8140283 U JP8140283 U JP 8140283U JP H0245860 Y2 JPH0245860 Y2 JP H0245860Y2
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- cassette
- film
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- sheet film
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
1 産業上の利用分野
本考案は、例えば、X線撮影装置等に用いるカ
セツトに感光性フイルムを装填し、撮影後カセツ
トからフイルムを取り出すシートフイルム装填・
回収装置に関する。
セツトに感光性フイルムを装填し、撮影後カセツ
トからフイルムを取り出すシートフイルム装填・
回収装置に関する。
2 従来技術
まず、シートフイルム装填・回収装置の概略に
ついて説明する。
ついて説明する。
シートフイルム装填・回収装置は、三つの部屋
に区画されており、未使用のフイルムを多数収納
したサプライマガジンが装着する部分を有し、フ
イルムサイズ別に複数のサプライマガジンを用意
し、数段に重ねてここに装着している装置もあ
る。サプライマガジンがここに装着されると、サ
プライマガジンの開閉蓋は開き、公知の吸盤機構
により一枚のフイルムが取り出され、所定の位置
まで搬送され、ここで待機する。
に区画されており、未使用のフイルムを多数収納
したサプライマガジンが装着する部分を有し、フ
イルムサイズ別に複数のサプライマガジンを用意
し、数段に重ねてここに装着している装置もあ
る。サプライマガジンがここに装着されると、サ
プライマガジンの開閉蓋は開き、公知の吸盤機構
により一枚のフイルムが取り出され、所定の位置
まで搬送され、ここで待機する。
一方、撮影済のフイルムが装填されたカセツト
が挿入されると、カセツトの蓋は開けられ、撮影
済のフイルムは前記したと同様の吸盤機構により
回収され、一番上の部屋にセツトされているレシ
ーブマガジンまで搬送される。そして、空となつ
たカセツトには、待機中の未使用のフイルムが装
填され、蓋がロツクされることとなる。未使用の
フイルムが装填されたカセツトは、外部に排出さ
れ、撮影後に再びこの装置のカセツト挿入部に入
れるとカセツト内のフイルムは回収され、レシー
ブマガジンに送られ、レシーブマガジンに適当な
枚数が搬入されたとき、これをまとめて現像処理
をすることとなる。この装置は、撮影済のフイル
ムの装填したカセツトが挿入される毎に以上の動
作を繰り返す。
が挿入されると、カセツトの蓋は開けられ、撮影
済のフイルムは前記したと同様の吸盤機構により
回収され、一番上の部屋にセツトされているレシ
ーブマガジンまで搬送される。そして、空となつ
たカセツトには、待機中の未使用のフイルムが装
填され、蓋がロツクされることとなる。未使用の
フイルムが装填されたカセツトは、外部に排出さ
れ、撮影後に再びこの装置のカセツト挿入部に入
れるとカセツト内のフイルムは回収され、レシー
ブマガジンに送られ、レシーブマガジンに適当な
枚数が搬入されたとき、これをまとめて現像処理
をすることとなる。この装置は、撮影済のフイル
ムの装填したカセツトが挿入される毎に以上の動
作を繰り返す。
ここで、何回も撮影が行なわれ、サプライマガ
ジン内に未使用のフイルムがなくなつたときに問
題が発生する。
ジン内に未使用のフイルムがなくなつたときに問
題が発生する。
撮影済みのフイルムを装填したカセツトを挿入
し、フイルムを回収し、レシーブマガジンに搬入
した後、このカセツトのサイズに対応するフイル
ムがサプライマガジン待機部になく、カセツトに
フイルムを装填できないときに、未使用のフイル
ムを収納しているサプライマガジンを装着するま
で、この装置の操作を中断することとすれば、カ
セツトは、中央の部屋に挿入されたままであり、
撮影済のフイルムを装填した他のカセツトは、シ
ートフイルム装填・回収装置に挿入できずフイル
ムを回収することはできない。その場所に不足し
たフイルムがあり、このサプライマガジンを装着
することが出来れば問題はないが、その現場に不
足したフイルムがないとき、フイルムが到着する
まで、この装置の操作を中断しなければならない
のでは、直ちに現像をしたいフイルムが他にある
とき、このカセツトをこの装置に挿入できず、フ
イルムを回収することができないこととなり、問
題がある。
し、フイルムを回収し、レシーブマガジンに搬入
した後、このカセツトのサイズに対応するフイル
ムがサプライマガジン待機部になく、カセツトに
フイルムを装填できないときに、未使用のフイル
ムを収納しているサプライマガジンを装着するま
で、この装置の操作を中断することとすれば、カ
セツトは、中央の部屋に挿入されたままであり、
撮影済のフイルムを装填した他のカセツトは、シ
ートフイルム装填・回収装置に挿入できずフイル
ムを回収することはできない。その場所に不足し
たフイルムがあり、このサプライマガジンを装着
することが出来れば問題はないが、その現場に不
足したフイルムがないとき、フイルムが到着する
まで、この装置の操作を中断しなければならない
のでは、直ちに現像をしたいフイルムが他にある
とき、このカセツトをこの装置に挿入できず、フ
イルムを回収することができないこととなり、問
題がある。
そこで、従来は、挿入されたカセツトのフイル
ムと同一サイズのフイルムがサプライマガジンに
ないときでも、この装置の操作の中断を避けるた
め、カセツトにフイルムが装填されたこととし、
カセツトにフイルムがない状態でも、これを外部
に排出していた。このようにすれば、サプライマ
ガジンにフイルムがなくても、カセツトは外部に
排出されるから、他のカセツトを挿入し、直ちに
現像を必要とするフイルムの回収をすることが出
来、未使用のフイルムが現場に到着するまで中断
する必要はなくなる。
ムと同一サイズのフイルムがサプライマガジンに
ないときでも、この装置の操作の中断を避けるた
め、カセツトにフイルムが装填されたこととし、
カセツトにフイルムがない状態でも、これを外部
に排出していた。このようにすれば、サプライマ
ガジンにフイルムがなくても、カセツトは外部に
排出されるから、他のカセツトを挿入し、直ちに
現像を必要とするフイルムの回収をすることが出
来、未使用のフイルムが現場に到着するまで中断
する必要はなくなる。
しかし、前記した手段は、サプライマガジンに
未使用のフイルムがないときでも、カセツトには
このフイルムの装填があつたこととして取り扱
い、外部に排出している。従つて、フイルム装
填・回収装置の表示部に今排出したカセツトには
フイルムが装填されていないことを表示しても、
排出されたカセツトの外観からはこれを判別する
ことができなかつた。このため、フイルムの装填
されなかつたカセツトを、装填されたものと取扱
うような事があつたのである。即ち、フイルムが
装填されていないカセツトに撮影し、後でこれに
気付くといつた不測の事態が発生し、再び撮影を
やり直さざるを得ず、従来の手段では、これを完
全に防ぐことが出来なかつた。
未使用のフイルムがないときでも、カセツトには
このフイルムの装填があつたこととして取り扱
い、外部に排出している。従つて、フイルム装
填・回収装置の表示部に今排出したカセツトには
フイルムが装填されていないことを表示しても、
排出されたカセツトの外観からはこれを判別する
ことができなかつた。このため、フイルムの装填
されなかつたカセツトを、装填されたものと取扱
うような事があつたのである。即ち、フイルムが
装填されていないカセツトに撮影し、後でこれに
気付くといつた不測の事態が発生し、再び撮影を
やり直さざるを得ず、従来の手段では、これを完
全に防ぐことが出来なかつた。
3 考案の目的
本考案者は、鋭意努力の結果、フイルムがカセ
ツトに装填されていないことを、単にシートフイ
ルム装填・回収装置の表示部に表示するのではな
く、この装置から排出されるカセツトの外観に明
らかにすれば、前記した問題点が解消出来ると考
え、本考案をするに至つた。
ツトに装填されていないことを、単にシートフイ
ルム装填・回収装置の表示部に表示するのではな
く、この装置から排出されるカセツトの外観に明
らかにすれば、前記した問題点が解消出来ると考
え、本考案をするに至つた。
4 考案の構成
即ち、本考案は、カセツト内のシートフイルム
を取り出すように、カセツトの蓋を開ける開蓋手
段と、 装置内にカセツトが挿入され、前記開蓋手段に
より開蓋されたのち、前記カセツト内のシートフ
イルムを回収する回収手段と、 シートフイルムを収納しているサプライマガジ
ンと、 前記サプライマガジンから、前記開蓋手段によ
つて開蓋されたカセツト内にシートフイルムを装
填する装填手段と、 カセツトの蓋を閉じた状態にする閉蓋手段とを
有し、 前記装填手段によりシートフイルムがカセツト
内に装填されると共に、前記閉蓋手段によりカセ
ツトの蓋が閉じた状態になつたのち、前記カセツ
トを装置外に排出するシートフイルム装填・回収
装置において、 挿入されたカセツトに装填すべきシートフイル
ムが前記サプライマガジンにあるかどうかを判別
する判別手段と、 前記判別手段により、挿入された前記カセツト
に対応するシートフイルムが前記サプライマガジ
ン中に存在しないと判別された時に、前記開蓋手
段と前記回収手段とを駆動させ、且つ前記装填手
段と前記閉蓋手段とを非駆動状態とし、蓋が閉じ
た状態にならなかつたカセツトを装置外に排出す
る制御手段とを有することを特徴とするシートフ
イルム装填・回収装置に係るものである。
を取り出すように、カセツトの蓋を開ける開蓋手
段と、 装置内にカセツトが挿入され、前記開蓋手段に
より開蓋されたのち、前記カセツト内のシートフ
イルムを回収する回収手段と、 シートフイルムを収納しているサプライマガジ
ンと、 前記サプライマガジンから、前記開蓋手段によ
つて開蓋されたカセツト内にシートフイルムを装
填する装填手段と、 カセツトの蓋を閉じた状態にする閉蓋手段とを
有し、 前記装填手段によりシートフイルムがカセツト
内に装填されると共に、前記閉蓋手段によりカセ
ツトの蓋が閉じた状態になつたのち、前記カセツ
トを装置外に排出するシートフイルム装填・回収
装置において、 挿入されたカセツトに装填すべきシートフイル
ムが前記サプライマガジンにあるかどうかを判別
する判別手段と、 前記判別手段により、挿入された前記カセツト
に対応するシートフイルムが前記サプライマガジ
ン中に存在しないと判別された時に、前記開蓋手
段と前記回収手段とを駆動させ、且つ前記装填手
段と前記閉蓋手段とを非駆動状態とし、蓋が閉じ
た状態にならなかつたカセツトを装置外に排出す
る制御手段とを有することを特徴とするシートフ
イルム装填・回収装置に係るものである。
5 実施例
以下、本考案の実施例を、図面を使用し、詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、本考案の機構を備えたシートフイル
ム装填・回収装置の概略図である。
ム装填・回収装置の概略図である。
この装置の下部1には、未使用のフイルムFが
多数収納されているサプライマガジンが装着さ
れ、第1図では、サイズの異なるフイルムを収納
した3種のサプライマガジンSM1〜SM3が装着さ
れていることを示している。中央部は、未使用の
フイルムをカセツトC内に装填し、撮影済のフイ
ルムFをカセツトCから取出すために設けられた
部屋である。上部3は、カセツトCから取出した
撮影済のフイルムを、レシーブマガジンRMに搬
入するために設けられている。
多数収納されているサプライマガジンが装着さ
れ、第1図では、サイズの異なるフイルムを収納
した3種のサプライマガジンSM1〜SM3が装着さ
れていることを示している。中央部は、未使用の
フイルムをカセツトC内に装填し、撮影済のフイ
ルムFをカセツトCから取出すために設けられた
部屋である。上部3は、カセツトCから取出した
撮影済のフイルムを、レシーブマガジンRMに搬
入するために設けられている。
つぎに、この装置の動作について説明する。例
えば、サプライマガジンSM1をこの装置に装着
し、サプライマガジンSM1のシヤツタ4を開く
と、サプライマガジンSM1内に収納されているフ
イルムの最上部1枚が吸盤5により吸引され、そ
の1片がローラ6に挟持される所まで搬送され
る。ローラ6に挾持されたフイルムは、ローラ6
が回転することにより搬送され、マイクロスイツ
チS1を押す。マイクロスイツチS1が作動すること
によりロール6の回転は停止し、フイルムはここ
で待機状態となり、中央部のカセツトCの装着部
からの指令を待つ。指令があると、ローラ7,
8,9,10,11,12が回転し、そのカセツ
トCのサイズに応じたフイルムを搬送し、カセツ
トCに挿入する。カセツトCにフイルムが挿入さ
れると、カセツトCの蓋は閉じられ、ロツクされ
て、撮影の準備が完了した事になる。ここで、カ
セツトCを装置から取出し、撮影機にセツトして
撮影し、撮影終了後カセツトCをこの装置の中央
部のカセツト挿入部2に装着すると、カセツトC
は開蓋され、内部の撮影済のフイルムは、吸盤機
構により取出され搬送ローラによりレシーブマガ
ジンRM内に挿入される。
えば、サプライマガジンSM1をこの装置に装着
し、サプライマガジンSM1のシヤツタ4を開く
と、サプライマガジンSM1内に収納されているフ
イルムの最上部1枚が吸盤5により吸引され、そ
の1片がローラ6に挟持される所まで搬送され
る。ローラ6に挾持されたフイルムは、ローラ6
が回転することにより搬送され、マイクロスイツ
チS1を押す。マイクロスイツチS1が作動すること
によりロール6の回転は停止し、フイルムはここ
で待機状態となり、中央部のカセツトCの装着部
からの指令を待つ。指令があると、ローラ7,
8,9,10,11,12が回転し、そのカセツ
トCのサイズに応じたフイルムを搬送し、カセツ
トCに挿入する。カセツトCにフイルムが挿入さ
れると、カセツトCの蓋は閉じられ、ロツクされ
て、撮影の準備が完了した事になる。ここで、カ
セツトCを装置から取出し、撮影機にセツトして
撮影し、撮影終了後カセツトCをこの装置の中央
部のカセツト挿入部2に装着すると、カセツトC
は開蓋され、内部の撮影済のフイルムは、吸盤機
構により取出され搬送ローラによりレシーブマガ
ジンRM内に挿入される。
撮影済のフイルムが取出されたカセツトCに
は、再び下部の待機中の未使用のフイルムが挿入
される。
は、再び下部の待機中の未使用のフイルムが挿入
される。
カセツトの出入の操作を行なつている間、この
装置は以上の動作を繰り返し、レシーブマガジン
には撮影済のフイルムが何枚も挿入される。適当
な枚数となつたときに、レシーブマガジンをこの
装置から取出し、他のフイルム供給装置を用いて
現像機へ供給し、現像を行なえばよい。
装置は以上の動作を繰り返し、レシーブマガジン
には撮影済のフイルムが何枚も挿入される。適当
な枚数となつたときに、レシーブマガジンをこの
装置から取出し、他のフイルム供給装置を用いて
現像機へ供給し、現像を行なえばよい。
また、上記において、公知の方式に基いて、カ
セツトCから回収された撮影済みのフイルムを自
動現像装置(図示せず)へ直接送出することがで
きる。
セツトCから回収された撮影済みのフイルムを自
動現像装置(図示せず)へ直接送出することがで
きる。
つぎに、カセツトCの蓋の開閉機構につき詳細
に説明をする。
に説明をする。
第2図は、このフイルム装填・回収装置に使用
するカセツトCを表わした図である。基板13に
は、蓋14を閉じておくための止金16と、これ
を解除するための解除金具15とが設けられてお
り、蓋14には、閉じた状態で止金16と係合す
べく爪17が設けられている。
するカセツトCを表わした図である。基板13に
は、蓋14を閉じておくための止金16と、これ
を解除するための解除金具15とが設けられてお
り、蓋14には、閉じた状態で止金16と係合す
べく爪17が設けられている。
第3図から第7図までは、撮影済のフイルムを
収納したカセツトCを、カセツト受板18に装着
したときの、カセツトCの蓋14の開閉機構の動
作状態を示す側面図である。カセツト受板18の
1片には、一方をカム19の偏心位置に取付けら
れた圧着レバー20が取付けられ、カム19が回
転をすることにより、カセツトCは、その片方が
上下する。例えば、第4図に示すように、カム1
9が矢印方向に回転をすると、圧着レバー20に
よりカセツトCの一片は押上げられ、傾斜し、カ
セツトガイド板(図示せず)に設けられた解放爪
21が、カセツトCの解除金具15上に設けられ
た溝22と噛み合う。解放爪21は、スプリング
23を介してカセツトガイド板に取付けられてい
るが、このスプリング23でカセツトCの蓋14
を開くだけの力はなく、カセツトCを半固定する
だけである。そして、カム19が矢印方向に回転
を続けると、カム19の偏心位置に取付けられた
解放レバー24の一片25が解放爪21を押圧す
る。カセツトCは圧着レバー20により押上げら
れ、一方解放爪21は解放レバー24の一片25
により押圧されるから、解放爪21はカセツト3
の解除金具15を押すこととなり、カセツトCの
爪17は止金16から解放され、蓋14は開くこ
ととなる。第5図はこの状態を示している。開か
れたカセツトCの蓋14は、第1図に示す蓋吸引
機構30により、フイルムの挿入、取出しの邪魔
にならない位置まで持ち上げられる。
収納したカセツトCを、カセツト受板18に装着
したときの、カセツトCの蓋14の開閉機構の動
作状態を示す側面図である。カセツト受板18の
1片には、一方をカム19の偏心位置に取付けら
れた圧着レバー20が取付けられ、カム19が回
転をすることにより、カセツトCは、その片方が
上下する。例えば、第4図に示すように、カム1
9が矢印方向に回転をすると、圧着レバー20に
よりカセツトCの一片は押上げられ、傾斜し、カ
セツトガイド板(図示せず)に設けられた解放爪
21が、カセツトCの解除金具15上に設けられ
た溝22と噛み合う。解放爪21は、スプリング
23を介してカセツトガイド板に取付けられてい
るが、このスプリング23でカセツトCの蓋14
を開くだけの力はなく、カセツトCを半固定する
だけである。そして、カム19が矢印方向に回転
を続けると、カム19の偏心位置に取付けられた
解放レバー24の一片25が解放爪21を押圧す
る。カセツトCは圧着レバー20により押上げら
れ、一方解放爪21は解放レバー24の一片25
により押圧されるから、解放爪21はカセツト3
の解除金具15を押すこととなり、カセツトCの
爪17は止金16から解放され、蓋14は開くこ
ととなる。第5図はこの状態を示している。開か
れたカセツトCの蓋14は、第1図に示す蓋吸引
機構30により、フイルムの挿入、取出しの邪魔
にならない位置まで持ち上げられる。
ここで、撮影済のフイルムは、カセツトCから
取出され、未使用のフイルムが挿入されることと
なる。カセツトCは第5図に示すよう傾斜してい
るので、フイルムは正規の位置に確実に装填され
るようになる。なお、圧着レバー20に取付けら
れているスプリング25は、圧着レバー20の動
作により、カセツト受板18等に無理な力がかか
るとき、これを吸収するために設けられている。
取出され、未使用のフイルムが挿入されることと
なる。カセツトCは第5図に示すよう傾斜してい
るので、フイルムは正規の位置に確実に装填され
るようになる。なお、圧着レバー20に取付けら
れているスプリング25は、圧着レバー20の動
作により、カセツト受板18等に無理な力がかか
るとき、これを吸収するために設けられている。
つぎに、カセツトCの蓋14を閉じる場合につ
いて説明する。
いて説明する。
カセツトC内にフイルムが装填されると、カム
19を反時計方向に回転させて、カセツト受板1
8を水平位置とする。ここで、解放レバー24の
一端が取付けられているカム27が第6図に示す
ように矢印の方向に回転をすると、解放レバー2
4は支軸9を揺動中心として、矢印の方向に傾
き、解放レバー24に取付けられている圧着ロー
ラ28がカセツトCの蓋14の上部に位置する。
そして、第6図に示すように、カム19が再び時
計方向に回転をすると圧着レバー20がカセツト
受板18を押上げ、カセツトCの蓋14は、圧着
ローラ28によりカセツトCの基板13に押圧さ
れ、蓋14は閉じられる。第7図は、この状態を
示している。
19を反時計方向に回転させて、カセツト受板1
8を水平位置とする。ここで、解放レバー24の
一端が取付けられているカム27が第6図に示す
ように矢印の方向に回転をすると、解放レバー2
4は支軸9を揺動中心として、矢印の方向に傾
き、解放レバー24に取付けられている圧着ロー
ラ28がカセツトCの蓋14の上部に位置する。
そして、第6図に示すように、カム19が再び時
計方向に回転をすると圧着レバー20がカセツト
受板18を押上げ、カセツトCの蓋14は、圧着
ローラ28によりカセツトCの基板13に押圧さ
れ、蓋14は閉じられる。第7図は、この状態を
示している。
この位置でカム19の回転を止め、カセツト受
板18の押圧げを停止する。そして、カム19を
反時計方向に回転させ、カセツトCを水平位置に
戻すと共に、カム27を回転させることにより圧
着ローラ28をカセツトC上から移動させる。
板18の押圧げを停止する。そして、カム19を
反時計方向に回転させ、カセツトCを水平位置に
戻すと共に、カム27を回転させることにより圧
着ローラ28をカセツトC上から移動させる。
ここで、カセツトCを外部に排出し、撮影後に
再びカセツトCをこの装置に装着することにより
1サイクルが終了した事になる。
再びカセツトCをこの装置に装着することにより
1サイクルが終了した事になる。
つぎに、この装置の部屋2に挿入されたカセツ
トCのサイズのフイルムがサプライマガジンSM1
等になかつた場合におけるカセツトCの蓋14の
開閉機構の動作につき説明する。
トCのサイズのフイルムがサプライマガジンSM1
等になかつた場合におけるカセツトCの蓋14の
開閉機構の動作につき説明する。
部屋2に挿入されたカセツトCから撮影済のフ
イルムを回収し、レシーブマガジンRMに搬送す
る動作は、サプライマガジンSM1等にカセツトサ
イズのフイルムがあるとないとに拘らず行なわれ
るものであり、第3図から第6図に示す動作によ
りカセツトCの蓋14は開かれ、フイルムは回収
され、レシーブマガジンRMに搬入される。そし
て、部屋1のフイルムが待機している場所のマイ
クロスイツチS1等により、フイルム無しの信号が
出されると、これが第1図の一点鎖線で示すよう
に解放レバー24の一端が取付けられているカム
27の駆動機構に入力され、これによつてカム2
7の回転を停止させることとしている。従つて、
解放レバー24に取付けられている圧着ローラ2
8は、カセツトCの蓋を閉じるときとは異なり、
カセツトCの蓋の上部に位置せず、第5図に示す
状態を維持する。従つて、カム19が第7図に示
すように時計方向に回転をし、圧着レバー20が
カセツト受板18を押上げても、圧着レバー20
がカセツトCの蓋14の上に位置しないから、蓋
14は押圧されず、ロツクされないこととなり、
この状態でカセツトCは外部に排出される。即
ち、カセツトCに装填するフイルムがないとき
は、カセツトCの蓋14をロツクせず、開いた状
態で外部に排出することとしたのである。
イルムを回収し、レシーブマガジンRMに搬送す
る動作は、サプライマガジンSM1等にカセツトサ
イズのフイルムがあるとないとに拘らず行なわれ
るものであり、第3図から第6図に示す動作によ
りカセツトCの蓋14は開かれ、フイルムは回収
され、レシーブマガジンRMに搬入される。そし
て、部屋1のフイルムが待機している場所のマイ
クロスイツチS1等により、フイルム無しの信号が
出されると、これが第1図の一点鎖線で示すよう
に解放レバー24の一端が取付けられているカム
27の駆動機構に入力され、これによつてカム2
7の回転を停止させることとしている。従つて、
解放レバー24に取付けられている圧着ローラ2
8は、カセツトCの蓋を閉じるときとは異なり、
カセツトCの蓋の上部に位置せず、第5図に示す
状態を維持する。従つて、カム19が第7図に示
すように時計方向に回転をし、圧着レバー20が
カセツト受板18を押上げても、圧着レバー20
がカセツトCの蓋14の上に位置しないから、蓋
14は押圧されず、ロツクされないこととなり、
この状態でカセツトCは外部に排出される。即
ち、カセツトCに装填するフイルムがないとき
は、カセツトCの蓋14をロツクせず、開いた状
態で外部に排出することとしたのである。
第8図は、サイズの異なる3種のサプライマガ
ジンを装着したときのフローチヤートである。
ジンを装着したときのフローチヤートである。
以上の動作をさせる制御は、第3図〜第7図の
カム19の周面上に設けたマイクロスイツチMS1
等の信号を、論理回路、あるいはマイクロコンピ
ユータに入力させることにより行なうことができ
る。
カム19の周面上に設けたマイクロスイツチMS1
等の信号を、論理回路、あるいはマイクロコンピ
ユータに入力させることにより行なうことができ
る。
6 考案の効果
従来は、サプライマガジンにシートフイルムが
ないときでも、カセツトにフイルムが装填された
と同様に、カセツトの蓋をロツクし閉じた状態で
外部に排出していた。このため、カセツトの外観
からはカセツト内のフイルムの有無がわからず、
空のカセツトを撮影に使用する等の過ちがあつ
た。
ないときでも、カセツトにフイルムが装填された
と同様に、カセツトの蓋をロツクし閉じた状態で
外部に排出していた。このため、カセツトの外観
からはカセツト内のフイルムの有無がわからず、
空のカセツトを撮影に使用する等の過ちがあつ
た。
しかし、本考案によれば、フイルムがカセツト
内に装填されないときは、カセツトの蓋がロツク
されず、開いた状態で、フイルム装填・回収装置
から排出される。カセツトの蓋が開けられていれ
ば、例え中に未使用のフイルムが装填されていた
としても、すでに感光され、撮影には使用できな
いことを誰もが気が付くものである。
内に装填されないときは、カセツトの蓋がロツク
されず、開いた状態で、フイルム装填・回収装置
から排出される。カセツトの蓋が開けられていれ
ば、例え中に未使用のフイルムが装填されていた
としても、すでに感光され、撮影には使用できな
いことを誰もが気が付くものである。
即ち、カセツト内に未使用フイルムが装填され
ていないことを、フイルム装填・回収装置の表示
部に示すのではなく、カセツト自体の蓋を開けて
おくことで表現しているのである。カセツト自体
にフイルムの有無を区別をする印を付すことも考
えられるが、このような手段ではどうしても間違
いが発生するが、カセツトの蓋が開けられていれ
ば、一目瞭然このカセツトを撮影に使用出来ない
ことが理解出来、間違いが発生する事が非常に少
なくなつた。
ていないことを、フイルム装填・回収装置の表示
部に示すのではなく、カセツト自体の蓋を開けて
おくことで表現しているのである。カセツト自体
にフイルムの有無を区別をする印を付すことも考
えられるが、このような手段ではどうしても間違
いが発生するが、カセツトの蓋が開けられていれ
ば、一目瞭然このカセツトを撮影に使用出来ない
ことが理解出来、間違いが発生する事が非常に少
なくなつた。
図面は、本考案の実施例を示すものであつて、
第1図はシートフイルム装填・回収装置の概略
図、第2図はカセツトの概略図、第3図、第4
図、第5図、第6図、第7図はカセツトの蓋の開
閉機構の動作説明図、第8図はフローチヤート図
である。 なお、図面に用いられている符号について、C
……カセツト、SM1,SM2,SM3……サプライマ
ガジン、RM……レシーブマガジン、MS1,
MS2,MS3……マイクロスイツチ、19,27…
…カムである。
第1図はシートフイルム装填・回収装置の概略
図、第2図はカセツトの概略図、第3図、第4
図、第5図、第6図、第7図はカセツトの蓋の開
閉機構の動作説明図、第8図はフローチヤート図
である。 なお、図面に用いられている符号について、C
……カセツト、SM1,SM2,SM3……サプライマ
ガジン、RM……レシーブマガジン、MS1,
MS2,MS3……マイクロスイツチ、19,27…
…カムである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カセツト内のシートフイルムを取り出すよう
に、カセツトの蓋を開ける開蓋手段と、 装置内にカセツトが挿入され、前記開蓋手段に
より開蓋されたのち、前記カセツト内のシートフ
イルムを回収する回収手段と、 シートフイルムを収納しているサプライマガジ
ンと、 前記サプライマガジンから、前記開蓋手段によ
つて開蓋されたカセツト内にシートフイルムを装
填する装填手段と、 カセツトの蓋を閉じた状態にする閉蓋手段とを
有し、 前記装填手段によりシートフイルムがカセツト
内に装填されると共に、前記閉蓋手段によりカセ
ツトの蓋が閉じた状態になつたのち、前記カセツ
トを装置外に排出するシートフイルム装填・回収
装置において、 挿入されたカセツトに装填すべきシートフイル
ムが前記サプライマガジンにあるかどうかを判別
する判別手段と、 前記判別手段により、挿入された前記カセツト
に対応するシートフイルムが前記サプライマガジ
ン中に存在しないと判別された時に、前記開蓋手
段と前記回収手段とを駆動させ、且つ前記装填手
段と前記閉蓋手段とを非駆動状態とし、蓋が閉じ
た状態にならなかつたカセツトを装置外に排出す
る制御手段とを有することを特徴とするシートフ
イルム装填・回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140283U JPS601146U (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | シートフィルム装填・回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8140283U JPS601146U (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | シートフィルム装填・回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS601146U JPS601146U (ja) | 1985-01-07 |
JPH0245860Y2 true JPH0245860Y2 (ja) | 1990-12-04 |
Family
ID=30211371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8140283U Granted JPS601146U (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | シートフィルム装填・回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601146U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3610659C1 (de) * | 1986-03-29 | 1987-03-26 | Agfa Gevaert Ag | Roentgenblattfilmkassettenent- und -beladegeraet |
DE3610660C1 (de) * | 1986-03-29 | 1987-04-16 | Agfa Gevaert Ag | Roentgenblattfilmkassetten-Beladegeraet |
-
1983
- 1983-05-30 JP JP8140283U patent/JPS601146U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS601146U (ja) | 1985-01-07 |
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