JPH024562A - シリアルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤドツトプリンタ、インクジェットプリ
ンタ、熱転写プリンタ等のシリアルプリンタに関し、特
に、往復移動可能なキャリッジ上に設けられた記録ヘッ
ドと外装内に固定された部品とを接続するケーブル類で
あって、該ケーブル類はキャリッジの前記移動方向に伸
びて円弧を描くように屈曲部が形成されており、キャリ
ッジの往復移動に追従して前記屈曲部が移動するように
なっているシリアルプリンタに関する。

〔従来の技術〕

近年、オフィスコンピュータ、パーソナルコンピュータ
、ワードプロセッサ等の出力装置としてプリンタの需要
の伸びは目ざましく、その中でも低価格のプリンタとし
て各種シリアルプリンタの占める割合が大きい、シリア
ルプリンタには、ワイヤドツトプリンタをはじめインク
ジェットプリンタ、熱転写プリンタなどがあるが、いず
れのプリンタにおいても印字品位の向上が望まれており
、記録ドツトの高密度化が進んでいる。これに伴ない印
字（記録）ヘッドと回路基板とを接続するフラットケー
ブル、フレキシブルケーブルの大容量化によって、該ケ
ーブルの本数、太さが増加する傾向にある。また、イン
クジェットプリンタにおいては、ケーブルの他に、イン
ク供給部から印字（記録ヘッド）へインクを供給するた
めのインク供給チューブが備えられており、該インクジ
ェットプリンタのカラー化、印字品位の向上により、該
インク供給チューブの本数が増加する傾向にある。

第７図は、従来のインクジェット方式のシリアルプリン
タの概略斜視図である。

記録（印字）ヘッド１を備え、ガイド軸５□５２に移動
可能に保持されているキャリッジ４には、駆動プーリ９
、被駆動プーリ７に支持されたタイミングベルト１０の
両端が接続されており、このキャリッジ４は、駆動プー
リ９を回転させるモータ８によって駆動されて、記録紙
２ｏの記録面に沿って、プラテン６の長手方向（矢印Ｘ
方向）に往復移動する。この記録紙２０は、記録紙ガイ
ド１９に支持され、送り用モータ１２の駆動ギア１３と
噛合する被駆動ギア１４が一端に固定された送りローラ
１１によって、プラテン６と記録ヘッド１の間に案内搬
送される。一方、記録ヘッド１は、記録紙２０に向けて
インク滴を吐出させる不図示のノズルが形成されており
、このノズル（不図示）にはインクカセット１８、イン
クカセット１８に針で接続するインク残量検出器１７、
インク供給チューブ２２，２３、キャリッジ４上のサブ
インクタンク３を介してインクが供給される。またノズ
ル（不図示）に設けられた不図示の吐出手段には、回路
基板１６からコネクタ１６１、フラットケーブル２４、
印字ヘッドドライブ回路２を介してインク供給信号が選
択的に供給される。なお、ケーブル類であるインク供給
チューブ２２．２３は、シャーシ２１を貫通し、キャリ
ッジ４の往復移動方向（矢印Ｘ方向）に伸びて円弧を描
くように、屈曲部２２１、２３□が形成されており、一
端部が止め具４１でキャリッジ４に、他端部が不図示の
止め具でシャーシ２１に固定されており、ケーブル類で
あるフラットケーブル２４も同様にシャーシ２１を貫通
し、矢印Ｘ方向に伸びて円弧を描くように屈曲部２４１
が形成されており、インク供給チューブ２２２３の隣に
位置している。キャップを有したヘッド回復機構１５は
、プラテン６の一端部近傍に設けられており、記録ヘッ
ド１がホームポジション（ＨＰ）に移動されてノズルの
目づまり防止のためのインクの吸い出し、予備吐出等の
回復操作が行なわれるようになっている。

なお、上述の構成部品の全ては、はぼ中空方形体の不図
示の外装内に収容されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のシリアルプリンタでは、ケーブル類であ
るインク供給チューブ、フラットケーブルはそれぞれキ
ャリッジの往復移動方向に伸びて円弧を描くように、屈
曲部が形成され、一端部がキャリッジ上のザブインクタ
ンク、印字ヘッドドライブ回路に接続されているため、
該キャリッジが往復移動範囲の中央部や一端部近傍に位
置するときは、前記屈曲部の曲率半径が大きくなり、イ
ンク供給チューブ、フラットケーブルが・外装の天板に
当たって、摩耗、断線したり、またキャリッジの移動が
なめらかに行なわれなくなる恐れがあるので、外装を必
要以上に大型にする必要があり、このため外装内のデッ
ドスペースが増加し、プリンタ全体も大型になって、信
頼性が低下するという欠点がある。

本発明は、往復移動可能なキャリッジ上に設けられた記
録ヘッドと外装内に固定された部品とを接続するケーブ
ル類であって、該ケーブル類はキャリッジの前記移動方
向に伸びて円弧を描くように屈曲部が形成されており、
キャリッジの往復移動に追従して前記屈曲部が移動する
ようになっているシリアルプリンタにおいて、インク供
給チューブ、フラットケーブル等のケーブル類が外装の
天板に当接せず、キャリッジのなめらかな移動が可能な
、小型で高信頼性のシリアルプリンタを提供することを
目的としている。

〔課題を解決するための手段］ 本発明のシリアルプリンタは、往復移動可能なキャリッ
ジ上に設けられた記録ヘッドと外装内に固定された部品
とを接続するケーブル類であって、該ケーブル類はキャ
リッジの前記移動方向に伸びて円弧を描くように屈曲部
が形成されており、キャリッジの往復移動に追従して前
記屈曲部が移動するようになっているシリアルプリンタ
において、 一端がキャリッジに固定され、自由端側かケープル類に
当接し、キャリッジの往復移動方向に伸縮する伸縮部材
を有する。

そして、伸縮部材がキャリッジ上に設けられたブラケッ
トと、直線状のスリットが形成され、該スリットの長手
方向がキャリッジの往復移動方向とほぼ一致するように
、一端部が前記ブラケットに固定された出張板と、複数
のリンクがコイルばねを備えた複数のヒンジで伸縮自在
で、伸びた状態に連結され、前記複数のヒンジのうち、
幅方向における中央部の各ヒンジには段付軸が備えられ
、該段付軸がスリットにガイドされてリンクの下面がケ
ーブル類に当接するように一端が前記出張板に固定され
たレバーとから構成されている。

さらに、伸縮部材が、キャリッジの往復移動方向に互い
に対向するようにキャリッジ上に設けられた一対のブラ
ケットと、前記往復移動方向に伸びるように前記一対の
ブラケットを遊嵌状態で挿通ずる摺動軸と、下面がケー
ブル類に当接するように前記摺動軸の一端に固定された
板と、前記−対のブラケット間の摺動軸に貫入されて設
けられたコイルスプリングと、前記コイルスプリングの
部近傍で前記一対のブラケット間の摺動軸に固定された
Ｅリングとから構成されている。

また、キャリッジ上に設けられたブラケットと、一方の
面がケーブル類に当接するように一端が前記ブラケット
に固定されたベルトと、外装内に駆動モータで回転可能
に設けられ、前記ベルトの他端が固定された巻取りブー
りとを有する。

また、キャリッジの往復移動方向に互いに対向するよう
にキャリッジ上に設けられた一対のブラケットと、一方
の面がケーブル類に当接するように両端がそれぞれ前記
一対のブラケットに固定されたベルトと、前記キャリッ
ジの往復移動範囲の両端部近傍に位置するように少なく
とも一方が駆動モータで回転可能に設けられ、前記ベル
トを支持する一対の巻取りブーりとを有する。

〔作　用〕

上記のように構成された本発明では、キャリッジの往復
移動方向に伸縮する伸縮部材の自由端側がケーブル類に
当接することにより、ケーブル類の屈曲部の曲率半径が
ほぼ一定に保たれ、増大しない。

そして、コイルばねでキャリッジの往復移動方向に常に
伸びるように付勢され、一端がキャリッジのブラケット
に固定されたレバーの下面がケーブル類に当接している
と、キャリッジが往復移動範囲の中央部、一端部近傍に
位置してケーブル類の屈曲部の曲率半径が大きい（円弧
状のふくらみが大きい）ときには、該レバーは伸びて、
該レバーの先端部が前記屈曲部に当接し、一方キャリッ
ジが往復移動範囲の他端部近傍に位置して、ケーブル類
の屈曲部の曲率半径が小さいときには、該レバーは、自
由端側かシャーシの側板に当たって、縮むので、キャリ
ッジの往復移動範囲をせばめることなくケーブル類の屈
曲部の曲率半径の増大が防止される。

さらに、コイルばねによりキャリッジの往復移動方向に
伸びる摺動軸の大部分が常にケーブル類の存在する側に
位置するように付勢され、該摺動軸の一端に固定された
板の下面がケーブル類に当接していると、キャリッジが
往復移動範囲の中央部、一端部近傍に位置してケーブル
類の屈曲部の曲率半径が大きい（円弧状のふくらみが大
きい）ときには、前記板は屈曲部近傍に当接し、一方、
キャリッジが往復移動範囲の他端部近傍に位置してケー
ブル類の屈曲部の曲率半径が小さいときには、板の先端
がシャーシの側板に当たり、コイルばねの抗力に抗して
摺動軸の大部分がケーブル類の存在する反対側に位置す
るので、キャリッジの往復移動範囲をせばめることなく
、ケーブル類の屈曲部の曲率半径の増大が防止される。

また、一方の面がケーブル類に当接するようにベルトの
一端がキャリッジ上のブラケットに固定され、他端が巻
取りプーリに固定され、該巻取りブーりに備えられ、キ
ャリッジの往復移動に追従するように駆動される駆動モ
ータによりベルトが適当に巻取りブーりに巻出し、巻取
られるので、キャリッジの往復移動範囲をせばめること
なく、ケーブル類の屈曲部の曲率半径の増大が防止され
る。

また、一方の面がケーブル類に当接するように少なくと
も一方が駆動モータを備えた２つの巻取りプーリに支持
されたベルトの両端がキャリッジ上のブラケットに固定
され、キャリッジの移動が前記駆動モータの動力で行な
われるので、キャリッジの往復移動範囲をせばめること
なく、低コストにケーブル類の屈曲部の曲率半径の増大
が防止される。

［実施例］ 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明のシリアルプリンタの第１の実施例の概
略斜視図、第２図は、第１図の一部を断面にし、キャリ
ッジ４が往復移動範囲の両端部近傍に位置する状態を示
す概略図、第３図は第１図においてキャリッジ４が往復
移動範囲の一端部近傍に位置する状態を示す概略斜視図
である。

本実施例のシリアルプリンタは、第７図に示した従来例
と同様なキャリッジ４の、インク供給チューブ２２，２
３、フラットケーブル２４が通過する一上面端にブラケ
ット４２を設け、はぼ中央部に直線状のスリット２５１
が形成された板状の出張板２５の一端を、該スリット２
５１の長手方向がキャリッジ４の往復移動方向（矢印Ｘ
方向）に一致するように、ブラケット４２の上面に固定
し、さらに複数のリンク２６１が不図示のコイルばねを
備えた複数のヒンジ２６２で伸縮自在、伸びた状態に連
結されて構成されたレバー２６の一端を、伸縮の方向が
矢印Ｘ方向に一致し、幅方向における中央部のヒンジが
スリット２５１の真上に位置し、リンク２６□の下端が
前記インク供給チューブ２２，２３、フラットケーブル
２４に当接するように出張板２５に固定したものである
。

なお、複数のヒンジ２６２のうちレバー２６の幅方向に
おける中央部の各ヒンジには、スリット２５１にガイド
される段付軸２６３が備・えられており、レバー２６が
確実にキャリッジ４の往復移動方向（矢印Ｘ方向）に伸
縮可能で、上方に浮いたり曲ったりすることがないよう
になっている。

次に、本実施例の動作について説明する。

キャリッジ４が第２図に示したように往復移動範囲の一
端部近傍や中央部に位置して、インク供給チューブ２２
，２３、フラットケーブル２４の屈曲部２２１．２３□
、２４１の曲率半径が大きい（円弧状のふくらみが大き
い）ときには、レバー２６は、上述の不図示のコイルは
ねにより伸びた状態であり、レバー２６の先端部がイン
ク供給チューブ２２，２３．、フラットケーブル２４の
屈曲部２２．．２３□、２４１近傍に当接し、−方、キ
ャリッジ４が第２図、第３図に示したように往復移動範
囲の他端部近傍に位置してインク供給チューブ２２．２
３、フラットケーブル２４の屈曲部２２．．２３□、２
４１の曲率半径が小さいときにはレバー２６は、自由端
がシャーシ２１の側板２１１に当たることにより、縮む
。

なお、ヒンジ２６２に備えられたコイルばねの代わりに
、レバー２６の先端とシャーシ２１の側板２１．に、互
いに異極の一対の磁石を設けることにより、キャリッジ
４が往復移動範囲の中央部や一端部近傍に位置する時に
、前記一対の磁石間の吸引磁力でレバー２６が伸びるよ
うにしてもよい。

したがって、キャリッジ４の往復移動範囲をせばめるこ
となく、インク供給チューブ２２゜２３、フラットケー
ブル２４の屈曲部２２１゜２３、．２４１の曲率半径の
増大が防止され、インク供給チューブ２２，２３、フラ
ットケーブル２４が外装２７の天板２７□に当接せず、
キャリッジ４のなめらかな移動が可能であるとともに、
外装２７内のデッドスペースが減少し、外装２７を小型
にできる。

第４図は本発明のシリアルプリンタの第２の実施例の概
略斜視図である。

本実施例のシリアルプリンタは第７図に示した従来例と
同様なキャリッジ４の上面両端に、それぞれ軸孔３１ａ
、３２ａ、軸孔３１ｂ、３２ｂが形成された同形状のブ
ラケット４３．４４をキャリッジ４の往復移動方向（矢
印Ｘ方向）に互いに対向するように固定し、２本の摺動
軸３１゜３２を矢印×方向に伸びるように、それぞれ軸
孔３１ａ、３１ｂ、軸孔３２ａ、３２ｂに遊嵌状態で挿
通させ、摺動軸３１．３２の一端に、下面がインク供給
チューブ２２，２３、フラットケーブル２４に当接する
ように、板３３を固定し、さらにブラケット４３．４４
間の摺動軸３１にコイルスプリング３４を貫入し、コイ
ルスプリング３４の部近傍でブラケット４３，４．間の
摺動軸３１にＥリング３１ｃを固定したものであり、板
３３が常に矢印Ｙ向きに付勢されている。

次に、本実施例の動作について説明する。

キャリッジ４が往復移動範囲の一端部近傍や中央部に位
置してインク供給チューブ２２，２３、フラットケーブ
ル２４の屈曲部２２１，２３．。

２４１の曲率半径が大きい（円弧状ふくらみが大きい）
ときには、板３３はコイルスプリング３４の抗力で矢印
Ｙ方向に付勢された状態で前記屈曲部２２１．２３１．
２４１近傍に当接し、一方、キャリッジ４が往復移動範
囲の他端部近傍に位置して、インク供給チューブ２２，
２３、フラットケーブル２４の屈曲部２２．．２３□、
２４１の曲率半径が小さいときには、板３３の先端が不
図示のシャーシの側板に当たることにより、コイルスプ
リング３４の抗力に抗して摺動軸３１．３２の大部分が
インク供給チューブ２２，２３、フラットケーブル２４
の存在する反対側に位置することになる。

なお、コイルスプリング３４の代わりに板３３の先端と
シャーシの側板に、互いに異極の一対の磁石を設けるこ
とにより、キャリッジ４が往復移動範囲の中央部や一端
部近傍に位置する時に、前記一対の磁石間の吸引磁力で
板３３が矢印Ｙ向きに付勢されるようにしてもよい。

したがって、キャリッジ４の往復移動範囲をせばめるこ
となくインク供給チューブ２２，２３、フラットケーブ
ル２４の屈曲部２２１、２３□。

２４１の曲率半径の増大が防止され、インク供給チュー
ブ２２，２３、フラットケーブル２４が不図示の外装の
天板に当接せず、キャリッジ４のなめらかな移動が可能
であるとともに、外装内のデッドスペースが減少し、外
装を小型にできる。

第５図は、本発明のシリアルプリンタの第３の実施例の
一部を断面にし、キャリッジ４が往復移動範囲の両端部
近傍に位置する状態を示す概略図である。

本実施例のシリアルプリンタは、第７図に示した従来例
と同様なキャリッジ４の、インク供給チューブ２２，２
３、フラットケーブル２４が過通する一上面端にブラケ
ット４５を設け、外装２７の側板−隅部に不図示の駆動
モータで回転可能な巻取りプーリ３７を設け、さらに一
方の面がインク供給チューブ２２，２３、フラットケー
ブル２４に当接するようにベルト３８の一端をブラケッ
ト４５に固定し、他端を巻取りプーリ３７に固定したも
のである。

なお、キャリッジ４の矢印Ｘ方向の往復移動に伴ない、
キャリッジ４に追従するように上述の不図示の駆動モー
タにより巻取りプーリ３７が回転してベルト３８を適当
に巻取り、巻出すようになっている。

なお、上述の不図示の駆動モータの代わりに、巻取りプ
ーリ３７にゼンマイ等のばねを設けて巻取りプーリ３７
がベルト３８を常に巻き取る方向に付勢されていてもよ
い。

したがって、キャリッジ４の往復移動範囲をせばめるこ
となくインク供給チューブ２２，２３、フラットケーブ
ル２４の屈曲部２２．．２３．。

２４１の曲率半径の増大が防止され、インク供給チュー
ブ２２，２３、フラットケーブル２４が外装２７の天板
２７１に当接せず、キャリッジ４のなめらかな移動が可
能であるとともに、インク供給チューブ２２，２３、フ
ラットケーブル２４へのすべり摩擦の発生がなく、外装
２７内のデッドスペースが減少し、外装２７を小型にで
きる。

第６図は、本発明のシリアルプリンタの第４の実施例の
一部を断面にし、キャリッジ４が往復移動範囲の両端部
近傍に位置する状態を示す概略図である。

本実施例のシリアルプリンタは、第７図に示した従来例
と同様なキャリッジ４の上面両側端に、キャリッジ４の
往復移動方向に互いに対向するように一対のブラケット
４６，４？を設け、キャリッジ４の往復移動範囲の両端
部近傍で外装２７の側板−隅部に不図示の駆動モータで
回転可能な巻取りプーリ４０、側板他隅部に巻取りプー
リ３９を設け、さらに端がブラケット４６．４７に固定
されたベルト４１を一方の面がインク供給チューブ２２
，２３、フラットケーブル２４に当接可能なように巻取
りプーリ３９．４０に支持し、キャリッジ４の往復移動
を上述の不図示の駆動モータの動力で行なうようにした
ものである。

したがって、キャリッジ４の往復移動範囲をせばめるこ
となくインク供給チューブ２２，２３、フラットケーブ
ル２４の屈曲部２２１，２３．。

２４１の曲率半径の増大が防止され、インク供給チュー
ブ２２，２３、フラットケーブル２４が外装２７の天板
２７１に当接せず、キャリッジ４のなめらかな移動が可
能であるとともに、インク供給チューブ２２，２３、フ
ラットケーブル２４へのすべり摩擦の発生がなく、外装
２７内のデッドスペースが減少し、外装２７を小型にで
き、従来のキャリッジ駆動用のモータ、駆動プーリ、被
駆動プーリ、タイミングベルトが不要になるので低コス
トである。

〔発明の効果］ 本発明は上述のように構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。

請求項１記載のシリアルプリンタにおいては、キャリッ
ジの往復移動方向に伸縮する伸縮部材の自由端側かケー
ブル類に当接することにより、ケーブル類の屈曲部の曲
率半径がほぼ一定に保たれ、増大しないので、ケーブル
類が外装の天板に当接せず、ケーブル類の摩耗、断線が
防止され、さらに外装内のデッドスペースが減少して、
外装を小型にできるので、信頼性が向上し低コストであ
る。

請求項２記載のシリアルプリンタにおいては、コイルば
ねでキャリッジの往復移動方向に常に伸びるように付勢
され、一端がキャリッジのブラケットに固定されたレバ
ーの先端部がケーブル類に当接することにより、上記効
果のほか、キャリッジの往復移動範囲がせばめられるこ
とかないので、さらに信頼性が向上する。

請求項３記載のシリアルプリンタにおいては、コイルス
プリングによりキャリッジの往復移動方向に伸びる摺動
軸の大部分が常にケーブル類の存在する側に位置するよ
うに付勢され、該摺動軸の一端に固定された板の下面が
ケーブル類に当接することにより、上記効果のばか構造
が簡単なので、さらに信頼性が向上する。

請求項４記載のシリアルプリンタにおいては、一方の面
がケーブル類に当接するように一端がキャリッジ上のブ
ラケット、他端が巻取りプーリに固定されたベルトが、
腰巻取りブーりの駆動モータによりキャリッジの往復移
動に追従するように巻取りプーリに巻出し、巻取られる
ことにより、上記効果のほか、ケーブル類へのすべり摩
擦の発生がないので、さらに信頼性が向上する。

請求項５記載のシリアルプリンタにおいては、一方の面
がケーブル類に当接するように少なくとも一方が駆動モ
ータを備えた２つの巻取りプーリに支持されたベルトの
両端がキャリッジ上のブラケットに固定され、キャリッ
ジの移動が前記駆動モータ動力で行なわれることにより
、上記効果のほか、従来のキャリッジ駆動用のモータ、
駆動プーリ、被駆動プーリ、タイミングベルト等が不要
になるので、さらに低コストになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシリアルプリンタの第１の実施例の概
略斜視図、第２図は第１図の一部を断面にし、キャリッ
ジ４が往復移動範囲の両端部近傍に位置する状態を示す
概略図、第３図は第１図においてキャリッジ４が往復移
動範囲の一端部近傍に位置する状態を示す概略斜視図、
第４図は本発明のシリアルプリンタの第２の実施例の概
略斜視図、第５図、第６図はそれぞれ本発明の第３、第
４の実施例で一部を断面にし、キャリッジ４が往復移動
範囲の両端部近傍に位置する状態を示す概略図、第７図
は従来例の概略斜視図である。 １・・・・・・記録ヘッド（印字ヘッド）、２・・・・
・・印字ヘッドドライブ回路、３・・・・・・サブイン
クタンク、 ４・・・・・・キャリッジ、 ４１・・・止め具、 ４２．４３，４４，４５．４６．４７・・・・・・・・
・・・・ブラケット、 ５、．５２・・・・・・ガイド軸、 ６・・・・・・プラテン、 ７・・・・・・被駆動プーリ、 ８・・・・・・モータ、 ９・・・・・・駆動プーリ、 ！Ｏ・・・・・・タイミングベルト、 】１・・・・・・送りローラ、 １２・・・・・・送り用モータ、 １３・・・・・・駆動ギア、 】４・・・・・・被駆動ギア、 １５・・・・・・ヘッド回復機構、 ６・・・・・・回路基板、 ６１・・・コネクタ、 ７・・・・・・インク残量検出器、 ８・・・・・・インクカセット、 ９・・・・・・記録紙ガイド、 ２０・・・・・・記録紙、 ２１・・・・・・シャーシ、 ２１１・・・側板、 ２２、２３・・・・・・インク供給チューブ、２４・・
・・・・フラットケーブル、 ２２、．２３１，２４１・・・・・・屈曲部、２５・・
・・・・出張板、 ２５１　・・・スリット、 ２６・・・　・・・　レノ＼− ２６１・・・リンク、 ２６２・・・ヒンジ、 ２６３・・・段付軸、 ２７・・・・・・外装、 ２７１・・・天板、 ３１、３２・・・・・・摺動軸、 ３１ａ、　３１ｂ、　３２ａ、　３２ｂ　・・・−・・
軸孔、３１ｃ・・・・・・Ｅリング、 ３４・・・・・・・・・コイルスプリング、３７、３９
．４０・・・・・・巻取りプーリ、３８、４１・・・・
・・・・・ベルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）往復移動可能なキャリッジ（４）上に設けられた記
   録ヘッド（１）と外装内に固定された部品（１６、１７
   ）とを接続するケーブル類（２２、２３、２４）であっ
   て、該ケーブル類（２２、２３、２４）はキャリッジ（
   ４）の前記移動方向に伸びて円弧を描くように、屈曲部
   （２２＿１、２３＿１、２４＿１）が形成されており、
   キャリッジ（４）の往復移動に追従して前記屈曲部（２
   ２＿１、２３＿１、２４＿１）が移動するようになって
   いるシリアルプリンタにおいて、 一端がキャリッジ（４）に固定され、自由端側がケーブ
   ル類（２２、２３、２４）に当接し、キャリッジ４の往
   復移動方向に伸縮する伸縮部材を有するシリアルプリン
   タ。 ２）伸縮部材がキャリッジ（４）上に設けられたブラケ
   ット（４２）と、直線状のスリット（２５＿１）が形成
   され、該スリット（２５＿１）の長手方向がキャリッジ
   （４）の往復移動方向とほぼ一致するように、一端部が
   前記ブラケット（４２）に固定された出張板（２５）と
   、複数のリンク（２６＿１）が、コイルばねを備えた複
   数のヒンジ（２６＿２）で伸縮自在で、伸びた状態に連
   結され、前記複数のヒンジ（２６＿２）のうち、幅方向
   における中央部の各ヒンジには段付軸（２６＿３）が備
   えられ、該段付軸（２６＿３）がスリット（２５＿１）
   にガイドされて、リンク（２６＿１）の下面がケーブル
   類（２２、２３、２４）に当接するように、一端が前記
   出張板（２５）に固定されたレバー（２６）とから構成
   されている請求項１記載のシリアルプリンタ。 ３）伸縮部材がキャリッジ（４）の往復移動方向に互い
   に対向するようにキャリッジ（４）上に設けられた一対
   のブラケット（４＿３、４＿４）と、前記往復移動方向
   に伸びるように、前記一対のブラケット（４＿３、４＿
   ４）を遊嵌状態で挿通する摺動軸（３１、３２）と、下
   面がケーブル類（２２、２３、２４）に当接するように
   、前記摺動軸（３１、３２）の一端に固定された板（３
   ３）と、前記一対のブラケット（４＿３、４＿４）間の
   摺動軸（３１）に貫入されて設けられたコイルスプリン
   グ（３４）と、前記コイルスプリング（３４）の端近傍
   で、前記一対のブラケット（４＿３、４＿４）間の摺動
   軸（３１）に固定されたＥリング（３１ｃ）とから構成
   されている請求項１記載のシリアルプリンタ。 ４）往復移動可能なキャリッジ（４）上に設けられた記
   録ヘッド（１）と外装内に固定された部品（１６、１７
   ）とを接続するケーブル類（２２、２３、２４）であっ
   て、該ケーブル類（２２、２３、２４）はキャリッジ（
   ４）の前記移動方向に伸びて円弧を描くように、屈曲部
   （２２＿１、２３＿１、２４＿１）が形成されており、
   キャリッジ（４）の往復移動に追従して前記屈曲部（２
   ２＿１、２３＿１、２４＿１）が移動するようになって
   いるシリアルプリンタにおいて、 キャリッジ（４）上に設けられたブラケット（４＿５）
   と、 一方の面がケーブル類（２２、２３、２４）に当接する
   ように一端が前記ブラケット（４＿５）に固定されたベ
   ルト（３８）と、 外装（２７）内に、駆動モータで回転可能に設けられ、
   前記ベルト（３８）の他端が固定された巻取りプーリ（
   ３７）とを有するシリアルプリンタ。 ５）往復移動可能なキャリッジ（４）上に設けられた記
   録ヘッド（１）と外装内に固定された部品（１６、１７
   ）とを接続するケーブル類（２２、２３、２４）であっ
   て、該ケーブル類（２２、２３、２４）はキャリッジ（
   ４）の前記移動方向に伸びて円弧を描くように、屈曲部
   （２２＿１、２３＿１、２４＿１）が形成されており、
   キャリッジ（４）の往復移動に追従して前記屈曲部（２
   ２＿１、２３＿１、２４＿１）が移動するようになって
   いるシリアルプリンタにおいて、 キャリッジ（４）の往復移動方向に互いに対向するよう
   に、キャリッジ（４）上に設けられた一対のブラケット
   （４＿６、４＿７）と、 一方の面がケーブル類（２２、２３、２４）に当接する
   ように、端がそれぞれ前記一対のブラケット（４＿６、
   ４＿７）に固定されたベルト（４１）と、 前記キャリッジ（４）の往復移動範囲の両端部近傍に位
   置するように、少なくとも一方が駆動モータで回転可能
   に設けられ、前記ベルト（４１）を支持する一対の巻取
   りプーリ（３９、４０）とを有するシリアルプリンタ。