JP2019069615A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、大型の制御基板を搭載した際にも装置全体を小型化できる画像形成装置を提供する。【解決手段】主走査方向に往復移動するキャリッジと、キャリッジに搭載される記録ヘッドと、キャリッジの外側側面に設けられる液体供給管保持材と、一端が装置本体側に接続され、他端が液体供給管保持材の接続部と接続される可撓性を有する液体供給管と、キャリッジに水平に接続される制御基板とを備えた画像形成装置であって、制御基板は、キャリッジに対して搬送方向にずれた位置に並列配置され、キャリッジが主走査方向の一側端部にあるとき、液体供給管は、搬送方向に延在され、液体供給管の中途部が制御基板の下側を通る位置に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置の技術分野に関する。
シリアルタイプのインクジェット式の画像形成装置では、インク貯蔵部であるインクカートリッジを装置本体側に設け、インクカートリッジから可撓性のあるインクチューブを介してキャリッジに搭載された記録ヘッドにインクを供給する方式が用いられている。
上記の方式において、インクチューブの装置本体側とキャリッジの接続部との間の中途部を、キャリッジの主走査方向への移動に伴って可動できるように湾曲させて配置することで、記録ヘッドを小型化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記した従来技術は、キャリッジが主走査方向の端部まで移動した際に、インクチューブの最小屈曲半径を保つために、キャリッジの主走査方向の外側にインクチューブの配置空間を設ける必要がある。すると、装置本体をキャリッジの主走査方向(幅方向)に拡大させる必要があり、装置本体の大型化につながる。
ところで、近年、インクジェット式の画像形成装置は、記録ヘッドの高密度化が進み、記録ヘッドの制御基板が大型化している現状がある。しかし、現状に反して装置本体の上下方向の薄型化が市場から求められている。
このため、大型の制御基板を搭載しても、装置本体の上下方向の薄型化と、キャリッジの主走査方向の縮小化の両方を実現して、装置全体を小型化できる構成が求められている。
本発明の一つの実施形態の目的は、上記の点を鑑みてなされたものであり、大型の制御基板を搭載した際にも装置全体を小型化できる画像形成装置を提供することにある。
上記課題に鑑み、本発明の画像形成装置の一つの実施形態において、
被記録媒体の搬送方向に対して直交する主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、液体を供給する液体タンクを有する記録ヘッドと、
前記キャリッジの外側側面に設けられ、前記液体タンクと接続される液体供給管保持材と、
一端が装置本体側に接続され、他端が前記液体供給管保持材の接続部と接続されて前記液体タンクへ前記液体を供給する可撓性を有する液体供給管と、
前記キャリッジと装置本体側との間で電気信号を伝送するフレキシブルフラットケーブルと、
前記キャリッジに水平に接続され、前記フレキシブルフラットケーブルと前記記録ヘッドとを繋ぐ制御基板と、を備えた画像形成装置であって、
前記制御基板は、前記キャリッジに対して搬送方向にずれた位置に並列配置され、
前記キャリッジが前記主走査方向の一側端部にあるとき、
前記液体供給管は、前記搬送方向に延在され、当該液体供給管の中途部が当該制御基板の下側を通る位置に配置される。
本発明の一つの実施形態によれば、大型の制御基板を搭載した際にも装置全体を小型化できる画像形成装置を提供できる。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構成を説明する全体斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置の内部構成を説明する平面図である。 図2のI−I矢視断面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成するキャリッジが主走査方向における移動範囲の一側端部に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成するキャリッジが主走査方向における移動範囲の一側端部に移動した状態を説明する一部拡大平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成するキャリッジが主走査方向における移動範囲の一側端部に移動した状態を説明する一部拡大平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成するキャリッジが主走査方向における移動範囲の他側端部に移動した状態を説明する平面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成するキャリッジが主走査方向における移動範囲の他側端部に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。 フレキシブルフラットケーブルの制御基板への取付け構成の一例を示す一部拡大断面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成する上部カバーの構成を説明する側面図である。 本実施形態に係る画像形成装置を構成する上部カバーの異なる構成を説明する側面図である。
以下に、本発明に係る画像形成装置を、図面を参照しつつ説明する。しかし、本発明は下記に記載する例によって限定されるものではない。なお、以後の説明において、添付の全図面の記載の同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。したがって、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
本発明に係る画像形成装置は、記録ヘッド用の大型制御基板を搭載する際に、装置本体の上下方向の薄型化と、キャリッジの主走査方向の短縮化を効果的に行える構成とされている。以下、その点を図面を用いて説明する。
<全体構成>
先ず、本実施形態に係る画像形成装置100の内部構成から説明する。図1に、本実施形態に係る画像形成装置100の内部構成を説明する全体斜視図を示した。図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の内部構成を説明する平面図を示した。図1、図2は、説明の関係上、画像形成装置100の上部カバーなどの外装や取付部材などを取外した状態を示している。
本実施形態に係る画像形成装置100は、シリアルタイプのインクジェット記録方式であり、内部に用紙搬送手段を備えている。
用紙搬送手段は、用紙を搬送方向(矢印Y1−Y2方向)に搬送する搬送ローラ2と従動コロ3と、用紙を支持するプラテン1と、用紙をプラテン1に押し付ける加圧板4と、用紙をマシン排出口に搬送する排紙ローラ5と拍車ホルダ6とによって構成されている。勿論、上記各ローラを駆動する駆動源も搭載されている。
画像形成手段を構成するキャリッジ7は、装置本体の左右の側板8、9に懸架された搬送方向の上流側案内部材10と下流側案内部材11に、用紙搬送方向(矢印Y1−Y2方向)に直交する主走査方向(矢印X1−X2方向)に摺動自在に案内される様態で組み付けられている。また、主走査モータ12により、駆動プーリと従動プーリの間に張架されたタイミングベルト13を介して移動走査される。因みに、キャリッジ7の用紙搬送方向(矢印Y1−Y2方向)の位置は上流側案内部材10によって位置決めされる。
キャリッジ7は、記録ヘッド14を搭載している。記録ヘッド14は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する画像形成手段としての液滴吐出ヘッド及び当該液滴吐出ヘッドにインクを供給するヘッドタンク(液体タンクに相当)を含んでいる。上記構成の記録ヘッド14は、複数のノズルからなるノズル列が主走査方向と直交する副走査方向(矢印Y1−Y2方向)に配列されており、滴吐出方向が下方に向くように装着される。
キャリッジ7の外側側面(矢印X1側)にはインクチューブ保持材17が取付けられている。インクチューブ保持材17の搬送方向上流側(矢印Y1側)の端部は、前記したインクタンクと接続される。
前記した記録ヘッド14にインクを供給する可撓性のあるインクチューブ15(液体供給管に相当)は、装置本体側がチューブ固定部16、キャリッジ7側がインクチューブ保持材17によって取付け固定されている。インクチューブ15の装置本体側の端部は、装置本体に設けられたインク貯蔵部と接続されている。上記構成のインクチューブ15によって、装置本体に設けられたインク貯蔵部から記録ヘッド14にインクを供給することができる。
上記したインクチューブ15は、チューブ固定部16とインクチューブ保持材17との間の中途部150が、キャリッジ7の移動に伴って可動できるように撓ませて配置されている。
図示例のインクチューブ15は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を供給する4本のチューブを1セットにする構成とされている。
従来は、4本のチューブをそれぞれ2本ずつ束ねて2セットに分割し、キャリッジ7の右側端部及び左側端部にそれぞれ接続される構成であった。すると、プラテン1上に用紙詰まりが発生した場合、少なくともキャリッジの左側側面と接続されたインクチューブがプラテン1上に配置されてしまうため、用紙除去が困難になる課題がある。本実施形態の場合、インクチューブ15は、チューブ4本で1セットであり、キャリッジ7の片側(外側)に集約される構成であるため、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の右側端部(矢印X1側)にあるときプラテン1上にインクチューブ15が配置されることがない。したがって、用紙詰まり発生の際、ユーザーは装置本体上部から容易に用紙を除去することができる。
因みに、本実施形態はキャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端側(矢印X2側)においても、インクチューブ15の中途部150がプラテン1の直上から避けた位置に配置できる構成を有するが、その点は後述する。
キャリッジ7の搬送方向下流側(矢印Y2側)には、記録ヘッド14と接続される記録ヘッド用の制御基板18がキャリッジ7と水平に設けられている。本実施形態の制御基板18は、高密度化された大型の制御基板が使用される。
制御基板18の搬送方向上流側(矢印Y1側)の端部は、記録ヘッド14と接続されるが、搬送方向下流側(矢印Y2側)の端部は、フレキシブルフラットケーブル19が接続されている。フレキシブルフラットケーブル19はキャリッジ7と装置本体側との間で電気信号を伝送する機能を有する。
フレキシブルフラットケーブル19は、制御基板18からキャリッジ7の往路方向(矢印X2方向)に水平に延在する上部19aと、当該上部19aから下方へU字形状に折り返される折返し部19bと、当該折返し部19bからキャリッジ7の復路方向(矢印X1方向)に水平に延在する下部19cとを有している。下部19cはケーブル固定部20を経て装置本体内に配置される制御部と接続される。
したがって、フレキシブルフラットケーブル19により、キャリッジ7及び記録ヘッド14の動作に関する電気信号が制御部から伝達されて、画像形成が可能となる。上記構成のフレキシブルフラットケーブル19は、単純なU字形状の折返し部1つのみの構成で、装置本体内に這い回されるので低コスト化を達成できる利点がある。
本実施形態の画像形成装置100は、装置本体の上下方向の薄型化と、キャリッジ7の主走査方向の縮小化を効果的に実現する構成に特長がある。以下にその点を具体的に説明する。先ず、装置本体の上下方向の薄型化を実現する構成について説明する。
(上下方向の薄型化)
図3は、本実施形態に係る画像形成装置100を構成するキャリッジ7を説明する断面図であり、詳しくは図2のI−I矢視断面図である。本実施形態は特に大型の制御基板18の設置位置に特長がある。
従来の大型の制御基板は、記録ヘッド14の上面に水平配置されたり、記録ヘッド14の側面に垂直配置されていた。そのため、装置本体の上下方向の厚みは、制御基板の分だけ余計に厚くなってしまっていた。
本実施形態の制御基板18は、キャリッジ7の搬送方向下流側(矢印Y2側)の位置に水平に接続されている。即ち、制御基板18とキャリッジ7とは、搬送方向にずれた位置に配置されており、制御装置18はキャリッジ7と水平方向に並列配置される。
したがって、装置本体の上下方向の厚みは、従来に比して制御基板18の高さ分を縮小できるので薄型化を実現できる。
本実施形態の制御基板18は、更に当該制御基板18の上面位置が、記録ヘッド14の上面位置より低くなるように配置されている。したがって、キャリッジ7に係る高さを最小限に抑えて更なる薄型化に寄与できる。
図示例では制御装置18は、キャリッジ7の搬送方向下流側(矢印Y2側)に配置されていたが、搬送方向上流側(矢印Y1側)に配置されていても良い。
(主走査方向の縮小化)
次に、装置本体をキャリッジ7の主走査方向に縮小化する構成について図4〜図6に基づいて詳しく説明する。図4は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の右側端部(矢印X1側)に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。図5は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の右側端部(矢印X1側)に移動した状態を説明する一部拡大平面図である。図6は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の右側端部(矢印X1側)に移動した状態を説明する一部拡大平面図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図4に示すように、インクチューブ15がキャリッジ7の外側側面に設けられたインクチューブ保持材17によってキャリッジ7に固定され、記録ヘッド14のインク流入口21へ繋がる。インクチューブ保持材17のインク流入口21と反対側の端部には、インクチューブ15のキャリッジ7側の端部を接続する接続部17aが設けられている。
接続部17aのキャリッジ7の右側側面における上下方向(矢印Z1−Z2方向)の取付け高さ位置は、制御基板18の下端位置より下側(矢印Z2側)になるように配置されている。
また、図4、図5に示すようにキャリッジ7が、主走査方向における移動範囲の右側端部(矢印X1側端部)にあるとき、インクチューブ15の接続部17a側は、用紙の搬送方向下流側(矢印Y2方向)に向かって延在され、中途部150は制御基板18の下側に潜り込む位置に配置される構成とした。中途部150は、徐々に装置本体の中央部へ向かって湾曲する。
インクチューブ15が上記のように配置されることにより、装置本体の主走査方向(幅方向)の縮小化を実現できる。その点を図5、図6に基づいて説明する。
即ち、キャリッジ7に搭載された制御基板18の下側にインクチューブ15の中途部150が潜り込めない場合、図5に示すようにインクチューブ15の湾曲形状は15bの形状となり、主走査方向の外側(矢印X1側)に飛び出してしまう。一方、制御基板18の下側に潜り込む位置に配置すると、インクチューブ15の湾曲形状は15aの形状となり主走査方向の外側(矢印X1側)に膨らむことが無いため、装置本体の主走査方向の縮小化を実現できる。
また、図6に示すように、インクチューブ15の接続端部を主走査方向の外側(矢印X1側)に向けて延出させた場合、インクチューブ15の湾曲形状は15cの形状となり、主走査方向の外側へ大きく迫り出てしまう。一方、インクチューブ15の接続部17a側の接続端部を、キャリッジ7の右側側面に沿って搬送方向下流側(矢印Y2方向)に向かって延出させると、インクチューブ15の湾曲形状は15aの形状となる。すると、主走査方向の外側(矢印X1側)に膨らむことが無くなり、装置本体の主走査方向の縮小化を実現できる。
因みに、インクチューブ15は、インク中の水分の蒸発を防ぐため、相応の厚みが必要である。したがって、インクチューブ15の接続部17a側の接続端部が屈曲すると、インクチューブからの反力がキャリッジ7を捻るため、過大な反力はキャリッジ7の往復移動の精度に影響を与える場合がある。また、インクチューブ15の屈曲半径が小さくなるほど、インクチューブの屈曲耐久性が低下してしまう。
本実施形態の場合、湾曲形状15aのインクチューブ15を用紙の搬送方向に延出させた場合、15cの湾曲形状でインクチューブ15を主走査方向の外側へ延出させた場合よりも、インクチューブ保持材17近傍のインクチューブ屈曲半径を大きくできる。したがって、キャリッジ移動精度を確保でき、インクチューブ15の屈曲耐久性を向上できる利点がある。
上記してきた本実施形態の画像形成装置は、キャリッジ7の主走査方向における移動範囲のうち右側端部に位置する状態について説明した。次に、キャリッジ7の主走査方向における移動範囲の左側端部に位置する状態について説明する。
図7は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端部(矢印X2側)に移動した状態を説明する平面図である。図8は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端部(矢印X2側)に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。
図示の通り、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端部(矢印X2側)にあるとき、インクチューブ15の中途部150は、略S字状に湾曲配置され、プラテン1の直上位置を避ける様態に配置される。
これは、インクチューブ保持材17の接続部17aの先端位置が、プラテン1の搬送方向(矢印Y1−Y2方向)の中央線Jの位置(中央位置に相当)又は、中央線Jより制御基板18側の位置(矢印Y2側)に配置されていることが要因の一つである。図示例では中央線Jの位置に配置した例を示した。
上記した接続部17aの先端位置の具体的な設定には、中途部150がプラテン1を避ける位置へ配置できるようにインクチューブ15の厚みや長さ、弾性力などのパラメータなども考慮される。
したがって、キャリッジ7が左側端部へ移動した際に、中途部150がプラテン1を避ける位置へ確実に配置できる。
上記してきたように本実施形態の画像形成装置100は、キャリッジ7が走査方向の右側端側(矢印X1側)あるいは左側端側(矢印X2側)のいずれの場所に移動しても、インクチューブ15の中途部150をプラテン1の直上から避けた位置に配置できる。したがって、用紙詰まり発生の際、ユーザーは装置本体上部から容易に用紙を除去できる。
次に、フレキシブルフラットケーブル19とインクチューブ15とが、キャリッジ7の主走査方向への往復移動に応じて移動する際の移動範囲(空間)について図4、図8から説明する。図8に、キャリッジ7が移動範囲の左側端部に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。
従来のフレキシブルフラットケーブルは、図7に示す上流側案内部材10より上流側(矢印Y1側)に配置され、インクチューブ15の移動範囲上の空間に配置されていなかった。したがって、装置全体が大型化してしまう問題があった。
本実施形態では、図4に示すキャリッジ7の主走査方向の右側端部(矢印X1側)と、図8に示すキャリッジ7の主走査方向の左側端部(矢印X2側)の状態から明らかなように、U字形状に折り返す形状を有するフレキシブルフラットケーブル19は、インクチューブ15の上下位置を水平移動する構成である。つまり、キャリッジ7の往復移動に伴って移動するフレキシブルフラットケーブル19の移動範囲は、インクチューブ15の上下を挟むように形成されている。そのため、フレキシブルフラットケーブル19の移動範囲は、当該インクチューブ15の移動範囲と一部重なり、同様の空間を共有する。
したがって、画像形成装置100の装置本体の小型化に寄与できる。特に用紙の搬送方向(矢印Y1−Y2方向)の短縮化に寄与できる。
図7に示したフレキシブルフラットケーブル19は、キャリッジ7が左側端部(矢印X2側)に移動した際に、折返し部19bが装置本体の左側端辺から外方へ少し撓み出る様態となる。上記の撓み出る点を解決すべく、フレキシブルフラットケーブル19を、図9のような形態で制御基板18へ取付けても良い。以下のその点を説明する。
図9は、フレキシブルフラットケーブル19の制御基板18への取付け構成の一例を示す説明図であり、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端部(矢印X2方向)に移動した状態を示す一部拡大斜視図である。
即ち、フレキシブルフラットケーブル19の上部19aは、制御基板18の接続箇所から、制御基板18の上面181に沿ってキャリッジ7の往路方向(矢印X2方向)に向かって延在し、制御基板18の側面182に沿って折り返される。
そして、当該制御基板18の下面183に沿ってキャリッジ7の復路方向(矢印X1方向)に向かって延在し、制御基板18の下面183の内方寄り(矢印X1寄り)に設けられたケーブル保持部26により、再度キャリッジ7の往路方向(矢印X2方向)に折り曲げられる。
すると、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の左側端部に移動した際に、フレキシブルフラットケーブル19に形成される折返し部19bは、制御基板18の下側の領域内に配置され、制御基板18の主走査方向の外側に撓み出ることが無い。特許請求の範囲や明細書内に記載した「制御基板の下側の領域」とは、制御基板18の下側に存在する、制御基板18の幅方向の領域である。
上記の構成とすることで、フレキシブルケーブル19の可動範囲をさらに小さくでき、もっては装置本体の小型化に寄与できる。
本実施形態の画像形成装置100は、図10に示すように、インクチューブ15の主走査方向への移動領域の上部に、上部カバー22(外装部品に相当)と一体に形成された供給管ガイド部23(ガイド部に相当)が設けられていることが好ましい。また、フレキシブルフラットケーブル19の主走査方向への移動領域の上部に、上部カバー22と一体に形成されたケーブルガイド部24(ガイド部に相当)が設けられていることが好ましい。供給管ガイド部23とケーブルガイド部24は、レール材やリブ材などであって良い。端的に云えば、インクチューブ15及びフレキシブルフラットケーブル19の上面部を抑える部材であれば良い。
供給管ガイド部23とケーブルガイド部24とが、上部カバー22と一体形成されることで、インクチューブ15とフレキシブルケーブル19のキャリッジ移動時の走行安定性を低コストで確保できる。また、図示例では供給管ガイド部23とケーブルガイド部24は別々の部材とされているが、一体物で形成されて良い。
供給管ガイド部23とケーブルガイド部24は、上記の限りではなく、図11に示すように、供給管ガイド部23とケーブルガイド部24の上面に、発泡材料の緩衝部材25をそれぞれ設けて良い。すると、キャリッジ7の主走査方向の往復移動時にインクチューブ15とフレキシブルケーブル19が供給管ガイド部23とケーブルガイド部24に接触して発生する衝撃や異音を防ぐことができる。また、摩擦係数の小さい緩衝部材とすれば、上部カバー22に接触することによる摩耗を防ぐことができる。
(まとめ)
上記してきたように本実施形態に係る画像形成装置100は、大型の制御基板18が、キャリッジ7に対して搬送方向にずれた位置に並列配置されている。したがって制御基板18が記録ヘッド14の上に水平配置又は記録ヘッドの側面に垂直配置される従来例に比して、装置本体の上下方向の厚みを、制御基板18の高さ分縮小できるので薄型化を実現できる。
更に、制御基板18の上面位置が、記録ヘッド14の上面位置より低くなるように配置されている。したがって、キャリッジ7全体の高さを最小限に抑えて更なる薄型化に寄与できる。
本実施形態に係る画像形成装置100は、キャリッジ7が主走査方向における移動範囲の右側端部にあるとき、インクチューブ15の接続部17a側は搬送方向下流側に向かって延在され、中途部150が制御基板18の下側を通る位置に配置される構成とした。したがって、キャリッジ7が主走査方向の右側端部にあるとき、インクチューブ15は主走査方向の外側(右側)に膨らむことが無いため、装置本体の主走査方向の縮小化を実現できる。
本実施形態に係る画像形成装置100は、インクチューブ保持材17の接続部17aの先端位置が、プラテン1の搬送方向の中央位置、又は当該中央位置より制御基板18側の位置に配置されている。すると、キャリッジ7が主走査方向の左側端部にあるとき、インクチューブ15の接続部17a側の接続端部の屈曲半径をある程度得ることができるため、中途部150をプラテン1を避ける位置に配置できる。したがって、用紙詰まり発生の際、ユーザーは装置本体上部から容易に用紙を除去することができる。
要するに、大型の制御基板を搭載した際にも装置全体を小型化でき、用紙詰まりの際には容易に用紙を除去可能な画像形成装置を実現できる。
以上のとおり、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に制限されるものではない。また、本発明は、添付の特許請求の範囲に照らし、種々に変形又は変更することが可能である。また、記録ヘッド用の制御基板として、小型の制御基板を搭載する場合であっても、本発明を実施できることを付言する。
1 プラテン
2 搬送ローラ
3 従動コロ
4 加圧板
5 排紙ローラ
6 拍車ホルダ
7 キャリッジ
8 左側板
9 右側板
10 キャリッジの上流側案内部材
11 キャリッジの下流側案内部材
12 主走査モータ
13 タイミングベルト
14 記録ヘッド
15 インクチューブ(液体供給管)
16 チューブ固定部
17 インクチューブ保持材(液体供給管保持材)
18 制御基板
19 フレキシブルフラットケーブル
20 ケーブル固定部
21 インク流入口
22 上部カバー
23 供給管ガイド部(ガイド部)
24 ケーブルガイド部(ガイド部)
25 緩衝材
26 ケーブル保持材
100 画像形成装置
特開2009−83510号公報
上記課題に鑑み、本発明の画像形成装置の一つの実施形態において、
被記録媒体の搬送方向に対して直交する主走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記キャリッジに搭載され、液体を供給す記録ヘッドと、
液体カートリッジから前記記録ヘッドに前記液体を供給する液体供給管と、
前記キャリッジに設けられ、前記記録ヘッドに電気的に接続される基板と、を備えた画像形成装置であって、
少なくとも前記キャリッジが前記主走査方向の一側端部にあるとき、前記液体供給管の一部が垂直方向において前記基板と重なる。

Claims (9)

  1. 被記録媒体の搬送方向に対して直交する主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、液体を供給する液体タンクを有する記録ヘッドと、
    前記キャリッジの外側側面に設けられ、前記液体タンクと接続される液体供給管保持材と、
    一端が装置本体側に接続され、他端が前記液体供給管保持材の接続部と接続されて前記液体タンクへ前記液体を供給する可撓性を有する液体供給管と、
    前記キャリッジと装置本体側との間で電気信号を伝送するフレキシブルフラットケーブルと、
    前記キャリッジに水平に接続され、前記フレキシブルフラットケーブルと前記記録ヘッドとを繋ぐ制御基板と、を備えた画像形成装置であって、
    前記制御基板は、前記キャリッジに対して搬送方向にずれた位置に並列配置され、
    前記キャリッジが前記主走査方向の一側端部にあるとき、
    前記液体供給管は、前記搬送方向に延在され、当該液体供給管の中途部が当該制御基板の下側を通る位置に配置されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記液体供給管の前記中途部は、
    前記キャリッジが前記主走査方向の他側端部にあるとき、
    前記被記録媒体を支持するプラテン部材を避けた位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液体供給管保持材の前記接続部の先端位置は、
    プラテン部材の前記搬送方向の中央位置、又は当該中央位置より前記制御基板側の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御基板の上面位置は、前記記録ヘッドの上面位置より低いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記フレキシブルフラットケーブルは、前記制御基板から前記キャリッジの往路方向に水平に延在する上部と、当該上部から下方へU字形状に折り返される折返し部と、当該折返し部から前記キャリッジの復路方向に水平に延在して前記装置本体側と接続される下部とを有しており、
    前記フレキシブルフラットケーブルは、前記キャリッジの前記往復移動に応じて前記液体供給管の上下位置を水平移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記フレキシブルフラットケーブルの前記上部は、前記制御基板の上面から側面を経て下面に沿うように折り返され、前記制御基板の前記下面の内方寄りに設置されたケーブル保持部に保持されており、
    前記キャリッジが前記主走査方向の他側端部にあるとき、
    前記フレキシブルフラットケーブルの前記折返し部は、
    前記制御基板の前記下側の領域内に配置されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記液体供給管の前記主走査方向への移動領域の上部に、外装部品と一体に形成されたガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記フレキシブルフラットケーブルの前記主走査方向への移動領域の上部に、外装部品と一体に形成されたガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記ガイド部には、緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
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