JPH0245511Y2 - - Google Patents

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JPH0245511Y2
JPH0245511Y2 JP8539782U JP8539782U JPH0245511Y2 JP H0245511 Y2 JPH0245511 Y2 JP H0245511Y2 JP 8539782 U JP8539782 U JP 8539782U JP 8539782 U JP8539782 U JP 8539782U JP H0245511 Y2 JPH0245511 Y2 JP H0245511Y2
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capacitor
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conductive
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動モータにより駆動される容積型
コンプレツサにおけるアンローダ中の吸入リード
弁開放用ソレノイドを駆動及び制御する、コンプ
レツサのアンローダ制御用電気回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に、電動モータにより容積型コンプレツサ
の本体を始動する際に、この電動モータに対する
負荷が電動モータの起動トルクに対して大き過ぎ
れば電動モータは起動できないから、容積型コン
プレツサには、電動モータの起動から一定時間電
動モータの負荷を軽減するためのアンローダが設
けられている。
このアンロードのための一定時間を確保するた
めに、吸入リード弁開放用のソレノイドへの通電
時間の長さをコンデンサの充放電を利用して定め
るアンローダ制御用電気回路が既に知られてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来のアンローダ制御用電気回路にお
いては、上記コンデンサの放電が短時間の内に完
了せず、頻度の大きい電動モータの起動に対しア
ンロードが十分行われなかつたり、また、アンロ
ード動作の終了時近くにおいて吸入リード弁開放
用ソレノイドが間欠的に非通電状態となり、それ
により吸入リード弁にフラツタリングを生じてこ
の吸入リード弁を傷めたりする欠点があつた。
本考案は上述のような課題に鑑みて成されたも
のであり、電動モータの再起動時における動作不
良を生ぜず、かつ、アンロード動作中、吸入リー
ド弁にフラツタリングを生じさせない、コンプレ
ツサのアンローダ制御用電気回路の提供を目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述の課題を解決するために、コンプ
レツサ本体の吸入リード弁の開放又は閉鎖を操作
するソレノイドと、コンプレツサ本体駆動用の電
動モータの起動と同時に導通状態となるように接
続された第1トランジスタと、上記ソレノイドの
通電及び非通電を制御するように接続され、第1
トランジスタの導通開始により導通開始となる第
2トランジスタと、第1トランジスタの僅少な導
通時間を定め、かつ、放電回路を有する容量の極
めて小さい第1コンデンサと、第1トランジスタ
の導通時間内に充電が完了し、かつ、第1トラン
ジスタが非導通となつた直後の、充電された電荷
の放電により第2トランジスタの導通を上記電動
モータの立ち上がりの間維持し、第1コンデンサ
に比し極めて大きい容量の第2コンデンサとを有
することを特徴としている。
〔作用〕
本考案にかかるコンプレツサのアンローダ制御
用電気回路は、コンプレツサの電動モータに頻繁
な起動及び停止が生じても、ソレノイドの通電時
間を常に一定にすることができるため、完全にア
ンロードが行われ、かつ、アンロード動作中、吸
入リード弁にフラツタリングを生じさせない。
〔実施例〕
以下、本考案にかかるコンプレツサのアンロー
ダ制御用電気回路の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本考案にかかるコンプレツサのアンロ
ーダ制御用電気回路の第1の実施例を示す概略的
な回路図である。
この第1図において、コンプレツサ本体の吸入
リード弁(図示せず)を開放または閉鎖するロツ
ド(図示せず)を往復動させるためのソレノイド
1の一端1aは、第2トランジスタ2のコレクタ
に接続されている。第2トランジスタ2は、ソレ
ノイド1の通電又は非通電を直接制御するスイツ
チング素子である。
他方、上記ソレノイド1の他端1bは、全波整
流器3の負側出力端子3dに接続されている。上
記ソレノイド1の他端1bと一端1aとの間に
は、この他端1bから一端1aに向かつて順方向
状態で第1ダイオード4が接続されている。この
第1ダイオード4は、ソレノイド1への通電遮断
時に耐圧値以上の電圧がサージ的に第2トランジ
スタ2に印加されるのを阻止する。
上記全波整流器3の一方入力端子3aと他方入
力端子3bとの間には単相誘導型の電動モータ5
が接続されている。
上記全波整流器3の一方入力端3aは、直接
100Vの商用交流電源の一方電源供給端子6aに
接続され、他方入力端子3bは、圧力スイツチ7
を経て100Vの商用交流電源の他方電源供給端子
6bに接続されている。
上記圧力スイツチ7は、図示しない空気タンク
内の圧力により操作するものである。
上記全波整流器3の正側出力端子3cと負側出
力端子3dとの間に、直列接続された第1抵抗器
8、第2抵抗器9及び第3抵抗器10が並列接続
されている。
第1抵抗器8に対して第1コンデンサ11が並
列接続されている。第1コンデンサ11の容量C
は、従来のアンローダ制御用電気回路において使
用されたものに比べはるかに小さい。それゆえ、
第1コンデンサ11において充電された電荷は、
短時間で第1抵抗器8を経て放電される。
第1トランジスタ12のベースに第2抵抗器9
と第3抵抗器10との接続点が接続されている。
第1トランジスタ12のエミツタは、全波整流器
3の負側出力端子3dに接続され、第1トランジ
スタ12のコレクタには第4抵抗器14が接続さ
れ、この第4抵抗器14に第2コンデンサ13が
直列接続され、この第2コンデンサ13は、第2
ダイオード15を介して全波整流器3の正側出力
端子3cに接続されている。第2ダイオード15
は、この正側出力端子3cから第2コンデンサ1
3に向かい順方向となるように接続されている。
直列接続された第2コンデンサ13及び第4抵
抗器14に対し、直列接続された第5抵抗器16
及び第6抵抗器17が並列接続されている。
これらの抵抗器16及び17の接続点は、第2
トランジスタ2のベースに接続されている。この
第2トランジスタ2のエミツタは、第2ダイオー
ド15を介して全波整流器3の正側入力端子3c
に接続されている。
また、第2トランジスタ2とソレノイド1とか
ら成る回路に対し、第3コンデンサ18が並列接
続されている。この第3コンデンサ18は、全波
整流器3により得られる脈流電流を平滑にしてソ
レノイド1に流すためのものであつて、吸入リー
ド弁のフラツタリングを防止する。
上記第3コンデンサ18の電荷は、ソレノイド
1が非通電の場合、すなわち、第1トランジスタ
12及び第2トランジスタ2が非導通の場合に
は、放電される必要がない。しかし、第3コンデ
ンサ18の電荷は、第2ダイオード15が存在し
なければ、直列接続された抵抗器8,9及び10
から成る回路を経て放電され、その際に、第1コ
ンデンサを充電させてしまい、したがつて、第1
コンデンサ11は余分の放電が必要となる。すな
わち、第2ダイオード15は第1コンデンサ11
に余分の充電をさせないためのものである。
上記第4抵抗14の抵抗値は、第1コンデンサ
11の容量並びに第1抵抗器8、第2抵抗器9及
び第3抵抗器10の抵抗値を調整することによ
り、第1トランジスタ12の導通時間を10〜30m
secとする条件下において第2コンデンサ13が
完全に充電されるように決定される。
ちなみに、従来のアンローダ制御用電気回路に
おいては、上記第1トランジスタ12に該当する
トランジスタの導通時間は、0.5〜1.5secに設定さ
れていた。
上記第1トランジスタ12が非導通状態になる
と、第2コンデンサ13において充電された電荷
は、第4抵抗器14、第6抵抗器17及び第5抵
抗器16を経て放電される。
第1図に示す回路においては、第1トランジス
タ12が導通すれば、この第1トランジスタ12
のコレクタに直列接続された第5抵抗器16及び
第6抵抗器17からなる回路にも電流が流れ、そ
れにより第2トランジスタ2のベース電流が流
れ、同時にこの第2トランジスタ2が導通状態と
なる。
上記第2トランジスタ2のベース電圧をVb、
第2トランジスタ2のエミツタ電圧をEm、第2
コンデンサ13の両端子間の電圧をVc、第2コ
ンデンサ13の容量をC2、第4抵抗器14、第
5抵抗器16及び第6抵抗器17の抵抗値をそれ
ぞれR4,R5及びR6とすると、 Vb=Em−Vc・R4/R4+R5+R6 ……(1) と表される。
第2コンデンサ13の両端子間の電圧Vcは、
第1トランジスタ12が非導通状態になつた時か
ら第2コンデンサ13が放電するまでの時間tと
放電の時定数τ及び第2トランジスタ2のエミツ
タ電圧Emとにより、 Vc=Em・e-t/〓 ……(2) と表される。一方、 τ=C2(R4+R5+R6) ……(3) であるから、第2コンデンサ13の容量C2か、
抵抗器14,15,16の抵抗値R4,R5,R6
変えて、この放電の時定数τを調整して第2トラ
ンジスタ2を0.5〜1.5sec程度導通状態とするよう
にする。
以下、上記実施例によるアンローダ制御用電気
回路の動作について説明する。まず電源供給端子
6a及び6bに100Vの商用交流電流が供給され
ると、電動モータ5が起動すると同時に、抵抗器
8,9及び10が直列接続されてなる回路にも電
流が流れ、第1トランジスタ12のベース電流が
流れ、この第1トランジスタ12が導通する。こ
の間、第1コンデンサ11も充電されつつある。
第1トランジスタ12が導通すると、第4抵抗
器14を通じて第2コンデンサ13も充電され
る。また、この時、同時に第2トランジスタ2も
導通状態となる。したがつて、この第2トランジ
スタ2を経てソレノイド1に電流が流れる。
次いで、第1トランジスタ12について予め定
められた10〜30msecの時間が経過すると、第1
トランジスタ12は非導通状態となる。
これは、抵抗器8の抵抗値R3が抵抗器9,1
0の抵抗値R1,R2よりも大きいためであり、第
1コンデンサ11が充電され、抵抗器8を経て電
流が流れても、第1トランジスタ12のベース電
位は、該抵抗値R3,R1とR2との分圧比により低
くなり、第1コンデンサ11の充電完了時にオフ
となるためである。
第1トランジスタ12が非導電状態となること
により、既に充電が完了した第2コンデンサ13
の電荷が第4抵抗器14、第6抵抗器17及び第
5抵抗器16を通じて放電される。
上記第2コンデンサ13の電荷が放電される
間、依然、第2トランジスタ2は導通状態を一定
時間維持する。この間、時間にして0.5〜1.5secで
ある。したがつて、この第2トランジスタ2が導
通状態にある間、ソレノイド1は安定的に通電さ
れ、吸入リード弁はフラツタリングを生じること
なく開放され、コンプレツサは起動完了する。
上記コンプレツサが起動した後、その運転中
に、圧力スイツチ7がオフ状態になるように操作
されると、電動モータ5は停止し、第1コンデン
サ11の電荷は、第1抵抗器8を通じて放電され
る。第1コンデンサ11の容量と第1抵抗器8の
抵抗値との積、すなわち、時定数は従来のものに
比してはるかに小さく、かつ、コンプレツサの再
始動時には、最低10〜30msecの間第1トランジ
スタ12が導通できるだけ第1コンデンサ11の
電荷が放電されていればよいので、従来のアンロ
ーダ制御用電気回路に比し、数分の1程度の時間
でコンプレツサが再始動可能となる。
本考案による第2の実施例を第2図に基づいて
説明する。
この第2の実施例においては、第1の実施例の
回路に、更に、第3ダイオード19、第4ダイオ
ード20及び第5ダイオード21並びに第7抵抗
器22が付加されている。
上記第3ダイオード19は、第3抵抗器10に
対し並列接続されている。この第3ダイオード1
9は、第1トランジスタ12のベースから全波整
流器3の負側出力端子3dに向かつて逆方向であ
り、第1トランジスタ12のベース電圧が負に引
かれるのを防止するためのものである。
上記第4ダイオード20は、第1トランジスタ
12のエミツタから全波整流器3の負側出力端子
3dに向かつて順方向となる状態で接続されてい
る。
また、上記第5ダイオード21は、第2ダイオ
ード15のカソードから第2トランジスタ2のエ
ミツタに向かい順方向となる状態で接続されてい
る。
上記ダイオード20及び21は、それぞれ、第
1トランジスタ12及び第2トランジスタ2のス
イツチング特性を改良するために付加されたもの
である。
なお、この第2図に示す第2の実施例の他の構
成は、第1図に示す第1の実施例と同様のため、
対応する部分に第1図と同じ符号を付すことで説
明を省略する。
〔考案の効果〕
上述の通り、本考案によればソレノイドの通電
時間の間導通している第2トランジスタの導通開
始を定める第1トランジスタをパイロツト的に使
用し、この第1トランジスタの導通時間を定める
第1コンデンサの容量を極めて小さくしているた
め、この第1コンデンサの放電は常に完全に行わ
れ、そのため、コンプレツサの電動モータに頻繁
な起動及び停止が生じても、ソレノイドの通電時
間が常に一定であり完全にアンロードが行われ
る。また、主として、第2コンデンサの放電電流
により第2トランジスタが導通するため、この導
通状態は連続しており、したがつて、ソレノイド
の動作が安定し、吸気リード弁にフラツタリング
が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例にかかる電気回
路図、第2図は本考案の第2の実施例にかかる電
気回路図である。 1……ソレノイド、2……第2トランジスタ、
5……電動モータ、11……第1コンデンサ、1
2……第2トランジスタ、13……第2コンデン
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンプレツサ本体の吸入リード弁の開放又は閉
    鎖を操作するソレノイドと、 コンプレツサ本体駆動用の電動モータの起動と
    同時に導通状態となるように接続された第1トラ
    ンジスタと、 上記ソレノイドの通電及び非通電を制御するよ
    うに接続され、第1トランジスタの導通開始によ
    り導通開始となる第2トランジスタと、 第1トランジスタの僅少な導通時間を定め、か
    つ、放電回路を有する、容量の極めて小さい第1
    コンデンサと、 第1トランジスタの導通時間内に充電が完了
    し、かつ、第1トランジスタが非導通となつた直
    後の、充電された電荷の放電により第2トランジ
    スタの導通を上記電動モータの立上がりの間維持
    し、第1コンデンサに比し極めて大きい容量の第
    2コンデンサとを有するコンプレツサのアンロー
    ダ制御用電気回路。
JP8539782U 1982-06-10 1982-06-10 コンプレツサのアンロ−ダ制御用電気回路 Granted JPS58189386U (ja)

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