JPH0245228Y2 - - Google Patents

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JPH0245228Y2
JPH0245228Y2 JP2097284U JP2097284U JPH0245228Y2 JP H0245228 Y2 JPH0245228 Y2 JP H0245228Y2 JP 2097284 U JP2097284 U JP 2097284U JP 2097284 U JP2097284 U JP 2097284U JP H0245228 Y2 JPH0245228 Y2 JP H0245228Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は給紙装置、特に電子複写機において給
紙カセツト内に積載されたシート紙を最上層のも
のから一枚づつ給紙する給紙装置に関する。
従来技術 一般に、この種の給紙装置であつて揺動自在な
シート紙載置板の先端を押上げる方式を採用した
ものにあつては、シート紙載置板の押上げ機構は
給紙カセツト内のシート紙の重量変化に対応する
ものでなければならない、なぜなら、給紙カセツ
ト内のシート紙が小重量の場合には、どうしても
押上げ力が強く作用してシート紙最上層の給紙ロ
ーラに対する圧接力(給紙力)が大きくなり、一
度に多数枚のシート紙が給紙されてしまう不具合
を生じる。また、給紙カセツト内のシート紙が大
重量の場合には、押上げ力が弱くなつて給紙圧が
小さくなり、給紙不能を生じる。
なお、前記シート紙の重量とは、詳しくは、シ
ート紙載置板の先端に加わるシート紙の重量を意
味し、シート紙のサイズ、同じサイズであつても
横置きか縦置きかによつて異なり、さらに複写の
進行に応じて経時的に変化する。
具体的には、例えば同じ積載枚数でもB5サイ
ズとA4サイズの横置き、縦置きとで、重量はA4
サイズ横置き>A4サイズ縦置き>B5サイズの関
係にある。従つて、中間重量に合せて押上げ力を
設定した場合には、A4サイズ横置きでは押上げ
力が弱くなつて給紙圧不足を生じ、B5サイズで
は押上げ力が強くなつて給紙圧過大が生じる。
そこで、本出願人は、既に、シート紙の重量の
変化に対応して略一定の給紙圧を維持して給紙の
確実性を単な構成、容易な操作で達成することを
目的として、押上げ部材による押上げ力を間接的
にシート紙載置板に伝える補助押上げ部材を、給
紙カセツト内に揺動かつ着脱自在に配置し、前記
補助押上げ部材の着脱及び揺動支点位置の変更に
基づいて押上げ部材によつてシート紙載置板に作
用する押上げ力を調整し、シート紙の重量の変
化、とりわけ収納されるシート紙サイズ(横置
き、縦置きの変更を含めて)の変更に対応させ、
略一定の給紙圧を得よるとする給紙装置を提案し
た(実願昭58−27935号)。
この給紙装置にあつては、確かに、多数枚のシ
ート紙を給紙ローラに押付ける力が許容範囲内に
あるようにすることができる効果を奏する。そし
て、前記補助押上げ部材の揺動支点位置を給紙カ
セツト内で給紙ローラ側に近付けていけば、より
小さいサイズのシート紙の押上げ力を、カセツト
収納最大枚数から最後の1枚まで許容範囲内に収
めることができる。
ところが、極小サイズ(例えばA6サイズ)の
シート紙に対応するように、前記補助押上げ部材
の揺動支点位置を給紙ローラ側に近付けても、最
適な給紙圧を得ることができないことが、本願考
案者等の実験によつて判明した。このような不具
合は、押上げ部材(ローラ)の補助押上げ部材に
対する押上げ力の作用方向と、押上げ部材(ロー
ラ)の中心と該部材(ローラ)の補助押上げ部材
に対する接点とを結ぶ直線のなす角度が45゜以上
になると、シート紙載置板を下方向へ動かす力が
非常に強く必要となることを起因すると考えられ
る(なお、この点については具体的数値を挙げて
後述する)。そのため、給紙ローラの芯振れ等が
生じるとシート紙に大きな給紙圧が作用し、シー
ト紙の多数枚送りという従来同様の欠点が発生す
る。
考案の目的 本考案は前記給紙装置の改良としてなされたも
ので、その目的は、普通サイズはもちろん極小サ
イズのシート紙であつても給紙ローラに押付ける
力を許容範囲内に収めることができ、給紙ローラ
に芯振れ等が生じても確実に1枚ずつ給紙できる
給紙装置を提供することにある。
考案の要旨 以上の目的を達成するため、本考案に係る給紙
装置は、極小サイズのシート紙の重量に対応する
ように補助押上げ部材の揺動支点位置を給紙ロー
ラ側に変更した際、押上げローラの中心と該押上
げローラの補助押上げ部材に対する接点を結ぶ直
線と、押上げローラによる押上げ力の作用方向の
なす角度を45゜以下としたことを特徴とする。
実施例 第1図は本考案に係る給紙装置の一実施例を示
し、図示しない複写機本体内の定位置に矢印a方
向に回転駆動可能に設置された給紙ローラ1と、
この給紙ローラ1に対向する所定位置に着脱自在
な給紙カセツト2と、シート紙押上げ機構10と
から構成されている。給紙カセツト2は矢印Y方
向にスライドさせることにより装着され、その反
対方向にスライドさせることにより複写機本体か
ら取り出される。なお、第1図の状態は装着時を
示す。
前記給紙カセツト2は底板3上にヒンジ金具5
にてシート紙載置板4を揺動自在に配置するとと
もに、このシート紙載置板4の裏面側の底板2上
にヒンジ金具8にて先端に補助ローラ7を備えた
補助押上げ板6を揺動自在に配置したものであ
る。この補助押上げ板6はヒンジ金具8の取付け
ビスを底板2に形成した二つの孔(図示せず)の
いずれかに挿入してナツト締めすることにより、
給紙方向Xの前後二つの位置に選択的に着脱自在
であり、取り外してしまうことも可能である。
前記シート紙押上げ機構10は先端に押上げロ
ーラ12を備えた押上げレバー11の端部を支軸
13に固定し、支軸13の一端にブラケツト14
を介して押上げスプリング15を取付けたもので
ある。支軸13は複写機本体内に回転自在に装着
され、押上げレバー11はスプリング15の押上
げ力にて常時上方に付勢されている。この押上げ
レバー11は前記給紙カセツト2が複写機本体内
に挿入されたとき、前面の切欠き9から給紙カセ
ツト2の内部に突入し、押上げローラ12がシー
ト紙載置板4を直接(第2図参照)、あるいは補
助押上げ板6を介して(第3図、第4図参照)押
上げる。シート紙Sはシート紙載置板4とともに
押上げられ、最上層は給紙ローラ1に圧接し、給
紙ローラ1の矢印a方向の回転に従つて一枚づつ
矢印X方向に給紙されていく。
前記補助押上げ板6は給紙カセツト2に収納さ
れるシート紙Sの重量に応じて取り外されたり、
取り付けられたりし、取り付ける場合でも支点
A,Bが選択される。
ここで、補助押上げ板6の有無、その形状、支
点A,Bの装着時の押上げ力の変化について第2
図以下を参照して説明する。
第2図はA3サイズのシート紙Sを縦方向にシ
ート紙載置板4上に載置して使用する場合を示
す。この場合、補助押上げ板6は取り外され、押
上げローラ12の押上げ力は直接シート紙載置板
4に作用する。押上げスプリング15のばね力
は、縦置きA3サイズのシート紙Sの載置枚数に
よる重量とシート紙載置板4の重量の合計に対応
した押上げローラ12の押上げ力が得られるよう
に設計され、シート紙Sが押上げられて給紙ロー
ラ1に圧接する押上げ力は許容範囲内に収まるよ
うになつている。
第3図はB5サイズのシート紙Sを縦方向にシ
ート紙載置板4上に載置して使用する場合を示
す。この場合、第2図と同様のばね力を有する押
上げスプリング15をそのまま使用して押上げ力
を一定の許容範囲内に収めるため、略く字形状の
補助押上げ板6′を用い、その揺動支点位置をA
点とする。この補助押上げ板6′は前記押上げロ
ーラ12にて押上げられ、その先端に設けた補助
ローラ7′を介してシート紙載置板4を押上げる。
第4図、第5図は、極小サイズ即ちA6サイズ
のシート紙Sを縦方向にシート紙載置板4上に載
置して使用する場合を示す。この場合、第2図、
第3図と同様のばね力を有する押上げスプリング
15をそのまま使用して押上げ力を一定の許容範
囲内に収めるため、略S字形状の補助押上げ板6
を用い、その揺動支点位置をB点とする。第4図
は最後の1枚のシート紙Sが給紙されるときを示
し、第5図はシート紙Sが載置限度まで載置され
ているときを示す。
ここで、以上三種の給紙形態について、載置枚
数と力との関係を本考案者等の実験にて得られた
第6図のグラフを参照して説明する。このグラフ
は横軸にシート紙載置板4上の載置枚数をとり、
縦軸にシート紙Sとシート紙載置板4の重量及び
シート紙Sに作用する押上げ力をとる。なお、シ
ート紙Sは全てのサイズに共通して64Kg/m2の坪
量のものが使用された。
直線Af−Aeは第2図で示した給紙形態におけ
るA3サイズのシート紙Sとシート紙載置板4の
重量を示し、直線A′f−A′eは押上げスプリング
15によるシート紙押上げ力を示す。両者の差
Awがシート紙Sの給紙ローラ1への圧接力、即
ち押付け力である。具体的には、500枚のフル載
置で給紙ローラ1に接触させるだけで1700gの押
上げ力、最後の1枚ではシート紙載置板4の重量
分である200gの押上げ力が必要である。実際の
押上げ力は500枚で2000g、1枚で500gを得てい
る。
直線Bf−Beは第3図で示した給紙形態におけ
るB5サイズのシート紙Sとシート紙載置板4の
重量を示し、直線B′f−B′eは押上げスプリング1
5による押上げ力を示す。両者の差Bwが押付け
力である。具体的には500枚のフル載置で給紙ロ
ーラ1に接触させるだけで1000gの押上げ力、最
後の1枚では前記同様200gの押上げ力が要であ
る。実際の押上げ力は500枚で1300g、1枚で500
gを得ている。
同様に、直線Cf−Ceは第4図、第5図で示し
た給紙形態におけるA6サイズのシート紙Sとシ
ート紙載置板4の重量を示し、直線C′f−C′eは押
上げスプリング15による押上げ力を示す。両者
の差Cwが押付け力である。具体的には500枚のフ
ル載置で給紙ローラ1に接触させるだけで600g
の押上げ力、最後の1枚では前記同様200gの押
上げ力が必要である。実際の押上げ力は500枚で
900g、1枚で500gを得ている。
そして、いずれの給紙形態にあつても、押付け
力Aw,Bw,Cwは載置枚数の変化に拘わらず最
適値である300gでほぼ一定である。
次に、前記補助押上げ板6′を使用した場合の
押上げ力について第3図を参照して説明する。
第3図中、Ptはシート紙載置板4とその上に
載置されたシート紙Sの重量に対抗して生じる押
上げスプリング15のばね力、F1はばね力Ptが
押上げレバー11に作用する分力、θ1は分力F1
作用する方向とばね力Phが作用する方向のなす
角度、l1は押上げレバー11の支点Dから作用分
力F1の作用点までの距離である。l2は押上げレバ
ー11と押上げローラ12を一体とみなしたと
き、レバー11の支点Dから補助押上げ板6′に
前記作用分力F1が作用する点までの距離、F2
その作用力である。F3は作用力F2が補助押上げ
板6′に作用する分力、θ2は分力F3が作用する方
向と作用力F2が作用する方向のなす角度、l3は補
助押上げ板6′の支点Aから作用分力F3の作用点
までの距離である。
l4は補助押上げ板6′と補助ローラ7′を一体と
みなしたとき、補助押上げ板6′の支点Aからシ
ート紙載置板4に前記作用分力F3が作用する点
までの距離、F4はその作用力である。F5は作用
力F4がシート紙載置板4に作用する分力、θ3は分
力F5が作用する方向と作用力F4が作用する方向
のなす角度、l5はシート紙載置板4の支点Cから
作用分力F5の作用点までの距離である。
l6はシート紙載置板4の支点Cからシート紙S
を介して給紙ローラ1に前記作用分力F5が作用
する点までの距離、F6はその作用力、即ち押上
げ力である。
前記各作用力は次式で表わされる。
F1=Pt・cosθ1 −(1) F1・l1=F2・l2 −(2) F3=F2・cosθ2 −(3) F3・l3=F4・l4 −(4) F5=F4・cosθ3 −(5) F5・l5=F6・l6 −(6) よつて、押上げ力F6は次式で表わされる。
F6=l1・l3・l5/l2・l4・l6・Pt・cosθ1・cosθ2
cosθ3−(7) 一方、押上げ機構10と給紙カセツト2自体の
位置が変化しないとして、l1,l2,l4,l6とcosθ1
を定数とみなし、それらをKとすると、押上げ力
F6は次式でも表わされる。
F6=K・l3・l5・Pt・cosθ2・cosθ3 −(8) この(8)式によると、特に距離l3を短くすれば、
押上げ力F6が小さくなることが着目され、補助
押上げ板6′の揺動支点位置の変更によつて押上
げ力F6を調整することが可能であることが理解
できる。この点については、上述のごとく、本発
明者が既に提案済みである。しかるに、l3が短く
なることにより(補助押上げ板と押上げローラと
の距離が短くなる)、F6が小さくなるにも拘ら
ず、多数枚送りが発注することが分かつた。この
点につき、さらに本発明者は検討を加えた結果、
次のようなことが判明した。
即ち、第7図、第8図に示すように、押上げロ
ーラ12の中心とこのローラ12の補助押上げ板
6′に対する接点を結ぶ直線(前記Fbの作用する
方向)と、ローラ12による押上げ力Faの作用
方向のなす角度をδとすると、この角度δは前記
距離l3を短くすると、δ>45゜となり、押上げ力
Fbが減少し、逆に押下げ力Wが増大する。第9
図に示すように、δ≦45゜のときに押下げ力Wが
小さくて済む。
押下げ力Wが増大するとは、第10図で示すよ
うに、給紙ローラ1が一点鎖線で示すごとく芯振
れして回転したとき、シート紙載置板4上のシー
ト紙Sを強い力で押下げることを意味し、補助押
上げ板6′を設けることが逆効果になつている。
この逆効果を解消して給紙の安定化を図つたのが
本考案である。
これを具体的な数値で示せば、第7図で示した
ように、角度θ>45′のとき、押上げローラ12
の補助押上げ板に対応する押上げ力Fbは次式で
表わされる。
Fb=Fa・cosθ −(9) 従つて、前記押上げスプリング15による押上
げ力Faが1000gのとき、角度δ=60゜で、Fb=
1000×cos60゜=500gとなる。このとき、芯振れ
した給紙ローラ1から補助押上げ板6′を押下げ
る力Wが作用すれば、押上げローラ12を押下げ
る力Wyは次式で表わされる。
Wy=W・cosδ −(10) そして、Wy>Faの関係で押上げローラ12が
下げることとなるが、Fa=Wy=1000gとして、
角度δ=60゜で押下げ力Wは2000gとなる。
一方、第9図で示したように、補助押上げ板6
を使用すれば、角度δ≦45゜となり、押上げロー
ラ12の補助押上げ板6に対する押上げ力Fbは
前記(9)式から押上げ力Faが1000gのとき、角度
δ=30゜で、Fb=1000×cos30゜=870gとなる。芯
振れした給紙ローラ1が補助押上げ板6を押下げ
る力Wが押上げローラ12を押下げる力Wyは前
記(10)で表わされる。Wy>Faの関係で押上げロー
ラ12が下がることは前述のとおりであり、Fa
=Wy=1000gとして、角度δ=30゜で、押下げ力
Wは1150gとなる。
これは、第11図で示すように、給紙ローラ1
が芯振れ等を生じているとき、角度δ>45゜では
補助押上げ板6′をW=2000gで押下げるような
力がシート紙Sに加わり、角度δ≦45゜では押上
げ力Fbは870gと増加したが、補助押上げ板6を
W=1150gで押し下げるような力がシート紙Sに
加わるだけである。このように、角度δ≦45゜に
することによつて、第11図中Cに示すように、
シート紙載置板4を介してシート紙Sが芯振れし
た給紙ローラ1へ圧接する一定の給紙圧300gが
得られる。
第12図は前記角度δに対する押上げ力Fbと
押下げ力Wの変化を示すグラフで、実線が押上げ
力Fb点線が押下げ力Wを表わす。このグラフか
ら角度δが45゜を超えると押下げ力Wが大きく増
加することが理解できる。
仮に、補助押上げ板6′を角度δ>45゜の条件で
使用し、給紙ローラ1から芯振れ等でシート紙S
を押下げるような力Wが加わると、シート紙Sの
多数枚送りの原因となるのである。一方、本考案
のように、補助押上げ板6にて角度δ≦45゜の条
件で使用すれば、シート紙Sの押下げ力Wが小さ
くなり、シート紙Sの多数枚送りを除去できるの
である。
第13図は前記角度δによる多数枚送り発生回
数を示すグラフである。これは250枚のA6サイズ
のシート紙Sを給紙ローラ1に収納して行つた実
験に基づく。線分A−Aは給紙ローラ1の芯振れ
λ=1.0mmのとき、線分B−Bはλ=0.5mmのと
き、線分C−Cはλ=0mmのときの多数送り回数
を示す。
このグラフによれば、芯振れλが0mmであれ
ば、即ち給紙ローラ1の芯振れなければ、角度δ
が70゜であつても線分C−Cで示すように多数枚
送りは発生しない。芯振れλが0.5mmになると、
角度δが50゜を超えると線分B−Bで示すように
多数枚送りが発生する。芯振れλが1.0mmになる
と、角度δが45゜を超えると線分A−Aで示すよ
うに多数枚送りが発生する。給紙ローラ1の芯振
れは小さい方が好ましいが、実際の複写機では
1.0mm程度起りうる。仮に、芯振れλ=1.0mm以下
を許容すれば、角度δは45゜以下に維持する必要
があり、本考案が効果的となる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案は、極小
サイズのシート紙の重量に対応するように補助押
上げ部材の揺動支点位置を給紙ローラ側に変更し
た際、押上げローラの中心と該押上げローラの補
助押上げ部材に対する接点を結ぶ直線と、押上げ
ローラによる押上げ力の作用方向のなす角度を
45゜以下としたため、普通サイズはもちろん極小
サイズのシート紙であつても給紙ローラに押付け
る力を許容範囲内に収めることができ、給紙ロー
ラに芯振れ等が生じても確実に1枚づつ給紙する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る給紙装置の一実施例を示
し、第1図は全体の斜視図、第2図、第3図、第
4図、第5図は補助押上げ板の有無、変更の各使
用態様を示す説明図、第6図はシート紙の載置枚
数に対する荷重、押上げ力の関係を示すグラフ、
第7図、第8図、第9図は押上げローラと補助押
上げ板の当接関係を示す説明図、第10図は給紙
ローラの芯振れを示す説明図、第11図はシート
紙に作用する力に関係する力の説明図、第12図
は角度δに対する力の関係を示すグラフ、第13
図は角度δに対する多数枚送り回数の関係を示す
グラフである。 1……給紙ローラ、2……給紙カセツト、4…
…シート紙載置板、6,6′……補助押上げ板、
10……シート紙押上げ機構、11……押上げレ
バー、12……押上げローラ、15……押上げス
プリング、S……シート紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 装置本体内の定位置に回転駆動可能に設置され
    た給紙ローラと、 該給紙ローラに対向する所定位置に着脱自在な
    給紙カセツトと、 該カセツト内に揺動自在に配設され、多数枚の
    シート紙を積載可能なシート紙載置板と、 該シート紙載置板を押上げるための押上げロー
    ラと、 該押上げローラを押上げ方向に付勢する付勢手
    段と、 前記給紙カセツト内に揺動かつ着脱自在に配置
    され、前記押上げローラによる押上げ力を間接的
    に前記シート紙載置板に伝える補助押上げ部材と
    を備え、 極小サイズのシート紙の重量に対応するように
    前記補助押上げ部材の揺動支点位置を給紙ローラ
    側に変更した際、前記押上げローラの中心と該押
    上げローラの補助押上げ部材に対する接点を結ぶ
    直線と、押上げローラによる押上げ力の作用方向
    のなす角度を45゜以下としたことを特徴とする給
    紙装置。
JP2097284U 1984-02-15 1984-02-15 給紙装置 Granted JPS60133838U (ja)

Priority Applications (1)

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JPS60133838U JPS60133838U (ja) 1985-09-06
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