JPH0245221Y2 - - Google Patents

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JPH0245221Y2
JPH0245221Y2 JP1985125017U JP12501785U JPH0245221Y2 JP H0245221 Y2 JPH0245221 Y2 JP H0245221Y2 JP 1985125017 U JP1985125017 U JP 1985125017U JP 12501785 U JP12501785 U JP 12501785U JP H0245221 Y2 JPH0245221 Y2 JP H0245221Y2
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peripheral wall
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば錠剤、カプセル剤などの
空気輸送装置に関する。
従来の技術とその問題点 粉粒体の空気輸送装置として、いわゆる空気コ
ンベヤが知られている。これには吸引式、圧送式
および吸引圧送式のものがあるが、いずれの場合
も、被輸送物は空気の流れによつて輸送管内を移
動し、受け容器内に流入して空気と分離される。
ところが、被輸送物が錠剤やカプセル剤などの場
合には、受け容器内に流入した被輸送物がその周
壁内面に衝突することにより被輸送物の表面に欠
けや割れなどの損傷を生じることがある。輸送速
度を低くすれば、このような問題はなくなるが、
あまり低速にすると、輸送能力が低下し、場合に
よつては輸送が不可能になる。このため、受け容
器の内側に被輸送物を受けて落下させる緩衝材が
垂下げられた空気輸送装置が提案されている(特
開昭59−198220号参照)。この装置を使用すれば、
フイルムコーテイングされた錠剤(FC錠)やカ
プセル剤の場合には、ほとんど損傷なく安全に輸
送することができる。ところが、造粒成形された
だけの素錠(裸錠)のような比較的脆いものの場
合には、これでも損傷を生じることがある。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、比較
的脆いものでも損傷なく輸送できるより信頼度の
高い空気輸送装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による空気輸送装置は、空気輸送され
てきた被輸送物を受ける受け容器の内側に、被輸
送物を受けて落下させるシート状の第1の緩衝材
が受け容器の周壁内面との間に間隔をあけて垂下
げられ、第1の緩衝材の被輸送物を受ける部分の
裏側と受け容器の周壁内面の間であつてかつ第1
の緩衝材の変形範囲内に、第2の緩衝材が第1の
緩衝材および受け容器の周壁内面との間に間隔を
あけて垂下げられているものである。
受け容器内に空気輸送されてきた被輸送物は、
シート状の第1の緩衝材に衝突して落下する。被
輸送物が第1の緩衝材に衝突するとき、第1の緩
衝材が変形することにより、緩衝が緩和される。
また、被輸送物が第1の緩衝材に強く衝突して
も、第1の緩衝材が大きく変形して衝撃を充分に
緩和したのちに第2の緩衝材に当るため、衝撃力
はきわめて小さくなる。したがつて、素錠などの
ような比較的脆いものの場合でも損傷が生じるこ
とがない。
実施例 図面は、吸引式空気輸送装置の受け容器10の
部分を示す。受け容器10はたとえばステンレス
鋼製で、ホツパ状をなし、下端部には被輸送物の
排出口11が設けられている。受け容器10の周
壁12に、受け容器10の略接線方向外側に水平
に突出しかつ先端側の径が小さくなつた段付円筒
状の流入管接続部13が一体に形成されており、
その先端にフランジ14が形成されている。流入
管接続部13には流入管15が外側から挿入さ
れ、流入管15の中間部に形成されたフランジ1
6が接続部13のフランジ14に着脱可能に連結
されている。そして、流入管15の外側端部に、
可撓輸送管17が接続されている。受け容器10
の上端部全周に内方張出部18が形成され、この
張出部18の上に蓋19が適宜な手段により着脱
可能に固定されている。蓋19の中央に、蓋19
の上から外側に水平に突出した吸引管接続管20
の基端部が固定され、接続管20の先端部には吸
引装置(図示略)に接続された可撓吸引管21が
接続されている。
受け容器10の内方張出部18と蓋19との間
に、扁平リング22の外周部が挾み止められてい
る。このリング22の内周縁部全周に下向きの短
筒部23が一体に形成されており、上下両端が開
口した円筒の1箇所が全高にわたつて取除かれた
形の第1の緩衝材24がこの短筒部23から垂下
げられている。第1の緩衝材24はたとえばシリ
コーンゴム製であり、その上端部が短筒部23の
外側に巻付けられてバンド止めなどの適宜な手段
により固定されている。そして、流入管15の内
側端部が第1の緩衝材24の切れ目からその内側
に入り込んでいる。上下両端が開口した略円筒状
の第2の緩衝材25の上部が受け容器10の内方
張出部18とリング22との間に挾み止められて
おり、この緩衝材25は内方張出部18の内周縁
部から受け容器10の周壁内面12aと第1の緩
衝材24の間に垂下つている。第2の緩衝材25
はたとえば濾布製であり、内方張出部18とリン
グ22の間から外に出て受け容器10の上端部外
面に巻付けられた部分にはゴムバンドが取付けら
れている。第2の緩衝材25の第1の緩衝材24
下端より下側の部分は受け容器10に沿つて細く
なつており、底部は開口している。第2の緩衝材
25の周壁に、緩衝材25の略接線方向外側に水
平に突出して受け容器10の流入管接続部13に
入り込んだ流入管固定部26が一体に形成されて
いる。流入管固定部26は流入管15の外面には
められており、その先端部がゴムバンドなどの適
宜な手段により流入管15に固定されている。2
つの緩衝材24,25の間隙および第2の緩衝材
25と受け容器10の周壁内面12aとの間隙
は、被輸送物の寸法、重量および流入速度などの
諸条件を考慮して決定されるが、1例を挙げれ
ば、前者が25mm、後者が35mmである。
上記の空気輸送装置において、吸引装置で吸引
管21を通して吸引を行なうことにより、被輸送
物は輸送管17の先端部から管17内に吸引さ
れ、管17内を通つて流入管15の先端部から受
け容器10内に流入し、第1の緩衝材24に衝突
して落下する。そして、この被輸送物は第1の緩
衝材24の下端部開口および第2の緩衝材25の
下端部開口を通つて受け容器10下端部の排出口
11から排出される。被輸送物が第1の緩衝材2
4に衝突するとき、第1の緩衝材24が変形する
ことにより、衝撃が緩和される。また、被輸送物
が第1の緩衝材24に強く衝突しても、第1の緩
衝材24が大きく変形して衝撃を充分に緩和した
のちにこの第1の緩衝材24が第2の緩衝材25
に当るため、衝撃力はきわめて小さくなる。した
がつて、素錠などのような比較的脆いものの場合
でも損傷が生じることがない。
受け容器内に緩衝材が設けられていない従来の
装置(第1従来装置)、受け容器内に濾布製の緩
衝材だけが一重に設けられている従来の装置(第
2従来装置)および上記実施例の装置(実施例装
置)について、素錠を5000錠ずつ同じ条件で空気
輸送して、比較試験を行なつた。その結果、第1
従来装置の場合はほとんど全てに不良錠となる欠
け、割れの損傷が生じ、第2従来例の場合は10錠
に不良錠となる欠け、割れの損傷が生じ、実施例
装置の場合は損傷は零であつつた。なお、FC錠
については、第2従来装置の場合は5000錠中損傷
は零であつた。
次に、実施例装置を用い、直径7mm、厚み3.1
〜3.3mm、硬度4〜6.5KPのFC錠を作動圧力3.5
Kg/cm2で空気輸送する試験を10回(ロツト)行な
い、各ロツトについて2万錠ずつ検査を行なつ
た。その結果、全ロツトについて、損傷は零であ
つた。同様に、直径7mm、厚み3.05〜3.35mm、硬
度5〜7KPの素錠を作動圧力2.5Kg/cm2で空気輸
送する試験を行なつた。その結果、10ロツト中3
ロツトに肉眼では発見が困難な微少な欠けの生じ
たものがそれぞれ2〜5錠認められただけであ
り、不良錠となるような損傷は零であつた。ま
た、直径6.2mm、長さ17.5mmの2号カプセル剤
5000個を作動圧力2.5Kg/cm2で空気輸送する試験
を同じカプセルについて2回繰返して行なつた。
その結果、2回とも5000個のカプセル中損傷は零
であつた。
緩衝材24,25の材質は上記実施例のものに
限らず、たとえばポリエステルフイルム、ナイロ
ンフイルムなどの適当な材料が使用できる。な
お、被輸送物が衝突する第1の緩衝材24には耐
摩耗性の高い材料を使用するのが望ましい。上記
実施例では、被輸送物が受け容器の略接線方向に
流入しているが、これと異なる任意の方向たとえ
ば受け容器の放射方向に流入させることもでき
る。また、この考案は、吸引式の空気輸送装置だ
けでなく、圧送式または吸引圧送式の空気輸送装
置にももちろん適用できる。
考案の効果 この考案の空気輸送装置によれば、空気輸送さ
れてきた被輸送物を受ける受け容器10の内側
に、被輸送物を受けて落下させるシート状の第1
の緩衝材24が受け容器10の周壁内面12aと
の間に間隔をあけて垂下げられ、第1の緩衝材2
4の被輸送物を受ける部分の裏側と受け容器10
の周壁内面12aの間であつてかつ第1の緩衝材
24の変形範囲内に、第2の緩衝材25が第1の
緩衝材24および受け容器10の周壁内面12a
との間に間隔をあけて垂下げられているので、上
述のように、素錠などのような比較的脆いものの
場合でも損傷なく輸送することができ、より信頼
度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示し、第1図は空気
輸送装置の受け容器の部分の垂直断面図、第2図
は第1図X−X線の断面図である。 10……受け容器、12a……周壁内面、24
……第1の緩衝材、25……第2の緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気輸送されてきた被輸送物を受ける受け容器
    10の内側に、被輸送物を受けて落下させるシー
    ト状の第1の緩衝材24が受け容器10の周壁内
    面12aとの間に間隔をあけて垂下げられ、第1
    の緩衝材24の被輸送物を受ける部分の裏側と受
    け容器10の周壁内面12aの間であつてかつ第
    1の緩衝材24の変形範囲内に、第2の緩衝材2
    5が第1の緩衝材24および受け容器10の周壁
    内面12aとの間に間隔をあけて垂下げられてい
    る空気輸送装置。
JP1985125017U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0245221Y2 (ja)

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JPS6232037U JPS6232037U (ja) 1987-02-25
JPH0245221Y2 true JPH0245221Y2 (ja) 1990-11-30

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