JPH0244875B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244875B2 JPH0244875B2 JP58212838A JP21283883A JPH0244875B2 JP H0244875 B2 JPH0244875 B2 JP H0244875B2 JP 58212838 A JP58212838 A JP 58212838A JP 21283883 A JP21283883 A JP 21283883A JP H0244875 B2 JPH0244875 B2 JP H0244875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead oxide
- layer
- lead
- dispersed
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/20—Sliding surface consisting mainly of plastics
- F16C33/201—Composition of the plastic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高速高荷重用無潤滑摺動部材に係り、
詳しくは、鋼板上の多孔質焼結体にポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂(以下、PTFE樹脂と呼ぶ)
を含浸させると共に表面を被覆し、この樹脂層中
に酸化鉛を形状ならびに分散態様を制御して分散
させてなる高速高荷重用無潤滑摺動部材に係る。
詳しくは、鋼板上の多孔質焼結体にポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂(以下、PTFE樹脂と呼ぶ)
を含浸させると共に表面を被覆し、この樹脂層中
に酸化鉛を形状ならびに分散態様を制御して分散
させてなる高速高荷重用無潤滑摺動部材に係る。
従来から、例えば、特公昭39−16950号公報に
示す如く、無潤滑軸受(以下、ドライベアリング
と呼ぶ)の一つとして、第1図に示す如く、鋼板
5上に多孔質金属焼結層4を被着形成し、その焼
結層4のPTFE樹脂層3の一部を含浸させ、表面
はこの樹脂層3で被覆し、更に、樹脂部内に金属
鉛や酸化鉛等の固体潤滑剤1を分散させたものが
提案実施させている。このベアリングはPTFE樹
脂の潤滑性や、金属鉛や酸化鉛の潤滑性を有効に
利用して優れたものである。しかし、このベアリ
ングは、元来、PV値で1,000〜1,500Kg/
cm2・m/分以下程度の如く低速・低荷重の用途を
目的として開発されたものであるため、金属鉛や
酸化鉛の形状や分散態様等に配慮がはらわれてい
ない。一方、最近は、将来に向つて自動車は高速
化する傾向にあり、これにともなつてベアリング
も高速・高荷重の用途に供せられ、従来例のベア
リングを高速・高荷重の用途に用いても、焼付い
てその使用に耐えられない。
示す如く、無潤滑軸受(以下、ドライベアリング
と呼ぶ)の一つとして、第1図に示す如く、鋼板
5上に多孔質金属焼結層4を被着形成し、その焼
結層4のPTFE樹脂層3の一部を含浸させ、表面
はこの樹脂層3で被覆し、更に、樹脂部内に金属
鉛や酸化鉛等の固体潤滑剤1を分散させたものが
提案実施させている。このベアリングはPTFE樹
脂の潤滑性や、金属鉛や酸化鉛の潤滑性を有効に
利用して優れたものである。しかし、このベアリ
ングは、元来、PV値で1,000〜1,500Kg/
cm2・m/分以下程度の如く低速・低荷重の用途を
目的として開発されたものであるため、金属鉛や
酸化鉛の形状や分散態様等に配慮がはらわれてい
ない。一方、最近は、将来に向つて自動車は高速
化する傾向にあり、これにともなつてベアリング
も高速・高荷重の用途に供せられ、従来例のベア
リングを高速・高荷重の用途に用いても、焼付い
てその使用に耐えられない。
すなわち、従来例ベアリングにおいて、樹脂層
は、ベースのPTFE樹脂中に金属鉛や酸化鉛を粉
末状態のままで混合し、これを焼結層上に塗布し
て構成される。しかしながら、PTFE樹脂に対
し、酸化鉛(比重8.0以上)、金属鉛(比重11内
外)等の固体潤滑剤の比重がきわめて大きいた
め、第1図に示す如く、不均一に分散できず、金
属鉛の場合は、その融点は327℃の如くきわめて
低い。このため使用時に軸の支承面、乃至摩擦面
が高圧、高温になると、低融点の金属鉛は融解
し、金属鉛に比べて高融点の酸化鉛であつても、
その分散状態が不均一で、形状が粉末状であるた
め、これら固体潤滑剤の供給が断続的になつて、
荷重を十分に支えきれずアブレツシブな摩耗にな
つてしまう。
は、ベースのPTFE樹脂中に金属鉛や酸化鉛を粉
末状態のままで混合し、これを焼結層上に塗布し
て構成される。しかしながら、PTFE樹脂に対
し、酸化鉛(比重8.0以上)、金属鉛(比重11内
外)等の固体潤滑剤の比重がきわめて大きいた
め、第1図に示す如く、不均一に分散できず、金
属鉛の場合は、その融点は327℃の如くきわめて
低い。このため使用時に軸の支承面、乃至摩擦面
が高圧、高温になると、低融点の金属鉛は融解
し、金属鉛に比べて高融点の酸化鉛であつても、
その分散状態が不均一で、形状が粉末状であるた
め、これら固体潤滑剤の供給が断続的になつて、
荷重を十分に支えきれずアブレツシブな摩耗にな
つてしまう。
そこで、本発明者等は高速高荷重の使用条件
や、固体潤滑剤、更に、その形状、分散態様につ
き種々検討した結果、摩擦面に常に固体潤滑剤が
供給され、しかも、高温でも十分に潤滑性が保持
できる条件を知見した。具体的に示すと、固体潤
滑剤としては高融点の酸化鉛の方が適切であつ
て、しかも、この酸化鉛は粉末状のままでなく片
状若しくは板状に構成し、更に、この形状の酸化
鉛を多孔質金属焼結層の金属粒子の表面と略々平
行な線状若しくは縞状に分散させることであつ
た。
や、固体潤滑剤、更に、その形状、分散態様につ
き種々検討した結果、摩擦面に常に固体潤滑剤が
供給され、しかも、高温でも十分に潤滑性が保持
できる条件を知見した。具体的に示すと、固体潤
滑剤としては高融点の酸化鉛の方が適切であつ
て、しかも、この酸化鉛は粉末状のままでなく片
状若しくは板状に構成し、更に、この形状の酸化
鉛を多孔質金属焼結層の金属粒子の表面と略々平
行な線状若しくは縞状に分散させることであつ
た。
そこで、図面を用いて本発明について詳しく説
明すると、次の通りである。
明すると、次の通りである。
まず、第2図は本発明の一つの実施例に係る無
潤滑摺動部材の構造を示す断面図である。第2図
においても、第1図に示すものと同様に、符号4
で示す多孔質金属焼結層は鋼板5で裏打ちされ、
この焼結層4上に、PTFE樹脂層3を被覆し、こ
の一部が焼結層4の内部に含浸されている。ま
た、この樹脂層3内には固体潤滑剤として酸化鉛
6を分散させる。
潤滑摺動部材の構造を示す断面図である。第2図
においても、第1図に示すものと同様に、符号4
で示す多孔質金属焼結層は鋼板5で裏打ちされ、
この焼結層4上に、PTFE樹脂層3を被覆し、こ
の一部が焼結層4の内部に含浸されている。ま
た、この樹脂層3内には固体潤滑剤として酸化鉛
6を分散させる。
次に、以上の構成の摺動部材において、樹脂層
3内に分散されるべき酸化鉛6は、第2図に示す
如く、片状若しくは板状、好ましくは鱗片状に構
成するとともに、焼結層6の各金属粒子の表面と
略々平行な曲線若しくは縞状の線に沿つて酸化鉛
6は分散させる。
3内に分散されるべき酸化鉛6は、第2図に示す
如く、片状若しくは板状、好ましくは鱗片状に構
成するとともに、焼結層6の各金属粒子の表面と
略々平行な曲線若しくは縞状の線に沿つて酸化鉛
6は分散させる。
すなわち、樹脂層中には、酸化鉛の融点が鉛の
融点(327℃前後)の如く低くなく、軸受として
使用される範囲内での高温・高圧下であつても分
解することなく安定した潤滑性能が示すことか
ら、酸化鉛を固体潤滑剤として分散させる。
融点(327℃前後)の如く低くなく、軸受として
使用される範囲内での高温・高圧下であつても分
解することなく安定した潤滑性能が示すことか
ら、酸化鉛を固体潤滑剤として分散させる。
これに反し、このように酸化鉛が高温で溶けず
に安定であると、摩耗が進行し、焼結層表面が軸
受面になつてときには、酸化鉛が安定して断続的
に相手材に供給できず、その潤滑機能が十分に発
揮されないおそれがある。換言すると、金属鉛は
低融点であるために、焼結層が露出したときに
は、金属鉛が溶融して液状になつて相手材に円滑
に供給されるが、酸化鉛のときは溶融しないた
め、円滑かつ断続的に供給することがむづかし
い。
に安定であると、摩耗が進行し、焼結層表面が軸
受面になつてときには、酸化鉛が安定して断続的
に相手材に供給できず、その潤滑機能が十分に発
揮されないおそれがある。換言すると、金属鉛は
低融点であるために、焼結層が露出したときに
は、金属鉛が溶融して液状になつて相手材に円滑
に供給されるが、酸化鉛のときは溶融しないた
め、円滑かつ断続的に供給することがむづかし
い。
このところから、本発明では、酸化鉛を粉末状
のままで分散させることなく、酸化鉛を片状若し
くは板状、好ましくは鱗状片に構成して、酸化鉛
の分散性を高める。また、この片状若しくは板状
の酸化鉛を焼結層の各金属粒子表面と略々平行な
曲線若しくは縞状の線に沿つて分散させて、その
供給が円滑に供給できるようにすると共に、その
供給が安定でかつ定常的に行なわれるようにす
る。
のままで分散させることなく、酸化鉛を片状若し
くは板状、好ましくは鱗状片に構成して、酸化鉛
の分散性を高める。また、この片状若しくは板状
の酸化鉛を焼結層の各金属粒子表面と略々平行な
曲線若しくは縞状の線に沿つて分散させて、その
供給が円滑に供給できるようにすると共に、その
供給が安定でかつ定常的に行なわれるようにす
る。
すなわち、酸化鉛で樹脂層に対し比重差が大き
いのにもかかわらず、形状が板状に制御されてい
るために酸化鉛は均一に分散できる。また、樹脂
層の内部で酸化鉛が板状又は片状で分散されてい
るために、大きな力が加わらなくとも破壊されて
後記の如く細かい摩耗粉になつて供給される。従
つて、酸化鉛は溶けなくとも、酸化鉛は細粉状で
円滑に供給され、軸受として使用される範囲内で
の高温・高圧下で酸化鉛は安定した潤滑性能を示
す。更に、片状若しくは板状の酸化鉛は、上記の
如く縞状等の線に沿つて分散されているため、焼
結層の摩耗が進行しても、酸化鉛の破壊、摩耗粉
の供給が安定して定常的に行なわれ、優れた潤滑
性能を示す。
いのにもかかわらず、形状が板状に制御されてい
るために酸化鉛は均一に分散できる。また、樹脂
層の内部で酸化鉛が板状又は片状で分散されてい
るために、大きな力が加わらなくとも破壊されて
後記の如く細かい摩耗粉になつて供給される。従
つて、酸化鉛は溶けなくとも、酸化鉛は細粉状で
円滑に供給され、軸受として使用される範囲内で
の高温・高圧下で酸化鉛は安定した潤滑性能を示
す。更に、片状若しくは板状の酸化鉛は、上記の
如く縞状等の線に沿つて分散されているため、焼
結層の摩耗が進行しても、酸化鉛の破壊、摩耗粉
の供給が安定して定常的に行なわれ、優れた潤滑
性能を示す。
上記のような分散状態にするためには、実施例
で述べているように、微細な鱗片状酸化鉛のよう
な片状若しくは板状の酸化鉛を、PTFE樹脂デイ
スパージヨンと均一に混練してペースト化し、こ
れを帯鋼板上に青銅粉末を焼結した焼結層内部に
ロールで圧入する。
で述べているように、微細な鱗片状酸化鉛のよう
な片状若しくは板状の酸化鉛を、PTFE樹脂デイ
スパージヨンと均一に混練してペースト化し、こ
れを帯鋼板上に青銅粉末を焼結した焼結層内部に
ロールで圧入する。
ペーストの粘度が適正であれば、圧入時に焼結
層の金属粒子に沿つてペーストが流れ込み焼結金
属粒子を覆い包み、かつ焼結粒子層の表面に一定
の厚さの樹脂層を形成する。
層の金属粒子に沿つてペーストが流れ込み焼結金
属粒子を覆い包み、かつ焼結粒子層の表面に一定
の厚さの樹脂層を形成する。
酸化鉛は微細でかつ片状若しくは板状であるた
めペーストの流れの方向に配向し易く、第2図に
示すような分散状態が得られる。
めペーストの流れの方向に配向し易く、第2図に
示すような分散状態が得られる。
更に詳しく説明すると、第3図は摩耗進行時の
潤滑状態を示し、第3図に示す如く、酸化鉛が片
状、板状であるため、相手材による応力を受ける
と、破砕されて直ちに微細な粉末になる。つま
り、樹脂層自体が初期摩耗の過程では摩減されて
摩耗粉となり、その一部が回転軸等の相手材材に
凝着し、潤滑性が保持される。摩耗が進行する
と、第3図の如く、焼結層4の頭部が露出する。
この際は、焼結層4内においては金属粉表面と
略々平行に分散して片状等の酸化鉛6が存在し、
これら酸化鉛6は高温圧下でも分解することなく
細かく破砕されて、摩耗とともに青銅層の頭部に
集積し、表面に薄い潤滑層2が形成され、摩耗が
進行しても良好な潤滑性が保持される。
潤滑状態を示し、第3図に示す如く、酸化鉛が片
状、板状であるため、相手材による応力を受ける
と、破砕されて直ちに微細な粉末になる。つま
り、樹脂層自体が初期摩耗の過程では摩減されて
摩耗粉となり、その一部が回転軸等の相手材材に
凝着し、潤滑性が保持される。摩耗が進行する
と、第3図の如く、焼結層4の頭部が露出する。
この際は、焼結層4内においては金属粉表面と
略々平行に分散して片状等の酸化鉛6が存在し、
これら酸化鉛6は高温圧下でも分解することなく
細かく破砕されて、摩耗とともに青銅層の頭部に
集積し、表面に薄い潤滑層2が形成され、摩耗が
進行しても良好な潤滑性が保持される。
次に、実施例について説明する。
まず、平均粒径30μ酸化鉛の形状を鱗片状に調
整し、この鱗片状酸化鉛100重量部に対し、
PTFE樹脂デイスパージヨン100重量部を混練し、
ペースト化した。これに対し、帯鋼板上に約
300μの厚さに略々球形の青銅粉を均一に散布し、
この散布状態のままで焼結し、帯鋼板の上に多孔
質焼結層を形成した。
整し、この鱗片状酸化鉛100重量部に対し、
PTFE樹脂デイスパージヨン100重量部を混練し、
ペースト化した。これに対し、帯鋼板上に約
300μの厚さに略々球形の青銅粉を均一に散布し、
この散布状態のままで焼結し、帯鋼板の上に多孔
質焼結層を形成した。
次に、この多孔質焼結層の中に上記ペーストを
ロールコーテイングによつて薄くのばして被覆
し、その後、約370℃で焼成した。このドライベ
アリングの横断面を顕微鏡によりその構造をしら
べたところ、第2図の通りの構造であつて酸化鉛
が焼結層の金属粒子の表面と略々平行に線状に分
散されていた。
ロールコーテイングによつて薄くのばして被覆
し、その後、約370℃で焼成した。このドライベ
アリングの横断面を顕微鏡によりその構造をしら
べたところ、第2図の通りの構造であつて酸化鉛
が焼結層の金属粒子の表面と略々平行に線状に分
散されていた。
このドライベアリングを鈴木、松原式摩耗試験
機を用いて、限界PV値曲線を測定した結果、第
4図で符号イに示す性能が得られた。これに対
し、比較例1として鉛を塊状又は粉末状のままと
し、これが第1図に示す如く分散されているもの
は、第4図で符号ロで示す性能であつた。
機を用いて、限界PV値曲線を測定した結果、第
4図で符号イに示す性能が得られた。これに対
し、比較例1として鉛を塊状又は粉末状のままと
し、これが第1図に示す如く分散されているもの
は、第4図で符号ロで示す性能であつた。
なお、第4図の試験条件は相手材がS45C材で、
圧力が100Kg/cm2以下、周速度30m/分以上で無
潤滑で行なつた。また、第4図で、縦軸に試験時
間(時)、横軸にPV値(Kg/cm2・m/分)を示
す。
圧力が100Kg/cm2以下、周速度30m/分以上で無
潤滑で行なつた。また、第4図で、縦軸に試験時
間(時)、横軸にPV値(Kg/cm2・m/分)を示
す。
また、耐摩耗性、摩擦係数について本発明品と
比較例1とについて無潤滑のスラストロードによ
つて測定した結果、第5図に示す結果が得られた
(第5図でも同様にイが本発明品、ロが比較例1
を示し、試験条件は相手材S45C、硬度HRC55、
試験時間60分、速度15m/分である。)第5図に
示す如く面圧が大きくなるに従つて、比較例1の
ドライベアリング材より優れ、高荷重下で特に性
能を発揮することがわかつた。
比較例1とについて無潤滑のスラストロードによ
つて測定した結果、第5図に示す結果が得られた
(第5図でも同様にイが本発明品、ロが比較例1
を示し、試験条件は相手材S45C、硬度HRC55、
試験時間60分、速度15m/分である。)第5図に
示す如く面圧が大きくなるに従つて、比較例1の
ドライベアリング材より優れ、高荷重下で特に性
能を発揮することがわかつた。
さらに、面圧100Kg/cm2、すべり速度30m/分、
すなわち、PV値3,000Kg/cm2・m/分の条件で
相手材にS45C(硬度HRC55)を用いて無潤滑の
スラストロードで試験したところ、第6図に示す
結果が得られた。第6図でイは本発明品、ロは比
較例1であり、この結果から、比較例のドライベ
アリング材の普通のPV値1,000〜1,500Kg/
cm3・m/分の2倍以上の苛酷な運転条件でも本発
明は十分使用に耐え、幅広い使用条件で使用でき
ることがわかつた。
すなわち、PV値3,000Kg/cm2・m/分の条件で
相手材にS45C(硬度HRC55)を用いて無潤滑の
スラストロードで試験したところ、第6図に示す
結果が得られた。第6図でイは本発明品、ロは比
較例1であり、この結果から、比較例のドライベ
アリング材の普通のPV値1,000〜1,500Kg/
cm3・m/分の2倍以上の苛酷な運転条件でも本発
明は十分使用に耐え、幅広い使用条件で使用でき
ることがわかつた。
また、比較例2として塊状の酸化鉛を分散させ
たものを構成したところ、その分散度合は第1図
に示す如く不均一であつた。また、上記各性能テ
ストにおいても、ほとんど比較例1と変らなかつ
たが、第5図のテストでは比較例1より高荷重側
でやや良い結果を示した。
たものを構成したところ、その分散度合は第1図
に示す如く不均一であつた。また、上記各性能テ
ストにおいても、ほとんど比較例1と変らなかつ
たが、第5図のテストでは比較例1より高荷重側
でやや良い結果を示した。
以上詳しく説明した通り、本発明は鋼板で裏打
ちされた多孔質金属焼結層の内部ならびに表面に
PTFE樹脂層が形成され、この中に鱗片等の片状
若しくは板状の酸化鉛が内部の金属粒子の表面に
略々平行な線状に沿つて分散されて成るものであ
る。固体潤滑剤として分解点が高く、高温・高圧
下で安定した潤滑性能を示す酸化鉛の特性がいか
され、しかも、その形状は鱗片等の如く片状若し
くは板状に構成されているため、分散が均一に行
なわれる。また、酸化鉛は上記の如く規則正しく
分散しているため、常に良好な潤滑性能が得られ
る。
ちされた多孔質金属焼結層の内部ならびに表面に
PTFE樹脂層が形成され、この中に鱗片等の片状
若しくは板状の酸化鉛が内部の金属粒子の表面に
略々平行な線状に沿つて分散されて成るものであ
る。固体潤滑剤として分解点が高く、高温・高圧
下で安定した潤滑性能を示す酸化鉛の特性がいか
され、しかも、その形状は鱗片等の如く片状若し
くは板状に構成されているため、分散が均一に行
なわれる。また、酸化鉛は上記の如く規則正しく
分散しているため、常に良好な潤滑性能が得られ
る。
第1図は従来例の無潤滑摺動部材の一部の拡大
断面図、第2図は本発明の一つの実施例に係る無
潤滑摺動部材の一部の拡大断面図、第3図は第2
図の摺動材の軸受面摩耗進行中の一部の拡大断面
図、第4図、第5図ならびに第6図は本発明の一
つの実施例に係る摺動部材と従来例との限界PV
値曲線、摩擦摩耗試験結果、PV値3,000Kg/
cm3・m/分の摩耗試験結果の各グラフである。 符号1……鉛粉末、2……潤滑層、3……
PTFE樹脂層、4……多孔質金属焼結層、5……
鋼板、6……片状酸化鉛。
断面図、第2図は本発明の一つの実施例に係る無
潤滑摺動部材の一部の拡大断面図、第3図は第2
図の摺動材の軸受面摩耗進行中の一部の拡大断面
図、第4図、第5図ならびに第6図は本発明の一
つの実施例に係る摺動部材と従来例との限界PV
値曲線、摩擦摩耗試験結果、PV値3,000Kg/
cm3・m/分の摩耗試験結果の各グラフである。 符号1……鉛粉末、2……潤滑層、3……
PTFE樹脂層、4……多孔質金属焼結層、5……
鋼板、6……片状酸化鉛。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼板上に形成された多孔質金属焼結層上に、
一部が前記多孔質焼結層内に入り、しかも、酸化
鉛が含まれるポリテトラフルオロエチレン樹脂層
を被覆して成る無潤滑摺動部材において、 前記酸化鉛を片状若しくは板状に構成し、この
片状若しくは板状の酸化鉛を、前記樹脂中に前記
多孔質金属焼結層の表面若しくは内部の金属粒子
表面に沿つて略々平行な線状若しくは縞状の線に
分散させて成ることを特徴とする高速高荷重用無
潤滑摺動部材。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21283883A JPS60104191A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 高速高荷重用無潤滑摺動部材 |
| DE19853516649 DE3516649A1 (de) | 1983-11-11 | 1985-05-09 | Selbstschmierendes lager |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21283883A JPS60104191A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 高速高荷重用無潤滑摺動部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60104191A JPS60104191A (ja) | 1985-06-08 |
| JPH0244875B2 true JPH0244875B2 (ja) | 1990-10-05 |
Family
ID=16629181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21283883A Granted JPS60104191A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 高速高荷重用無潤滑摺動部材 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60104191A (ja) |
| DE (1) | DE3516649A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100567751C (zh) | 2006-05-25 | 2009-12-09 | 孙承玉 | 薄壁双金属自润滑轴承的制造方法 |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62190120U (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-03 | ||
| DE4227909C2 (de) * | 1992-08-22 | 1995-09-07 | Glyco Metall Werke | Metall-Kunststoff-Verbundlagerwerkstoff sowie Verfahren zu dessen Herstellung |
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