JPH024482A - 籾摺機の回転選別筒取外し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する籾摺機に利用す
ることができる。

〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕内周面
に多数の壷穴の構成されている回転選別筒で、籾・玄米
の混合米を選別する籾摺機がある。

このタイプの籾摺機にあっては、回転選別筒の点検整備
や清掃作業のため、回転選別筒を機体から取り外す必要
がある。

この回転選別筒を機体から取外す従来装置として、実開
昭６１−１７１５７８号公報がある。この公報のものは
、回転選別筒の軸芯方向両端部を。

駆動ローラで回転するように支持されている。そして、
この駆動ローラに接触する部分には、回転選別筒の軸芯
方向への移動を阻止して定位置で回転するようにするた
め、外周側へ突出しているフランジが設けられている。

そのため、回転選別筒を軸芯方向へ移動させて機体から
取外す際に１回転選別筒をフランジの高さだけ持ち上げ
て、駆動ローラからフランジを離脱させてから、回転選
別筒を軸芯方向へ移動させならならず、回転選別筒を取
外ししにくいという問題点があった。

そこで、この発明は、回転選別筒と駆動ローラとの間に
、特殊に構成した駆動円筒を設けることにより、回転選
別筒を機体から取外すにあたり、回転選別筒を上方へ持
ち上げる作業を省略して、軸線方向への移動だけで回転
選別筒を機体から取外そうとするものである。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
的手段は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒１１を駆動円筒１２に軸線方向に沿って取外し自在
に支持し、この駆動円筒１２を下外周部を支持した駆動
ローラ１４，１４で横軸回りに回転自在に支持し、この
選別ケース１０における回転選別筒１１の軸線方向の一
側壁には、少なくとも回転選別筒１１の外径よりも大径
の取外し孔を開口して、この取外し孔を後側板１０ｃに
より開閉自在に構成してなる籾摺機の回転選別筒取外し
装置の構成としたことである。

〔発明の作用及び効果〕 この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒１１を駆動用＠１２に軸線方向に沿って取外し自
在に支持し、この駆動用ｍ１２の下外周部を支持した駆
動ローラ１４，１４で横軸回りに回転自在に支持した構
成としているので、回転選別筒１１を回転する駆動円筒
１２は、駆動ローラ１４，１４．・・・に支持された状
態のままで、駆動円筒１２に対して回転選別筒１１を軸
線方向へ移動させるだけで取外すことができ、回転選別
筒　　の取外しの容易化を図ることができるものである
。

〔実施例〕

以下１図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。

１は、脱ぷ部で、のこ脱ぷ部１は、籾タンク２゜一対の
脱ぷロール３，３等で構成されている。４は、摺落米風
選路で、前方の吸引ファン室５により発生する選別風に
よって、説ぷ部１からの摺落米を風選し、籾殻は吸引フ
ァン室５から排塵筒６を経て機外へ排出され、玄米およ
び籾の混合米は下方の摺落米受樋７へ落下供給される。

摺落米受樋７に落下した混合米は、混合米揚穀機８で混
合米ホッパ９へ揚穀され、混合米ホッパ９から、回転選
別筒１１内の混合米受樋も兼ねる供給樋１４の始端部へ
搬送されるように構成されている。

１０は、選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴が構成されていて、且つ、横軸回りに
回転する回転選別筒１１が配置されている。

次に、この回転選別筒１１の回転支持状態について説明
する。この回転選別筒１１は、外周側の駆動円筒１２に
対して、軸線方向へ抜き差し自在にし、駆動円筒１２と
回転選別筒１１とは、一体内に回転できる構成としてい
る。この駆動円筒１２の軸芯方向両端部には、フランジ
付筒体１３゜１３を取り付け、このフランジ付筒体１３
．１３を駆動ローラ１４，１４で回転自在に支持してい
る。１５は、抜は止めスプリングである。なお、Ｎ動円
筒１２は、駆動ローラ１４，１４に支持されるフランジ
付筒体１３．１３の間を、複数本の棒状部材で接続する
ようにしてもよい。

この回転選別９５１１内には、供給ラセン１６の有る供
給樋１７．仕上米ラセン１８の有る仕上米樋１９を横架
している。この供給ｆｌ１１７および仕上米樋１９を回
転選別筒１１内に配設するにあたっては、供Ｍ１樋１７
を第３図に示すように回転選別筒１１の下方から上方へ
回転する汲み上げ側に、また、仕上米樋１９を回転選別
筒１１の上方から下方へ回転する側へ配設して、回転選
別筒１１の壷穴により低く汲み上げられた混合米は、供
給樋１７へ落下し、供給ラセン１６で供給＠１７の終端
側へ移送されるように構成されていて、供給樋１７は混
合米受樋の機能も兼ねている。

選別ケース１０の脱ぷ部１に近い前側板１０ａには、供
給樋１７．供給ラセン１６．仕上米樋１９及び仕上米ラ
セン１８の一端部が片持ち状に支持されている。また、
選別ケース１０の上側板１ｏｂは、着脱自在に構成され
ており、脱ぷ部１がら遠く離れていて、且つ、回転選別
筒１１より大径に構成されている後側板１０ｃも、選別
ケース１０に着脱自在に構成されていて、この後側板１
０ｃが取外された状態では、回転選別筒１１を軸線方向
へ移動させることにより、取外すことができる。また、
この後側板１０ｃは、内周側支持板部１０ｄと、その内
周側支持板部１０ｄの外周側に位置している外周側支持
板部１０ｅとに分割構成されている。この内周側支持板
部１０ｄには、供給樋１７．供給ラセン１６．仕上米樋
１９及び仕上米ラセン１８の他端部が支持されており、
この内周側支持板部１０ｄの外周部は、外周側支持板部
１０ｅの内周側部分に嵌合でき、且つ、支持される構成
としている。

仕上米樋１９の排出側部は、仕上米流下筒２０゜仕上米
流穀板２１を介して仕上米受樋２２へ連通されていて、
仕上米が仕上米流下筒２０および仕上米流穀板２１から
仕上米受樋２２へ落下する間に風選されて、仕上米受樋
２２へ流下した玄米は、仕上米揚穀機２３を介して機外
に取り出されるものである。

回転選別筒１１の排出側端部には、汲み上げ筒体２４を
連設している。２５は、帰り籾還元樋で。

該汲上げ筒体２４で汲上げられた穀粒を帰り籾還元樋２
５で脱ぷ部１へ還元するものである。

次に、実施例の作用について説明する。

脱ぷ部１の籾タンク２に籾を供給し、籾摺機の回転各部
を駆動する。すると、籾タンク２から脱ぶロール３，３
へ供給された籾は、脱ぷ作用を受け、摺落米は下方の摺
落米風選路４で風選され、籾殻は排塵筒６から機外へ排
出される。また、玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋７
に落下供給され、混合米揚穀機８により揚穀されて、混
合米ホッパ９を経て回転選別筒１１側の供給樋１７の始
端側へ揚上供給され、供給受樋１７内の供給ラセン１６
で回転選別筒１１の供給側端部へ供給される。

ついで、混合米は、第４図で時計方向へ回転している回
転選別筒１１の壷穴により−汲み上げられて、高く汲み
上げられた玄米は、上方の仕上米樋１９に落下し、また
、低く汲み上げられた籾及び一部の玄米の混合米は、下
方の供給樋１７に落下して選別される。そして、供給樋
１７に落下した未選別の混合米は、供給ラセン１６で供
給樋１７の搬送終端部から再度回転選別筒１１内へ供給
され、再選別される。また、仕上米４ｉ！１９に落下し
た仕上米は、仕上米ラセン１８で仕上米流下筒２０へ搬
送され、仕上米流穀板２１を経て仕上米受樋２２へ落下
する間に１選別風により選別され、仕上米揚穀機２３で
機外へ取り出されるものである。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別後の籾は、
隣接する汲上げ筒体２４へ入り、この汲上げ筒体２４に
より汲み上げられて、上方の帰り籾還元樋２５から脱ぷ
部１へ還元され、再度脱ぷ部１で説ぷ作用を受けるもの
である。

次に、回転選別筒１１の取り外し・取り付は作業につい
て説明する。回転選別筒１１を取り外す場合には、先ず
、後側板１０ｃの内周側支持板部１０ｄから外周側支持
板部１０ｅを取り外し、次いで、後側板１０ｃの外周側
支持板部１０ｅを選別ケース１ｏから取り外す。すると
、選別ケース１０の後側には、回転選別筒１１より大径
の開口部ができる。

次に、駆動円筒１２に対して回転選別筒１１を軸線方向
へ移動させることにより、回転選別筒１１を選別ケース
１０から取外すことができる。

また、回転選別筒１１を取付ける場合は、後側板１０ｃ
を選別ケース１０から取り外した状態で。

駆動円筒１２の端部と１回転選別筒１１の端部とを合わ
せて、駆動円筒１２に対して回転選別筒１１を軸線方向
に沿って脱ぷ部１側へ移動させ、駆動円筒１２に回転選
別筒１１を嵌合し取付ける。

次いで、後側板１０ｃの内周側支持板部１０ｄに外周側
支持板部１０ｅを嵌合して連結し、次いで、後側板１０
ｃの外周側支持板部１０ｅを選別ケース１０に固着する
ことにより、回転選別筒１１の取り付けが完了する。

従って、従来装置のように、駆動ローラから回転選別筒
側のフランジ部分を前説させるために。

回転選別筒を持ち上げる作業を省略して１回転選別筒１
１を軸線方向へ移動させるだけの簡単な操作で取り外す
ことができ、回転選別筒１１の取外しの容易化を図るこ
とができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、駆動円筒及び回転選別筒の背面図
、第３図は、切断側面図、第４図は、切断背面図である
。 〔符号の説明〕 Ｉ　脱ぶ部　　　　　　　２　籾タンク３　脱ぷロール
　　　　　４　摺落米風選路５　吸引ファン　　　　　
６　排塵筒 ７　摺落米受樋　　　　　８　混合米揚穀機９　混合米
ホッパ　　　１０　選別ケース１０ａ　　前側板　　　
　　１０ｂ　　上便板１０ｃ　　後側板　　　　　１０
ｄ内周側支持板部１０ｅ　　外周側支持板部　１１　回
転選別筒１２　駆動円筒　　　　　１３　フランジ付筒
体１４　駆動ローラ １５　抜は止めスプリング １６　供給ラセン　　　　１７　供給樋仕上米ラセン 仕上米流下筒 仕上米受樋 汲上げ筒体 仕上米樋 仕上米粒穀板 仕上米揚穀機 返り籾還元樋

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕内周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒
   １１を駆動円筒１２に軸線方向に沿って取外し自在に支
   持し、この駆動円筒１２を下外周部を支持した駆動ロー
   ラ１４、１４で横軸回りに回転自在に支持し、この選別
   ケース１０における回転選別筒１１の軸線方向の一側壁
   には、少なくとも回転選別筒１１の外径よりも大径の取
   外し孔を開口して、この取外し孔を後側板１０ｃにより
   開閉自在に構成してなる籾摺機の回転選別筒取外し装置
   。