JPH0244668Y2 - - Google Patents

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JPH0244668Y2
JPH0244668Y2 JP1983035987U JP3598783U JPH0244668Y2 JP H0244668 Y2 JPH0244668 Y2 JP H0244668Y2 JP 1983035987 U JP1983035987 U JP 1983035987U JP 3598783 U JP3598783 U JP 3598783U JP H0244668 Y2 JPH0244668 Y2 JP H0244668Y2
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center
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seedlings
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JP1983035987U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、多条植田植機におけるフロート装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
多条植田植機のうち、五条植え、七条植え等の
奇数条植えの場合、先行技術の実公昭57−54578
号公報、実開昭58−26812号公報等で知られてい
るように、一条植え用のセンターフロートを機体
左右中央部に配設し、その左右両側に二条植え用
のサイドフロートを配置することにより、駆動力
やフロート装置全体の浮力の左右バランスを確保
するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このとき、センターフロートの左右に隣接して
配設されるサイドフロートの滑走により左右に押
し退けられた泥水や、センターフロート自体の滑
走により当該センターフロートの左右側面に沿つ
て方向に流れる泥水はその粘性が高いこともあつ
て、センターフロートの後端縁においてその内側
に泥水を巻き込み、センターフロート箇所で一旦
植付けられた植付け苗が前記流れ込んだ泥水によ
つて押し倒されるおそれがあつたので、前記各先
行技術では、センターフロートの後端に平面視後
向きU字状に切り込んだ開口部を形成し、その開
口部において苗植付けすることを開示している。
ところで、センターフロートとこれに隣接する
サイドフロートとの間の圃場面では、フロートの
前後方向長手の外側縁に沿つて走行車体の進行方
向と平行状に泥水が流れるが、前記各先行技術に
開示されているように、各フロートの側縁が走行
車体の進行方向と平行状であつて、その側縁に続
いてフロートの後端縁が進行方向と直角に切れて
いると、各フロートの後端縁より後方の圃場面が
急激に広がることになる。
しかも、各先行技術におけるように、センター
フロート及びサイドフロートの各後端縁が横一直
線状に位置していると、その各フロート後端縁よ
り後方の圃場面が急激に広がることになる。換言
すれば、各フロートの側縁と後端縁との角部で泥
水の流れの急変が同時に起こることになり、この
急激に広くなつた圃場面箇所(フロートの後端縁
の後近傍位置)に泥水を巻き込む現象が生じ、こ
れによつて特にセンターフロートの側方に植付け
られた苗が泥水で押し倒されるという問題があ
つ。
本考案はこの問題を解決することを目的とする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案では、走行車体
の進行方向左右略中央にセンターフロートを配設
し、該センターフロートの左右両側にサイドフロ
ートを並行配設し、前記センターフロートをその
広巾前部の後端に左右一対の側翼部をその間に適
宜の左右間隔をあけて後向きに延長して平面視後
向きU字状に形成し、サイドフロートの側方位置
と前記センターフロートにおける左右側翼部の間
位置とにそれぞれ苗植付けするための苗植付機構
を配設してなる多条植田植機において、前記セン
ターフロートにおける左右一対の側翼部の各後端
縁を、サイドフロートにおける後端縁よりも走行
車体進行方向前寄りに位置させると共に、前記左
右両側翼部の外側縁を、後方に行くに従つて当該
センターフロートの左右中央部に近づくように平
面視内向きに傾斜形成したものである。
〔実施例〕
次に、五条植乗用型田植機の実施例を、図面に
基づいて説明すると、図において符号1は走行車
体を示し、該走行車体1は車体フレーム2とその
前部下面に取りつく前二輪3,3と後部下面にチ
エンケース4,4を介して取りつく後二輪5,5
とからなり、車体フレーム2の上面には操縦座席
6と操向ハンドル7とを備え、車体フレーム2の
前部上面のエンジン8により前記各車輪3,3、
5,5を駆動して走行するように構成する。
符号9は、前記走行車体1の後部にトツプリン
ク10と左右一対のロワーリンク11,11とを
介して上動自在に取りつく苗植装置を示し、走行
車体1と前記トツプリンク10との間には苗植装
置9を大きく昇降するための油圧シリンダ12が
設けられている。
前記苗植装置9は、走行車体1から後向きに突
出した伝達軸13を介して動力伝達される伝動ケ
ース14、この伝動ケース14の左右両側にパイ
プ条支持部材15,15を介して横方向に適宜間
隔で取りつく植付けケース16′,16,16、
前記中央の植付けケース16′下面に装着したセ
ンタフロート17、前記左右両側の植付けケース
16,16下面に各々装着したサイドフロート1
8,18及び上端が走行車体1に近づくように傾
斜配設した苗載台19とからなる。
前記中央の植付ケース16′後方には、一つの
苗植機構20を設け、前記左右両側の植付けケー
ス16,16にはそれぞれ左右一対の苗植機構2
0,20を設ける。
前記左右両サイドフロート18,18は、平面
視において前部を広巾に、後部を狭巾に形成し
た、平面視いわゆるT字状に形成し、前記狭巾部
の左右両外側方位置において苗植機構20,20
で苗植付けできるように構成する。
そして、前記センタフロート17は平面視略後
向きU字状に形成する。
即ち、センターフロート17における平面視に
おいて広巾状前部の後側には、当該広巾状前部よ
り狭い巾寸法の左右一対の側翼部21,21を後
向きに延長し、いわゆる後向きU字状に形成し、
前記一つの苗植機構20による苗植付けを前記左
右両側翼部21,21間の隙間内で行うように構
成する。
また、該センタフロート17の左右両側翼部2
1,21の外側縁を後方に行くに従つて平面視で
内向き(センターフロート17の左右中央寄り)
に傾斜するように形成してなるものであり、且つ
左右両側翼部21,21の後端縁の位置を、前記
左右両サイドフロート18,18の後端縁の位置
よりも前寄りに位置するように形成する。
この構成により、田植機を前進させれば、前記
各苗植機構20により、苗載台19下端の苗取出
口から苗を一株づつ分割しながら、圃場面22に
五条に沿つて苗植付けできる。
この場合、センターフロートを、その広巾前部
の後端から左右一対の側翼部を後向きに延長する
ことにより後向きU字状に形成すると共に、左右
両側翼部の各外側縁を後方に行くに従つて中央部
に近づくように内向き傾斜状に形成することによ
り、当該フロートの浮力等の左右バランスを確保
することででき、また、前記左右両側翼部間で植
付けられた苗及び隣接するサイドフロートの側方
で植付けられた苗が、それぞれ泥水流れによつて
倒れるのを防止できる。
なお、本考案はフロートが走行機体の前方に位
置する、いわゆる前植式のものや、歩行型のもの
にも適用できることは言うまでもない。
〔考案の作用〕
このとき、各フロート17,18,18の前進
につれて、センタフロート17及び両サイドフロ
ート18,18の各広巾前部で圃場面の泥水を押
し退け、この押し退けられた泥水は相隣接する両
フロート間に流れ込み、その両フロート間の圃場
面では、フロートの前後方向長手の外側縁に沿つ
て走行車体の進行方向と平行状に泥水が流れる
が、各フロートの側縁が走行車体の進行方向と平
行状であつて、その側縁に続いてフロートの後端
縁が進行方向と直角に切れていると、各フロート
の後端縁より後方の圃場面が急激に広がることに
なり、各フロートの側縁と後端縁との角部で、泥
水の流れが急激に変化し、泥水の粘性が高いこと
もあつて、前記急激に広くなつた圃場面箇所(フ
ロートの後端縁の後近傍位置)に泥水を巻き込む
現象が生じ、これによつて植付けられた苗が当該
泥水で押し倒されることになる。
しかし、本考案に従えば、平面視後向きU字状
センタフロート17における左右両側翼部21,
21の両外側縁を後方に行くに従つて中央部に近
づくように内向きに傾斜形成したので、当該セン
タフロートの左右両側翼部21,21外側縁に沿
つて流れる泥水は除々にセンターフロートの左右
中央に向かつて移動するから、当該センタフロー
トの後端において泥水が急激には巻き込まれず、
うずの発生等も生じないので、センタフロート7
における左右両側翼部21,21間で植付けられ
た苗は倒れることがない。
しかも、隣合うサイドフロート狭巾部との隙間
も後方に行くに従つて、センターフロート側に向
かつて広くなり、且つセンターフロートの後端縁
の位置が隣接するサイドフロートの後端縁位置よ
りも前寄り位置にあるので、センターフロートと
サイドフロートとの間で拘束されている(進行方
向と平行に流れる)泥水の流れがセンターフロー
トの後端縁方向に向かつて先に開放されるので、
サイドフロートの側縁に対して後端縁が平面視で
略直角方向に急激に切れていても、当該サイドフ
ロートの後端縁の後方近傍への泥水の巻き込みの
勢力が弱くなり、各サイドフロートの側方位置に
植付けた苗の倒れ現象も少なくできる。
〔考案の効果〕
このように、本考案によれば、センターフロー
トにおける広巾前部の後端に左右適宜隔てて一対
の左右両側翼部を後向きに延長することで、セン
ターフロートの平面視形状を後向き開放状のU字
状にに形成したことと、このセンターフロートに
おける左右両側翼部の外側縁を後方に行くに従つ
て中央部に近づくように内向き傾斜状に形成した
ことと、さらにセンターフロートの後端縁の位置
を其と隣接するサイドフロートの後端縁の位置よ
りも前寄り位置にしたこととの三者の構成の相乗
効果により、センターフロート箇所およびその左
右両側位置のサイドフロート箇所での植付け苗の
姿勢が、苗植付け作業時の状態で良好に保持さ
れ、苗の成育が向上するという効果を奏するので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は田植
機の側面図、第2図は正面図である。 1……走行車体、3,3……前輪、5,5……
後輪、9……苗植装置、16,16,16′……
植付けケース、17……センタフロート、18,
18……サイドフロート、20……苗植機構、2
1,21……左右側翼部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行車体の進行方向左右略中央にセンターフロ
    ートを配設し、該センターフロートの左右両側に
    サイドフロートを並行配設し、前記センターフロ
    ートをその広巾前部の後端に左右一対の側翼部を
    その間に適宜の左右間隔をあけて後向きに延長し
    て平面視後向きU字状に形成し、サイドロートの
    側方位置と前記センターフロートにおける左右側
    翼部の間位置とにそれぞれ苗植付けするための苗
    植機構を配設してなる多条植田植機において、前
    記センターフロートにおける左右一対の側翼部の
    各後端縁を、サイドフロートにおける後端縁より
    も走行車体進行方向前寄りに位置させると共に、
    前記左右両側翼部の外側縁を、後方に行くに従つ
    て当該センターフロートの左右中央部に近づくよ
    うに平面視内向きに傾斜形成したことを特徴とす
    る多条植田植機のフロート装置。
JP3598783U 1983-03-11 1983-03-11 多条植田植機のフロ−ト装置 Granted JPS59141717U (ja)

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JP3598783U JPS59141717U (ja) 1983-03-11 1983-03-11 多条植田植機のフロ−ト装置

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JP3598783U JPS59141717U (ja) 1983-03-11 1983-03-11 多条植田植機のフロ−ト装置

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JPS59141717U JPS59141717U (ja) 1984-09-21
JPH0244668Y2 true JPH0244668Y2 (ja) 1990-11-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56160910A (en) * 1980-05-14 1981-12-11 Iseki Agricult Mach Float of walking type rice transplanter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56160910A (en) * 1980-05-14 1981-12-11 Iseki Agricult Mach Float of walking type rice transplanter

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JPS59141717U (ja) 1984-09-21

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