JPH019365Y2 - - Google Patents

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JPH019365Y2
JPH019365Y2 JP13826882U JP13826882U JPH019365Y2 JP H019365 Y2 JPH019365 Y2 JP H019365Y2 JP 13826882 U JP13826882 U JP 13826882U JP 13826882 U JP13826882 U JP 13826882U JP H019365 Y2 JPH019365 Y2 JP H019365Y2
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float
rear end
seedling planting
muddy water
end surface
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JP13826882U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、機体横方向に並設された複数個のフ
ロートのうち最も機体横外側に位置するフロート
に、後端部が苗植付け箇所間に位置するフロート
本体と、このフロート本体の左右両側に振り分け
連設されると共に苗植付け箇所の前方に位置する
一対の整地フロート部とを備えさせた田植機のフ
ロート構造に関する。
上記田植機にあつは、従来、第8図に示すよう
に、最機体横外側フロート1が左右対称形に形成
されていたために、そのフロート1の左右に振り
分け配置される苗植付け箇所P1,P2のうちの機
体外側のものP1よりも機体内側のものP2への方
が泥水が流入し易くなつていた。なぜならば、最
機体横外側フロート1の機体内側には、この最外
側フロート1によりその機体内側に押出し分流さ
れる泥水と、最外側フロート1に隣接するフロー
ト2によりその機体外側に押出し分流される泥水
とが合流して流入するが、最外側フロート1の機
体外側には、そのフロート1によりその機体外側
に押出し分流される泥水しか流入しないことか
ら、最外側フロート1の機体内側を流入する泥水
量の方が、外側を流入する泥水量よりも多くな
り、さらには、最外側フロート1の機体内側にあ
つては、隣接フロート2が存在する関係上、泥水
が隣接フロート2に衝突して内側苗植付け箇所
P2に向かつて流動し易くなるが、最外側フロー
トの機体外側にあつては、泥水の流動方向を変え
る前記隣接フロート2のような部材が存在しない
関係上、泥水が外側苗植付け箇所P1の方に向き
にくくなるからである。従つて、従来、最外側フ
ロート1の左右に振り分け配設される一対の整地
フロート部1a,1bにおいて、それらの後端面
のフロート横方向に対する傾斜角Aを、内側苗植
付け箇所P2の植付苗が流動泥水によつて押し流
されたり、姿勢変形されないようにしながら、該
苗植付け箇所P3に対する植付爪3bに付着の泥
土が泥水によつて洗い落とされるようにするべ
く、適量の泥水が内側苗植付け箇所P3に流入す
るように設定すると、外側苗植付け箇所P1に流
入する泥水量が少なくなり、該苗植付け箇所P1
に対する植付爪3aの洗浄が十分行えなくなり、
逆に、外側苗植付け箇所P1に対する植付爪3a
の洗浄が該箇所の植付苗の倒状や姿勢乱れを伴う
ことなく行われるように前記傾斜角Aを設定する
と、内側苗植付け箇所P2に流入する泥水量が多
くなり、該箇所P2の植付苗に倒伏や姿勢乱が生
じる欠点があつた。
本考案は、最機体横外側フロートをその左右い
ずれの苗植付け箇所にも適量の泥水を流入できる
ものに改造し、前記フロートの内外側いずれにお
いても、泥水になる植付爪洗浄が植付苗に悪影響
を及ぼすことのない状態で良好に行われるように
することにある。
次に、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、左右一対の駆動及び操向
可能な前車輪4,4、並びに、左右一対の駆動後
車輪5,5を有し、かつ、前部に搭載されたエン
ジン6、及び、その後方に配置された運転部7を
有する車体の後部に、苗植付装置8をシリンダ9
による上下揺動操作が可能なリンク機構10によ
り昇降操作自在に連結すると共に、前記車体から
苗植付装置8に回転軸11により動力伝達するよ
うに構成して、5条植えが可能な乗用田植機を構
成してある。
前記苗植付装置8には、第2図に示すように、
苗植付け泥面を苗植付けに先立つて整地させるた
めの3個のフロート1,1,2を機体横方向に並
列させて設けてある。
そして、前記フロート1,1,2のうちの最も
機体横外側に位置する2個のサイドフロート1,
1夫々を構成するに、第2図及び第3図に示すよ
うに、機体横外側に位置する2個の植付爪3a,
3bによる苗植付け箇所P1,P2の間に後端部を
位置させるフロート本体1cを備えせると共に、
前記両苗植付け箇所P1,P2のうちの機体外側の
ものP1の前方と、機体内側のものP2の前方とに
振り分け配置する一対の整地フロート部1a,1
bを、前記フロート本体1cの前端側の左右両側
に振り分け連設してある。そして、前記両整地フ
ロート部1a,1b夫々を、その後端面がフロー
ト横外側ほど前方側に位置するように形成すると
共に、機体外側方側の整地フロート部1aにおけ
る後端面のフロート横方向に対する傾斜角A1を、
機体内方側の整地フロート部1bにおける後端面
のフロート横方向に対する傾斜角A2より大に形
成し、内外側両苗植付け箇所P1,P2のいずれに
も、それらにおける植付苗に倒伏や姿勢乱れを及
ぼすことなく植付爪3aや3bの洗浄を行わせる
に適量の泥水が流入するようにしてある。
第4図に示すように、前記センターフロート2
を、その前端側に付設された屈伸リンク機構12
と、後端側に付設されたブラケツト13とによ
り、苗植付装置8aに対して後端側の枢支軸14
の周りで上下揺動するように取付けると共に、前
記リンク機構12を、前記シリンダ9のコントロ
ールバルブ(図外)に対して、それをセンターフ
ロート2の上下揺動に伴つて自動操作するように
ワイヤ15により連動させ、苗植付け深さがほぼ
一定になるように、苗植付装置8を車体に対して
昇降制御させるためのセンサーにセンターフロー
ト2を兼用してある。同図に示す複数本の表示線
16・・は、センターフロート2の下降付勢スプ
リング17の付勢力を変更調整するに当り、付勢
力の変化度合をセンターフロート2の泥土へ沈下
深さの変化量でもつて表示させるためのものであ
り、これらは、第5図に示すように、フロート側
面に形成した段差の境界線により形成してある。
上記サイドフロート構成は、第6図に示すよう
に、並設フロートが2個である田植機や、第7図
に示すように、並設フロートが3個で夫々が2条
分の整地を行うものである田植機のサイドフロー
トにも適用できる。
以上要するに、本考案は、冒記した田植機のフ
ロート構造において、前記最機体横外側フロート
1の整地フロート1a,1bのうち機体外側方に
位置するもの1aを、その後端面が横外側ほど前
方側に位置するように形成すると共に、前記機体
外側方側整地フロート部1aにおける後端面のフ
ロート横方向に対する傾斜角A1を、機体内側方
に位置する整地フロート部1bにおける後端面の
フロート横方向に対する傾斜角A2より大に形成
してある事を特徴とする。
つまり、一対の整地フロート部1a,1bのう
ちの泥水が流入し易い側にあるところの機体内側
のもの1bの後端面の前記傾斜角A2を外側のも
の1aの傾斜角A1より小にすることにより、該
整地フロート部1b側の苗植付け箇所P2に流入
する泥水量が抑制され、かつ、泥水が流入しにく
い側にあるところの機体外側のもの1aの後端面
の前記傾斜角A1を内側のもの1bの傾斜角A2
り大にすることにより、該整地フロート部1a側
の苗植付け箇所P1に泥水が流入し易くなる。従
つて、内外両側の苗植付け箇所P1,P2夫々に流
入する泥水を適量なものに調整できるようにな
り、内外側いずれの苗植付け箇所P1,P2におい
ても、適量の泥水で植付爪3a又は3bに付着し
た泥土を良好に洗い落とすことが可能になり、し
かも、植付爪3a又は3bによる植付苗が泥水の
ために押し倒されたり、姿勢変化することがなく
なつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る田植機のフロート構造の実
施例を示し、第1図は乗用田植機の側面図、第2
図は苗植付装置の一部切欠平面図、第3図はサイ
ドフロートの平面図、第4図はセンターフロート
取付部の側面図、第5図は第4図の−断面矢
視図、第6図及び第7図は別実施苗植付装置の概
略平面図である。第8図は従来フロートの平面図
である。 1,2……フロート、1a……外側整地フロー
ト部、1b……内側整地フロート部、P1……外
側苗植付け箇所、P2……内側苗植付け箇所、A1
……外側後端面の傾斜角、A2……内側後端面の
傾斜角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体横方向に並設された複数個のフロート1,
    2のうち最も機体横外側に位置するフロート1
    に、後端部が苗植付け箇所P1,P2間に位置する
    フロート本体1cと、このフロート本体1cの左
    右両側に振り分け連設されると共に苗植付け箇所
    P1,P2の前方に位置する一対の整地フロート部
    1a,1bとを備えさせた田植機のフロート構造
    であつて、前記最機体横外側フロート1の整地フ
    ロート部1a,1bのうち機体外側方に位置する
    もの1aを、その後端面が横外側ほど前方側に位
    置するように形成すると共に、前記機体外側方側
    整地フロート部1aにおける後端面のフロート横
    方向に対する傾斜角A1を、機体内側方に位置す
    る整地フロート部1bにおける後端部のフロート
    横方向に対する傾斜角A2より大に形成してある
    事を特徴とする田植機のフロート構造。
JP13826882U 1982-09-10 1982-09-10 田植機のフロ−ト構造 Granted JPS5942116U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13826882U JPS5942116U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 田植機のフロ−ト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13826882U JPS5942116U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 田植機のフロ−ト構造

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Publication Number Publication Date
JPS5942116U JPS5942116U (ja) 1984-03-19
JPH019365Y2 true JPH019365Y2 (ja) 1989-03-15

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