JPH024440Y2 - - Google Patents

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JPH024440Y2
JPH024440Y2 JP5799585U JP5799585U JPH024440Y2 JP H024440 Y2 JPH024440 Y2 JP H024440Y2 JP 5799585 U JP5799585 U JP 5799585U JP 5799585 U JP5799585 U JP 5799585U JP H024440 Y2 JPH024440 Y2 JP H024440Y2
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signal
scanning
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amplitude
scanning signal
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は走査電子顕微鏡等に使用される表示装
置の走査振幅可変回路の改良に関する。
[従来の技術] 例えば、走査電子顕微鏡等の試料像の観察にお
いては、表示装置の水平走査と垂直走査の走査振
幅を可変して試料像の視野を制限する所謂制限視
野像の観察が行なわれている。第4図はこのよう
な装置に使用される陰極線管(以下CRTと略す)
の走査振幅可変回路の従来例である(尚、水平走
査と垂直走査とは同様な回路構成であるため水平
走査振幅可変回路のみを示して説明する)。第4
図において、1は例えば+10mV〜−10mVまで
変化する鋸歯状波の走査信号を発生する走査信号
発生器である。2は走査信号発生器1からの水平
走査信号が供給される加算回路である。3は後述
するCRTの視野内の任意の位置にマークPを表
示するための位置信号を出力するポテンシヨメー
タであり、該ポテンシヨメータ3の両端は例えば
+E=+10mVと−E=−10mVの電位に保たれ
ている。4は加算回路2の出力信号の振幅を可変
する振幅可変抵抗で、5は振幅可変抵抗4の出力
信号が供給される例えば増幅倍率100の偏向増幅
器であり、振幅可変抵抗4の出力信号は偏向増幅
器5によつて+10V〜−10Vまで変化する走査信
号に増幅される。6は試料像を表示するCRTで
あり、該CRT6の水平走査コイル6Hには、前
記偏向増幅器5より走査信号が供給される。7は
CRT6の画面上にマークPを表示するための信
号を作るコンパレータで、該コンパレータ7には
走査信号発生器1よりの走査信号とポテンシヨメ
ータ3よりの位置信号が供給され、コンパレータ
7で作られたマーク表示信号HpはマークPの表
示をオン/オフするスイツチ8に入力される。9
は図示外の検出器で検出された映像信号Sとマー
ク表示信号Hpを加算するマーク信号加算回路で
あり、該マーク信号加算回路9よりの信号は前記
CRT6のグリツト6Gに供給される。
以上のように構成された従来の回路において、
CRT6の画面中心にマークPを位置させて試料
像を観察する場合は、ポテンシヨメータ3の摺動
子の位置を電位+Eと−Eの電気的中点、つまり
±OVに位置させ、スイツチ8をオン状態にして
マーク表示信号Hpをマーク信号加算回路9に入
力し情報信号Sと加算してグリツト6Gに供給す
る。この際、走査信号発生器1よりの走査信号と
ポテンシヨメータ3よりの位置信号が入力する加
算回路2の出力信号を振幅可変をせずに偏向増幅
器5に入力すると、偏向増幅器5によつて第5図
イに破線で示す+10V〜−10Vまで変化する走査
信号Aに増幅されてCRT6に水平走査コイル6
Hに供給される。そのため、CRT6の画面上に
は第6図イに破線で示す視野Aの像が表示され
る。又、コンパレータ7よりのマーク表示信号
Hpもグリツト6Gに供給されているためCRT6
の視野Aの中心にマークPも表示される。
次に、CRT6に表示されている視野Aを例え
ば1/4の制限視野像として表示するには、振幅可
変抵抗4の出力信号の振幅が1/2、つまり振幅可
変抵抗4の出力信号が+5mV〜−5mVまで変化
するようにする。この振幅可変により、偏向増幅
器5の出力信号は第5図イに実線で示す+5V〜
−5Vまで変化する走査信号aに増幅されて水平
走査コイル6Hに供給される。そのため、CRT6
の画面上には第6図イに示す制限視野aが表示さ
れる。このように、マークPをCRT6の画面中
心に位置させて制限視野aの観察を行なう場合
は、振幅可変抵抗4よりの信号を偏向増幅器5で
増幅しても、偏向増幅器5では飽和状態が起らな
いため制限視野a内の試料像gは歪みがなく表示
される。
[考案が解決しようとする問題点] ところで制限視野像の観察においては、マーク
Pの位置をCRT画面上の任意の位置に移動して
観察するが、ポテンシヨメータ3の摺動子の位置
を例えば+7.5mVの位置に移動させたとする。
この移動により、走査信号発生器1よりの+
10mV〜−10mVの走査信号と+7.5mVの位置信
号が加算回路2によつて加算されるため、加算回
路2の出力信号は+17.5mV〜−2.5mVまで変化
する。ここで、視野Aを例えば1/4の制限視野像
として表示するために、加算回路2の出力信号の
振幅を振幅可変抵抗4によつて1/2に振幅可変し
ても、偏向増幅器5には+12.5mV〜+2.5mVま
で変化する走査信号が入力することとなり、偏向
増幅器5では第5図ロの破線で示すように飽和状
態が起る。そのため、偏向増幅器5より出力され
る走査信号aは第5図ロの実線aで示すように
Δtだけ遅れることとなり、このような走査信号
aを水平走査コイル6Hに供給するとCRT6に
表示される制限視野a内の試料像gは第6図ロに
示すように歪んでしまう次点があつた。
本考案は、マークPをCRT画面上の任意の位
置に移動して制限視野像の観察を行なう場合に、
制限視野内の試料像の歪みを防止した表示装置の
走査振幅可変回路を提供することを目的としてい
る。
[問題点を解決するための手段] 本目的を達成するための本考案の構成は、走査
信号を発生する走査信号発生器と、該発生器より
の走査信号に基づいて電子線を試料上において二
次元的に走査する手段と、該電子線の走査に伴つ
て試料より得られる検出信号に基づいて試料像を
表示する陰極線管と、該陰極線管上に表示するマ
ークの位置を指定する位置信号発生手段と、該走
査信号発生器よりの走査信号と該位置信号発生手
段よりの信号を加算する加算回路と、該加算回路
より偏向増幅器に供給される信号の振幅を可変し
て制限視野像を表示するようにした装置におい
て、前記走査信号発生器よりの走査信号と前記位
置信号発生手段よりの信号を減算する減算回路
と、該減算回路よりの信号の振幅を可変する振幅
可変回路とを備え、該振幅可変回路よりの信号を
前記加算回路に供給するように構成したことを特
徴としている。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図は本考案の一実施例を示す走査振幅可変
回路であり、第4図の従来の回路と同一構成要素
には同一番号を付してその説明を省略する。第1
図において、10は走査信号発生器1より走査信
号が供給される減算回路であり、該減算回路10
にはポテンシヨメータ3より前述した位置信号が
入力されている。11は減算回路10に接続され
た振幅可変抵抗であり、該振幅可変抵抗11で振
幅可変された走査信号は加算回路2に入力され
る。
以上のように構成された回路において、マーク
PをCRT6の画面中心より移動させ、制限視野
によつて試料観察する場合の走査振幅可変回路の
動作を水平走査振幅可変回路を用いて説明する。
第2図イ〜ニには、第1図に示す一実施例回路
を説明するための各動作点における信号波形が示
されている。
第2図イに示した信号波形は、前述した走査信
号発生器1より減算回路10に供給される鋸歯状
波の水平走査信号Hである。第2図ロはポテンシ
ヨメータ3の摺動子の位置を例えば+7.5mVの位
置に移動した場合における減算回路2よりの走査
信号hが示されている。この減算回路10よりの
走査信号hを例えば1/4の制限視野像として表示
するために、加算回路2の出力信号を振幅可変抵
抗4によつて1/2に振幅可変した場合には第2図
ハに示す走査信号h′となる。
この振幅可変された走査信号h′とポテンシヨメ
ータ3よりの位置信号を加算回路2よつて加算す
ると第2図ニに示す走査信号h″となる。第3図イ
には走査信号h″が偏向増幅器5によつて増幅され
た場合の走査信号aが示されており、この走査信
号aをCRT6の水平走査コイル6Hに供給すれ
ば、第3図ロに示す制限視野aが表示される。つ
まり、このように構成された走査振幅可変回路で
は、CRT6の画面上に表示される視野A(制限視
野される前の視野)において、マークPを任意の
位置に移動させて制限視野像を表示しても、偏向
増幅器5に供給される信号は偏向増幅器5を飽和
させない範囲のものとなるため、制限視野a内の
試料像gは歪みなく表示される。
尚、この場合、視野の端部とマークとの相対的
な関係を保つたまま、いわば相似的に視野の拡大
又は縮小が行なわれることとなる。
[考案の効果] 以上詳細に説明した如く本考案による表示装置
の走査振幅可変回路によれば、マークPをCRT
画面上の端部に移動して制限視野像の観察を行な
つても、制限視野内の試料像の歪みを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成図、第2図イ
〜ニ及び第3図イは第1図に示す一実施例回路の
各動作点の動作状態を説明するための図、第3図
ロは第1図に示す実施例回路における制限視野の
状態を説明するための図、第4図は従来の走査振
幅可変回路を説明するための図、第5図は従来の
回路の動作を説明するための図、第6図は従来に
おける像の歪みを説明するための図である。 1:走査信号発生器、2:加算回路、3:ポテ
ンシヨメータ、5:偏向増幅器、6:陰極線管、
7:コンパレータ、8:スイツチ、9:マーク信
号加算回路、10:減算回路、11:振幅可変抵
抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走査信号を発生する走査信号発生器と、該発生
    器よりの走査信号に基づいて電子線を試料上にお
    いて二次元的に走査する手段と、該電子線の走査
    に伴つて試料より得られる検出信号に基づいて試
    料像を表示する陰極線管と、該陰極線管上に表示
    するマークの位置を指定する位置信号発生手段
    と、該走査信号発生器よりの走査信号と該位置信
    号発生手段よりの信号を加算する加算回路と、該
    加算回路より偏向増幅器に供給される信号の振幅
    を可変して制限視野像を表示するようにした装置
    において、前記走査信号発生器よりの走査信号と
    前記位置信号発生手段よりの信号を減算する減算
    回路と、該減算回路よりの信号の振幅を可変する
    振幅可変回路とを備え、該振幅可変回路よりの信
    号を前記加算回路に供給するように構成したこと
    を特徴とする表示装置の走査振幅可変回路。
JP5799585U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH024440Y2 (ja)

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JPS61174164U JPS61174164U (ja) 1986-10-29
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