JPH0244144Y2 - - Google Patents

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JPH0244144Y2
JPH0244144Y2 JP10068686U JP10068686U JPH0244144Y2 JP H0244144 Y2 JPH0244144 Y2 JP H0244144Y2 JP 10068686 U JP10068686 U JP 10068686U JP 10068686 U JP10068686 U JP 10068686U JP H0244144 Y2 JPH0244144 Y2 JP H0244144Y2
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JP
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valve
valve stem
ball
neck
lock ring
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JP10068686U
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  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上水道に用いる止水栓に関し、さら
に詳しくは水道不使用時に閉弁状態をロツクする
ことのできる止水栓に関する。
〔従来技術〕
上水道では配水管から給水管が分れて末端が給
水栓(蛇口)で終わるのであるが、給水管の途中
に量水器と止水栓とが設けられるのが普通で、水
道の不使用時、特に長期の不使用状態では、水道
局が上記量水器を撤去して止水用中継管を用いて
給水管を遮断し、比較的短期の不使用状態では上
記止水栓を閉弁し、給水管を遮断している。
〔考案が解決しようとする問題点〕 上記止水栓の閉弁は、旧来のタイプの止水栓で
はトルクレンチを用いて弁棒を回転させ、また現
今のタイプのものは止水栓に一体的に取着されて
いる手廻しハンドルで行つている。
しかし、上記のような閉弁を不使用時に行つて
も、これはだれでも簡単に開弁操作できるもので
あるから、いたずらによる水道水の浪費、盗水に
無力であると共に、悪意がなくとも少しでも止水
栓が緩められる事態が生じたならば漏水を避けら
れない。
そのため、水道局が止水栓を閉じた時に、止水
栓に帽状のキヤツプを被せて弁棒やハンドルの露
呈を避けると共に、該キヤツプを止水栓にバンド
やセツトビスで固定封印する方法、あるいは電気
メータのように針金で封印することが提案された
が、コスト的に高くなること、および封印によつ
て逆に止水栓のロツク構造が明瞭になるため悪意
の破壊に無力である等の理由で実用化されてはい
ない。
そこで本考案は、止水栓を簡単な構造および簡
易な操作で閉弁状態にロツクできるものでありな
がら、外観状態からはロツク機構の存在と、ロツ
ク機構の構造(詳細)が容易に視認かつ判別でき
ず、従つて不当なロツク破壊から止水栓を保護す
ることのできる止水栓構造を提供することを目的
とする。
〔問題を解決するための手段〕 本考案は、バルブケースの弁棒外部引出し部位
に弁棒を囲撓する短円筒状の首部を該バルブケー
スに連設し、この首部に弁棒長さ方向に直角なボ
ール嵌入孔を首部周方向に適数貫設し、これらボ
ール嵌入孔に首部の肉厚よりも大径のボールを遊
嵌すると共に、これらボールを上記首部の外側に
回転自由な状態で嵌装したロツクリングで抜止め
し、かつ該ロツクリングの内周面部にこのリング
の回転によつて上記ボールをボール嵌入孔を通し
上記弁棒に圧当させるカムを形成した止水栓を特
徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、ロツクリングを緩めた状態で
はボールにカムが作用せず、ボールが弁棒から離
間し、もしくは圧着力がなくなつて弁棒の自由な
回転(つまり開閉弁)が可能となり、逆にロツク
リングを締めつけてカムによりボールを弁棒に圧
着すれば該弁棒が拘束されてその回転が不可とな
り、止水栓を閉弁状態でロツクすることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面を用いて説明する。
第1図は、手廻しハンドル1で弁棒2を回転さ
せるも、該弁棒2が上下移動せず、この弁棒2の
回転によつてバルブケース3内の弁体4が昇降し
て水道流路の開閉を司るタイプの止水栓に本考案
を適用した実施例を示し、バルブケース3の上部
口部3aに弁棒ハウジング5が不図示のネジ結合
により継着され、この弁棒ハウジング5の上端部
に口金6がネジ結合7により取付けられ、前述の
弁棒2が口金6を通して弁棒ハウジング5内に突
入され、この突入部位に形成された雄ネジ部8に
弁体4が螺着される。そして、弁棒2の正逆方向
の回転に対応して弁体4が昇降(開閉)する。な
お、弁棒2には口金6を貫通する部分にOリング
9を装備してシールを施している。
上記口金6にはその上面部に弁棒2の周りで、
かつ手廻しハンドル1の根元部分に短円筒状の首
部10が一体に上垂形成される。そして、この首
部10に第2図および第3図で明らかなように
120度の等角度間隔で首部内外面に向かう直径方
向のボール嵌入孔11が貫設されると共に、各ボ
ール嵌入孔11に首部肉厚dよりも大径のボール
12が該ボール嵌入孔方向に遊動自由に嵌入され
る。
上記首部10の外部にはロツクリング13が嵌
装され、このロツクリング13により上記ボール
嵌入孔11に嵌入されたボール12の脱離が阻止
される。また、ロツクリング13の内周面には第
2,3図および第7図から明らかなように各ボー
ル12に対応してカム14が設けられる。このカ
ム14は第2図の矢印Aに示すロツクリング回転
方向とは逆方向に漸次弧状に突出するカム凸部か
らなり、しかして第2図の状態から上記矢印A方
向にロツクリング13を回転させるに伴い、第3
図のようにカム14がボール12を押圧して該ボ
ール12をボール嵌入孔11を通し弁棒2の周面
に圧着させ、上記とは逆方向に回転させることに
よつてボール12に働くカム14の力をなくする
ことができる。尚、上記第1〜3図の実施例にお
いて、図示しないが、ボール12の対応する弁棒
2の周面に周方向等間隔として該ボールの嵌りこ
む凹みを数ケ(この数は、閉栓時においてボール
12が対応しうるようにするため6〜12ケ位が適
当)形成しておくとよいのである。
故に、水道の不使用に伴い止水栓を閉弁する時
は、手廻しハンドル1で弁棒2を回転し、かつ弁
体4で水道流路を遮断したのち、ロツクリング1
3を第2図矢印A方向に回転して、ボール12を
弁棒2に圧当させれば弁棒2が回転不可状態にロ
ツクされる。この時、弁棒2の周面に前記した凹
みを形成しておくと、該凹みにボール12が嵌り
こんでロツクを確実ならしめうるのである。第1
図から明らかなようにロツク機構部分が手廻しハ
ンドル1の裏側部分にあつて止水栓の外上方から
はその存在を視認し難く、かつロツクリング13
および首部10によつてボール12の存在が隠蔽
されるが故に、同じくロツク機構の存在が視認し
難いと共に、ロツク機構の構造が把握し難いの
で、第三者がロツク解除操作を行うことが甚だ困
難となる。この場合、上記ロツク状態において、
図示しないがロツクリング13の弛みを防止する
ため該リングに止めネジ(セツトスクリウ)を半
径方向外方から施してもよいのである。
尚、ボール12を弁棒2に押しつけたり、この
押しつけ力を解除するためのロツクリング13の
カムは、第7図構造のものに代えて、第8図のよ
うな凹部によるカム15としてもよく、ボール1
2がカム15に嵌りこむ時にロツクが解除され、
ボール12がカム15から出てロツクリング内周
面13aで弁棒方向に押圧される時をロツク状態
とすることも可能である。
さらに、ロツクリング13が首部10から上方
へ抜出すことを阻止するためにCリング等をロツ
クリング13と首部10との間に嵌込む必要があ
るので、第7図および第8図のようにロツクリン
グ13の内周面で、かつカム14,15の上部位
置に盗みによる隙間16を形成する。上記Cリン
グの嵌込み位置は第1図および第4図の矢印B部
分である。
第4図および第5図は、開閉弁操作時に弁棒2
aが回転と上下移動を行うタイプの止水栓にこの
考案を適用した実施例を示す。即ち、弁棒2aは
外部上端部にトルクレンチ接続用の角軸部17が
形成された旧来のタイプのもので、トルクレンチ
で弁棒2aを回転させるに伴い、弁棒ハウジング
5a内における弁棒雄ネジ部18とハウジング雌
ネジ部19との螺合により弁棒2aが回転しつつ
上下移動する。首部10、ボール嵌入孔11、ロ
ツクリング13の構成は前記実施例とほぼ同一で
あるが、弁棒2aが上下移動するものであるか
ら、ボール12と接触する部分を上下方向に長い
角軸20に形成すると共に、ロツクリング13の
カムに第8図に示す構造のものを採用している。
第6図は、同じく弁棒2bが上下に移動するタ
イプのものである場合のロツク構造の変形例を示
し、弁棒2bに一箇所周方向の係合溝20を形成
して、弁棒2bを閉弁位置まで回転させた時に、
係合溝20がボール12と同一高さレベルまで下
降し、しかしてロツクリング13の回転によりボ
ール12が係合溝20に突入してロツク機能が果
たされるようにしている。
尚、本考案は、この考案と他種のロツク機構、
例えばセツトボルトによるロツクリングと首部と
の固定機構の併用を排除するものではない。
また、本考案は水道の蛇口にも適用することが
できる。
さらに、ロツク機構に用いるボール12の数は
3〜12個が適数である。
〔効果〕
以上詳述したことによつて明らかなように、本
考案によれば、弁棒のロツク機構がバルブケース
の弁棒外部引出し部位に予め止水栓に組込まれて
構成されており、外部からはロツクリングがわず
かに識別できるにすぎず、このロツクリングの働
き、首部の働き、ボールの存在は水道局のような
工事関係者以外には推測し難いものであるから、
第三者が悪意やいたずらによつて止水栓を開弁操
作することができなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す止水栓の一部
破断正面図、第2図は第1図の−線矢視拡大
切断図、第3図は第2図の動作説明図、第4図は
他の実施例を示す止水栓要部の断面図、第5図は
第4図の−線矢視切断拡大図、第6図は第4
図タイプの止水栓におけるロツク機構の変形例を
示す図、第7図および第8図はロツクリングのカ
ム面の異なる構造を示す斜視図である。 2,2a,2b……弁棒、3……バルブケー
ス、4……弁体、10……首部、11……ボール
嵌入孔、12……ボール、13……ロツクリン
グ、14,15……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁棒の回転によりバルブケース内の弁体にて水
    道流路を開閉するものにおいて、上記バルブケー
    スの弁棒外部引出し部位に弁棒を囲撓する短円筒
    状の首部を該バルブケースに連設し、この首部に
    弁棒長さ方向に直角なボール嵌入孔を首部周方向
    に適数貫設し、これらボール嵌入孔に首部の肉厚
    よりも大径のボールを遊嵌すると共に、これらボ
    ールを上記首部の外側に回転自由な状態で嵌装し
    たロツクリングで抜止めし、かつ該ロツクリング
    の内周面部にこのリングの回転によつて上記ボー
    ルをボール嵌入孔を通し上記弁棒に圧当させるカ
    ムを形成してなる止水栓。
JP10068686U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0244144Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10068686U JPH0244144Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10068686U JPH0244144Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636286U JPS636286U (ja) 1988-01-16
JPH0244144Y2 true JPH0244144Y2 (ja) 1990-11-22

Family

ID=30970741

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10068686U Expired JPH0244144Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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