JPH0244052Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0244052Y2 JPH0244052Y2 JP1984162991U JP16299184U JPH0244052Y2 JP H0244052 Y2 JPH0244052 Y2 JP H0244052Y2 JP 1984162991 U JP1984162991 U JP 1984162991U JP 16299184 U JP16299184 U JP 16299184U JP H0244052 Y2 JPH0244052 Y2 JP H0244052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- view
- pump
- adjustment member
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、多気筒燃料噴射ポンプの各気筒間の
燃料噴射量のばらつきを調節するための燃料調節
装置に関するものである。
燃料噴射量のばらつきを調節するための燃料調節
装置に関するものである。
従来技術は、例えば実公昭46−32651号公報が
開示されている。まず。図に基づいて従来のもの
を簡単に説明する。第16図および第17図にお
いて1は本体、2はポンプシリンダで、2aはそ
の燃料孔である。3はポンププランジヤで、3a
はその外周に設けてある切欠きである。4は吐出
弁本体、5は吐出弁保持器で、高圧燃料漏れを防
ぐパツキン6を介して前記吐出弁本体4およびポ
ンプシリンダ2をポンプ本体1に固定するもので
ある。7は低圧燃料漏れを防ぐOリングである。
8はポンプ本体1に回動可能に嵌合した軸で、そ
の一端にポンプシリンダ2の位置決め用縦溝2b
に嵌合したピン部9が偏心して設けてあり、他端
には板10が一体に固着してある。また、板10
には長孔10′を設け、該長孔10′にボルト11
を挿入し該ボルト11により板10がワツシヤ1
2を介してポンプ本体1に固定してある。9′は
ポンプシリンダ2を同一位置に固定するためのピ
ンである。上述の板10は、第18図、第19図
に示す形状をしており、これはシリンダ2を回動
するピン9とピン9を保持するブツシユ8及び同
装置をポンプ本体1に固定する為の板10の3部
品が切削、プレス等でそれぞれ製作され、更にロ
ー付、かしめ、圧入等の手段で調節部材として組
み立てられている。このため、コストが高くなる
と共に、重量を軽減できないという問題があつ
た。
開示されている。まず。図に基づいて従来のもの
を簡単に説明する。第16図および第17図にお
いて1は本体、2はポンプシリンダで、2aはそ
の燃料孔である。3はポンププランジヤで、3a
はその外周に設けてある切欠きである。4は吐出
弁本体、5は吐出弁保持器で、高圧燃料漏れを防
ぐパツキン6を介して前記吐出弁本体4およびポ
ンプシリンダ2をポンプ本体1に固定するもので
ある。7は低圧燃料漏れを防ぐOリングである。
8はポンプ本体1に回動可能に嵌合した軸で、そ
の一端にポンプシリンダ2の位置決め用縦溝2b
に嵌合したピン部9が偏心して設けてあり、他端
には板10が一体に固着してある。また、板10
には長孔10′を設け、該長孔10′にボルト11
を挿入し該ボルト11により板10がワツシヤ1
2を介してポンプ本体1に固定してある。9′は
ポンプシリンダ2を同一位置に固定するためのピ
ンである。上述の板10は、第18図、第19図
に示す形状をしており、これはシリンダ2を回動
するピン9とピン9を保持するブツシユ8及び同
装置をポンプ本体1に固定する為の板10の3部
品が切削、プレス等でそれぞれ製作され、更にロ
ー付、かしめ、圧入等の手段で調節部材として組
み立てられている。このため、コストが高くなる
と共に、重量を軽減できないという問題があつ
た。
本考案は、調節部材を一体成形することにより
低コストの同装置を得ることを目的とする。
低コストの同装置を得ることを目的とする。
本考案の燃料調整装置は、一枚の薄板より形成
され、平面部と、この平面部において同一円周上
に突出して加工形成された複数のボスと、このボ
スを結ぶ円の中心に対して偏心した位置にその先
端部が位置するように折り曲げ加工された腕と、
前記平面部に形成された位置調整用の長穴とを有
する調整部材を、ポンプ本体の穴に回動可能に嵌
合させるとともに、前記腕の先端部をポンプシリ
ンダの溝に挿入して、前記長穴を介して固定部材
にて前記調整部材を固定したことを特徴とする。
され、平面部と、この平面部において同一円周上
に突出して加工形成された複数のボスと、このボ
スを結ぶ円の中心に対して偏心した位置にその先
端部が位置するように折り曲げ加工された腕と、
前記平面部に形成された位置調整用の長穴とを有
する調整部材を、ポンプ本体の穴に回動可能に嵌
合させるとともに、前記腕の先端部をポンプシリ
ンダの溝に挿入して、前記長穴を介して固定部材
にて前記調整部材を固定したことを特徴とする。
以下に本考案の第1実施例を第1図〜第6図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
調整部材20は、一枚の薄板より成形されてお
り、ポンプ本体1と当接する側には、ポンプ本体
1の孔1′に嵌合し、その孔1′内に回動可能とな
るように、平面部20aにガイド用のボス23の
外側が同一円周上(第4図の点0を中心として)
に3ケ所打ち出しによつて突起成形されている。
第3図は、その拡大断面図である。この平面部2
0aの1ケ所24より、調整装置20の長手方向
に対して直角方向に腕21が折り曲げて延設され
ており、この腕21の先端部21′はシリンダ2
の縦溝2bに嵌合している。この先端部21′は
縦溝2b内において滑らかな回動が得られるよう
に円弧状21a′が成形されている。また調整部材
20の他端部においては、ポンプ本体1にボルト
11で固定する為と各筒間の燃料噴射量を調整す
る為に必要な回動角を得る長孔22が設けられて
いる。尚、腕21はボス23の配列される同一円
周の中心点0に対して、距離lだけ偏心させて設
けられている。
り、ポンプ本体1と当接する側には、ポンプ本体
1の孔1′に嵌合し、その孔1′内に回動可能とな
るように、平面部20aにガイド用のボス23の
外側が同一円周上(第4図の点0を中心として)
に3ケ所打ち出しによつて突起成形されている。
第3図は、その拡大断面図である。この平面部2
0aの1ケ所24より、調整装置20の長手方向
に対して直角方向に腕21が折り曲げて延設され
ており、この腕21の先端部21′はシリンダ2
の縦溝2bに嵌合している。この先端部21′は
縦溝2b内において滑らかな回動が得られるよう
に円弧状21a′が成形されている。また調整部材
20の他端部においては、ポンプ本体1にボルト
11で固定する為と各筒間の燃料噴射量を調整す
る為に必要な回動角を得る長孔22が設けられて
いる。尚、腕21はボス23の配列される同一円
周の中心点0に対して、距離lだけ偏心させて設
けられている。
上述の構成に基づいてその作動を説明すると、
その作動は従来とほぼ同じであつて、ホルダー5
(第16図参照)をゆるめシリンダー2に掛つて
いる荷重を除く。その後調整部材20を矢印C,
D方向に回動させることにより、ボス23を結ぶ
円の中心点0を回動軸として腕21が移動する。
これによりシリンダー2を回動せしめ、シリンダ
ー2とプランジヤ3の相互位置を変えることによ
り燃料噴射量を調整できる。その後ボルト11を
締付け、ホルダー5を締付ける。
その作動は従来とほぼ同じであつて、ホルダー5
(第16図参照)をゆるめシリンダー2に掛つて
いる荷重を除く。その後調整部材20を矢印C,
D方向に回動させることにより、ボス23を結ぶ
円の中心点0を回動軸として腕21が移動する。
これによりシリンダー2を回動せしめ、シリンダ
ー2とプランジヤ3の相互位置を変えることによ
り燃料噴射量を調整できる。その後ボルト11を
締付け、ホルダー5を締付ける。
次に第2実施例を第7図〜第9図に示す。第8
図は第9図のB−B線に沿う断面図であつて、本
実施例はガイド用のボス23′が山形に成形され
ている点のみが上述第1実施例と相異している。
図は第9図のB−B線に沿う断面図であつて、本
実施例はガイド用のボス23′が山形に成形され
ている点のみが上述第1実施例と相異している。
また、第10図〜第12図に示す第3実施例の
様にガイド用のボス23″を切り曲げによつて成
形してもよい。
様にガイド用のボス23″を切り曲げによつて成
形してもよい。
また、第13図〜第15図に示す第4実施例の
様に腕21の曲げ根本部21をボス23の外周部
を結ぶ円0に接するように成形し、腕21の先端
部21′を円Oと偏心させてもよい。上述第2〜
第4実施例の作動は共に第1実施例と同様であ
る。
様に腕21の曲げ根本部21をボス23の外周部
を結ぶ円0に接するように成形し、腕21の先端
部21′を円Oと偏心させてもよい。上述第2〜
第4実施例の作動は共に第1実施例と同様であ
る。
上述の如く、本願考案の構成によれば、前記長
穴と前記固定部材との相対位置を調整すると、前
記ボスがガイドとして作用し、また前記腕が前記
シリンダの溝との係合部として作用することで、
良好に噴射量の調整を行うことができ、しかも前
記調整部材20を一枚の薄板から形成しているの
で、軽量化を達成できるとともに、生産性を大巾
に向上することができる。
穴と前記固定部材との相対位置を調整すると、前
記ボスがガイドとして作用し、また前記腕が前記
シリンダの溝との係合部として作用することで、
良好に噴射量の調整を行うことができ、しかも前
記調整部材20を一枚の薄板から形成しているの
で、軽量化を達成できるとともに、生産性を大巾
に向上することができる。
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示す図
で、第1図は調節部材を示す斜視図、第2図は調
節部材の断面図、第3図は調節部材のボスを示す
要部断面図、第4図は第1図のイ矢視図、第5
図、第6図は各々燃料噴射ポンプの要部断面図、
要部正面図、第7図、第8図、第9図は各々第2
実施例示す斜視図、部分断面図、第7図のイ矢視
図で、第10図、第11図、第12図は各々第3
実施例の斜視図、部分断面図、第10図のイ矢視
図で、第13図、第14図、第15図は第4実施
例を示す斜視図、断面図、第13図のイ斜視図
で、第16図〜第19図は従来のものを示す図
で、第16図は燃料噴射ポンプの要部縦断面図、
第17図は第16図のイ矢視図、第18図、第1
9図は各々調整部材の斜視図、断面図である。 1……ポンプ本体、1′……孔、2……ポンプ
シリンダ、2b……縦溝、11……ボルト、20
……調整部材、21……腕、22……長穴、2
3,23′,23″……ボス。
で、第1図は調節部材を示す斜視図、第2図は調
節部材の断面図、第3図は調節部材のボスを示す
要部断面図、第4図は第1図のイ矢視図、第5
図、第6図は各々燃料噴射ポンプの要部断面図、
要部正面図、第7図、第8図、第9図は各々第2
実施例示す斜視図、部分断面図、第7図のイ矢視
図で、第10図、第11図、第12図は各々第3
実施例の斜視図、部分断面図、第10図のイ矢視
図で、第13図、第14図、第15図は第4実施
例を示す斜視図、断面図、第13図のイ斜視図
で、第16図〜第19図は従来のものを示す図
で、第16図は燃料噴射ポンプの要部縦断面図、
第17図は第16図のイ矢視図、第18図、第1
9図は各々調整部材の斜視図、断面図である。 1……ポンプ本体、1′……孔、2……ポンプ
シリンダ、2b……縦溝、11……ボルト、20
……調整部材、21……腕、22……長穴、2
3,23′,23″……ボス。
Claims (1)
- 一枚の薄板20より形成され、平面部20a
と、この平面部20aにおいて同一円周上に突出
して加工形成された複数のボス23,23′,2
3″を結ぶ円の中心に対して偏心した位置にその
先端部21′が位置するように折り曲げ加工され
た腕21と、前記平面部20aに形成された位置
調整用の長穴22とを有する調整部材20を、ポ
ンプ本体1の穴1′に回動可能に嵌合させるとと
もに、前記腕21の先端部21′をポンプシリン
ダ2の溝2bに挿入し、前記長穴22を介して固
定部材11にて前記調整部材20を固定したこと
を特徴とする燃料噴射ポンプの燃料調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984162991U JPH0244052Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984162991U JPH0244052Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6178278U JPS6178278U (ja) | 1986-05-26 |
| JPH0244052Y2 true JPH0244052Y2 (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=30720854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984162991U Expired JPH0244052Y2 (ja) | 1984-10-26 | 1984-10-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0244052Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-26 JP JP1984162991U patent/JPH0244052Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6178278U (ja) | 1986-05-26 |
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