JPH0243932Y2 - - Google Patents

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JPH0243932Y2
JPH0243932Y2 JP10538984U JP10538984U JPH0243932Y2 JP H0243932 Y2 JPH0243932 Y2 JP H0243932Y2 JP 10538984 U JP10538984 U JP 10538984U JP 10538984 U JP10538984 U JP 10538984U JP H0243932 Y2 JPH0243932 Y2 JP H0243932Y2
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panel
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utility
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 この考案は、一部が折曲されて表面に表面シー
トが付着されている建築用のパネルに関する。
B 従来の技術 パネルの内側に、表面を薄く残してV溝を刻設
し、このV溝の相対向する内面を接着してパネル
を折曲する工法は開発されている。このパネル
は、折曲前の平面状のときに、表面に表面シート
を張り、表面シートのひんじ性を利用してV溝刻
設部分を折曲してV溝内面を接着している。
この加工に於て、極めて重要なことは、V溝
が、表片面に一定厚の薄層を残して、正確に刻設
できることである。というのは、残された薄層を
ひんじの如く使用して、V溝内面を当接接着する
ので、薄層が厚すぎると、これを折曲するときに
割れ易く、又、薄すぎると、充分な強度がなく
て、折曲時に破損する欠点がある。
さらに、木製のパネルは、木の狂いによる反り
や歪を防止できず、片面に正確に一定厚の薄層を
残してV溝を刻設するのは極めて困難である。実
際の加工工程に於て、残された薄層は、部分的に
厚さ斑を生じ、しかも部分的には全く薄層が残ら
ずにV溝で切り離されることがあり、製品の歩留
まりが悪い欠点があつた。
C この考案の目的 この考案は、パネル本体の構造を改良すること
によつて、例え木製パネル本体に多少の狂いがあ
つても、片面に正確に一定厚の薄層を残して簡単
にV溝が刻設でき、折曲部分の仕上げがよく、し
かも歩留まり良く折曲加工できる建築用のパネル
を提供することも目的とする。
D 問題点を解決する為の手段 パネル本体は、芯材の厚さに比べて表面板が相
当に薄く、しかも折曲部分に沿つて芯材が配設さ
れ、更に、この芯材は、パネル本体の内部全体に
は配設されておらず、芯材間の隙間が、芯材の幅
に比べて充分に広く形成されている。V溝は、芯
材と、両表面板の全体又はほぼ全体を切断する深
さに刻設され、表面シートはそれ自体の可撓性で
パネル本体と一緒に折曲されている。
E 作用 パネル本体の折曲部分に配設され、かつ、隣接
芯材との間隔に比べてその幅が狭く形成された芯
材、並びにその両面に固定された芯材よりも相当
に薄く形成された表面板は、木材特有の狂いによ
つて反りや歪が起こつても、V溝刻設時にこれを
定盤に押圧することで平面状に修正できる。従つ
て、パネル本体に多少狂いがあつても、V溝によ
つて片面に残される薄層の厚さは、極めて高精度
に一定化できる。よつて、折曲部分が奇麗に仕上
げられると共に、折曲時の破損や割れが極減で
き、又、V溝による表面シートの切り離し等が起
こらず、高品質のパネルを高い歩留まりで多量生
産できる。
F 好ましい実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示す建築用のパネル1は、一部が折曲
されて全体形状がL字状に形成されたパネル本体
2と、このパネル本体2の表面に張設された表面
シート3とからなる。
パネル本体2は、芯材4と、この芯材4の両面
に接着された表面板5とからなる。
表面板5は、第2図に示すように、パネル本体
2にV溝6を刻設する工程で、これを定盤7に押
圧するときに定盤7表面に沿う平面状に変形でき
るように、即ち、厚さの割りに比較的容易に変形
できるように、芯材4の厚さに比べて充分に薄
く、例えば芯材4の2分の1以下に形成される。
従つて、芯材4の厚さが5〜150mmの場合、表面
板5の厚さは、1.5〜50mm以下に決定される。
表面板5には、通常ベニア合板が使用される。
芯材4は、両表面板の間を完全に塞ぐ状態には
配設されず、パネル本体2の折曲部と、ここから
多少離された個所に、一定の間隔で配設される。
芯材4の幅は、これもパネル本体2の耐折曲強
度が適当な値に調整されるように、隣接芯材4と
の間隔に比べて充分に狭く、例えば、これの3分
の2以下に形成される。
パネル本体2は、第2図に示すように、表面板
5と芯材4とを切断して折曲用のV溝6が刻設さ
れる。V溝6は芯材4に沿つて刻設される。V溝
6が刻設されるパネル本体2には、これが平面状
のときに表面シート3が接着される。パネル本体
は、V溝6刻設後、表面シート3のひんじ性を利
用してV溝の相対向内面が互いに当接する状態に
折曲できるように、表面シート3を残して、ある
いは表面シート3とこれが接着された表面板5の
一部を残して刻設される。従つて、V溝6の深さ
は、表面シート3を含むパネル全体の厚さより
0.5〜0.1mm浅く、即ち、パネルの片面に0.5〜0.1
mmの薄層を残して刻設できるように決定される。
表面シート3は、これが表面板5に接着されて
表面板5と一緒に折曲できる可撓性を有する材
料、例えば、表面処理された塩化ビニル等の合成
樹脂シート、紙、布、木材を薄くスライスした突
板等が、単層で、あるいはこれ等が複数枚積層さ
れたものが使用される。
パネルには、芯材4に沿つてV溝6が刻設され
るが、V溝6は、第2図に示すように、ローラ8
でもつてパネルを定盤に押し付け、これを完全な
平面状に修正した状態で回転するカツタ9で刻設
される。パネルは、定盤7に沿つて移動され、カ
ツタ9は芯材4に沿つてV溝6を刻設する。
パネルは、用途に応じた形状に折曲される。第
2図と第3図に示すように、折曲部分に平行に複
数列のV溝6を刻設し、全体をL字状に折曲する
ことも可能である。
全体形状がL字状のパネルの使用例を第5図と
第6図に示す。
第5図のパネル1は、天井10と壁11との隅
角に脱着具12を介して取り付けられている。こ
の構造は、室内のコーナ部分に、水道や電気の配
線等、匿したい物があるときに便利に使用でき
る。
このパネル1は、単に物を隠蔽できるばかりで
なく、これを開くことによつて簡単に保守、点検
ができ、しかも、保守等が便利なように、その周
囲2面を広く開くことができる。
又、単に脱着具12で固定して施工できる為、
取り付けも簡単にできる。
脱着具12は、壁面に固定される取付片12a
と、この取付片12aを挟着する挟着片12bと
からなる。挟着片12bは、パネル1の端縁に垂
直に固定される下片12Dと、この下片12Dと
で取付片12aを挟着する上片12Uとからな
る。上片12Uはパネル1の上面に固定され、取
付片12aを弾性的に押圧する弾性を有する。
挟着片12bは、取付片12aを挟着するが、
第5図に於て右水平に引つ張られると取り外しで
きる。
パネル1の他縁は、永久磁石又はその他の引掛
具15を介して天井10に脱着自在に係止され
る。
第6図は、パネル1取付部の水平断面を示すも
ので、パネルは、壁11の隅角に、収納扉として
使用されている。
この構造も、常にL字状のパネル1を蝶番14
で固定するだけで、屋内の隅角を有効に利用でき
る。従来は、第7図に示すように、小さい壁11
を作り、この壁11に平面状の扉13を取り付け
るので、施工に手間が掛り、しかも扉13を開い
たときに、2面が広く開けられなかつたが、第6
図のパネル1は、施工が簡単で、広く開けられ
る。
第5図および第6図に示すように、パネルが開
閉自在な扉に利用される場合、パネルの両面が表
面仕上げされるのが良い。この用途のパネルは、
V溝刻設前に、表面シートが両面に接着される。
両面に表面シートが接着され、パネルの両面が同
一材質のものは、狂いを最少にできる特長があ
る。
又、第5図に示すように、パネルが中空状のも
のは、パネル全体が軽くできるので、天井と壁の
隅角に簡単に取り付けできる特長がある。
又、第6図に示すように、壁の隅角に開閉自在
に装着されるパネルは、通常その高さが床から天
井まで長く形成される為、全体を軽くして、装着
用蝶番等の荷重を少なくすることも大切である。
G 効果 この考案の一部が折曲された建築用のパネル
は、前記の如く、芯材の幅を狭くしてパネル内に
充分な空洞を作り、しかも表面板を芯材よりも充
分に薄くして組立後の耐折曲強度を調整してい
る。従つて、芯材や表面板に木材特有の狂いが生
じても、これを定盤に押圧するだけで完全な平面
状に修正できる。この為、V溝が、片側に正確に
一定厚の薄層を残して刻設でき、折曲加工時に、
表面シートの破損や割れ、あるいは切り離しを防
止して奇麗に仕上げられる。又、木製パネルの狂
いが問題にならない為、簡単かつ安価に多量生産
できる卓効も備える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すパネルの斜視
図、第2図はV溝加工工程を示す断面図、第3図
および第4図は他の実施例を示すパネルの斜視図
および平面状展開図、第5図および第6図は使用
例を示す断面図、第7図は従来例を示す水平断面
図である。 1……パネル、2……パネル本体、3……表面
シート、4……芯材、5……表面板、6……V
溝、7……定盤、8……ローラ、9……カツタ、
10……天井、11……壁、12……脱着具、1
3……扉、14……蝶番、15……引掛具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも一部が折曲された木製パネル本体
    2の表面に表面シート3が接着された建築用の
    パネル1に於て、パネル本体2は、芯材4と、
    芯材4の両面に固定された表面板5とからな
    り、表面板5は芯材4の厚さに比べて充分に薄
    く、芯材4は、パネル本体2の折曲線に沿つて
    両表面板の間に配設されると共に、それ自体の
    幅が、隣接芯材との間隔に比べて充分に狭く形
    成されており、更に、表面板5に接着される表
    面シート3は、パネル本体2と一緒に折曲でき
    る可撓性を有し、パネル本体2は、これを平面
    状にした状態で、芯材4に沿つて、表面シート
    3を残して芯材4と両表面板5の全体ないしは
    ほぼ全体の深さを有するV溝が刻設されてお
    り、このV溝は、表面シート3を残して互いに
    内面が当接されてパネル全体が折曲されてお
    り、互いに当接するV溝内面が接着されている
    ことを特徴とする一部が折曲された建築用のパ
    ネル。 (2) 芯材4の幅が、隣接する芯材4との隙間間隔
    の3分の2以下である実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の一部が折曲された建築用のパネ
    ル。 (3) 表面シート3が、合成樹脂シート、紙、布、
    木材を薄くスライスした突板が単層ないしは多
    層に接着されたものである実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の一部が折曲された建築用のパ
    ネル。 (4) V溝の深さが、表面シート3を含むパネル全
    体の厚さより0.5〜0.1mm浅く刻設されている実
    用新案登録請求の範囲第(1)項記載の一部が折曲
    された建築用のパネル。 (5) パネル全体の形状がL字状に形成されている
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の一部が折
    曲された建築用のパネル。 (6) 表面板5の厚さが芯材4の厚さの2分の1以
    下である実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    一部が折曲された建築用のパネル。
JP10538984U 1984-07-11 1984-07-11 一部が折曲された建築用のパネル Granted JPS6136017U (ja)

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JPS6136017U JPS6136017U (ja) 1986-03-05
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