JPH0243866B2 - - Google Patents

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JPH0243866B2
JPH0243866B2 JP58095085A JP9508583A JPH0243866B2 JP H0243866 B2 JPH0243866 B2 JP H0243866B2 JP 58095085 A JP58095085 A JP 58095085A JP 9508583 A JP9508583 A JP 9508583A JP H0243866 B2 JPH0243866 B2 JP H0243866B2
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JP
Japan
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lock
lever
door
sliding door
opened
Prior art date
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JP58095085A
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Masahiro Sasamoto
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、車両におけるスライドドアのセー
フテイロツク装置に係り、更に詳しくはスライド
ドアに設けられたウインドのウインドガラスが開
いている場合はドアロツクが解除できないように
し、スライドドアが閉められてロツクノブがロツ
ク操作されている場合にはウインドガラスが開け
られるようにしたスライドドアのセーフテイロツ
ク装置に関するものである。
従来の車両におけるスライドドアには手で開閉
操作する引き違いのウインドガラスが設けられて
いる。このウインドガラスはスライドドアの開閉
に関係なく、開かれるようになつているため、車
両が停止しウインドガラスが開けられている場合
に誤つて手や物を出しておりドアハンドルが操作
されれば、スライドドアが開いて手や物が挟まれ
てしまうという問題点があつた。
更に、スライドドアとウインドガラスとの開閉
が別々に行なわれるようになつているため、降車
時における窓の閉め忘れから盗難のおそれがある
という問題点もあつた。
この発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、ドアハンドルでドアロツク装
置を操作して開閉自在にされるスライドドアが車
体に取り付けられ、該スライドドアにはスライド
して開閉自在にされたスライドガラスを有するウ
インドガラスが設けられており、前記スライドド
アに設けられたロツクノブのロツク操作により前
記ドアロツク装置の施錠を維持し、アンロツク操
作により解錠して前記スライドドアを開操作可能
とされている車両に使用されるスライドドアのセ
ーフテイロツク装置であつて、前記ロツクノブが
操作されているときには前記スライドガラスを開
閉操作可能とし、前記ロツクノブがアンロツク操
作されているときには前記スライドガラスを開操
作不可能とするストツパ機構と、前記スライドガ
ラスが開状態のときには前記ロツクノブのロツク
操作状態を保持し、閉状態のときには前記ロツク
ノブのロツク操作状態の保持を解除してアンロツ
ク操作を可能とするロツク機構とを備えたロツク
ノブ制御装置を前記ドアロツク装置と関連して前
記スライドドアに設けたことを特徴とするスライ
ドドアのセーフテイロツク装置を提供することに
より、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は、この発明の一実施例を示す
図である。まず、構成を説明すると、図中、1は
車両を構成する車体であり、2は車体1に取り付
けられているスライドドアである。スライドドア
2には引き違いのウインドガラス3が窓枠4に設
けられている。ウインドガラス3は窓枠4に固定
された固定ガラス3aと窓枠4にスライド自在な
スライドガラス3bとからなり、スライドガラス
3bはスライドドア2に設けられたガラス駆動装
置5によつてスライドさせられる。
また、スライドドア2に、ドアハンドル6とド
アハンドル6の開扉操作によつて解錠させられる
ドアロツク装置7が設けられている。更に、スラ
イドドア2にはドアロツク装置7の車体1との施
錠状態を維持し、ドアハンドル6を開扉操作して
もドアロツク装置7の施錠を維持するようにした
上下動するロツクロツド8が設けられている。ロ
ツクロツド8の先端にはロツクノブ8aが設けら
れていて、ロツクノブ8aが下げられたロツク操
作時にはドアロツク装置7の施錠を維持し、上げ
られたアンロツク操作時にはドアロツク装置7の
解錠を可能としている。
更に、スライドドア2にはロツクノブ制御装置
9が設けられ、このロツクノブ制御装置9には、
ロツクノブ8aがロツク操作されているときにス
ライドガラス3bを開閉操作可能とし、ロツクノ
ブ8aのアンロツク操作時に、ガラス駆動装置5
によるスライドガラス3bのスライドを阻止する
ストツパ機構9aと、スライドガラス3bがスラ
イドしてウインドガラス3が開いている時にロツ
ク操作されているロツクノブ8aの操作状態を保
持し、ウインドガラス3が閉じられた時にロツク
操作状態の保持を解除してロツクノブ8aをアン
ロツク操作できるよう可動可能にさせるロツク機
能を有するロツク機構9bとが備えられている。
ガラス駆動装置5はスライドドア2に取り付け
られたレギユレータハンドル11の回転操作によ
つて配設線に沿つて前進後退運動する駆動ワイヤ
12と、駆動ワイヤ12の先端に設けられた駆動
ワイヤ12の前進後退運動をスライドガラス3b
に伝達する駆動伝達装置13とから構成されてい
る。駆動伝達装置13は窓枠4に並行して設けら
れたチヤンネル材14内を移動自在に配設された
駆動ワイヤ12の先端部にベース板15を固定
し、ベース板15にスイングレバー16を取り付
け、スイングレバー16の端部に図示しないガイ
ドローラを有するガラス支持具17を設けて形成
されている。ガラス支持具17はスライドガラス
3bの下端部を支持しており、そのガイドローラ
は窓枠4にチヤンネル材14と並行して設けられ
た図示しないガイドレールに嵌め込まれている。
ガラス駆動装置5はレギユレータハンドル11
を回転操作すると、駆動ワイヤ12がチヤンネル
材14内を移動し、それに伴ない駆動伝達装置1
3を介してスライドガラス3bをスライドさせる
ように作動する。駆動伝達装置13のベース板1
5にはストツパ9aと連係するフツトレバー18
が設けられている。
ドアハンドル6とロツクロツド8とはそれぞれ
ドアロツクリモートコントロール部20を介して
ドアロツク装置7に接続されている。ドアロツク
リモートコントロール部20はドアハンドル6に
連結されているロツド21によつて揺動させられ
る二又のセーフテイレバー22と、ロツクロツド
8によつて回動させられる操作レバー24と、ド
アロツク装置7に連結されている途中にリンク2
3を有するロツド25,25aを作動させ、かつ
案内ピン27を植設させ下方に延びるようにクラ
ンク状にされ、支点26aの回りで回動するベル
クランクレバー26と、一端が操作レバー24に
回動自在に連結され、他端がセーフテイレバー2
2の天地逆のL字状の逃穴22aを貫通する案内
ピン27によつてベルクランクレバー26に連結
され、ベルクランクレバー26と重なりかつ操作
レバー24及びセーフテイレバー22を挟むよう
に取り付けられる連結レバー28とから構成され
ている。
このドアロツクリモートコントロール部20は
ロツクノブ8aがアンロツク状態、即ちドア開閉
可能な上動時(第3図の状態)には、ドアハンド
ル6を操作すると、セーフテイレバー22が揺動
し、逃穴22aが係合して案内ピン27を動か
し、それに伴ないベルクランクレバー26をも揺
動してドアロツク装置7の施錠状態を解除する。
ところが、ロツクロツド8がロツク操作(矢印方
向)された下動時には、操作レバー24が回動
し、案内ピン27が逃穴22aの水平部にきてお
り、ドアハンドル6を操作しても、セーフテイレ
バー22は揺動するもののセーフテイレバー22
に設けた逃穴22aの水平部を案内ピン27が移
動するだけでセーフテイレバー22がベルクラン
クレバー26を空振りしてベルクランクレバー2
6は支点26aを中心に揺動させられず、ドアロ
ツク装置7の施錠状態は維持されるようになつて
いる。
ガラス駆動装置5によるスライドガラス3bの
スライドを阻止する機能を有するストツパ機構9
aは、ストツパ操作レバー31と、ストツパレバ
ー32と、リンクレバー33とから構成されてい
る。そして、ストツパ操作レバー31はスライド
ドア2に設けられたベース基板29に回転自在に
枢支され、操作レバー24の他端に連結されてい
るロツド30によつて回動させられ、ストツパレ
バー32はベース基板29に回転自在に枢着ピン
32eで枢支されている一対のストツパ部32
a,32dを有する二又状に形成され、リンクレ
バー33は一端がストツパ操作レバー31の一端
に枢支され、他端に設けられた逃穴33aがスト
ツパレバー32のコ字状アーム部32bに設けら
れた枢着ピン32cと係合するようにされてい
る。ストツパ操作レバー31のリンクレバー33
側の端部とストツパレバー32のストツパ部32
aとにはそれぞれターンオーバスプリング34が
設けられている。また、ストツパレバー32の一
対のストツパ部32a,32dは、駆動伝達装置
13のフツトレバー18に係合させられる。
更に、ベース基板29にはロツクノブ8aの操
作状態を保持或いはその保持を解除するロツク機
構9bが設けられている。このロツク機構9bは
一端部にロツク面部35aを有し、ベース基板2
9に対し回転自在なプツシヤレバー35と、プツ
シヤレバー35の枢支ピン36、一端をベース基
板29に、他端をロツク面部35aと反対側の他
端部に係止させて巻き付け、プツシヤレバー35
を時計方向即ちストツパ操作レバー31側に付勢
して所定位置に停止させるコイルスプリング37
とから形成されている。このプツシヤレバー35
のロツク面部35aはリンクレバー33の逃穴3
3a近傍の側部に設けたプツシヤ当接片33bに
対向させられている。こように、ロツク面部35
aがプツシヤ当接片33bと対向させられている
状態のときにはストツパレバー32のストツパ部
32dが駆動伝達装置13のフツトレバー18と
係合させられており、スライドガラス3bを開け
ることができない(第3図の状態)。
次に作用を説明する。
まず、スライドドア2が閉じられていてロツク
ノブ8aを操作してロツクロツド8を下動させる
場合を述べる。
ロツクノブ8aを第3図の矢印に示すように下
動させると、操作レバー24のストツパ操作レバ
ー31にロツド30を介して連結されている端部
が反時計方向即ち上方に回動し、それに伴ないロ
ツド30が上方に移動し、ストツパ操作レバー3
1のロツド30が連結されている端部を上方に回
動させる。それと同時にストツパ操作レバー31
のリンクレバー33が連結されている端部は下方
に回動し、リンクレバー33を矢印の方向に下動
させる。リンクレバー33が第4図に示すように
実線位置から二点鎖線位置まで下動すると、リン
クレバー33に設けられているプツシヤ当接片3
3bがロツク面部35aから外れる。そして、リ
ンクレバー33が反時計方向に揺動可能になる。
そして、リンクレバー33の逃穴33aに係合し
ている枢着ピン32cとともにストツパレバー3
2のコ字状アーム部32bが前方即ちロツク面部
35a側に揺動可能となる。その結果、ストツパ
レバー32は時計回りの方向に揺動可能となり、
ストツパ部32dは後方即ちロツク解除方向に作
動可能となる。即ちストツパ機構9aは駆動伝達
装置13の駆動を可能にする。
そこで、スライドガラス3bの開窓を行なうた
めに、ガラス駆動装置5のレギユレータハンドル
11を回転操作すれば、駆動ワイヤ12が移動
し、それに伴ない駆動伝達装置13も後方、即ち
ガラス開方向に移動し、フツトレバー18がスト
ツパレバー32の後方側のストツパ部32dを蹴
る。そうすると、ストツパレバー32は第6図に
示すように実線位置から二点鎖線まで揺動し、そ
のコ字状アーム部32bが前方に移動し、それと
同時にリンクレバー33の逃穴33a側端部も前
方に移動してプツシヤ当接片33bがロツク面部
35aの下側に入り込んで位置する。このとき、
プツシヤレバー35はコイルスプリング37によ
つて時計方向に付勢されて静止した状態にあり、
ターンオーバスプリング34がストツパ操作レバ
ー31の回動状態を保持している。従つて、コイ
ルスプリング37の付勢力とターンオーバスプリ
ング34の状態保持付勢力とによつてストツパ操
作レバー31の上方移動即ち反時計方向への回動
を制止している(第6図参照)。
このように、ロツクノブ8aがロツク操作され
たロツクロツド8の下動時にはスライドガラス3
bの開操作を行なうことができる。しかし、ドア
ハンドル6を操作してもセーフテイレバー22は
揺動するもののセーフテイレバー22に設けた逃
穴22aにより、セーフテイレバー22がベルク
ランクレバー26を空振りしてベルクランクレバ
ー26は揺動させられないので、ドアロツク装置
7の施錠状態は解除しないようになつており、ス
ライドドア2を開けることはできない。従つて、
ロツクノブ8aがロツク操作されているときは、
スライドガラス3bの開閉が可能で、スライドド
ア2はスライドしないので安心して手や物を出し
ておける。
また、ウインドガラス3が開窓されている状態
からレギユレータハンドル11を前述とは逆に回
転操作してスライドガラス3bをスライドさせて
ウインドガラス3を閉窓したときには、駆動伝達
装置13のフツトレバー18がストツパレバー3
2の前方側のストツパ部32aを蹴る。そうする
と、ストツパレバー32は前述とは逆の方向に揺
動し、コ字状アーム部32bが後方に移動し、リ
ンクレバー33が上動できる位置に設定される。
従つて、ロツクノブ8aを操作してロツクロツド
8を上方へ引き上げると、ストツパ操作レバー3
1はターンオーバスプリング34によつて反時計
方向に回動させられ、ターンオーバスプリング3
4によつて保持される。このときには操作レバー
24も時計方向に回転して連結レバー28も下動
し、案内ピン27は第3図のように逃穴22aの
下降溝部で係合する。セーフテイレバー22が揺
動させられたときに案内ピン27によつてベルク
ランクレバー26が揺動するように設定されるた
め、ドアハンドル6を操作すると、セーフテイレ
バー22が揺動し、それに伴ないベルクランクレ
バー26を揺動させてドアロツク装置7の施錠状
態の維持を解除し、スライドドア2をそのままス
ライドさせれば、スライドドア2は開かれる。従
つて、ウインドガラス3が開いている場合はスラ
イドドア2はドアハンドル6を操作しても開か
ず、乗員を確実に保護することができる。また、
ウインドガラス3を閉めた場合にのみスライドド
ア2を開くことができるので、降車時におけるウ
インドガラス3を閉め忘れるということもなくな
る。
更に、ウインドガラス3が閉窓されている状態
で仮にロツクノブ8aをアンロツク操作してスラ
イドドア2を開けようとすると、ロツクロツド8
の上動により、操作レバー24が時計方向に回転
し、操作レバー24にロツド30を介して連結さ
れているストツパ操作レバー31が反時計方向に
回転し、リンクレバー33が上動する。操作レバ
ー24は時計方向に回転し、ドアハンドル6を開
操作したときにセーフテイレバー22の揺動に伴
ないベルクランクレバー26も揺動してドアロツ
ク装置7の施錠状態の維持が解除される。一方、
ウインドガラス3が開窓されているときには第6
図のようにリンクレバー33のプツシヤ当接片3
3bがプツシヤレバー35のロツク面部35aの
下側に位置しており、リンクレバー33を上動さ
せてプツシヤ当接片33bをロツク面部35aに
押当してプツシヤレバー35を反時計方向に回転
させようとしてもプツシヤレバー35を時計方向
に回動付勢しているコイルスプリング37の付勢
力によつてリンクレバー33の上動が阻止され
る。従つて、操作レバー24を時計方向に回転さ
せることができず、ロツクノブ8aを引き上げて
アンロツク操作しようとしてもロツクノブ8aは
引き上げられず、ロツク操作状態を維持する。即
ち、ロツクロツド8の下動時と同様にドアハンド
ル6を操作してもスライドドア2を開けることが
できない。このようにウインドガラス3が開窓さ
れているときにはロツクノブ8aをアンロツク操
作しようとしてもロツクロツド8が作動せず、ス
ライドドア2は開かないようになつている。
次に、スライドドア2が閉じられていて、ロツ
クノブ8aをロツク操作しないでロツクロツド8
が上動位置にある場合について述べる。
ロツクノブ8aを操作しないで、ロツクロツド
8が上動位置にあるときには、第3図に示すよう
に、ガラス駆動装置5はストツパ機構9aによつ
て駆動が阻止された状態にある。即ち、リンクレ
バー33は第3図及び第4図に実線で示す位置に
あり、リンクレバー33に設けられているプツシ
ヤ当接片33bはプツシヤレバー35のロツク面
部35aに対向させられている。従つて、ガラス
駆動装置5のレギユレータハンドル11を回転操
作して駆動伝達装置13を後方に移動させてスラ
イドガラス3bをスライドさせて開けようとして
も駆動伝達装置13のフツトレバー18がストツ
パレバー32の後方側のストツパ部32dに押当
し、ストツパレバー32を揺動させ、コ字状アー
ム部32bを前方に移動しようとするが、コ字状
アーム部32bに枢支されているリンクレバー3
3のプツシヤ当接片33bがプツシヤレバー35
のロツク面部35aに押当した後にはそれ以上コ
字状アーム部32bは前方に移動できない。即
ち、ストツパ機構9aのストツパ機能が作用す
る。
従つて、駆動伝達装置13の後方への移動が阻
止されてウインドガラス3を開けることはできな
くなる。このように、ロツクノブ8aをロツク操
作しないときにはウインドガラス3を開けること
はできず、しかもドアロツク装置7の施錠状態の
維持も解除された状態にある。従つて、ロツクノ
ブ8aをロツク操作してロツクロツド8を下動さ
せてスライドドア2のドアロツク装置7の施錠状
態を維持させないと、ウインドガラス3は開かな
いということになる。
更に、スライドドア2が閉じられていて、ウイ
ンドガラス3が開いているときに非常事態のため
にスライドドア2を開ける場合について述べる。
この場合は、ロツクノブ8aがロツク操作され
て、ロツクロツド8が下動していて、ドアハンド
ル6を操作しても前述の如く、ドアロツク装置7
の施錠状態は解除しないようになつており、スラ
イドドア2を開けることはできない。また、通常
の力ではロツクド8は前述したようにターンオー
バスプリング34及びコイルスプリング37の付
勢力に抗しきれないので上動しない。
そこで、ロツクノブ8aを一方の手でターンオ
ーバスプリング34及びコイルスプリング37の
付勢力以上の力で強く引き上げ、操作し、ロツク
ロツド8を引き上げたまま保持し、他方の手でド
アハンドル6を操作する同時両手開操作をすれ
ば、操作レバー24が時計方向に回転して連結レ
バー28も下動し、セーフテイレバー22が揺動
させられたときにベルクランクレバー26も時計
方向に回動するため、ドアロツク装置7の施錠状
態の維持を解除し、スライドドア2は開かれる。
このとき、ロツクロツド8を引き上げたまま保持
しなけばならないのは、ウインドガラス3が開い
ている場合にはリンクレバー33のプツシヤ当接
片33aがロツク面部35aの下側に位置してお
り、ストツパ操作レバー31を反時計方向へ回
動、即ちリンクレバー33を上動させるにはプツ
シヤレバー35を時計方向に回動付勢しているコ
イルスプリング37の付勢力に抗してプツシヤレ
バー35を反時計方向に回動させなければなら
ず、ロツクノブ8aを引き上げた手を離したとき
にはコイルスプリング37の付勢力によつて元の
状態に復帰してしまうからである。
この実施例ではスライドドア2に対してウイン
ドガラス3が左右にスライドするものについて述
べているが、ウインドガラス3が上下にスライド
するものについても適用され得ることは勿論であ
る。
以上説明してきたように、この発明によれば、
ドアハンドルでドアロツク装置を操作して開閉自
在にされるスライドドアが車体に取り付けられ、
該スライドドアにはスライドして開閉自在にされ
たスライドガラスを有するウインドガラスが設け
られており、前記スライドドアに設けられたロツ
クノブのロツク操作により前記ドアロツク装置の
施錠を維持し、アンロツク操作により解錠して前
記スライドドアを開操作可能とされている車両に
使用されるスライドドアのセーフテイロツク装置
であつて、前記ロツクノブが操作されているとき
には前記スライドガラスを開閉操作可能とし、前
記ロツクノブがアンロツク操作されているときに
は前記スライドガラスを開操作不可能とするスト
ツパ機構と、前記スライドガラスが開状態のとき
には前記ロツクノブのロツク操作状態を保持し、
閉状態のときには前記ロツクノブのロツク操作状
態の保持を解除してアンロツク操作を可能とする
ロツク機構とを備えたロツクノブ制御装置を前記
ドアロツク装置と関連して前記スライドドアに設
けたことを特徴とするスライドドアのセーフテイ
ロツク装置としたため、スライドドアを閉めてロ
ツクノブをロツク操作することにより、ドアロツ
ク装置の施錠状態が維持されて開扉操作が不能と
なると共に、駆動伝達装置の駆動が可能となつて
ウインドガラスを開くことができ、ロツクノブを
ロツク操作しないときにはロツクノブ制御装置が
ストツパ機能を発揮して駆動伝達装置の駆動を阻
止することとなつてウインドガラスは開けられな
い。また、ウインドガラスが開いているときには
ロツクノブ制御装置がロツク機能を発揮してロツ
クノブのロツク操作状態を保持し、ロツクノブを
可動させようと通常の力で順次開操作をしても可
動せず、ドアロツク装置の施錠状態は維持されて
スライドドアは開かず、従来のようにウインドガ
ラスが開けられている場合にロツクノブを引き上
げてドアハンドルを操作する順次開操作をすれ
ば、スライドドアが開いてしまうというおそれは
なくなり、乗員に確実に保護できるという効果が
得られる。
更に、ウインドガラスを閉じることにより、ロ
ツクノブのロツク操作状態の保持が解除されてロ
ツクノブが可動となつてロツクノブを引き上げて
スライドドアを開くことができ、ウインドガラス
が開いているときにはロツクノブ制御装置がロツ
ク機能を発揮してロツクノブのロツク操作状態が
保持されてスライドドアは開けられない。従つ
て、スライドドアを開く場合にはウインドガラス
を閉めなければならないので、降車時におけるウ
インドガラスの閉め忘れ及び盗難を防止できると
いう効果が得られる。
更にまた、ロツクノブの操作1つでドアロツク
装置とロツクノブ制御装置を操作することが可能
であり、別のレバーを必要としないので、操作が
簡単であり操作性も良いという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明のスライドドアのセ
ーフテイロツク装置の一実施例を示し、第1図は
同セーフテイロツク装置に備えたスライドドアが
取り付けられている車両の側面図、第2図は同セ
ーフテイロツク装置を備えたスライドドアの内側
から見た側面図、第3図はロツクノブがロツク操
作されない上動時を示す同セーフテイロツク装置
の斜視図、第4図はロツクノブ制御装置のストツ
パ機構の動作を示す説明図、第5図は第4図のV
−V線断面図、第6図はロツクノブ制御装置のス
トツパ機構とロツク機構の動作を示す説明図であ
る。 2……スライドドア、3……ウインドガラス、
7……ドアロツク装置、8……ロツクロツド、8
a……ロツクノブ、9……ロツクノブ制御装置、
11……レギユレータハンドル、13……駆動伝
達装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドアハンドルでドアロツク装置を操作して開
    閉自在にされるスライドドアが車体に取り付けら
    れ、該スライドドアにはスライドして開閉自在に
    されたスライドガラスを有するウインドガラスが
    設けられており、前記スライドドアに設けられた
    ロツクノブのロツク操作により前記ドアロツク装
    置の施錠を維持し、アンロツク操作により解錠し
    て前記スライドドアを開操作可能とされている車
    両に使用されるスライドドアのセーフテイロツク
    装置であつて、 前記ロツクノブがロツク操作されているときに
    は前記スライドガラスを開閉操作可能とし、前記
    ロツクノブがアンロツク操作されているときには
    前記スライドガラスを開操作不可能とするストツ
    パ機構と、前記スライドガラスが開状態のときに
    は前記ロツクノブのロツク操作状態を保持し、閉
    状態のときには前記ロツクノブのロツク操作状態
    の保持を解除してアンロツク操作を可能とするロ
    ツク機構とを備えたロツクノブ制御装置を前記ド
    アロツク装置と関連して前記スライドドアに設け
    たことを特徴とするスライドドアのセーフテイロ
    ツク装置。
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