JPH0243563Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0243563Y2 JPH0243563Y2 JP1986088584U JP8858486U JPH0243563Y2 JP H0243563 Y2 JPH0243563 Y2 JP H0243563Y2 JP 1986088584 U JP1986088584 U JP 1986088584U JP 8858486 U JP8858486 U JP 8858486U JP H0243563 Y2 JPH0243563 Y2 JP H0243563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- casting
- hollow body
- cast
- elastic deformation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 76
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 18
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 9
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 13
- 229910000505 Al2TiO5 Inorganic materials 0.000 description 4
- AABBHSMFGKYLKE-SNAWJCMRSA-N propan-2-yl (e)-but-2-enoate Chemical compound C\C=C\C(=O)OC(C)C AABBHSMFGKYLKE-SNAWJCMRSA-N 0.000 description 4
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 239000010445 mica Substances 0.000 description 3
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 238000010112 shell-mould casting Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- CNLWCVNCHLKFHK-UHFFFAOYSA-N aluminum;lithium;dioxido(oxo)silane Chemical compound [Li+].[Al+3].[O-][Si]([O-])=O.[O-][Si]([O-])=O CNLWCVNCHLKFHK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229910052644 β-spodumene Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
内燃機関のシリンダライナ、ポートライナ、ピ
ストンクラウン、副室等の断熱構造に関するもの
である。
ストンクラウン、副室等の断熱構造に関するもの
である。
(従来の技術)
内燃機関の動力や燃費等の性能向上のために、
燃焼室や排気通路等にセラミツク中空体を用いた
断熱構造の種々の試みがなされているが、セラミ
ツクは加熱または冷却時の熱衝撃、燃焼による急
激な圧力変化等により破損しやすいので、これを
解決するための有効な手段としてセラミツク中空
体をアルミ合金等で直接鋳ぐるみした構造のもの
が試みられている。しかし、鋳ぐるみによる熱衝
撃や圧縮応力によつてセラミツクが破損しやすい
こともあり、これを防止するために強度の高いセ
ラミツクZrO2やSi3N4を用いたり、あるいはセラ
ミツク中空体の外周に鋳ぐるみ金属の圧縮力を緩
和するための緩衝層を被覆したうえで鋳ぐるみす
る試みがなされている。
燃焼室や排気通路等にセラミツク中空体を用いた
断熱構造の種々の試みがなされているが、セラミ
ツクは加熱または冷却時の熱衝撃、燃焼による急
激な圧力変化等により破損しやすいので、これを
解決するための有効な手段としてセラミツク中空
体をアルミ合金等で直接鋳ぐるみした構造のもの
が試みられている。しかし、鋳ぐるみによる熱衝
撃や圧縮応力によつてセラミツクが破損しやすい
こともあり、これを防止するために強度の高いセ
ラミツクZrO2やSi3N4を用いたり、あるいはセラ
ミツク中空体の外周に鋳ぐるみ金属の圧縮力を緩
和するための緩衝層を被覆したうえで鋳ぐるみす
る試みがなされている。
(考案が解決しようとする問題点)
内燃機関の燃焼室や排気通路における外周の金
属部分は温度が50〜200℃程度まで加熱されて熱
膨脹する。例えば一般に水冷エンジンの運転状態
ではシリンダヘツドやシリンダ周りが水温約80℃
に保たれ、鋳ぐるみ体の鋳ぐるみ金属がアルミ合
金の場合その径が常温の場合に比して約0.2%熱
膨脹する。しかし、前記のZrO2やSi2N4の如き高
強度のセラミツク中空体はほとんど熱膨脹しな
い。従つて、これら鋳ぐるみ金属の内面とセラミ
ツク中空体との間に熱膨脹差による空隙を生ずる
ことになり、セラミツク中空体が緩み実用に供し
難い。また、前記の如くセラミツク中空体の外周
に緩衝層を被覆して鋳ぐるみする構造のものは複
雑で加工に工数を要しコスト高となる。
属部分は温度が50〜200℃程度まで加熱されて熱
膨脹する。例えば一般に水冷エンジンの運転状態
ではシリンダヘツドやシリンダ周りが水温約80℃
に保たれ、鋳ぐるみ体の鋳ぐるみ金属がアルミ合
金の場合その径が常温の場合に比して約0.2%熱
膨脹する。しかし、前記のZrO2やSi2N4の如き高
強度のセラミツク中空体はほとんど熱膨脹しな
い。従つて、これら鋳ぐるみ金属の内面とセラミ
ツク中空体との間に熱膨脹差による空隙を生ずる
ことになり、セラミツク中空体が緩み実用に供し
難い。また、前記の如くセラミツク中空体の外周
に緩衝層を被覆して鋳ぐるみする構造のものは複
雑で加工に工数を要しコスト高となる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記の如き問題点を解決するために
なされたもので、ZrO2やSi3N4はヤング率が
20000Kg/mm2以上もあり前記の如く鋳ぐるみによ
る収縮はほとんどないので、セラミツク中空体に
はヤング率の低いセラミツクを使用し、該セラミ
ツク中空体をアルミ合金等で鋳ぐるみし常温に冷
却されるときの該鋳ぐるみ金属の収縮する圧縮応
力によつて、上記の鋳ぐるみされるセラミツク中
空体を弾性変形して収縮させた断熱セラミツク鋳
ぐるみ体を提供するものである。
なされたもので、ZrO2やSi3N4はヤング率が
20000Kg/mm2以上もあり前記の如く鋳ぐるみによ
る収縮はほとんどないので、セラミツク中空体に
はヤング率の低いセラミツクを使用し、該セラミ
ツク中空体をアルミ合金等で鋳ぐるみし常温に冷
却されるときの該鋳ぐるみ金属の収縮する圧縮応
力によつて、上記の鋳ぐるみされるセラミツク中
空体を弾性変形して収縮させた断熱セラミツク鋳
ぐるみ体を提供するものである。
上記のヤング率の低いセラミツクとしてはヤン
グ率が8000Kg/mm2以下で断熱性の高いものが望ま
しく、具体的にはマイカセラミツクやβ−スポジ
ユメン、特にチタン酸アルミが好ましい。また、
上記の弾性変形によるセラミツク中空体の径方向
の収縮率は、内燃機関に使用する箇所によつても
異なり、金属部分の温度における熱膨脹量に応じ
てヤング率の低いセラミツクの選択や鋳ぐるみ時
の押湯や金属への圧力を調整して必要な弾性変形
量を決めるのが望ましいが、少なくとも0.3%以
上は必要であることが判つた。また、鋳ぐるみ時
にはセラミツク中空体を保持するために中子が使
用されるが、この中子は言うまでもなくセラミツ
ク中空体の弾性変形による収縮を阻害するもので
あつてはならないので、そのためには圧縮強度が
50Kg/cm2以下の特性をもつ材料とする。
グ率が8000Kg/mm2以下で断熱性の高いものが望ま
しく、具体的にはマイカセラミツクやβ−スポジ
ユメン、特にチタン酸アルミが好ましい。また、
上記の弾性変形によるセラミツク中空体の径方向
の収縮率は、内燃機関に使用する箇所によつても
異なり、金属部分の温度における熱膨脹量に応じ
てヤング率の低いセラミツクの選択や鋳ぐるみ時
の押湯や金属への圧力を調整して必要な弾性変形
量を決めるのが望ましいが、少なくとも0.3%以
上は必要であることが判つた。また、鋳ぐるみ時
にはセラミツク中空体を保持するために中子が使
用されるが、この中子は言うまでもなくセラミツ
ク中空体の弾性変形による収縮を阻害するもので
あつてはならないので、そのためには圧縮強度が
50Kg/cm2以下の特性をもつ材料とする。
なお、ヤング率の比較的小さい多孔質セラミツ
クは鋳ぐるみで塑性変形を起しやすくあまり好ま
しくはないが、弾性変形量が0.3%以上であれば
使用可能である。
クは鋳ぐるみで塑性変形を起しやすくあまり好ま
しくはないが、弾性変形量が0.3%以上であれば
使用可能である。
(作用)
上記の如くヤング率が8000Kg/mm2以下のセラミ
ツク中空体をアルミ合金等の鋳ぐるみ金属によつ
て鋳ぐるみすると、常温に冷却されたとき鋳ぐる
み金属の収縮によつてセラミツク中空体が径方向
に弾性変形して収縮する。そしてエンジンの運転
時の温度上昇によつて鋳ぐるみ金属は膨脹する
が、膨脹係数の小さいセラミツクは熱による膨脹
はほとんどないが、弾性変形による収縮が解放さ
れて膨脹する。従つてセラミツク中空体の弾性変
形による収縮量(膨脹量に等しい)がエンジンの
運転状態における鋳ぐるみ金属の熱膨脹量よりも
大きければセラミツク中空体には常に締付応力が
作用し緩みを生ずることがない。
ツク中空体をアルミ合金等の鋳ぐるみ金属によつ
て鋳ぐるみすると、常温に冷却されたとき鋳ぐる
み金属の収縮によつてセラミツク中空体が径方向
に弾性変形して収縮する。そしてエンジンの運転
時の温度上昇によつて鋳ぐるみ金属は膨脹する
が、膨脹係数の小さいセラミツクは熱による膨脹
はほとんどないが、弾性変形による収縮が解放さ
れて膨脹する。従つてセラミツク中空体の弾性変
形による収縮量(膨脹量に等しい)がエンジンの
運転状態における鋳ぐるみ金属の熱膨脹量よりも
大きければセラミツク中空体には常に締付応力が
作用し緩みを生ずることがない。
(実施例)
本考案による断熱セラミツク鋳ぐるみ体の実施
例を説明する。
例を説明する。
実施例 1
第1図は断熱セラミツク鋳ぐるみ体がセラミツ
クポートライナを付したシリンダヘツドの場合の
実施例である。断熱セラミツク鋳ぐるみ体はセラ
ミツクポートライナ1をシリンダヘツド2となる
アルミ合金からなる鋳ぐるみ金属3によつて鋳ぐ
るみされたもので、セラミツクポートライナ1は
ヤング率が3000Kg/mm2のチタン酸アルミを主成分
とした外径36mm、厚さ3mm、長さ80mmのポートラ
イナ形に成形し焼成した管形状のセラミツク中空
体であり、これを圧縮強度50Kg/cm2の鋳造用石膏
の中子を用いて保持し、アルミ合金からなる鋳ぐ
るみ金属3によつて鋳ぐるみしたもので、セラミ
ツクポートライナ1の外径が弾性変形によつて
0.5%収縮した。なお、4は冷却水路、5はバル
ブ、6はバルブシートである。このシリンダヘツ
ドを使用して水温80℃、回転数5600rpm、排気温
900℃にて運転しセラミツクポートライナ1に緩
みがなく良好であつた。
クポートライナを付したシリンダヘツドの場合の
実施例である。断熱セラミツク鋳ぐるみ体はセラ
ミツクポートライナ1をシリンダヘツド2となる
アルミ合金からなる鋳ぐるみ金属3によつて鋳ぐ
るみされたもので、セラミツクポートライナ1は
ヤング率が3000Kg/mm2のチタン酸アルミを主成分
とした外径36mm、厚さ3mm、長さ80mmのポートラ
イナ形に成形し焼成した管形状のセラミツク中空
体であり、これを圧縮強度50Kg/cm2の鋳造用石膏
の中子を用いて保持し、アルミ合金からなる鋳ぐ
るみ金属3によつて鋳ぐるみしたもので、セラミ
ツクポートライナ1の外径が弾性変形によつて
0.5%収縮した。なお、4は冷却水路、5はバル
ブ、6はバルブシートである。このシリンダヘツ
ドを使用して水温80℃、回転数5600rpm、排気温
900℃にて運転しセラミツクポートライナ1に緩
みがなく良好であつた。
実施例 2
第2図は断熱セラミツク鋳ぐるみ体がデイーゼ
ルエンジンの副室の場合の実施例である。セラミ
ツク副室7はヤング率が7000Kg/mm2のマイカセラ
ミツクで外径30mm、厚さ3mmの球殻形状のセラミ
ツク中空体であり、シエルモールド鋳砂による中
空の中子で圧縮強度が10Kg/cm2のものを用い、ア
ルミ合金からなる鋳ぐるみ金属3によつて鋳ぐる
みしたもので、セラミツク副室7の外径が弾性変
形によつて0.3%収縮した。なお、2はシリンダ
ヘツド、4は冷却水路、8はセラミツク口金、9
はグロープラグ、10は噴射ノズルである。この
セラミツク副室を使用して水温80℃、回転数
3000rpmで運転しセラミツク副室7に緩みがなく
良好であつた。
ルエンジンの副室の場合の実施例である。セラミ
ツク副室7はヤング率が7000Kg/mm2のマイカセラ
ミツクで外径30mm、厚さ3mmの球殻形状のセラミ
ツク中空体であり、シエルモールド鋳砂による中
空の中子で圧縮強度が10Kg/cm2のものを用い、ア
ルミ合金からなる鋳ぐるみ金属3によつて鋳ぐる
みしたもので、セラミツク副室7の外径が弾性変
形によつて0.3%収縮した。なお、2はシリンダ
ヘツド、4は冷却水路、8はセラミツク口金、9
はグロープラグ、10は噴射ノズルである。この
セラミツク副室を使用して水温80℃、回転数
3000rpmで運転しセラミツク副室7に緩みがなく
良好であつた。
実施例 3
上記実施例2と同様に断熱セラミツク鋳ぐるみ
体がデイーゼルエンジンの副室の場合の実施例で
あり、第2図におけるセラミツク副室7にヤング
率が3000Kg/mm2のチタン酸アルミを主成分とした
セラミツクを使用したもので、実施例2と同様に
鋳ぐるみしてセラミツク副室の外径が弾性変形に
よつて0.9%収縮した。このセラミツク副室を使
用して実施例2と同様に運転しセラミツク副室に
緩みがなく良好であつた。
体がデイーゼルエンジンの副室の場合の実施例で
あり、第2図におけるセラミツク副室7にヤング
率が3000Kg/mm2のチタン酸アルミを主成分とした
セラミツクを使用したもので、実施例2と同様に
鋳ぐるみしてセラミツク副室の外径が弾性変形に
よつて0.9%収縮した。このセラミツク副室を使
用して実施例2と同様に運転しセラミツク副室に
緩みがなく良好であつた。
比較例
前記実施例2と同様に断熱セラミツク鋳ぐるみ
体がデイーゼルエンジンの副室の場合であり、第
2図におけるセラミツク副室7には実施例2と同
様にマイカセラミツクを使用し、シエルモールド
鋳砂による圧縮強度70Kg/cm2の中実中子を用いて
実施例2と同様に鋳ぐるみして、セラミツク副室
の外径は弾性変形により0.1%しか収縮しなかつ
た。実施例2と同様に運転した結果セラミツク副
室に緩みを生じ破損した。このように中子の圧縮
強度が大きいと弾性変形による収縮が少なく好ま
しくない結果となる。
体がデイーゼルエンジンの副室の場合であり、第
2図におけるセラミツク副室7には実施例2と同
様にマイカセラミツクを使用し、シエルモールド
鋳砂による圧縮強度70Kg/cm2の中実中子を用いて
実施例2と同様に鋳ぐるみして、セラミツク副室
の外径は弾性変形により0.1%しか収縮しなかつ
た。実施例2と同様に運転した結果セラミツク副
室に緩みを生じ破損した。このように中子の圧縮
強度が大きいと弾性変形による収縮が少なく好ま
しくない結果となる。
(考案の効果)
本考案になる断熱セラミツク鋳ぐるみ体は前記
の如くヤング率の小さいセラミツクを用い、鋳ぐ
るみによつてセラミツク中空体を弾性変形により
収縮させてあるので、内燃機関が運転状態に入り
温度が上昇し鋳ぐるみ金属が熱膨脹しても、セラ
ミツク中空体は弾性変形が解放されて膨脹するの
で、セラミツク中空体に緩みを生ずることなく、
鋳ぐるみ時においても鋳ぐるみ金属の圧縮応力が
セラミツク中空体の収縮によつて緩和されるので
セラミツク中空体が破損することがない。また、
本考案に用いるチタン酸アルミ等のヤング率の小
さいセラミツクはSi3N4等に比べて材料費が約1/
10と安価で、さらに所定の寸法に研削等の機械加
工も容易であり、よつてコスト的にも安価とな
る。
の如くヤング率の小さいセラミツクを用い、鋳ぐ
るみによつてセラミツク中空体を弾性変形により
収縮させてあるので、内燃機関が運転状態に入り
温度が上昇し鋳ぐるみ金属が熱膨脹しても、セラ
ミツク中空体は弾性変形が解放されて膨脹するの
で、セラミツク中空体に緩みを生ずることなく、
鋳ぐるみ時においても鋳ぐるみ金属の圧縮応力が
セラミツク中空体の収縮によつて緩和されるので
セラミツク中空体が破損することがない。また、
本考案に用いるチタン酸アルミ等のヤング率の小
さいセラミツクはSi3N4等に比べて材料費が約1/
10と安価で、さらに所定の寸法に研削等の機械加
工も容易であり、よつてコスト的にも安価とな
る。
第1図は本考案による断熱セラミツク鋳ぐるみ
体がセラミツクポートライナを付したシリンダヘ
ツドの場合の実施例を示す断面図、第2図は本考
案による断熱セラミツク鋳ぐるみ体がエンジンの
セラミツク副室の場合の実施例を示す断面図であ
る。 1:セラミツク中空体(セラミツクポートライ
ナ)、3:鋳ぐるみ金属(アルミ合金等)、7:セ
ラミツク中空体(セラミツク副室)。
体がセラミツクポートライナを付したシリンダヘ
ツドの場合の実施例を示す断面図、第2図は本考
案による断熱セラミツク鋳ぐるみ体がエンジンの
セラミツク副室の場合の実施例を示す断面図であ
る。 1:セラミツク中空体(セラミツクポートライ
ナ)、3:鋳ぐるみ金属(アルミ合金等)、7:セ
ラミツク中空体(セラミツク副室)。
Claims (1)
- 管形状または球殻形状のセラミツク中空体の外
周がアルミ合金等の鋳ぐるみ金属によつて鋳ぐる
みされてなる断熱セラミツク鋳ぐるみ体におい
て、鋳ぐるみが、50Kg/cm2以下の圧縮強度をもつ
中子を用いてセラミツク中空体を保持し、鋳ぐる
み後の常温における上記セラミツク中空体の直径
方向の寸法が弾性変形して鋳ぐるみ前の寸法に対
して0.3%以上収縮してなることを特徴とする内
燃機関の断熱セラミツク鋳ぐるみ体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986088584U JPH0243563Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986088584U JPH0243563Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62202940U JPS62202940U (ja) | 1987-12-24 |
JPH0243563Y2 true JPH0243563Y2 (ja) | 1990-11-20 |
Family
ID=30946813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986088584U Expired JPH0243563Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0243563Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5477608A (en) * | 1977-11-10 | 1979-06-21 | Rosenthal Technik Ag | Ceramic material consisting of aluminum titanate containing silicate |
-
1986
- 1986-06-12 JP JP1986088584U patent/JPH0243563Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5477608A (en) * | 1977-11-10 | 1979-06-21 | Rosenthal Technik Ag | Ceramic material consisting of aluminum titanate containing silicate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62202940U (ja) | 1987-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1992022736A3 (en) | Improved internal combustion engine cylinder heads and similar articles of manufacture and methods of manufacturing same | |
US4711208A (en) | Piston for internal combustion engines | |
GB2125516A (en) | Ceramic insert for metal piston | |
JPS60212614A (ja) | 内燃機関の副室 | |
JPH0357817A (ja) | 副室の断熱構造 | |
JPS60175750A (ja) | セラミツクス鋳ぐるみピストン | |
JPH0243563Y2 (ja) | ||
JPS6090955A (ja) | 断熱内燃機関の構造 | |
JPH04231656A (ja) | 軽金属製ピストン | |
JPS6014901B2 (ja) | ピストンの製造方法 | |
JPH0357818A (ja) | 副室の断熱構造 | |
JPH02104950A (ja) | 内燃機関のピストン | |
JPS6128822B2 (ja) | ||
JPH0322533Y2 (ja) | ||
JPS621093B2 (ja) | ||
JPH0310004B2 (ja) | ||
JPH0118821Y2 (ja) | ||
JPS6044506B2 (ja) | 内燃機関のシリンダライナ | |
JPS5917495Y2 (ja) | 筒状断熱構造鋳物 | |
JPH032678Y2 (ja) | ||
JP2552906B2 (ja) | 断熱エンジン | |
JPS6018417Y2 (ja) | 断熱構造鋳物 | |
JP3074721B2 (ja) | 断熱燃焼室の製造方法 | |
JPS6123822A (ja) | 金属とセラミツクスの接合体 | |
JPH0111962Y2 (ja) |