JPH0243412B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0243412B2
JPH0243412B2 JP57120496A JP12049682A JPH0243412B2 JP H0243412 B2 JPH0243412 B2 JP H0243412B2 JP 57120496 A JP57120496 A JP 57120496A JP 12049682 A JP12049682 A JP 12049682A JP H0243412 B2 JPH0243412 B2 JP H0243412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
voltage
neutral point
harmonic
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57120496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5911718A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12049682A priority Critical patent/JPS5911718A/ja
Publication of JPS5911718A publication Critical patent/JPS5911718A/ja
Publication of JPH0243412B2 publication Critical patent/JPH0243412B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、発電機の保護装置、特に単位式発電
機電機子巻線を地絡事故から保護するようにした
発電機の保護装置に関するものである。
〔発明の技術的背景〕
従来、単位式発電機の電機子巻線の地絡保護に
用いられる継電器として、地絡発生時に発電機中
性点に現れる基本波零相電圧を検出する地絡過電
圧継電器が用いられている。第1図はこの継電器
を適用した単位式発電機の系統図であり、発電機
1の中性点は接地変圧器2により接地され、又、
各給電端はサージアブソーバ4により接地される
と共に変圧器5に接続されている。接地変圧器2
の2次側には抵抗3が接続されており、更に、こ
の抵抗3の両端電圧を取入れるように地絡保護用
過電圧継電器6が接続されている。
〔背景技術の問題点〕 しかしこの継電器による地絡保護では保護性能
としては充分なものではない。即ち、地絡点が発
電機中性点に近づくにしたがつて地絡時の零相電
圧が小さくなり、発電機巻線の中性点より約10%
の範囲は感度不足となつて地絡を検出できず保護
の盲点となつてしまう。
そこで、この盲点での検出を行なうべく、発電
機中性点に常時生じている第3高調波を利用する
方式が近年提供された。これは発電機の構造上殆
んど全ての発電機の巻線に第3高調波電圧が発生
していることに着目したものである。第2図はこ
の第3高調波電圧7と基本波の各相電圧R,S,
Tとが同期であることを示している。そして、こ
の高調波電圧7は第3図に示すように、発電機
1、接地変圧器2、中性点及びサージアブソーバ
(又は漂遊容量)4からなる回路を循環している。
この状態において、発電機中性点付近に地絡が生
じると第4図に示すようにバイバス路が形成さ
れ、この結果中性点の第3高調波電圧は減少す
る。したがつて、不足電圧継電器8を用い、第3
高調波電圧が減少したことにより電機子巻線の地
絡と判定するようにすれば、発電機中性点付近の
電機子巻線の地絡を検出することができる。
しかしながら、発電機に発生する第3高調波電
圧は一般に第5図に示す如く発電機出力により変
化するから無負荷時の最小電圧を考えて不足電圧
検出値を設定すると定格負荷に近づくに伴い感度
が鈍くなり、充分な保護動作を行ない得ない。
〔発明の目的〕
本発明は、上記問題点を解決することを目的と
してなされたものであり、発電機出力の大小に拘
らず確実に地絡検出可能な発電機の保護装置を提
供することを目的としている。
〔発明の概要〕
本発明では発電機出力に比例する発電機界磁電
気量と発電機の中性点に発生する第3高調波電圧
とで不足電圧継電器を動作させ、発電機の出力電
圧に影響されずに地絡保護を行なおうとするもの
である。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照しつつ実施例を説明する。第6
図は本発明による発電機の保護装置の一実施例構
成図である。
第6図において、図中の符号1ないし5は第1
図に対応している。8は変流器9を介して発電機
界磁回路電流が与えられることにより感度が変化
する不足電圧継電器である。10は整流器であつ
て交流電源からの電流を発電機界磁巻線11に供
給する。
この構成において、不足電圧継電器8は抵抗3
の両端に生じる電圧のうち発電機の第3高調波電
圧を検出する。又、不足電圧継電器8には、変流
器9を介して発電機出力に比例した信号も与えら
れ、これにより検出感度が変化する。
第7図は不足電圧継電器8の感度特性の整定例
を示したもので、横軸に発電機出力、あるいは発
電機界磁回路電流を縦軸に電圧をとつている。こ
の図において、7は発電機の第3高調波の変化特
性を、また12は不足電圧継電器の検出特性を
夫々示したもので、これら両特性は発電機出力、
及び発電機界磁回路電流の増加に応じて直線的に
上昇する。したがつて発電機出力がいかなる値、
例えば定格値であつても第3高調波電圧の検出は
確実に行ない得る。
ここで発電機出力を用いずに発電機界磁回路電
気量を用いる理由は発電機出力を用いるには発電
機電圧及び発電機電流を導入する必要があり、電
圧変成器及び変流器が必要となり、又絶縁階級も
高いものが必要となる。これに対して、例えば発
電機出力に比例する発電機界磁回路電流を用いれ
ば変流器のみで済み、又絶縁階級も低いもので済
むという利点があるからである。
第8図は不足電圧継電器8の回路構成を示した
もので、抵抗3の両端から取出した発電機の中性
点電圧V0が補助変圧器13の1次側に、又変流
器9の2次側から取出した発電機界磁回路電流IE
が補助変流器14の1次側に夫々与えられること
により第3高調波電圧の検出を行なう。即ち、補
助変圧器13の2次側電圧はフイルタ16に与え
られて第3高調波電圧V0′が取出されて加算器1
8に与えられ、又補助変流器14の2次側電流は
抵抗15に与えられて電圧信号に変換された上で
整流平滑回路17に与えられ、直流電圧信号VE
に変換されて加算器18に与えられる。加算器1
8では第3高調波電圧V0′から直流電圧信号VE
減算され、第3高調波電圧V0′のピークのみを残
した電圧信号VΣが形成される。この電圧信号VΣ
はレベル検出器19に与えられて矩形波信号VD
に変換され、連続化回路20に与えられる。連続
化回路20はレベル検出器19の出力VDの時間
引延しを行ない連続信号VTとされ、否定回路2
1に与えられる。否定回路21は連続信号VT
ある間は信号を生ぜず、連続信号VTの消失後に
出力Vputを生じる。
第9図は第8図の回路における各部信号の波形
を示したものであり、第3高調波電圧V0′から発
電機界磁回路電流IEの直流電圧化信号VEを減算す
ることにより第3高調波電圧のピーク部分に相当
する電圧VΣ+が得られ、これがレベル検出器19
で矩形波信号VDに変換された上で時間引延しさ
れて連続信号VTとなり、これが更に反転されて
出力信号Vputとなる。
第10図は本発明の他の実施例である。図中の
符号1ないし5,8,10,11は第6図に対応
している。本実施例の場合、第6図における変流
器9に代えて電力/電流変換器22を用いた点の
みが相違し、この変換器22による信号の取扱い
は第6図の場合と同様である。
〔発明の効果〕
本発明は上述のように、発電機の中性点付近の
電機子巻線の地絡を検出するための第3高調波不
足電圧継電器の感度特性を発電機出力に比例する
発電機界磁回路電気量の大、小に応じて変化させ
るようにしたため、発電機出力に応じて変化する
発電機の第3高調波電圧が地絡発生により変化し
たとき常に確実に検出することができる。又、発
電機界磁回路電気量を用いているので変成器の数
が少なくでき、又絶縁階級も低いもので済むので
低価格な保護装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発電機巻線の地絡保護装置の系
統適用図、第2図は発電機の中性点における第3
高調波電圧の説明図、第3図は同第3高調波電圧
による電流の流れる経路を示す説明図、第4図は
地絡発生時における同第3高調波電流の流れる経
路を示す説明図、第5図は同第3高調波電流の発
電機出力に応じた変化特性を示す図、第6図は本
発明の一実施例の系統適用図、第7図は同実施例
に用いる不足電圧継電器の感度特性を示す図、第
8図は同不足電圧継電器の構成例を示すブロツク
線図、第9図は第8図の構成における各部波形を
示すタイムチヤート、第10図は本発明の他の実
施例を示す系統適用図である。 1……発電機、2……接地変圧器、3,15…
…抵抗、4……サージアブソーバ、5……変圧
器、6……地絡保護用過電圧継電器、7……第3
高調波電圧、8……不足電圧継電器、9……変流
器、10……整流器、11……発電機界磁巻線、
12……不足電圧特性、13……補助変圧器、1
4……補助変流器、16……フイルタ、17……
整流平滑回路、18……加算器、19……レベル
検出器、20……連続化回路、21……否定回
路、22……電力/電流変換器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発電機中性点の第3高調波電圧の不足を検出
    することにより発電機中性点及び発電機中性点付
    近の地絡を検出する発電機の保護装置において、 発電機界磁回路電気量の値に応じ変化された第
    3高調波電気量を入力とし不足電圧継電器の動作
    判定を行なうことを特徴とする発電機の保護装
    置。
JP12049682A 1982-07-13 1982-07-13 発電機の保護装置 Granted JPS5911718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12049682A JPS5911718A (ja) 1982-07-13 1982-07-13 発電機の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12049682A JPS5911718A (ja) 1982-07-13 1982-07-13 発電機の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5911718A JPS5911718A (ja) 1984-01-21
JPH0243412B2 true JPH0243412B2 (ja) 1990-09-28

Family

ID=14787632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12049682A Granted JPS5911718A (ja) 1982-07-13 1982-07-13 発電機の保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5911718A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109078B2 (ja) * 1986-04-25 1995-11-22 横河電機株式会社 抄紙機制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910127A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 株式会社日立製作所 発電機の地絡保護継電装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910127A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 株式会社日立製作所 発電機の地絡保護継電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5911718A (ja) 1984-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2735598B2 (ja) 固体トリップ装置
EP0475709B1 (en) Inverter control device capable of suppressing DC magnetization in three-phase transformer
US3992659A (en) High voltage direct current transmission
US4430683A (en) Ground fault detecting device for use with a DC circuit
JPS5921220A (ja) 過電圧保護継電装置
JPH0243412B2 (ja)
JPS6165829U (ja)
JPH028516Y2 (ja)
JP3199940B2 (ja) 変圧器保護リレー装置
RU2096885C1 (ru) Способ защиты генератора от замыканий на землю в обмотке статора и устройство для его осуществления
JPS6184008A (ja) 3相変圧器
JP3334008B2 (ja) 単相3線式配線の中性線欠相検出装置
JPS619120A (ja) 漏電検出回路
JPS5852838Y2 (ja) 変圧器保護装置
JPS61128719A (ja) 回路遮断器
SU762082A1 (ru) Устройство для защиты генератора энергоблока ' генератор-трансформатор-преобразователь от однофазных замыканий 1
JPH0336920A (ja) 回転電機地絡保護装置
JPS6059915A (ja) 事故電流保護装置および事故電流保護システム
JPH0444492B2 (ja)
JPS6327927B2 (ja)
JPS6245768B2 (ja)
SU1134983A1 (ru) Устройство дл защиты генератора от однофазных замыканий
JPH0222728Y2 (ja)
JP2001037074A (ja) 発電機界磁喪失保護装置
JPS602016A (ja) 直流送電線の保護方式