JPH0243149A

JPH0243149A - 用紙の送り装置

Info

Publication number: JPH0243149A
Application number: JP1091980A
Authority: JP
Inventors: Raymond Simpson-Davis; レイモンド　シンプソン―デイビス
Original assignee: De la Rue Co PLC
Current assignee: De la Rue Holdings Ltd
Priority date: 1988-04-14
Filing date: 1989-04-13
Publication date: 1990-02-13
Also published as: EP0337770A1; US5029845A; GB8808841D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は用紙厚監視機構で使用される用紙の送り装置
に関する。特に、両者の間に用紙の挟み込み部ないし隙
間を規定する一対のローラから成り、これら単一対のロ
ーラの回転によって用紙を該ローラ間で送り動作させ、
もって該ローラ間を用紙が通過する際この用紙の厚さに
関する量だけ一方のローラに対して他方のローラの偏り
を生じせしめ、そしてこの偏った後者側のローラを前者
側のローラに押し付けるばね付勢手段を具備したこの種
の装置に関する。以下の説明ではこのような装置を「こ
の種」の装置と称する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕この種
の用紙の送り装置が用紙厚監視機構に組み込まれる場合
、前記後者側ローラの偏りが監視され、またこれにより
用紙がカウントのため、或は２枚重ねや角の折れを感知
する等の目的で用紙の挟み込み部を通過する際にその用
紙の厚さを求めていた。この種の用紙の送り装置には多
くの実例がある。例えば欧州特許公開公報Ａ−０１８６
４４２号や英国特許公開公報Ａ−１５１８３８９号であ
る。

公知の用紙の送り装置における問題点の一つは、印刷用
紙が用紙の挟み込み部を通過した後、前記後者側ローラ
はばね付勢手段の影響によって他方のローラに無理やり
接触させられるため、その衝撃が騒々しくかつ支持軸受
けに加わる負荷が軸受けの寿命を短かくすることである
。この両者の問題点は、人間による操作に加えて他の機
械類が存在する状況においていつも大量の用紙（銀行紙
幣）を処理する銀行紙幣処理機において特に顕著である
。

〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明に従えば
、この種の用紙の送り装置は、さらにばね付勢手段の作
用下で前記後者側ローラの動きを抑制する第一の制動手
段をも具備する。

ばね付勢手段の影響で前記後者側ローラが復元しようと
する動きを抑制し、それによってローラ間の衝撃音をよ
り歓迎すべき作業環境へ導く程度にかなり軽減し、また
軸受けの寿命も増大することが可能となる、ということ
を見い出した。

本発明は、前記後者側のローラがハウジング内に支持さ
れた１つのシャフト上に取付けられ、用紙の挟み込み部
を用紙が通過するときに、前記後者側ローラの偏りに応
動して前記ハウジングに対して前記シャフトが偏りを生
じるように設けられている場合にとりわけ有効である。

この場合、シャフトの両端あるいは片端は、第一の制動
手段と協同してシャフトの偏りを許容するようにハウジ
ングに取り付けることができる。

典型的には第一の制動手段はゴムのような弾力性のある
材質からできている。

前記後者側のローラがシャフトの偏りを引き起こすよう
な場合、このような偏りが可能となるようにハウジング
に備え付けられたシャフトの両端あるいは片端は、第一
の制動手段に係合するばね付勢手段により都合よく圧迫
される。

一つの具体例では、前記後者側のローラを担持するシャ
フトの少なくとも一端がハウジングの台座で支持され、
かつばね付勢手段によって第一の制動手段を規定してい
る弾性材の栓に押し付けられる。

好ましくは、用紙の送り装置では２本のローラ間に用紙
が通っていないときは、この間にほんの少し隙間ができ
るように整備されるのが良い。

この発明の装置は前記後者側のローラの偏りを抑制する
ためにさらに第二の制動手段を具備するのが都合良い。

第二の制動手段は、例えばゴムのタイヤのような弾性材
からなるカバーにより外縁を被われ、このカバーが前記
後者側のローラに接触するように設けられた補助ローラ
から成る。前記後者側のローラの両端に１つずつ計２個
の補助ローラを設けるのがより好ましい。いずれにして
も、事実上１個の駆動モータに接続される１つの補助ロ
ーラを介して前記後者側のローラを駆動するのが特に都
合が良い。

典型的には、ばね付勢手段は圧縮バネで構成されるが、
他の形式のばね付勢手段、例えば引っはリバネや弾力性
のある物質や液圧や空気圧の装置を使用することも可能
である。

〔実施例〕

本発明による用紙の送り装置の一つの実施例を、添付図
面を参照の上辺下に説明する。

本装置は、ハウジングの横壁３．４に固定して設置され
た２つのボールベア９２フ２０間ニ支持された、堅固で
表面が精密研磨された鋼製の基準ローラｌを具備する。

表面が精密研磨された中空の鋼製のローラで形成された
センサーローラ５は研磨された鋼製のシャフト６を介し
て基準ローラｌの上側に取付けられ、このシャフト６に
一対のボールベアリング７によってセンサーローラ５が
回転可能に取り付けられているのである。

このシャフト６は横壁３．４に開けられた一対の穴６Ａ
、６Ｂを貫通して延びており、シャフトの両端は横壁３
．４に固着された台座１０．１１のそれぞれの穴８．９
に受は入れられる。

各台座１０　、１１において、シャフト６はシャフトに
対し横向きの円筒形の盲穴１４　、１５のそれぞれには
め込まれたゴム栓１２　、１３のそれぞれに載っている
。各盲穴１４．１５Ｌ３上方へ延びた円筒形の口１６゜
１７を有し、これらの口１６．１７は芸大８．９に開口
する。盲穴１４　、１５の開口端はねじ番穴部であり、
植込みねじが螺合しており、その植込みねじの１つ１８
を第２図に示す。

シャフト６の両端部の上には垂直に可動なプランジャ１
９が取付けられ、このプランジャ１９は圧縮スプリング
１９’　　（１つのみ図示）の作用により手動調整可能
な力でシャフト６の各端部に対して圧迫される。

植込みネジ１８は、ゴム栓１２　、１３が円筒形ノロ１
６　、１７を通じて穴８．９へ貫通してシャフト６の両
端部に係合し、ローラ５をローラ１かられずかに離すに
十分な程度までゴム栓１２　、１３を圧縮するようにし
っかりねじ込まれている。

ローラ５の上には、ローラ５に係合した一対のゴムタイ
ヤの滑車２０　、２１が備えられる。滑車２０は横壁３
に回転可能に装着され、一方滑車２１は台座１１を通し
て延びるシャフト２２を介して横壁４に回転可能に装着
される。シャフト２２はベルト２３と駆動モータ２４を
介して作動され、滑車２１を回転し、更にこの滑車２１
がローラ５を回転する。

作用としては、従来の形式（図示せず）の運搬装置によ
ってローラ１とローラ５の間の隙間２５に用紙が送り動
作される。すでに上で説明したように、ローラ１とロー
ラ５は接触しないようにわずかに離されている。モータ
２４は滑車２１を回転させ、そして、滑車２１のタイヤ
がローラ５に摩擦係合しているためにローラ５を駆動し
、用紙をローラの隙間２５に送る。銀行紙幣のような用
紙がローラｌとローラ５の間を通過すると、ローラ５は
偏りを生じ、プランジャ１９のバネの作用に抗してシャ
フト６を上方へ垂直に押しつける。

ゴムタイヤの滑車２０　、２１が回転することによって
ローラ５の上方への動きが緩和され、かつばね力が付勢
されたプランジャ１９によって制限される。

この上方への動きは、従来方式の用紙厚監視装置（図示
せず）によって監視される。例えば、欧州特許公開公報
Ａ−０１８６４４２番の監視装置を使用でき、これをこ
こに参考のために引用する。

紙幣が隙間２５′を通過した後、ローラ５はプランジャ
１９とばね１９′の影響で第１図に示す位置へ押し戻さ
れる。しかしながら、この動作はローラ５の表面がロー
ラ１に係合する前にシャフト６の両端部がゴム栓１３　
、１４の突き出た部分に係合することよって抑制される
。これによりボールベアリング７の損耗を大幅に減少し
、またローラ１とローラ５の間の衝撃音も減する。

第１図には一対のローラしか図示していないが、ローラ
１とローラ５はそれぞれ、横に離れて設置された多数の
補助ローラ、少なくとも動力が伝わるように連結された
ローラ５に類似する補助ローラに分けることが可能であ
ることも注目すべきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本装置の概略の端面図、第２図は第１図のＡ−
Ａの線で切った断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂの線で
切った断面図である。各番号に名称を付す。ｌ・・・基準ローラ、２．７・・・ボールベアリング、３．４・・・横壁、　　　　　５・・・センサーローラ
、６．２２・・・シャフト、　６Ａ、６Ｂ・・・穴、８
．９・・・穴、　　　　　１０　、１１・・・台座、１
２　、１３・・・ゴム栓、　　　１４　、１５・・・盲
穴、１６　、１７・・・口、　　　　　　１８・・・植
込みねじ、１９・・・プランジャ、　　　１９′・・・
圧縮バネ、２０　、２１・・・滑車、　　　　２３・・
・ベルト、２４・・・モータ。手続補正書（方式）％式％事件の表示平成１年特許願第９１９８０号発明の名称用紙の送り装置補正をする者事件との関係　　　特許出願人１４日６、補正の対象（１）　　願書の「出願人の代表者」の欄（２）委任状（３）図面７、補正の内容（１）　（２）　　別紙の通り（３）　　図面の浄書（内容に変更なし）８、添付書類
の目録（１１訂正願書（２）委任状及び訳文（３）浄書図面名称　ドゥラ　リュシステムズリミティド４、代理人住所　〒１０５東京都港区虎ノ門−丁目８番１０号静光
虎ノ門ビル　電話５０４−０７２１１通各１通１通補正命令の日付

Claims

【特許請求の範囲】１、用紙の挟み込み部又は隙間（２５）を両者間に規定
する一対のローラ（１、５）を具備し、前記一対のロー
ラ（１、５）の回転によって用紙を該ローラ間で送り動
作させ、もって前記ローラ（１、５）間を用紙が通過す
る際に用紙厚に関する量だけ一方のローラ（１）に対し
て他方のローラ（５）の偏りを生じさせ、後者のローラ
（５）を前者のローラ（１）に強制的に係合させるばね
付勢手段（１９、１９′）を具備する用紙の送り装置に
おいて、前記ばね付勢手段（１９、１９′）の作用下で
前記後者側のローラ（５）の動きを抑制するための第一
の制動手段（１２、１３）を具備することを特徴とする
用紙厚監視機構で使用される用紙の送り装置。２、前記後者側のローラ（５）の偏りを抑制するために
さらに第二の制動手段（２０、２１）を具備する請求項
１記載の用紙の送り装置。３、前記第一、第二の制動手段（１２、１３、２０、２
１）は、弾性材から成る請求項１又は２記載の用紙の送
り装置。４、前記第一、第二の制動手段（１２、１３、２０、２
１）が弾性材から成ると共に、該第二の制動手段（２０
、２１）は補助ローラを具備し、該補助ローラは弾性材
から成るカバーにより外縁を被われ、該カバーは、前記
後者側のローラ（５）に接触するように設けられている
請求項２記載の用紙の送り装置。５、前記補助ローラは２つ設けられ、前記後者側のロー
ラ（５）の両端に１つずつ配設されている請求項４記載
の用紙の送り装置。６、前記後者側のローラ（５）を駆動するように１つの
補助ローラ（２１）が駆動モータ（２４）に連結された
請求項４又は５記載の用紙の送り装置。７、前記後者側のローラ（５）はハウジング内に支持さ
れた１つのシャフト（６）上に取付けられ、２つのロー
ラ間を用紙が通過するときに前記後者側ローラ（５）の
偏りに応動して前記ハウジングに対して前記シャフト（
６）が偏りを生じるように設けられている請求項１〜６
の何れか１項に記載の用紙の送り装置。８、前記シャフト（６）の偏り動作により、該シャフト
の両端は前記ハウジングに対して動作すると共に、その
可動シャフト端は前記ばね付勢手段（１９、１９′）の
付勢により、前記第一の制動手段（１２、１３）に係合
する請求項７記載の用紙の送り装置。９、前記後者側のローラ（５）を担持する前記シャフト
（６）の少なくとも１端は前記ハウジングの台座（１０
）に支持され、かつ、前記ばね付勢手段（１９、１９′
）により、前記第一の制動手段を形成する弾性材製の栓
（１２、１３）に押圧されている請求項７又は８記載の
用紙の送り装置。１０、ばね付勢手段は圧縮バネ（１９′）から成る請求
項１〜９の何れか１項に記載の用紙の送り装置。