JPH0243082B2 - - Google Patents

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JPH0243082B2
JPH0243082B2 JP54070595A JP7059579A JPH0243082B2 JP H0243082 B2 JPH0243082 B2 JP H0243082B2 JP 54070595 A JP54070595 A JP 54070595A JP 7059579 A JP7059579 A JP 7059579A JP H0243082 B2 JPH0243082 B2 JP H0243082B2
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rain
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sling
space
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JP54070595A
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Publication of JPH0243082B2 publication Critical patent/JPH0243082B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はボイラ等の燃焼装置に使用する外装
材の防水構造に係り、特にボイラ頂部に設けたペ
ントハウスケーシングから突出したスリングロツ
ド近傍の防水を好適に行なえる装置に関する。
<従来の技術及びその問題点> ペントハウスは、保温及び雨水に対する防護の
ため、保温材を介して外装板を取り付けるのが一
般的である。第1図はペントハウス頂部平面にお
ける従来の外装材の取り付け方法を示し、ペント
ハウスケーシング(以下単にケーシングと称す)
17に対して保温材12を配置し、この保温材1
2を覆つて複数の単位外装材2を配置する。単位
外装材2は短手方向両端部にフランジ7を有する
断面略コ形の薄鋼板であり、この単位外装材2を
保温材上面に敷きつめるに際しては、フランジ7
の合せ部は雨水等の流入を防止するため第2図に
示す如きハツトカバー3を取り付け、ケーシング
17に立設したボルト15の取り付け位置におい
てはさらにこのハツトカバー3の上に支持カバー
3aを設け、図示(符号なし)のナツトで締付け
各単位外装材2の支持を行なうと共にハツトカバ
ー3の脱落を防止する。またケーシング17をス
リングロツド1が貫通しているが、このスリング
ロツド貫通部は以下の方法で雨水浸入防止の外装
を施していた。すなわちスリングロツド貫通部に
は第1図に示す如くカラー状の水切リング4を溶
接して設け、この水切りリング4に円筒形の板金
カバー6を嵌合立設してリベツト14等により接
続し、さらに上端部にレインカバー5を嵌合さ
せ、スリングロツド1はこのレインカバー5を挿
通する。また板金カバー6内部には同軸心に下端
をケーシング17に接続し上端は金属円板で閉と
する筒状の金属ベローズ11を設け、スリングロ
ツドはこの金属円板を挿通する。板金カバーと金
属ベローズとで形成する筒状の空間には断熱材を
弾性を保持するごとく充填しておく。以上の構成
の外装材支持方法では組立現場における溶接個所
が多く、しかも薄鋼板であるため熱歪みを生じて
亀裂発生による雨水浸入の機会多くまた施工性も
悪かつた。また前記水切りリング4、板金カバー
6およびレインカバー5でスリングロツド1の挿
通部の防水をしており、さらに板金カバー6で内
部にはメタルベローズ11を配置してスリングロ
ツド1と単位外装材2の相対的変位を吸収するよ
う試みているが、この構造ではその変位を十分吸
収することができなかつた。つまり、第3図に
X、Y方向とその変位方向につき示すスリングロ
ツド1と外装材2との相対的変位を十分に吸収で
きないため、例えば矢印Zの方向の傾きを生じ、
板金カバー6が変形して間隙を生じ、雨水がメタ
ルベローズ11、内部のケーシング17等に浸入
して腐食、破損する問題が生じた。このことは最
近のボイラ大型化に伴う施工面積と挿通個所の増
大と相俟つて雨水漏れ込み個所数の増大は大きな
問題となつてきておりその改善が要望されてい
る。
<発明の目的> この発明の目的は上記した従来技術の欠点をな
くし、施工性が良好でしかも雨水などの浸入がな
い外装材の支持装置を提供することにある。
<手段の概要> 要するにこの発明は、ボイラケーシングをスリ
ングロツドが挿通する部分の雨水浸入を防止する
装置において、スリングロツド1が挿通するメタ
ルベローズ11aをボイラケーシング17に接続
して設け、ボイラケーシング17に立設した複数
の支柱23で支持されるスペースQを形成する複
数のサポート10に、複数の断面台形波型をした
外装板8を、その長手端縁をサポート10の長手
方向線と直交させ、かつ外装板相互の長手端縁が
空間Sを形成するようにし、この空間Sを覆う複
数枚のカバープレート9を間隔をもち外装板8に
固定取り付けし、この間隔配置により生ずるカバ
ープレート9相互間の夫々の空間部を覆い外装板
8の端縁に跨座する四辺形面をもつ複数の雨受け
20を設け、この雨受け20に外装板の溝部8a
の内側に沿い滑り変位できる吊下壁20bと、こ
の吊下壁の面に直交する面をもつ立設壁20aを
夫々形成し、前記立接壁20aの上方端縁を覆う
2つの雨覆い22をカバープレート9の端部に接
続して夫々設け、スリングロツド1が夫々対応す
る雨受け20を挿通位置することを特徴とするス
リングロツド貫通部の防水装置である。
<実施例> 以下この発明の一実施例を図面により説明す
る。
第4図において、10はサポートにあつて、ケ
ーシング17に立設した支柱23または他の適宜
な手段で保温材12と離隔して断熱空間Qを持ち
ボイラケーシング17に固設してある。断面台形
波型に成形された外装板8はこのサポート10に
対しフツクボルト16により固定される。
この場合、スリングロツド1が突出している部
分については対向する外装板8の端縁を離隔して
配置し、空間Sを形成しておく。次にスリングロ
ツド1付近の構造について説明すると、第5図に
示すごとく、スリングロツド1を中心として雨受
け20を取り付ける。この雨受け20には対向す
る二対の辺に溝部8aの内側に沿い滑り変位でき
る吊下壁20bとこの吊下壁の面に直交する面を
もつ立設壁20aが形成され、立設壁20aは前
記空間Sの長手方向に直交する。つまり雨受け2
0は空間Sをまたぐよう配置され、かつ外装板8
に対して摺動可能に構成しておく。
なおこの雨受け20は施工を容易にするため、
例えば図示のごとくあらかじめ対角線に沿つて二
分割しておき、スリングロツド1に取り付けた後
溶接21を施してもよい。次に9はカバープレー
トであり、前記空間Sを覆うようにかつ間隔をも
ち外装板8にフツクボルトや平皿頭ボルト、また
はホツプリベツト(外面側より受け具なしにリベ
ツト取付けできるリベツト)16aなどにより取
付けされる。
また二つの雨覆い22は立設壁20aの上端縁
を覆いカバープレート9の端部に夫々溶接などで
接続し、かつ雨受け20の上面の大部を覆い、カ
バープレート端部間の空間8を覆い雨水の浸入を
防止する。
第7図11aはメタルベローで図示の如く外装
板8と一定の間隔をおき位置しかつケーシングに
接続し、保温材12と外装板とが離隔しているこ
とにより断熱効果も大きいものである。
<発明の効果> この発明を実施することにより組立現場におけ
る溶接作業が殆んど不要となり、歪み取り等の作
業を必要とせず施工性を高めることができ、装置
の製作費用工事費を大幅に低減できる。
またスリングロツドとケーシング、外装板との
相対的変位を十分に吸収できるので外装板、ケー
シング等に応力変形を生ぜず、クラツクからの雨
水の浸入による腐食の問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方法による外装板の取り付け状態
を示す一部破断斜視図、第2図はハツトカバー取
付部の横断面図、第3図は板金カバーの変形状態
を示す板金カバー部の縦断面図、第4図はこの発
明に係る防水装置を用いた外装板近傍の斜視図、
第5図はスリングロツド付近の防水構造を示す一
部破断斜視図、第6図は第5図のA−A断面図、
第7図は第6図の側断面図である。 1……スリングロツド、8……外装板、9……
カバープレート、10……サポート、16……フ
ツクボルト、17……ペントハウスケーシング、
20……雨受け、20a……立設壁、20b……
吊下壁、22……雨覆い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボイラケーシングをスリングロツドが挿通す
    る部分の雨水浸入を防止する装置において、スリ
    ングロツド1が挿通するメタルベローズ11aを
    ボイラケーシング17に接続して設け、ボイラケ
    ーシング17に立設した複数の支柱23で支持さ
    れスペースQを形成する複数のサポート10に、
    複数の断面台形波型をした外装板8を、その長手
    端縁をサポート10の長手方向線と直交させ、か
    つ外装板相互の長手端縁が空間Sを形成するよう
    にしこの空間Sを覆う複数枚のカバープレート9
    を間隔をもち外装板8に固定取り付けし、この間
    隔配置により生ずるカバープレート9相互間の
    夫々の空間部を覆い外装板8の端縁に跨座する四
    辺形面をもつ複数の雨受け20を設け、この雨受
    け20に外装板の溝部8aの内側に沿い滑り変位
    できる吊下壁20bと、この吊下壁の面に直交す
    る面をもつ立設壁20aを夫々形成し、前記立設
    壁20aの上方端縁を覆う2つの雨覆い22をカ
    バープレート9の端部に接続して夫々設け、スリ
    ングロツド1が夫々対応する雨受け20を挿通位
    置することを特徴とするスリングロツド貫通部の
    防水装置。
JP7059579A 1979-06-07 1979-06-07 Waterproof device in sling rod penetrated portion Granted JPS55163367A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7059579A JPS55163367A (en) 1979-06-07 1979-06-07 Waterproof device in sling rod penetrated portion

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JP7059579A JPS55163367A (en) 1979-06-07 1979-06-07 Waterproof device in sling rod penetrated portion

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55163367A JPS55163367A (en) 1980-12-19
JPH0243082B2 true JPH0243082B2 (ja) 1990-09-27

Family

ID=13436063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7059579A Granted JPS55163367A (en) 1979-06-07 1979-06-07 Waterproof device in sling rod penetrated portion

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JP (1) JPS55163367A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5090801A (ja) * 1973-12-12 1975-07-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5090801A (ja) * 1973-12-12 1975-07-21

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JPS55163367A (en) 1980-12-19

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