JP3224223U - 煙突取付け構造 - Google Patents

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【課題】煙突ユニットにもともと備わっている耳縁同士の重なり箇所を利用することのできる煙突の取付け構造を提供する。【解決手段】煙突ユニットを、軸方向に段積みすることによって構築される煙突を建物躯体に吊り下げ状に取り付けるための煙突取付け構造である。煙突ユニットでは、筒形の断熱層20を取り囲む鋼板製の外筒30が複数の板体31、35に分割されていて、個々の板体31、35に具備された耳縁同士の重なり箇所Aが互いに結合されてなる。耳縁同士の重なり箇所Aにボルト・ナットでなる締結具90を介して取り付けた支持金物80を、建物躯体側の台座62に結合する。【選択図】図3

Description

本考案は、筒形の断熱層を取り囲む鋼板製の外筒を有する煙突ユニットを段積みすることによって構築される煙突を、建物躯体に吊り下げ状に取り付ける場合に採用することのできる煙突の取付け構造に関する。
建物躯体の各階のスラブ(床)に設けられた開口を有する煙突構築用スペースとしての吹き抜けに設置される煙突は、長さが6m程度の複数本の煙突ユニットを下から順に段積みすることによって建て込まれ、それぞれの煙突ユニットが吊り下げ状にスラブに取り付けられる。この種の煙突では、下端部に、建物に設置されたガスタービンやディーゼルエンジン、ボイラー、廃棄物焼却炉の排ガス用ダクトが接続され、上端部は建物の屋上などに突出されている。
先行例にはこの種の煙突の取付け構造が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。図9は特許文献1によって開示されている煙突の取付け構造を示した側面図、図10は同文献1によって開示されている煙突の取付け構造を示した平面図である。
図9及び図10に示した先行例としての煙突の取付け構造では、煙突を構成する個々の四角筒形の煙突ユニット1が、四角筒形の断熱層5の4つの出隅部のそれぞれに配備された縦長コーナー材3…とこれらの縦長コーナー材3…を間隔を隔てた複数箇所で連結している矩形枠型の複数の水平材4…とによって形成された枠組み2を備えている。そして、建物躯体6に設けられた煙突構築用スペースとしての吹き抜けSに配備された煙突ユニット1が、建物躯体6に側方保持部7を介して複数箇所で吊り下げ状に取り付けられている。この先行例には、側方保持部7が、煙突ユニット1の枠組み2を形成しているコーナー材3や水平材4に溶接又はボルト締め等にて接合されたアーム8を備えていて、このアーム8が建物躯体6に設置されている支持台9に結合されている、旨の記述がある。
また、他の先行例には、上記種類の煙突の形態として、四角筒形の断熱層を取り囲む鋼板製の四角筒形の外筒が周方向で複数の板体に分割されていて、相隣接する個々の板体に具備された耳縁同士の重なり箇所が互いに結合されていると共に、この耳縁同士の重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出されてなる煙突ユニットを、軸方向に段積みすることによって構築される煙突が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特許第5798676号公報 特願2017−237262号公報
しかしながら、上記した先行例に見られるように、煙突ユニット1を建物躯体6側の支持台9に結合するための作業に、煙突ユニット1の枠組み2を形成しているコーナー材3や水平材4に側方保持部7のアーム8を溶接で接合する作業が含まれるということは、溶接作業の特殊性により、側方保持部7のアーム8をコーナー材3や水平材4に接合するのに煩雑で熟練を要する困難な作業を行わざるを得ないという問題がある。また、コーナー材3や水平材4に側方保持部7のアーム8をボルト締めで接合する作業が含まれるということは、ボルト挿通孔を備えた中間部材をコーナー材3や水平材4に溶接で接合することが必要であると考えられるため、中間部材が余分に必要になり、しかも、溶接作業の特殊性により、その中間部材をコーナー材3や水平材4に接合するのに煩雑で熟練を要する困難な作業を行わざるを得ないという問題がある。
一方、本願考案者は、上記した他の先行例としての特許文献2によって開示されている煙突に関して鋭意調査を重ねた結果、当該特許文献2で開示されている煙突にあっては、上記した特許文献1に記載されている煙突の取付け構造に比べて簡素化した作業による取付けが可能であることを見出した。
本考案は、以上の状況の下でなされたものであり、たとえば特許文献2に記載されている煙突ユニットにもともと備わっている上記耳縁同士の重なり箇所を利用することによって、上記した中間部材のような余分な部材を必要とすることなく、しかも、煩雑で熟練を要する困難な溶接作業の必要性を最少限度に抑えることのできる煙突の取付け構造を提供することを目的としている。
本考案に係る煙突の取付け構造は、筒形の断熱層を取り囲む鋼板製の外筒が周方向で複数の板体に分割されていて、相隣接する個々の板体に具備された耳縁同士の重なり箇所が互いに結合されていると共に、この耳縁同士の重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出されてなる煙突ユニットを、軸方向に段積みすることによって構築される煙突を建物躯体に吊り下げ状に取り付けるための煙突取付け構造である。そして、上記耳縁同士の重なり箇所にボルト・ナットでなる締結具を介して取り付けられた支持金物が、上記建物躯体側に設置された台座に結合されている、というものである。
当該取付け構造が適用される煙突は、筒形の断熱層を取り囲む鋼板製の外筒が周方向で複数の板体に分割されていて、相隣接する個々の板体に具備された耳縁同士の重なり箇所が互いに結合されていると共に、この耳縁同士の重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出されてなる煙突ユニットを有している。そして、当該取付け構造では、煙突ユニットにもともと備わっている上記耳縁同士の重なり箇所を利用してその耳縁同士の重なり箇所に支持金物が取り付けられ、かつ、その支持金物が建物躯体側に設置された台座に結合されているものであるために、支持金物を取り付けるための余分な部材を煙突ユニット側に溶接で接合する必要がない。しかも、耳縁同士の重なり箇所に支持金物を取り付ける手段としてボルト・ナットでなる締結具を用いているので、溶接による接合手段を用いる場合に比べて作業に熟練を必要としなくなって現場作業が簡素化される。
本考案では、上記支持金物が、上記耳縁同士の重なり箇所を挟む両側に配備される一対の立上り板部と、これらの立上り板部のそれぞれの下端に連接されて上記台座に結合される座板部とを有し、一対の上記立上り板部に、上記締結具の要素であるボルトが挿通されるボルト挿通孔部が具備されている、という構成を採用することが可能である。これによれば、支持金物の構成が簡単になる。
本考案では、上記耳縁同士の重なり箇所と上記支持金物との取付箇所では、上記耳縁同士の重なり箇所に穿孔されたボルト挿通用の貫通孔部と上記ボルト挿通孔部とに上記締結具の要素であるボルトの軸部が挿通されていると共に、当該ボルトの頭部と上記軸部がねじ込まれた上記締結具の要素であるナットとの締付け作用によって、上記耳縁同士の重なり箇所が一対の立上り板部によって挟圧されている、という構成を採用することが望ましい。これによれば、煙突の取り付けに要する現場作業が容易になる。
本考案では、軸方向に段積みされた下段側煙突ユニット及び上段側煙突ユニットの相互間において、下段側煙突ユニットの上端部に突出して設けられた鞘筒に、上段側煙突ユニットの下端部が、建物躯体の層間変位による下段側煙突ユニット及び上段側煙突ユニットの水平変位を吸収する隙間を隔てて内嵌合されていることが望ましい。これによれば、地震時などに建物躯体に生じる層間変位が無理なく吸収され、煙突の破損などが未然に防止される。
本考案では、上記断熱層とこの断熱層を取り囲む鋼板製の上記外筒とが共に四角筒形に形成され、上記外筒が、上記断熱層の相反する側に位置する一対の外表面に重ね合わされた平板状の2枚の第1板体と上記断熱層の相反する側に位置する他の一対の外表面に重ね合わされた2枚の平板状の第2板体とに分割されていると共に、上記第1板体の端縁部を直角に折曲げることによりこの第1板体に具備された耳縁と上記第2板体の端縁部を折り曲げることなくこの第2板体に具備された耳縁との重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出している、という構成を採用することが可能である。
以上のように、本考案に係る煙取付け構造は、煙突ユニットの鋼板製の外筒にもともと備わっている個々の板体に具備された耳縁同士の重なり箇所を利用して、その耳縁同士の重なり箇所にボルト・ナットでなる締結具を介して取り付けられた支持金物が、建物躯体側に設置された台座に結合されている、というものであるので、冒頭で説明した特許文献1に見られるような余分な部材を必要とすることなく、しかも、煩雑で熟練を要する困難な溶接作業の必要性を最少限度に抑えることのできる煙突の取付け構造を提供することが可能になる。
本考案に係る取付け構造の適用対象である煙突を一部破断して例示した概略斜視図である。 同煙突の要部を拡大して示した横断平面図である。 本考案の実施形態に係る取付け構造の概略斜視図である。 同概略横断平面図である。 図4のV部拡大図である。 同取付け構造の要部の拡大側面図である。 煙突ユニット同士の接続箇所の要部の構成を例示した縦断側面図である。 円筒形の煙突ユニットを採用した煙突の取付け構造を例示した横断平面図である。 特許文献1によって開示されている先行例としての煙突の取付け構造を示した側面図である。 同先行例としての煙突の取付け構造を示した平面図である。
図1は本考案に係る取付け構造の適用対象である煙突を一部破断して例示した概略斜視図、図2は同煙突の要部を拡大して示した横断平面図である。
図1のように、煙突100は、複数の煙突ユニット10…に分かれていて、個々の煙突ユニット10は、筒形の断熱層20と、この断熱層20を取り囲む鋼板製の外筒30と、断熱層20の内面側に配備された鋼板製の内筒50と、を備えている。この実施形態では、断熱層20と外筒30と内筒50とが共に四角筒形に形成されている。
図2に示したように、断熱層20は2層構造を有していて、内層部分21が4枚の硬質のケイ酸カルシウムパネルの組み合わせでなり、外層部分25が4枚の軟質の断熱繊維材パネルの組み合わせでなる。ここで、断熱繊維材パネルには、たとえばロックウールやグラスウール、カーボンクロスなどが採用される。
図2によって判るように、外筒30は、筒形の断熱層20の相反する側に位置する一対の外表面に重ね合わされた平板状の2枚の第1板体31,31と、断熱層20の相反する側に位置する他の一対の外表面に重ね合わされた2枚の平板状の第2板体35,35と、に周方向で分割されている。そして、それぞれの第1板体31は、幅方向両側の端縁部を直角に折り曲げることにより形成された一対の耳縁32,32を有しているのに対して、それぞれの第2板体35は、幅方向両側の端縁部を折り曲げることなく形成された一対の耳縁36,36を有している。そして、相隣接する第1板体31と第2板体との耳縁32,36同士の重なり箇所Aが互いに結合されて、当該外筒30の外側(具体的には左右両側)に向けて突出している。図例では、耳縁32,36同士の重なり箇所Aを結合する手段として、図1に示したボルト・ナットでなる止具41が用いられていて、複数の止具41…によって縦方向に間隔を隔てた複数箇所が結合されている。
また、図1のように、外筒30の上端部や下端部には、上記した耳縁32,36同士の重なり箇所Aの欠除箇所が形成されていて、その欠除箇所にL形鋼でなる補強材42,43が溶接で水平に接合されている。これらの補強材42,43の作用によって外筒30の温度変化による撓み変形が防止されるようになっている。なお、必要に応じ、補強材は外筒30の上端部や下端部以外の中間部にも設けることも可能である。この実施形態では、図1に仮想線で示したように、外筒30の上端部に溶接で接合された四角筒形の鞘筒44が連設されている。これに対して、外筒30下端部が、補強材43よりも下方に延びる一定長の差込み部45として形成されている。
図1及び図2を参照して説明した所要数の煙突ユニット10を軸方向に段積みすることによって煙突100が構築され、こうして構築される煙突100は、建物躯体に吊り下げ状に取り付けられる。
次に、実施形態に係る煙突100の取付け構造を説明する。
図3は取付け構造の概略斜視図、図4は同概略横断平面図、図5は図4のV部拡大図、図6は取付け構造の要部の拡大側面図、図7は煙突ユニット10同士の接続箇所の要部の構成を例示した縦断側面図である。
煙突100は、煙突ユニット10を軸方向に段積みすることによって構築されて、図4に示した建物躯体60に設けられた煙突構築用スペースとしての吹き抜け70に配備される。そして、煙突100の下端部に、建物に設置されたガスタービンやディーゼルエンジン、ボイラー、廃棄物焼却炉の排ガス用ダクトが接続され、上端部は建物の屋上などに突出される。
図3又は図4のように、個々の煙突ユニット10が、建物躯体60のスラブ(床)61に支持金物80を介して吊り下げ状に取り付けられる。この点を以下に具体的に説明する。支持金物80は、上記した煙突ユニット10の外筒30を構成している4枚の板体31,35の耳縁同士の重なり箇所Aを挟む両側に配備される一対の立上り板部81,81と、これらの立上り板部81,81のそれぞれの下端に直角に折曲げ状に連接された座板部82,82とを有している。そして、上記耳縁同士の重なり箇所Aと支持金物80との取付箇所では、図5に拡大して示したように、耳縁同士の重なり箇所Aに穿孔された貫通孔部46と一対の立上り板部81,81に具備されたボルト挿通孔部83,83とに、締結具90の要素であるボルト91の軸部92が挿通されていると共に、ボルト91の頭部93と上記軸部92がねじ込まれた締結具90の要素であるナット94との締付け作用によって、耳縁同士の重なり箇所Aが一対の立上り板部81,81によって挟圧されている。また、建物躯体60側には、スラブ61の打設時にあらかじめ埋入された台座62が露出していて、この台座62に、支持金物80の一対の座板部82,82が結合されている。ここで、上記した耳縁同士の重なり箇所Aに穿孔される貫通孔部46は、スラブ61の高さや支持金物80の大きさなどを勘案しつつ、現場合わせによって穿孔機を用いて適切な位置に作業現場で穿孔される。
この実施形態では、図4又は図6に示したように外筒30に4箇所に備わっている耳縁同士の重なり箇所Aのそれぞれに支持金物80が締結具90を用いて2箇所で結合され、それらの支持金物80が個々に台座62に溶接による接合手段で結合されている。なお、支持金物80と台座62との結合手段には、溶接による以外に、台座62から突出させたボルトを、支持金物80の座板部82に具備させた孔部に貫通させ、この孔部に貫通したボルトにナットをねじ込むという手段を用いてもよい。
以上説明した取付け構造では、耳縁同士の重なり箇所Aに、ボルト・ナットでなる締結具90を用いて取り付けられた支持金物80が、建物躯体60側に設置された台座62に結合されているために、支持金物80を取り付けるための余分な部材を煙突ユニット10側に溶接で接合する必要がない。しかも、耳縁同士の重なり箇所Aに支持金物80を取り付ける手段としてボルト・ナットでなる締結具90を用いているので、溶接による接合手段を用いる場合に比べて現場作業が簡素化される。
図7に示したように、煙突ユニット10,10同士の接続箇所では、下段側の煙突ユニット10の上端部の鞘筒44に、上段側の煙突ユニット10の下端部の差込み部45が隙間Cを隔てて内嵌合されている。鞘筒44と差込み部45との相互間の隙間Cは、地震時などに生じる建物躯体の層間変位に伴う上下階の床と床との水平変位差を吸収し得る広さを有している。この実施形態では、外筒30の上端部に設けられているL形鋼でなる補強材42と、外筒30の下端部に設けられているL形鋼でなる補強材43とのサイズを異ならせることによって上端部側の補強材42の厚さを下端部側の補強材43よりも厚くした上で、上端部側の補強材42の外面に鞘筒44を接合することによって上記隙間Cを確保している。なお、下端部側の補強材43で上記隙間Cの上方を覆わせるように構成してあり、そうすることによって、隙間Cに雨水などが入り込むことを抑制させている。また、下段側の煙突ユニット10と上段側の煙突ユニット10の相互間には、下段側の煙突ユニット10の上端面に配備されたパッキン材11が介在されていて、このパッキン材11と鞘筒44との間にはコーキング材12が装填されている。
以上説明した実施形態では、個々の煙突ユニット10が四角筒形に形成されているけれども、煙突ユニット10は円筒形に形成されていてもよい。
図8は円筒形の煙突ユニット10を採用した煙突の取付け構造を例示した横断平面図である。同図の事例では、外筒30が断面円弧状の2枚の第1板体33と第2板体37とに分割されていて、それぞれの板体33,37の周方向両端縁に折曲げ形成された外向きの耳縁同士の重なり箇所Aを、支持金物80を介して台座62に結合している。これによっても、上記したところと同様に、現場作業が簡素化される。なお、図8では、説明を簡略にするために、図1〜図7に示した要素と相応する要素には同一符号を付すことによって詳細な説明を省略する。
10 煙突ユニット
20 断熱層
30 外筒
31 第1板体
32,36 耳縁
35 第2板体
44 鞘筒
46 ボルト挿通孔
60 建物躯体
62 台座
80 支持金物
81 立上り板部
82 座板部
83 ボルトの挿通孔部
90 締結具
91 ボルト
92 ボルトの軸部
93 ボルトの頭部
94 ナット
100 煙突
A 耳縁同士の重なり箇所
C 隙間

Claims (5)

  1. 筒形の断熱層を取り囲む鋼板製の外筒が周方向で複数の板体に分割されていて、相隣接する個々の板体に具備された耳縁同士の重なり箇所が互いに結合されていると共に、この耳縁同士の重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出されてなる煙突ユニットを、軸方向に段積みすることによって構築される煙突を建物躯体に吊り下げ状に取り付けるための煙突取付け構造であって、
    上記耳縁同士の重なり箇所にボルト・ナットでなる締結具を介して取り付けられた支持金物が、上記建物躯体側に設置された台座に結合されていることを特徴とする煙突取付け構造。
  2. 上記支持金物が、上記耳縁同士の重なり箇所を挟む両側に配備される一対の立上り板部と、これらの立上り板部のそれぞれの下端に連接されて上記台座に結合される座板部とを有し、一対の上記立上り板部に、上記締結具の要素であるボルトが挿通されるボルト挿通孔部が具備されている請求項1に記載した煙突取付け構造。
  3. 上記耳縁同士の重なり箇所と上記支持金物との取付箇所では、上記耳縁同士の重なり箇所に穿孔されたボルト挿通用の貫通孔部と上記ボルト挿通孔部とに上記締結具の要素であるボルトの軸部が挿通されていると共に、当該ボルトの頭部と上記軸部がねじ込まれた上記締結具の要素であるナットとの締付け作用によって、上記耳縁同士の重なり箇所が一対の立上り板部によって挟圧されている請求項2に記載した煙突取付け構造。
  4. 軸方向に段積みされた下段側煙突ユニット及び上段側煙突ユニットの相互間において、下段側煙突ユニットの上端部に突出して設けられた鞘筒に、上段側煙突ユニットの下端部が、建物躯体の層間変位による下段側煙突ユニット及び上段側煙突ユニットの水平変位を吸収する隙間を隔てて内嵌合されている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した煙突取付け構造。
  5. 上記断熱層とこの断熱層を取り囲む鋼板製の上記外筒とが共に四角筒形に形成され、上記外筒が、上記断熱層の相反する側に位置する一対の外表面に重ね合わされた平板状の2枚の第1板体と上記断熱層の相反する側に位置する他の一対の外表面に重ね合わされた2枚の平板状の第2板体とに分割されていると共に、上記第1板体の端縁部を直角に折曲げることによりこの第1板体に具備された耳縁と上記第2板体の端縁部を折り曲げることなくこの第2板体に具備された耳縁との重なり箇所が当該外筒の外側に向けて突出している請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した煙突取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114809527A (zh) * 2022-05-30 2022-07-29 中冶建工集团有限公司 具有承托组件的排气道及其施工方法

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