JPH0242897Y2 - - Google Patents
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- JPH0242897Y2 JPH0242897Y2 JP2089987U JP2089987U JPH0242897Y2 JP H0242897 Y2 JPH0242897 Y2 JP H0242897Y2 JP 2089987 U JP2089987 U JP 2089987U JP 2089987 U JP2089987 U JP 2089987U JP H0242897 Y2 JPH0242897 Y2 JP H0242897Y2
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- JP
- Japan
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- caulking
- elastic support
- pin
- brake
- braking
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、リング状円板からなる制動部と制動
部に内装される取付部からなるデイスクブレーキ
の両部材連結装置に関する。
部に内装される取付部からなるデイスクブレーキ
の両部材連結装置に関する。
従来、制動部と取付部を互いに連結装置で連結
してなるデイスクブレーキが存在する。このデイ
スクブレーキ、所謂フローテイングデイスクの連
結装置としては、本出願人の出願に係る実願昭58
−95337号で代表されるようなものが開示されて
いる。このデイスクブレーキの制動部と取付部の
連結装置は、第5図で示す如く、外側に制動部a
を位置させ内部に制動部aと別部材の取付部bを
位置した状態で、これらが相対する対縁に相対し
て形成した結合用凹部cに連結装置dを用い互い
に連結可能としている。図例のこの装置は第6図
の断面図で示す如く、内側の取付部bと外側の制
動部aとの間にかしめピンeを内挿し、該ピンの
かしめ部fに皿バネgを外嵌するとともに、ワツ
シヤーhを積層外嵌し、かしめ部fをかめしるこ
とにより、第6図の如き断面図で示される制動部
aと取付部bの連結構造が得られる。そしてこの
連結構造では、皿バネgの平板部g1をかしめピ
ンeのピン本体上面とワツシヤーh間に挾持する
ことにより、皿バネgを所定部位に位置づけ、平
板部g1の外周に位置づけられたスカート状の弾
性支持部g2で制動部aや取付部bの振動を受け
ることにより各種の荷重を弾性的に支持せんとし
ている。ところで使用時には第5図で示す如く、
制動部aと取付部b間の結合用凹部cを形成する
ための端面間の溝i部分において、制動部aと取
付部bは互いにその厚さ方向に運動するので、ス
カート状弾性支持部g2には応力が集中して弾性
変形が繰り返されることになる。この為、応力集
中が著しい場合には制動部aと取付部b間の溝i
部分において、皿バネgに亀裂が発生し、使用途
上問題を起こすことがあつた。更に瞬間的に大き
な応力が作用したときにはスカート状弾性支持部
g2が反転することがあり、このときにはワツシ
ヤーhと取付部b、制動部a間で弾性部材の介在
しない状態が発生するという問題もあつた。本考
案はかかる現況に鑑みてなされたものであり、亀
裂の発生を防止するとともに反りの発生をも防止
した連結装置を提供せんとするものである。
してなるデイスクブレーキが存在する。このデイ
スクブレーキ、所謂フローテイングデイスクの連
結装置としては、本出願人の出願に係る実願昭58
−95337号で代表されるようなものが開示されて
いる。このデイスクブレーキの制動部と取付部の
連結装置は、第5図で示す如く、外側に制動部a
を位置させ内部に制動部aと別部材の取付部bを
位置した状態で、これらが相対する対縁に相対し
て形成した結合用凹部cに連結装置dを用い互い
に連結可能としている。図例のこの装置は第6図
の断面図で示す如く、内側の取付部bと外側の制
動部aとの間にかしめピンeを内挿し、該ピンの
かしめ部fに皿バネgを外嵌するとともに、ワツ
シヤーhを積層外嵌し、かしめ部fをかめしるこ
とにより、第6図の如き断面図で示される制動部
aと取付部bの連結構造が得られる。そしてこの
連結構造では、皿バネgの平板部g1をかしめピ
ンeのピン本体上面とワツシヤーh間に挾持する
ことにより、皿バネgを所定部位に位置づけ、平
板部g1の外周に位置づけられたスカート状の弾
性支持部g2で制動部aや取付部bの振動を受け
ることにより各種の荷重を弾性的に支持せんとし
ている。ところで使用時には第5図で示す如く、
制動部aと取付部b間の結合用凹部cを形成する
ための端面間の溝i部分において、制動部aと取
付部bは互いにその厚さ方向に運動するので、ス
カート状弾性支持部g2には応力が集中して弾性
変形が繰り返されることになる。この為、応力集
中が著しい場合には制動部aと取付部b間の溝i
部分において、皿バネgに亀裂が発生し、使用途
上問題を起こすことがあつた。更に瞬間的に大き
な応力が作用したときにはスカート状弾性支持部
g2が反転することがあり、このときにはワツシ
ヤーhと取付部b、制動部a間で弾性部材の介在
しない状態が発生するという問題もあつた。本考
案はかかる現況に鑑みてなされたものであり、亀
裂の発生を防止するとともに反りの発生をも防止
した連結装置を提供せんとするものである。
前記本考案の目的を達成する為に、本考案はリ
ング状の円板からなる制動部の内部に取付部をは
め込み、これらが相対する端縁に相対して形成さ
れた結合用凹部に挿通されるピン本体の一端に本
体よりも大径の頭部を形成し、他端にピン本体よ
りも小径のかしめ部を突設してなる連結用かしめ
ピンと、 前記かしめピンのかしめ部に外嵌しうる大きさ
のかしめ部挿通孔を有する円盤状平板部の外周に
スカート状弾性支持部を両部材のスリツト間に連
結部を介して互いに連結した皿バネと、 かしめピンのかしめ部に外嵌した前記皿バネの
平板部上に載置し、皿バネの弾性支持部上端巾よ
り大なるワツシヤーと、 よりなり制動部と取付部間の結合用凹所にかし
めピンを挿入し凹部をピン本体に位置づけし、か
しめ部に皿バネを外嵌して、ワツシヤーを積層し
た後、かしめ部をかしめて制動部と取付部を連結
してなるデイスクブレーキの制動部と取付部の連
結装置を要旨とするものである。
ング状の円板からなる制動部の内部に取付部をは
め込み、これらが相対する端縁に相対して形成さ
れた結合用凹部に挿通されるピン本体の一端に本
体よりも大径の頭部を形成し、他端にピン本体よ
りも小径のかしめ部を突設してなる連結用かしめ
ピンと、 前記かしめピンのかしめ部に外嵌しうる大きさ
のかしめ部挿通孔を有する円盤状平板部の外周に
スカート状弾性支持部を両部材のスリツト間に連
結部を介して互いに連結した皿バネと、 かしめピンのかしめ部に外嵌した前記皿バネの
平板部上に載置し、皿バネの弾性支持部上端巾よ
り大なるワツシヤーと、 よりなり制動部と取付部間の結合用凹所にかし
めピンを挿入し凹部をピン本体に位置づけし、か
しめ部に皿バネを外嵌して、ワツシヤーを積層し
た後、かしめ部をかしめて制動部と取付部を連結
してなるデイスクブレーキの制動部と取付部の連
結装置を要旨とするものである。
以上の如く、本考案は前記かしめピンのかしめ
部に外嵌しうる大きさのかしめ部挿通孔を有する
円盤状平板部の外周にスカート状弾性支持部を両
部材のスリツト間に連結部を介して互いに連結し
て形成した皿バネを用いているので、取付けに際
しては制動部と取付部間の結合用凹部にかしめピ
ンを挿入し、皿バネをかしめピンのかしめ部に外
嵌することにより位置決めすることが容易にでき
る。そしてワツシヤーを積層し、かしめ部をかし
めれば平板部はピン本体の上面段部とワツシヤー
間で固定的に支持されるが、該平板部と弾性支持
部とは単に連結部を介して連結されてなるにすぎ
ないから、連結部の変形により弾性支持部は平板
部に抱束されることなく、径方向に微小変移する
ことが可能で、制御部及び取付け部の振動を効果
的に吸収できるものである。また使用途上で平板
部と弾性支持部を連結する連結部が切断されたと
きには、ワツシヤーと制動部及び取付部間には、
前記スカート状の弾性支持部のみが位置して各部
材を弾性的に支持することになるが、この場合、
弾性支持部の径方向への微小変移は一層容易とな
るので、応力集中があつても該応力は弾性支持部
の特定部分に集中することはなくなつて、皿バネ
に亀裂が発生したり、反転現象がおこつたりする
ことは防止できるものである。
部に外嵌しうる大きさのかしめ部挿通孔を有する
円盤状平板部の外周にスカート状弾性支持部を両
部材のスリツト間に連結部を介して互いに連結し
て形成した皿バネを用いているので、取付けに際
しては制動部と取付部間の結合用凹部にかしめピ
ンを挿入し、皿バネをかしめピンのかしめ部に外
嵌することにより位置決めすることが容易にでき
る。そしてワツシヤーを積層し、かしめ部をかし
めれば平板部はピン本体の上面段部とワツシヤー
間で固定的に支持されるが、該平板部と弾性支持
部とは単に連結部を介して連結されてなるにすぎ
ないから、連結部の変形により弾性支持部は平板
部に抱束されることなく、径方向に微小変移する
ことが可能で、制御部及び取付け部の振動を効果
的に吸収できるものである。また使用途上で平板
部と弾性支持部を連結する連結部が切断されたと
きには、ワツシヤーと制動部及び取付部間には、
前記スカート状の弾性支持部のみが位置して各部
材を弾性的に支持することになるが、この場合、
弾性支持部の径方向への微小変移は一層容易とな
るので、応力集中があつても該応力は弾性支持部
の特定部分に集中することはなくなつて、皿バネ
に亀裂が発生したり、反転現象がおこつたりする
ことは防止できるものである。
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき
説明する。図示したものは本考案にかかるデイス
クブレーキの制動部と取付部の連結装置を示して
おり、図中1が制動部で、2が取付部である。制
動部1と取付部2の間には前記従来技術と同様
に、これらが相対する端縁に相対して形成された
結合用凹部3が設けられている。この凹部3は、
制動部1と取付部2の両部材にまたがつて設けら
れ、この凹部3を通じて両部材が連結される。該
凹部3に挿通される連結用かしめピン4は、図例
の如く、前記凹部3に内嵌しうる形状の円柱状ピ
ン本体5の一端に本体よりも大径の頭部6を形成
し、他端にピン本体5よりも小径のかしめ部7を
突設して、ピン本体5上面に段部8を保有せしめ
て構成している。尚、本実施例ではピン本体5は
円柱形状としたが楕円形状とすることも可能であ
る。次に、この連結用かしめピン4を利用して制
動部1と取付部2を連結する為の皿バネは、図中
9によつて示されている。この皿バネ9は、従来
の皿バネ9と同様に平板部10とスカート状弾性
支持部11、そして必要に応じ弾性支持部11下
端の外周に鍔部12を設けてなるものであるが、
本考案においては、この平板部10と弾性支持部
11間に単または複数の連結部14を残した状態
でスリツト13を形成し、結果として両部材を連
結部14によつて連結した構成としている。これ
らの皿バネ9は、従来の皿バネと同様に原材料板
をプレス成形することにより形成することがで
き、スリツト13としては図例の如く貫通した溝
を用いたり、又図示しないが、このスリツトが深
さ方向に薄い膜が存在する有底溝の状態や、ミシ
ン目状のもの、更には断続的な貫通溝等種々のも
のが用いられる。図例のものは、平板部10の外
周に沿つて貫通溝を形成し、該貫通溝に架設する
如く、両部材をつなぐ連結部14をプレス時に一
体形成している。図例の皿バネ9は、平板部10
に対して弾性支持部11が第1図で示す如く、台
形状のものを示しているが、平板部10から弾性
支持部11にかけて略円弧を形成するようなもの
も採用してもよいことはいうまでもない。次に、
このような皿バネ9のスリツト13は、平板部1
0と弾性支持部11との間、とりわけその肩部に
設けることが望まれる。唯、本皿バネ9は、その
使用途上平板部10が弾性支持部11から分離し
て、ワツシヤー15とピン本体5間で挾持された
状態でも、なお使用しうるように、即ち制動部1
及び取付部2とワツシヤー15との間に常に弾性
支持部11が位置づけられるようにする為に、第
3図で示す如く、スリツト13の外縁をa、スリ
ツト13の内縁をb、ピン本体5の外縁をcとし
たときに、スリツト13の外縁aは、ピン本体5
の外縁cよりも外側に位置させ、ワツシヤー15
の外縁巾d−dは弾性支持部11の上端巾よりも
大であるような設定状態にすることが望まれる。
説明する。図示したものは本考案にかかるデイス
クブレーキの制動部と取付部の連結装置を示して
おり、図中1が制動部で、2が取付部である。制
動部1と取付部2の間には前記従来技術と同様
に、これらが相対する端縁に相対して形成された
結合用凹部3が設けられている。この凹部3は、
制動部1と取付部2の両部材にまたがつて設けら
れ、この凹部3を通じて両部材が連結される。該
凹部3に挿通される連結用かしめピン4は、図例
の如く、前記凹部3に内嵌しうる形状の円柱状ピ
ン本体5の一端に本体よりも大径の頭部6を形成
し、他端にピン本体5よりも小径のかしめ部7を
突設して、ピン本体5上面に段部8を保有せしめ
て構成している。尚、本実施例ではピン本体5は
円柱形状としたが楕円形状とすることも可能であ
る。次に、この連結用かしめピン4を利用して制
動部1と取付部2を連結する為の皿バネは、図中
9によつて示されている。この皿バネ9は、従来
の皿バネ9と同様に平板部10とスカート状弾性
支持部11、そして必要に応じ弾性支持部11下
端の外周に鍔部12を設けてなるものであるが、
本考案においては、この平板部10と弾性支持部
11間に単または複数の連結部14を残した状態
でスリツト13を形成し、結果として両部材を連
結部14によつて連結した構成としている。これ
らの皿バネ9は、従来の皿バネと同様に原材料板
をプレス成形することにより形成することがで
き、スリツト13としては図例の如く貫通した溝
を用いたり、又図示しないが、このスリツトが深
さ方向に薄い膜が存在する有底溝の状態や、ミシ
ン目状のもの、更には断続的な貫通溝等種々のも
のが用いられる。図例のものは、平板部10の外
周に沿つて貫通溝を形成し、該貫通溝に架設する
如く、両部材をつなぐ連結部14をプレス時に一
体形成している。図例の皿バネ9は、平板部10
に対して弾性支持部11が第1図で示す如く、台
形状のものを示しているが、平板部10から弾性
支持部11にかけて略円弧を形成するようなもの
も採用してもよいことはいうまでもない。次に、
このような皿バネ9のスリツト13は、平板部1
0と弾性支持部11との間、とりわけその肩部に
設けることが望まれる。唯、本皿バネ9は、その
使用途上平板部10が弾性支持部11から分離し
て、ワツシヤー15とピン本体5間で挾持された
状態でも、なお使用しうるように、即ち制動部1
及び取付部2とワツシヤー15との間に常に弾性
支持部11が位置づけられるようにする為に、第
3図で示す如く、スリツト13の外縁をa、スリ
ツト13の内縁をb、ピン本体5の外縁をcとし
たときに、スリツト13の外縁aは、ピン本体5
の外縁cよりも外側に位置させ、ワツシヤー15
の外縁巾d−dは弾性支持部11の上端巾よりも
大であるような設定状態にすることが望まれる。
又、スリツト13の内縁bは、ピン本体5の外
縁cよりも内側に位置する状態が望まれる。これ
らに加えて、弾性支持部11の高さh2は制動部
1と取付部2の結合用凹部3にかしめピン4を挿
入した状態で、制動部1並びに取付部2の表面か
らピン本体5の段部8表面までの高さh1よりも
大きく設定することが望まれる。
縁cよりも内側に位置する状態が望まれる。これ
らに加えて、弾性支持部11の高さh2は制動部
1と取付部2の結合用凹部3にかしめピン4を挿
入した状態で、制動部1並びに取付部2の表面か
らピン本体5の段部8表面までの高さh1よりも
大きく設定することが望まれる。
このような連結装置を組立てるには、先ず皿バ
ネ9の平板部10に形成されたかしめ部挿通孔1
6ををかしめピン4のかしめ部7に外嵌し、皿バ
ネ9を制動部1並びに取付部2表面の適正な位置
に設定する。次いでワツシヤー15をかしめ部7
に外嵌して、かしめ部7をかしめ、平板部10を
ピン本体5上面の段部8とワツシヤー15との間
に挾持固定する。このとき、弾性支持部11は弾
性変形して鍔部12が外方へ拡がり、その結果弾
性支持部11の高さh2′は、前記ピン本体5に
おける制動部1並びに取付部2からの高さh1に
略一致することになり、ワツシヤー15は弾性支
持部11の上端縁を弾発力に抗して押さえ、弾性
付勢された弾性支持部11により制動部1並びに
取付部2を連結するものである。
ネ9の平板部10に形成されたかしめ部挿通孔1
6ををかしめピン4のかしめ部7に外嵌し、皿バ
ネ9を制動部1並びに取付部2表面の適正な位置
に設定する。次いでワツシヤー15をかしめ部7
に外嵌して、かしめ部7をかしめ、平板部10を
ピン本体5上面の段部8とワツシヤー15との間
に挾持固定する。このとき、弾性支持部11は弾
性変形して鍔部12が外方へ拡がり、その結果弾
性支持部11の高さh2′は、前記ピン本体5に
おける制動部1並びに取付部2からの高さh1に
略一致することになり、ワツシヤー15は弾性支
持部11の上端縁を弾発力に抗して押さえ、弾性
付勢された弾性支持部11により制動部1並びに
取付部2を連結するものである。
しかして、このような連結装置を用い、ワツシ
ヤー15を介在させてかしめ部7をかしめれば、
弾性支持部11は弾性変形し、弾性支持部11は
ワツシヤー15と制動部1並びに取付部2間の所
定位置に介在した状態となつて制動部1と取付部
2は弾性支持部11により押圧された状態で連結
される。平板部10と弾性支持部11間の連結部
14は使用途上で分離することがあるが、しかし
ながら、この場合でもワツシヤー15と制動部1
並びに取付部2間には少なくとも弾性支持部11
が常に位置づけされており、しかもこの弾性支持
部11の高さは、弾性変形した状態ではピン本体
5の上面の高さと略一致しており、スリツト13
はピン本体5の外縁よりも外側に位置して設けて
いるので、弾性支持部11のピン本体5に対する
位置決め状態は維持され、弾性支持部11が使用
途上不適切な姿勢をとることはなく、両部材の振
動や動きを常に効果的に吸収できるのである。そ
して使用途上で連結部14が切断されていないと
きには制動部1と取付部2の相対する端縁間の溝
部にまたがる弾性支持部11に振動の伝達や応力
集中があつても、弾性支持部11と平板部10は
連結部14により関係づけられているのみである
から、連結部14の変形により弾性支持部11は
径方向に微小変移することが可能であり、この微
小変移により振動や応力を吸収することができる
ため従来の皿バネ9の如く、亀裂が発生したり反
転したりすることがないのである。また使用途上
で連結部14が切断されて弾性支持部11と平板
部10とが分離したときには、弾性支持部11の
径方向への微小変移は一層容易となり、制動部1
と取付部2間の振動の吸収はより効果的となるも
のである。
ヤー15を介在させてかしめ部7をかしめれば、
弾性支持部11は弾性変形し、弾性支持部11は
ワツシヤー15と制動部1並びに取付部2間の所
定位置に介在した状態となつて制動部1と取付部
2は弾性支持部11により押圧された状態で連結
される。平板部10と弾性支持部11間の連結部
14は使用途上で分離することがあるが、しかし
ながら、この場合でもワツシヤー15と制動部1
並びに取付部2間には少なくとも弾性支持部11
が常に位置づけされており、しかもこの弾性支持
部11の高さは、弾性変形した状態ではピン本体
5の上面の高さと略一致しており、スリツト13
はピン本体5の外縁よりも外側に位置して設けて
いるので、弾性支持部11のピン本体5に対する
位置決め状態は維持され、弾性支持部11が使用
途上不適切な姿勢をとることはなく、両部材の振
動や動きを常に効果的に吸収できるのである。そ
して使用途上で連結部14が切断されていないと
きには制動部1と取付部2の相対する端縁間の溝
部にまたがる弾性支持部11に振動の伝達や応力
集中があつても、弾性支持部11と平板部10は
連結部14により関係づけられているのみである
から、連結部14の変形により弾性支持部11は
径方向に微小変移することが可能であり、この微
小変移により振動や応力を吸収することができる
ため従来の皿バネ9の如く、亀裂が発生したり反
転したりすることがないのである。また使用途上
で連結部14が切断されて弾性支持部11と平板
部10とが分離したときには、弾性支持部11の
径方向への微小変移は一層容易となり、制動部1
と取付部2間の振動の吸収はより効果的となるも
のである。
以上の如く、本考案にかかるデイスクブレーキ
の制動部と取付部の連結装置は、かしめピンがか
しめ部に外嵌しうる大きさのかしめ部挿通孔を有
する円盤状平板部の外周にスカート状弾性支持部
を両部材のスリツト間に連結部を介して互いに連
結した皿バネを用いてなり、制動部と取付部の結
合用凹部にかしめピンを挿入して、ワツシヤーを
介在させながらかしめ部をかしめて取付けてなる
ので、本皿バネの使用時には、スリツトと連結部
を有する平板部並びに弾性支持部に応力がかかつ
ても平板部に拘束されることはなく、弾性支持部
は制動部と取付部の運動を吸収して連結する役目
を果たすことができる。又使用途上、連結部が切
断されても平板部と弾性支持部は互いに分離した
状態で使用され、デイスクブレーキの使用時の応
力集中があつても、弾性支持部による応力の分散
によつて、該皿バネに亀裂が発生したり、また使
用途上反転現象がおこつたりすることがない上
に、かしめピンへの取付け時の位置決めも、平板
部の挿通孔を用いれば容易になすことができ、更
に平板部と弾性支持部が分離された状態において
も、弾性支持部上端のスリツト外縁はピン本体外
縁に外嵌した状態となつているので、設定位置は
大きく偏位することなく維持され、適正な皿バネ
使用状態が得られるのである。
の制動部と取付部の連結装置は、かしめピンがか
しめ部に外嵌しうる大きさのかしめ部挿通孔を有
する円盤状平板部の外周にスカート状弾性支持部
を両部材のスリツト間に連結部を介して互いに連
結した皿バネを用いてなり、制動部と取付部の結
合用凹部にかしめピンを挿入して、ワツシヤーを
介在させながらかしめ部をかしめて取付けてなる
ので、本皿バネの使用時には、スリツトと連結部
を有する平板部並びに弾性支持部に応力がかかつ
ても平板部に拘束されることはなく、弾性支持部
は制動部と取付部の運動を吸収して連結する役目
を果たすことができる。又使用途上、連結部が切
断されても平板部と弾性支持部は互いに分離した
状態で使用され、デイスクブレーキの使用時の応
力集中があつても、弾性支持部による応力の分散
によつて、該皿バネに亀裂が発生したり、また使
用途上反転現象がおこつたりすることがない上
に、かしめピンへの取付け時の位置決めも、平板
部の挿通孔を用いれば容易になすことができ、更
に平板部と弾性支持部が分離された状態において
も、弾性支持部上端のスリツト外縁はピン本体外
縁に外嵌した状態となつているので、設定位置は
大きく偏位することなく維持され、適正な皿バネ
使用状態が得られるのである。
第1図は本考案で用いる皿バネの斜視図、第2
図はその正面図、第3図は連結装置組立状態の断
面説明図、第4図はかしめ部をかしめた状態の断
面説明図、第5図は従来装置を用いたデイスクブ
レーキの平面説明図、第6図は第5図の要部拡大
断面図である。 1:制動部、2:取付部、3:結合用凹所、
4:かしめピン、5:ピン本体、6:頭部、7:
かしめ部、8:段部、9:皿バネ、10:平板
部、11:弾性支持部、12:鍔部、13:スリ
ツト、14:連結部、15:ワツシヤー、16:
かしめ部挿通孔。
図はその正面図、第3図は連結装置組立状態の断
面説明図、第4図はかしめ部をかしめた状態の断
面説明図、第5図は従来装置を用いたデイスクブ
レーキの平面説明図、第6図は第5図の要部拡大
断面図である。 1:制動部、2:取付部、3:結合用凹所、
4:かしめピン、5:ピン本体、6:頭部、7:
かしめ部、8:段部、9:皿バネ、10:平板
部、11:弾性支持部、12:鍔部、13:スリ
ツト、14:連結部、15:ワツシヤー、16:
かしめ部挿通孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 リング状の円板からなる制動部の内部に取付
部をはめ込み、これらが相対する端縁に相対し
て形成された結合用凹部に挿通されるピン本体
の一端に本体よりも大径の頭部を形成し、他端
にピン本体よりも小径のかしめ部を突設してな
る連結用かしめピンと、 前記かしめピンのかしめ部に外嵌しうる大き
さのかしめ部挿通孔を有する円盤状平板部の外
周にスカート状弾性支持部を両部材のスリツト
間に連結部を介して互いに連結した皿バネと、 かしめピンのかしめ部に外嵌した前記皿バネ
の平板部上に載置し、皿バネの弾性支持部上端
巾より大なるワツシヤーと、 よりなり制動部と取付部間の結合用凹所にか
しめピンを挿入し凹部をピン本体に位置づけ
し、かしめ部に皿バネを外嵌して、ワツシヤー
を積層した後、かしめ部をかしめて制動部と取
付部を連結してなるデイスクブレーキの制動部
と取付部の連結装置。 2 スリツトを平板部と弾性支持部間に設けてな
る実用新案登録請求の範囲第1項記載のデイス
クブレーキの制動部と取付部の連結装置。 3 スリツトを平板部と弾性支持部間の肩部に設
けた実用新案登録請求の範囲第2項記載のデイ
スクブレーキの制動部と取付部の連結装置。 4 スリツトの外縁aがピン本体の外縁cより外
側に位置し、ワツシヤーの外縁巾d−dが弾性
支持部の上端巾よりも大である実用新案登録請
求の範囲第1項〜第3項記載のデイスクブレー
キの制動部と取付部の連結装置。 5 制動部と取付部の結合用凹所にかしめピンを
挿入した状態で制動部並びに取付部の表面から
ピン本体の段部表面までの高さh1より弾性支
持部の高さh2を大に設定してなる実用新案登
録請求の範囲第1項〜第4項記載のデイスクブ
レーキの制動部と取付部の連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089987U JPH0242897Y2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089987U JPH0242897Y2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63128336U JPS63128336U (ja) | 1988-08-22 |
JPH0242897Y2 true JPH0242897Y2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=30816839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2089987U Expired JPH0242897Y2 (ja) | 1987-02-16 | 1987-02-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242897Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002303343A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Sunstar Eng Inc | ブレーキディスク |
WO2010004913A1 (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 株式会社ユタカ技研 | フローティング型ブレーキディスク |
-
1987
- 1987-02-16 JP JP2089987U patent/JPH0242897Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002303343A (ja) * | 2001-04-05 | 2002-10-18 | Sunstar Eng Inc | ブレーキディスク |
WO2010004913A1 (ja) | 2008-07-08 | 2010-01-14 | 株式会社ユタカ技研 | フローティング型ブレーキディスク |
US8353391B2 (en) | 2008-07-08 | 2013-01-15 | Yutaka Giken Co., Ltd. | Floating type brake disc |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63128336U (ja) | 1988-08-22 |
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