JPH0242630A - 光スポットの位置決め装置 - Google Patents

光スポットの位置決め装置

Info

Publication number
JPH0242630A
JPH0242630A JP19271288A JP19271288A JPH0242630A JP H0242630 A JPH0242630 A JP H0242630A JP 19271288 A JP19271288 A JP 19271288A JP 19271288 A JP19271288 A JP 19271288A JP H0242630 A JPH0242630 A JP H0242630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
light spot
circuit
control system
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP19271288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2875260B2 (ja
Inventor
Takeshi Maeda
武志 前田
Masuo Kasai
笠井 増雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63192712A priority Critical patent/JP2875260B2/ja
Publication of JPH0242630A publication Critical patent/JPH0242630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2875260B2 publication Critical patent/JP2875260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光スポットの位置決め装置に係り、特に光デイ
スク装置に用いて好適な位置決め装置に関する。
(従来の技術〕 従来の装置は特開昭58−91536号に記載のように
光スポットの制御系、特に制御信号の処理回路にはアナ
ログ回路が用いられていた。すなわち、制御信号を検出
し、制御系のゲイン特性、及び位相特性を決める演算を
行い、この結果によってアクチュエータを駆動する回路
はアナログ系となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来技術ではアナログ回路を用いているために回路規模
が大きくなり、装置の小型化ができないという問題があ
った。アナログ回路の場合、LSI化したとしても、適
応性品機種が多くなるとその機種コとにLSIを設計製
作しなくてはならず、時間、コストの面で困難を生じ°
ていた。さらに、光デイスク装置の制御系においては、
光スポットの制御信号をディスクからの反射光を光学系
を通して検出していることから、光学系がら出射される
レーザ光のパワー変動、および光学系の部品、組立公差
から発生する検出感度変動によって検出特性が変化する
。また、制御信号により制御するアクチュエータは、部
品公差、および組立公差により制御に関係する特性が大
幅に変動する。
従来、アナログ回路に関しては製品ごとにその機種に最
適なLSIを作成していた。また検出特性の変動に関し
ては、検出特性を測定し、これにあわせて回路の設定定
数を変更することによって対応していた。さらにアクチ
ュエータ等の制御特性の変動に関しては、これを測定し
、やはり検出特性の変動と同じ様に回路の設定定数を変
更することによって対応していた。
本発明の目的はこれらの問題点を解決し、回路規模を縮
小でき、製品機種に対応した汎用性を有し、かつ制御系
の調整が容易な光スポットの位置決め装置を提供するも
のである。
さらに本発明は、制御系の引き込み、追従動作を安定に
かつ信号塵よく行うことができるデジタル信号処理方式
の光スポツト位置決め装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の位置決め装置は、信号処理系をデジタル化し、
検出系の感度変動、アクチュエータの特性変動等による
制御系の特性変動をCPUの管理のもとに測定し、最適
制御特性になるように信号処理系の処理手順、設定値を
求め、信号処理系に設定することを第1の特徴とする。
また、信号処理系に入力されるトラックずれ検出信号を
2つに分け、1つを振幅制限し、もう1つの振幅をデジ
タル処理のダイナミックレンジ内になるように前処理し
てデジタル信号処理装置に入力することを第2の特徴と
する。
〔作用〕
信号処理系をデジタル化することは演算の設定パラメー
タの記憶、設定を容易にし、かつアナログ回路では困難
な掛は算2割算、積分等の演算を容易にし、これらの機
能を用いて、制御系の特性変動を自分自身で測定し、演
算手順、演算パラメータを設定することができ、制御系
の変動に影響を受けな゛い系にすることができる。
また、トラック引き込みにはトラックずれ信号をそのま
ま使用し、光スポットのトランジェントに対応して制御
できるようにし、定常追従時にはトラックずれ信号の変
化も大きくないことから信号の振幅を制限し、追従精度
を向上させる。
〔実施例〕
第2図に本発明の実施例を示す。光ディスク1はガラス
、プラスチック等の基板5とUV(紫外線硬化樹脂)等
の下地膜6、Te系の記録膜4から成り、下地膜6には
光ビームを位置決めするための案内溝2゛が設けられ、
記録ビット3が案内溝に沿って形成される。半導体レー
ザ14からでた光は、カップリングレンズ15及び偏光
ミラー13を通過後、ミラー10により光路をまげられ
、対物レンズ8に入射し、記録膜面上に光スポットを形
成する。記録膜面上に記録されたデータにより変調を受
けた反射光ビームは再び、対物レンズ8、ミラー10を
通り、偏光ミラー13を半導体レーザ14とは異なる方
向に進み、トラックずれ検出光学系15及び焦点ずれ検
出光学系16にそれぞれ入射する。ここでトラックずれ
検出光学系15については1回折光検出力式を用いてい
る6詳細については特開昭49−60702号に詳述さ
れている。
また、焦点ずれ検出光学系については、像回転検出方式
を用いている。これも特開昭57−108811号に詳
述されているので省略する0本実施例では。
光スポットを偏向するアクチュエータとしてはガルバノ
ミラ−9を用いているが、これも2次元アクチュエータ
を用いても良い。この場合には、ボイスコイルレンズア
クチュエータは必要が無くなる。
以上、光学ヘッドの構成について述べたが、装置の全体
構成について第3図(、)を用いて説明する。光学ヘッ
ド19はボイスコイルモータ2゜に取付けられ、コロ3
5を介して、レール23に支持されている。ヘッド19
のサイドにはヘッドの位置を検出するための位置検出部
22がある6検出部22はヘッド19に取付けられた可
スリット21とレール23を固定するベース(図示せず
)に固定された固定スリット24と受光部26とからな
る。
位置決めはまず、粗くは光学ヘッド19を動かし、細か
くはヘッド19に搭載されたガルバノミラ−9により行
う。
第3図(b)では位置検出部の動作を説明する。
発光部25では1つのLEDから赤外光を発光させ、可
動スリット21に入射させる。可動スリットを通過した
光は固定スリット24に入り、2つの光検出器から成る
受光部26により受光され電気信号に変換される。固定
スリット24と可動スリット21は同一ピッチをもち、
固定スリット24の2つの光検出器全面にあるスリット
はそれぞれスリットの位相が90度だけずれている。受
光部26のそれぞれの光検出器からの出力をアンプ28
.29でそれぞれ増幅し、演算回路27に人力する。演
算回路27により加算、減算を行い、ヘッドの移動量を
表すVac信号と、LEDの発光光量を表すVdc信号
を得る。Vdc信号を用いて発光部25のLEDを制御
し、位置検出部22の信号検出を安定化する。この詳細
な動作については特開昭60−205216号に詳述さ
れている。
ガルバノミラ−9にはミラー10の動きを検出する中点
ロックセンサが取付けである。これはLED等から成る
発光部11とフォトトランジスタ等からなる受光部12
とから構成され、発光部11から出射された光をミラー
10に反射させ。
受光部12で反射光の位置がミラー10の触れ角度によ
って変化するのを検出する。以上、光ヘッドの構成と、
装置の全体構成について述べた。以下、これらの構成を
用いてデジタル信号処理を行う構成について述べる。
第1図は本発明の1つの実施例である。まず、光ヘッド
から出るセンサ出力とその演算出力について述べる。焦
点ずれ検出光学系16にある2つの検出器からの出力を
焦点ずれ検出アンプ18に入力し、それぞれの和と差を
演算し、信号AE。
ATとして求める。また、トラックずれ検出光学系15
にある2つの検出器からの出力をトラックずれ検出アン
プ17に入力し、それぞれの和と差を演算し、信号TE
、TTとして求める。ボイスコイルモータ20に取付け
られた速度センサ36からの信号は速度信号アンプ31
に入力され適度の信号レベルに増幅される。レール23
のディスクスピンドル(図示せず)側には光ヘッドが所
定の可動範囲を超えた場合これを検出するためのリミッ
トセンサ34が設けられ、ヘッドが所定の範囲を超える
とINGRD信号が発生する。
各センサ出力をデジタル信号処理するために以下のよう
な前処理を行う。アンプ31からの速度信号31はフィ
ルタ54に入力され、帯域制限を行ない、サンプリング
による折り返し雑音を発生しないようになる。この出力
をセレクタ39に入力し、タイミング発生回路38から
発生されるタイミング信号によりサンプルホールドされ
、アドレスデコード・ラッチ回路40からのアドレス信
号に対応したセンサ出力をセレクタする。AE倍信号レ
ベルシフト回路49に入力され、電源電圧等から決めら
れるダイナミックレンジの中に信号振幅が入るように設
定する。この出力をフィルタ50を介してセレクタ39
に入力する。またAT倍信号レベルシフト回路48.フ
ィルタ51を介してセレクタ39に入力される。TE倍
信号レベルシフト回路55を介して、減衰回路52によ
り信号振幅を減衰させ、フィルタ53を通過してセレク
タ39に入力される。もう一方のレベルシフト回路55
通過後の信号はクランプ回路57により信号振幅をある
レベルに制限されたのち、フィルタ63を介してセレク
タ39に入力される。
TT倍信号レベルシフト回路47、クランプ回路56を
通過後、フィルタ62を介し、セレクタ39に入力され
る。外部スケールの位置検出部27からの信号Vac、
Vdcはそれぞれレベルシフト回路46.58を介して
、フィルタ59゜61に入力し、その後セレクタ39に
入る。ガルバノミラ−9の中点ロックセンサの受光部1
2からの信号はフィルタ60を介してセレクタ39に入
力される。セレクタ39の出力はADC(アナログ・デ
ジタル変換回路)42人力され、タイミング発生回路3
8からの制御信号に従ってデジタル量に変換後、データ
バス上に変換データを出力する。またこのデータバス上
にはDAC(デジタル・アナログ変換回路)43への入
力とDSP(デジタル信号処理袋W)41の入力とCP
Uヘデータを送るラッチ回路45の入力とCPUからの
信号を受けるバッファ44の出力が結合されており、相
互に信号のやり取りを行う、DSP41によって信号処
理された結果はDAC43の入力され、アナログ信号に
変換されたのち、サンプルホールド回路64,65,6
6.67に入力され、それぞれのアクチュエータ駆動回
路に接続されている。サンプルホールド回路の制御信号
はそれぞれタイミング発生回路38から発生させられて
いる。
DSP41はタイミング発生回路38からのクロック信
号をO8C端子に入力し、このクロックタイミングによ
り演算を行う。またDSP41には演算に用いるデータ
メモリがあり、これをCPUからの信号によってチップ
選択する端子C8に入れ、アドレスデータ・ラッチ回路
40からのアドレスAO−A15信号によってデータを
選択し、R/W信号によって書き込みか読みだしかを判
定し処理を行う、CPUからDSPへの書き込みデータ
はバッファ44に瞬時蓄えられ、アドレスデコーダ・ラ
ッチ回路40の制御信号によりデータバス上に載せられ
、DSPのデータ入力端子DO〜D7によって取り込ま
れ、アドレスAO−A15によって指定されるアドレス
に書き込まれる。
DSP41の演算結果はデータバス上に出力され、CP
Uに必要なデータはアドレスデコーダ・ラッチ回路40
の制御信号によりラッチ回路45に取り込まれCPUに
報告される。このような信号としては焦点サーボの引き
込み動作が正常に行われたことを示すAFOK、アクセ
ス動作が異常であることを示す5EEKERR信号等が
ある。
各ホールド回路64,65,66.67の出力はそれぞ
れコース駆動回路30.ボイスコイル駆動回路32.ガ
ルバノミラ−駆動回路33.外部スケールの発光部25
に入力され、各制御信号にしたがって、アクチュエータ
を駆動し光スポットを制御する。
以上1本発明の実施例の構成について説明したが、以下
制御特性について述べる。−膜内にアナログ信号を取り
込んでデジタル信号処理をおこなう場合には信号処理の
遅れ時間が問題と成る。遅れ時間は一般的に入出力時間
と演算時間とサンプルホールド時間の和となる。入出力
時間はセンサ出力がサンプルホールド回路によってアナ
ログ値をホールドされ、セレクタによって選択後、AD
Cによってデジタル信号に変換されるまでの時間である
。演算時間はDSPに信号が入力されて、デジタル信号
処理を実際に行ないDACにその結果を出力しアナログ
量に変換するまでの演算時間である。サンプルホールド
時間はDACの出力をホールド回路によってホールドす
ることによる実効的な遅れ時間を表す。この遅れ時間が
制御系におよぼす効果は系の位相遅れとなって表れる。
すなわち、サーボ系のゲイン位相特性において、ゲイン
OdBとなる周波数をクロスオーバ周波数と呼ぶと、こ
の周波数での位相余有がどの程度有るかによって制御系
の安定性がわかる6遅れ時間があるということは、この
クロスオーバ周波数での位相遅れが生じるということに
なり、安定性を損なうことになる。この周波数での位相
遅れ量は以下の式で表される。
s ここで、fc;クロスオーバ周波数 fs;サンプリング周波数 一般にこの位相遅れは10°から15°の範囲に抑える
必要がある。すなわち、制御系の安全性から見て位相余
有の最適値は40°から50’といわれており、−膜内
に1次の位相進み回路によって55″程度の位相進み量
を確保することができるためである。しかしサンプルホ
ールド時間だけでこれを超えることが考えられる0表1
にクロスオーバ周波数とサンプル周波数を変えた場合の
位相遅れ量を表した。
表  1 残りの遅れ時間のうち入出力時間はサンプルホールド時
間とAD変換時間、及びセレクタ時間であるが、これら
は通常8ビット程度の変換を考えると、それぞれ1μs
程度にすることはできる。また、演算時間はDSPの1
ステツプあたりの演算時間とステップ数によって決まる
時間であり、DSPの能力が決まるとプログラムのステ
ップ数。
すなわち制御能力が決められる。
光ディスクの位置決め装置にDSPを適用しようとする
と、現状のサーボ系ではクロスオーバ周波数は約2 k
 Hzとなり、DSPによる位相遅れ時間の許容値は2
0μsとなる。
一般的に遅れ時間の最適配分から考えると、遅れ時間は
サンプル周期より短い方が良く、むだを無くす意味から
等しい方が良い、するとサンプルホールド時間が10μ
Sとなり、入出力と演算時間の和が10μSとなる。入
出力時間を3μsとすると7μsが演算時間となる。
現状のDSPではステップ時間は100nsから200
ns程度であることからステップ数は70から35程度
しか取れない。この程度の許容ステップ数では光デイス
ク装置の制御系としては、2つの制御系を入れるのが限
度であり、すべての制御系を1つのDSPで実現するの
は困難である。
そこで本実施例では、焦点サーボ、トラッキングサーボ
、外部スケールのLED発光制御を1つのDSPで行う
。他の制御系はもう1つのDSPを用いる。サンプリン
グ周期は従って、50kHz以上が必要となる。
さらに将来の光ディスクの制御系を考えると。
トラッキング制御の帯域は4kHz程度にまで向上する
可能性があり、この時にはトラッキング制御系だけで2
つのDSPを使用し、サンプリング周期を100 k 
Hz以上にする必要がある。
すなわち、1つのDSPでの遅れ時間は全体で10μs
とし、入出力時間2μs、演算時間3μs、サンプルホ
ールド時間3μSとする。
トラッキング制御系の具体的構成について述べる。トラ
ッキング制御系は特開昭58−91536号に述べた2
段サーボ系であり、まず、検出方式について述べる。第
5図(a)に示すように、半導体レーザ14からでた光
はディスク1面上に絞られ。
反射したのち、レンズ75により点76に結像される0
点76の手前に光検出器15が配置されている。光検出
器15は第5図(b)のように2分割センサであり、そ
れぞれの光検出器からの信号を差分回路77によって差
動しTE倍信号得る。
またそれぞれの信号を加算回路78によって加算しTT
倍信号得る。これらの信号は第4図に示すように、光ス
ポット74がトラックを横断すると光スポットの位置に
対応した信号をそれぞれ第4図(b)、第4図(c)の
ように発生する。すなわち、TE倍信号光スポットのト
ラック中心からのずれを現わす信号であり、TT倍信号
TE倍信号位相が90″ずれた信号であり、トラックの
位置を現わす信号である。TE、TT倍信号用いると、
光スポットがトラックを通過するタイミングとその方向
を検出できる。
第6図を用いて、トラック引き込み動作を説明する。D
SPの処理の中でTT倍信号ある1定しベルE1とレベ
ル比較を行うと、レベルの高い場合が光スポットがトラ
ック上にいるタイミングを現わすトラック位置信号を検
出できることになる6TE信号の零クロス点とトラック
位置信号8oが“1”になるタイミングが光スポットが
トラック中心を通過していることを現わす信号すなわち
トラック通過信号81によって現わされる。これらの信
号を用いて、トラッキング動作を行う前に。
まずトラック中心に光スポットを引き込ませる動作のタ
イミング、サーボONタイミング信号83を発生するこ
とができる。CPUからトラッキング動作を開始する指
令、トラッキングON信号82がDSPにバッファ44
.データバスを介して入力されるとトラック引き込みモ
ードのプログラムが起動され、TT倍信号レベルがEl
を超え、かつTE倍信号零クロス点が表れるタイミング
を待ち、この条件が成立した瞬間にトラック追従動作モ
ードのプログラムが起動される。このようにすると光ス
ポットがトラック中心に有るときにトラック追従動作が
起動されるため、ただちにトラック追従がおこなわれ、
オーバシュート等の過渡的な動作を起こすことはない。
DSPの様な信号処理装置のダイナミックレンジは一般
的にある範囲にあり、ダイナミックレンジと処理精度に
はトレードオフの関係がある。すなわち、制御系の追従
精度を上げるため処理精度を上げると、処理できる信号
振幅がダイナミックレンジで制限されてしまう0例えば
、トラックずれ信号TEは光スポット74の位置をX、
振幅をAとし、トラックピッチをpとすると、2π ASin(X) と表わせる。追従精度を0.1 μmとすると処理精度
は通常0.01 μm程度は必要となる。すると最低限
のダイナミックレンジは6ビツト必要となる。ADの変
換精度を考慮すると±1ビット程、度の誤差があり、こ
れが制御系の追従精度より、小さくなくてはならない。
このような理由から入力するトラックずれ信号はできる
かぎり大きい方が望ましい。そこで、トラック追従時に
はトラックずれの信号レベルは大きくないことからある
程度クランプ56により振幅制限を行った信号を用い、
引き込み時には光スポットが大きく動くことから、トラ
ックずれ信号もほとんどトラックずれ信号の振幅まで変
動することから、トラックずれの信号をDSPのダイナ
ミックレンジに合わすようにATT52により減衰させ
た信号を使用する。
このようにすると、光スポットがトラック中心からなん
らかの原因によりずれていった場合に、異常の警告信号
をクランプ57の出力信号のレベルを監視することによ
り発生することができる。
なお、トラッキング制御系のクロスオーバ周波数は約2
kHzである。遅れ時間があるために前述したように位
相が遅れるため制御系が不安定になる可能性がある。そ
こで、この遅れ量を位相進み回路で補償する。
しかし、この回路を使用すると位相は補償できるが、ゲ
イン特性も変化してしまい、過度に行うことはできない
、そこで、クロスオーバ周波数でのゲイン特性の傾きが
20dB/dec程度になり、しかも位相余有が50°
程度取れるような補償方法を検討すると第7図のように
なる。
1.5  kHzから立上り15kHzでフラットにな
る位相進み回路と1.4  kHzで立上り、2.8 
 kHzでフラットになる位相進み回路を2段使用する
。第1番目の15 k Hzを決めるのはサンプル周波
数であり、これを高くとりたくともサンプリング能力で
決められてしまう。焦点サーボを例にとり、パラメータ
設定方法について述べる。ヘッドを装置に組み込んだの
ち、CPUから設定するクロスオーバ周波数の信号をD
SPから発生、ADCを介してボイスコイルレンズを駆
動する。光検出部、アンプを通って戻ってきたクロスオ
ーバ周波数成分をデジタルフィルタによって抜き出し、
入力した信号成分と戻ってきた信号成分とのゲイン比と
位相ずれをDSPによって測定演算し、ゲインが1、位
相が約50”になるように、DSPの演算パラメータ(
ゲインと位相進みのコーナ周波数と進み量)を設定する
。このようにするとヘッドを組み込んだ状態で制御系の
最適調整ができる。なおこの操作はヘッド組立の時だけ
ではなく、装置可動時でも動作が休止状態にある時に行
うことにより、さらに経時変化による変動も吸収できる
〔発明の効果〕
本発明に依れば、制御系の特性変動を容易に測定できか
つ容易に特性の最適値に設定できることから部品、組立
による制御系のバラツク、及び経時変化に対応できるよ
うになる。
また、光スポットの制御信号をデジタル処理に好適な形
態で入力できることから、制御系の引き込み、追従動作
を安定にかつ信頼度よ<DSPによって行うことができ
る様になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1つの実施例の全体構成図、第2図は
光ヘッドの構成図、第3図は光ヘッドの全体図と外部ス
ケールの検出部構成図、第4図はトラックずれ検出信号
とトラックとの位置関係を示す図、第5図はトラックず
れ信号の検出の説明図、第6図はトラック引き込み動作
のタイムチャ!ト図、第7図はトラッキング制御系のボ
ーデ線第 図 χ 図 (a−) (b) 不 図 (^) (bン 不 図 ’                        
       t−7F’lNフイミシフ゛イ套ミ畳プ
3θ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光スポットの位置制御信号を離散的に検出し、デジ
    タル信号処理を行つた信号によつて、制御対象であるア
    クチュエータを駆動することにより光スポットを制御す
    る位置決め装置において、複数個の光スポットの制御信
    号をサンプルホールドする手段と、複数個の信号を切り
    替える手段と、これらの信号を特定の手順により信号処
    理する手段と、その結果をアナログ信号に変換する手段
    とをもつことを特徴とする光スポットの位置決め装置。 2、光スポットの位置制御信号を離散的に検出し、デジ
    タル信号処理を行つた信号によつて、制御対象であるア
    クチュエータを駆動することにより光スポットを制御す
    る位置決め装置において、光スポットの制御信号を振幅
    制限する手段と、該信号の振幅レベルをデジタル処理の
    ダイナミックレンジ内に合わせる手段と、これらの信号
    を特定の手順により信号処理する手段と、その結果をア
    ナログ信号に変換する手段とをもつことを特徴とする光
    スポットの位置決め装置。
JP63192712A 1988-08-03 1988-08-03 光ディスク装置 Expired - Fee Related JP2875260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192712A JP2875260B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63192712A JP2875260B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 光ディスク装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35050697A Division JP2924879B2 (ja) 1997-12-19 1997-12-19 光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0242630A true JPH0242630A (ja) 1990-02-13
JP2875260B2 JP2875260B2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=16295804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63192712A Expired - Fee Related JP2875260B2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2875260B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891536A (ja) * 1981-11-25 1983-05-31 Hitachi Ltd デイジタル光デイスクのアクセス方式
JPS62102431A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Hitachi Ltd デイジタルサ−ボ制御装置
JPS6344384A (ja) * 1986-08-12 1988-02-25 Toshiba Corp デイスク再生装置のサ−ボ回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891536A (ja) * 1981-11-25 1983-05-31 Hitachi Ltd デイジタル光デイスクのアクセス方式
JPS62102431A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Hitachi Ltd デイジタルサ−ボ制御装置
JPS6344384A (ja) * 1986-08-12 1988-02-25 Toshiba Corp デイスク再生装置のサ−ボ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2875260B2 (ja) 1999-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06111345A (ja) 光ヘッド制御装置
US20090067302A1 (en) Optical pickup device, optical recording/reproducing apparatus and gap-control method
EP1615209B1 (en) Optical disk apparatus
JPH0242630A (ja) 光スポットの位置決め装置
US6519496B1 (en) Feedback controller, digital filter device, and storage device
JP2924879B2 (ja) 光ディスク装置
JPH1011768A (ja) 光ディスク装置とその制御方法
US5659527A (en) Optical disk drive with use of sampled preceding focus or tracking error signal in response to detection of spiked noise or offset
JPH0793764A (ja) 対物レンズ位置制御方法及び装置
US7106666B2 (en) Optical disk apparatus and method capable of compensating for instability track jump and focus jump
JPH07302427A (ja) フォーカスサーボ装置
JP2860791B2 (ja) フォーカスサーボ回路
JP3340281B2 (ja) ディスク装置
JPH1021566A (ja) トラッキングサーボ装置
JP3288133B2 (ja) 光情報記録再生装置
EP0442712B1 (en) Optical information recording and/or reproducing apparatus
JPS61208639A (ja) 光デイスク装置のフオ−カスサ−ボ方式
JPH04195732A (ja) オフセット設定方式
JP2777223B2 (ja) 光ディスク装置
JP3337033B2 (ja) 記録再生装置
JPH03154234A (ja) 焦点制御の引き込み装置
GB2165064A (en) Tracking error suppression for disc player
JPH0473221B2 (ja)
JPS61260428A (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH0916981A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees