JPH0242478Y2 - - Google Patents

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JPH0242478Y2
JPH0242478Y2 JP11556385U JP11556385U JPH0242478Y2 JP H0242478 Y2 JPH0242478 Y2 JP H0242478Y2 JP 11556385 U JP11556385 U JP 11556385U JP 11556385 U JP11556385 U JP 11556385U JP H0242478 Y2 JPH0242478 Y2 JP H0242478Y2
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support frame
roll
engraving
frame
cassette
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JP11556385U
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JPS6225597U (ja
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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の外装材或は室内装飾に使用され
る金属板に凹凸加工を施すエンボス機の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来のエンボス機は、例えば第4図に示すよう
に、基台hと架台iと支柱jとからなる枠本体k
を対設させ、この枠本体k,k間に、凹型の彫刻
ロールfと凸型の彫刻ロールgを組み付け、ハン
ドルaを回わしながら、ウオームホイルbとラツ
クギヤcを回動させる構造を有していた。そし
て、ラツクギヤcは、彫刻ロールf用軸受カラー
eの上部に突設した金属棒dに刻まれているの
で、ハンドルaの回動により軸受カラーeが昇降
する仕組みになつているため、彫刻ロールfとg
の間隙量は、このハンドル操作で行なうことがで
きる。
通常、このような彫刻ロールの大きさは直径
200mm×長さ650mmの場合、ロール1本につき約
200Kgの重量になり、本体を含めると全体で約600
Kgの重量となつて作業者の安全確保のため取扱い
作業は慎重に行なわねばならない。更に、彫刻ロ
ールの凹凸面の損傷防止のためにも、慎重な取扱
いが必要であつた。
一方、加工すべき金属製外装板等の彫刻模様が
変わると、その模様に合つた彫刻ロールをその都
度交換するか、或は、各模様毎に一台づつ加工機
を準備しなければならないと云う問題点があつ
た。
〔解決すべき課題〕
近年、ヨーロツパ風の住宅が人気を呼ぶように
なり、使用される金属製外装板等の模様も変化に
富んだものが要求されるようになつている。従つ
てエンボス加工機の属する技術分野に於いて多種
の彫刻ロールを迅速かつ簡単に交換できるように
することが要求されている。
ところが、彫刻ロールの交換作業は、従来にお
いては、前述の通り構造上部品点数が多く、か
つ、重量も大であるから、加工機本体の解体、組
立てに手間がかかり、かつ、重量の関係でクレー
ン等を使用しなければならず、しかも、彫刻ロー
ルの凹版側と凸版側の模様を組合せるための作業
に可成りの熟練を要するなどの理由で、実際には
彫刻ロール交換に約半日〜1日位要するのが普通
であつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記の問題点を解消するために案出さ
れたものであつて、凹凸一対の彫刻ロールを平行
に配設させてその軸部を支持枠に組付けた状態の
ままで交換可能な支持枠体を形成し、該支持枠体
を架台上に設けられた支持枠体組付用のロール支
持本体に着脱自在に組付け得るように形成したこ
とを特徴とするエンボス加工機のカセツト式ロー
ル交換装置である。
〔作用〕
すなわち、前述のように、凹凸一対の彫刻ロー
ルを平行に配設させてその軸部を支持枠に組付け
た状態のままで交換可能な支持枠体を形成し、該
支持枠体を架台上に設けられた支持枠体組付用の
ロール支持本体に着脱自在に組付け得るように形
成したから、支持枠体に各種の彫刻ロールをカセ
ツト方式にセツトしておくことができるため、一
台の支持本体を設置した状態で支持枠体の交換だ
けで済み、わずか10分乃至15分の所要時間で彫刻
ロールの交換が可能となり、多種類のエンボス加
工金属板を少量生産する場合に非常に便利であ
る。
又、彫刻ロール交換時に必要とされた熟練度
は、支持枠と殆んど正確に位置決めされているの
で、必要とされない。
更に、彫刻ロールは枠組みの中に予め嵌め込ま
れているから、運搬時にロールが転動するような
ことがなく、運搬を楽に行なうことができると共
に、ロール面に損傷を与えるおそれがなくなり、
かつ管理面も従来のロールに比べはるかに優れて
いる。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は、それぞれ本考案装置の一
実施例を示す側面図、部分切欠正面図及び部分切
欠拡大図である。
図中、3は堅固な溶接構成で形成された鉄製の
基台であつて、この基台3上にロール支持本体A
がボルト等の固定具で固定されている。ロール支
持本体Aは、側面略〓形状の枠を呈しており、上
枠30、下枠31、前枠32,32及び後枠33
とから構成され、ボルト等の固定具15で所要個
所が固着されると共に、前記基台3上の左右端部
位置に対設されている。
1及び2は、アルミ板、銅板その他の金属板に
凹面、凸面形成、即ちエンボス加工をするための
彫刻ロールであつて、1には凹面形成用の、2に
は凸面形成用の彫刻がそれぞれロール面に深さ
0.6〜1.2mmに亘り施こされており、その表面には
クロムメツキが施こされている。
彫刻ロール1,2は、前記ロール支持本体Aに
枠組みされている支持枠体Bに組付けられてい
る。即ち、支持枠体Bはそれぞれ2組の下部支持
枠6a、上部支持枠6b、前部支持枠6c及び後
部支持枠6dとで形成されており、所要個所がネ
ジ37で固定されている。そして、この支持枠体
Bは、ロール支持本体Aにボルト14,15で着
脱自在となるように、即ちカセツト方式で固定さ
れるようになつている。又、支持枠体Bの前後巾
の寸法は、彫刻ロール1,2の直径よりも大きく
なるように形成されている。
これを詳述すると彫刻ロール1,2を支持する
後部支持枠6dは、ロール支持本体Aの後枠33
とボルト12により固定され、上部支持枠6bは
上枠31とボルト15により固定される。図中、
11は下枠30に形成した支持枠体Bの下部支持
枠6aに取付けた彫刻ローラ2の高さ調整用のボ
ルト18を収容するための切欠部である。
次に彫刻ロール1,2を支持し、かつカセツト
方式に交換自在とすように構成した支持枠体Bと
彫刻ロール1,2の組付け関係を詳述する。即
ち、第2図に於て、彫刻ロール1,2のロール軸
1a,1b,2a,2bは、テーパーローラベア
リング9,9により軸承されて、第1図に示すよ
うに軸受カラー7,7,8,8にそれぞれ支承さ
れている。又、上部の軸受カラー7,7はボルト
16,16で上部支持枠6bに固定されている。
前記ロール軸1b,2bには図示しないキーによ
りキー止めされた平歯車が取付けられて、図示し
ない動力源により平歯車を介して彫刻ロール1,
2に回転力を伝達する。
一方、下の彫刻ロール2の軸受カラー8,8
は、前記下枠30の切欠部11に突出している調
整ボルト17により支持されており、固定されて
いる上の彫刻ロール1との上下位置調整は、前記
調整ボルト17とダブルナツトの回動で約5mm前
後昇降させて行なうものである。18は軸受カラ
ー8と調整ボルト17との間に介在させた支持片
である。
尚、金属板をエンボス加工する際に発生する彫
刻ロール2の軸方向の動きは、前記軸受カラー
7,7,8,8の前後面が支持枠体Bのうち前部
支持枠6cと後部支持枠6dのそれぞれの内側面
に当接しているため、上記の動きが規制される
が、更に当接面の上下方向に浅い溝を形成してお
けば軸方向の位置規制は適確になる。第2図中、
10は支持枠体Bの補強桿である。
尚、上記実施例に於ては、支持枠体Bを四つの
枠部品を一体に組み立てて対設しているが、この
枠部材を鋳物等で一体形成した支持枠体とするこ
とも可能である。
〔考案の効果〕
本考案は前記のような構成であつて、凹凸一対
の彫刻ロールを平行に配設させてその軸部を支持
枠に組付けた状態のままで交換可能な支持枠体を
形成し、該支持枠体を架台上に設けられた支持枠
体組付け用のロール支持本体に着脱自在に組付け
得るように形成したことにより、彫刻ロールを交
換する際に、従来のようにロール支持本体を及び
支持枠体等を順次に分解して一本づつ彫刻ロール
をはずし、更にその逆をくり返して組付けるとい
う必要がなくなり、カセツト方式であるために組
立作業時間は、半日乃至一日から約10分乃至15分
の極めて少ない時間に短縮することが可能となつ
たのである。特に彫刻ロールを加工機本体に組付
ける前に、予め、セツト方式でロール間隙量の調
整や彫刻模様の組合せの完了したものを準備でき
るため、ロールの交換作業の未熟な作業者であつ
ても極めて容易かつ短時間に行なえるようにな
る。
更に、従来のエンボス加工機にくらべて、彫刻
ロール間隙量の調整のための部品数が少なくでき
ることからも、彫刻ロールの交換作業は簡単に行
なえるようになつた。
特に、現在は、模様の多様化が要求されている
ため、各々の模様をもつ組合せロールをカセツト
として常に準備しておけば交換作業の短縮化が図
れ、従来のような模様毎のロール用加工機を設備
する必要がない。その結果、ロール交換のための
加工機の休止時間は大巾に改善され、前記のよう
に約10分に短縮することができるので生産性向上
にも寄与できる。又、ロールセツトは、加工機本
体とは別に単独で販売することができるために、
従来では輸送中に転動して表面を傷付けることが
あつたが、本案では彫刻ロールの直径よりも巾広
の支持枠であるため、ロールは直接接地せず、浮
いた状態となり、従つて、輸送中にロール表面に
傷のつくおそれがなくなり、又、ロールの包装に
ついても防錆程度のものでよく、包装コストが節
減できる等、本考案は多くの優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例側面図、第2図は同正
面図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図は
従来の加工機の概略斜視図である。 1……上部の彫刻ロール、2……下部の彫刻ロ
ール、1a,1b……ロール軸、2a,2b……
ロール軸、3……基台、A……ロール支持本体、
B……支持枠体、4,5……ネジ、6a……下部
支持枠、6b……上部支持枠、6c……前部支持
枠、6d……後部支持枠、7……上部の軸受カラ
ー、8……下部の軸受カラー、9……ベアリン
グ、11……切欠部、12,13,14,16,
17,20,21……ボルト、18……支持片、
30……上枠、31……下枠、32……前枠、3
3……後枠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 凹凸一対の彫刻ロールを平行に配設させてそ
    の軸部を支持枠に組付けた状態のままで交換可
    能な支持枠体を形成し、該支持枠体を架台上に
    設けられた支持枠体組付用のロール支持本体に
    着脱自在に組付け得るように形成したことを特
    徴とするエンボス加工機のカセツト式ロール交
    換装置。 (2) 支持枠体の下部に、彫刻ロールの間隙量微調
    整のための調整手段を有する実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のエンボス加工機のカセツト
    式ロール交換装置。 (3) 支持枠の巾寸法が上記彫刻ロールの直径より
    も大きい実用新案登録請求の範囲第1項又は第
    2項記載のエンボス加工機のカセツト式ロール
    交換装置。 (4) 支持枠体は、一対の上部支持枠、下部支持
    枠、前部支持枠及び後部支持枠で形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のエンボ
    ス加工機のカセツト式ロール交換装置。
JP11556385U 1985-07-27 1985-07-27 Expired JPH0242478Y2 (ja)

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JP11556385U JPH0242478Y2 (ja) 1985-07-27 1985-07-27

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JP11556385U JPH0242478Y2 (ja) 1985-07-27 1985-07-27

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JPS6225597U JPS6225597U (ja) 1987-02-17
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JPS6225597Y2 (ja) * 1981-05-01 1987-06-30
JP5039233B1 (ja) * 2011-09-27 2012-10-03 三和パッキング工業株式会社 多方向波付け材の製造方法、多方向波付け材、及び波付け材製造装置

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JPS6225597U (ja) 1987-02-17

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