JPH0242436A - 放射線照射野認識方法 - Google Patents

放射線照射野認識方法

Info

Publication number
JPH0242436A
JPH0242436A JP63188978A JP18897888A JPH0242436A JP H0242436 A JPH0242436 A JP H0242436A JP 63188978 A JP63188978 A JP 63188978A JP 18897888 A JP18897888 A JP 18897888A JP H0242436 A JPH0242436 A JP H0242436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation
contour
image
image data
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63188978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07101287B2 (ja
Inventor
Hideya Takeo
英哉 武尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP63188978A priority Critical patent/JPH07101287B2/ja
Priority to DE68929160T priority patent/DE68929160T2/de
Priority to EP89107158A priority patent/EP0342379B1/en
Priority to DE68913581T priority patent/DE68913581T2/de
Priority to EP93100960A priority patent/EP0544644B1/en
Priority to US07/340,818 priority patent/US5081580A/en
Publication of JPH0242436A publication Critical patent/JPH0242436A/ja
Publication of JPH07101287B2 publication Critical patent/JPH07101287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被写体の放射線画像が記録された記録シート
上の各画素にそれぞれ対応する多数の画像データを得た
後、これらの画像データに基づいて、記録シート上に形
成された放射線の照射野を認識する放射線照射野認識方
法に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像データを得、こ
の画像データに適切な画像処理を施した後、画像を再生
記録することは種々の分野で行なわれている。たとえば
、後の画像処理に適合するように設計されたガンマ値の
低いX線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線
画像が記録されたフィルムからX線画像を読み取って電
気信号に変換し、この電気信号(画像データ)に画像処
理を施した後コピー写真等に可視像として再生すること
により、コントラスト シャープネス、粒状性等の画質
性能の良好な再生画像を得ることのできるシステムが開
発されている(特公昭61−5193号公報参照)。
また本願出願人により、放射線(X線、α線。
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射
線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起
光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発光
を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体
等の被写体の放射線画像を一部シート状の蓄積性蛍光体
に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー光等
の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝
尽発光光を光電的に読み取って画像データを得、この画
像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている(特開昭
55−12429号、同5G−11395号、同55−
1834.72号、同5G−104845号、同55−
116340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読み取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示
装置に放射線画像を可視像として出力させることによっ
て、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を得
ることができる。
上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シートに照射され
た放射線の線量等に応じて最適な読取条件で読み取って
画像データを得る前に、予め低レベルの光ビームにより
蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに記録された
放射線画像の概略を読み取る先読みを行ない、この先読
みにより得られた先読画像データを分析し、その後上記
シートに上記先読みの際の光ビームよりも高レベルの光
ビームを照射して走査し、この放射線画像に最適な読取
条件で読み取って画像データを得る本読みを行なうよう
に構成゛されたシステムもある(特開昭58−6724
0号、同58−87241号、同58−67242号等
)。
ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽発光光の光量
と読取装置の出力との関係に影響を与える各種の条件を
総称するものであり、例えば入出力の関係を定める読取
ゲイン、スケールファクタあるいは、読取りにおける励
起光のパワー等を意味するものである。
また、光ビームの高レベル/低レベルとは、それぞれ、
上記シートの単位面積当りに照射される光ビームの強度
の大/小、もしくは上記シートから発せられる輝尽発光
光の強度が上記光ビームの波長に依存する(波長感度分
布を有する)場合は、上記シートの単位面積当りに照射
される光ビームの強度を上記波長感度で重みづけした後
の重みづけ強度の大/小をいい、光ビームのレベルを変
える方法としては、異なる波長の光ビームを用いる方法
、レーザ光源等から発せられる光ビームの強度そのもの
を変える方法、光ビームの光路上にNDフィルター等を
挿入、除去することにより光ビームの強度を変える方法
、光ビームのビーム径を変えて走査密度を変える方法、
走査速度を変える方法等、公知の種々の方法を用いるこ
とができる。
また、この先読みを行なうシステムか先読みを行なわな
いシステムかによらず、得られた画像データ(先読画像
データを含む)を分析し、画像データに画像処理を施す
際の最適な画像処理条件を決定するようにしたシステム
もある。この画像データに基づいて最適な画像処理条件
を決定する方法は、蓄積性蛍光体シートを用いるシステ
ムに限られず、たとえば従来のX線フィルム等の記録シ
ートに記録された放射線画像から画像データを得るシス
テムにも適用されている。
上記画像データ(先読画像データを含む)を分析して最
適な読取条件、画像処理条件を求める方法は種々提案さ
れているが、その方法のひとつとして、画像データのヒ
ストグラムを作成する方法が知られている(たとえば、
特開昭60−158055号)。画像データのヒストグ
ラムを求めることにより、たとえば画像データの最大値
、最小値や、頻度が最大となる点の画像データの値等を
知ることができ、これらの各位から蓄積性蛍光体シート
X線フィルム等の記録シートに記録された放射線画像の
特徴を把握することができる。そこでこのヒストグラム
に基づいて最適な読取条件1画像処理条件を求めること
により、観察適正のすぐれた放射線画像を再生出力する
ことが可能となる。
一方、記録シートに放射線画像を撮影記録するに際して
は、被写体の観察に必要の無い部分に放射線を照射しな
いようにするため、あるいは観察に不要な部分に放射線
を照射するとその部分から観察に必要な部分に散乱線が
入り画質性能が低下するため、放射線が被写体の必要な
部分および記録シートの一部にのみ照射されるように放
射線の照射域を制限する照射野絞りを使用して撮影を行
なうことも多い。
ところが、前述のようにして画像データを分析して読取
条件1画像処理条件を求めるにあたって、分析に用いた
画像データが、照射野絞りを用いて撮影した記録シート
から得られた画像データである場合、この照射野の存在
を無視して画像データを分析しても撮影記録された放射
線画像が正しく把握されず、誤った読取条件、画像処理
条件が求められ観察適正の優れた放射線画像が再生記録
されない場合が生ずる。
これを解決するためには、読取条件1画像処理条件を求
める前に、照射野を認識し、照射野内の画像データに基
づいて読取条件2画像処理条件を求める必要がある。
照射野を認識する方法のうち、放射線照射野が不規則な
形状をしていても正確に照射野を認識することのできる
汎用性のある方法としては、例えば、照射野内に含まれ
る所定の点とシート端部とを結ぶ放射状の複数の線分上
に沿った各画素に対応する画像データに基づいて、照射
野の輪郭上にあると考えられる輪郭点を上記各線分につ
いて求め、これらの輪郭点に沿った線で囲まれる領域を
照射野と認識する方法が、本出願人により既に提案され
ている(特願昭62−93833号)。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにしてまず照射野を求め、その後求められた
照射野内に対応する画像データを分析することにより、
適切な読取条件1画像処理条件が求められる。
しかし、撮影の際に被写体以外の異物(たとえば放射線
保護のための鉛プロテクターや被写体を固定するだめの
固定具等)が被写体とともに撮影されると、照射野を求
める演算が有効に行なわれない場合があり、この場合に
は誤って認識した照射野内に対応する画像データに基づ
いて読取条件。
画像処理条件が定められ、照射野を認識する演算を行な
ったにもかかわらず観察適正の優れた放射線画像が再生
記録されてない場合が生ずるという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、撮影の際に被写体以外の
異物が被写体とともに撮影記録されていても、照射野を
正しく認識することのできる放射線照射野認識方法を提
供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の放射線照射野認識方法は、被写体の放射線画像
が記録された記録シート上の各画素にそれぞれ対応する
多数の画像データを得、これらの画像データに基づいて
、記録シート上に形成された放射線の照射野を認識する
放射線照射野認識方法において、 記録シート上の照射野内に含まれる所定の点と記録シー
トの端部とを結ぶ放射状の複数の線分の各々について、
これら各線分上の各画素にそれぞれ対応した画像データ
に基づいて、これらの各線分毎に1つまたは複数の記録
シート上の照射野の輪郭と上記線分との交叉点と考えら
れる輪郭候補点を候補順位とともに求め、各線分上の輪
郭候補点が記録シートの端部に近接した所定の周辺範囲
内とこの周辺範囲より内側の中央範囲内の双方に存在し
、かつ周辺範囲内に第1順位の輪郭候補点が存在すると
きは中央範囲内にある輪郭候補点のうち最先順位の輪郭
候補点の候補順位を第1順位に繰りあげ、このようにし
て定めた各線分毎の第1の順位の輪郭候補点に基づいて
、照射野を認識することを特徴とするものである。
本発明の好ましい態様においては、記録シート上の各画
素から得られた放射線画像を表わす光が光電的に読み取
られて各画素にそれぞれ対応する多数の画像データが得
られるが、ここにおける上記「記録シート上の各画素か
ら得られた放射線画像を表わす光」には、蓄積性蛍光体
シートから発せられた輝尽発光光や、写真フィルムを透
過し、または写真フィルムから反射された光等が含まれ
る。
(作  用) 本発明者らによる多数の放射線画像の統計的な調査の結
果、照射野は記録シートの中央付近に置かれることが圧
倒的に多く、一方被写体とともに撮影記録された異物は
記録シートの周辺部に存在する場合がほとんどであるこ
とが判明した。
本発明は、上記調査結果から手がかりを得たものであり
、照射野内の所定の点と記録シートの端部とを結ぶ複数
の線分の各々について、1つまたは複数の輪郭候補点を
候補順位とともに求め、中央範囲内に輪郭候補点がある
ときは、周辺範囲内に輪郭候補点があっても無視するよ
うにしたため、記録シートの周辺部に異物が存在しても
この異物は輪郭候補から外されることになり、照射野を
正しく認識することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
第4図は、本発明の放射線照射野認識方法の一例を使用
した、放射線画像読取再生装置の一実施例の斜視図であ
る。この放射線画像読取再生装置は前述した蓄積性蛍光
体シートを用いる装置である。
放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シート1は、読取
手段100の所定位置にセットされる。この所定位置に
セットされた蓄積性蛍光体シート1は、図示しない駆動
手段により駆動されるエンドレスベルト等のシート搬送
手段15により、矢印Y方向に搬送(副走査)される。
一方、レーザー光源1Bから発せられた光ビーム17は
モータ24により駆動され矢印方向に高速回転する回転
多面鏡18によって反射偏向され、fθレンズ等の集束
レンズ19を通過した後、ミラー20により光路を変え
て前記シート1に入射し副走査の方向(矢印Y方向)と
略垂直な矢印X方向に主走査する。光ビーム17が照射
されたシート1の箇所からは、蓄積記録されている放射
線画像情報に応じた光量の輝尽発光光21が発散され、
この輝尽発光光21は光ガイド22によって導かれ、フ
ォトマルチプライヤ(光電子増倍管)23によって光電
的に検出される。上記光ガイド22はアクリル板等の導
光性材料を成形して作られたものであり、直線状をなす
入射端面22aが蓄積性蛍光体シート1上の主走査線に
沿って延びるように配され、円環状に形成された出射端
面22bにフォトマルチプライヤ23の受光面が結合さ
れている。入射端面22aから光ガイド22内に入射し
た輝尽発光光21は、光ガイド22の内部を全反射を繰
り返して進み、出射端面22bから出射してフォトマル
チプライヤ23に受光され、放射線画像を表わす輝尽発
光光21の光量がフォトマルチプライヤ23によって電
気信号に変換される。
フォトマルチプライヤ23から出力されたアナログ出力
信号Sはログアンプ26で対数的に増幅され、A/D変
換器27でディジタル化され、上記放射線画像の各画素
に対応する画像データS0が得られる。得られた画像デ
ータS0は一旦記憶手段28に記憶された後、画像処理
手段29によって読み出される。
画像処理手段29では、照射野内に含まれる所定の点と
蓄積性蛍光体シート1の端部とを結ぶ放射状の複数の線
分の各々について照射野の輪郭と上記線分との交叉点と
考えられる輪郭点を求め、これらの輪郭点に沿った線で
囲まれる領域が照射野として認識される。照射野が認識
されると、この照射野に対応する画像データS0に適切
な画像処理が施される。
画像処理の施された画像データS0は再生手段30に送
られ、再生手段30ではこの画像データSQに基づく放
射線画像が再生記録される。
ここで、画像処理手段29で行なわれる、画像データS
Qに基づいて照射野を求める照射野認識方法についてさ
らに説明する。
第1図は、本発明の放射線照射野認識方法の一実施例を
説明するために、放射線画像の一例とこの放射線画像か
ら得られた画像データSQとを表わした図である。
蓄積性蛍光体シート1には人体の頭部を被写体とした被
写体像2が撮影記録されている。その頭部のうち観察に
必要な部分のみに放射線を照射するために撮影に際して
照射野絞りが使用され、蓄積性蛍光体シート1の中央部
に照射野3が形成されている。また撮影に際し、頭部を
固定するための片当てが使用され、蓄積性蛍光体シート
1の左右両端部に該片当ての像4が形成されている。こ
こで照射野絞りは、被写体の観察に必要な部分のみに放
射線を照射する目的で使用されるものであるが、照射野
3の外側にも散乱放射線が蓄積記録されるので、その散
乱放射線による画像が照射野3の外側にも形成されてい
る。
ここでは、照射野3内の所定の点として蓄積性蛍光体シ
ートの中心Cを選択し、この中心Cから放射状に延びる
複数の線分5の各々に沿って、各線分上の各画素に対応
する画像データS0に微分演算が施され、画像データS
Qの値が急に下がった点が輪郭候補点として求められる
以下、上記複数の線分■5のうち、ξ軸に沿って輪郭候
補点を求める場合について説明する。
グラフAは、ξ軸に沿う各画素から得られた画像データ
S0の値を表わすグラフである。
照射野3内の画像データの値が最も高く、照射野3の輪
郭で急激に画像データの値が下がっている。また、片当
ての像4内の各画像に対応する画像データは、放射線が
照射野絞りのほかに片当てでも遮られるため、さらに値
が下がっている。
グラフBは、グラフAに示す画像データを中心Cからξ
の正方向(図の右方向)、ξの負方向(図の左方向)に
微分して得られたグラフであり、画像データの値が急激
に下がる程度がグラフBの各ピークとして示されている
グラフBにおいて中心Cからξ軸の正の方向に向かう領
域には、2つの主なピークa1.alがあり、alの方
がalよりさらに大きなピークを示している。このとき
には、中心Cからξ軸の正方向に沿う線分については、
照射野の輪郭と考えられる輪郭候補点がalを第1候補
、alを第2候補として求められる。この場合、第1候
補の輪郭候補点alが、あらかじめ定められた中央範囲
り内にあるため、この第1順位の輪郭候補点a1がξ軸
の正方向の線分における輪郭候補点としてそのまま採用
される。
グラフBにおいて中心Cからξ軸の負の方向に向かう領
域には、3つの主なピークb□、b、!。
b3が求められ、ピークの大きさは、大きい順にb工、
bz、b3の順序であるため、輪郭候補点b1が第1候
補、bzが第2候補、b3が第3候補とされる。ここで
blは、蓄積性蛍光体シート1の端部に近接した周辺範
囲E内にあり、かつ中央範囲り内にも輪郭候補点b2.
b3があるため、輪郭候補点b1は排除され、中央範囲
り内にある輪郭候補点b2.b3のうち最先順位の輪郭
候補点b2が第1候補に繰り上げられ、この輪郭候補点
がξ軸の負の方向に沿う線分における輪郭候補点として
採用される。
尚、周辺範囲E内にのみ輪郭候補点があり、中央範囲り
内には輪郭候補点が存在しない場合には、照射野の輪郭
が周辺範囲E内にあるものと考えられるため、周辺範囲
E内にある輪郭候補点が採用される。
尚、各線分に沿って輪郭候補点を求める演算は、必ずし
も前述したように1回のサーチで複数の輪郭候補点を求
める(たとえば第1図の矢印Fに沿って中心Cから図の
左方向に向かう1回のサーチ(微分演算)で、3つの輪
郭候補点b1.b2゜b3を求める等)ように演算する
必要はなく、たとえば第1図の矢印Gのように、まず第
1候補の輪郭候補点b1のみを求め、求められた輪郭候
補補点b1が周辺範囲E内にあるときは、今度はその点
b1から中心Cに向かってサーチし次の輪郭候補点を求
めるように演算してもよく、また、第1図の矢印Hのよ
うに、まず第1候補の輪郭候補点b1を求め、求められ
た輪郭候補点b1が周辺範囲E内にあるときは、再度、
たとえば輪郭候補点を求める基準を下げて、中心Cから
同一線分に沿って第2の輪郭候補点を求めるように演算
するものであってもよい。
以上述べたようにして、中心Cと蓄積性蛍光体シート1
の端部とを結ぶ複数の線分の各々について輪郭候補点6
(上記のようにして定められた輪郭候補点を以後輪郭点
6と呼ぶ。)が求められる。
これら輪郭点6が求められた後、これらの輪郭点6に沿
った線を求めれば、その線が照射野の輪郭となる。この
輪郭点6に沿った線は、例えばそれらの点を平滑化処理
した後残った点を連結する方法、局所的に最小二乗法を
適用して複数の直線を求め、それらを連結する方法、ス
プライン曲線等を当てはめる方法等によって求めること
ができるが、本実施例における画像処理手段29は、H
ough変換を利用して輪郭点に沿った複数の直線を求
めるように構成されている。以下、この直線を求める処
理について詳しく説明する。
第1図に示す蓄積性蛍光体シート1の一端(図の左下端
)を原点として、図に示すようにX軸。
y軸を定めたときに、各輪郭点の座標が(Xl。
Yx ) +  (X2 、Vz、) 、・・・・・・
、  (xn+  y、)として求められるが、ここで
これらの座標を代表させて座標(xo+3’o)で表わ
す。画像処理手段29(第2図参照)は、上記輪郭点の
座標(xo。
yo)としたときこれらのXo、Voを定数として ρ−XQ  eO8θ+y、)  sinθで表わされ
る曲線を、すべての輪郭点座標(xO。
yo)について求める。この曲線は第3図に示すような
ものとなり、エツジ候補点座標(xo。
yo)の数だけ存在する。
次いで画像処理手段29では、上述の複数の曲線のうち
の所定数0以上の曲線が互いに交わる交点(ρ0.θ0
)を求められる。なお輪郭点座標(Xo、Yo)の誤差
等のため、多数の曲線が厳密に一点で交わることは少な
いので、実際には例えば2本の曲線の交点が互いに微小
所定値以下の間隔で存在するとき、それらの交点群の中
心を上記交点(ρ0.θ0)とする。次に、交点(ρ。
。 θ0)から前記x−y直交座標系において次式9式% で規定される直線が求められる。この直線は、複数の輪
郭点座標(Xo、yo)に沿って延びる直線となる。こ
の直線は、第1図に示すように輪郭点6が並ぶ場合、第
3図に示すように照射野3(第1図参照)の輪郭を形成
する各線分を延長した直線L!〜L5として求められる
。次に、こうして求めた複数の直線L1.L2.L3.
・・・L。
によって囲まれる領域が求められ、この領域が照射野3
として認識される。この領域は、詳しくは例えば以下の
ようにして認識される。画像処理手段29(第2図参照
)では蓄積性蛍光体シート1の隅部と中心Cとを結ぶ線
分M1 、 MZ 、 M3 、・・・M、(蓄積性蛍
光体シート1が矩形の場合は4本)を記憶しており、こ
の各線分M1〜M、と上記各直線L1〜L、との交点の
有無が調べられる。この交点が存在した場合、上記直線
によって2分される平面のうち、シート隅部を含む側の
平面が切り捨てられる。この操作がすべての直線L!〜
L。、線分M1〜M4に関して行なわれることにより、
直線り、〜L、によって囲まれる領域か残される。この
残された領域は、すなわち照射野3(第1図参照)であ
る。
このようにして照射野が求められると、この照射野に対
応する画像データS0に適切な画像処理が施される。
以上説明した実施例においては、微分処理の方向の起点
となる照射野内の点を蓄積性蛍光体シート中心Cとして
いるが、この点はシート中心点に限らず、照射野内に存
在する点ならばどのような点が利用されてもよい。たと
えば照射野が極めて小さく絞られる場合は、シートの中
心点Cが照射野外に位置することもあるので、その場合
は蓄積性蛍光体シート内の濃度最大点、濃度重心点、さ
らには画像濃度を2値化した際の高濃度側領域の重心等
、必ず照射野内に存在することになる点を利用するのが
望ましい。
また、上記実施例は、先読みを行なわない放射線画像読
取装置について説明したが、先読みを行なって先読画像
データを求め、この先読画像データに基づいて照射野を
求め、この照射野内に対応する先読画像データに基づい
て本読みの際の読取条件を求めるシステムにも本発明の
放射線照射野認識方法を用いることができることはいう
までもない。
また、本発明は、蓄積性蛍光体シートを用いる装置のほ
か、従来のX線フィルムを用いる装置等にも用いること
ができる。
第5図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み取
るX線画像読取装置の一実施例の斜視図である。
所定位置にセットされた、X線画像が記録されたX線フ
ィルム40がフィルム搬送手段41により図に示す矢印
Y′方向に搬送される。
また、−次元的に長く延びた光源42から発せられた読
取光43は、シリンドリカルレンズ44により収束され
、X線フィルム上を矢印Y′方向と略直角なX′力方向
直線状に照射する。読取光43か照射されたX線フィル
ム40の下方には、X線フィルム40を透過しX線フィ
ルム40に記録されたX線画像により強度変調された読
取光43を受光する位置に、上記X線画像のX′力方向
各画素間隔に対応した多数の固体光電変換素子が直線状
に配置されたMOSセンサ45が設けられている。この
MOSセンサ45は、X線フィルムが読取光43により
照射されながら矢印Y′方向に搬送される間、X線フィ
ルム40を透過した読取光をX線画像のY′方向の各画
素間隔に対応した所定の時間間隔で受光する。
第6図は、上記MOSセンサ45の等両回路を示した回
路図である。
多数の固体光電変換素子46に読取光43が当たつて発
生するフォトキャリアによる信号は、固体光電変換索子
46内のキャパシタCi  (i −L、2.・・・・
・・n)に蓄積される。蓄積されたフォトキャリアの信
号は、シフトレジスタ47によって制御されるスイッチ
部48の順次開閉により順次読み出され、これにより時
系列化された画像信号が得られる。この画像信号は、そ
の後増幅器49で増幅されてその出力端子50から出力
される。
出力されたアナログの画像信号はサンプリングされてデ
ィジタルの画像信号に変換され、その後、この画像信号
に基づいて、前述した実施例と同様にして、X線照射野
が認識される。尚、本実施例において、MOSセンサ4
5の代わりにCCD、CP D (Charge Pr
imlng Device)等を用いることができるこ
とはいうまでもない。またX線フィルムの読取りにおい
ても、前述した蓄積性蛍光体シートの読取りと同様に光
ビームで2次元的に走査して読取りを行なってもよいこ
とももちろんである。
また上記実施例ではX線フィルム40を透過した光を受
光しているが、X線フィルム40から反射した光を受光
するように構成することができることももちろんである
このように、本発明の放射線照射野認識方法は、被写体
の放射線画像が記録された記録シートから放射線画像を
読み取って画像データを得、この画像データに基づいて
放射線画像を再生出力する放射線画像読取再生装置一般
に適用することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の放射線照射野認識
方法は、照射野内に含まれる所定の点と記録シートの端
部とを結ぶ放射状の複数の線分の各々について1つまた
は複数の輪郭候補点を候補順位とともに求め、中央範囲
内に輪郭領域点があるときは、周辺範囲内に輪郭候補点
があっても無視するようにしたため、被写体以外の異物
が被写体とともに撮影記録されていても照射野を正しく
認識することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、放射線画像の一例と、この放射線画像から得
られた画像データとを表わした図、第2図は、輪郭点に
沿った直線を求める方法を説明するためのグラフ、 第3図は、輪郭点に沿った直線で囲まれる領域を抽出す
る方法を説明するための説明図、第4図は、本発明の放
射線照射野認識方法の一例を使用した、放射線画像読取
再生装置の一実施例の斜視図、 第5図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み取
るX線画像読取装置の一実施例の斜視図、第6図は、M
OSセンサの等価回路を示した回路図である。 1・・・蓄積性蛍光体シート 2・・・被写体像3・・
・照射野       4・・・片当ての像5・・・線
分        6・・・輪郭点21・・・輝尽発光
光 23・・・フォトマルチプライヤ 26・・・ログアンプ     27・・・A/D変換
器28・・・記憶手段      29・・・画像処理
手段30・・・再生手段 45・・・MOSセンサ 40・・・X線フィルム 100・・・読取手段 第1図 Y 第 第 図 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 被写体の放射線画像が記録された記録シート上の各画素
    にそれぞれ対応する多数の画像データを得、これらの画
    像データに基づいて、前記記録シート上に形成された放
    射線の照射野を認識する放射線照射野認識方法において
    、 前記記録シート上の前記照射野内に含まれる所定の点と
    前記記録シートの端部とを結ぶ放射状の複数の線分の各
    々について、これら各線分上の前記各画素にそれぞれ対
    応した前記画像データに基づいて、これらの各線分毎に
    1つまたは複数の前記記録シート上の前記照射野の輪郭
    と前記線分との交叉点と考えられる輪郭候補点を候補順
    位とともに求め、前記各線分上の前記輪郭候補点が前記
    記録シートの端部に近接した所定の周辺範囲内とこの周
    辺範囲より内側の中央範囲内の双方に存在し、かつ前記
    周辺範囲内に第1順位の前記輪郭候補点が存在するとき
    は前記中央範囲内にある前記輪郭候補点のうち最先順位
    の前記輪郭候補点の前記候補順位を第1順位に繰りあげ
    、このようにして定めた前記各線分毎の第1の順位の前
    記輪郭候補点に基づいて、前記照射野を認識することを
    特徴とする放射線照射野認識方法。
JP63188978A 1988-04-20 1988-07-28 放射線照射野認識方法 Expired - Fee Related JPH07101287B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63188978A JPH07101287B2 (ja) 1988-04-20 1988-07-28 放射線照射野認識方法
DE68929160T DE68929160T2 (de) 1988-04-20 1989-04-20 Verfahren zur Beurteilung, ob ein potentieller Konturpunkt eines Strahlenfeldes ein tatsächlicher Konturpunkt ist
EP89107158A EP0342379B1 (en) 1988-04-20 1989-04-20 Method for recognizing the contour of an irradiation field
DE68913581T DE68913581T2 (de) 1988-04-20 1989-04-20 Verfahren zur Erkennung der Kontur eines Strahlenfelds.
EP93100960A EP0544644B1 (en) 1988-04-20 1989-04-20 Method for judging the correctness or incorrectness of prospective contour points of an irradiation field
US07/340,818 US5081580A (en) 1988-04-20 1989-04-20 Method for recognizing an irradiation field, and method for judging the correctness or incorrectness of prospective contour points of an irradiation field

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-97898 1988-04-20
JP9789888 1988-04-20
JP63188978A JPH07101287B2 (ja) 1988-04-20 1988-07-28 放射線照射野認識方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0242436A true JPH0242436A (ja) 1990-02-13
JPH07101287B2 JPH07101287B2 (ja) 1995-11-01

Family

ID=26439044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63188978A Expired - Fee Related JPH07101287B2 (ja) 1988-04-20 1988-07-28 放射線照射野認識方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07101287B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04318540A (ja) * 1991-04-17 1992-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像の周波数処理方法
US6853740B1 (en) 1998-04-07 2005-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method apparatus and storage medium for recognition of irradiation area
WO2021124982A1 (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 キヤノン株式会社 放射線撮影制御装置、画像処理装置、放射線撮影制御方法、画像処理方法、プログラムおよび放射線撮影システム
JP2021097726A (ja) * 2019-12-19 2021-07-01 キヤノン株式会社 放射線撮影制御装置、放射線撮影制御方法、プログラムおよび放射線撮影システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04318540A (ja) * 1991-04-17 1992-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像の周波数処理方法
US6853740B1 (en) 1998-04-07 2005-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method apparatus and storage medium for recognition of irradiation area
US7046836B2 (en) 1998-04-07 2006-05-16 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method apparatus and storage medium for recognition of irradiation area
WO2021124982A1 (ja) * 2019-12-19 2021-06-24 キヤノン株式会社 放射線撮影制御装置、画像処理装置、放射線撮影制御方法、画像処理方法、プログラムおよび放射線撮影システム
JP2021097726A (ja) * 2019-12-19 2021-07-01 キヤノン株式会社 放射線撮影制御装置、放射線撮影制御方法、プログラムおよび放射線撮影システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07101287B2 (ja) 1995-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0342379B1 (en) Method for recognizing the contour of an irradiation field
JPH06304159A (ja) 画像の撮影体位認識方法
US5068907A (en) Method of recognizing irradiation field
JP2631737B2 (ja) 被写体像内画像点決定方法
US5042074A (en) Method for determining subdivision patterns of radiation images
JPH0242436A (ja) 放射線照射野認識方法
US5091970A (en) Method for judging the presence or absence of limited irradiation field
JP2707355B2 (ja) 画像記録位置認識装置
US5055682A (en) Method for judging an irradiation field
JP2631742B2 (ja) 被写体像内画像点決定方法
JPH07104944B2 (ja) 放射線画像分割パターン認識正誤判定方法
JP2525650B2 (ja) 照射野輪郭候補点正誤判定方法
JPH0271247A (ja) 照射野認識方法
JP2524204B2 (ja) 放射線照射野判定方法
JPH0266682A (ja) 照射野輪郭候補点正誤判定方法
JPH0271249A (ja) 放射線照射野判定方法
JP2524208B2 (ja) 未露光認識方法
JPH0469646A (ja) 放射線画像の照射野認識方法
JP2704288B2 (ja) 被写体像内画像点決定方法
JPH02267679A (ja) 放射線画像の分割パターン認識方法
JP2686561B2 (ja) 放射線画像読取条件及び/又は画像処理条件決定方法
JPH02272533A (ja) 放射線画像の分割パターン認識方法
JPH02271343A (ja) 放射線画像の分割パターン認識方法
JPH048351A (ja) 乳房画像記録位置認識装置
JPH04318539A (ja) 照射野絞り有無判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees