JPH04318540A - 放射線画像の周波数処理方法 - Google Patents

放射線画像の周波数処理方法

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JPH04318540A
JPH04318540A JP3085583A JP8558391A JPH04318540A JP H04318540 A JPH04318540 A JP H04318540A JP 3085583 A JP3085583 A JP 3085583A JP 8558391 A JP8558391 A JP 8558391A JP H04318540 A JPH04318540 A JP H04318540A
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image
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frequency
processing method
radiation
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JP3085583A
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中島延淑
Nobuyoshi Nakajima
木村 力
Tsutomu Kimura
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Fujifilm Holdings Corp
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用診断に用いる放
射線画像の周波数処理方法、さらに詳しくは放射線画像
の診断性能を向上させるための周波数処理において画像
周辺部におけるアーティファクトを低減させる方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ここで周波数処理とは、放射線画像の診
断性能を向上させるために行なわれるもので、例えば特
開昭55−163472号、特開昭55−87953号
等に開示されたボケマスク処理等の周波数強調処理を意
味するものである。すなわち、読取出力信号Dorgに
、該読取出力信号Dorgからボケマスク信号Dusを
引いたものに強調度βを掛けたものを加える処理を施す
もので、これにより、画像において所定の空間周波数成
分を強調することができる。これを式で表すと下記の式
のようになる。◆ D=Dorg+β(Dorg−Dus)(D:周波数処
理された信号、Dorg:読取出力信号、◆ Dus:ボケマスク信号、β:強調度)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような周波数処
理は、放射線画像の診断性能を向上させるために行なわ
れるものであるが、この周波数処理には次のような問題
がある。すなわち読取光の2次元走査によって得た放射
線画像情報には、図1に示す原画像信号に対して図2お
よび図3に示すように、読み取られる画像シート1等の
画像2の端部に近い周辺部においてアーティファクト3
が目立ち、これをそのままにすると診断の妨げとなると
いう難点がある。
【0004】周波数処理における強調度βは、撮影部位
、撮影方法(造影、断層等)等に応じて自動的に設定さ
れたり、外部入力によりマニュアルで設定されるもので
あるが、単にそれだけによって設定したのでは上記のア
ーティファクトに対処できないため、この点の改良が望
まれるところである。
【0005】本発明は、上記問題に鑑み、画像の周辺部
におけるアーティファクトが目立たないように周波数処
理をするようにした放射線画像の周波数処理方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、本発明による放射線画像の周波数処理方法は、放射線
画像を光電的に読み取って得た画像信号を所定の強調度
βに従って周波数処理する放射線画像情報の周波数処理
方法において、前記強調度βを前記放射線画像の端部に
おいて所定幅に亘って画像中心側から外方に向って単調
減少させることを特徴とするものである。
【0007】本発明による放射線画像情報の周波数処理
方法は、前記放射線画像の形成を、被写体を透過した放
射線を蓄積性螢光体シートに蓄積記録せしめることによ
り行い、前記光電的読取りを前記蓄積記録された放射線
画像に励起光を照射することにより発光される輝尽発光
光を光電的に読み取ることによって行なう、蓄積性螢光
体シ―トを使用した放射線画像の記録読取方法にとくに
適するものである。
【0008】
【作用および効果】本発明による周波数処理方法は、前
記周波数処理において、強調度βを放射線画像の端部に
おいて所定幅すなわちアーティファクトの生じすい幅に
亘って画像中心側から外方に向って単調減少させること
によって、アーティファクトの発生を抑制することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、本発明による周波数処理方法の実施例
を図面に基づいて説明する。
【0010】図4は、本発明による周波数処理方法の一
実施例を説明する、画像の大きさを画素単位の数で示す
図である。
【0011】周波数処理とは、放射線画像の診断性能を
向上させるために行なわれるもので、例えば特開昭55
−163472号に開示されたボケマスク処理等の周波
数強調処理においては、下記の式により所定の空間周波
数成分を強調する。◆ D=Dorg+β(Dorg)(Dorg−Dus)◆
ここでDusは、画像中、縦N、横Nの画素に対応する
大きさの正方形の中の画素の信号Dorgの平均、すな
わちΣDorg/N2 である。また、強調度βは画像
信号の値(Dorg)によって決まるものである。
【0012】本発明による周波数処理方法の実施例では
、上記式は◆ D=Dorg+α×β(Dorg)(Dorg−Dus
)◆ となり、βには別のファクターαが掛けられ、強調度は
実質的にαに応じて変化するものとなる。その変化は、
前記アーティファクト3を生じやすい画像2の周辺部に
おいて、所定幅に亘って画像中心側から外方に向ってβ
を単調減少させることである。
【0013】すなわち具体的には、図4に示すように画
像のサイズ(p×q)と周辺部の幅(m)を設定したと
き、横方向の画素の位置(i)と縦方向の画素の位置(
j)に応じてαを画像中心側から外方に向って単調減少
させるように変化させるものである。その例としては、
以下に示す(1)から(4)のうち少なくともいずれか
1つと(5)との組み合せが考えられる。
【0014】           α=i/m          
    (i<m)              (1
)          α=(p−i)/m     
 (i>p−m)          (2)    
              α=j/m      
        (j<m)            
  (3)                  α=
(q−j)/m      (j>q−m)     
     (4)                 
 α=1                  (ot
herwise :その他)  (5)すなわち、αを
、前記アーティファクトを生じやすい幅mの周辺部にお
いて、iまたはjの値、すなわちその画素の画像端部か
らの距離に応じて、1/mからm/m=1まで単調に増
加するように、換言すれば画像中心側から外方に向って
単調減少するように変化させるものである。これにより
、前記アーティファクトを抑制することができる。
【0015】なお、上記実施例におけるαの式の(1)
から(4)を二乗して下記のようにしてもよい。
【0016】           α=(i/m)2       
    (i<m)              (1
′)          α={(p−i)/m}2 
  (i>p−m)          (2′)  
            α=(j/m)2     
      (j<m)              
(3′)              α={(q−j
)/m}2   (j>q−m)          
(4′)また、上記実施例では、アーティファクトの発
生する周辺部の幅を縦も横もmとしたが、これは走査方
向によって変えてもよい。
【0017】さらに、上記実施例におけるαをαpとα
q の積とし、それぞれ下記のようにしてもよい。
【0018】           αp=i/m         
     (i<m)              (
1″)          αp=(p−i)/m  
    (i>p−m)          (2″)
              αp=1       
           (otherwise :その
他)  (5′)              αq 
=j/m              (j<m)  
            (3″)         
     αq =(q−j)/m      (j>
q−m)          (4″)       
       αq =1             
     (otherwise :その他)  (5
″)なお、上記実施例では、βは原画像信号Dorgに
応じて変化するようにしているため、特公昭62−62
373号に開示されているようなβを可変にした場合の
効果をも併わせ奏するものであるが、これは変化させず
一定としてもよい。βを原画像信号Dorgに応じて変
化させる方法としては、βを原画像信号の大きさに応じ
て単調に増加させる方法や、原画像信号の大きさが小さ
いときと大きいときは単調に増加させ、原画像信号の大
きさが中程度のときは一定とする方法がある。また放射
線画像において差信号の小さい部分では非鮮鋭マスク処
理による周波数強調を普通に行ない、差信号の大きい部
分(たとえば骨と筋肉の境界、軟部とガス部の境界、胃
のBa 充填部とその周囲との境界血管造影における血
管陰影等)では周波数強調の程度の増加を押えて偽画像
の発生を防止する方法を採用してもよい。
【0019】なお、照射線量が高くノイズの小さいとき
や、複数画像を重ねてノイズを小さくしたときは、周波
数処理の強調度を大きくして診断性能をさらに向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とする画像信号の原画像信号の状
態を示すグラフ
【図2】本発明の対象とするアーティファクトを有する
画像信号を示すグラフ
【図3】本発明の対象とするアーティファクトを有する
画像の一部を示す平面図
【図4】本発明による周波数処理方法の一実施例を説明
する、画像の大きさを画素単位の数で示す図
【符号の説明】
1    画像シート 2    画像 3    アーティファクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被写体を透過した放射線により放射線
    画像を形成し、この放射線画像を光電的に読み取って得
    た画像信号を所定の強調度βに従って周波数処理する放
    射線画像情報の周波数処理方法において、前記強調度β
    を前記放射線画像の端部において所定幅に亘って画像中
    心側から外方に向って単調減少させることを特徴とする
    放射線画像の周波数処理方法。
  2. 【請求項2】  前記放射線画像の形成を、被写体を透
    過した放射線を蓄積性螢光体シートに蓄積記録せしめる
    ことにより行い、前記光電的読取りを、前記蓄積記録さ
    れた放射線画像に励起光を照射することにより発光され
    る輝尽発光光を光電的に読み取ることによって行なうこ
    とを特徴とする請求項1記載の放射線画像の周波数処理
    方法。
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